JP2002164394A - 半導体用プローブおよびプローブカード - Google Patents

半導体用プローブおよびプローブカード

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JP2002164394A
JP2002164394A JP2000356376A JP2000356376A JP2002164394A JP 2002164394 A JP2002164394 A JP 2002164394A JP 2000356376 A JP2000356376 A JP 2000356376A JP 2000356376 A JP2000356376 A JP 2000356376A JP 2002164394 A JP2002164394 A JP 2002164394A
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JP
Japan
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probe
semiconductor
needle
probe needle
semiconductor wafer
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JP2000356376A
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Akira Ozawa
明 小澤
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UMC Japan Co Ltd
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UMC Japan Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 個々のプローブ針を、常に所定の圧力で半導
体ウェーハに対して接触させることのできる半導体用プ
ローブを提供する。 【解決手段】 プローブ針11と半導体ウェーハとの接
触圧力を検出する圧電素子15aを設け、圧電素子15a
が検出した圧力に応じてプローブ針11を昇降するため
のモータ18および摩擦車19を有することを特徴とす
る半導体用プローブ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体用プローブ
およびプローブカードに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体装置の製造においては、半導体装
置を、それが形成されている半導体ウェーハ状態のまま
テストする段階がある。このようなテストには、複数の
プローブ針がテスト対象である半導体装置のパッド位置
に合わせて位置決め固定されている、いわゆるプローブ
カードが用いられている。また、半導体装置に限らず半
導体ウェーハそのものの電気的特性を測定するために
も、同様のプローブ針が用いられている。
【0003】ところで、このようなプローブカードで
は、複数のプローブ針が高精度で位置決めされて、その
根元部分が樹脂モールドにより固定されているのである
が、半導体ウェーハやプローブ針の状態によっては、個
々のプローブ針が半導体ウェーハと適切な圧力で接触し
ないことがある。
【0004】従来、このようなプローブ針の接触不良を
検出するために、たとえば特開平2−156549号公
報では、プローブ針の接触圧力を圧電素子によって検出
することで、所定の接触圧力でプローブ針が半導体ウェ
ーハと接触しているかどうかを判断するようにしたもの
が開示されている。また、特開平6−140479号公
報では、同様に圧電素子によりプローブ針の接触圧力を
検出すると共に、検出した接触圧力に応じてプローブカ
ードを昇降させることが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の技術では、プローブ針の接触圧力を検出しているも
のの、個々のプローブ針の昇降位置については制御して
いないため、たとえば使用を重ねることによりプローブ
針がわずかに変形したり、プローブ針先端が磨耗するな
どして、個々のプローブ針に高さばらつきが生じたよう
な場合には、個々のプローブ針すべてを適正な圧力で接
触させることができないといった問題があった。
【0006】そこで、本発明の目的は、個々のプローブ
針を、常に所定の圧力で半導体ウェーハまたは半導体ウ
ェーハ上のパッドに接触させることのできる半導体用プ
ローブを提供することである。
【0007】また、本発明の他の目的は、複数のプロー
ブ針が設けられているプローブカードにおいて、すべて
のプローブ針が常に所定の圧力で半導体ウェーハまたは
半導体ウェーハ上のパッドに対して接触させることので
きるプローブカードを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の目的は、以下の
構成により達成される。
【0009】(1)プローブ針と、前記プローブ針に加
わる力を検出する力検出手段と、前記力検出手段が検出
した力に応じて、前記プローブ針を昇降させるプローブ
針昇降手段と、を有することを特徴とする半導体用プロ
ーブ。
【0010】(2)前記(1)記載の半導体用プローブ
が複数設けられていることを特徴とするプローブカー
ド。
【0011】
【発明の実施の形態】以下添付した図面を参照して本発
明の一実施の形態を説明する。
【0012】図1は、本発明を適用した半導体用プロー
ブを示す図面であり、図2は、図1中の矢印X方向から
見たプローブ針部分の部分拡大図であり、図3は、この
半導体用プローブを制御するための制御回路の構成を示
すブロック図である。
【0013】まず、図1を参照して、本実施の形態にお
ける半導体用プローブの構成を説明する。
【0014】この半導体用プローブ1は、プローブ針1
1と、このプローブ針11を支持するとともに、プロー
ブ針11との電気的接続をとるためリードピンアーム1
2と、リードピンアーム12をその上下から上下動可能
に支持するバネ13aおよび13bと、バネ13aおよ
び13bを支持するコの字形状のフレーム14と、フレ
ーム14とバネ13aおよび13bのそれぞれの接合部
に設けられている圧電素子15aと、フレーム14を上
下動自在に支持するガイド棒16と、ガイド棒16を支
持するベースフレーム17と、フレーム14を上下動さ
せるためのモータ18と、モータ18の駆動力をフレー
ム14に伝達するための摩擦車19と、リードピンアー
ム12に接続され、プローブ針11とテスター装置(不
図示)との電気的接続をとるためのリード線20と、か
らなる。
【0015】リードピンアーム12の先端は、図2に示
すように、プローブ針11を挟持するための切り欠き3
0が設けられており、プローブ針11は、この切り欠き
部分に挿入されて、ネジ31によりリードピンアーム1
2に固定されている。したがって、プローブ針11は、
必要に応じて取り替え自在となっており、また、取り付
け位置を調整することで、手作業による高さ位置の調整
が可能となっている。
【0016】リードピンアーム12自体は、導電性材料
よりなり、根元部分に接続されているリード線20とプ
ローブ針11との電気的な接続が保たれるようになって
いる。
【0017】このリードピンアーム12を支持するバネ
13aおよび13bは、リードピンアーム12との接続
部に図示しない絶縁材を介して接着されていて、リード
ピンアーム12を流れる電気が漏れないようにしてい
る。
【0018】フレーム14は、ガイド棒16によって上
下動自在に支持されており、モータ18の回転力が摩擦
車19によって伝達されて、このガイド棒16に沿って
上下することで、プローブ針11を半導体ウェーハ(不
図示)に対して接触、離間させることができるようにな
っている。
【0019】このフレーム14の動きは、モータ18が
図示A方向に回転することで、摩擦車19が図示C方向
に回転し、フレーム14が図示E方向に移動してプロー
ブ針11を上昇させる。一方、モータ18が図示B方向
に回転することで、摩擦車19が図示D方向に回転し、
フレーム14が図示F方向に移動してプローブ針11を
下降させる。
【0020】なお、モータ18からの駆動力を伝達する
ためには、摩擦車19の代わりにギア機構を用いてもよ
い。
【0021】フレーム14と、バネ13aおよび13b
のそれぞれの接続部に設けられている圧電素子15aお
よび15bは、周知のとおり、加えられた圧力に応じて
起電力を発生するものである。
【0022】圧電素子15a側は、プローブ針11が半
導体ウェーハ上に接触して、さらにフレーム14が下降
すること、またはベースフレーム17全体が下降するこ
とで、リードピンアーム12が相対的に図示上方に持ち
上がり、これによりバネ13aが縮み、その反発力によ
って圧電素子15aに圧力が加わることで、加わった圧
力に応じた電圧が発生する。一方、圧電素子15b側
は、プローブ針11が半導体ウェーハから離間すること
で、プローブ針11とリードピンアーム12の質量によ
り、リードピンアーム12がバネ13aと13bがつり
あう位置に戻り、プローブ針11が半導体ウェーハに接
触していたときに伸びていたバネ13bが縮み、その反
発力によって圧電素子15bに圧力が加わり電圧を発生
する。
【0023】なお、この半導体用プローブ1は、ベース
フレーム17がテスター装置のプローバヘッド(不図
示)に固定されていて、このプローバヘッドが上下動す
ることにより、半導体用プローブ1全体が半導体ウェー
ハ上の所定の位置まで移動する。
【0024】次に図3を参照して、この半導体用プロー
ブの制御回路を説明する。
【0025】制御回路は、圧電素子15aおよび15b
から出力された電圧が入力され、その差をとるための差
動アンプ51と、所定の針圧を設定するための針圧設定
用可変電圧源53と、針圧設定用可変電圧源53の電圧
を基準として、電圧差動アンプ51からの出力電圧に応
じて正または負の電圧を出力するコンパレータ52と、
コンパレータ52の出力電圧に応じてモータ18を正、
逆回転させるモータドライバ54と、からなる。
【0026】次に上記のように構成された本実施の形態
における半導体用プローブの作用を説明する。
【0027】まず、この半導体用プローブ1は、テスタ
ー装置あるいは測定者の指示によって、半導体ウェーハ
の直上の所定位置で位置決めされる。
【0028】このとき、プローブ針11は、半導体ウェ
ーハ上に接触していない場合には、圧電素子15aおよ
び15bのいずれからも電圧は出力されないため、差動
アンプ51の出力は0Vとなる。したがって、コンパレ
ータ52の差動アンプ側入力には0Vが入るため、針圧
設定用可変電圧源53の電圧と比較して、低いことにな
り、コンパレータ52からは負電圧が出力される。コン
パレータ52からの負電圧を受けたモータドライバ54
は、モータ18を逆回転(図1においてB方向)に回転
させる。これにより、フレーム14が下降(図1におい
てF方向)して、プローブ針11が半導体ウェーハに接
触する。なお、半導体ウェーハ面上に形成された半導体
装置のテストの場合には、半導体装置のパッドにプロー
ブ針が接触するものである。以下、このような半導体ウ
ェーハ面上のパッドに接触する場合も含めて、「半導体
ウェーハに接触する」と称する。
【0029】一方、プローブ針11と半導体ウェーハと
が接触すると、圧電素子15aから電圧が出力され、差
動アンプ51の出力は徐々に正電圧が高くなる。そし
て、コンパレータ52において、差動アンプ51から入
力される電圧が、針圧設定用可変電圧源53を超えた時
点で、コンパレータ52からは正電圧が出力される。コ
ンパレータ52からの正電圧を受けたモータドライバ5
4は、モータ18を正回転(図1においてA方向)させ
る。これにより、フレーム14が上昇し(図1において
E方向)して、プローブ針11が半導体ウェーハから離
間する方向へ動く。
【0030】そして、差動アンプ51から入力される電
圧と針圧設定用可変電圧源53の電圧が同じになった時
点で、コンパレータ52からの電圧出力がなくなるの
で、モータドライバ54は、モータ18の回転を停止さ
せる。
【0031】これにより、プローブ針11は所定の圧力
が印加された状態で半導体ウェーハと接触することにな
る。
【0032】また、フレーム14が上昇しすぎて、プロ
ーブ針11が半導体ウェーハから完全に離間してしまう
と、圧電素子15bから電圧が出力されるため、差動ア
ンプ51からは負電圧が出力されるのでコンパレータ5
2からも負電圧が出力され、コンパレータ52からの負
電圧を受けたモータドライバ54が、モータ18を逆回
転(図1においてB方向)させて、プローブ針11が半
導体ウェーハに接触するようになり、上記同様に所定の
圧力となった時点で停止する。
【0033】以上のように、本実施の形態では、プロー
ブ針11が常に所定の圧力で半導体ウェーハと接触する
ようになる。
【0034】また、本実施の形態では、接触圧力を針圧
設定用可変電圧源53の出力電圧で調整することができ
るため、たとえば半導体用プローブ1自体で常に加圧状
態とするのであれば、この針圧設定用可変電圧源53の
出力電圧を正電圧とし、一方、プローブ針と半導体ウェ
ーハとの接触圧力を低くする場合には、針圧設定用可変
電圧源53の出力電圧を0Vとしてもよい。0Vとした
場合には、圧電素子15bから出力が出た場合、すなわ
ち、プローブ針11が完全に離間した場合にだけ、プロ
ーブ針を下降させることができる。したがって、本実施
の形態によれば、非常に細かな針圧調整が可能となる。
【0035】以上本発明の一実施の実施の形態を説明し
たが、本発明はこのような実施の形態に限定されるもの
ではない。
【0036】特に上述した実施の形態では、一つの半導
体用プローブを示して説明したが、本発明は上述したよ
うに、1本のプローブ針に対して半導体ウェーハとの接
触圧力を検出し、それに応じてプローブ針を上下動させ
ているため、図4に示すように、複数のプローブ針を備
えたプローブカード61の一つひとつのプローブ針を本
発明による半導体用プローブ1にすることで、たとえ
ば、個々のプローブ針に曲がりや先端の磨耗があったと
しても、自動的にすべてのプローブ針が適切な接触圧力
に調整されるようになる。
【0037】また、上述した実施の形態では、圧電素子
を2つ設けているが、これは図1に示した圧電素子15
aのみとしてもよい。この場合、図2に示した制御回路
における差動アンプ51の圧電素子15bからの出力が
接続されていた部分には、定電圧を入力しておく。この
定電圧は、たとえばプローブ針11が半導体ウェーハか
ら完全に離間した状態で、圧電素子15aから出力され
ている電圧と同じにすることで、プローブ針11が半導
体ウェーハから離間したときに、差動アップ51の出力
が0Vとなる。あるいは差動アンプを省略して、圧電素
子15aからの出力を直接コンパレータ52に入力する
ようにしてもよい。
【0038】このように圧電素子15aのみとしても、
通常プローブ針にはその自重以外に下向きに作用する力
が加わることはないので、圧電素子15aからの電圧の
みでプローブ針の接触圧力を制御することができる。
【0039】さらに、上述した実施の形態では、半導体
ウェーハをテストすることを前提に説明したが本発明の
半導体用プローブは、半導体ウェーハ形状に限らず、ダ
イマウント前のチップテストにも好適に使用することが
できる。
【0040】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、一つのプ
ローブ針について直接接触圧力を検出して、適正圧力と
なるようにプローブ針を昇降させることとしたので、プ
ローブ針に曲がりや磨耗などがあっても自動的にプロー
ブ針が適正な接触圧力に調整される。
【0041】また、本発明による半導体用プローブを複
数設けたプローブカードでは、プローブ針一つひとつに
ついて直接接触圧力を検出して、適正圧力となるように
個々のプローブ針が昇降されるので、個々のプローブ針
の曲がりや針先の磨耗などによる高さばらつきがあった
場合でも、自動的にすべてのプローブ針が適正な接触圧
力に調整される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明を適用した半導体用プローブを示す図
面である。
【図2】 図1中の矢印X方向から見たプローブ針部分
の部分拡大図である。
【図3】 上記半導体用プローブを制御するための制御
回路の構成を示すブロック図である。
【図4】 複数の半導体用プローブを設けた一例を示す
図面である。
【符号の説明】
1…半導体用プローブ 11…プローブ針 12…リードピンアーム 13a、13b…バネ 14…フレーム 15a、15b…圧電素子 16…ガイド棒 17…ベースフレーム 18…モータ 19…摩擦車 20…リード線 31…ネジ 51…差動アンプ 52…コンパレータ 53…針圧設定用可変電圧源 54…モータドライバ 61…プローブカード

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プローブ針と、 前記プローブ針に加わる力を検出する力検出手段と、 前記力検出手段が検出した力に応じて、前記プローブ針
    を昇降させるプローブ針昇降手段と、 を有することを特徴とする半導体用プローブ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の半導体用プローブが複数
    設けられていることを特徴とするプローブカード。
JP2000356376A 2000-11-22 2000-11-22 半導体用プローブおよびプローブカード Withdrawn JP2002164394A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008281466A (ja) * 2007-05-11 2008-11-20 Toyota Motor Corp 半導体検査装置
KR101047878B1 (ko) 2010-06-28 2011-07-08 (주)유텍시스템 태양전지용 프로브 장치
CN102759377A (zh) * 2012-07-18 2012-10-31 常州新亚电机有限公司 一种皮带轮反装检测装置及其检测方法
CN103672328A (zh) * 2013-12-23 2014-03-26 镇江艾科半导体有限公司 控制测试头在z轴上运动定位的升降装置
JP2018021801A (ja) * 2016-08-02 2018-02-08 株式会社デンソー 半導体素子の検査装置

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Effective date: 20080205