JP2002164826A - 時間反転空間時間ブロック送信機ダイバーシチ符号化を用いる符号分割多元接続無線システム - Google Patents

時間反転空間時間ブロック送信機ダイバーシチ符号化を用いる符号分割多元接続無線システム

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エム、シュミドル ティモシイ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 無線通信システムの同じユーザ・シンボル内
歪を減少させる。特に、CDMAセルラ通信システムに
おける受信機複雑性を減少させる。 【解決手段】 送信アンテナAT11,AT12を有する
無線送信機12は、各ユーザ・チャネルDnに対して、
第1のシンボル・グループ列Dn 1内の複数のグループの
シンボルを与える回路と、これをそのチャネルの識別用
一意符号で変調して第1の変調シンボル・グループ列を
形成する回路と、これを組み合せて第1のアンテナAT
1に与える回路と、第1のシンボル・グループ列内の
シンボルのグループを再順序付けしかつ更に少なくとも
あるグループ内のシンボルを時間反転して第2のシンボ
ル・グループ列Dn 2を形成する回路とを含む。同様に、
第2のシンボル・グループ列を一意符号で変調して第2
の変調シンボル・グループ列を形成する回路と、これを
第2のアンテナAT12に与える回路とを含む。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関し、特に、同じユーザ・シンボル内歪(ISI)を
減少させかつ符号分割多元接続(CDMA)セルラ通信
システムにおける受信機複雑性を減少させることを目指
す。
【0002】
【従来の技術】無線通信は、業務,個人及び他の応用に
非常に行きわたってきており、結果として、このような
通信用技術は種々の領域で進歩を続けている。1つのこ
のような進歩には拡散スペクトル通信の使用があり、こ
れにはCDMAセルラ通信の使用がある。CDMAシス
テムは、各信号に一意符号を割り当てることによって共
通アンテナ・チャネルを介した(例えば、異なるユーザ
に対応する)異なるデータ信号の同時送信によって特徴
付けられる。この一意符号は、データ信号の適正受信者
を決定するためにセル内の選択されたユーザ局の符号と
照合される。
【0003】CDMA通信が無線媒体に沿っているとい
う事実を含む種々の因子により、基地局からユーザ局へ
の元の送信された通信は、多くのかつ異なる時刻にユー
ザ局に到着することがある。同じ元の通信に基づいてい
る各異なる到着信号は、同じ送信された通信に起源する
他の到着信号に対してダイバーシチを有するといわれ
る。種々のダイバーシチ型式がCDMA通信に起こるこ
とがあり、また、CDMA技術は、信号に影響する1つ
以上のダイバーシチによって引き起こされる各信号への
影響を利用することによって、元の送信されたデータを
最終的に受信しかつ処理するように努める。
【0004】CDMAダイバーシチの一型式は、基地局
からの送信信号がそれが接触する大地,山岳,建築物及
び他の物のような物体によって反射されるという理由か
ら起こる。その結果、同じ単一送信通信は、多数の異な
る時刻に受信機に到着することがあり、また、各このよ
うな到着が時間的に充分に分離されていると仮定する
と、各異なる到着信号は異なるチャネルに沿って走行し
かつ異なる「パス」として到着する。これらの多重信号
は、多重パス又はマルチパスと技術上呼ばれる。いくつ
かのマルチパスは最終的にユーザ局に到着し、また、各
々が走行したチャネルは、各パスが異なる位相,振幅及
び信号対雑音比(SNR)を持たせることがある。した
がって、1つの基地局と1つのユーザ局との間の1つの
通信に対して、各多重パスは同じユーザ情報のレプリカ
であり、かつ、各パスは各マルチパスに対して異なる
(非相関)フェージング/雑音特性の原因となる到着時
刻の差により他のマルチパスに対して時間ダイバーシチ
を有するといわれる。マルチパスは同じユーザ情報を受
信機へ搬送するが、それらは各マルチパスの到着のタイ
ミングに基づいて受信機によって別個に認識されること
がある。特に、CDMA通信は一連の2進パルスからな
る拡散符号を使用して変調され、かつ、この符号はシン
ボルデータ速度よりも高速で走行しかつ実送信帯域幅を
決定する。現在の産業では、この符号に従って送信され
たCDMA信号の各片は「チップ」といわれ、各チップ
はCDMA符号内の一要素に相当する。それゆえ、チッ
プ周波数はCDMA符号の速度を定める。チップを使用
するCDMA信号の送信が使用されるならば、これらの
チップの2つ以上によって時間的に分離されたマルチパ
スは、技術的上知られたCDMA符号の低自己相関が理
由で受信機で明確に区別可能である。
【0005】自然現象であるマルチパス・ダイバーシチ
と対照的に、ダイバーシチの他の型式がときどき信号性
能を改善する努力の中でCDMAシステムで設計され、
それによって、種々のデータ精度尺度(例えば、ビット
誤り率(BER),フレーム誤り率(FER)及びシン
ボル誤り率(SER))を改善する。このような設計ダ
イバーシチ方式の一例は、アンテナ・ダイバーシチであ
り、かつ、このダイバーシチは後に論じる好適な実施の
形態に特に応用されているから、ここに紹介する。とき
にはアンテナ・アレイ・ダイバーシチと呼ばれるアンテ
ナ・ダイバーシチは、同じ局によって2つ以上のアンテ
ナを使用する無線システムを説明する。アンテナ・ダイ
バーシチは、フェージングが異なるアンテナにわたって
独立であるという理由で、しばしば有効性を発揮する。
多重アンテナを使用する局の概念は、一つのアンテナの
移動局から送信された信号を受信するために多重アンテ
ナを使用する基地局とかなり典型的に関連している。も
っともかなり最近は、基地局が一つのアンテナの移動局
へ送信される信号を送信するために多重アンテナを使用
するシステムが提案されている。これらの代替の各々は
以下で更に究明する。
【0006】あるアンテナ・アレイ・ダイバーシチ技術
は受信機での2つ以上のアンテナの使用を提唱してお
り、このアプローチは受信アンテナ・ダイバーシチと名
付けられている。例えば、先行技術アナログ・システム
では、しばしば、基地局受信機は2つのアンテナを装備
しており、これらのアンテナの各々が一つのアンテナの
移動局から信号を受信する。それゆえ、一つのアンテナ
の移動局が基地局へ送信するとき、各受信機アンテナは
少なくとも1つの対応する受信信号を処理へ供給する。
多重受信アンテナを実施することによって、理想受信機
の性能は強化される。なぜならば、各対応する受信信号
は別個に処理されかつデータ精度を増すために組み合せ
られることがあるからである。
【0007】かなり最近、送信機で2つ以上のアンテナ
を使用することが提案されており、このアプローチは送
信アンテナ・ダイバーシチと名付けられている。例え
ば、移動体通信の分野では、基地局送信機は、一つのア
ンテナの移動局へ送信するために2つのアンテナを装備
することがある。送信用に基地局で多重アンテナを使用
することは、移動局で多重アンテナを使用するよりも好
適であるとみなされている。なぜならば、典型的には、
移動局はハンドヘルド又はこれに匹敵する装置の形式を
しており、このような装置にとっては低電力及び低処理
要件を有することが基地局でそれらの要件を有すること
に比較して望ましいからである。それゆえ、移動局の減
少させられた資源は多重アンテナを支持し難いのに反し
て、比較的高電力の基地局はアンテナ・ダイバーシチに
たやすくかなう。いずれにしても、送信アンテナ・ダイ
バーシチはまた、受信機でのもっと高いデータ精度のた
めにダイバース信号を別個に処理しかつ組み合せること
によって単一アンテナ通信よりも信号性能を改善するこ
とがあるダイバーシチの一形式を与える。また、送信ア
ンテナ・ダイバーシチと関連してかつそれを上述したマ
ルチパス・ダイバーシチと更に対照させるために、単一
局での多重送信アンテナは典型的には互いに数メートル
(例えば、3〜4メートル)内にあり、かつ、この空間
関係はときどき空間ダイバーシチを与えるとも呼ばれる
ことに留意願いたい。空間ダイバーシチ距離が与えられ
ると、各アンテナによって送信された同じ信号は、送信
アンテナ間の距離に関係するそれぞれの時刻に(他のダ
イバーシチがないと仮定すると)宛先に到着することに
なる。しかしながら、これらの時刻間の差はチップの幅
よりも相当に小さく、それゆえに、到着信号は上述した
マルチパスと同じ方法では別個に明確に区別できない。
【0008】追加の背景として、CDMAは、次世代広
帯域幅CDMA(WCDMA)をもたらした対応する標
準と共に進歩し続けている。WCDMAは、データ転送
の代替方法、1つは時分割二重通信(TDD)及び他は
周波数分割二重通信(FDD)を含む。本実施の形態は
TDD又はFDDに組み込まれることがあり、それゆ
え、両方のアプローチを更にここに紹介する。TDDデ
ータは、直交位相偏移変調(QPSK)シンボル又は他
の高次変調方式のような種々の異なる形式の1つで送信
される。なお、他の高次変調方式は、直交振幅変調(Q
AM)や8位相偏移変調(PSK)などである。シンボ
ルは、所定持続時間又はタイム・スロットのデータ・パ
ケットで送信される。15個のこれらのスロットを有す
るデータ・フレーム内で、双方向通信が遂行される。す
なわち、1つ以上のスロットは基地局からユーザ局への
通信に相当することがある一方、同じフレーム内の他の
スロットはユーザ局から基地局への通信に相当すること
がある。TDDに使用される拡散率は比較的小さいのに
対して、FDDは大きい又は小さい拡散率のどちらかを
使用することがある。FDDデータは、15スロット・
フレームの使用を含むTDDに多くの点で匹敵する。も
っとも、FDDはアップリンク通信(すなわち、ユーザ
局から基地局)とダウンリンク通信(すなわち、基地局
からユーザ局)とで異なる周波数帯域の使用を許すのに
対して、TDDは両方向で単一周波数を使用する。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】前述した先行技術の態
様は種々の型式のセルラ通信を支持するが、CDMA通
信における信号性能は更に改善することができると本発
明者は観察している。特に、送信機アンテナ・ダイバー
シチを用いるCDMAでは、あるレベルのISIがあ
る。過去には、CDMA技術における焦点はこのISI
にあった。というのは、ISIは異なるユーザからのシ
ンボル間で起こるからである。簡単化した例としては、
第1のユーザのシンボルが第1のアンテナで送信され同
時に第2のユーザのシンボルが第2のアンテナで送信さ
れる与えられた期間を考える。この例では、第1のユー
ザのシンボルと第2のユーザのシンボルとの間にある量
のISIがあり、このISIはその産業で検査されてい
る。しかしながら、対照的に、本発明者は、本明細書に
おいて、技術の関心から離れた領域において焦点を当て
るように努力し、代わりに、CDMAシステムにおける
異なる型式のISIを捜すことによって総合性能を改善
することを探る。特に、先の例の間中、第1のユーザの
シンボルが第1のアンテナで送信される間に、それらは
また第2のアンテナで送信される。その結果、第1及び
第2のアンテナに沿う送信から起こるマルチパスにより
同じユーザに対する通信間にもISIがある。更に、こ
のようなISIは、3つ以上のアンテナを備えるシステ
ムにおいてもっと大きな問題にさえなる。したがって、
本発明者は、自分の焦点をこれらの態様へと転じ、これ
らを目指す種々の実施の形態を本明細書で説明する。
【0010】
【課題を解決するための手段】好適な実施の形態では、
無線送信機を含む無線通信ネットワークがある。送信機
は複数のアンテナを含み、複数のアンテナの各々は信号
を送信するように動作可能である。送信機はまた、複数
の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、第1のシン
ボル・グループ列内の複数のグループのシンボルを与え
る回路を含む。送信機はまた、複数の異なるユーザ・チ
ャネルの各々に対して、ユーザ・チャネルに対する第1
のシンボル・グループ列内のシンボルをそのユーザ・チ
ャネルに対応しかつ複数の異なるユーザ・チャネルの他
の各々から区別する一意符号で変調することによって、
そのユーザ・チャネルに対する第1の変調シンボル・グ
ループ列を形成する回路と、第1の変調シンボル・グル
ープ列を組み合せかつそれらを第1のアンテナによる送
信のために与える回路とを含む。送信機はまた、複数の
異なるユーザ・チャネルの各々に対して、第1のシンボ
ル・グループ列のシンボルのグループを再順序付けする
ことによって、かつ、シンボルのグループの少なくとも
いくつか内のシンボルを時間反転することによって、第
2のシンボル・グループ列を形成する回路を含む。ま
た、複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、送
信機は、ユーザ・チャネルに対する第2のシンボル・グ
ループ列内のシンボルをそのユーザに対応しかつそのユ
ーザを複数の異なるユーザ・チャネルの他の各々から区
別する一意符号で変調することによって、そのユーザ・
チャネルに対する第2の変調シンボル・グループ列を形
成する回路を含む。最後に、送信機は、第2の変調シン
ボル・グループ列を組み合せかつそれらを第2のアンテ
ナによる送信に供給する回路を含む。他の回路,システ
ム及び方法も開示されかつ特許請求される。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、好適な実施の形態が動作
する現在の符号分割多元接続(CDMA)の例としてセ
ルラ通信システム10の線図を示す。システム10内に
は2つの基地局BST1,BST2が示されている。各
基地局BST1,BST2は、アンテナAT11〜AT
n及びアンテナAT21〜AT2nの各組を含み、これ
らの組を介して各基地局はCDMA信号を送信又は受信
する。各基地局の意図する到達の全般エリアは、相当す
るセルを定める。それゆえ、基地局BST1は、セル1
内のセルラ装置と通常は通信することを意図されている
のに対して、基地局BST2は、セル2内のセルラ装置
と通常は通信することを意図されている。もちろん、通
信局があるセルから他のセルへ移動するならば、連続通
信を支持するためにセル1,2の通信到達間にあるオー
バラップが設計によって存在する。事実、更にこの点に
関して、システム10はユーザ局USTも含み、それは
乗物Vと関連して示されてユーザ局USTが移動するこ
とを示す。更に、例として、ユーザ局USTは、送信及
び受信セルラ通信の両方用に単一アンテナATUを含
む。最後に、当業者が承知するように、システム10及
び好適な実施の形態は、WCDMAシステムを含めた種
々のCDMAシステムに応用される。
【0012】いくつかの点では、システム10は、CD
MA通信を含めた種々の型式のセルラ又は他の拡散スペ
クトル通信用の既知の汎用技術に従って動作することが
ある。このような汎用技術は、技術上知られており、ユ
ーザ局USTからの呼の開始と基地局BST1,BST
2のどちらか又は両方によるその呼の取扱いとを含む。
しかしながら、システム10が先行技術と異なる所は、
基地局アンテナの組(例えば、AT1〜ATn)の各々か
ら信号をユーザ局USTへ通信するシステム及び方法ば
かりでなく、その結果としてのユーザ局USTにおける
受信装置の複雑性の減少である。これらの区別は、図2
から図8に関連して以下で更に詳細に述べる。
【0013】図2は、好適な実施の形態によるかつ図1
の基地局BST1,BST2のどちらか又は両方に使用
されることがある送信機12のブロック図である。種々
の点で、送信機12は技術上知られた原理に従って構成
されてよいが、以下に更に詳細に説明するように、この
ような既知の態様は、シンボル変調ブロックに関係する
構造および動作の進歩により全体として改善される。送
信機12に転じてもっと詳細に説明すると、それはチャ
ネル・エンコーダ14への入力で情報ビットB iを受信
する。チャネル・エンコーダ14は、未加工ビット誤り
率を改善する努力の中で情報ビットBiを符号化する。
種々の符号化技術がチャネル・エンコーダ14によって
使用されかつビットBiに適用されることがあり、その
例には、畳み込み符号,ブロック符号,ターボ符号又は
これらの符号のどれかの組合せの使用が含まれる。チャ
ネル・エンコーダ14の符号化出力はインタリーバ16
の入力に結合されている。インタリーバ16は符号化ビ
ットのブロックに関して動作しかつそれらのビットの順
序をシャッフルするので、この動作とチャネル・エンコ
ーダ14による符号化との組合せは情報の時間ダイバー
シチを利用する。例えば、インタリーバ16によって遂
行されることがある1つのシャッフル技術は、ビットを
マトリックス様式で受信することであって、ビットが行
対行様式でマトリックス内へ受信されたのち、それらの
ビットはマトリックスから列対列様式でシンボルマッパ
18へ出力される。次いで、シンボルマッパ18は、そ
れの入力ビットを全体的にSiとして指定されたシンボ
ルに変換する。変換されたシンボルSiは、直交位相偏
移変調(QPSK)シンボル,2進位相偏移変調(BS
PK)シンボル又は直交振幅変調(QAM)シンボルの
ような種々の形を取ることがある。いずれにしても、シ
ンボルSiは、ユーザ・データ・シンボルばかりでな
く、パイロット・シンボルと送信電力制御(TPC)シ
ンボルのような制御シンボルと速度情報(RI)シンボ
ルとのような種々の情報を表す。
【0014】シンボルSiは変調器20に結合される。
一般に、変調器20は、各データ・シンボルをCDMA
拡散列と組み合せることによって又は各データ・シンボ
ルをCDMA拡散列に乗じることによって、各データ・
シンボルを変調する。ここで、CDMA拡散列は、疑似
雑音(PN)ディジタル信号又はPN符号又は他の拡散
符号であることができる(すなわち、それはスペクトル
拡散技術を利用する)。変調器20の追加態様及び新規
態様の紹介として、それはまた、信号が受信されかつ復
号されるときに信号のISIを減少させるように2つの
追加型式の符号化を添える。すなわち、(1)シンボル
が空間時間ブロック符号化送信アンテナ・ダイバーシチ
(STTD)と、(2)それらのシンボルの選択された
ものが時間反転される。ここで、時間反転については以
下に詳細に説明される。いずれにしても、変調器20に
よって信号に添えられた拡散列は、送信中にユーザ信号
の各々に一意符号を割り当てることによって、共通チャ
ネルを介した異なるユーザからの情報の同時送信を容易
にする。更に、この一意符号は、同じ帯域幅で同時に送
信された信号を受信機(例えば、図1のユーザ局UST
又は他の受信機)で明確に区別できるようにする。変調
器20は、各々が各アンテナAT1,AT2に接続され
た多重出力を有する。
【0015】図3は、図2の変調器20のブロック図を
より詳細に例示し、当業者はこの図についての次の説明
に照らして変調器20を達成する種々のハードウェア/
ソフトウェア実施をたやすく承知するであろう。上述し
たように、変調器20はシンボルSiを受信し、図3で
は、これらのシンボルは、D1〜DLと指定されたユーザ
・チャネル用データに細分され、それによって、合計L
個のユーザ・チャネルを示す。各ユーザ・データ・チャ
ネルは、各時間反転STTDエンコーダ221〜22L
入力として接続されている。また、例示及び残りの論議
を簡単にするために示してないが、拡張された実施の形
態の変調器20は、好適には、STTD符号化されない
追加のユーザ・チャネルを含むことに留意願いたい。示
した実施の形態に戻ってかつ以下に更に詳細に説明する
ように、各時間反転STTDエンコーダ221〜22
Lは、それが受信するデータを2つの各出力に沿って2
つの形式で出力する。例として時間反転STTDエンコ
ーダ221を眺めると、それの上側出力に沿って、D1 1
と指定された書式でデータ・シンボルを出力することが
示されており、それは以下に詳細に説明するように入力
1と同じ形式であるが、一方、それの下側出力に沿っ
てD1 2と指定された書式でデータ・シンボルを出力する
ことが示されている。以下にまた詳細に説明するよう
に、この後者の出力は、先に紹介した2つの技術(すな
わち、STTDと時間反転)を使用して符号化される。
同様に、残りの時間反転STTDエンコーダ222〜2
Lはまた、この方法で各々へのデータ入力を出力し、
上側出力は入力データを与えるとして、また、下側出力
は時間反転STTDデータを与えるとして理解されるよ
うに例示してある。
【0016】時間反転STTDエンコーダ221〜22L
の各上側出力Dn 1は、各符号乗算器241 1〜24L 1に入
力として接続されており、かつ、時間反転STTDエン
コーダ221〜22Lの各下側出力Dn 2は各符号乗算器2
1 2〜24L 2に入力として接続されている。各符号乗算
器は、それの入力で与えられたユーザ・データに対応す
る異なる符号にそれの入力を乗じる。ここで、各それぞ
れの符号はこの例示では全体的に表示されている。例え
ば、符号乗算器241 1に関しては、それはそれの入力で
のデータD1 1を符号C1に乗じる。符号C1として実施さ
れた符号の特定型式は変動してよいが、1つ共通CDM
A実施符号C1ばかりでなく他の符号乗算器での他の匹
敵する符号は、ウォルシュ符号(又は、他のPN符号)
である。後に更に明らかになる理由から、各符号(例え
ば、C1)は1つの符号乗算器(例えば、241 1)によ
って1つのグループのデータ(例えば、D1 1)に乗じら
れる一方、同じ符号(例えば、C1)が異なる符号乗算
器(例えば、241 2)によって同じグループのデータ
(例えば、D1 2)の時間反転STTD符号化形式に乗じ
られる。符号乗算器241 1〜24L 1の出力は全て加算器
261に接続されている一方、符号乗算器241 2〜24L
2の出力は全て加算器262に接続されている。現在の例
示及び論議を簡単にするために、変調器20は2つのア
ンテナAT1 1,AT12だけに接続されており、特に、
加算器261の出力はアンテナAT11に接続されている
のに対して、加算器262の出力はアンテナAT12に接
続されているとして示してある。しかしながら、残りの
論議から、当業者は、いかに匹敵する構造を追加の加算
器,アンテナ,符号乗算器及び時間反転STTDエンコ
ーダで実施できるか否かを容易に承知するはずである。
【0017】送信機20の動作を説明する。受信するシ
ンボルSiに応答して、各時間反転STTDエンコーダ
221〜22Lはまず、ある数のシンボルをバッファす
る。ここで、好適には、シンボルはブロックにグループ
分けされ、また、バッファされたブロックの数は送信ア
ンテナの数に等しい。したがって、2つの送信アンテナ
AT11,AT12を有する図3の例では、各時間反転S
TTDエンコーダ221〜22Lは、2つのブロックのシ
ンボルをバッファする。簡単な例のために、D1は、時
間反転STTDエンコーダ221への入力として、シン
ボルの次の2つのブロックD1 1(1),D1 1(2)で構成さ
れるとする。ここで、“1”又は“2”の(n)表記は
時間の進行を表示する。更なる論議のために、これらの
ブロックは次の式1及び式2に示された時間列にシンボ
ルを有すると仮定する。
【0018】
【数1】
【0019】それゆえ、時間反転STTDエンコーダ2
1はまず、シンボル・ブロックD1 1(1),D1 1(2)を
バッファする。
【0020】時間反転STTDエンコーダ221〜22L
の各々の動作の次のステップについて、図4に例示した
例に関連して論じる。特に、図4は、時間反転STTD
エンコーダ221の上側出力D1 1及び下側出力D1 2の時
間列をそれぞれ例示する。更に、時間反転STTDエン
コーダ221のこれらの出力はアンテナAT11,AT1
2と関連してそれぞれ示されているが、当業者が図3か
ら承知するように、追加動作の後に時間反転STTDエ
ンコーダ221によって出力されたシンボルは、これら
の各アンテナで更に処理され送信される。アンテナAT
1に関してまず眺めると、図4は、前に提唱したよう
に、時間反転STTDエンコーダ221がデータD1とし
て受信されたのと同じ順序でシンボルをそれの上側出力
で出力することをまた例示する。それゆえ、時刻t1
ら時刻t5では、ブロックD1 1(1)(すなわち、S1〜S
4)が時間反転STTDエンコーダ221によって出力さ
れるのに対して、時刻t5から時刻t9では、ブロックD
1 1(2)(すなわち、S5〜S8)が時間反転STTDエン
コーダ221によって出力される。しかしながら、同じ
時間中には、また、アンテナAT12での送信に対して
は、時間反転STTDエンコーダ221は、ブロックD1
1(1),D1 1(2)をデータD1 2として出力する前にそれ
らのブロックに対するシンボルの種々の操作を遂行す
る。特に、次の4つの操作を行う。すなわち、(i)そ
れらのブロックをD1に対して順序を反転する(すなわ
ち、D1 1(2)をD1 1(1)の前に送信する)。(ii)それ
らのシンボルの共役複素数が形成され、図4に上付き星
印を使用して指定されている。(iii)2つの出力ブロ
ックの第1のものの負値が出力される一方、2つの出力
ブロック・シンボルの第2のものの正値が出力され、そ
の結果、−D1 1(2)が第1の出力であり、これに+D
1 1(1)が続く。(iv)各ブロック内のシンボルは時間順
序を反転され、列内の第1のシンボルが普通に第2のシ
ンボルに正規に直ぐ先行した場合には、時間反転は、い
ったん時間反転されると第1のシンボルが第2のシンボ
ルの直ぐ後に続くようにその順序を反転することを意味
する。したがって、図4の例では、時間反転列は、ブロ
ックD1 1(2)に対してS8〜S5で構成され、また、D1 1
(1)に対してはS4〜S1で構成される。事実、注意する
のは、最初の3つの操作は2000年2月25日に出願
された「TDD/WCDMAシステムに対する空間時間
送信ダイバーシチ」と題する米国特許出願第09/51
4,452号(TI−28984)に詳細に記載されて
おり、この出願は本願と同じ讓受人に共同譲渡され、こ
こに引用することによってその内容を本明細書に組み入
れてある。しかしながら、本実施の形態は、第4に明記
した操作の実施を通して追加の利点さえ見い出す。
【0021】残りの論議のために、式3及び式4におけ
る次の規約を使用して時間反転STTDエンコーダ22
1の出力D1 1,D1 2を記述する。
【0022】
【数2】
【0023】式3は、D1がブロックD1 1(1)とこれに
続くブロックD1 1(2)とを含むD1を記述し、ここで、
これらのブロック内のデータは、そのシンボルが送信に
先立っていかなる方法でも変化されないという点で、本
文脈の中で非操作と呼ばれることがあり、また、前述か
ら、時間反転STTDエンコーダ221はそれの上側出
力に沿ってこの入力を通過させることが確立される。式
4は上述した4つの操作を説明することを意図し、ここ
で、D1 2内の各ブロック上の左指向矢印 は、そのブロック内の各シンボルの順序の時間反転を示
す。
【0024】上に示したように、各時間反転STTDエ
ンコーダ221〜22Lの各出力は各符号乗算器241 1
24L 1に入力として接続されており、また、承知される
ように、このような各符号乗算器はその入力と被乗数と
しての図3に例示された対応符号とを使用する積を形成
する。それゆえ、図5は、上側出力D1 1及び下側出力D
1 2の出力が符号乗算器241 1,241 2によって時間符号
を乗ぜられて後のこれらの出力の時間列をアンテナAT
1,AT12に関連して図4から例示する。したがっ
て、前述の規約が与えられると、符号乗算器241 1の出
力は、次の式5に示した2つのブロックの出力を与える
として表されることがある。
【0025】
【数3】
【0026】更に、符号乗算器241 2の出力は、次の式
6に示した2つのブロックの出力を与えるとして表され
ることがある。
【0027】
【数4】
【0028】最後にかつ後の参考に、前述の観察は、全
ての時間反転STTDエンコーダ221〜22L及び各符
号乗算器241 1〜24L 1又は241 2〜24L 2について一
般化することができ、上側信号Dn 1及び下側信号Dn 2
出力するどの時間反転STTDエンコーダに対しても、
それらの出力に接続されている乗算器は次の式7及び式
8に示された出力を与える。
【0029】
【数5】
【0030】符号乗算器241 1〜24L 1の動作に続い
て、各々の出力は加算器261によって加算されかつア
ンテナAT11へ与えられる。それゆえ、加算器261
出力は次の式9によって表されることがある。
【0031】
【数6】
【0032】同様に、符号乗算器241 2〜24L 2の動作
に続いて、各々の出力は加算器26 2によって加算され
かつアンテナAT12へ与えられる。それゆえ、加算器
262の出力は次の式10によって与えられることがあ
る。
【0033】
【数7】
【0034】前述から、承知のように、アンテナAT1
1,AT12は上の式9及び式10に示された信号を送信
する。更に、各無線信号はまた、それがある量の雑音と
一緒に受信機へ届くに連れて各チャネル効果を遂げ、こ
れらの追加の効果については後に論じる。
【0035】図6aは、送信機12から通信された信号
を受信する第1の実施の形態としての受信機30のブロ
ック図であり、それについての次の説明に照らして当業
者は受信機30を達成する種々のハードウェア/ソフト
ウェア実施をたやすく承知するであろう。更に、受信機
30は、図1のユーザ局USTの一実施として使用され
ることがある。受信機30は、図1のアンテナATUを
含むように示してあり、また、それは、それが受信する
信号をRF復調器32の入力に与える。RF復調器32
のアナログ出力はアナログ/ディジタル(A/D)変換
器34に入力として接続され、この変換器はそれの出力
を整合フィルタ36に入力として接続されている。整合
フィルタ36は逆拡散器36aを含み、この逆拡散器は
それの入力をA/D変換器34の出力に接続され、ま
た、逆拡散器36aの出力はSTTDデコーダ及びレー
キ(RAKE)ブロック36bの入力に接続されてい
る。別個に例示してないが、ブロック36bは、ある数
のシンボルに対応する充分な数のチップを記憶する寸法
のバッファを含み、ここで、好適には、その数は送信機
12の全てのアンテナによって一度に通信される全ての
グループによって送信されたシンボルの合計数に等し
く、それゆえ、2つの送信アンテナを使用する例では、
バッファは2グループのシンボルに少なくとも等しい数
のチップを記憶し、ここで、このようなグループは図4
に例として示されている。ブロック36bは2つの出力
361,362を含み、ここで、出力361はブロック1
等化器381に入力として接続され、出力362はブロッ
ク2等化器381に入力として接続されている。ブロッ
ク1等化器381は、 と指定されたデータ・ブロックの推定ベクトルを出力
し、ここで、このベクトルのブロックは式1に示したデ
ータのブロックを推定するのに対して、ブロック2等化
器381と指定されたデータ・ブロックの推定ベクトルを出力
し、ここで、このベクトルのブロックは式2に示したブ
ロックのデータばかりでなく全ての他のユーザに対する
匹敵するブロックに関係する。これらのブロックは、以
下の動作説明から更に承知される。
【0036】受信機30の動作を論じる前に、図6b
は、送信機12から通信された信号を受信する第2の実
施の形態としての受信機30’のブロック図を例示する
ことに留意願いたい。受信機30’は、受信機30’の
整合フィルタ36’の実施を除いて、図6aの受信機3
0と同等である。特に、整合フィルタ36’内に、整合
フィルタ36で例示したのと同じブロック機能が存在す
るが、接続の順序がスワップされている。すなわち、A
/D変換器34の出力はSTTDデコーダ及びレーキ・
ブロック36cの入力に接続されており、ブロック36
cの出力は逆拡散器36dに入力として接続されてい
る。ブロック36dは、ここでは、2つの出力361
362を与え、ここで、これらの出力はブロック1等化
器381及びブロック2等化器382に入力としてそれぞ
れ接続されている。
【0037】受信機30,30’の動作について説明す
る。ここで、以下は、いかに両受信機の動作が類似して
いるか、また、逆拡散機能(すなわち、ブロック36
a,36d)に対するSTTDデコーダ及びレーキ機能
(すなわち、ブロック36b,36c)の順序を以下に
説明するように反転させてもよいことを論証する。更
に、次の動作説明から、当業者はこれらのブロック装置
を実施する種々のハードウェア及び/又はソフトウェア
技術を開発することもでき、また、STTDデコーダ及
びレーキ機能に関しては、このような実施の一例は19
98年12月3日に出願された米国特許出願第09/2
05,029号(TI−28441)に見い出すことも
でき、この出願の内容はここに引用することによって本
明細書に組み入れてある。受信機30(及び30’)の
動作に転じると、全て技術上知られたように、無線周波
数信号は、受信アンテナATUによって受信され、復調
器32によってダウン変換され、A/D変換器34によ
ってアナログ信号からディジタル信号に変換される。更
に、CDMA技術で知られたように、送信機12から受
信機30によって受信された信号に関しての場合のよう
に全てが共通チャネルに従ってかつ雑音と共に受信され
た多重信号があるときには、このような信号は雑音の影
響を減少させるために(すなわち、それらの信号のSN
Rを改善するために)、整合フィルタによって共通に処
理される。したがって、好適な実施の形態では、A/D
変換器34からの信号は整合フィルタ36(又は3
6’)の形をしたような整合フィルタによって処理され
るが、以下に特に詳細に説明するように、整合フィルタ
36(又は36’)は、送信機12によって符号化され
たシンボルの種々の操作に適合するように特に構成され
るものとする。更に、逆拡散機能とSTTD復号及びレ
ーキ機能とは、以下に数学的に示すように線形動作であ
るという理由で、これらの2つの機能の順序をスワップ
することができ、それによって、図6aのフィルタ36
又は図6bのフィルタ36’のどちらかを生じる。いず
れにしても、整合フィルタ36(又は36’)の各出力
は、処理されたシンボル信号の列を表す。また、以下で
証明するように、好適な実施の形態は、これらのシンボ
ルが送信機12によって送信されそれによって受信機3
0(又は30’)の複雑性を減少させるという方法に照
らして、これらのシンボルが等化器381,382によっ
て別個に処理されることを許す。
【0038】整合フィルタ36(又は36’),ブロッ
ク1等化器381及びブロック2等化器382の動作につ
いて、それらの装置の性質の次の導出に基づいて説明す
る。特に、データD1が2つのブロックD1 1(1),D
1 2(2)からなる前に触れた規約を想起されたい。これら
のブロックが与えられてかつ図3の変調器20の例示を
想起して、アンテナAT11からのデータD1 1に対応す
るユーザ用の正味合成応答が次の式11で示されたよう
であるとしよう。
【0039】
【数8】
【0040】ここで、H1(n)はアンテナAT11からの
チャネル・インパルス応答であり、また、 は信号の畳み込みを示す。同様に、アンテナAT12
らのデータD1 2に対応するユーザ用の正味合成応答が次
の式12に示されたようであるとしよう。
【0041】
【数9】
【0042】ここで、H2(n)はアンテナAT12からの
チャネル・インパルス応答である。式11及び式12か
ら、式13及び式14における次のZ変換をそれぞれ取
ることができる。
【0043】
【数10】
【0044】更に、Z変換の性質から、次の式15及び
式16を記述することもできる。
【0045】
【数11】
【0046】は、時間反転信号g1 1(−n)のZ変換であ
り、
【0047】
【数12】
【0048】は、時間反転信号g1 2(−n)のZ変換であ
る。式17及び式18は更に、Z変換の性質を記述す
る。
【0049】
【数13】
【0050】アンテナAT11,AT12に対する応答に
関する種々のパラメータを確立したならば、追加の定義
が与えられることがあり、その後に、前述をこれらの定
義に適用して整合フィルタ36(又は36’),ブロッ
ク1等化器381及びブロック2等化器382に好適に実
施される機能性を開発する。特に、単一ユーザに対する
非操作シンボルとしてD1 1(1)及びD1 1(2)を定義した
ならば、次の式19及び式20が対応合成データ・ブロ
ックを定めるとしよう。ここで、このような各合成ブロ
ックは、与えられた時刻(n)で同時に通信された全て
のユーザの非操作シンボルを含む。それゆえ、式19は
時刻(1)に対する合成データ・ブロック を定義するのに対して、式20は時刻(2)に対する合
成データ・ブロック を定義する。
【0051】
【数14】
【0052】更に、データ・ブロック用のチャネルに対
する正味合成Z変換が次の式21及び式22で表された
ようであるとしよう。
【0053】
【数15】
【0054】次に、2つのサブブロックに対する正味受
信ベクトルのZ変換(すなわち、整合フィルタ36(又
は36’)へ入力された正味信号)は、次の式23及び
式24によって与えられる。
【0055】
【数16】
【0056】これらは、式24の第2サブブロックに対
しては、次の式25におけるように書き換えることがで
きる。
【0057】
【数17】
【0058】また、ここで、ブロック は、データ・ブロック に対する相加性白色ガウス雑音(AWGN)のZ変換で
ある。行列形式に書き換えると、次の式26を得る。
【0059】
【数18】
【0060】したがって、式26では、それは共役転
置,データ及び雑音に関する成分を与えることが判るで
あろう。
【0061】前述を導出したならば、ブロック1等化器
381及びブロック2等化器382の好適な動作要件は、
これらの等化器への信号が整合フィルタ36(又は3
6’)によって合成正味信号としてまず処理されること
を認識することによってまず確立される。それゆえ、処
理理論に従って、その整合フィルタの効果は次の式27
におけるように記述することもでき、したがって、この
効果はまた整合フィルタ36(又は36’)が次のΩ因
子を達成するようにこのフィルタの好適な動作構成への
案内を与える。
【0062】
【数19】
【0063】ここで、記法[]H,[]Tは、行列の共役
転置及び転置をそれぞれ表す。次に、式27によって与
えられた整合フィルタの効果を式26の両辺に乗じるこ
とができ、次の式28を生じる。
【0064】
【数20】
【0065】Λを用いる次の式29を式28のデータ関
連被乗数行列に代入しよう。
【0066】
【数21】
【0067】
【数22】
【0068】したがって、式29から、当業者は、ブロ
ック1等化器381とブロック2等化器382とを具体化
するために、1つのこのような等化器はΛに関しての実
施を目指す一方、他の等化器はΓに関しての実施を目指
すことをまず確かめるであろう。しかしながら、本発明
は、好適な実施の形態におけるSTTD符号化のシンボ
ル・レベル時間反転により、行列Γが対角項に沿ってゼ
ロを有することを観察している。また、非対角項は異な
るユーザ間の相互相関により小さくかつ減少された複雑
性に対して無視することができ、事実、これらの非対角
項は好適な実施の形態におけるシンボルに関する時間反
転の追加実施によりほぼゼロ(又は、ある無視可能な
量)でさえある。これらの観察が与えられると、整合フ
ィルタ36(又は36’)から受信されたデータは、Γ
=0を式28に代入することによって有効に近似するこ
とができて次式30を生じる。
【0069】
【数23】
【0070】式30に照らして図6a(又は図6b)の
ブロック1等化器381及びブロック2等化器382を眺
めながら、ブロック1等化器381は時刻n=1に対応
する整合フィルタ36(又は36’)からの一組の信号
(すなわち、アンテナAT1 1を介して送られた非操作
シンボル及び符号と、アンテナAT12を介して送られ
た操作シンボル及び符号との両方)を受信するのに対し
て、ブロック2等化器382は時刻n=2に対応する整
合フィルタ36からの一組の信号を受信することに留意
願いたい。しかしながら、式30の導出とそれを生じさ
せる観察とは、これらの組の信号の両方がデータを検索
するためにΛに関する行列の逆行列に乗じられてもよい
ことを示し、したがって、等化器381,382の好適な
実施の形態はそれらの各入力に対してこの方法で動作す
る。結果として、両出力 は、好適には、Λに関する共通行列の逆行列に応答して
(すなわち、Λ-1に応答して)決定される。特に、出力
361から入力された信号にΛ-1を乗じることによっ
て、ブロック1等化器381は、式19の に対応するそれら信号の時間的推定値である を与え、また、出力362から入力された信号にΛ-1
乗じることによって、ブロック1等化器381は、式2
0の に対応するそれら信号の時間的推定値である を与える。それゆえ、等化器381は、アンテナAT1
らの送信のチャネルを反映する信号の推定値を出力する
ように動作可能であり、また、別個に、等化器38
2は、アンテナAT2からの送信のチャネルを反映する信
号の推定値を出力するように動作可能である。別個の決
定は、明確に異なる入力から起こり、かつ、並列動作す
る二重ハードウェア/ソフトウェア又は直列動作する同
じハードウェア/ソフトウェアを使用して達成され得
る。しかしながら、どちらにしても、要求される決定か
ら行列Γを除去することができるという上で論じた結果
により、複雑性は比較的減少される。最後に、いったん とが得られると、それらは、当業者が確かめることがで
きる方法で受信機30(又は30’)によって更に使用
され又は処理されることがある。
【0071】説明を進める前に、ブロック1等化器38
1及びブロック2等化器382の好適な実施の形態の一つ
の共通行列乗数 は一組のデータが第1の対応行列との乗算を必要とする
一方で第2組のデータが第2のかつ異なる対応行列との
乗算を必要とするシステムよりも相当な改善を施すこと
を観察するのは、価値がある。特に、行列動作で知られ
ているように、寸法Mの行列について、それの逆行列を
取るには、M3の次数での演算複雑性を伴う。しかしな
がら、式30はゼロに等しい対角を有する行列を含むの
で、根底をなす動作は対角行列の逆行列を取るだけでよ
く、それによって、相当に複雑性を減少させると評価さ
れる。結果として、ブロック1等化器381及びブロッ
ク2等化器382の複雑性は、追加行列操作を必要とす
るシステムに比較して、相当に減少される。更に、送信
機12に関して上で論じたように、着信符号化信号にお
けるISIの減少もある。
【0072】ブロック1等化器381及びブロック2等
化器382に関する追加の観察として、両等化器がΛ1
関する相互行列を共用するという前述の認識が与えられ
るならば、代替の実施の形態を生じることに留意願いた
い。例えば、MMSE等化器に似た他の標準受信機は、
フィードバック付き又はなしのものを含めた相互行列の
利点を実現するように変更することもできる。例えば、
一組の入力信号をΛ-1 1にだけ乗じる代わりに、代替の
実施の形態では、平均二乗誤差を減少させるために使用
される(Λ1+σ2I)-1の行列との乗算のように追加の
因数を実施する。このような場合、σ2はAWGN雑音
の分散であり、Iは恒等行列(identity ma
trix)である。なお、他の代替を当業者は確かめる
こともできる。
【0073】前述したことを与えられて、本発明者は、
CDMAシステムにおいてSTTDに加えて時間反転を
実施することによって、同じユーザ用又は送信用のアン
テナ間でISIが除去されることを観察している。例え
ば、データD1が第1のユーザに対応するシンボルを表
すと仮定する。前述したことから、D1の1形式をした
ユーザのシンボル(すなわち、C11 1)はアンテナA
T11で通信されることが分かる。同時に、代りの組の
シンボル(すなわち、C11 2)はアンテナAT12で通
信される。この方法での符号化の好適な実施の形態は、
そうでなければアンテナAT12にISIを与えるであ
ろうアンテナAT11を介して与えられるこの同じユー
ザ・データからISIを除去し、また、それは、同様
に、そうでなければアンテナAT11にISIを与える
であろうアンテナAT12を介して与えられるこの同じ
ユーザ・データからISIを除去する。
【0074】図7は、図1の送信機12に使用される代
替の実施の形態の変調器20’のブロック図を例示す
る、この変調器は、図3に示した変調器20と同じ機能
接続を実施し、ここで、図7の代替の変調器20’は、
選択符号に関して時間反転を実施することによって変調
器20と異なっている。特に、図7の下半分を眺めて、
符号乗算器241 2〜24L 2で識別された被乗数は、この
ような乗算器によって被乗数として与えられた符号が
(各符号被乗数上の左向きの矢印について上に紹介した
規約を使用して)時間反転されることに留意願いたい。
対照的に、図7の上半分は図3と同じである。
【0075】図7の変調器20’の動作は、変調器20
の先の論議が与えられるならば、かつ、変調器20’に
よって与えられた信号を受信する後に例示する好適な実
施の形態の受信機の理解を容易にもする次の追加の観察
に照らして、たやすく承知されるはずである。式19及
び式20に類似して、次の式31及び式32に示された
ように、 を拡散符号とデータ・ブロック との合成信号であるとし、また、 を拡散符号とデータ・ブロック との合成信号であるとする。
【0076】
【数24】
【0077】変調器20’の上半分は変調器20と同じ
方法で動作し、それゆえ、アンテナAT11への出力を
指定する式9を参照する。変調器20’の下半分に関し
ては、加算器262の出力は次の式33によって表され
る。この式は、先の式10ばかりでなく符号乗算器24
1 2〜24L 2での符号の時間反転が与えられるならば当業
者はたやすく導出することができる。
【0078】
【数25】
【0079】式33に従って与えられた信号は、第1の
実施の形態に関して上述したものに匹敵する方法で同じ
ユーザISIを減少させることによって受信局での信号
性能を改善する。しかしながら、以下で詳細に説明する
ように、この信号は、図6aの受信機30(又は図6b
の受信機30’)に比較してある利点を伴って受信機構
造を容易にもする。
【0080】図8aは、図7aの変調器20’を使用し
て送信された信号を受信し処理する好適な受信局40の
機能ブロック図を例示する。当業者は、この変調器につ
いての次の説明に照らして受信機40を達成する種々の
ハードウェア/ソフトウェア実施をたやすく承知するで
あろう。受信機40は図1のアンテナATUを含み、ま
た、それは、それが受信する信号をRF復調器42の入
力に与える。RF復調器42のアナログ出力は、アナロ
グ/ディジタル(A/D)変換器44の入力として接続
されている。この変換器は、以下で詳細に説明するよう
に整合フィルタの機能性をも実施するSTTDデコーダ
及びレーキ・ブロック46に入力として接続されたそれ
の出力を有する。別個に例示してないが、ブロック46
は、ある数のシンボルに相当する充分な数のチップを記
憶する寸法のバッファを含み、ここで、好適には、その
数は送信機12の全てのアンテナによって一度に通信さ
れる全てのグループによって送信されたシンボルの合計
に等しく、それゆえ、2つの送信アンテナが使用される
例では、バッファは少なくとも2つのグループのシンボ
ルに等しい数のチップを記憶し、ここで、このようなグ
ループは図4に例として示されている。ブロック46は
2つの出力461,462を有し、ここで、出力461
ブロック1逆拡散器481に入力として接続されてお
り、出力462はブロック2逆拡散器482に入力として
接続されている。ブロック1逆拡散器481の出力はブ
ロック1等化器501に入力として接続されている。こ
の等化器は、 で指定されたデータ・ブロックの先に紹介した推定ベク
トルを出力する。また、ブロック2逆拡散器482の出
力はブロック2等化器502に入力として接続されてい
る。この等化器は、 で指定されたデータ・ブロックの先に紹介した推定ベク
トルを出力する。これらのブロックは、以下の動作説明
から更に承知される。
【0081】受信機40の動作を説明する前に、図8b
は、図7の変調器20’から通信された信号を受信する
第2の実施の形態としての受信機40’のブロック図を
例示することに留意願いたい。受信機40’は、それの
逆拡散機能及びブロック等化機能の順序の実施を除いて
(すなわち、これらの機能の接続の順序がスワップされ
ている)、受信機40と同等である。特に、STTDデ
コーダ及びレーキ46の2つの出力461,462は、ブ
ロック1等化器521及びブロック2等化器522に入力
としてそれぞれ接続されている。ブロック1等化器52
1の出力はブロック1逆拡散器541に入力として接続さ
れており、ブロック1等化器522の出力はブロック2
逆拡散器542に入力として接続されている。更に、ブ
ロック1逆拡散器541の出力とブロック2逆拡散器5
2の出力とは、 とをそれぞれ与える。
【0082】受信機40,40’の動作について説明す
る。ここで、以下の説明はまた、いかに両受信機の動作
が類似しているかと、なにゆえに等化機能に対して逆拡
散機能が以下に数学的に示すように反転されるかとを論
証する。また、次の動作説明から、当業者は、これらの
ブロック装置を実施する種々のハードウェア及び/又は
ソフトウェア技術を開発することもできる。受信機40
(及び40’)の動作に転じると、次の式34,35
は、アンテナAT1,AT2からのチャネル・インパルス
応答のZ変換をそれぞれ表すとする。
【0083】
【数26】
【0084】したがって、2つのサブブロックについて
の受信信号は、次の式36,37によって与えられる。
【0085】
【数27】
【0086】式37に示された第2のサブブロックは、
次の式38のように書き直すことができる。
【0087】
【数28】
【0088】式38は、次の式39に示される行列方程
式を書くことができることを暗示する。
【0089】
【数29】
【0090】先の実施の形態に対する式27に匹敵する
方法での処理理論に従って、STTDデコーダ及びレー
キ46で実施されたようなその整合フィルタの効果は、
次の式40のように記述することができる。したがっ
て、これはまた、STTDデコーダ及びレーキ46内の
整合フィルタ機能性に好適な動作構成についての案内を
与え、その結果、この機能性は次の因子を達成する。
【0091】
【数30】
【0092】ここで、記法[]Hは行列の共役転値を表
す。次に、式40の整合フィルタによって与えられた効
果は式39の両辺に乗じることができて、次の式41を
与える。
【0093】
【数31】
【0094】Λを用いる次の式42を式41のデータ関
連被乗数行列に代入する。
【0095】
【数32】
【0096】ここで、 式42に関してはまた、受信機40,40’の場合に
は、また、図7の変調器20’からの符号反転の結果と
して、Λに基づく行列の対角が式29,30に関連して
説明した変調器20の場合のようにゼロに近似するより
はむしろゼロに等しいことに留意願いたい。結果とし
て、ISIのもっと大きな減少がこれらの実施の形態で
は予想される。
【0097】式42のSTTDデコーダ及びレーキ46
のフィルタリング動作を導出したならば、それを式41
に代入すると、次の式43が得られる。
【0098】
【数33】
【0099】式43から、データを得るためには2つの
追加の動作が必要とされ、かつ、それは、いかにこのよ
うな動作が図8a及び図8bの逆拡散機能及び等化機能
によってその順序にかかわらず達成されるかを示す。特
に、図8a又は図8bのどちらかにおいては、一組の逆
拡散機能及び等化機能(すなわち、481及び501又は
521及び541のどちらか)が時刻n=1に対応するS
TTDデコーダ及びレーキ46の整合フィルタ動作から
一組の信号(すなわち、アンテナAT11を介して送ら
れた非操作シンボル及び符号と、アンテナAT12を介
して送られた操作シンボル及び符号)を受信する一方、
他の組の逆拡散機能及び等化機能(すなわち、482
び501又は522及び542のどちらか)が時刻n=2
に対応してSTTDデコーダ及びレーキ46の整合フィ
ルタ動作から一組の信号を受信する。ここで、式43の
導出及びそれを生じさせる観察は、これらの組の信号の
両方をΛに関係する行列の逆行列に乗じてよいが、その
結果は図6a及び図6bの場合におけるようにデータに
直接関係するよりはむしろ式33に示したようにデータ
と乗算された符号との組合せに関係する。それゆえ、デ
ータを検索するために、好適な実施の形態は、STTD
デコーダ及びレーキ46がその結果から符号を除去しか
つ等化器(例えば、ブロック501,502又は521
522)がΛに関係する行列の逆行列を乗じた後に、逆
拡散(例えば、ブロック481,482又はブロック54
1,542)を使用する。その結果、両出力 は、好適には、Λに関係する共通行列の逆行列(すなわ
ち、Λ-1)ばかりでなく符号除去に応答して決定され
る。また、逆拡散機能及び等化機能は線形動作であるた
め、これらの2つの機能の順序をスワップすることがで
き、それによって、図8aの受信機40又は図8bの受
信機40のどちらかを生じさせる。更に、図8a及び図
8bに関して、逆拡散器と等化器との1つの組合せは、
アンテナAT 1からの送信のチャネルを反映する信号の
推定値を出力するように動作可能であり、また、別個
に、逆拡散器と等化器38との他の組合せは、アンテナ
AT2からの送信のチャネルを反映する信号の推定値を
出力するように動作可能であることに留意願いたい。や
はり、別個の決定は、明確に異なる入力から起こり、か
つ、並列動作する二重ハードウェア/ソフトウェア又は
直列動作する同じハードウェア/ソフトウェアを使用し
て達成することができる。しかしながら、どちらにして
も、Λに関係する行列のゼロ対角を見い出すという結果
により、複雑性は比較的減少される。いったん とが得られると、それらは、当業者が確かめることがで
きる方法で受信機30(又は30’)によって更に使用
され又は処理される。
【0100】変調器20’の実施及び動作と、それの信
号を処理する2つの代替の好適な受信機40,40’を
詳細に説明した所で、式33の実現はデータ転送のどの
代替の方法がCDMAシステムで実施されるか(すなわ
ち、システムがTDDデータ又はFDDデータを通信す
るかどうか)に基づいて2つの追加の実施の形態を生じ
させことに更に留意願いたい。特に、TDDシステムを
与える第1の実施の形態では、各符号Cnはウォルシュ
符号とスクランブリング符号との積を表すことがある。
技術上知られているように、ウォルシュ符号及びスクラ
ンブリング符号の各々は、シンボルと等しい周期を有す
る(すなわち、各符号におけるチップの数はシンボルに
おけるチップの数と等しい)。それゆえ、このような符
号の時間反転を果たすためには、各符号チップは時間的
に反転される。換言すれば、チップP0〜Pn-1を有する
ウォルシュ符号とスクランブリング符号との積につい
て、符号乗算器241 2〜24L 1の1つによって被乗数と
して与えられたその符号の時間反転はPn-1からP0であ
る。それゆえ、シンボルSiに関連して符号反転を達成
するには、対応する符号乗算器241 2〜24L 2は、次の
式44の積を決定する。
【0101】
【数34】
【0102】しかしながら、FDDシステムを与える第
2の実施の形態では、FDDシステムがウォルシュ符号
に加えていわゆる長符号を実施することが知られている
ことにまず留意願いたい。好適な実施の形態をこのよう
なシステムに応用するに当たっては、各被除数符号Cn
は、したがって、ウォルシュ符号及び長符号の両方の積
を表す。ウォルシュ符号は、チップ・ベースで式28に
示したのと同じ方法で時間反転される。しかしながら、
長符号は、単一シンボルの持続時間よりも遥かに長い持
続時間を有する。特に、長符号カウントは、224−1チ
ップに等しい周期を有する。したがって、例として、
1.2288MHzに等しい典型的なチップ速度に対し
て、各長符号は約3,579,139秒つまり約41.
425日の長さである。したがって、好適には、変調器
20’はこの相当に長い長符号を時間上反転しようとし
ない。代わりに、FDDシステムに応用された好適な実
施の形態では、シンボルの与えられたブロックに関係す
る長符号チップだけが、そのシンボルとの乗算に先立っ
て、時間反転される。例えば、先に式1及び式2でも記
述したように、図4に示したかつブロックD1 1(1),
1 1(2)として例示したシンボルの例を再び考える。
また、これらの同じブロックが図7の変調器20’で処
理されたと仮定する。それゆえ、シンボル及びウォシュ
符号の時間反転を伴わないブロックD1 1(2)に対し
て、シンボルS5はウォルシュ符号(すなわち、W0〜W
n-1)に乗算されかつ長符号チップLCCx〜LCC
x+n-1にも乗算され、シンボルS6はウォルシュ符号に乗
算されかつ長符号チップLCCx+n〜LCCx+2nにも乗
算され、シンボルS7はウォルシュ符号に乗算されかつ
長符号チップLCCx+2n+1〜LCCx+3nに乗算され、最
後に、シンボルS8はウォルシュ符号に乗算されかつ長
符号チップLCCx+3n+1〜LCCx+4nに乗算されること
になる。しかしながら、本実施の形態では、長符号は、
シンボルのブロックに相当する長いチップの全数を反転
することによって時間反転され、したがって、本例で
は、シンボルのブロックD1 1(2)に相当するチップL
CCx〜LCCx+4nは時間反転される(また、ウォルシ
ュ符号も上述したように時間反転される)。その結果、
符号乗算器241 2は、式45〜48に示した次の4つの
積列を決定する。
【0103】
【数35】
【0104】式45〜48から、当業者は、いかに匹敵
する符号反転がブロックD1 1(1)に関しても応用され
るか承知することになる。ここで、そのブロックの操作
シンボルに応用されることになる長符号チップはまた、
そのブロックに相当する全てのチップにわたって時間反
転されることになる。
【0105】先の図6a及び図6b対図8a及び図8b
はまた、それらに与えられた代替の実施の形態に関して
かつそれらの受信機へ信号を送信する変調器20,2
0’に照らして1つの追加の観察を引き出すために、比
較されることがある。特に、図8bの受信機40’につ
いては、それの逆拡散動作(すなわち、ブロック5
1,542)はそれの等化に続くことができるのに反し
て、図8aの受信機40ばかりでなく図6a及び図6b
の受信機30,30’については逆拡散動作が等化に先
行することに留意願いたい。したがって、受信機40’
については、それは、基地局で送信されている他のユー
ザ符号についてのいかなる知識をも受信機が持たない場
合に有利である。
【0106】上の説明から次のことが分かる。上の実施
の形態は、送信機及び受信機を含む無線通信ネットワー
クを用意し、ここで、送信機はISIを減少する方法で
送信アンテナ・ダイバーシチを使用して信号を通信し、
また、受信機はその結果として装置複雑性を減少されて
いる。その結果、総合ネットワーク性能が改善される。
また、本実施の形態を詳細に説明したが、上に挙げた例
によって記述された多くの変形から明白なように、種々
の置換,変形又は代替を本発明の範囲からはずれること
なく上に記載の説明に行うこともできる。他の例とし
て、CDMA/WCDMAを好適な無線環境として論証
したが、他の無線システムは好適な実施の形態を実施し
てもよい。別の例として、上に例示した受信機は単一の
受信アンテナを描くが、当業者は前述の教示を多数の受
信アンテナにたやすく採用することもできる。それゆ
え、これらの観察ばかりでなく当業者によって確かめる
ことができる他の観察も、前掲の特許請求の範囲によっ
て限定されるように、本発明の範囲を更に例示する。
【0107】
【関連出願との相互参照】この出願は、2000年7月
5日に出願された米国仮出願第60/215,806号
(TI−31293PS)の35U.S.C.§119
(e)(1)下の利益を請求する。
【図面の簡単な説明】
【図1】好適な実施の形態が動作する現代の符号分割多
元接続(CDMA)の例としてのセルラ通信システムの
線図である。
【図2】好適な実施の形態による送信機の機能ブロック
図である。
【図3】図2の送信機で実施されることがある第1の好
適な実施の形態の変調器の機能ブロック図である。
【図4】好適な実施の形態による基地局の2つのアンテ
ナに結合される時間反転かつSTTD符号化シンボルを
順序付けしかつ処理するに当たっての図3の変調器の動
作出力のタイミング列を例示する線図である。
【図5】処理されたシンボルと対応する符号との乗算に
続く図4のタイミング列を例示する線図である。
【図6】図5の信号を受信しかつ処理する受信局の機能
ブロック線図であって、aは1つの好適な受信局を示す
図、bは代替の好適な受信局を示す図である。
【図7】図2の送信機で実施されることがある第2の好
適な実施の形態の変調器の機能ブロック図である。
【図8】図7の変調器を使用して送信された信号を受信
しかつ処理する受信局の機能ブロック図であって、aは
1つの好適な受信局を示す図、bは代替の好適な受信局
を示す図である。
【符号の説明】 10 セルラ通信システム 12 送信機 14 チャネル・エンコーダ 16 インタリーバ 18 記号マッパ 20 変調器 221、222、22L 時間反転STTDエンコーダ 241 1、242 1、24L 1 符号乗算器 241 2、242 2、24L 2 符号乗算器 30、30’ 受信機 32 RF復調器 34、34’ アナログ/ディジタル変換器 36、36’ 整合フィルタ 36a 逆拡散器 36b STTDデコーダ及びレーキ・ブロック 36c STTDデコーダ及びレーキ・ブロック 36d 逆拡散器 381 ブロック1等化器 382 ブロック1等化器 40 受信局、受信機 40’ 受信機 42 RF復調器 44 アナログ/ディジタル変換器 46 STTDデコーダ及びレーキ・ブロック 481 ブロック1逆拡散器 482 ブロック2逆拡散器 501 ブロック1等化器 502 ブロック2等化器 521 ブロック1等化器 522 ブロック2等化器 541 ブロック1逆拡散器 542 ブロック2逆拡散器 AT11、AT1n アンテナ AT21、AT2n アンテナ ATU アンテナ BST1 基地局 BST2 基地局 UST ユーザ局
フロントページの続き (72)発明者 エコ エヌ、オンゴサヌシ アメリカ合衆国 テキサス、ダラス、 ス プリング バレイ ロード 5636、アパー トメント 18 − エイ (72)発明者 ティモシイ エム、シュミドル アメリカ合衆国 テキサス、ダラス、 バ ンテイジ ポイント 9000、アパートメン ト 737 (72)発明者 アラン ギャザラー アメリカ合衆国 テキサス、リチャードソ ン、 ブルーボネット ドライブ 2105 Fターム(参考) 5K022 EE01 EE21 EE31 5K059 CC02 CC07 EE02

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のアンテナと第2のアンテナとを含
    む送信機による送信を受信する無線受信機であって、 前記第1及び第2のアンテナによる送信に応答する信号
    をフィルタする回路と、 前記第2のアンテナに応答する信号を等化する回路とは
    別個に、前記第1のアンテナに応答する信号を等化する
    回路と、 を含む、無線受信機。
  2. 【請求項2】 前記フィルタする回路は、前記第1及び
    第2のアンテナによる送信に応答する信号を逆拡散する
    回路を含む、請求項1記載の無線受信機。
  3. 【請求項3】 前記フィルタする回路は、前記逆拡散す
    る回路に続くSTTDをデコードしレーキ処理する回路
    を含む、請求項2記載の無線受信機。
  4. 【請求項4】 前記フィルタする回路は、STTDをデ
    コードしレーキ処理する回路に続く逆拡散する回路を含
    む、請求項2記載の無線受信機。
  5. 【請求項5】 前記第2のアンテナによる送信に応答す
    る信号を逆拡散する回路とは別個に、前記第1のアンテ
    ナによる送信に応答する信号を逆拡散する回路を更に含
    む、請求項1記載の無線受信機。
  6. 【請求項6】 前記逆拡散する回路は、前記等化する回
    路に入力を与える、請求項5記載の無線受信機。
  7. 【請求項7】 前記等化する回路は、前記逆拡散する回
    路に入力を与える、請求項5記載の無線受信機。
  8. 【請求項8】 複数の受信アンテナを更に含む、請求項
    1記載の無線受信機。
  9. 【請求項9】 前記送信機が、 前記第1のアンテナ及び前記第2のアンテナを含む複数
    のアンテナであって、該複数のアンテナの各々が信号を
    送信するように動作可能である、複数のアンテナと、 複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、第1の
    シンボル・グループ列内の複数のグループのシンボルを
    与える回路と、 前記複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、前
    記ユーザ・チャネルに対する前記第1のシンボル・グル
    ープ列内のシンボルを前記ユーザ・チャネルに対応しか
    つ該ユーザ・チャネルを前記複数の異なるユーザ・チャ
    ネルの他の各々から区別する一意符号で変調することに
    よって、前記ユーザ・チャネルに対する第1の変調シン
    ボル・グループ列を形成する回路と、 第1の組合せ変調シンボル列が前記複数のアンテナのう
    ちの第1のアンテナに与えられかつ該第1のアンテナに
    よって送信されるように、前記複数の異なるユーザ・チ
    ャネルの各々に対して前記第1の変調シンボル・グルー
    プ列を組み合せる回路と、 前記複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、前
    記第1のシンボル・グループ列とは異なる第2のシンボ
    ル・グループ列を形成するために、前記第1のシンボル
    ・グループ列内の前記シンボルのグループを再順序付け
    することによって、かつ、前記シンボルのグループの少
    なくともいくつかのグループ内のシンボルを時間反転す
    ることによって、前記第2のシンボル・グループ列を形
    成する回路と、 前複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、前記
    ユーザ・チャネルに対する前記第2のシンボル・グルー
    プ列内のシンボルを前記ユーザに対応しかつ該ユーザを
    前記複数の異なるユーザ・チャネルの他の各々から区別
    する一意符号で変調することによって、前記ユーザ・チ
    ャネルに対する前記第2の変調シンボル・グループ列を
    形成する回路と、 第2の組合せ変調シンボル列が前記第2のアンテナに与
    えられかつ該第2のアンテナによって送信されるよう
    に、前記複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して
    前記第2の変調シンボル・グループ列を組み合せる回路
    と、 を含み、 前記フィルタする回路が、前記複数のグループのシンボ
    ル内のチップの数に等しい数のチップを記憶するバッフ
    ァを含む、 請求項1記載の無線受信機。
  10. 【請求項10】 第1のアンテナ及び第2のアンテナを
    含む複数のアンテナであって、該複数のアンテナの各々
    が信号を送信するように動作可能である、複数のアンテ
    ナと、 複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、第1の
    シンボル列を与える回路と、 前記複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、ユ
    ーザに対する第1の変調シンボル列を発生するために、
    前記ユーザ・チャネルの前記第1のシンボル列を前記ユ
    ーザ・チャネルに対応しかつ該ユーザ・チャネルを前記
    複数の異なるユーザ・チャネルの他の各々から区別する
    一意符号で変調する回路と、 第1の組合せ変調シンボル列が前記第1のアンテナに与
    えられかつ該第1のアンテナによって送信されるよう
    に、前記複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して
    前記第1の変調シンボル列を組み合せる回路と、 前記複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、各
    ユーザ・チャネルに対する前記第1のシンボル列を該第
    1のシンボル列に対して時間反転されたシンボルを含む
    第2シンボル列になるように再順序付けする回路と、 前記複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して、前
    記ユーザに対する第2の変調シンボル列を発生するため
    に、前記ユーザ・チャネルの前記第2のシンボル列を前
    記ユーザ・チャネルに対応しかつ前記ユーザ・チャネル
    を前記複数の異なるユーザ・チャネルの他の各々から区
    別する一意符号で変調する回路と、 第2の組合せ変調シンボル列が前記第2のアンテナに与
    えられかつ該第2のアンテナによって送信されるよう
    に、前記複数の異なるユーザ・チャネルの各々に対して
    前記第2の変調シンボル列を組み合せる回路と、 を含む、無線送信機。
  11. 【請求項11】 前記第1の組合せ変調シンボル列は、
    前記第2の組合せ変調シンボル列が前記第2のアンテナ
    によって送信される時刻と異なる時刻に前記第1のアン
    テナによって送信される、請求項10記載の送信機。
  12. 【請求項12】 前記第2のシンボル列を変調する前記
    回路によって使用される前記一意符号は、前記複数のユ
    ーザ・チャネル内の与えられたユーザ・チャネルに対し
    て、該与えられたユーザ・チャネルに対する前記第1の
    シンボル列を変調する前記回路によって使用される前記
    一意符号と同じである、請求項10記載の送信機。
  13. 【請求項13】 前記第2のシンボル列を変調する前記
    回路によって使用される前記一意符号は、前記複数のユ
    ーザ・チャネル内の与えられたユーザ・チャネルに対し
    て、該与えられたユーザ・チャネルに対する前記第1の
    シンボル列を変調する前記回路によって使用される前記
    一意符号に対して時間反転される、請求項10記載の送
    信機。
  14. 【請求項14】 前記第1のシンボル列は、複数のグル
    ープのシンボル内の1つのグループのシンボルを含み、 前記複数のグループのシンボルの各グループは、同様の
    数のシンボルを含み、 前記無線送信機は、前記複数のユーザ・チャネルの各々
    に対するある数のグループのシンボルをバッファする回
    路を更に含み、 前記バッファされたグループのシンボルのグループ数
    は、前記複数のアンテナの数に等しい、 請求項10記載の送信機。
  15. 【請求項15】 前記複数のアンテナの数は2つのアン
    テナに等しく、 前記バッファされたグループのシンボルは、第2のシン
    ボル・グループが続く第1のシンボル・グループを含
    み、 前記第2のシンボル・グループは前記第1のシンボル列
    を含む、請求項14記載の送信機。
  16. 【請求項16】 前記第2のアンテナによって送信され
    るのに先立って前記第2の列内のシンボルの少なくとも
    選択されたものの負値を決定する回路を更に含む、請求
    項14記載の送信機。
  17. 【請求項17】 前記第2のアンテナによって送信され
    るのに先立って前記第2の列内のシンボルの各々の共役
    複素数を決定する回路を更に含む、請求項16記載の送
    信機。
JP2001242972A 2000-07-05 2001-07-05 時間反転空間時間ブロック送信機ダイバーシチ符号化を用いる符号分割多元接続無線システム Abandoned JP2002164826A (ja)

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