JP2002161914A - 自動調心型総玉軸受 - Google Patents

自動調心型総玉軸受

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JP2002161914A
JP2002161914A JP2000356910A JP2000356910A JP2002161914A JP 2002161914 A JP2002161914 A JP 2002161914A JP 2000356910 A JP2000356910 A JP 2000356910A JP 2000356910 A JP2000356910 A JP 2000356910A JP 2002161914 A JP2002161914 A JP 2002161914A
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JP
Japan
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outer ring
shaft
wheel
raceway surface
ball bearing
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Pending
Application number
JP2000356910A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruichi Inoue
照一 井上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
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Publication of JP2002161914A publication Critical patent/JP2002161914A/ja
Pending legal-status Critical Current

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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16CSHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
    • F16C23/00Bearings for exclusively rotary movement adjustable for aligning or positioning
    • F16C23/06Ball or roller bearings
    • F16C23/08Ball or roller bearings self-adjusting
    • F16C23/082Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface
    • F16C23/086Ball or roller bearings self-adjusting by means of at least one substantially spherical surface forming a track for rolling elements

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Support Of The Bearing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 おもちゃのレーサ車等の車輪としてそのまま
用いることができ、部品コストおよび組立コストの低減
を達成し、車輪の回転に要するトルクを軽減し、前輪に
もちいてコーナリング特性を向上させることのできる自
動調心型総玉軸受を提供する。 【解決手段】 軸1の表面に軌道面11を形成し、これ
に対応させて外輪2を配置する。軸1と外輪2の軌道面
11,球面軌道面21の間にこれら双方に対して転動自
在に複数のボール3を総ボールタイプのもとに配置す
る。外輪2の軸方向一端には、ボールを挿入するための
開口23を形成し、その開口23を側輪4閉じた構造と
することにより、おもちゃのレーサ車等のシャシーに軸
1を固定するだけで、外輪2をそのまま車輪として用い
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばおもちゃの
レーサ車等の車輪、特に前輪にそのまま用いることので
きる自動調心型総玉軸受に関する。
【0002】
【従来の技術】おもちゃのレーサ車等の車輪として、従
来、図2に断面図を示すような構造が採用されている。
すなわち、車体に対して固定される固定軸Sに、樹脂な
いしは硬質ゴム等からなる車輪Wをその両端部において
メタルM1,M2を介して回転自在に支持している。各
メタルM1,M2は、それぞれ円筒部Mc一端にフラン
ジ部Mfが一体に形成された構造を有し、これにより、
ラジアル方向およびスラスト方向の荷重を受けるように
なっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、以上のよう
な従来の車輪の構造によると、車輪Wを2つのメタルM
1,M2によってラジアル方向およびスラスト方向に支
持しているために、滑り摩擦抵抗に起因して車輪Wの回
転トルクが大きいという問題がある。
【0004】また、一つの車輪Wに対して2つのメタル
M1,M2を組み込む必要があるため、部品コスト並び
に組立コストが高くなるという問題がある。
【0005】更にまた、車輪Wがその両端部の2つのメ
タルM1,M2により支持されているが故に、固定軸S
に対して車輪Wが殆ど傾斜することがなく、特に前輪に
用いた場合には、コーナリング特性が良好でないという
問題もある。
【0006】本発明はこのような実情に鑑みてなされた
もので、従来のこの種のおもちゃのレーサ車用の車輪と
してそのまま用いることができ、部品コストおよび組立
コストの低減を達成するとともに、車輪の回転に要する
トルクを軽減し、また、従来のものに比してコーナリン
グ性能も向上させることのできる自動調心型総玉軸受の
提供を目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明の自動調心型総玉軸受は、玉軸受内輪用軌道
面が表面に形成された軸と、その軸の軌道面に対応して
配置され、かつ、内周面に球面の軌道面が形成された外
輪と、上記軸の軌道面と外輪の軌道面の間にこれら双方
に対して転動自在に設けられた複数のボールを有し、上
記外輪には、その軸方向一端側にボール挿入用の開口が
形成され、かつ、その開口は当該外輪に固着された側輪
により閉じられ、上記各ボールは相互干渉により周方向
位置が規制される総ボールタイプであることによって特
徴づけられる(請求項1)。
【0008】ここで、本発明においては、外輪の材質
を、樹脂もしくは硬質ゴムとすること(請求項2)によ
り、おもちゃのレーサ車用の車輪に用いるのにより適し
た自動調心型総玉軸受となり得る。
【0009】本発明は、固定軸に対してあらかじめ組み
込んだ簡単な構成の自動調心型総玉軸受を、その外輪を
車輪としてそのまま用いることを可能とすることによっ
て、所期の目的を達成しようとするものである。
【0010】すなわち、軸の表面に玉軸受内輪用の軌道
面を形成するとともに、外輪の内周面には球面からなる
軌道面を形成し、これらの軸と外輪の間に、双方の軌道
面に対して転動自在に複数のボールを配置すると、各ボ
ールは軸の軌道面に沿って転動し、そのボール列に対し
て、従って軸に対して、外輪は所定の範囲で揺動自在と
なり、全体として自動調心型の玉軸受が構成される。こ
のような自動調心型の玉軸受を一体に組み付けられた軸
を車軸として固定すれば、玉軸受の外輪をそのままおも
ちゃのレーサ車等の車輪として用いることができ、車体
に対する組立工数を大幅に削減することができ、しか
も、その車輪としての外輪がボールを介して転がり接触
により軸に対して支持されるが故に、従来のメタルで支
持した車輪に比して摩擦抵抗が少ない分だけ回転に要す
るトルクが少なくてすみ、かつ、軸に対して揺動自在で
あるため、前輪として用いた場合にコーナリング特性に
も優れるという利点がある。
【0011】また、外輪の軸方向一端側にボール挿入用
の開口を形成して、保持器を有さない総ボールタイプと
し、その開口を側輪により閉じた構成を採用すれば、簡
単な構成のもとに、かつ、軸付きの自動調心総玉軸受と
しての組立工数をも少なくすることができ、全体として
のコストも削減することができる。
【0012】そして、請求項1に係る発明においては、
外輪の材質は特に限定されるものではないが、請求項2
に係る発明のように樹脂もしくは硬質ゴムとすることに
より、おもちゃのレーサ車用の車輪として用いるのによ
り適した構成となる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しつつ本発明の
実施の形態について説明する。図1は本発明の実施の形
態の軸平行断面図である。軸1には、その軸方向略中央
部分に玉軸受内輪用の軌道面11が形成されており、そ
の軌道面11に対応して外輪2が設けられている。外輪
2は、樹脂もしくは硬質ゴムからなり、その内周面には
凹状の球面からなる軌道面21が形成され、また、その
外周面は凸状の略球面となっている。そして、軸1と外
輪2の間には、それぞれの軌道面11,21の双方に対
して転動自在に複数のボール3が配置されている。
【0014】各ボール3は、軸1と外輪2の間の環状空
間内に周方向に略密に挿入されており、保持器によらず
相互干渉によってそれぞれの周方向位置が規制される、
いわゆる総ボールタイプとなっている。ボール3の材質
は特に限定されず、スチール、ステンレスあるいはセラ
ミック等、玉軸受に多用されているもののなかから、用
途に応じて適宜に選択することができる。なお、軸1の
材質についても、特に限定されることなく、スチール、
ステンレス、アルミ系合金等、任意のものを採用するこ
とができる。
【0015】また、外輪2の軸方向一端側には、各ボー
ルを軸1と外輪2の間に周方向に略密に挿入するための
開口23が形成されており、この開口23は、外輪2の
軸心を中心とした円形で、外輪2の軌道面21の最大径
位置よりも若干手前にまで及んでいる。そして、この円
形の開口23は、外輪2と同じ材質の樹脂もしくは硬質
ゴムからなる側輪4を装着固定することによって閉じら
れている。この側輪4の内周面には、その一部に球面4
1が形成されており、この球面41は、外輪2に対して
装着した状態において外輪2の軌道面21の延長上にあ
って全体として一つの球面を形成している。なお、側輪
4の外輪2に対する固定は、圧入もしくは接着によって
行うことができる。
【0016】以上の本発明の実施の形態を組み立てるに
は、側輪4を装着していない状態の外輪2を、軸1の軌
道面11に対応させて配置した状態で、開口23を通じ
て所要数のボール3を軸1の軌道面11上に沿うように
挿入する。この際、開口23は外輪2の軌道面21の最
大径の手前にまでした及んでいないものの、外輪2の弾
性により、ボール3を周方向密に挿入することが可能と
なる。全てのボール3を挿入した後、開口23に側輪4
を装着固定することによって、図1に示した構造の本発
明の実施の形態を得ることができる。
【0017】この本発明の実施の形態は、おもちゃのレ
ーサ車の車輪、特に前輪として、軸1を車体(シャシ
ー)に固定するだけで用いることができる。しかも、車
輪となる外輪2はボール3を介して軸1に対し転がり接
触により支持されているため、従来の2つのメタルを介
して軸に外輪を支持した従来のものに車輪に比して、回
転時における摩擦が減少する結果、回転に要するトルク
を減少させることができる。また、車輪となる外輪2は
軸1に対して自動調心性を有しているため、換言すれば
揺動可能であるため、コーナリング時に必要に応じて軸
1に対して傾斜することができ、ラジアル方向およびス
ラスト方向にほぼ拘束されて殆ど傾斜できない従来の車
輪構造に比して、コーナリング特性を向上させることが
できる。
【0018】また、以上の実施の形態においては総ボー
ルタイプとして保持器を用いず、軸1と外輪2の間にボ
ール3を周方向密に挿入して側輪4により開口23を閉
じるだけで組立を完了することができ、2つのメタルを
車輪の両端部に装着する従来のこの種の車輪機構に比し
て、全体としての組立工数の削減をも達成することがで
き、更には、従来のメタルのような特殊な金属を用いる
必要がないために、部品コストをも低減可能であり、全
体としてのコストを低減させることができる。
【0019】なお、以上の実施の形態においては、外輪
2および側輪4として、おもちゃのレーサ車の車輪とし
て多用されている樹脂ないしは硬質ゴムを用いたが、こ
の材質については特に限定されることなく、他の用途に
用いる場合には、その用途に応じた適宜の材質を選択的
に用い得ることは勿論である。
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、軸の表
面に玉軸受内輪用の軌道面を形成し、その軌道面に対応
して配置される外輪の内周面には球面からなる軌道面を
形成して、これらの間に双方の軌道面に対して転動自在
の複数のボールを総ボールタイプのもとに配置するとと
もに、外輪の軸方向一端側にはボールを挿入するための
開口を設け、その開口を側輪により閉じた構造を有して
いるため、おもちゃのレーサ車等のシャシーに軸をその
まま固定するだけで、外輪を車輪として用いることがで
き、特殊な金属からなる2つのメタルを介して車輪を軸
に支持する従来のこの種の車輪構造に比して、車輪の回
転に要するトルクを低減させることができ、かつ、部品
コストおよび組立コストを低減させることができる。し
かも、車輪となる外輪は自動調心性により軸に対して傾
斜可能であるために、コーナリング特性も従来のものに
比して向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の軸平行断面図である。
【図2】従来のおもちゃのレーサ車等に用いられている
車輪構造の例を示す断面図である。
【符号の説明】
1 軸 11 玉軸受内輪用軌道面 2 外輪 21 凹状の球面からなる軌道面 23 開口 3 ボール 4 側輪

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 玉軸受内輪用軌道面が表面に形成された
    軸と、その軸の軌道面に対応して配置され、かつ、内周
    面に球面の軌道面が形成された外輪と、上記軸の軌道面
    と外輪の軌道面の間にこれら双方に対して転動自在に設
    けられた複数のボールを有し、 上記外輪には、その軸方向一端側にボール挿入用の開口
    が形成され、かつ、その開口は当該外輪に固着された側
    輪により閉じられ、上記各ボールは相互干渉により周方
    向位置が規制される総ボールタイプであることを特徴と
    する自動調心型総玉軸受。
  2. 【請求項2】 上記外輪の材質が、樹脂もしくは硬質ゴ
    ムのうちのいずれかであることを特徴とする自動調心型
    総玉軸受。
JP2000356910A 2000-11-24 2000-11-24 自動調心型総玉軸受 Pending JP2002161914A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009250031A (ja) * 2008-04-01 2009-10-29 Nsk Ltd スクロール型コンプレッサ用転がり軸受
WO2017013920A1 (ja) * 2015-07-17 2017-01-26 Kyb株式会社 電動モータ

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