JP2002162873A - トナーを除去可能に受容できる凹部を多数形成した凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去する画像除去装置及び方法 - Google Patents

トナーを除去可能に受容できる凹部を多数形成した凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去する画像除去装置及び方法

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JP2002162873A
JP2002162873A JP2000355967A JP2000355967A JP2002162873A JP 2002162873 A JP2002162873 A JP 2002162873A JP 2000355967 A JP2000355967 A JP 2000355967A JP 2000355967 A JP2000355967 A JP 2000355967A JP 2002162873 A JP2002162873 A JP 2002162873A
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sheet
toner
liquid
concave
uneven
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JP2000355967A
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Masafumi Yamamoto
雅史 山本
Takaharu Kurita
隆治 栗田
Hiroshi Mizuno
博 水野
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Minolta Co Ltd
Original Assignee
Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 より確実に凹凸シートの凹部のトナーを除去
する画像除去装置を提供する。 【解決手段】 トナーを受容できる凹部を多数形成した
凹凸面を有する凹凸シートSに形成された画像を除去す
る画像除去装置1は、凹凸シートSにクリーニング液3
4を付与し、凹凸シートSの凹凸面をブラシローラ58
などで機械的に摺擦する。更に、凹凸シートに振動電場
や、振動磁場(トナーが磁性トナーの場合)を印加した
り、あるいは機械的振動を与えることにより、凹部内の
トナーを撹乱するようにしてもよい。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、トナーを除去可能
に受容できる凹部を多数形成した凹凸面を有する凹凸シ
ートに形成された画像を除去する画像除去装置及び方法
に関する。
【0002】
【発明の背景】現在、複写紙、プリント紙、OHPシー
ト等の記録紙は、複写機、プリンタなどで画像(例えば
文字や図形)を形成するために大量に使用されている。
これらの記録紙は使用後に廃棄されるものが多く、この
ため環境問題や資源問題を引き起こしている。したがっ
て、こうした問題を解決するためには、記録紙上に形成
した画像を除去して繰り返し記録紙を使用できるのが望
ましい。
【0003】しかしながら、実際には、複写機、プリン
タなどを用いて記録紙に付着させたトナーは、水に不溶
で除去することが容易でない。また、トナーを有機溶剤
を使用して除去することも考えられるが、人体、環境に
悪影響を与える恐れがある。
【0004】この問題を解決するために、トナーを除去
可能に受容できる凹部を多数形成した凹凸面を有する凹
凸シート(以下、単に凹凸シートという。)及びこのシ
ートを使用した画像形成装置が、本出願人により例えば
特願平11−281812号に提案されている。この画
像形成装置は、電子写真方式を採用しており、像担持体
(感光体ドラム)上に形成した静電潜像を現像装置によ
りトナーで現像し、その後このトナーを電気的に凹凸シ
ートに転写する。このとき、トナーの多くは凹凸シート
の凹部に付着するが、一部凸部上に付着するので、凸部
上のトナーに静電気力を作用して除去する。凹凸シート
上の画像をなす凹部内のトナーは、凸部により外的な作
用(例えば手指などの擦り)から保護されているので、
画像形成装置には、トナーをシートに定着させる定着器
を設ける必要がない。一方、凹部内のトナーは、転写工
程においてシートに生じた電荷との静電気力により凹部
内に保持されているだけなので、凹部内のトナーに静電
気力を作用することで除去することができる。また、磁
性トナーを用いれば、磁気力を利用して凹部内のトナー
の除去をさらに容易に除去することができる。
【0005】しかしながら、例えば現像装置内部でのス
トレス(例えばトナーを帯電させるブレード)によりト
ナー粒子が割れたり削れたりして微粉などが発生した場
合、上記のような乾式のトナー除去方法では微粉などが
凹凸シートから除去しきれない場合がある。
【0006】そこで、本発明は、より確実に凹凸シート
の凹部のトナーを除去する画像除去装置及び方法を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本発明に係る画像除去装置は、トナーを受容できる
凹部を多数形成した凹凸面を有する凹凸シートに形成さ
れた画像を除去する画像除去装置において、凹凸シート
に液体を付与する液体付与手段を有する。液体の付与
は、容器内に収容された液体中に凹凸シートを浸漬させ
たり、シャワー状に前記液体を凹凸シートに供給した
り、あるいは、外面に液体が塗布されたローラを凹凸シ
ートに接触させることによって行ってもよい。液体とし
て、水及び界面活性剤を含有するものが好適に用いられ
る。
【0008】装置は、シート凹部からのトナーの除去を
確実に行うために、凹凸シートの凹凸面を機械的に摺擦
する手段を更に有するのが好ましい。
【0009】液体付与手段や摺擦手段によりシート凹部
内のトナーが除去された後、凹凸シート上のトナーを洗
浄液で洗い流すことが好ましい。
【0010】本発明に係る画像除去装置において、凹凸
シートの凹部内のトナーを撹乱する撹乱手段を更に有す
るのが好ましく、これにより更に確実に凹部内のトナー
を除去することができる。
【0011】撹乱手段は、振動電場や、振動磁場(トナ
ーが磁性トナーの場合)を凹凸シートに印加することに
より凹部内のトナーを撹乱してもよいし、機械的振動を
凹凸シートに与えることにより凹部内のトナーを撹乱し
てもよい。
【0012】凹凸シートに液体が付与される間に、凹凸
シートの少なくとも一部を湾曲させるのが好適である。
これにより、シート凹部に液体が浸透し易くなり凹部内
トナーの除去を促進することができる。
【0013】また、摺擦手段により凹凸シートが摺擦さ
れている間に、凹凸シートの少なくとも一部を湾曲させ
るのが好適である。摺擦手段が凹部内のトナーを接触し
易くなり、凹部内のトナーの除去がし易くなる。
【0014】
【発明の実施形態】(画像除去装置の一実施形態)以
下、添付図面を参照して本発明に係る画像除去装置の実
施形態を説明する。なお、以下の説明において、「シー
トの搬送方向に関して下流側」、「シートの搬送方向に
関して上流側」をそれぞれ単に「下流側」、「上流側」
と呼ぶ。
【0015】(1)画像除去装置の概略構成 図1は、トナーを除去可能に受容できる凹部を多数形成
した凹凸面を有する凹凸シートから該シートに付着して
いるトナーを除去して該シートを再利用可能な状態にす
る画像除去装置1を示す。画像除去装置1は、概略、こ
の画像除去装置1で再生する凹凸シートSを収容し供給
するシート供給部2と、シート供給部2から送り出され
た凹凸シートSに液体を付与して該凹凸シートSを濡ら
す浸漬部4と、液体の付与された凹凸シートSからトナ
ーを除去するトナー除去部6と、トナーが除去された凹
凸シートSに液体をスプレーして該凹凸シートS上に残
留しているトナーなどの異物を除去するリンス部8と、
トナーが除去された凹凸シートSの表面に付着した液体
を除去する液体除去部10と、液体を除去した凹凸シー
トSを再利用可能な状態まで乾燥する乾燥部12と、乾
燥した凹凸シートSを排出し収容するシート排出部14
とを有する。
【0016】(2)シート 画像除去装置1に用いられる凹凸シートSは、これに限
定されないが、図2(a)に示すように、基材層16の
片面にトナーを受容する多数の凹部18を有する表層2
0を形成した構造を有する。なお、図ではトナーが誇張
して示されている。基材層16として、紙、合成樹脂
(ポリエステル、ポリエチレンテレフタレート、ポリオ
レフィン(ポリプロピレン、ポリエチレン等)、ポリイ
ミド、ポリアミド等)、これらの組み合わせなど種々の
材料が使用できる。凹凸面を有する表層20は、一例と
して、合成樹脂(例えばポリエチレン、アクリル、ポリ
エステル等の熱可塑性樹脂)、あるいはその樹脂に酸化
チタン、酸化亜鉛、シリカ、アルミナ、クレイ、タルク
等の白色顔料、体質顔料などを混練した材料を基材層1
6上に塗布し、成形型(例えばマスターローラ)を重ね
て熱プレスして所定の凹部18を形成したものである。
適当な成形型に樹脂を流し込むことにより凹部を形成し
てもよい。凹部18は、例えば図2(b)に示すように
連続溝状に形成されているのが好適であるが、平面にド
ット状の凸部を形成してなる表面の平坦部分であっても
よい。凹部18が連続溝状に形成される場合、凹部は、
規則的に設けられ、トナーの平均粒径の2倍以上の幅を
有しているのが望ましく、その幅が20〜500μm、
深さが20〜100μmであるのが好ましい。凸部22
は、その幅が凹部18の幅の50分の1〜2分の1であ
るのが好ましい。なお、凹凸シートに好適に使用される
トナーなどについては、本出願人による特願平11−2
81812号に詳細に説明されている。
【0017】樹脂を塗布する代わりに、樹脂フィルムを
基材層に重ね、この上に成形型を重ねて熱プレスしても
よい。あるいは、レジストとして利用されるポリマーの
膜を基材層上に形成し、マスクを介して露光処理するこ
とで凹部に相当する部分を除去する方法も例示できる。
【0018】(3)シート供給部 図1に戻って、シート供給部2は、凹凸シートSを収容
する供給トレイ26を有する。シート供給部2はまた、
供給トレイ26に積層して収容されている複数の凹凸シ
ートSから最上シートのみを送り出すための捌き機構2
8と、捌き機構28によって下層のシートから分離され
た最上シートをシート搬送経路30に沿って送り出す送
り出し機構32を有する。本実施形態では、捌き機構2
8として、最上シートに接触するピックアップローラと
該ピックアップローラの外周面に接触する捌きパッドと
を有する捌き装置を利用しているが、他の形態の捌き装
置を利用してもよい。また、送り出し機構32として
は、通常、駆動系に連結された第1の軸とこれに平行に
配置された第2の軸とを有し、これらの軸に所定の間隔
をあけて複数のローラ(例えば、ゴムローラ)を取り付
け、一方の軸に取り付けたローラと他方の軸に取り付け
たローラとでシートを挟持して搬送する、従来から複写
機やプリンタの用紙搬送装置として利用されているロー
ラ搬送装置が利用される。
【0019】供給トレイ26の近傍には、供給トレイ2
6上に凹凸シートS以外の普通紙やOHPシートなど画
像除去に適さないシートが積載されたとき、これを検知
するセンサ(図示しない)を設けるのが好ましい。検知
方法としては、凹凸シートSに所定の反射率を有するマ
ーキングを施し、これに対し発光素子から光を当て受光
素子で受けた光の強度を検出することが例示できる。ま
た、送り出し機構32の下流側に切換爪(図示しない)
を設け、供給トレイ26上のシートが画像除去に適さな
いシートであるとセンサにより検出された場合に、送り
出し機構32により送り出されたシートを選別トレイ3
3に案内するようにするのがよい。
【0020】(4)浸漬部 浸漬部4は、クリーニング液(液体)34を収容する容
器36を有する。クリーニング液34としては、水が利
用されるが、凹凸シートSに付着しているトナーを除去
し易くするために、界面活性剤を約0.005〜0.1
%(=界面活性剤の重量/水の重量)添加してもよい。
界面活性剤を多量(0.2%以上)に入れると装置内部
で泡立ちなどが生じ、容器36からクリーニング液が泡
となってあふれるなど不具合が生じるので好ましくな
い。また、界面活性剤が多すぎるとシートSが乾燥部1
2で乾燥しきれずべたつくなどの不具合が生じる場合が
ある。また、必要に応じて他の材料をクリーニング液3
4に添加してもよい。
【0021】容器36の内部空間は、越流壁38によっ
て、凹凸シートSを浸漬するための浸漬槽40と、この
浸漬槽40から越流したクリーニング液34を収容する
越流槽42とに分断されている。容器36にはまた、浸
漬槽40から越流壁38を越流して越流槽42に流れ込
んだクリーニング液34を再び浸漬槽40に送り込むと
ともに越流槽42から浸漬槽40にクリーニング液34
を送る過程で該クリーニング液34に含まれる異物(例
えば、トナー)を回収する液体循環部44が付設されて
いる。
【0022】液体循環部44は液体循環路48を有す
る。液体循環路48は、一端が越流槽42に接続され、
他端が浸漬槽40の上方に位置している。したがって、
越流槽42に溜まったクリーニング液34は、浸漬槽4
0に液面上から補給される。また、液体循環路48は、
この液体循環路48に沿ってクリーニング液34を強制
循環するためのポンプ50と、クリーニング液34に含
まれる異物を除去するフィルタ部52を有する。
【0023】越流槽42の液面高さを一定にするため
に、液面高さを計測し、越流槽42内の水位が所定以下
になると図示しない予備タンクから浸漬槽40にクリー
ニング液34が補充されるようにしてもよい。
【0024】容器36の浸漬槽40には、シート搬送経
路30に沿って、シート供給部2から送られてきた凹凸
シートSを浸漬槽40内のクリーニング液34中で搬送
するために、複数の搬送機構56と、これら複数の搬送
機構56の間で凹凸シートSをガイドするガイド部材
(図示せず)とを有する。搬送機構56は、上述したロ
ーラ搬送装置が用いられる。ガイド部材としては、シー
ト搬送経路30を挟み、所定の間隔をあけて対向する一
対のガイド板(クリーニング液34が出入りできる複数
の開口部を有する板)又はガイドワイヤ(シート搬送方
向に伸び且つシート搬送方向と直交する方向に所定の間
隔をあけて配置された複数のワイヤ)が好適に利用でき
る。
【0025】(5)トナー除去部 トナー除去部6は、シート搬送経路30を挟んで対向す
る一対のブラシローラ58を有する。これらブラシロー
ラ58は、駆動系に連結された軸と、この軸の外周にナ
イロン繊維の植毛された基布を巻き付けたものが利用さ
れ、シート搬送経路30に沿って搬送される凹凸シート
Sの表面と裏面にそれぞれのブラシローラ58の毛が接
触するように配置されている。また、ブラシローラ58
の間を通過する凹凸シートSの表面又は裏面に付着して
いるトナーに接触して該凹凸シートSからトナーを除去
するために、それぞれ図示しないモータに駆動連結され
ている。
【0026】なお、ブラシローラ58の周速度は、凹凸
シートSの搬送速度の数倍から数十倍に設定されるのが
好適である。ブラシローラ58の回転方向について簡単
に説明すると、凹凸シートSの先端がブラシローラ58
の対向部に進入するときブラシローラ58の毛先がシー
ト搬送方向に移動し、凹凸シートSの先端が対向部を通
過した後は毛先がシート搬送方向と逆方向に移動するよ
うに、ブラシローラ58の駆動モータを制御することが
好ましい。なお、ブラシローラ58を固定した状態で凹
凸シートSをブラシローラ58の間を通過させる形態で
あっても、凹凸シートS上のトナーを除去することは可
能である。
【0027】本実施形態では、凹凸シートSに接触して
該凹凸シートSからトナーを除去する部材としてブラシ
ローラ58を用いているが、無端ベルト状であってもよ
いし、代わりに、回転軸の周囲に、例えば発泡ポリウレ
タンなどの多孔性のスポンジ、あるいは不織布などの柔
らかい部材を取り付けたローラを利用することもでき
る。また、これらのクリーニング部材は、クリーニング
液中で凹凸シートSに接触するようにしてもよい。
【0028】(6)リンス部 リンス部8は、一対のブラシローラ58の間を通過する
又は通過した凹凸シートSの表面と裏面にクリーニング
液34を供給するために、シート搬送経路30を挟み且
つブラシローラ58の上方に配置されたスプレーノズル
60を有する。このスプレーノズル60は、上述した液
体循環路48の他端に接続されており、この液体循環路
48で浄化されたクリーニング液34が供給されるよう
にしてある。なお、本実施形態において、スプレーノズ
ル60は、所定の間隔をあけて液体噴射孔を形成した管
をその途中で180°折り返して形成されている。
【0029】なお、図に示すように、シート搬送経路の
両側にブラシローラ58及びスプレーノズル60を設け
てあるのは、供給トレイ26上に凹凸シートの凹凸面を
下側又は上側にして配置しても画像除去が行われるよう
にするためであって、シート搬送経路の片側だけにブラ
シローラやスプレーノズルを設けてもよい。
【0030】(7)液体除去部 液体除去部10は、シート搬送経路30を挟んで対向す
るとともに、このシート搬送経路30上で互いに接触す
る2つのローラからなる絞りローラ対62を有する。こ
れら絞りローラ対62を構成する2つのローラの一方は
図示しないモータに駆動連結されている。
【0031】(8)乾燥部 乾燥部12は、クリーニング液34が除去された凹凸シ
ートSを、複写機などで再利用できる状態まで乾燥する
ために、液体除去部10の下流側に配置される。乾燥部
12として、本実施形態では、シート搬送経路30を挟
んで対向するとともに、このシート搬送経路30上で互
いに接触する2つのローラ64、66からなる。これら
ローラ64、66のうち、少なくとも一方のローラ66
は内部に加熱源であるヒータ68を備えている。
【0032】なお、乾燥部12の乾燥手段として、上述
したローラ型加熱器の代わりに、例えば、シートに対し
て常温の空気を吹付けるだけの送風機や、温風を吹出す
ことのできるヒータ内蔵型送風機を用いてもよい。さら
に除湿機によって乾燥させた空気を吹付ける形態のもの
であってもよい。
【0033】(9)シート排出部 シート排出部14は、乾燥部12で乾燥された凹凸シー
トSを積層して収容する排出トレイ70を有する。
【0034】(10)シート再生処理 以上の構成を有する画像除去装置1の動作を説明する。
具体的に、再生すべき凹凸シートSは供給トレイ26に
積層して収容される。この状態で画像除去装置1が起動
すると、供給トレイ26に収容された複数の凹凸シート
Sは、捌き機構28によって最上シートから順次送り出
され、送り出し機構32によって浸漬部4に供給され
る。
【0035】浸漬部4に供給された凹凸シートSは、ガ
イド部材にガイドされながら搬送機構56によって搬送
され、浸漬槽40内のクリーニング液34に所定時間浸
漬され、凹凸シートSの表層の凹部に完全にクリーニン
グ液34が浸透する。これにより、凹凸シートSの表面
の凹部の中に付着しているトナーと表面との接着力が失
われ、トナーは機械的な力を与えるだけで分離可能な状
態になる。浸漬槽40のクリーニング液34から排出さ
れた凹凸シートSは、その表面と裏面が一対のブラシロ
ーラ58の摺擦力を受け、これら表面又は裏面に付着し
ているトナーが除去される。このとき、凹凸シートSの
表面と裏面にはそれぞれスプレーノズル60からクリー
ニング液34が噴射され、ブラシローラ58の対向部を
通過したシート部分に付着しているトナーが洗い流され
る。また、ブラシローラ58に付着したトナーが浸漬槽
40に洗い落とされる。
【0036】浸漬槽40に落下したトナー、また浸漬槽
40の中を凹凸シートSが搬送される過程で該凹凸シー
トSから分離したトナーは、越流壁38を越えて浸漬槽
40から越流槽42に流れるクリーニング液34と共に
越流槽42に流れ込む。越流槽42のクリーニング液3
4に含まれるトナーは、液体循環路48内をポンプ50
によって送られ、フィルタ部52によって除去される。
トナーが除去されたクリーニング液34は、スプレーノ
ズル60から凹凸シートSの表面と裏面、及びブラシロ
ーラ58に噴射される。
【0037】トナーが除去された凹凸シートSは、液体
除去部10の絞りローラ対62によって挟圧され、表面
上のクリーニング液34が除去される。続いて、凹凸シ
ートSは乾燥部12に送られて乾燥された後、シート排
出部14の排出トレイ70上に排出される。
【0038】(その他の実施形態) (11)クリーニング液付与手段 以上の説明は本発明の一実施形態に関するものであっ
て、本発明は種々改変可能である。例えば、凹凸シート
Sに液体(クリーニング液)34を付与するために、上
記実施形態では、凹凸シートSをクリーニング液34中
に浸漬する方法が用いられているが、代わりに、図3
(a)に示すように、スプレーノズル72からシャワー
状にクリーニング液を凹凸シートSに吹付けてもよい
し、図3(b)に示すように、クリーニング液74が外
周上に塗布されたローラ76を凹凸シートSに接触させ
てもよい。図に示すようにシャワーや塗布によりクリー
ニング液を凹凸シートの凹凸面にのみ付与することによ
り、凹凸シートSの基材層16(図2)が、パルプ繊維
を主体とする紙など比較的水に弱い素材からなる場合
に、基材層16を濡らすことなくクリーニングできる利
点がある。
【0039】(12)トナー除去部 トナー除去部6のブラシローラ58として磁気ブラシロ
ーラを用いてもよい。具体的には、磁気ブラシローラと
して、非磁性の円筒状スリーブに、N極及びS極が交互
に表面上に配置されたマグネットローラを内包させ、ス
リーブとマグネットローラとの相対回転によりスリーブ
表面に磁性粒子を連ねて起立させる形態が例示できる。
また、トナー除去部6による機械的な摺擦力とともに、
凹凸シートSの凹凸面に対し吸引力を作用することによ
りトナーの除去を更に確実に行うようにしてもよい。
【0040】シート凹部からトナーを除去するのに静電
気力を用いてもよい。この場合、この静電気力に振動バ
イアス(例えばACバイアス)を重畳させる方がよりト
ナーが除去し易い。但し、凹凸シートに液体が付与され
る(特に、図1に示すように凹凸シートSが浸漬槽40
に浸漬される)と、凹部内のトナーの電荷が少なくとも
一部消失するので、トナーとして磁性トナーを用い、静
電気力とともに磁気力を利用することで凹部内のトナー
を除去するのが好ましい。
【0041】(13)撹乱装置 ところで、本発明に係る画像形成装置によれば、凹凸シ
ートSの凹部内のトナーは、浸漬部4などでクリーニン
グ液が付与されることで凹部表面との接着力が弱められ
た後、トナー除去部6により凹凸シートSから除去され
るようになっている。これらの構成に加えて、少なくと
もトナー除去部6の上流側に、凹部内のトナーを撹乱し
てトナーを更に確実に除去できるようにする撹乱装置を
別に設けるのが好ましい。
【0042】図4(a)は、振動電場を凹部内のトナー
に作用することでトナーを撹乱する撹乱装置の一例を示
す概略断面図である。この装置80は、シート搬送路を
挟んで対向するコロトロン82及び導電性のプラテン8
4を一組又はそれ以上(図では2組)有する。上述した
ように、凹凸シートに液体が付与されると凹部内のトナ
ーの電荷が少なくとも一部消失する点を考慮して、装置
80は、浸漬部4などのクリーニング液付与手段の上流
側に配置されるのが有利である。コロトロン82のコロ
ナワイヤ86には、高圧電源装置88が接続されてお
り、所定の振動電圧が印加されるようにしてある。ま
た、プラテン84は接地されている。この構成によれ
ば、コロトロン82とプラテン84との間で振動電場を
発生させ、シート凹部に付着しているトナー粒子を電気
的に撹乱することができる。高圧電源装置88により印
加される振動電圧は、周波数100Hz〜1kHzで、
ピークツーピークで800V以上が好ましい。あまり高
周波だと、トナー粒子が静電場の変化に追随できずに撹
乱することができない。振動電圧の波形は、正弦波、矩
形波、三角波など適当なものが用いられる。
【0043】図4(b)は、高圧電源装置88により振
動電圧を印加する電極として導電性ローラ90を用いた
例を示す。このローラ90として、例えば、金属製の中
心軸の外周に導電性のゴム材料を備えたローラや、導電
性のブラシローラなどが用いられる。また、この場合
も、シート搬送路を介してローラ90の反対側に、接地
された導電性ローラ92を配置する。
【0044】図5(a)は、トナーとして磁性トナーを
用い、振動磁場を凹部内のトナーに作用することでトナ
ーを撹乱する撹乱装置の一例を示す概略断面図である。
この装置94は、N極及びS極が交互に表面上に配置さ
れたマグネットローラ95と、シート搬送路を挟んで対
向する磁性体ローラ96とを有し、マグネットローラ9
5を回転させることで振動磁場を発生させる。
【0045】図5(b)に示す撹乱装置97は、マグネ
ットローラ95を非磁性の円筒状のスリーブ98に内包
させたものであり、マグネットローラ95を高速に回転
することで比較的周波数の高い振動磁場を与えることが
できる。
【0046】図5(a)に示すように、マグネットロー
ラ95と磁性体ローラ96とで凹凸シートSに搬送力を
与える構成になっている場合、マグネットローラ95を
高速で回転させることはできない。そこで、マグネット
ローラ95を凹凸ローラSから離れた位置に配置するこ
とでマグネットローラ95を高速回転することは可能で
あるが、一方で搬送性が悪くなる不具合が生じる場合が
ある。これに対し、図5(b)に示す構成は、マグネッ
トローラ95に関係なくスリーブ98と磁性体ローラ9
6とで凹凸シートSに搬送力を与えることができ、他
方、マグネットローラ95を高速で回転することができ
る点で図5(a)に示す構成より有利である。
【0047】振動磁場による撹乱装置は、液中において
も作動するので、トナー除去部6の上流側であれば、ク
リーニング液付与手段の上流側、下流側、あるいは浸漬
手段を用いるのであればクリーニング液中のいずれに配
置してもよい。
【0048】機械力により振動を与えることによって
も、シート凹部のトナー粒子を撹乱することができる。
例えば、図6に示す撹乱装置100は、接触子102が
周期的に凹凸シートS表面を叩くことにより機械的振動
を与えるものである。具体的に、シート搬送路と所定の
間隔をあけて回転軸104が、モータ105により回転
駆動可能に設けてある。回転軸104の両端部近傍には
それぞれ、回転軸104に垂直に伸びたアーム106
a,106bの一端が取付けてある。アーム106a,
106bの他端にはそれぞれ、回転軸104と平行に伸
びる貫通孔108a,108bが形成されている。一
方、接触子102は、回転軸104に平行に伸びた円柱
状の部材であり、その長さは、シート幅(図6(a)の
紙面垂直方向に関するシート長さ)と同程度に設定され
ている。接触子102は、凹凸シートSに損傷を与えな
いために、例えばゴム、プラスチック、スポンジからな
るのが好適であるが、シートSとの接触力が弱ければ金
属製のものであってもよい。接触子102の両端部近傍
にはそれぞれ、接触子102に垂直に伸びたアーム11
0a,110bの一端が取付けてある。各アーム110
(110a,110b)の他端には、接触子102と平
行に伸びる突起112が形成されている。各突起112
は、対応するアーム106(106a,106b)の貫
通孔108(108a,108b)に収容されており、
これにより接触子102は、突起112を加中心として
自在に揺動できるようになっている。このような接触子
102は、図では2つ設けてあるが1つでもよいし、3
つ以上でもよい。
【0049】このような構成を有する撹乱装置100に
よれば、中心軸104を回転させることにより2つの接
触子102が、突起112を中心として揺動しながら、
交互に凹凸シートSを叩くことにより、シート凹部のト
ナーが撹乱される。
【0050】上記のような撹乱装置100以外に、超音
波振動子を凹凸シートに接触させることでも機械的な振
動を与えることが可能である。
【0051】また、浸漬部のクリーニング液中に超音波
発生手段を設け、クリーニング液を介して凹凸シートに
機械的振動を加えてもよい。
【0052】なお、上述した電気的、磁気的、又は機械
的な振動を利用した撹乱装置とともに、凹凸シートSの
凹凸面に対し空気を吹き付けたり吸引したりすることで
凹部内のトナーの撹乱をさらに効果的に行ってもよい。
【0053】(14)湾曲手段 浸漬部4(図1)において搬送中、あるいはシャワーや
塗布によりクリーニング液を付与するとともに、凹凸シ
ートSを湾曲させるのが好適である。これにより、シー
ト凹部が拡がったり縮まったりしながら、凹部内の空気
が追い出されクリーニング液が凹部に浸透し易くなる。
凹凸シートSを湾曲させる方法として、例えば、図7
(a)に示すように湾曲ガイド120に沿ってシートS
を搬送したり、図7(b)に示すように、搬送ローラ1
22と、該ローラ122表面と所定の間隔をあけて設け
られたガイド面を有する湾曲ガイド124との間に沿っ
てシートSを搬送することなどが挙げられる。
【0054】また、ブラシローラ、スポンジローラなど
機械的摺擦手段によるトナー除去時においても凹凸シー
トを湾曲させることで、摺擦手段をよりトナーに接触し
易くしてトナーを確実に除去するようにしてもよい。さ
らに、リンス時や乾燥時(特に風を吹付ける形態)にお
いても凹凸シートを湾曲させることでリンスや乾燥の効
率を高めることができる。
【0055】図8は、容器130内のクリーニング液1
32中で凹凸シートを複数回湾曲させる浸漬部の一例を
示す。具体的に、浸漬部133の容器130内には、2
つのシート搬送機構、すなわちシート搬送方向に沿って
第1及び第2のシート搬送機構132A、132Bが鉛
直方向に平行に設けてある。
【0056】更に詳しくは、各シート搬送機構132
(132A,132B)は、図の矢印方向に回転可能な
上側及び下側駆動ローラ134U、134Dと、上側駆
動ローラ134Uの左側外周面及び右側外周面とそれぞ
れ接触する上側ローラ136L,136Rと、下側駆動
ローラ134Dの左側外周面及び右側外周面とそれぞれ
接触する下側ローラ138L,138Rとを有する。但
し、第2のシート搬送機構132Bの右下側のローラの
みはブラシローラ139を用いている。上側駆動ローラ
134Uと上側ローラ136Lのニップ部と、下側駆動
ローラ134Dと下側ローラ138Lのニップ部との間
には、凹凸シートを案内するガイド140Lが設けてあ
る。同様に、上側駆動ローラ134Uと上側ローラ13
6Rのニップ部と、下側駆動ローラ134Dと下側ロー
ラ138Rのニップ部との間には、凹凸シートを案内す
るガイド140Rが設けてある。ガイド140Lからガ
イド140Rに凹凸シートを受け渡すために、下側駆動
ローラ134Dの下側外面と一定の間隔をあけたガイド
面を有するガイド部材142が設けてある。第1のシー
ト搬送機構132Aのガイド140Rから第2のシート
搬送機構132Bのガイド140Lに凹凸シートを受け
渡すために、第1のシート搬送機構132Aの上側ロー
ラ136R及び第2のシート搬送機構132Bの上側ロ
ーラ136Lの上側外面と一定の間隔をあけたガイド面
を有するガイド部材144が設けてある。
【0057】第1のシート搬送機構132Aの上側駆動
ローラ134Uと上側ローラ136Lのニップ部の上流
側近傍には、シート供給部から浸漬部まで伸びたガイド
146の一端が配置されている。第2のシート搬送機構
132Bの上側駆動ローラ134Uと上側ローラ136
Rのニップ部の下流側近傍には、リンス部まで伸びたガ
イド148の一端が配置されている。
【0058】このような構成を有する浸漬部133にお
いて、シート供給部から搬送されたシートは、ガイド部
材142、144とこれらに対向するローラとの間を通
過する際に湾曲されるとともに、ブラシローラ139に
より凹部内のトナーが除去され、その後、リンス部に向
けて案内される。
【0059】(15)高圧液流を用いたトナー除去手段 高圧液流を凹凸シートSの凹凸面に噴射することで凹部
内のトナーを除去することもできる。図9に示す画像除
去装置160は、浸漬部4の下流側に且つシート搬送路
に関して片側にスプレーノズル162を設け、このノズ
ル162から高圧液流を噴射させている(なお、図に示
す構成では、凹凸シートSは、供給トレイ26上に凹凸
面を下側にして積層されることが必要である。)。スプ
レーノズル162から供給される洗浄液の噴射圧は、シ
ート凹部内トナーが除去される程度に調整される。噴射
圧が低すぎると凹部内のトナーが十分に除去できず、噴
射圧が大きすぎるとシートSに損傷を与えるので好まし
くない。凹凸シートSとして図2(b)に示すように連
続溝状の凹部18を有する場合、液流を溝に沿うように
当てることにより、凸部22に邪魔されずに効率よく凹
部18内のトナーを除去できる。
【0060】図に示すように、スプレーノズル162と
該ノズル162から液流が噴射されるシートSの搬送路
を囲むように隔壁164を設けるのが好ましい。これに
より噴射された液流が浸漬槽40の外側に出るのを防止
できる。また、この隔壁164の内壁に沿って洗浄液が
浸漬槽40に流れ落ちるようにすることで、浸漬槽40
のクリーニング液34内に空気が混入して泡が発生し、
クリーニング液34が容器36から装置内外に洩れるの
を防止することができる。
【0061】本実施形態では、凹凸シートSをクリーニ
ング液34内に浸漬させる必要は必ずしもないが、以下
の理由により、高圧液流を噴射する前にクリーニング液
をシートSに供給する(浸漬の他にシャワーや塗布など
の形態も含む)ことが望ましい。すなわち、凹凸シート
Sに噴射される液体として、凹部内のトナーを除去する
上で界面活性剤を含むクリーニング液が最適であるが、
装置を簡略化するために噴射液をリンス液として併用す
るのがよく、このために噴射液は洗浄液である必要があ
るからである。
【0062】高圧液流噴射手段をクリーニング液中に設
けることで、液流噴射による騒音を防止するようにして
もよい。但し、この場合は、液外に案内された凹凸シー
トを洗浄液で洗浄する必要がある。
【0063】
【発明の効果】本発明に係る画像除去装置及び方法によ
れば、凹凸シートの凹部に付着しているトナー粒子を、
液体を付与することで確実に除去することができる。
【0064】凹凸シートに液体を付与することに加え
て、シート凹部内のトナーを撹乱することで更に確実に
画像除去を行うことができる。
【0065】凹凸シート搬送中にシートを曲げつつ、ク
リーンニング液付与、機械的トナー除去の各処理を行う
ことで、クリーニング液の凹部への浸透や機械的トナー
除去手段のトナーへの接触を確実なものにできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る画像除去装置の一実施形態を示
す概略断面図。
【図2】 (a)凹凸シートの拡大部分断面図。(b)
連続溝状の凹部を有する凹凸シートの一例を示す拡大部
分斜視図。
【図3】 クリーニング液付与手段の別の実施形態を示
す概略断面図。
【図4】 (a)振動電場を用いたトナー撹乱装置の一
実施形態を示す概略断面図。(b)振動電場を用いたト
ナー撹乱装置の別の実施形態を示す概略断面図。
【図5】 (a)振動磁場を用いたトナー撹乱装置の一
実施形態を示す概略断面図。(b)振動磁場を用いたト
ナー撹乱装置の別の実施形態を示す概略断面図。
【図6】 (a)機械的振動を用いたトナー撹乱装置の
一実施形態を示す側面図。(b)図5(a)の撹乱装置
の正面図。
【図7】 (a)凹凸シートの湾曲手段の一実施形態を
示す断面図。(b)凹凸シートの湾曲手段の別の実施形
態を示す断面図。
【図8】 浸漬部において凹凸シートを湾曲させる構成
を示す概略断面図。
【図9】 高圧液流を凹凸シートSの凹凸面に噴射して
凹部内のトナーを除去する、図1に類似した画像除去装
置を示す概略断面図。
【符号の説明】
1:画像除去装置 2:供給部 4:浸漬部 6:トナー除去部 8:リンス部 10:液体除去部 12:乾燥部 14:排出部 18:凹凸シートの凹部 22:凹凸シートの凸部 34、74:液体(クリーニング液) 36:容器 40:浸漬槽 72:スプレーノズル 76:塗布ローラ 80:振動電場による撹乱装置 82:コロトロン 84:導電性プラテン 88:高圧電源装置 94、97:振動磁場による撹乱装置 95:マグネットローラ 96:磁性体ローラ 98:スリーブ 100:機械的振動による撹乱装置 102:接触子 120、124:湾曲ガイド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 水野 博 大阪府大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 2H034 FA00

Claims (31)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 トナーを受容できる凹部を多数形成した
    凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去する
    画像除去装置において、 凹凸シートに液体を付与する液体付与手段を有する画像
    除去装置。
  2. 【請求項2】 凹凸シートの凹凸面を機械的に摺擦する
    手段を更に有する請求項1の画像除去装置。
  3. 【請求項3】 前記液体は水及び界面活性剤を含有する
    ことを特徴とする請求項1の画像除去装置。
  4. 【請求項4】 前記液体付与手段により液体が付与され
    た凹凸シートを洗浄するリンス手段を更に有する請求項
    1の画像除去装置。
  5. 【請求項5】 トナーを受容できる凹部を多数形成した
    凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去する
    画像除去方法において、 凹凸シートに液体を付与する液体付与工程を含む画像除
    去方法。
  6. 【請求項6】 凹凸シートの凹凸面を機械的に摺擦する
    工程を更に含む請求項5の画像除去方法。
  7. 【請求項7】 前記液体は水及び界面活性剤を含有する
    ことを特徴とする請求項5の画像除去方法。
  8. 【請求項8】 前記液体付与工程後に凹凸シートを洗浄
    するリンス工程を更に含む請求項5の画像除去方法。
  9. 【請求項9】 前記液体付与工程は、容器内に収容され
    た前記液体中に凹凸シートを浸漬させることを特徴とす
    る請求項5の画像除去方法。
  10. 【請求項10】 前記液体付与工程は、シャワー状に前
    記液体を凹凸シートに供給することを特徴とする請求項
    5の画像除去方法。
  11. 【請求項11】 前記液体付与工程は、外面に前記液体
    が塗布されたローラを凹凸シートに接触させることを特
    徴とする請求項5の画像除去方法。
  12. 【請求項12】 トナーを受容できる凹部を多数形成し
    た凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去す
    る画像除去装置において、 凹凸シートに液体を付与する液体付与手段と、 凹凸シートの凹部内のトナーを撹乱する撹乱手段とを有
    する画像除去装置。
  13. 【請求項13】 前記撹乱手段により凹部内のトナーが
    撹乱された凹凸シートの凹凸面を機械的に摺擦する手段
    を更に有する請求項12の画像除去装置。
  14. 【請求項14】 前記撹乱手段は、振動電場を凹凸シー
    トに印加することにより凹部内のトナーを撹乱すること
    を特徴とする請求項12の画像除去装置。
  15. 【請求項15】 前記撹乱手段は、前記液体付与手段に
    より液体を付与する前に凹部内のトナーを撹乱すること
    を特徴とする請求項14の画像除去装置。
  16. 【請求項16】 前記トナーは磁性トナーであり、前記
    撹乱手段は、振動磁場を凹凸シートに印加することによ
    り凹部内のトナーを撹乱することを特徴とする請求項1
    2の画像除去装置。
  17. 【請求項17】 前記撹乱手段は、機械的振動を凹凸シ
    ートに与えることにより凹部内のトナーを撹乱すること
    を特徴とする請求項12の画像除去装置。
  18. 【請求項18】 前記液体は水及び界面活性剤を含有す
    ることを特徴とする請求項12の画像除去装置。
  19. 【請求項19】 トナーを受容できる凹部を多数形成し
    た凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去す
    る画像除去方法において、 凹凸シートに液体を付与する液体付与工程と、 凹凸シートの凹部内のトナーを撹乱する撹乱工程とを含
    む画像除去方法。
  20. 【請求項20】 前記撹乱工程後に凹凸シートの凹凸面
    を機械的に摺擦する工程を更に含む請求項19の画像除
    去方法。
  21. 【請求項21】 前記撹乱工程は、振動電場を凹凸シー
    トに印加することにより凹部内のトナーを撹乱すること
    を特徴とする請求項19の画像除去方法。
  22. 【請求項22】 前記撹乱工程は、前記液体付与工程前
    に行われることを特徴とする請求項21の画像除去方
    法。
  23. 【請求項23】 前記撹乱工程は、振動磁場を凹凸シー
    トに印加することにより凹部内のトナーを撹乱すること
    を特徴とする請求項19の画像除去方法。
  24. 【請求項24】 前記撹乱工程は、機械的振動を凹凸シ
    ートに与えることにより凹部内のトナーを撹乱すること
    を特徴とする請求項19の画像除去方法。
  25. 【請求項25】 前記液体は水及び界面活性剤を含有す
    ることを特徴とする請求項19の画像除去方法。
  26. 【請求項26】 トナーを受容できる凹部を多数形成し
    た凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去す
    る画像除去装置において、 凹凸シートに液体を付与する液体付与手段と、 前記液体付与手段により凹凸シートに液体が付与される
    間に、凹凸シートの少なくとも一部を湾曲させる湾曲手
    段とを有する画像除去装置。
  27. 【請求項27】 トナーを受容できる凹部を多数形成し
    た凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去す
    る画像除去装置において、 凹凸シートに液体を付与する液体付与手段と、 凹凸シートの凹凸面を機械的に摺擦する手段と、 前記摺擦手段により凹凸シートが摺擦されている間に、
    凹凸シートの少なくとも一部を湾曲させる湾曲手段とを
    有する画像除去装置。
  28. 【請求項28】 前記液体は水及び界面活性剤を含有す
    ることを特徴とする請求項26又は27の画像除去装
    置。
  29. 【請求項29】 トナーを受容できる凹部を多数形成し
    た凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去す
    る画像除去方法において、 凹凸シートに液体を付与する液体付与工程を含み、 前記液体付与工程において、凹凸シートの少なくとも一
    部を湾曲させることを特徴とする画像除去方法。
  30. 【請求項30】 トナーを受容できる凹部を多数形成し
    た凹凸面を有する凹凸シートに形成された画像を除去す
    る画像除去方法において、 凹凸シートに液体を付与する液体付与工程と、 凹凸シートの凹凸面を機械的に摺擦する工程とを含み、 前記摺擦工程において、凹凸シートの少なくとも一部を
    湾曲させることを特徴とする画像除去方法。
  31. 【請求項31】 前記液体は水及び界面活性剤を含有す
    ることを特徴とする請求項29又は30の画像除去方
    法。
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