JP2002163742A - 緊急通報装置 - Google Patents

緊急通報装置

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JP2002163742A
JP2002163742A JP2000356609A JP2000356609A JP2002163742A JP 2002163742 A JP2002163742 A JP 2002163742A JP 2000356609 A JP2000356609 A JP 2000356609A JP 2000356609 A JP2000356609 A JP 2000356609A JP 2002163742 A JP2002163742 A JP 2002163742A
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JP
Japan
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signal
human body
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emergency
function
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JP2000356609A
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English (en)
Inventor
Wakio Yamada
和喜男 山田
Junichi Suzuki
淳一 鈴木
Takuya Suefuji
卓也 末藤
Masahito Fukuda
正仁 福田
Ikuo Tsujimoto
郁夫 辻本
Kenji Okuno
健治 奥野
Kazuhiro Kawamoto
和宏 川本
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 小型、軽量で、人体の緊急事態発生時にも容
易に使用でき、正確に現状を把握できる緊急通報装置を
提供する。 【解決手段】 リモート制御手段1と携帯端末手段2と
を分離して設け、該リモート制御手段1のセンサー4a
で人体14の人体関連信号を検出し、該人体関連信号を
変換、解析した後の信号と、判断部7のデータベース7
aに予め記憶している固有人体関連信号とを比較して前
記人体14の緊急事態を判断し、緊急事態発生時には前
記リモート制御手段1の送信部6から前記携帯端末手段
2の信号受信部9へ緊急信号を発信し、前記携帯端末手
段2で前記緊急信号と前記緊急信号取得時にGPS衛星
から取得した位置情報を、前記携帯端末手段2からセン
ター局3に発信して、前記人体14に緊急事態が発生し
たか否かを前記センター局3に通知する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、人体(対象者)周
辺に発生した緊急(異常)事態を遠隔地に存在する第三
者に、人体(対象者)の位置情報を含めて通信すること
が可能な緊急通報装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、人体(対象者)周辺に緊急事態が
生じていることを、位置情報を含めて遠隔地に知らせる
緊急通報装置は、図5に示すような携帯端末手段2が知
られている。
【0003】この携帯端末手段2は、緊急事態が発生し
たときに、人体(対象者)が緊急事態に遭遇しているこ
とを、人体(対象者)自身が指等を用いて押すことで検
知し、緊急信号を発生させる機能を有してなる緊急ボタ
ン部20と、この緊急信号を受信する機能を有してなる
信号受信部9と、GPS(Global Positi
oning System)衛星(図示せず)からの信
号を受信するGPSアンテナ部10aを備えてなるGP
S受信部10と、緊急信号とGPS衛星からの信号をパ
ケットに分割する処理を行う情報処理部12と、情報処
理部12で処理された信号を発信する携帯電話アンテナ
部11a等を備えてなる無線通信部11とを有してなる
構成である。
【0004】ここで、携帯端末手段2のGPS受信部1
0と無線通信部11及び情報処理部12は通常電源が供
給されていないが、信号受信部9は、小型のボタン型電
池等のバッテリー(図示せず)により常時電源が供給さ
れている。また、センター局3は、人体(対象者)と遠
隔な場所に配置されており、携帯電話基地局14等とイ
ンターネット網13で接続されている。
【0005】以下に、動作の概略説明を示す。まず、信
号受信部9は上述の緊急信号を受信するとともに、GP
S受信部10と無線通信部11及び情報処理部12の各
々に、バッテリー(図示せず)から電源を供給するよう
に携帯端末手段2を制御する。そして、GPS受信部1
0は、電源オンの状態になると、GPS衛星から信号を
受信する。情報処理部12は、緊急信号とGPS衛星か
らの信号を一定長又は一定長以下のパケットに分割する
処理を行い、パケットに分割された信号は、携帯端末手
段2の無線通信部11から発信され、携帯電話基地局1
4等や、インターネット網13を介してセンター局3に
通知される。
【0006】上述のような緊急通報装置は、センター局
3に存在する第三者(図示せず)が携帯端末手段2を携
帯している人体(対象者)に発生した緊急事態を人体
(対象者)の位置情報を含めて把握することができるよ
うな構成である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上述のよう
な緊急通報装置においては、人体(対象者)が常時緊急
ボタン部20を押すことができる状態で携帯端末手段2
を携帯するには、携帯端末手段2に電源を供給するため
のバッテリーなどの周辺機器(図示せず)も考慮すると
サイズ面、重量の面において実用的ではないという問題
があった。また、携帯端末手段2を鞄等に入れて所持す
る場合でも、緊急事態発生時に人体(対象者)がすぐに
携帯端末手段2を取り出すことは困難であるという問題
があった。
【0008】また、携帯端末手段2を携帯している人体
(対象者)が突然の病気や事故といった緊急事態に遭遇
すると、緊急ボタン部20を押す行為自体、実施が困難
であるという問題があった。また、センター局3では、
誤動作により緊急ボタン部20が押されたのか否かが判
断できないため、何らかの手段で再度センター局3から
人体(対象者)に現状を確認してからでないと、緊急の
サポートを手配することが困難であるという問題があっ
た。
【0009】本発明は上記問題点を改善するためになさ
れてものであり、小型化、軽量化をはかり、人体(対象
者)に緊急事態が発生したときにも容易に使用でき、正
確に人体(対象者)の現状を把握できる緊急通報装置を
提供することを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の緊急通
報装置は、GPS衛星からの信号を受信するGPS受信
部10と、緊急事態が人体周辺に発生したという緊急信
号を受信する機能を有してなる信号受信部9と、前記G
PS受信部10で受信した信号と前記緊急信号をパケッ
トに分割する処理を行う機能を有してなる情報処理部1
2と、該情報処理部12で処理された信号を予め設定さ
れたセンター局3に通信する機能を有してなる無線通信
部11とを備えてなる携帯端末手段2から前記センター
局3へ前記人体周辺に発生した緊急事態を通知する機能
を有してなる緊急通報装置において、人体14から得ら
れる又は前記人体14周辺の外的な影響に起因して得ら
れる人体関連信号を検出する機能を有してなる信号入力
部4と、該信号入力部4に入力された前記人体関連信号
を変換及び解析する機能を有してなる信号解析部8と、
通常状態の前記人体関連信号からなる固有人体関連信号
を予め記憶してなるデータベース7aを有してなり、前
記信号解析部8で処理された前記人体関連信号と前記固
有人体関連信号との比較結果により前記人体14に緊急
事態が発生しているのか否かを判断して緊急信号を出力
する機能を有してなる判断部7とを含んでなる少なくと
も1つの信号感知手段部5と、前記判断部7から出力さ
れた前記緊急信号を受信し、前記携帯端末手段2の前記
信号受信部9に前記緊急信号を発信して近距離無線通信
を行う機能を有してなる送信部6と、を備えてなるリモ
ート制御手段1を有してなり、該リモート制御手段1と
前記携帯端末手段2とを分離して設けてなることを特徴
とするものである。
【0011】また、請求項2に記載の緊急通報装置は、
請求項1に記載の発明において、前記信号感知手段部5
は、前記信号入力部4が前記人体14の音声信号を検出
する機能を有してなり、前記信号解析部8は、前記音声
信号を変換及び解析する機能を有してなり、前記判断部
7は、前記人体14の通常状態の音声信号パターンを予
め前記データベース7aに記憶してなることを特徴とす
るものである。
【0012】また、請求項3に記載の緊急通報装置は、
請求項1に記載の発明において、前記信号感知手段部5
は、前記信号入力部4が前記人体14の心拍信号を検出
する機能を有してなり、前記信号解析部8は、前記心拍
信号を変換及び解析する機能を有してなり、前記判断部
7は、前記人体14の通常状態の心拍信号パターンを予
め前記データベース7aに記憶してなることを特徴とす
るものである。
【0013】また、請求項4に記載の緊急通報装置は、
請求項1に記載の発明において、前記信号感知手段部5
は、前記信号入力部4が前記人体14の動きを表すこと
ができる加速度信号を検出する機能を有してなり、前記
信号解析部8は、前記加速度信号を変換及び解析する機
能を有してなり、前記判断部7は、前記人体14の通常
状態の加速度信号パターンを予め前記データベース7a
に記憶してなることを特徴するものである。
【0014】また、請求項5に記載の緊急通報装置は、
請求項1に記載の発明において、前記信号感知手段部5
は、前記信号入力部4が前記人体14表面又は前記人体
14周辺の水分量に関する信号を検出する機能を有して
なり、前記信号解析部8は、前記水分量に関する信号を
変換及び解析する機能を有してなり、前記判断部7は、
前記人体14表面又は前記人体14周辺の通常状態の水
分量に関するデータを予め前記データベース7aに記憶
してなることを特徴とするものである。
【0015】また、請求項6に記載の緊急通報装置は、
請求項1に記載の発明において、前記信号感知手段部5
は、前記信号入力部4が前記人体14周辺のCO量に関
する信号を検出する機能を有してなり、前記信号解析部
8は、前記CO量に関する信号を変換及び解析する機能
を有してなり、前記判断部7は、前記人体14周辺の通
常状態のCO量に関するデータを予め前記データベース
7aに記憶してなることを特徴とするものである。
【0016】また、請求項7に記載の緊急通報装置は、
請求項1に記載の発明において、前記信号感知手段部5
は、前記信号入力部4が前記人体14表面又は前記人体
14周辺の温度に関する信号を検出する機能を有してな
り、前記信号解析部8は、前記温度に関する信号を変換
及び解析する機能を有してなり、前記判断部7は、前記
人体14表面又は前記人体14周辺の通常状態の温度に
関するデータを予め前記データベース7aに記憶してな
ることを特徴とするものである。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態
に係る緊急通信装置の概略構成を示すブロック図であ
る。また、緊急通信装置と、センター局3と、携帯電話
基地局14及びインターネット網13を有して緊急通信
システムは構成されている。センター局3は、人体(対
象者)14と遠隔な場所に配置されており、携帯電話基
地局14とインターネット網13で接続されている。緊
急通信装置は、リモート制御手段1と、携帯端末手段2
とを有してなる構成であり、リモート制御手段1で人体
(対象者)14に緊急事態が発生したか否かを判断し、
その判断結果に基づいて緊急信号を発信し、この緊急信
号と緊急事態発生時の人体(対象者)14の位置情報
を、携帯端末手段2を介してセンター局3へ通知し、セ
ンター局3に存在する第三者が、人体(対象者)14に
緊急事態が発生したかどうかの通知を人体(対象者)1
4の位置情報を含めて受けることができるという機能を
有してなる。
【0018】図1に示すように、リモート制御手段1
は、人体(対象者)関連信号を検出、解析して、後述す
る緊急信号を発信する機能を有してなり、信号感知手段
部5と、送信部6とを備えてなる構成であり、図2に示
すように人体(対象者)14の手首付近にバンドなどを
用いて設置されている。ここで、リモート制御手段1の
設置場所は、手首に限らないが、腰、肩など人体(対象
者)14の近傍に設置されることが好ましい。また、信
号感知手段部5は、検出した人体(対象者)関連信号を
もとに、人体(対象者)が緊急事態に遭遇しているのか
を判断して緊急信号を出力する機能を有してなり、信号
入力部4と、信号解析部8と、判断部7とを備えてなる
構成である。
【0019】信号入力部4は、マイクロホン4aを備え
てなり、人体(対象者)14から発せられる音声信号を
検出する機能を有してなる。なお、第1実施形態におけ
る人体(対象者)関連信号は、人体(対象者)14から
発せられる音声信号である。信号解析部8は、信号入力
部4に入力された音声信号をディジタル信号に変換する
A/D変換部8aを有し、音声スペクトルに関する周波
数分析を行う機能を有してなる。ここで、信号解析部8
は、音声信号に対して音声スペクトルに関する解析を行
っている例を示しているが、この他にホルマント(示性
音域)等に関する解析を行っても勿論よい。
【0020】判断部7は、信号解析部8で処理された音
声信号と、予めCD−ROMなどからなるデータベース
7aに記憶(保有)してある通常状態の人体(対象者)
14の固有音声パターンとを比較して、人体(対象者)
14に緊急事態が発生しているのか否かを判断し緊急信
号を出力する機能を有してなる。
【0021】また、送信部6は、送信アンテナ部6aを
備えてなり、信号感知手段部5から出力された緊急信号
を、携帯端末手段2の受信アンテナ9aを備えてなる信
号受信部9に発信し、送信部6と信号受信部9との間で
近距離無線通信を行う機能を有してなる。
【0022】携帯端末手段2は、リモート制御手段1と
分離され、例えば図2のように人体(対象者)14が所
持する鞄100の中に設置され、GPS衛星(図示せ
ず)からの信号を受信するGPSアンテナ部10aを備
えてなるGPS受信部10と、緊急事態が人体(対象
者)14に発生したというリモート制御手段1の送信部
6から発信される緊急信号を受信する信号受信部9と、
GPS受信部10で受信した信号と緊急信号を一定長又
は一定長以下のパケットに分割する処理を行う情報処理
部12と、情報処理部12で処理された信号をセンター
局3に通信する無線通信部11とを有してなる。無線通
信部11は、携帯電話アンテナ部11aを備えてなる。
【0023】ここで、携帯端末手段2のGPS受信部1
0と無線通信部11及び情報処理部12は通常電源が供
給されていないが、信号受信部9は、小型のボタン型電
池等のバッテリー(図示せず)により常時電源が供給さ
れている。
【0024】以下に動作の説明を示す。図1に示すよう
に、リモート制御手段1の信号入力部4のマイクロホン
4aで検出された人体(対象者)14の音声信号は、信
号解析部8で上述のようにディジタル信号化及び周波数
分析が一定の周期で間欠的になされる。判断部7は、信
号解析部8を通過した音声信号と、判断部7のデータベ
ース7aに予め記憶(保有)しておいた人体(対象者)
14の固有音声パターンとを比較して話者認識を行う。
【0025】図3は、第1実施形態に係る判断部での母
音の音声スペクトルパターンの比較を示す説明図であ
る。図3に示すように、データベース7aの前記固有音
声パターン中の音声スペクトルパターン(包絡線)をa
とし、信号解析部8を通過した音声スペクトルをbとし
ている。通常状態での人体(対象者)14の音声スペク
トルパターンには、一定のばらつきを考慮する必要があ
るので、そのばらつき(ゾーンc(2本の曲線cで上下
を構成するゾーン))もデータベース7aに記憶(保
有)しておく。
【0026】図3(a)は、音声スペクトルパターンa
とゾーンcとの位置関係を示している。図3(b)は、
音声スペクトルbとゾーンcとの位置関係を示してい
る。音声信号を信号解析部8で間欠的に処理して、音声
スペクトルbが、ゾーンcの範囲を所定回数ほぼ連続し
て逸脱していると認識されると、判断部7は、人体(対
象者)14が緊急事態などに遭遇し助けを求めている状
態であると判断し、緊急事態であると判断したときの人
体(対象者)14の音声スペクトル情報及び人体(対象
者)14のID番号を有してなる緊急信号を送信部6に
出力する。そして、緊急信号が送信部6から携帯端末手
段2の信号受信部9へ発信される。
【0027】次に、信号受信部9が緊急信号を受信する
と同時に、信号受信部9は、GPS受信部10と無線通
信部11及び情報処理部12の各々に、バッテリー(図
示せず)から電源を供給するように携帯端末手段2全体
を制御する機能を有してなる。そして、GPS受信部1
0は、電源オンの状態になると、GPS衛星からの信号
を受信する。ここで、GPS受信部10で受信した信号
は、携帯端末手段2の測位位置(緯度、経度)を特定す
ることができるものであり、疑似距離などの中間データ
であっても、センター局での計算により位置が特定でき
る位置情報であればよい。この位置情報と緊急信号に対
して情報処理部12によって一定長又は一定長以下のパ
ケットに分割され、ディジタルデータとして無線通信部
11へ送られ、無線通信部11の携帯電話アンテナ部1
1aから携帯電話基地局14を介して予め設定されてい
るセンター局3へ通信される。ここで、情報処理部12
で行われるパケット分割は、位置情報と緊急信号を同時
に処理しても、順次個別に処理してもどちらでもよい。
また、無線通信部11からのデータ送信は、全データ同
時に行う方式でも、個々のデータを順次送信するような
方式であってもどちらでもよい。
【0028】かかる緊急通信装置にあっては、人体(対
象者)14が突然の病気や事故といった緊急事態に遭遇
した場合にも、人体(対象者)14の悲鳴等の音声信号
を検知し解析することで、人体(対象者)14が緊急通
報を求めているのか否かをセンター局3に存在する第三
者に、人体(対象者)14の位置情報を含めて通知する
ことができる。また、センター局3では、正確な人体
(対象者)14の緊急状態及び正確な人体(対象者)1
4の位置情報を把握できるため、人体(対象者)14に
対して現状や現在位置の再確認を行う必要がなくなり、
緊急事態に遭遇している人体(対象者)14への対応の
迅速化がはかれ、人体(対象者)14は緊急のサポート
を早急に受けることができる。また、リモート制御手段
1と携帯端末手段2とを分離することで、リモート制御
手段1の小型化、軽量化がはかれ、例えばリモート制御
手段1を人体(対象者)14に装着し、人体(対象者)
14が携帯端末手段2を所持するようなことが可能にな
る。
【0029】以下に、本発明の第2実施形態乃至第6実
施形態を示すが、いずれの実施形態もリモート制御手段
1の各部位並びに携帯端末手段2とセンター局3とは第
1実施形態と同様のブロック図で示せるため、図1に基
づいて説明する。ここで、人体(対象者)関連信号は、
人体(対象者)から得られる信号であっても、人体(対
象者)の周囲から得られる信号であってよい。また、デ
ータベース7aに予め記憶(保有)されていて、通常状
態の人体(対象者)関連信号からなる固有人体(対象
者)関連信号は、一定のパターンのようなものであって
もよいし、一定の閾値であってもよい。
【0030】次に、本発明の第2実施形態は、第1実施
形態の信号入力部4で検知する人体(対象者)関連信号
が、人体(対象者)14の心拍(心電)信号であるよう
にしたものであり、リモート制御手段1以外の構成は第
1実施形態と同様であるため、共通部分の説明は省略す
る。ここで、図1に示すように、信号感知手段部5は、
信号入力部4と、信号解析部8と、判断部7とを有して
なる。
【0031】信号入力部4は、心拍(心電)センサー4
aを備えてなり、人体(対象者)14の心拍(心電)信
号を検出する機能を有してなる。信号解析部8は、信号
入力部4に入力された心拍(心電)信号をディジタル信
号に変換するA/D変換部8aを有し、波形解析を行う
機能を有してなる。
【0032】判断部7は、信号解析部8で処理された心
拍(心電)信号と、予めCD−ROMなどからなるデー
タベース7aに記憶(保有)してある通常状態の人体
(対象者)14の固有心拍(心電)パターンとを比較す
る機能を有してなる。
【0033】図4は、第2実施形態に係る判断部での心
拍(心電)信号レベルパターンの比較を示す説明図であ
る。ここでは、一例として、人体(対象者)14に心筋
梗塞が発生したときの例を示す。図4に示すように、デ
ータベース7aの心拍(心電)信号レベルパターンをa
とし、信号解析部8を通過した心拍(心電)信号レベル
をbとしている。通常状態での人体(対象者)14の心
拍(心電)信号レベルパターンには、一定のばらつきを
考慮する必要があるので、そのばらつき(ゾーンc(2
本の曲線cで上下を構成するゾーン))もデータベース
7aに記憶(保有)しておく。
【0034】図4(a)は、心拍(心電)信号レベルパ
ターンaとゾーンcとの位置関係を示している。図4
(b)は、心拍(心電)信号レベルbとゾーンcとの位
置関係を示している。心拍(心電)信号レベルを信号解
析部8で間欠的に処理して、心拍(心電)信号レベルb
が、ゾーンcの範囲を所定回数ほぼ連続して逸脱してい
ると認識されると、判断部7は、人体(対象者)14が
緊急事態などに遭遇し助けを求めている状態であると判
断し、緊急事態であると判断したときの人体(対象者)
14の心拍(心電)信号情報及び人体(対象者)14の
ID番号を有してなる緊急信号を送信部6に出力する機
能を有してなる。
【0035】かかる緊急通信装置にあっては、人体(対
象者)14が突然の病気や事故といった緊急事態に遭遇
した場合にも、人体(対象者)14の心拍(心電)信号
を検知し解析することで、人体(対象者)14が緊急通
報を求めているのか否かをセンター局3に存在する第三
者に人体(対象者)14の位置情報を含めて通知するこ
とができる。
【0036】次に、本発明の第3実施形態は、第1実施
形態の信号入力部4で検知する人体(対象者)関連信号
が、人体(対象者)14の動きを検出できる加速度信号
であるようにしたものであり、リモート制御手段1以外
の構成は第1実施形態と同様であるため、共通部分の説
明は省略する。ここで、図1に示すように、信号感知手
段部5は、信号入力部4と、信号解析部8と、判断部7
とを有してなる。
【0037】信号入力部4は、3軸加速度センサー4a
を備えてなり、人体(対象者)14の動きを検出する機
能を有してなる。信号解析部8は、信号入力部4に入力
された加速度信号をディジタル信号に変換するA/D変
換部8aを有し、FFT処理を逐次行う機能を有してな
る。
【0038】判断部7は、信号解析部8で処理されて得
られる加速度スペクトルと、予めCD−ROMなどから
なるデータベース7aに記憶(保有)してある通常状態
の人体(対象者)14の固有加速度スペクトルパターン
とを比較する機能を有してなる。前記固有加速度スペク
トルパターンは、一定のばらつきを考慮する必要がある
ので、そのばらつきもデータベース7aに記憶(保有)
しておく。判断部7は、第1実施形態又は第2実施形態
での比較と同様に、信号解析部8を通過した加速度スペ
クトルが前記固有加速度スペクトルパターン(前記ばら
つき範囲を含む)を逸脱しているとき、人体(対象者)
14が緊急事態などに遭遇し助けを求めている状態であ
ると判断し、緊急事態であると判断したときの人体(対
象者)14の加速度信号情報及び人体(対象者)14の
ID番号を有してなる緊急信号を送信部6に出力する機
能を有してなる。
【0039】ここで、判断部7は、通常状態の人体(対
象者)14の振動レベルをデータベース7aに記憶(保
有)しておき、信号解析部8を通過した振動レベルと比
較して、信号解析部8を通過した振動レベルが予め定め
た時間以上データベース7aの振動レベルの閾値レベル
を超えているとき、人体(対象者)14が緊急事態など
に遭遇し助けを求めている状態であると判断してもよ
い。
【0040】ここで、3軸加速度センサー4aは、DC
成分(0Hz)からの出力が可能なものであり、人体
(対象者)14の動きまで検出できるものであり、人体
(対象者)14が何らかの事故によって大きな衝撃を受
けた場合や、急病によって地面に倒れた場合などの状態
を検出するために使用する。
【0041】かかる緊急通信装置にあっては、人体(対
象者)14が突然の病気で地面に倒れたり事故に遭遇し
て大きな衝撃を受けるといった緊急事態に遭遇した場合
にも、人体(対象者)14の動きを検出できる加速度信
号を検知し解析することで、人体(対象者)14が緊急
通報を求めているのか否かをセンター局3に存在する第
三者に人体(対象者)14の位置情報を含めて通知する
ことができる。
【0042】次に、本発明の第4実施形態は、第1実施
形態の信号入力部4で検知する人体(対象者)関連信号
が、人体(対象者)14表面又は人体(対象者)14周
辺の水分量に関する信号であるようにしたものであり、
リモート制御手段1以外の構成は第1実施形態と同様で
あるため、共通部分の説明は省略する。ここで、図1に
示すように、信号感知手段部5は、信号入力部4と、信
号解析部8と、判断部7とを有してなる。
【0043】信号入力部4は、水分センサー4aを備え
てなり、人体(対象者)14表面又は人体(対象者)1
4周辺の水分量を検出する機能を有してなる。信号解析
部8は、信号入力部4に入力された水分量に関する信号
をディジタル信号に変換するA/D変換部8aを有し、
水分量及びこの水分量の経時変化を求める機能を有して
なる。
【0044】判断部7は、信号解析部8で処理されるこ
とで得られる水分量及びこの水分量の経時変化と、予め
CD−ROMなどからなるデータベース7aに記憶(保
有)してある通常状態の人体(対象者)14表面又は人
体(対象者)14周辺の固有水分量とを比較する機能を
有してなる。判断部7は、信号解析部8を通過した水分
量が、予め定めた時間以上前記固有水分量中の閾値レベ
ルを超えているとき、人体(対象者)14が緊急事態な
どに遭遇し助けを求めている状態であると判断し、緊急
事態であると判断したときの人体(対象者)14表面又
は人体(対象者)14周辺の水分量情報及び人体(対象
者)14のID番号を有してなる緊急信号を送信部6に
出力する機能を有してなる。
【0045】かかる緊急通信装置にあっては、人体(対
象者)14が、川や海などで水難事故といった緊急事態
に遭遇した場合にも、人体(対象者)14表面又は人体
(対象者)14周辺の水分量に関する信号を検知し解析
することで、人体(対象者)14が緊急通報を求めてい
るのか否かをセンター局3に存在する第三者に人体(対
象者)14の位置情報を含めて通知することができる。
【0046】次に、本発明の第5実施形態は、第1実施
形態の信号入力部4で検知する人体(対象者)関連信号
が、人体(対象者)14周辺のCO(一酸化炭素)量に
関する信号であるようにしたものであり、リモート制御
手段1以外の構成は第1実施形態と同様であるため、共
通部分の説明は省略する。ここで、図1に示すように、
信号感知手段部5は、信号入力部4と、信号解析部8
と、判断部7とを有してなる。
【0047】信号入力部4は、CO検出センサー4aを
備えてなり、人体(対象者)14周辺のCO量を検出す
る機能を有してなる。信号解析部8は、信号入力部4に
入力されたCO量に関する信号をディジタル信号に変換
するA/D変換部8aを有し、CO量及びこのCO量の
経時変化を求める機能を有してなる。
【0048】判断部7は、信号解析部8で処理されるこ
とで得られるCO量及びこのCO量の経時変化と、予め
CD−ROMなどからなるデータベース7aに記憶(保
有)してある通常状態の人体(対象者)14周辺の固有
CO量とを比較する機能を有してなる。判断部7は、信
号解析部8を通過したCO量が、予め定めた時間以上前
記固有CO量中の閾値レベルを超えているとき、人体
(対象者)14が緊急事態などに遭遇し助けを求めてい
る状態であると判断し、緊急事態であると判断したとき
の人体(対象者)14周辺のCO量情報及び人体(対象
者)14のID番号を有してなる緊急信号を送信部6に
出力する機能を有してなる。
【0049】かかる緊急通信装置にあっては、人体(対
象者)14が、火災等の緊急事態に遭遇した場合にも、
人体(対象者)14周辺のCO量に関する信号を検知し
解析することで、人体(対象者)14が緊急通報を求め
ているのか否かをセンター局3に存在する第三者に人体
(対象者)14の位置情報を含めて通知することができ
る。
【0050】次に、本発明の第6実施形態は、第1実施
形態の信号入力部4で検知する人体(対象者)関連信号
が、人体(対象者)14表面又は人体(対象者)14周
辺の温度に関する信号であるようにしたものであり、リ
モート制御手段1以外の構成は第1実施形態と同様であ
るため、共通部分の説明は省略する。ここで、図1に示
すように、信号感知手段部5は、信号入力部4と、信号
解析部8と、判断部7とを有してなる。
【0051】信号入力部4は、温度センサー4aを備え
てなり、人体(対象者)14表面又は人体(対象者)1
4周辺の温度を検出する機能を有してなる。信号解析部
8は、信号入力部4に入力された温度に関する信号をデ
ィジタル信号に変換するA/D変換部8aを有し、温度
及びこの温度の経時変化を求める機能を有してなる。
【0052】判断部7は、信号解析部8で処理されるこ
とで得られる温度及びこの温度の経時変化と、判断部7
の予めCD−ROMなどからなるデータベース7aに記
憶(保有)してある通常状態の人体(対象者)14表面
又は人体(対象者)14周辺の固有温度とを比較する機
能を有してなる。判断部7は、信号解析部8を通過した
温度が、予め定めた時間以上前記固有温度中の閾値レベ
ルを超えているとき、人体(対象者)14が緊急事態な
どに遭遇し助けを求めている状態であると判断し、緊急
事態であると判断したときの人体(対象者)14表面又
は人体(対象者)14周辺の温度情報及び人体(対象
者)14のID番号を有してなる緊急信号を送信部6に
出力する機能を有してなる。
【0053】かかる緊急通信装置にあっては、人体(対
象者)14が、火災等の緊急事態に遭遇した場合にも、
人体(対象者)14表面又は人体(対象者)14周辺の
温度に関する信号を検知し解析することで、人体(対象
者)14が緊急通報を求めているのか否かをセンター局
3に存在する第三者に人体(対象者)14の位置情報を
含めて通知することができる。
【0054】ここで、第1実施形態乃至第6実施形態に
おいては、1つの信号感知手段部5が、1種類の人体
(対象者)関連信号を検知する例を示しているが、より
多種類の緊急事態に対して同時に対処するために、2つ
以上の信号感知手段部5を組み合わせて使用し、複数種
類の人体(対象者)関連信号を検知する構成にしても勿
論よい。また、リモート制御手段1は、少なくとも1つ
の信号感知手段部5とともに、緊急事態通報用のボタン
部(図示せず)を有してなる構成とし、信号感知手段部
5のセンサー4aが作動しない状況下におけるバックア
ップ用途として人体(対象者)14がこのボタン部を押
すことでリモート制御手段1の送信部6から携帯端末手
段2の信号受信部9へ緊急信号を発信するような構成に
しても勿論よい。また、GPS受信部10と無線通信部
11と情報処理部12は、携帯端末手段2の信号受信部
9が緊急信号を受信するまではスリープ機能を用いるこ
とにより低消費電流状態にしてあり、信号受信部9が緊
急信号を受信するとともにスリープ状態を解除するよう
な構成であっても勿論よい。また、センター局3には第
三者が存在し、人体(対象者)14からの緊急通報を受
けその後の緊急サポート対応を行うような例を記載して
きたが、センター局3を無人化する場合等には、コンピ
ュータ(図示せず)などの装置で第三者の代用しても勿
論よい。また、携帯端末手段2は、携帯情報端末(PD
A(Personal DigitalAssista
nce))の一部を構成するようなものであっても勿論
よい。
【0055】なお、本発明は上記の実施形態の緊急通信
装置に限定されるものではなく、特許請求の範囲の請求
項に記載する内容の範囲で、各種の変形が可能であり、
本発明はこれらの全てを含むものである。
【0056】
【発明の効果】上記のように本発明に係る請求項1乃至
請求項7のいずれかに記載の緊急通信装置にあっては、
GPS衛星からの信号を受信するGPS受信部と、緊急
事態が人体(対象者)周辺に発生したという緊急信号を
受信する機能を有してなる信号受信部と、前記GPS受
信部で受信した信号と前記緊急信号をパケットに分割す
る処理を行う機能を有してなる情報処理部と、該情報処
理部で処理された信号を予め設定されたセンター局に通
信する機能を有してなる無線通信部とを備えてなる携帯
端末手段から前記センター局へ前記人体(対象者)周辺
に発生した緊急事態を通知する機能を有してなる緊急通
報装置において、人体(対象者)から得られる又は前記
人体(対象者)周辺の外的な影響に起因して得られる人
体(対象者)関連信号を検出する機能を有してなる信号
入力部と、該信号入力部に入力された前記人体(対象
者)関連信号を変換及び解析する機能を有してなる信号
解析部と、通常状態の前記人体(対象者)関連信号から
なる固有人体(対象者)関連信号を予め記憶してなるデ
ータベースを有してなり、前記信号解析部で処理された
前記人体(対象者)関連信号と前記固有人体(対象者)
関連信号との比較結果により前記人体(対象者)に緊急
事態が発生しているのか否かを判断して緊急信号を出力
する機能を有してなる判断部とを含んでなる少なくとも
1つの信号感知手段部と、前記判断部から出力された前
記緊急信号を受信し、前記携帯端末手段の前記信号受信
部に前記緊急信号を発信して近距離無線通信を行う機能
を有してなる送信部とを備えてなるリモート制御手段を
有してなり、該リモート制御手段と前記携帯端末手段と
を分離して設けてなるようにしたもので、前記人体(対
象者)が突然の病気や事故といった緊急事態に遭遇した
場合、特に上述した従来の緊急通信装置に用いられてい
る緊急用ボタン部等を押すことさえ困難な状況下に前記
人体(対象者)が遭遇した場合でも、前記人体(対象
者)が緊急通報を求めているのか否かを、前記GPS衛
星を用いることで得られる前記人体(対象者)の精密な
位置情報も含めて前記センター局に存在する第三者に通
知することが可能であるという効果を奏する。また、前
記判断部での緊急事態の判断は、前記固有人体(対象
者)関連信号と現状の前記人体(対象者)関連信号との
高度な比較に基づくものであるため、前記センター局へ
の誤通報を防止できるという効果を奏する。そのため、
前記センター局では、正確な前記人体(対象者)の緊急
状態及び前記GPS衛星からの正確な前記人体(対象
者)の位置情報を把握できるので、前記人体(対象者)
に対して現状や現在位置の再確認を行う必要がなくな
り、緊急事態に遭遇している前記人体(対象者)への対
応の迅速化がはかれ、前記人体(対象者)は緊急のサポ
ートを早急に受けることが可能であるという効果を奏す
る。また、リモート制御手段と携帯端末手段とを分離す
ることで、リモート制御手段の小型化、軽量化がはか
れ、例えばリモート制御手段を人体(対象者)近傍に配
置し、携帯端末手段2を人体(対象者)が所持するよう
なことが可能になるという効果を奏する。また、2つ以
上の前記信号感知手段部を組み合わせて使用し、複数種
類の前記人体(対象者)関連信号を検知する構成にする
ことで、より多種類の緊急事態に同時に対処することが
可能であるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態乃至第6実施形態に係る
緊急通報装置の概略構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の第1実施形態に係るリモート制御手段
の取付け位置を示す説明図である。
【図3】本発明の第1実施形態に係る判断部での比較を
示す説明図である。
【図4】本発明の第2実施形態に係る判断部での比較を
示す説明図である。
【図5】従来例に係る緊急通報装置の概略構成を示すブ
ロック図である。
【符号の説明】
1 リモート制御手段 2 携帯端末手段 3 センター局 4 信号入力部 5 信号感知手段部 6 送信部 7 判断部 8 信号解析部 9 信号受信部 10 GPS受信部 11 無線通信部 12 情報処理部 13 インターネット網 14 人体 20 緊急ボタン部
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成13年1月29日(2001.1.2
9)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0004
【補正方法】変更
【補正内容】
【0004】ここで、携帯端末手段2のGPS受信部1
0と無線通信部11及び情報処理部12は通常電源が供
給されていないが、信号受信部9は、小型のボタン型電
池等のバッテリー(図示せず)により常時電源が供給さ
れている。また、センター局3は、人体(対象者)と遠
隔な場所に配置されており、携帯電話基地局4等とイ
ンターネット網13で接続されている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0005
【補正方法】変更
【補正内容】
【0005】以下に、動作の概略説明を示す。まず、信
号受信部9は上述の緊急信号を受信するとともに、GP
S受信部10と無線通信部11及び情報処理部12の各
々に、バッテリー(図示せず)から電源を供給するよう
に携帯端末手段2を制御する。そして、GPS受信部1
0は、電源オンの状態になると、GPS衛星から信号を
受信する。情報処理部12は、緊急信号とGPS衛星か
らの信号を一定長又は一定長以下のパケットに分割する
処理を行い、パケットに分割された信号は、携帯端末手
段2の無線通信部11から発信され、携帯電話基地局
4等や、インターネット網13を介してセンター局3に
通知される。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0017
【補正方法】変更
【補正内容】
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施形態を図
1に基づいて説明する。図1は、本発明の第1実施形態
に係る緊急通信装置の概略構成を示すブロック図であ
る。また、緊急通信装置と、センター局3と、携帯電話
基地局4及びインターネット網13を有して緊急通信
システムは構成されている。センター局3は、人体(対
象者)14と遠隔な場所に配置されており、携帯電話基
地局4とインターネット網13で接続されている。緊
急通信装置は、リモート制御手段1と、携帯端末手段2
とを有してなる構成であり、リモート制御手段1で人体
(対象者)14に緊急事態が発生したか否かを判断し、
その判断結果に基づいて緊急信号を発信し、この緊急信
号と緊急事態発生時の人体(対象者)14の位置情報
を、携帯端末手段2を介してセンター局3へ通知し、セ
ンター局3に存在する第三者が、人体(対象者)14に
緊急事態が発生したかどうかの通知を人体(対象者)1
4の位置情報を含めて受けることができるという機能を
有してなる。
【手続補正4】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0027
【補正方法】変更
【補正内容】
【0027】次に、信号受信部9が緊急信号を受信する
と同時に、信号受信部9は、GPS受信部10と無線通
信部11及び情報処理部12の各々に、バッテリー(図
示せず)から電源を供給するように携帯端末手段2全体
を制御する機能を有してなる。そして、GPS受信部1
0は、電源オンの状態になると、GPS衛星からの信号
を受信する。ここで、GPS受信部10で受信した信号
は、携帯端末手段2の測位位置(緯度、経度)を特定す
ることができるものであり、疑似距離などの中間データ
であっても、センター局での計算により位置が特定でき
る位置情報であればよい。この位置情報と緊急信号に対
して情報処理部12によって一定長又は一定長以下のパ
ケットに分割され、ディジタルデータとして無線通信部
11へ送られ、無線通信部11の携帯電話アンテナ部1
1aから携帯電話基地局4を介して予め設定されてい
るセンター局3へ通信される。ここで、情報処理部12
で行われるパケット分割は、位置情報と緊急信号を同時
に処理しても、順次個別に処理してもどちらでもよい。
また、無線通信部11からのデータ送信は、全データ同
時に行う方式でも、個々のデータを順次送信するような
方式であってもどちらでもよい。
【手続補正5】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図1
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【手続補正6】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図5
【補正方法】変更
【補正内容】
【図5】
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G08B 25/00 510 G08B 25/00 520C 520 25/10 D 25/10 A61B 5/10 310Z H04B 7/26 H04B 7/26 M (72)発明者 末藤 卓也 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 福田 正仁 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 辻本 郁夫 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 奥野 健治 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 川本 和宏 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 4C038 VA04 VB01 VC20 5C087 AA03 BB12 BB20 BB32 BB62 BB74 CC46 DD04 DD49 EE10 EE16 EE18 FF01 FF03 FF04 FF05 FF13 FF17 FF19 FF23 GG03 GG08 GG19 GG20 GG24 GG29 GG30 GG37 GG83 5J062 AA07 BB05 CC07 5K067 AA33 BB04 BB21 DD28 EE02 EE07 EE10 FF18 FF20 GG01 GG11 HH22 HH23 LL05 LL13

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 GPS衛星からの信号を受信するGPS
    受信部と、緊急事態が人体周辺に発生したという緊急信
    号を受信する機能を有してなる信号受信部と、前記GP
    S受信部で受信した信号と前記緊急信号をパケットに分
    割する処理を行う機能を有してなる情報処理部と、該情
    報処理部で処理された信号を予め設定されたセンター局
    に通信する機能を有してなる無線通信部とを備えてなる
    携帯端末手段から前記センター局へ前記人体周辺に発生
    した緊急事態を通知する機能を有してなる緊急通報装置
    において、 人体から得られる又は前記人体周辺の外的な影響に起因
    して得られる人体関連信号を検出する機能を有してなる
    信号入力部と、該信号入力部に入力された前記人体関連
    信号を変換及び解析する機能を有してなる信号解析部
    と、通常状態の前記人体関連信号からなる固有人体関連
    信号を予め記憶してなるデータベースを有してなり、前
    記信号解析部で処理された前記人体関連信号と前記固有
    人体関連信号との比較結果により前記人体に緊急事態が
    発生しているのか否かを判断して緊急信号を出力する機
    能を有してなる判断部とを含んでなる少なくとも1つの
    信号感知手段部と、 前記判断部から出力された前記緊急信号を受信し、前記
    携帯端末手段の前記信号受信部に前記緊急信号を発信し
    て近距離無線通信を行う機能を有してなる送信部と、 を備えてなるリモート制御手段を有してなり、 該リモート制御手段と前記携帯端末手段とを分離して設
    けてなることを特徴とする緊急通報装置。
  2. 【請求項2】 前記信号感知手段部は、前記信号入力部
    が前記人体の音声信号を検出する機能を有してなり、前
    記信号解析部は、前記音声信号を変換及び解析する機能
    を有してなり、前記判断部は、前記人体の通常状態の音
    声信号パターンを予め前記データベースに記憶してなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の緊急通報装置。
  3. 【請求項3】 前記信号感知手段部は、前記信号入力部
    が前記人体の心拍信号を検出する機能を有してなり、前
    記信号解析部は、前記心拍信号を変換及び解析する機能
    を有してなり、前記判断部は、前記人体の通常状態の心
    拍信号パターンを予め前記データベースに記憶してなる
    ことを特徴とする請求項1に記載の緊急通報装置。
  4. 【請求項4】 前記信号感知手段部は、前記信号入力部
    が前記人体の動きを表すことができる加速度信号を検出
    する機能を有してなり、前記信号解析部は、前記加速度
    信号を変換及び解析する機能を有してなり、前記判断部
    は、前記人体の通常状態の加速度信号パターンを予め前
    記データベースに記憶してなることを特徴とする請求項
    1に記載の緊急通報装置。
  5. 【請求項5】 前記信号感知手段部は、前記信号入力部
    が前記人体表面又は前記人体周辺の水分量に関する信号
    を検出する機能を有してなり、前記信号解析部は、前記
    水分量に関する信号を変換及び解析する機能を有してな
    り、前記判断部は、前記人体表面又は前記人体周辺の通
    常状態の水分量に関するデータを予め前記データベース
    に記憶してなることを特徴とする請求項1に記載の緊急
    通報装置。
  6. 【請求項6】 前記信号感知手段部は、前記信号入力部
    が前記人体周辺のCO量に関する信号を検出する機能を
    有してなり、前記信号解析部は、前記CO量に関する信
    号を変換及び解析する機能を有してなり、前記判断部
    は、前記人体周辺の通常状態のCO量に関するデータを
    予め前記データベースに記憶してなることを特徴とする
    請求項1に記載の緊急通報装置。
  7. 【請求項7】 前記信号感知手段部は、前記信号入力部
    が前記人体表面又は前記人体周辺の温度に関する信号を
    検出する機能を有してなり、前記信号解析部は、前記温
    度に関する信号を変換及び解析する機能を有してなり、
    前記判断部は、前記人体表面又は前記人体周辺の通常状
    態の温度に関するデータを予め前記データベースに記憶
    してなることを特徴とする請求項1に記載の緊急通報装
    置。
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