JP2002164405A - 搬送装置 - Google Patents

搬送装置

Info

Publication number
JP2002164405A
JP2002164405A JP2000358197A JP2000358197A JP2002164405A JP 2002164405 A JP2002164405 A JP 2002164405A JP 2000358197 A JP2000358197 A JP 2000358197A JP 2000358197 A JP2000358197 A JP 2000358197A JP 2002164405 A JP2002164405 A JP 2002164405A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
arm
power transmission
transmission mechanism
pulley
arms
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2000358197A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4467770B2 (ja
Inventor
Nobufumi Minami
展史 南
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ulvac Inc
Original Assignee
Ulvac Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ulvac Inc filed Critical Ulvac Inc
Priority to JP2000358197A priority Critical patent/JP4467770B2/ja
Publication of JP2002164405A publication Critical patent/JP2002164405A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4467770B2 publication Critical patent/JP4467770B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Manipulator (AREA)
  • Container, Conveyance, Adherence, Positioning, Of Wafer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】簡素な構成で旋回半径を小さくすることがで
き、しかも搬送速度が大きい搬送装置を提供する。 【解決手段】本発明の搬送装置1は、一方の端部A、B
に第1及び第2の駆動軸11、12が同心状に配設され
た第1及び第2のアーム21、22を有する。第1及び
第2のアーム21、22の他方の端部C、Dには、第3
及び第4のアーム23、24の一方の端部E、Fが、支
軸23a、24aを中心としてそれぞれ回転自在に取り
付けられている。第3及び第4のアーム23、24は、
その他方の端部G、Hが、連結軸30aを中心として同
心的に回転できるように構成されている。第2のアーム
22の駆動軸12の回転動力を第3のアーム23に伝達
するための第1の動力伝達機構4と、第1のアーム21
の他方の端部Cにおける回転動力を連結軸30aに伝達
するための第2の動力伝達機構5が設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体基板
等を真空処理槽内に搬入したり、搬出して所定の位置に
搬送するための搬送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、半導体素子に関し、超微細高精度
化が要求されており、このような半導体素子を製造する
装置には、スループットを向上させること、また装置を
設置するための床面積を小さくすること等が要求されて
いる。
【0003】このため、搬送室を中心としてその周囲に
複数の処理室を配し、ゲートバルブを介して連結するこ
とによって種々の基板処理を真空中で一貫して行うこと
ができるマルチチャンバ装置及び搬送装置が提案されて
いる(例えば、特許第2733799号公報、特許第2
808826号公報等参照)。
【0004】図5は、従来の搬送装置(特開平4−27
9043号公報参照)の要部構成を示す平面図である。
図5に示すように、この搬送装置100においては、図
示しない駆動源の回転動力が、駆動軸101及びこの駆
動軸101に取り付けられた駆動ギア102に伝達さ
れ、さらに、駆動ギア102及びこの駆動ギア102と
噛み合う従動ギア103を介して従動軸104に伝達さ
れるようになっている。
【0005】駆動軸101には第1のアーム105が取
り付けられ、この第1のアーム105の先端部には、回
転軸106を中心として回転可能な第3のアーム107
が取り付けられている。
【0006】一方、従動軸104には第2のアーム10
8が取り付けられ、この第2のアーム108の先端部に
は、回転軸109を中心として回転可能な第4のアーム
110が取り付けられている。
【0007】第3のアーム107には上記回転軸106
と同心的に回転可能な動プーリ111が取り付けられ、
この動プーリ111は、駆動軸101と同心位置に固定
された固定プーリ112とベルト113によって連結さ
れている。なお、動プーリ111と固定プーリ112と
の直径比は1:2である。
【0008】第3のアーム107と第4のアーム110
の先端部には、それぞれ拘束ギア114、116が回転
可能に取り付けられ、これら拘束ギア114、116
は、噛み合った状態で基板載置台115に取り付けられ
ている。
【0009】このようなリンク機構を有する従来の搬送
装置100においては、駆動軸101を回転させること
により、駆動軸101と従動軸104の中心を結ぶ直線
に水平面内で直交する直線(以下「搬送ライン」とい
う。)lに沿って基板載置台115が移動し、第1のア
ーム105と第2のアーム108の開き角が180度と
なる位置(以下「死点位置」という。)を通過する。
【0010】また、この搬送装置100は、駆動軸10
1及び従動軸104は図示しない支持台に回転可能に取
り付けられ、この支持台を他の駆動源(図示せず)によ
って回転させることにより基板載置台115が駆動軸1
01を中心として旋回するように構成されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の搬送装置100においては、駆動軸101を
中心として基板載置台115を回転させる構成となって
いるため、第1〜第4のアーム105、107、10
8、110を死点位置まで縮めた状態で旋回させた場合
に、基板載置台115はアームの中心位置、すなわち、
駆動軸101と従動軸104の中心軸を結ぶ直線mと上
記搬送ラインlの交点Oを中心に旋回しない構成となっ
ている。
【0012】このため、従来技術においては、最小旋回
半径を小さくすることができず、搬送室の内径を小さく
することができないので、半導体製造装置を小さくする
ことができないという課題がある。
【0013】また、半導体製造装置のスループットを向
上させるためには、搬送装置の動作速度を大きくするこ
とが効果的であるが、従来技術においては、一つの駆動
源を用いて駆動軸101及び従動軸104を動作させる
ようにしているため、回転動力の伝達ロス等によって駆
動源の動作トルクが不足し、動作速度が速くならないと
いう課題がある。
【0014】このような課題を解決するためには、同心
状に配設した第1及び第2の駆動軸に対して2つの独立
した駆動源の回転動力を伝達させることも考えられる
が、その場合、関節機構を構成する拘束ギア114、1
16が2個並列に配置されているので、上記第3のアー
ム107の第1のアーム105に対する回転角と、第4
のアーム110の第2のアーム108に対する回転角
は、それぞれ第1のアーム105及び第2のアーム10
8の回転角に比例しない。そのため、第1及び第2のア
ーム105、108の回転運動に第3及び第4のアーム
107、110の回転運動に同期せず、基板載置台11
5の移動が困難になってしまう。
【0015】その一方、このような課題を回避するため
には複雑な補正機構を設けなければならず、部品点数が
増加するとともに組立工程も煩雑になってしまう。
【0016】本発明は、このような従来の技術の課題を
解決するためになされたもので、簡素な構成で旋回半径
を小さくすることができ、しかも搬送速度が大きい搬送
装置を提供することを目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1記載の発明は、第1、第2、第3及
び第4のアームを有する搬送装置であって、前記第1の
アームは、一方の端部Aが第1の駆動軸に固定され、前
記第2のアームは、一方の端部Bが、前記第1の駆動軸
と同心状に配設された第2の駆動軸に固定され、前記第
3のアームは、一方の端部Eが前記第1のアームの他方
の端部Cにおいて支軸を中心に回転可能に連結され、前
記第4のアームは、一方の端部Fが前記第2のアームの
他方の端部Dにおいて支軸を中心に回転可能に連結さ
れ、前記第3及び第4のアームの他方の端部G、Hが所
定の連結軸を中心に回転可能に連結され、前記第1又は
第2のアームの駆動軸の回転動力を前記第3又は第4の
アームに伝達するための第1の動力伝達機構と、前記第
1又は第2のアームの他端部における回転動力を前記連
結軸に伝達するための第2の動力伝達機構とを備えたこ
とを特徴とする。
【0018】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記第1、第2、第3及び第4のアームの
アーム長が同一であることを特徴とする。
【0019】請求項3記載の発明は、請求項1又は2の
いずれか1項記載の発明において、前記第1の動力伝達
機構は、第1又は第2のアームの一方の端部A、Bに設
けられた駆動部と、前記第3又は第4のアームの一方の
端部E、Fに設けられた従動部とを有し、前記駆動部と
従動部とが所定の動力伝達部材によって連結されている
ことを特徴とする。
【0020】請求項4記載の発明は、請求項1乃至3の
いずれか1項記載の発明において、前記第2の動力伝達
機構は、第1又は第2のアームの他方の端部C、Dに設
けられた駆動部と、前記連結軸に設けられた従動部とを
有し、前記駆動部と従動部とが所定の動力伝達部材によ
って連結されていることを特徴とする。
【0021】本発明の場合、第1及び第2のアームの駆
動軸が同心状に配設されていることから、第1〜第4の
アームを死点位置に配置した状態における最小旋回半径
を従来技術に比べて小さくすることが可能になる。
【0022】また、本発明によれば、第3及び第4のア
ームの他方の端部が所定の連結軸によって同心状に連結
されていることから、アーム長を変化させるための複雑
な補正機構を用いることなく第3及び第4のアームに駆
動軸の回転動力を与えることができ、その結果、簡素な
構成で第1〜第4のアームの動作速度を速くすることが
可能になる。
【0023】しかも、本発明にあっては、第2の動力伝
達機構によって第1又は第2のアームの他方の端部C、
Dにおける回転動力を前記連結軸に伝達するように構成
されていることから、例えばこの連結軸に取り付けたキ
ャリアが回転してしまうことなく所定の搬送ラインに沿
って直進性良く移動させることができ、また、死点位置
近傍においてもキャリアを円滑に移動させることができ
る。
【0024】さらに、本発明によれば、第1の動力伝達
機構によって駆動源の動力が効率良く各アームに伝達さ
れるので、より円滑かつ高速で動作させることが可能に
なる。
【0025】請求項5記載の発明は、請求項1又は2の
いずれか1項記載の発明において、前記第1の動力伝達
機構は、第1又は第2のアームの一方の端部A、Bに設
けられた第1のプーリと、前記第3又は第4のアームの
一方の端部E、Fに設けられた第2のプーリとを有し、
前記第1のプーリと第2のプーリとが伝達ベルトによっ
て連結されていることを特徴とする。
【0026】請求項5記載の発明によれば、第1の動力
伝達機構がプーリとベルトによって構成されているの
で、薄型で軽量の搬送機構を提供することが可能にな
る。
【0027】請求項6記載の発明は、請求項1又は2の
いずれか1項記載の発明において、前記第2の動力伝達
機構は、第1又は第2のアームの他方の端部C、Dに設
けられた第3のプーリと、前記連結軸に設けられた第4
のプーリとを有し、前記第3のプーリと第4のプーリと
が伝達ベルトによって連結されていることを特徴とす
る。
【0028】請求項6記載の発明によれば、第2の動力
伝達機構がプーリとベルトによって構成されているの
で、薄型で軽量の搬送機構を提供することが可能にな
る。
【0029】請求項7記載の発明は、請求項1乃至請求
項6のいずれか1項記載の搬送装置を用いて真空処理槽
内の搬送を行うように構成されていることを特徴とする
真空処理装置である。
【0030】請求項7記載の発明によれば、小型で処理
対象物の搬送速度の大きい真空処理装置を提供すること
ができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る搬送装置の好
ましい実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0032】図1は、本発明に係る搬送装置の第1の実
施の形態の構成を示す平面図、図2は、本実施の形態の
構成を示す側断面図である。図1に示すように、本実施
の形態の搬送装置1は、例えば真空処理槽(図示せず)
内における処理対象物の搬送を行うもので、同心状に配
設した第1及び第2の駆動軸11、12を有し、これら
各駆動軸11、12は、独立した第1及び第2の駆動源
M1、M2からそれぞれ時計回り方向又は反時計回り方
向の回転動力が伝達されるように構成されている。
【0033】第1の駆動軸11には第1のアーム21の
一方の端部Aが固定され、第2の駆動軸12には、第2
のアーム22の一方の端部Bが固定されている。
【0034】第1及び第2のアーム21、22の他方の
端部C、Dには、例えば軸受け(図示せず)を用いて第
3及び第4のアーム23、24の一方の端部E、Fが、
支軸23a、24aを中心としてそれぞれ回転自在に取
り付けられている。
【0035】これら第3及び第4のアーム23、24
は、その他方の端部G、Hが、後述するベース板30に
固定された連結軸30aを中心として同心的に回転でき
るように構成されている。
【0036】なお、本実施の形態においては、第1〜第
4のアーム21〜24の長さ(回転軸間の距離)が、全
て同一の長さに設定されている。以下、第1〜第4のア
ーム21〜24全体を適宜アーム20と総称する。
【0037】また、本実施の形態においては、第2のア
ーム22と第3のアーム23との間に第1の動力伝達機
構4が設けられている。
【0038】図1及び図2に示すように、この第1の動
力伝達機構4においては、第2のアーム22の回転軸で
ある第2の駆動軸12に対して同心状に第1のプーリ
(駆動部)41が固定されるとともに、第3のアーム2
3の回転軸である支軸23aに対して同心状に第2のプ
ーリ(従動部)42が固定され、これら第1及び第2の
プーリ41、42に駆動ベルト(動力伝達部材)40が
巻き掛けられている。
【0039】ここで、第1及び第2のプーリ41、42
は、それぞれ径が同一のものが用いられている。
【0040】そして、このような構成を有する第1の動
力伝達機構4により、第2のアーム22を駆動するため
の第2の駆動軸12の回転動力が、同位相で第3のアー
ム23に伝達されるようになっている。
【0041】さらに、本実施の形態においては、第2の
動力伝達機構5が設けられている。この第2の動力伝達
機構5は、第1のアーム21の他方の端部Cに固定され
第3のアーム23の支軸23aを中心として回転可能な
第3のプーリ(駆動部)53を有している。
【0042】また、ベース板30の連結軸30aには当
該連結軸30aを中心として第4のプーリ(従動部)5
4が固定されている。この第4のプーリ54の直径は第
3のプーリ53の直径の2倍に設定されている。そし
て、これら第3及び第4のプーリ54に伝達ベルト(動
力伝達部材)50が巻き掛けられ、これにより第3のプ
ーリ53の回転が同位相で第4のプーリ54に伝達され
るようになっている。
【0043】図1に示すように、ベース板30には、半
導体ウェハ2を載置するためのキャリア31が取り付け
られている。
【0044】本実施の形態の場合は、ベース板30に対
して第1及び第2の駆動軸11、12側に第1のキャリ
ア31aが設けられるとともに、ベース板30を挟んで
180度回転対称側に第2のキャリア31bが設けら
れ、これにより2枚の半導体ウェハ2を同時に載置でき
るようになっている。
【0045】次に、本実施の形態の動作を説明する。ま
ず、第1のアーム21と第2のアーム22の開き角が1
80度の状態、即ち死点位置にある状態から、第1のア
ーム21と第2のアーム22の開き角が小さくなるよう
に第1の駆動軸11と第2の駆動軸12を逆方向に所定
の角度θだけ回転させると、第1のアーム21と第2の
アーム22は、それぞれ逆方向に同一の角度θだけ回転
する。
【0046】ここで、第1〜第4のアーム21〜24
は、リンク機構を構成しており、また、第1〜第4のア
ーム21〜24はアーム長が等しいので、この回転に伴
い、ベース板30に固定された連結軸30aは、第1及
び第2の駆動軸11、12の中心と当該連結軸30aの
中心を結ぶ直線(以下「搬送ライン」という。)L上を
移動する(図1参照)。
【0047】ここで、第1のアーム21が角度θだけ回
転すると、第3のアーム23は第1のアーム21に対し
て逆方向に角度2θだけ回転する。第1のアーム21に
固定された第3のプーリ53は第3のアーム23に対し
て相対的に2θだけ回転したことになる。この第3のプ
ーリ53の回転動力は伝達ベルト50を介して第4のプ
ーリ54に伝達されるが、第3のプーリ53と第4のプ
ーリ54の直径比が1:2であるので、第4のプーリ5
4は、第3のアーム23に対して角度θだけ回転する。
【0048】その結果、第4のプーリ54に連結軸30
aを介して固定されているベース板30とキャリアは、
連結軸30aを中心に回転することなく、搬送ラインL
上を直進性良く移動することになる。
【0049】一方、キャリア31を元の位置に戻す場合
には、第1の駆動軸11と第2の駆動軸12を上記方向
と逆方向に所定の角度θだけ回転させる。これにより、
上述した動作と反対の動作が行われ、第1のアーム21
と第2のアーム22が死点位置に戻る。
【0050】なお、第1の駆動軸11と第2の駆動軸1
2を同じ方向へ回転させた場合には、キャリア31は、
第1の駆動軸11及び第2の駆動軸12を中心として同
方向に回転する。
【0051】次に、本実施の形態においてキャリア31
が死点位置を通過するときの動作について説明する。こ
こでは、第1のアーム21と第2のアーム22の開き角
が死点位置における180度から少し小さくなった状態
を考える。
【0052】この状態において、第1のアーム21と第
2のアーム22の開き角が大きくなるように、第1の駆
動軸11を所定の方向に角度θだけ回転させ、第2の駆
動軸12をこれと逆方向に角度θだけ回転させる。
【0053】本実施の形態においては、第2の駆動軸1
2の回転動力が、動力伝達機構8によって同位相で第3
のアーム23に伝達されるようになっているため、第1
及び第2のアームを回転させると、第3のアーム23が
第1のアーム21に対して回転移動し、その結果、キャ
リア31は円滑に死点位置を通過することになる。
【0054】図3(a)〜(d)及び図4(e)〜
(g)は、本実施の形態を用い、真空処理槽内において
処理済みの半導体ウェハを未処理の半導体ウェハと入れ
替える動作を示す説明図である。
【0055】ここでは、図3(a)に示すように、第1
のキャリア31a上に未処理の半導体ウェハ2aがあ
り、第2のキャリア31b上には半導体ウェハ2がない
状態を考える。
【0056】まず、第1〜第4のアーム21〜24を死
点位置に配置した状態で旋回させることにより、第2の
キャリア31bを、真空処理槽(図示せず)内の所定の
位置に配置された処理済みの半導体ウェハ2の方向に向
ける。
【0057】次いで、図3(b)に示すように、アーム
20を伸ばして第2のキャリア31bをウェハ受け渡し
位置50に移動させ、さらに、図3(c)に示すよう
に、処理済みの半導体ウェハ2を第2のキャリア31b
上に載せてアーム20を初期位置に戻す。この状態では
第1及び第2のキャリア31a、31b上に半導体ウェ
ハ2が載置されている。
【0058】そして、図3(d)及び図4(e)に示す
ように、アーム20を180度旋回させ、第1のキャリ
ア31aをウェハ受け渡し位置50に向け、アーム20
を伸ばして第1のキャリア31aをウェハ受け渡し位置
50に移動させる。
【0059】その後、図4(f)に示すように、第1の
キャリア31a上にある未処理の半導体ウェハ2aを受
け渡し、さらに、図4(g)に示すように、第1のキャ
リア31aを初期位置に戻す。
【0060】以上述べたように本実施の形態によれば、
第1及び第2のアーム22の駆動軸11、12が同心状
に配設されていることから、第1〜第4のアーム21〜
24を死点位置に配置した状態における最小旋回半径を
従来技術に比べて小さくすることが可能になる。
【0061】また、本実施の形態によれば、第3及び第
4のアーム23、24が、それぞれ他方の端部G、Hに
おいて連結軸30aを中心として同心的に回転するよう
に構成されていることから、アーム長を変化させるため
の複雑な補正機構を用いることなく第3及び第4のアー
ム23、24に駆動軸11、12の回転動力を与えるこ
とができ、その結果、簡素な構成で第1〜第4のアーム
21〜24の動作速度を速くすることができる。
【0062】しかも、本実施の形態にあっては、第2の
動力伝達機構5によって第1のアーム21の他方の端部
Cにおける回転動力を前記連結軸30aに伝達するよう
に構成されていることから、この連結軸30aに取り付
けたキャリアが回転してしまうことなく搬送ラインLに
沿って直進性良く移動させることができ、また、死点位
置近傍においてもキャリアを円滑に移動させることがで
きる。
【0063】さらに、本実施の形態によれば、第1の動
力伝達機構4によって駆動源M1、M2の動力が効率良
く各アーム21〜24に伝達されるので、より円滑かつ
高速で動作させることが可能になる。
【0064】さらにまた、本実施の形態によれば、第1
及び第2の動力伝達機構4、5がプーリ41、42及び
53、54と伝達ベルト40及び50によって構成され
ているので、薄型で軽量の動力伝達機構を提供すること
ができるものである。
【0065】なお、本発明は上述の実施の形態に限られ
ることなく、種々の変更を行うことができる。例えば、
上記第1及び第2の動力伝達機構のプーリとベルトの代
わりにスプロケットとチェーンを用いることも可能であ
る。
【0066】スプロケットとチェーンを用いた場合に
は、滑りのない、また、熱伸びの小さな動力伝達機構を
提供することができる。
【0067】また、上述した実施の形態では、第2のア
ームと第3のアームとの間に第1の動力伝達機構を設
け、第1のアームと連結軸の間に第2の動力伝達機構を
設けるようにしたが、第1のアームと第4のアームの間
に第1の動力伝達機構を設け、第2のアームと連結軸の
間に第2の動力伝達機構を設けることもできる。
【0068】さらにまた、本発明の搬送装置は例えば真
空処理装置を始めとして種々の装置に用いることがで
き、本発明の範囲を逸脱しない限り、適宜変更すること
ができるものである。
【0069】
【発明の効果】以上述べたように本発明によれば、簡素
な構成で旋回半径を小さくすることができ、しかも搬送
速度が大きい搬送装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る搬送装置の実施の形態の構成を示
す平面図
【図2】同実施の形態の構成を示す側断面図
【図3】(a)〜(d):同実施の形態を用い、真空処
理槽内において処理済みの半導体ウェハを未処理の半導
体ウェハと入れ替える動作を示す説明図(その1)
【図4】(e)〜(g):同実施の形態を用い、真空処
理槽内において処理済みの半導体ウェハを未処理の半導
体ウェハと入れ替える動作を示す説明図(その2)
【図5】従来の搬送装置の要部構成を示す平面図
【符号の説明】
1…搬送装置 2…半導体ウェハ 4…第1の動力伝達
機構 5…第2の動力伝達機構 11…第1の駆動軸
12…第2の駆動軸 20…アーム 21…第1のアー
ム 22…第2のアーム 23…第3のアーム 24…
第4のアーム 30…ベース板 30a…連結軸 40
…伝達ベルト(動力伝達部材) 41…第1のプーリ
(駆動部) 42…第2のプーリ(従動部) 50…伝
達ベルト(動力伝達部材) 53…第3のプーリ(駆動
部) 54…第4のプーリ(従動部)

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1、第2、第3及び第4のアームを有す
    る搬送装置であって、 前記第1のアームは、一方の端部Aが第1の駆動軸に固
    定され、 前記第2のアームは、一方の端部Bが、前記第1の駆動
    軸と同心状に配設された第2の駆動軸に固定され、 前記第3のアームは、一方の端部Eが前記第1のアーム
    の他方の端部Cにおいて支軸を中心に回転可能に連結さ
    れ、 前記第4のアームは、一方の端部Fが前記第2のアーム
    の他方の端部Dにおいて支軸を中心に回転可能に連結さ
    れ、 前記第3及び第4のアームの他方の端部G、Hが所定の
    連結軸を中心に回転可能に連結され、 前記第1又は第2のアームの駆動軸の回転動力を前記第
    3又は第4のアームに伝達するための第1の動力伝達機
    構と、 前記第1又は第2のアームの他端部における回転動力を
    前記連結軸に伝達するための第2の動力伝達機構とを備
    えたことを特徴とする搬送装置。
  2. 【請求項2】前記第1、第2、第3及び第4のアームの
    アーム長が同一であることを特徴とする請求項1記載の
    搬送装置。
  3. 【請求項3】前記第1の動力伝達機構は、第1又は第2
    のアームの一方の端部A、Bに設けられた駆動部と、前
    記第3又は第4のアームの一方の端部E、Fに設けられ
    た従動部とを有し、前記駆動部と従動部とが所定の動力
    伝達部材によって連結されていることを特徴とする請求
    項1又は2のいずれか1項記載の搬送装置。
  4. 【請求項4】前記第2の動力伝達機構は、第1又は第2
    のアームの他方の端部C、Dに設けられた駆動部と、前
    記連結軸に設けられた従動部とを有し、前記駆動部と従
    動部とが所定の動力伝達部材によって連結されているこ
    とを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項記載の搬
    送装置。
  5. 【請求項5】前記第1の動力伝達機構は、第1又は第2
    のアームの一方の端部A、Bに設けられた第1のプーリ
    と、前記第3又は第4のアームの一方の端部E、Fに設
    けられた第2のプーリとを有し、前記第1のプーリと第
    2のプーリとが伝達ベルトによって連結されていること
    を特徴とする請求項1又は2のいずれか1項記載の搬送
    装置。
  6. 【請求項6】前記第2の動力伝達機構は、第1又は第2
    のアームの他方の端部C、Dに設けられた第3のプーリ
    と、前記連結軸に設けられた第4のプーリとを有し、前
    記第3のプーリと第4のプーリとが伝達ベルトによって
    連結されていることを特徴とする請求項1又は2のいず
    れか1項記載の搬送装置。
  7. 【請求項7】請求項1乃至請求項6のいずれか1項記載
    の搬送装置を用いて真空処理槽内の搬送を行うように構
    成されていることを特徴とする真空処理装置。
JP2000358197A 2000-11-24 2000-11-24 搬送装置及び真空処理装置 Expired - Lifetime JP4467770B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000358197A JP4467770B2 (ja) 2000-11-24 2000-11-24 搬送装置及び真空処理装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000358197A JP4467770B2 (ja) 2000-11-24 2000-11-24 搬送装置及び真空処理装置

Related Child Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010020724A Division JP4550164B2 (ja) 2010-02-01 2010-02-01 搬送装置及び真空処理装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2002164405A true JP2002164405A (ja) 2002-06-07
JP4467770B2 JP4467770B2 (ja) 2010-05-26

Family

ID=18830143

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000358197A Expired - Lifetime JP4467770B2 (ja) 2000-11-24 2000-11-24 搬送装置及び真空処理装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4467770B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP4467770B2 (ja) 2010-05-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20110135437A1 (en) Horizontal multi-joint robot and transportation apparatus including the same
US6499936B2 (en) Transfer system
JP3030667B2 (ja) 搬送装置
JP2005177976A (ja) ロボットアーム装置
US6840732B2 (en) Transport apparatus and vacuum processing system using the same
JP4697791B2 (ja) 基板搬送装置
KR101071606B1 (ko) 반송 장치
JP2002066966A (ja) 搬送ロボット
JPH11216691A (ja) フロッグレッグ形ロボット並びに処理装置および処理方法
JP2000195923A (ja) 搬送用ロボット、搬送装置、真空チャンバ内搬送装置およびプロセス処理装置
JP4489999B2 (ja) 搬送装置及び真空処理装置
JP4757404B2 (ja) 搬送アーム
JP3719354B2 (ja) 搬送装置
JP4467770B2 (ja) 搬送装置及び真空処理装置
JP4463409B2 (ja) 搬送装置及び真空処理装置
JP4550164B2 (ja) 搬送装置及び真空処理装置
JP4199432B2 (ja) ロボット装置及び処理装置
JP5075459B2 (ja) 搬送装置
KR102335275B1 (ko) 반송 장치
JP3890896B2 (ja) 基板搬送用ロボット
JP4489998B2 (ja) 搬送装置及び真空処理装置
KR100534236B1 (ko) 반송장치
JPH04331090A (ja) 搬送装置
JPH09186216A (ja) 搬送装置
JP2000006080A (ja) 基板処理装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20070912

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091201

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100201

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20100201

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100223

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100224

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4467770

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130305

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20160305

Year of fee payment: 6

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

EXPY Cancellation because of completion of term