JP2002161857A - 圧縮機 - Google Patents

圧縮機

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JP2002161857A
JP2002161857A JP2000357968A JP2000357968A JP2002161857A JP 2002161857 A JP2002161857 A JP 2002161857A JP 2000357968 A JP2000357968 A JP 2000357968A JP 2000357968 A JP2000357968 A JP 2000357968A JP 2002161857 A JP2002161857 A JP 2002161857A
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connection
compressor
control unit
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JP2000357968A
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Takeshi Mizufuji
健 水藤
Kazuya Kimura
一哉 木村
Masahiro Kawaguchi
真広 川口
Hiroyuki Motonami
博之 元浪
Kazuhiro Kuroki
和博 黒木
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyota Industries Corp
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    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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    • Y02B30/70Efficient control or regulation technologies, e.g. for control of refrigerant flow, motor or heating

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電装品と該電装品の制御ユニットとをハウジ
ング内外で電気的に接続するように構成された圧縮機に
おいて、電装品と制御ユニットとの合理的な接続技術を
提供する。 【解決手段】 スクロール型圧縮機1において、インバ
ータ60のスイッチング素子62は3本の端子ピン66
(U,V,W)、導線67,68、コネクタ69を介し
て電動モータ49のステータコイル46aと電気的に接
続されている。また端子ピン66の端部66aは各々コ
ネクタ69の圧入溝69aへ圧入されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電装品と該電装品
の制御ユニットとをハウジング内外で電気的に接続する
ように構成された圧縮機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、特開平4−80554号公報に
は、エアコン、冷凍機などに利用されるモータ体型空気
調和機が開示されている。このようなモータ体型空気調
和機では、モータと出力端子とを導線等を介して電気的
に接続するのが一般的である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記公報で
は、モータと出力端子とを導線等を介して電気的に接続
する構成が提案されているに止まり、この構成をモータ
と出力端子との接続技術においてどのように具体化する
かについての提唱がなされていない。そこで本発明で
は、電装品と該電装品の制御ユニットとをハウジング内
外で電気的に接続するように構成された圧縮機におい
て、電装品と制御ユニットとの合理的な接続技術を提供
することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
に、本発明のスクロール型圧縮機は、請求項1〜6に記
載の通りに構成されている。
【0005】請求項1に記載した圧縮機では、接続部材
によってハウジング内に収容された電装品と、ハウジン
グ外に配置された制御ユニットとが電気的に接続され
る。この接続部材は、ピン部材と導線の組み合わせによ
って構成される。また、接続部材のうち電装品との接続
箇所、制御ユニットとの接続箇所、ピン部材と導線との
接続箇所のうちの少なくとも一箇所に、圧入処理によっ
て接続される圧入接続部が設けられている。ここでいう
「圧入処理」には、ピン部材や導線自体を被圧入部へ圧
入することで被圧入側との接続を行う態様や、ピン部材
や導線自体を圧入するのではなく、他の部材の圧入に際
してピン部材や導線を被圧入側と接続する態様等を広く
含むものとする。これにより、電装品と制御ユニットと
の電気的な接続において、圧入処理を用いた簡便かつ確
実な接続が可能となる。とりわけ、大電流を通電する場
合はピン部材や導線が太くなるが、このような場合で
も、ネジ止め等の複雑な接続機構を必要としないため、
部品点数、組付け工程数および組付けコストを低減する
ことができる。また、一旦接続するとネジの緩み等の心
配がなく信頼性が向上する。なお、本発明でいう「電装
品」とは、電気によって駆動されるものであればよく、
電動モータ以外に、例えば電磁弁等を広く含むものとす
る。また、本発明でいう「ガス」とは、冷凍機や空調機
において用いられる冷媒ガスのみならず、各種のガスが
これに含まれるものとする。以上のように、請求項1に
記載の圧縮機によれば、電装品と制御ユニットとを接続
部材を介して電気的に接続する場合に、圧入処理を用い
た合理的な接続が可能となる。
【0006】また請求項2に記載した圧縮機では、接続
部材によってハウジング内に収容された電装品と、ハウ
ジング外に配置された制御ユニットとが電気的に接続さ
れる。この接続部材は導線によって構成される。また、
接続部材のうち電装品との接続箇所、制御ユニットとの
接続箇所のうちの少なくとも一箇所に、圧入処理によっ
て接続される圧入接続部が設けられている。これによ
り、電装品と制御ユニットとの電気的な接続において、
圧入処理を用いた簡便かつ確実な接続が可能となる。と
りわけ、大電流を通電する場合は導線が太くなるが、こ
のような場合でも、ネジ止め等の複雑な接続機構を必要
としないため、部品点数、組付け工程数および組付けコ
ストを低減することができる。また、一旦接続するとネ
ジの緩み等の心配がなく信頼性が向上する。以上のよう
に、請求項2に記載の圧縮機によれば、電装品と制御ユ
ニットとを接続部材を介して電気的に接続する場合に、
圧入処理を用いた合理的な接続が可能となる。
【0007】また、請求項3に記載した圧縮機では、圧
入接続部自体が被圧入側部材、例えば電装品側に形成さ
れた凹部に圧入される。そして、この圧入によって接続
部材の圧入接続部が被圧入側部材と接続されることとな
る。ここでいう「凹部」とは、圧入接続部を圧入可能な
凹み形状であって溝や貫通孔等の形状を広く含むものと
する。従って、請求項3に記載の圧縮機によれば、接続
部材の圧入接続部自体を圧入する簡便な圧入構造を実現
することができる。
【0008】また、請求項4に記載した圧縮機では、圧
入部材を被圧入側部材の凹部に圧入することによって、
被圧入側部材と圧入部材との間に圧入接続部が挟持され
る。すなわち、圧入部材の圧入処理を用いて、接続部材
の圧入接続部が被圧入側部材と接続されることとなる。
従って、請求項4に記載の圧縮機によれば、例えば接続
部材の圧入接続部の形状が種々変化しても確実な接続が
可能となる。
【0009】また、請求項5に記載した圧縮機では、圧
縮機構部を駆動する電動モータとその電動モータの制御
を行う制御ユニットとが、接続部材を介して電気的に接
続される。また、電動モータの圧縮機構部側において接
続部材と電動モータとが接続されている。また、ハウジ
ングの径方向の外周部に制御ユニットと接続部材との接
続箇所および制御ユニット自体が設けられている。例え
ば、ハウジングに対し制御ユニットを一体化することが
できる。これにより、軸方向の外周部に制御ユニットを
設ける場合に比して軸長さを極力おさえたコンパクトな
圧縮機を実現することができる。従って、請求項5に記
載の圧縮機によれば、コンパクトな圧縮機を実現するこ
とができる。
【0010】ここで、電動モータおよび制御ユニットに
おける接続部材との接続箇所は、請求項6に記載のよう
に、各々が互いに近接する位置に設けられているのが好
ましい。このように構成することで、電動モータと制御
ユニットとを接続部材を介して極力最短距離で接続する
ことができる。従って、請求項6に記載の圧縮機によれ
ば、接続部材の長さを極力短くすることができ、材料コ
ストおよび重量の低減や、電圧降下を抑制することによ
る性能アップが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の第1〜第4実施
の形態を図面に基づいて説明する。本実施の形態は、本
発明を、吸入したガスを固定スクロールと可動スクロー
ルとの間の圧縮室において圧縮し、高圧化して吐出する
スクロール型圧縮機に適用したものである。
【0012】〔第1実施の形態〕まず、第1実施の形態
のスクロール型圧縮機の構成等について図1〜図3を参
照しながら説明する。ここで、図1は第1実施の形態の
スクロール型圧縮機の全体を示す縦断面図である。図2
は図1中のII−II線断面矢視図であり、図3は図2
の部分断面図である。
【0013】図1に示すように、スクロール型圧縮機1
は、固定スクロール2、センターハウジング4、モータ
ハウジング6等によって密閉されたケーシング内に、可
動スクロール20と、その可動スクロール20を駆動す
るための駆動機構部が収容されている。固定スクロール
2にはセンターハウジング4の一端面が接合されてお
り、そのセンターハウジング4の他端面にはモータハウ
ジング6が接合されている。センターハウジング4とモ
ータハウジング6とには、駆動軸8がラジアルベアリン
グ10,12を介して回転可能に支持されており、その
駆動軸8のセンターハウジング4側には、駆動軸8に対
して偏心した偏心軸14が一体に形成されている。な
お、固定スクロール2、センターハウジング4、モータ
ハウジング6によって本発明のハウジングが構成されて
いる。
【0014】偏心軸14にはブッシュ16が一体回転す
るように嵌合されている。ブッシュ16の一端部にはバ
ランスウエイト18が一体回転するように取り付けら
れ、また、ブッシュ16の他端部側には、可動スクロー
ル20が固定スクロール2と対向するようにニードルベ
アリング22を介して相対回転可能に取り付けられてい
る。なお、ニードルベアリング22は、可動スクロール
20における可動スクロール基板24の背面(図1中の
右側)に突設された筒状のボス部24a内に収容されて
いる。
【0015】固定スクロール2は、円板状の固定スクロ
ール基板26の片面に立設した渦巻状(インボリュート
状)の固定渦巻壁(ラップ)28を有している。同様に
可動スクロール20は、円板状の可動スクロール基板2
4の片面に立設した渦巻状(インボリュート状)の可動
渦巻壁(ラップ)30を有している。そして、各スクロ
ールは、渦巻壁28,30が互いに噛合すように配置さ
れている。
【0016】固定スクロール2の固定スクロール基板2
6及び固定渦巻壁28、可動スクロール20の可動スク
ロール基板24及び可動渦巻壁30は、固定渦巻壁28
と可動渦巻壁30が複数の点で接触することで、三日月
状の圧縮室(密閉空間)32を形成する。可動スクロー
ル20は偏心軸14の回転(旋回運動)に伴って公転
(旋回運動)し、そのとき、バランスウエイト18は可
動スクロール20の公転に伴う遠心力を相殺する。駆動
軸8と一体に回転する偏心軸14、ブッシュ16、及び
偏心軸14と可動スクロール20のボス部24aとの間
に介在されたニードルベアリング22とによって、駆動
軸8の回転力を可動スクロール20に公転運動として伝
える公転機構が構成されている。
【0017】センターハウジング4の端面には、同一円
周線上に複数(例えば4個)の自転阻止用の凹部34が
等間隔角度位置に形成されている。センターハウジング
4に固定された固定ピン36と、可動スクロール基板2
4に固定された可動ピン38とは、凹部34に挿入され
た状態で止着されている。可動スクロール20は偏心軸
14の回転に伴って凹部34及び固定ピン36、可動ピ
ン38によって自転が阻止される。すなわち、凹部34
及び固定ピン36、可動ピン38によって可動スクロー
ル20の自転防止機構が形成されている。
【0018】固定スクロール基板26には、吐出ポート
50を開閉するリード弁式の吐出弁52が設けられてい
る。この吐出弁52は、吐出ポート50に対応した形状
のリード弁54、このリード弁54を保持する弁押え5
6、リード弁54および弁押え56を可動スクロール基
板24に固定する固定ボルト58を有し、固定スクロー
ル基板26に形成された吐出チャンバ25に収納されて
いる。なお、リード弁54の開閉動作は、吐出ポート5
0に連通する圧縮室32と吐出チャンバ25との圧力差
で行われる。すなわち、圧縮室32側の圧力が吐出チャ
ンバ25側の圧力よりも高い場合は、リード弁54は開
放され、圧縮室32側の圧力が吐出チャンバ25側の圧
力よりも低い場合は、リード弁54は閉止される。ま
た、弁押え56は、リード弁54を保持するとともに、
リード弁54の最大開度を規制するように構成されてい
る。
【0019】モータハウジング6の内周面にはステータ
46が固着されており、駆動軸8にはロータ48が固着
されている。駆動軸8、ステータ46及びロータ48等
によって電動モータ49が構成され、ステータ46のス
テータコイル46aへの通電によりロータ48及び駆動
軸8が一体となって回転する。この電動モータ49が本
発明における電装品に対応している。
【0020】駆動軸8の偏心軸14が回転することに伴
い、可動スクロール20が公転(旋回)し、固定スクロ
ール2に形成された吸入ポート44から導入された冷媒
ガス(本発明におけるガスに対応している)は、両スク
ロール2,20の周縁側から固定スクロール基板26と
可動スクロール基板24との間へ流入する。また、可動
スクロール20の公転に伴い、可動ピン38が固定ピン
36の周面に沿って摺動する。そして、偏心軸14が回
転するとき、該偏心軸14にニードルベアリング22を
介して相対回転可能に取り付けられた可動スクロール2
0は、自転することなく駆動軸8の中心軸線回りに公転
する。可動スクロール20が公転することに伴い、吸入
ポート44から導入された冷媒ガスは圧縮室32へ流入
され、圧縮度を強めながら可動スクロール20の中心方
向へ導かれ、高圧化される。そして、高圧化された冷媒
ガスは、可動スクロール基板24の中心位置に形成さ
れ、最も高圧となる圧縮室32と連通される吐出ポート
50へ流入していく。
【0021】図1および図2に示すように、固定スクロ
ール2、センターハウジング4およびモータハウジング
6からなるケーシングの外周部には、電動モータ49を
制御するインバータ60が取付けられている。このイン
バータ60が本発明における制御ユニットに対応してい
る。インバータ60は、例えばスイッチング素子62
や、複数のコンデンサ64等を有し、インバータケース
70内に収容されている。スイッチング素子62はイン
バータケース70の筒部70aの外周に配置され、コン
デンサ64は取付基板65に配置されている。インバー
タケース70の筒部70aは、その一端が吸入ポート4
4に接続され、他端が外部回路の冷媒帰還管路(図示省
略)に接続されている。
【0022】また、モータハウジング6にはハウジング
内外を貫通する貫通孔6aが形成され、スイッチング素
子62は、貫通孔6a内に配置された3本の端子ピン6
6(U,V,W)、導線67,68、コネクタ69を介
して電動モータ49のステータコイル46aと電気的に
接続されている。すなわち、スイッチング素子62は導
線67と接続され、ステータ46は導線68と接続され
る。導線67,68や端子ピン66は、低電圧電源での
運転を考慮して大電流を通電可能な太さになっている。
また、端子ピン66は円柱状に形成され、その二箇所の
端部66aは各々コネクタ69の圧入溝69a(本発明
の凹部)と接続されている。すなわち、コネクタ69の
圧入溝69aは、端子ピン66の端部66aの形状に対
応した凹状であり、端部66a自体を圧入溝69aへ圧
入することで端子ピン66とコネクタ69とが電気的に
接続され固定されている。この処理が本発明における圧
入処理に対応している。なお、端子ピン66が本発明に
おけるピン部材に対応しており、端子ピン66の端部6
6aが本発明における圧入接続部に対応している。ま
た、コネクタ69が本発明における被圧入側部材に対応
している。また、端子ピン66、導線67,68、コネ
クタ69等によって本発明の接続部材が構成されてい
る。
【0023】図3に示すように、端子ピン66は、弾性
を有するO(オー)リング80、ブッシュ82,83、
サークリップ84を介して貫通孔6a内に取付けられて
いる。Oリング80は、端子ピン66の外周面に形成さ
れたピン溝部66bに嵌合することで端子ピン66に保
持される。また、Oリング80は、端子ピン66および
モータハウジング6に当接することでハウジング内外を
シールするように構成されている。ブッシュ82,83
は樹脂製で、Oリング80の両側において端子ピン66
およびモータハウジング6に当接するように配置されて
いる。従って、ブッシュ82,83によって端子ピン6
6とモータハウジング6との間を電気的に絶縁すること
ができる。サークリップ84は、Oリング80およびブ
ッシュ82,83を介して貫通孔6a内にセットされた
端子ピン66をモータハウジング6に対して固定するも
のである。
【0024】なお、導線68とステータコイル46aと
の接続箇所は、電動モータ49の圧縮機構部側に設けら
れている。また、インバータ60はハウジングに対して
一体化されており、電動モータ49とインバータ60と
の接続箇所はハウジングの径方向の外周部に設けられて
いる。すなわち、軸方向の外周部にインバータ等を設け
る場合に比して軸長さを極力おさえたコンパクトな大き
さになっている。また、電動モータ49とインバータ6
0との接続箇所は、各々が互いに近接する位置に設けら
れている。これにより電動モータ49とインバータ60
とを極力最短距離で接続することができる。従って、接
続部材の長さを短くすることができ、材料コストおよび
重量の低減や、電圧降下を抑制することによる性能アッ
プが可能となる。
【0025】上記構成のスクロール型圧縮機において、
電動モータ49が駆動されると、外部回路のエバポレー
タ(図示省略)から帰還する冷媒ガスはインバータケー
ス70の筒部70a、吸入ポート44を介して圧縮機内
へ導入される。この際、筒部70aを通過する冷媒ガス
によってインバータ60が冷却されるように構成されて
いる。そして、この冷媒ガスは可動スクロール20の公
転に伴って圧縮室32で圧縮され、高圧化された冷媒ガ
スが外部回路のコンデンサ(図示省略)へ送られる。
【0026】以上のように第1実施の形態によれば、コ
ネクタ69の圧入溝69aに端子ピン66の端部66a
を圧入することで、インバータ60と電動モータ49と
を電気的に接続するため、簡便かつ確実な接続が可能と
なる。とりわけ、大電流を通電する場合は導線67,6
8や端子ピン66が太くなるが、このような場合でも、
ネジ止め等の複雑な接続機構を必要としないため、部品
点数、組付け工程数および組付けコストを低減すること
ができる。また、一旦接続するとネジの緩み等の心配が
なく信頼性が向上する。また、導線68とステータコイ
ル46aとの接続箇所を電動モータ49の圧縮機構部側
に設け、インバータ60をハウジングに対して一体化
し、電動モータ49とインバータ60との接続箇所をハ
ウジングの径方向の外周部に設けたため、軸長さを極力
おさえたコンパクトなスクロール型圧縮機を実現するこ
とができる。また、電動モータ49とインバータ60と
を極力最短距離で接続することで、接続部材の長さを短
くすることができ、材料コストおよび重量の低減や、電
圧降下を抑制することによる性能アップが可能となる。
【0027】次に、第2〜第4実施の形態のスクロール
型圧縮機の構成等を図4〜図6を参照しながら説明す
る。第1実施の形態では、電動モータ49のステータコ
イル46aとインバータ60のスイッチング素子62と
を、端子ピン66、導線67,68等からなる接続部材
によって接続する場合について記載したが、第2〜第4
実施の形態では、この接続部材を導線67のみによって
構成する場合について説明する。ここで、図4は第2実
施の形態のスイッチング素子と導線の接続部の構成を示
す概略図である。図5は第3実施の形態のスイッチング
素子と導線の接続部の構成を示す概略図である。図6は
第4実施の形態のスイッチング素子と導線の接続部の構
成を示す概略図である。なお、第2〜第4実施の形態の
スクロール型圧縮機の主な構成は、第1実施の形態と同
様であるので、ここでは第1実施の形態と異なる構成、
すなわち、スイッチング素子と導線の接続部の構成につ
いてのみ説明する。また、図4〜図6おいて図3に示す
要素と同一の要素には同一の符号を付している。
【0028】〔第2および第3実施の形態〕まず、第2
実施の形態では、図4に示すように導線67の接続部6
7aの断面形状が例えば四角状に形成されている。ま
た、スイッチング素子62側にはコネクタ部63が設け
られ、このコネクタ部63には導線67の接続部67a
に対応した形状の圧入溝63a(本発明の凹部)が設け
られている。そして、接続部67a自体を圧入溝63a
へ圧入することで導線67とスイッチング素子62とが
電気的に接続され固定されている。また、第3実施の形
態では、図5に示すように導線67の接続部67aの断
面形状が例えば円状に形成されている。また、スイッチ
ング素子62側にはコネクタ部63が設けられ、このコ
ネクタ部63には導線67の接続部67aに対応した形
状の圧入孔63b(本発明の凹部)が設けられている。
そして、接続部67a自体を圧入孔63bへ圧入するこ
とで導線67とスイッチング素子62とが電気的に接続
され固定されている。このような処理が本発明における
圧入処理に対応している。なお、導線67の接続部67
aが本発明における圧入接続部に対応している。また、
コネクタ部63を有するスイッチング素子62が本発明
における被圧入側部材に対応している。
【0029】以上のように第2および第3実施の形態に
よれば、インバータ60と電動モータ49とを電気的に
接続する接続部材を導線67のみによって構成する場合
において、第1実施の形態と同様の効果を奏する。
【0030】〔第4実施の形態〕次に、第4実施の形態
では、図6に示すように導線67の接続部67aの断面
形状が例えば円状に形成されている。また、スイッチン
グ素子62側にはコネクタ部63が設けられ、このコネ
クタ部63には圧入部材90の端部90aに対応した凹
状の圧入溝63c(本発明の凹部)が設けられている。
そして、コネクタ部63の平坦面と圧入部材90との間
に導線67の接続部67aを挟持した状態で、端部90
aを圧入溝63cへ圧入することで導線67とスイッチ
ング素子62とが電気的に接続され固定されている。こ
のように、導線67の接続部67a自体を圧入する態様
以外に、圧入部材90のような別の部材を圧入する際に
導線67とスイッチング素子62とを接続する本態様も
本発明における圧入処理に相当するものである。従っ
て、本実施の形態では、圧入処理を用いて接続される導
線67の接続部67aが本発明の圧入接続部に相当す
る。
【0031】以上のように第4実施の形態によれば、イ
ンバータ60と電動モータ49とを電気的に接続する接
続部材を導線67のみによって構成する場合において、
第1実施の形態と同様の効果を奏するうえに、接続部6
7aが種々の形状であっても確実な接続が可能となる。
【0032】なお、本発明は上記実施の形態のみに限定
されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。
例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施す
ることもできる。
【0033】(A)上記第1実施の形態では、端子ピン
66とコネクタ69との接続箇所(二箇所)に圧入処理
を用いる場合について記載したが、圧入処理を用いて接
続を行う箇所の数は限定されず必要に応じて種々変更可
能である。例えば、第1実施の形態において、導線67
とスイッチング素子62との接続箇所や、導線68とス
テータ46との接続箇所に本発明を適用することもでき
る。
【0034】(B)また、上記実施の形態では、電装品
としての電動モータ49と、制御ユニットとしてのイン
バータ60とを電気的に接続する場合について記載した
が、電装品と制御ユニットの組み合わせはこれに限定さ
れず、必要に応じて種々変更可能である。例えば、ハウ
ジング内に搭載される電磁弁と、ハウジング外に配置さ
れる制御ユニットとを電気的に接続する場合に本発明を
適用することもできる。
【0035】(C)また、上記実施の形態では、スクロ
ール型圧縮機について記載したが、他の種類の圧縮機に
おける電装品と制御ユニットとの接続について本発明を
適用することもできる。
【0036】(D)また、上記実施の形態では、冷媒ガ
スを圧縮し高圧化する場合について記載したが、本発明
を冷媒ガス以外のガスを圧縮する技術に適用することも
できる。
【0037】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
電装品と該電装品の制御ユニットとをハウジング内外で
電気的に接続するように構成された圧縮機において、電
装品と制御ユニットとの合理的な接続技術を実現するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施の形態のスクロール型圧縮機の全体を
示す縦断面図である。
【図2】図1中のII−II線断面矢視図である。
【図3】図2の部分断面図である。
【図4】第2実施の形態のスイッチング素子と導線の接
続部の構成を示す概略図である。
【図5】第3実施の形態のスイッチング素子と導線の接
続部の構成を示す概略図である。
【図6】第4実施の形態のスイッチング素子と導線の接
続部の構成を示す概略図である。
【符号の説明】
1…スクロール型圧縮機 2…固定スクロール 4…センターハウジング 6…モータハウジング 20…可動スクロール 32…圧縮室 46…ステータ、46a…ステータコイル 49…電動モータ 60…インバータ 62…スイッチング素子 63…コネクタ部 63a,63c,69a…圧入溝、63b…圧入孔 66…端子ピン、66a…端部 67,68…導線 69…コネクタ 90…圧入部材、90a…端部
フロントページの続き (72)発明者 川口 真広 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製所内 (72)発明者 元浪 博之 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製所内 (72)発明者 黒木 和博 愛知県刈谷市豊田町2丁目1番地 株式会 社豊田自動織機製所内 Fターム(参考) 3H003 AA05 AB05 AC03 CD01 CF02 CF03

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮室内へ吸入したガスを圧縮し、高圧
    化して吐出する圧縮機構部を有する圧縮機であって、 ハウジング内に収容される電装品と、ハウジング外に配
    置され前記電装品を制御する制御ユニットと、ピン状に
    形成されたピン部材と導線とによって構成され前記電装
    品と前記制御ユニットとを電気的に接続する接続部材と
    を備え、 前記接続部材には、前記電装品との接続箇所、前記制御
    ユニットとの接続箇所、前記ピン部材と前記導線とを電
    気的に接続する接続箇所のうちの少なくとも一箇所に、
    圧入処理によって接続される圧入接続部が設けられてい
    ることを特徴とする圧縮機。
  2. 【請求項2】 圧縮室内へ吸入したガスを圧縮し、高圧
    化して吐出する圧縮機構部を有する圧縮機であって、 ハウジング内に収容される電装品と、ハウジング外に配
    置され前記電装品を制御する制御ユニットと、前記電装
    品と前記制御ユニットとを導線によって電気的に接続す
    る接続部材とを備え、 前記接続部材には、前記電装品との接続箇所、前記制御
    ユニットとの接続箇所のうちの少なくとも一箇所に、圧
    入処理によって接続される圧入接続部が設けられている
    ことを特徴とする圧縮機。
  3. 【請求項3】 請求項1または2に記載した圧縮機であ
    って、 前記圧入接続部は、被圧入側部材に形成された凹部に圧
    入されるように構成されていることを特徴とする圧縮
    機。
  4. 【請求項4】 請求項1または2に記載した圧縮機であ
    って、 被圧入側部材に形成された凹部に圧入される圧入部材を
    有し、該圧入によって前記被圧入側部材と前記圧入部材
    との間に前記圧入接続部が挟持されるように構成されて
    いることを特徴とする圧縮機。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載した圧縮
    機であって、 前記電装品は前記圧縮機構部を駆動する電動モータであ
    り、電動モータの圧縮機構部側に該電動モータと前記接
    続部材との接続箇所が設けられ、ハウジングの径方向の
    外周部に、前記制御ユニットと前記接続部材との接続箇
    所および該制御ユニットが設けられていることを特徴と
    する圧縮機。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載した圧縮機であって、 前記電動モータおよび前記制御ユニットにおける前記接
    続部材との接続箇所は、各々が互いに近接する位置に設
    けられていることを特徴とする圧縮機。
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