JP2002164814A - スペクトラム拡散受信機の相関検出器 - Google Patents
スペクトラム拡散受信機の相関検出器Info
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Abstract
出力を得る。 【解決手段】 逆拡散回路10は、デジタル信号ID、
QDを拡散符号Ci、Cqによって逆拡散し、複素共役
乗算器60は、乗算信号IV、QVを求め、平均回路7
0a、70bは、乗算信号IV、QVを所定シンボルに
亘りベクトル平均し、その電力値(IX2+QX2)が二
乗器80a、80b及び加算器90によって、求めら
れ、係数乗算器100によって乗算結果{K・(IX2
+QX2)}が求められる。二乗器30a、30bは、
加算器40とともに、所定シンボル分の積分値IW、Q
Wの電力値(IW2+QW2)を求め、平均回路50は、
電力値の平均値HDを求める。加算器110は、電力値
の平均値HDと乗算結果{K・(IX2+QX2)}とを
加算しその加算結果を相関出力として出力する。
Description
受信機の相関検出器に関する。
式を用いた通信方式では、基地局の送信時に、情報信号
及びパイロット信号(既知信号)が、拡散コードによっ
てスペクトラム拡散され、搬送波によって直交変調され
て送信されるようにしたものがある。拡散コードとして
は、第1及び第2のチャネライゼイションコード(Ch
annelizaition Code)とスクランブ
ルコード(Scramble Code)とが採用され
ている。
イションコードによってスペクトラム拡散され、更に、
スクランブルコードでスペクトラム拡散されている。ま
た、パイロット信号は、第2のチャネライゼイションコ
ードによってスペクトラム拡散され、更に、スクランブ
ルコードによってスペクトラム拡散されている。このよ
うに、基地局から送信される送信信号は、情報信号及び
パイロット信号がコード多重化されていることになる。
てられ、第1のチャネライゼイションコードは、通信端
末毎に毎に割り当てられている。そして、第2のチャネ
ライゼイションコードとしては、その値が定常的に
「1」となるコードが採用されているため、パイロット
信号は、実質的に、スクランブルコードだけで、スペク
トラム拡散されていることになる。そこで、通信端末
は、受信信号のうち、スペクトラム拡散されたパイロッ
ト信号を利用してスクランブルコードを検出する。この
スクランブルコードは、情報信号の逆拡散復調等の処理
に用いられる。
スクランブルコードのコード検出について図5を参照し
て説明する。図5は受信機の部分回路構成を示す。
期検波回路1に入力される。この準同期検波回路1は、
受信信号Rxに対し乗算器1aにてCOS(ωt+θf
c(t))を掛け、また、乗算器1bにて−SIN(ω
t+θfc(t))を掛けて直交検波を行い、さらにロ
ーパスフィルタ(LPF)1c、1dで、高調波成分を
除去することにより、準同期検波信号I、Qを出力す
る。そして、A/D変換器2aは、準同期検波信号Iを
デジタル信号IDに変換し、A/D変換器2bは、準同
期検波信号Qをデジタル信号QDに変換する。デジタル
信号ID、QDは、コード検出器3に入力される。
候補{C1i、C1q…Cni、Cnq(nは自然
数)}のうち、基地局で送信時に用いられたスクランブ
ルコードを検出する。具体的には、コード検出器3は、
相関検出器31、32、33…3n、及び、最大値判定
器300を有し、相関検出器31、32、33…3n
は、それぞれ、異なるコードと、デジタル信号ID、QD
との相関出力を出力する。例えば、相関検出器31は、
コードC1i、C1qとデジタル信号ID、QDとの相関
出力を出力し、相関検出器32は、コードC2i、C2
qとデジタル信号ID、QDとの相関出力を出力する。そ
して、相関検出器32は、コードCni、Cnqとデジ
タル信号ID、QDとの相関出力を出力する。
31〜3nで用いた各コード(C1i、C1q…Cn
i、Cnq)を記憶している。最大値判定器300は、
相関検出器31、32、33…3nの相関出力のうち最
大値を求め、上記各コード(C1i、C1q…Cni、
Cnq)のうち、上記最大値に対応するコードの識別信
号(コードの番号を示す)を出力する。これにより、基
地局で送信時に用いられたスクランブルコードが検出さ
れ、この検出されたスクランブルコードは、情報信号の
逆拡散復調処理に用いられる。
る。ここで、相関検出器として、電力型相関検出器と同
相型相関検出器といった二種類の相関検出器が有り、先
ず、電力型相関検出器について図6を参照して説明す
る。以下、コード(拡散符号)として、スクランブルコ
ードの候補の1つであるコード(以下、コードCi、C
qという)を採用した例について説明する。電力型相関
検出器は、図6に示すように、逆拡散回路10、ダウン
サンプリング器(DOWN)20a、20b、二乗器3
0a、30b、加算器40、及び、平均回路50を有す
る。
に、基地局での送信時と同位相で、コードCi、Cqの
複素共役信号を複素乗算する。即ち、乗算器11、1
2、加算器13により、実数部信号IS(=I・Ci+
Q・Cq)を求めるとともに、乗算器14、15、加算
器16により、虚数部信号Qs(=Q・Ci−I・C
q)を求める。そして、その他のチャネルと信号等の干
渉雑音を除去するために、積分器17、18によって、
それぞれ、1シンボル長積分して、逆拡散信号IL、Q
Lを得る。
号の実数部ILを1シンボル毎にダウンサンプリングす
ることにより、1シンボル毎の実数部の積分値IWを得
る。ダウンサンプリング器20bは、逆拡散信号の虚数
部QLを1シンボル毎にダウンサンプリングすることに
より、1シンボル毎の虚数部の積分値QWを得る。但
し、積分値IW、QWは、パイロット信号の復調信号に
相当し、当該復調信号は、伝送路中のフェージング、ノ
イズ等の影響を受けている。また、二乗器30aは、実
数部の積分値IWを順次二乗して二乗値IW2を求め、
二乗器30bは、虚数部の積分値QWを順次二乗して二
乗値QW2を求める。
とを順次加算して加算値(IW2+QW2)を求め、平均
回路50は、所定シンボル数分の加算値(IW2+Q
W2)を平均しその平均値を相関出力として出力する。
換言すれば、所定期間における積分値IW、QWの電力
値(IW2+QW2)が求られ、この求められた電力値の
平均値が相関出力HDとして求められることになる。
7を参照して説明する。先ず、同相型相関検出器は、図
7に示すように、逆拡散回路10、ダウンサンプリング
器(DOWN)20a、20b、複素共役乗算器60、
平均回路70a、70b、二乗器80a、80b、及
び、加算器90を有する。但し、図7に示す逆拡散回路
10及びダウンサンプリング器20a、20bは、図6
に示す逆拡散回路10及びダウンサンプリング器20
a、20bは、各々、同一である。
ンプリング器20aの積分値IW、ダウンサンプリング
器20bの積分値QW、及び、パイロット信号Dp、D
qが入力される。複素共役乗算器60は、積分値IW、
QWに、パイロット信号Dp、Dqの複素共役信号を複
素乗算する。すなわち、乗算器61、62、加算器63
により、実数部信号IV(=IW・Di+QW・Dq)
を求めるとともに、乗算器64、65、加算器66によ
り、虚数部信号QV(=QW・Di−IW・Dq)を求
める。なお、以下、実数部信号IV及び虚数部信号QV
を、乗算信号IV、QVという。
く、パイロット信号の復調信号に相当し、複素共役乗算
器60は、積分値IW、QWに、パイロット信号Dp、
Dqの複素共役信号を複素乗算することにより、1シン
ボル毎に同相となる乗算信号IV、QVを得ることにな
る。すなわち、複素共役乗算器60は、積分値IW、Q
W(或いは、逆拡散信号IL、QL)を、定常的に同一
の位相となる乗算信号IV、QV(同相信号)に変換す
る変換手段の役割を果たす。具体的には、I/Q平面上
にて、乗算信号IV、QVは、第1象限と第4象限との
境界を成すI軸(実軸)軸上に位置することになる。但
し、乗算信号IV、QVは、伝送路中のフェージング、
ノイズ、位相変動等の影響を受けているため、乗算信号
IV、QVは、シンボル毎に位相の「ばらつき」を有す
る。
算信号IVを平均し平均値IXを求め、平均回路70b
は、所定シンボル数分の乗算信号QVを平均し平均値Q
Xを求める。このことにより、平均回路70a、70b
は、乗算信号IV、QVを所定期間に亘りベクトル平均
することになる。換言すれば、平均回路70a、70b
は、複素共役乗算器60とともに、逆拡散信号IL、Q
L(或いは、積分値IW、QW)を、同相で、所定期間
に亘りベクトル平均することになる。さらに、二乗器8
0aは、平均値IXを二乗して二乗値IX2を求め、二
乗器30bは、平均値QXを二乗して二乗値QX2を求
める。加算器90は、二乗値IX2と二乗値QX2とを加
算して加算値(IX2+QX2)を相関出力として出力す
る。
ため、上述の如く、平均回路70a、70bによって、
乗算信号IV、QVを所定期間に亘りベクトル平均する
ことにより、所定期間における乗算信号IV、QVのう
ち、ノイズ成分を相殺することができる。従って、同相
型相関検出器の相関出力のうちノイズ成分を取り除き、
ノイズによる相関出力の精度の劣化を抑えうる。
信端末においては、電源ON直後に、その発振器の発振
周波数と基地局の発振器の発振周波数との同期タイミン
グを検出する同期検出回路が採用され、発振器は、上記
同期タイミングに基づき発振する。発振器は、寒暖差
(温度変化)等の環境変化等によって、周波数変動を起
こすため、CDMA通信端末では、上記周波数変動を抑
制するように発振器を制御するAFC回路(自動周波数
制御回路)が採用されている。
N直後に、同期検出回路が作動し、その後、AFC回路
が作動を開始し、発振器の発振に基づいて各種処理が行
われる。しかし、CDMA通信端末において、同期検出
回路の作動開始後で、且つ、AFC回路の作動開始前
に、上述したスクランブルコードの検出処理を行う場
合、相関検出器は、周波数変動に関わらず、相関出力の
精度を所定以上に保つ必要がある。
乗算器60は、上述の如く、ダウンサンプリング器20
a、20bの積分値IW、QWを、1シンボル毎に、同
相になるように位相回転するものの、周波数変動によっ
て、積分値IW、QWがそのシンボル毎に位相変動を生
じるとき、乗算信号IV、QVは、1シンボル毎に、同
相にならず、位相の「ばらつき」が生じることになる。
このような乗算信号IV、QVを、所定シンボル数分、
ベクトル平均すると、mシンボル目の乗算信号IV、Q
Vと、nシンボル目の乗算信号IV、QVとが打ち消さ
れ、相関出力(IX2+QX2)が、その真の相関出力に
比べて、極めて小さくなって、零に近い値になり得る。
すなわち、同相型相関検出器では、周波数変動によっ
て、相関出力の精度が極めて劣化することがある。
波数変動によって、ダウンサンプリング器20a、20
bの積分値IW、QWの位相が変動するものの、積分値
IW、QWの振幅は変動しない。ここで、相関出力とし
ては、上述の如く、所定期間分の電力値(IW2+Q
W2)の平均値が求められるため、周波数変動による相
関出力の精度を劣化を抑えることができる。しかし、電
力型相関検出器では、積分値IW、QWのうちノイズ成
分を含んだ状態で、電力値(IW2+QW2)、ひいて
は、相関出力HDが求められるため、ノイズ成分が大き
いときには、相関出力の精度が劣化することがある。
く、且つ、耐ノイズ性に優れたスペクトラム拡散受信機
の相関検出器を提供することを目的とする。
成するために、請求項1に記載の発明においては、受信
信号と拡散符号との相関出力を出力するスペクトラム拡
散受信機の相関検出器であって、受信信号を直交検波す
る直交検波手段(1a、1b)と、直交検波手段の出力
を前記拡散符号によって逆拡散して逆拡散信号を出力す
る逆拡散手段(10)と、逆拡散信号を定常的に同一位
相となる同相信号に変換する変換手段(60)と、同相
信号を所定期間に亘りベクトル平均する第1の平均手段
(70a、70b)と、第1の平均手段の出力の電力情
報を求める第1の電力算出手段(80a、80b)と、
逆拡散信号の電力情報を所定期間に亘り算出する第2の
電力算出手段(30a、30b)と、第2の電力算出手
段の出力を平均する第2の平均手段(50)と、第2の
平均手段の出力と第1の電力算出手段の出力とに応じて
相関出力を求める相関算出手段(100、110)とを
有することを特徴とする。
き、第1の平均手段によって、ノイズを有する同相信号
を、所定期間に亘りベクトル平均すると、同相信号のノ
イズが相殺されるため、ノイズによる第1平均手段の出
力精度の劣化、ひいては、ノイズによる第1の電力算出
手段の電力情報の精度の劣化を抑えうる。さらに、周波
数変動によって、逆拡散信号の位相は変動するものの、
逆拡散信号の振幅は変動しないため、周波数変動による
第2の電力算出手段の出力の精度の劣化を抑えうるた
め、周波数変動による第2の平均手段の出力の精度の劣
化を抑えることができる。このような第2の平均手段の
出力と第1の電力算出手段の出力との双方に応じて、相
関出力を求めるため、周波数変動に強く、且つ、耐ノイ
ズ性に優れた相関出力を得ることができる。
に、相関算出手段は、第2の平均手段の出力と第1の電
力算出手段の出力とのうち何れか一方に係数を乗算する
乗算手段(100)と、係数を乗算された前記一方と、
第2の平均手段の出力と第1の電力算出手段の出力のう
ち他方とを加算することにより、相関出力を求める加算
手段(110)とを有するようにしてもよい。
述する一実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示
す一例である。
信端末の受信機の複合型相関検出器の一実施形態を示
す。図1は、CDMA通信端末の受信機の複合型相関検
出器の回路構成を示す。図1に示すように、複合型相関
検出器は、両逆拡散回路10、両ダウンサンプリング器
(DOWN)20a、20b、二乗器30a、30b、
加算器40、平均回路50、複素共役乗算器60、平均
回路70a、70b、二乗器80a、80b、加算器9
0、係数乗算器100、及び、加算器110を有する。
但し、図1中、図4に示す同一符号のものは、同一物を
示し、図1中、図5に示す同一符号のものは、同一物を
示す。このように、本実施形態の複合型相関検出器は、
電力型相関検出器と同相型検出器とを組み合わせた構成
になっている。
検出器の加算器90からの相関出力(IX2+QX2)が
入力される。係数乗算器100は、加算器90からの相
関出力(IX2+QX2)に係数Kを乗算し乗算結果{K
・(IX2+QX2)}を求める。加算器110には、係
数乗算器100の乗算結果{K・(IX2+QX2)}
と、電力型相関検出器の平均回路50からの相関出力H
Dとが入力されて、加算器110は、乗算結果{K・
(IX2+QX2)}と平均回路50からの相関出力HD
とを加算して複合型相関出力を求める。
く、乗算信号IV、QVを所定期間に亘りベクトル平均
すると、所定期間における乗算信号IV、QVのうち、
ノイズ成分を相殺することができるため、ノイズによる
相関出力の精度の劣化を抑えることができる。一方、電
力型相関検出器では、周波数変動によって、ダウンサン
プリング器20a、20bの積分値IW、QWの位相が
変動するものの、積分値IW、QWの振幅は変動しな
い。相関出力としては、上述の如く、所定期間分の電力
値(IW2+QW2)の平均値が求められるため、周波数
変動による相関出力の精度を劣化を抑えることができ
る。
X2+QX2)を、電力型相関検出器の相関出力の補助信
号として、乗算結果{K・(IX2+QX2)}と電力型
相関検出器の相関出力HDとを加算することにより、複
合型相関出力を求めるため、周波数変動に強く、耐ノイ
ズ性に優れた複合型相関出力を得ることができる。さら
に、スクランブルコードの検出にあたり、複合型相関検
出器を用いることにより、高精度のコード検出を行うこ
とができる。
各々に対して、図1に示す複合型相関検出器を適用し
て、スクランブルコードを検出するシュミレーションを
した例について図2を参照して説明する。図2中の横軸
は、CDMA通信端末の発振器と、基地局の発振器との
周波数のずれ(ppm)を示し、縦軸は、スクランブル
コードの検出確率を示す。本シュミレーションにおいて
は、静特性で、且つ、Eb/M0(ノイズ特性)は−4
dbである。累積加算数としては、パイロット信号(CP
ICH)の10シンボル(1スロット)が採用されてい
る。
ラーシフトが無く、ガウス雑音だけが存在する状態であ
る。また、累積加算数は、平均回路70a、70b、5
0で平均処理にて用いられたシンボル数を示し、係数乗
算器100の係数Kとしては「1」が採用されている
(K=1)。図2に示すように、約0.1ppm〜約
0.6ppmの周波数のずれがあるときには、複合型相
関器(電力+同相)の方が、同相型相関検出器及び電力
型相関検出器の双方に比べて、スクランブルコードの検
出確率が高いことが分かる。
出器としては、図1に示すように、両逆拡散回路10、
両ダウンサンプリング器(DOWN)20a、20bを
採用した例について説明したが、これに限らず、図3に
示すように、両ダウンサンプリング器(DOWN)20
aとしては、各々、同一の役割を果たすため、両ダウン
サンプリング器20aのうち一方だけを採用し、両ダウ
ンサンプリング器20bのうち一方だけを採用するよう
にしてもよい。これに加えて、両逆拡散回路10は、各
々、同一の役割を果たすので、両逆拡散回路10のうち
一方だけを採用するようにしてもよい。以上により、図
3に示す複合型相関検出器では、逆拡散回路10及びダ
ウンサンプリング器20a、20bを共通利用している
ことになるため、回路構成を簡素化できる。
検出の処理にあたり、図5に示すコード検出器3に代え
て、図4に示すコード検出器3Aを採用して、デジタル
信号ID、QDと、スクランブルコードの候補{C1i、
C1q…Cni、Cnq}とを時分割的に相関検出を求
めるようにしてもよい。すなわち、図4に示すように、
1つの相関検出器400を採用して、相関検出器410
に、スクランブルコードの候補を一種類毎に一定期間
{例えば、10シンボル(1スロット))}入力する。
これにより、相関検出器3は、時分割で、スクランブル
コードの候補を一種類毎に相関出力を求め、この求めら
れた各相関出力は、メモリ420に記憶され、最大値判
定420は、メモリ420から各相関出力を読み出し、
図5に示す最大値判定器300と同様に、基地局で送信
時に用いられたスクランブルコードを検出しその識別信
号を出力する。
0の逆拡散信号IL、QLの電力情報として、ダウンサ
ンプリング器20a、20bの積分値IW、QWの電力
値(IW2+QW2)を採用した例について説明したが、
これに限らず、積分値IW、QWの振幅(IW2+Q
W2)1/2を採用し、所定シンボル数分における積分値I
W、QWの振幅(IW2+QW2)1/2の平均値を、相関
検出HDとして求めるようにしてもよい。この場合、加
算器90の加算値(IX2+QX2)に代えて、平均値I
X、QXの振幅(IX2+QX2)1/2を採用するように
しておく。
出器の相関出力と電力型相関検出器の相関出力との複合
型相関出力を求めるにあたり、同相型相関検出器の相関
出力(IX2+QX2)を、電力型相関検出器の相関出力
の補助信号として、乗算結果{K・(IX2+QX2)}
と電力型相関検出器の相関出力HDとを加算する例につ
いて説明したが、これに限らず、同相型相関検出器の相
関出力と電力型相関検出器の相関出力との双方に応じ
て、複合型相関出力を求めるのであれば、同相型相関検
出器の相関出力と電力型相関検出器の相関出力との双方
を何れの処理を成して求めるようにしてもよい。
り、電力型相関検出器の相関出力HDを、同相型相関検
出器の相関出力(IX2+QX2)の補助信号として、相
関出力HDに係数を乗算し、その乗算結果を同相型相関
検出器の相関出力(IX2+QX2)に加算して、複合型
相関出力を求めてもよい。
器としては、CDMA通信端末、W−CDMA通信端
末、若しくは、基地局等の各種相関検出の処理に適用し
てもよい。
構成を示すブロック図である。
ドの検出を行うシュミレーションの結果を示す図であ
る。
成を示すブロック図である。
すブロック図である。
すブロック図である。
である。
である。
0…複素共役乗算器、70a、70b…平均回路、80
a、80b…二乗器、90…加算器、100…係数乗算
器、110…加算器。
Claims (2)
- 【請求項1】 受信信号と拡散符号との相関出力を出力
するスペクトラム拡散受信機の相関検出器であって、 前記受信信号を直交検波する直交検波手段(1a、1
b)と、 前記直交検波手段の出力を前記拡散符号によって逆拡散
して逆拡散信号を出力する逆拡散手段(10)と、 前記逆拡散信号を定常的に同一位相となる同相信号に変
換する変換手段(60)と、 前記同相信号を所定期間に亘りベクトル平均する第1の
平均手段(70a、70b)と、 前記第1の平均手段の出力の電力情報を求める第1の電
力算出手段(80a、80b)と、 前記逆拡散信号の電力情報を前記所定期間に亘り算出す
る第2の電力算出手段(30a、30b)と、 前記第2の電力算出手段の出力を平均する第2の平均手
段(50)と、 前記第2の平均手段の出力と前記第1の電力算出手段の
出力とに応じて、前記相関出力を求める相関算出手段
(100、110)とを有することを特徴とするスペク
トラム拡散受信機の相関検出器。 - 【請求項2】 前記相関算出手段は、 前記第2の平均手段の出力と前記第1の電力算出手段の
出力とのうち何れか一方に係数を乗算する乗算手段(1
00)と、 前記係数を乗算された前記一方と、前記第2の平均手段
の出力と前記第1の電力算出手段の出力のうち他方とを
加算することにより、前記相関出力を求める加算手段
(110)とを有することを特徴とする請求項1に記載
のスペクトラム拡散受信機の相関検出器。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000358189A JP3695316B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | スペクトラム拡散受信機の相関検出器 |
US09/990,515 US7027487B2 (en) | 2000-11-24 | 2001-11-21 | Combination power/inphase correlator for spread spectrum receiver |
Applications Claiming Priority (1)
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---|---|---|---|
JP2000358189A JP3695316B2 (ja) | 2000-11-24 | 2000-11-24 | スペクトラム拡散受信機の相関検出器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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