JP2002161203A - 熱可塑加工性ポリウレタンエラストマー組成物、その使用および製造方法 - Google Patents

熱可塑加工性ポリウレタンエラストマー組成物、その使用および製造方法

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JP2002161203A JP2001300528A JP2001300528A JP2002161203A JP 2002161203 A JP2002161203 A JP 2002161203A JP 2001300528 A JP2001300528 A JP 2001300528A JP 2001300528 A JP2001300528 A JP 2001300528A JP 2002161203 A JP2002161203 A JP 2002161203A
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Wolfgang Kaufhold
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ハンス−ゲオルク・ホッペ
Hans-Georg Wussow
ハンス−ゲオルク・ヴソヴ
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 製造および加工中の熱処理による熱可塑性ポ
リウレタンの変色およびモノマー反応性低下の防止。 【解決手段】 A)ポリオール(分子量450〜10,
000)、B)有機ジイソシアネートおよびC)ポリオ
ール(分子量60〜400)〔NCO/OH比=0.8
5〜1.2〕のポリウレタンエラストマー形成反応前ま
たは反応中に特別な置換ペンタエリスリトールジホスフ
ァイトからなる群から選ばれる色安定剤E)0.001
〜1%(エラストマー質量を基準)を導入して形成した
熱可塑性成形組成物。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、特定の形態に置換
したペンタエリスリトールジホスファイト化合物1つま
たはそれ以上を使用することにより改良した固有色を有
する熱可塑加工性ポリウレタンエラストマー(TP
U)、およびその使用に関する。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性ポリウレタン(TPU)は、良
好なゴム状弾性を有し、さらなる熱可塑性加工に役立つ
ので、幅広く使用されている。機械的特性の非常に幅広
い範囲を、成分の適切な選択により得ることができる。
例えば、Kunststoffe 68 (1978年) 第819頁; Kautschu
k, Gummi、Kunststoffe 35 (1982年) 第569頁; G. Beck
er, D. Braun、Kunststoff-Handbuch [プラスチックハ
ンドブック], 第7巻, "Polyurethane [ポリウレタン]",
Munich, Vienna, Carl Hanser Verlag 1983年は、TP
Uの概観並びにそれらの特性および使用を記載してい
る。それらの製造方法の概観は、Plastikverarbeiter
[プラスチック加工業者] 40 (1989年)により与えられ
る。
【0003】TPUは一般に、直鎖ポリオール(例え
ば、ポリエステルポリオールまたはポリエーテルポリオ
ール)、有機ジイソシアネートおよび一般に2官能性の
短鎖アルコール(連鎖延長剤)から構成される。TPU
は、バッチ法または連続法により製造することができ
る。
【0004】熱可塑性ポリウレタンは、それらのベース
となる原料並びに製造および加工の際に2度さらされる
熱処理の故に、変色し得る。さらに、多くのTPUの適
用において、製品の色は重要な特性である。TPUの製
造中または射出若しくは押出成形による加工中の熱によ
り引き起こされる変色は、特に白色または淡色製品の場
合に、望ましくない。
【0005】US-A 4 169 196 において Ehrlich らは、
リン成分PX3(式中、Xは、アリール基、アリールオ
キシ基および低アルコキシ基である。)の使用および少
量のスズ触媒の使用を含む4,4'-ジフェニルメタンジ
イソシアネートをベースとするTPUの製造方法を記載
する。トリフェニルホスファイトを好ましく使用する。
これにより熱安定、色安定性TPUが得られる。
【0006】GE Specialty Chemicals 研究論文(1997
年、General Electrical Company による)も、ポリオ
レフィン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリカーボ
ネート、ポリスチレン、ABS、ポリウレタンおよび他
のエラストマーから製造された熱可塑性樹脂の加工安定
性および色安定性を改良するための特別なホスファイト
を記載する。トリフェニルホスファイト、トリ(アルキ
ルフェニル)ホスファイト類、ヒドロキシアルキルトリ
ホスファイト、2置換ペンタエリスリトールジホスファ
イト:
【化3】 〔式中、R=ステアリル基およびR=ジ(t-ブチル)フ
ェニル基〕および置換ペンタエリスリトールモノホスフ
ァイト(R=トリ(t-ブチル)フェニル基)が記載され
ている。
【0007】これらホスファイトの使用は、製造および
加工中の熱可塑性ポリウレタンの変色を減少させる。し
かしながら、TPU製造中のホスファイトの使用は、出
発成分の反応性(モノマー反応性)にも影響を及ぼす
(EP-A 0 522 340)。それゆえ、TPU製造中にホスフ
ァイトを色安定剤として使用することには問題がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、製造
および/または加工中に変色しないかまたはほとんど変
色しない良好な固有色を有する熱可塑加工性ポリウレタ
ンエラストマーを提供することであった。
【0009】
【課題を解決するための手段】特定の形態に置換したペ
ンタエリスリトールジホスファイトを、TPUの製造前
または製造中に反応成分に添加する場合、モノマー反応
性を変化させずに良好な色を有する(DIN 6167 に従っ
た黄色度指数が低い)TPUを製造できることを見出し
た。
【0010】
【発明の実施の形態】即ち、本発明は、 A)平均して、最小1.8〜最大3.0個のツェレビチノ
フ活性水素原子および450〜10,000の平均分子
量Mnを有するポリオール少なくとも1つ、 B)有機ジイソシアネート少なくとも1つ、および C)平均して、最小1.8〜最大3.0個のツェレビチノ
フ活性水素原子および60〜400の平均分子量Mn
有するポリオール少なくとも1つ〔使用する反応成分
A)、B)およびC)のNCO/OH比が0.85〜1.
2の間である。〕から得ることができる反応生成物、並
びにさらなる補助物質または添加剤D)0〜20質量%
(TPU量を基準)、および式(I):
【化4】 〔式中、Rは、C6〜C30アルキル基、特にC6〜C20
ルキル基であり、Phはフェニル基である。〕で表され
るペンタエリスリトールジホスファイトE)からの1つ
またはそれ以上の色安定剤E)0.001〜1質量%
(TPU量を基準)からなる淡色熱可塑加工性ポリウレ
タンエラストマー(TPU)を提供する。本発明のTP
Uは、好ましくは9未満、特に8未満の黄色度指数(DI
N 6167に従い測定)を有する。
【0011】脂肪族、脂環式、芳香脂肪族、芳香族およ
び複素環ジイソシアネートまたはこれらジイソシアネー
トのあらゆる混合物を、有機ジイソシアネートB)とし
て使用することができる(HOUBEN-WEYL "Methoden der
organischen Chemie [有機化学の方法]", 第E20巻 "Mak
romolekulare Stoffe [高分子物質]", Georg ThiemeVer
lag, Stuttgart, New York 1987年, 第1587〜1593頁、
または Justus Liebig's Annalen der Chemie [化学年
譜], 562, 第75〜136頁参照)。
【0012】次のものを、例として詳細に挙げることが
できる:脂肪族ジイソシアネート(例えば、エチレンジ
イソシアネート、1,4-テトラメチレンジイソシアネー
ト、1,6-ヘキサメチレンジイソシアネート、1,12-
ドデカンジイソシアネート)、脂環式ジイソシアネート
(例えば、イソホロンジイソシアネート、1,4-シクロ
ヘキサンジイソシアネート、1-メチル-2,4-シクロヘ
キサンジイソシアネートおよび1-メチル-2,6-シクロ
ヘキサンジイソシアネート並びに対応する異性体混合
物、4,4'-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト、2,4'-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネート
および2,2'-ジシクロヘキシルメタンジイソシアネー
ト並びに対応する異性体混合物)、芳香族ジイソシアネ
ート(例えば、2,4-トリレンジイソシアネート、2,
4-トリレンジイソシアネートと2,6-トリレンジイソ
シアネートとの混合物、4,4'-ジフェニルメタンジイ
ソシアネート、2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネ
ートおよび2,2'-ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートと4,
4'-ジフェニルメタンジイソシアネートとの混合物、ウ
レタン変性液状4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネ
ートまたは2,4'-ジフェニルメタンジイソシアネー
ト、4,4'-ジイソシアナト-1,2-ジフェニルエタンお
よび1,5-ナフチレンジイソシアネート)。1,6-ヘキ
サメチレンジイソシアネート、1,4-シクロヘキサンジ
イソシアネート、イソホロンジイソシアネート、ジシク
ロヘキシルメタンジイソシアネート、96質量%を超え
る4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネート含有量を
有するジフェニルメタンジイソシアネート異性体混合
物、特に4,4'-ジフェニルメタンジイソシアネートお
よび1,5-ナフチレンジイソシアネートを、好ましく使
用する。記載したジイソシアネートを、単独でまたは混
合物の形態で使用することができる。ジイソシアネート
を、15モル%(ジイソシアネート合計を基準)までの
ポリイソシアネートと共に使用することもできるが、ポ
リイソシアネートを、熱可塑加工性の生成物が生ずるよ
うな量でのみ添加することができる。ポリイソシアネー
トの例は、トリフェニルメタン-4,4'4”-トリイソシ
アネートおよびポリフェニルポリメチレンポリイソシア
ネートである。
【0013】本発明の生成物中で使用するツェレビチノ
フ活性ポリオールA)は、平均して、最小1.8個〜最
大3.0個のツェレビチノフ活性水素原子および450
〜10,000の平均分子量Mnを有するようなポリオー
ルである。
【0014】アミノ基、チオール基またはカルボキシル
基を有する化合物を除いて、2つ〜3つ、好ましくは2
つのヒドロキシル基を有する化合物、特に450〜6,
000の平均分子量を有するような化合物、特に好まし
くは600〜4,500の平均分子量を有するような化
合物、例えば、ヒドロキシル基を有するポリエステル、
ポリエーテル、ポリカーボネートおよびポリエステルア
ミドが含まれる。
【0015】好適なポリエーテルジオールを、アルキレ
ン基中に2〜4個の炭素原子を有するアルキレンオキシ
ド1つまたはそれ以上と、2つの結合活性水素原子を有
する出発分子との反応により製造することができる。次
のものをアルキレンオキシドの例として挙げることがで
きる:エチレンオキシド、1,2-プロピレンオキシド、
エピクロロヒドリン、1,2-ブチレンオキシドおよび
2,3-ブチレンオキシド。エチレンオキシド、プロピレ
ンオキシドおよび1,2-プロピレンオキシドとエチレン
オキシドとの混合物を、好ましく使用する。アルキレン
オキシドを、単独で、交互に、または混合物として使用
することができる。次のものが出発分子の例として考え
られる:水、N-アルキルジエタノールアミン(例え
ば、N-メチルジエタノールアミン)のようなアミノア
ルコールおよびジオール(例えば、エチレングリコー
ル、1,3-プロピレングリコール、1,4-ブタンジオー
ルおよび1,6-ヘキサンジオール)。所望により、出発
分子の混合物も使用することができる。さらに、好適な
ポリエーテルオールは、ヒドロキシル基を有するテトラ
ヒドロフランの重合生成物である。3官能性ポリエーテ
ルも、2官能性ポリエーテルを基準に0〜30質量%の
割合、但し、熱可塑加工性生成物が生ずるような量での
み使用することができる。好ましくは、実質的に直鎖の
ポリエーテルジオールが450〜6,000の平均分子
量Mnを有する。それらを、単独でまたは混合物の形態
で使用することができる。
【0016】好適なポリエステルジオールは、例えば、
2〜12個の炭素原子、好ましくは4〜6個の炭素原子
を有するジカルボン酸と多価アルコールとから製造する
ことができる。考えられるジカルボン酸の例は、脂肪族
ジカルボン酸(例えば、コハク酸、グルタル酸、アジピ
ン酸、スベリン酸、アゼライン酸およびセバシン酸)ま
たは芳香族ジカルボン酸(例えば、フタル酸、イソフタ
ル酸およびテレフタル酸)である。ジカルボン酸を、単
独でまたは混合物として、例えばコハク酸、グルタル酸
およびアジピン酸の混合物の形態で使用することができ
る。場合により、ポリエステルジオールの製造のため
に、ジカルボン酸の代わりに対応するジカルボン酸誘導
体(例えば、アルコール基中に1〜4個の炭素原子を有
するカルボン酸ジエステル、カルボン酸無水物またはカ
ルボン酸塩化物)を使用することが有利であり得る。多
価アルコールの例は、2〜10個、好ましくは2〜6個
の炭素原子を有するグリコール、例えば、エチレングリ
コール、ジエチレングリコール、1,4-ブタンジオー
ル、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオー
ル、1,10-デカンジオール、2,2-ジメチル-1,3-
プロパンジオール、1,3-プロパンジオールまたはジプ
ロピレングリコールである。所望の特性に依存して、多
価アルコールを単独でまたは混合物として使用すること
ができる。カルボン酸と記載したジオール、特に4〜6
個の炭素原子を有するようなジオール(例えば、1,4-
ブタンジオールまたは1,6-ヘキサンジオール)とのエ
ステル、ω-ヒドロキシカルボン酸(例えば、ω-ヒドロ
キシヘキサン酸)の縮合生成物、またはラクトン(例え
ば、任意に置換されていても良いω-カプロラクトン)
の重合生成物が、さらに好適である。エタンジオールポ
リアジペート、1,4-ブタンジオールポリアジペート、
エタンジオール-1,4-ブタンジオールポリアジペー
ト、1,6-ヘキサンジオールネオペンチルグリコールポ
リアジペート、1,6-ヘキサンジオール-1,4-ブタン
ジオールポリアジペートおよびポリカプロラクトンを、
ポリエステルジオールとして好ましく使用する。ポリエ
ステルジオールは、450〜6,000の平均分子量Mn
を有し、単独でまたは混合物の形態として使用すること
ができる。
【0017】ツェレビチノフ活性ポリオールC)は、い
わゆる連鎖延長剤であり、平均して、1.8〜3.0個の
ツェレビチノフ活性水素原子および60〜400の分子
量を有する。これらは、アミノ基、チオール基またはカ
ルボキシル基を有する化合物を除く、2つ〜3つ、好ま
しくは2つのヒドロキシル基を有する化合物であると理
解される。
【0018】好ましくは、2〜14個の炭素原子を有す
る脂肪族ジオール、例えば、エタンジオール、1,2-プ
ロパンジオール、1,3-プロパンジオール、1,4-ブタ
ンジオール、2,3-ブタンジオール、1,5-ペンタンジ
オール、1,6-ヘキサンジオール、ジエチレングリコー
ルおよびジプロピレングリコールを、連鎖延長剤として
使用する。しかしながら、テレフタル酸と2〜4個の炭
素原子を有するグリコールとのジエステル(例えば、テ
レフタル酸ビスエチレングリコールまたはテレフタル酸
ビス-1,4-ブタンジオール)、ヒドロキノンのヒドロ
キシアルキレンエーテル(例えば、1,4-ジ(β-ヒドロ
キシエチル)ヒドロキノン)、エトキシル化ビスフェノ
ール(例えば、1,4-ジ(β-ヒドロキシエチル)ビスフ
ェノールA)、脂肪族(脂環式)ジアミン(例えば、イ
ソホロンジアミン、エチレンジアミン、1,2-プロピレ
ンジアミン、1,3-プロピレンジアミン、N-メチルプ
ロピレン-1,3-ジアミン、N,N'-ジメチルエチレンジ
アミン)および芳香族ジアミン(例えば、2,4-トリレ
ンジアミン、2,6-トリレンジアミン、3,5-ジエチル
-2,4-トリレンジアミンまたは3,5-ジエチル-2,6-
トリレンジアミンまたは第1級モノ、ジ、トリまたはテ
トラアルキル置換4,4'-ジアミノジフェニルメタン)
も好適である。エタンジオール、1,4-ブタンジオー
ル、1,6-ヘキサンジオール、1,4-ジ(β-ヒドロキシ
エチル)ヒドロキノンまたは1,4-ジ(β-ヒドロキシエ
チル)ビスフェノールAを、連鎖延長剤として特に好ま
しく使用する。上述の連鎖延長剤の混合物も使用するこ
とができる。少量のトリオールも、さらに添加すること
ができる。
【0019】イソシアネートに対して単官能性である化
合物をいわゆる連鎖停止剤として、TPUを基準に2質
量%までの割合で使用することができる。例えば、モノ
アミン(例えば、ブチルアミン、ジブチルアミン、オク
チルアミン、ステアリルアミン、N-メチルステアリル
アミン、ピロリジン、ピペリジンまたはシクロヘキシル
アミン)およびモノアルコール(例えば、ブタノール、
2-エチルヘキサノール、オクタノール、ドデカノー
ル、ステアリルアルコール、種々のアミルアルコール、
シクロヘキサノールおよびエチレングリコールモノメチ
ルエーテル)が好適である。
【0020】化合物A)およびC)の相対量は、好まし
くは、B)中のイソシアネート基合計対A)およびC)
中のツェレビチノフ活性水素原子合計の比が、0.8
5:1〜1.2:1、好ましくは0.95:1〜1.1:
1であるように選択する。
【0021】本発明の熱可塑性ポリウレタンエラストマ
ーは、補助物質および添加剤D)として、TPU量を基
準に最大20質量%まで通例の補助物質および添加剤を
含み得る。典型的な補助物質および添加剤は、触媒、顔
料、染料、難燃剤、耐老化安定剤、耐候安定剤、可塑
剤、滑剤および離型剤、静真菌剤および静菌剤、フィラ
ー並びにこれらの混合物である。
【0022】本発明にとって好適な触媒は、先行技術か
ら知られている通例の第3級アミン(例えば、トリエチ
ルアミン、ジメチルシクロヘキシルアミン、N-メチル
モルホリン、N,N'-ジメチルピペラジン、2-(ジメチ
ルアミノエトキシ)エタノール、ジアザビシクロ[2.2.
2]オクタンなど)、特に有機金属化合物、例えば、チ
タン酸エステル、鉄化合物またはスズ化合物(例えば、
スズジアセテート、スズジオクテート、スズジラウレー
ト)または脂肪族カルボン酸のスズジアルキル塩(例え
ば、ジブチルスズジアセテートまたはジブチルスズジラ
ウレートなど)である。好ましい触媒は、有機金属触
媒、特にチタン酸エステル、鉄化合物およびスズ化合物
である。本発明のTPU中の触媒合計量は、TPU量を
基準に、一般に約0〜5質量%、好ましくは0〜2質量
%である。
【0023】さらなる添加剤の例は、滑剤(例えば、脂
肪酸エステル、それらの金属石鹸、脂肪酸アミド、脂肪
酸エステルアミドおよびシリコーン化合物)、粘着防止
剤、阻害剤、加水分解安定剤、光安定剤、熱安定剤、変
色安定剤、難燃剤、染料、顔料、無機および/または有
機フィラー並びに強化剤である。強化剤は、特に繊維状
強化物質、例えば、先行技術に従い製造された無機繊維
(サイズ剤を伴っても提供され得る。)である。記載し
た補助物質および添加剤に関するより詳細な情報は、専
門文献、例えば、J.H. Saunders および K.C. Frisch
による研究論文,"High Polymer", 第XVI巻, Polyuretha
ne, 第1部および第2部, Interscience Publishers 1962
年および1964年、R. Gaechter および H. Mueller によ
る dem Taschenbuch fuer Kunststoff-Additive [プラ
スチック用添加剤マニュアル](Hanser Verlag Munich
1990年)または DE-A 29 01 774 で見出すことができ
る。
【0024】TPUに組み込むことができるさらなる添
加物は、熱可塑性樹脂、例えば、ポリカーボネートおよ
びアクリロニトリル/ブタジエン/スチレンターポリマ
ー、特にABSである。他のエラストマー(例えば、ゴ
ム、エチレン/ビニルアセテートコポリマーおよびスチ
レン/ブタジエンコポリマー)および他のTPUも使用
することができる。さらに、通例の市販可塑剤、例え
ば、リン酸エステル、フタル酸エステル、アジピン酸エ
ステル、セバシン酸エステルおよびアルキルスルホン酸
エステルが、練り込むために好適である。
【0025】使用する色安定剤E)は、置換ペンタエリ
スリトールジホスファイトである:
【化5】 〔式中、Rは、C6〜C30アルキル基、好ましくはC6
20アルキル基であり、Phはフェニル基である。〕
【0026】次のものを例として挙げる:ビス(ヘキシ
ルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファイト、ビ
ス(オクチルフェニル)ペンタエリスリトールジホスファ
イト、ビス(ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホ
スファイト、ビス(デシルフェニル)ペンタエリスリトー
ルジホスファイト、ビス(ステアリルフェニル)ペンタエ
リスリトールジホスファイト、ビス(2,4-ヘキシルフ
ェニル)ペンタエリスリトールジホスファイトおよびビ
ス(2,4-ノニルフェニル)ペンタエリスリトールジホス
ファイト。
【0027】記載した化合物を、単独で、異性体混合物
として、または混合物の形態で使用することができる。
それらを、TPU量を基準に0.001〜1質量%、好
ましくは0.01〜0.5質量%の濃度で使用する。
【0028】好ましくは色安定剤を、反応前に、反応成
分、好ましくはポリオールに添加する。しかしながら、
例えば押出機内でのTPUの連続生産の場合、色安定剤
を直接押出機内に投入することもできる。
【0029】本発明は、本発明の熱可塑加工性ポリウレ
タンエラストマーの製造方法も提供し、該方法は、成分
A)、B)およびC)を反応させ、成分D)を該反応
前、反応中または反応後にTPU量を基準に0〜20質
量%の量で添加し、成分E)を該反応前または反応中に
TPU量を基準に0.001〜1質量%の量で添加し、
使用成分A)、B)およびC)のNCO/OH比が0.
85〜1.2の間であることを特徴とし、こうして得ら
れた生成物を、次いで成形することを特徴とする。
【0030】TPUを、バッチ法または連続法で製造す
ることができる。連続生産では、本発明のTPUを、例
えば、混合ヘッド/バンド型の方法またはいわゆる押出
法により製造することができる。押出法では、例えば、
多軸スクリュー押出機内で成分A)、B)およびC)を
同時に(即ち、ワンショット法により)または逐次的に
(即ち、プレポリマー法により)投入することができ
る。この場合、プレポリマーが初期バッチの形態をとる
場合があり、また、プレポリマーが連続法において押出
機の一部または上流に別にあるプレポリマーユニット内
で製造され得る。
【0031】本発明のTPUを、所望によりさらに、例
えばシートまたはブロック形態でのポリマーのアニー
ル、シュレッダーまたはミル内での粉砕または粗砕、脱
泡、および溶融を用いる造粒により処理することができ
る。ポリマーを、連続的に脱泡し、ストランド形成する
ために、好ましくはユニットを通じて導く。このユニッ
トを、例えば、多軸スクリュー機(可能ならば、混練要
素を備え付けないかまたはほとんど備え付けていないも
の)により構成することができる。本発明のTPUを、
射出成形品および押出成形品の製造のために使用するこ
とができる。
【0032】本発明による色安定剤を添加したTPU
は、良好な機械的特性および弾性を有する。驚くべきこ
とに、該TPUは、ホスファイトを添加した既知のTP
Uと比べて目に見える着色が非常に低いかゼロであるこ
とに加えて、同時にモノマー反応性を維持する。本発明
のTPUの黄色度指数(DIN 6167 に従い測定)は、9
未満である。該黄色度指数は、TPUのために通例の射
出または押出成形のさらなる加工工程後でもなお、9未
満である。
【0033】以下、本発明の好ましい態様を記載する。 I. Rが、C6〜C20アルキル基である請求項1に記載
の組成物。 II. ジイソシアネートB)が、芳香族ジイソシアネー
トまたは脂肪族ジイソシアネートである請求項1に記載
の組成物。 III. ポリオールC)が、エチレングリコール、ブタ
ンジオール、ヘキサンジオール、1,4-ジ(β-ヒドロキ
シエチル)ヒドロキノンおよび1,4-ジ(β-ヒドロキシ
エチル)ビスフェノールAからなる群から選ばれる少な
くとも1つである請求項1に記載の組成物。 IV. ペンタエリスリトールジホスファイトE)が、エ
ラストマー質量を基準に0.01〜0.5%の量で存在す
る請求項1に記載の組成物。 V. ポリオールA)が、ポリエーテルポリオールであ
る請求項1に記載の組成物。 VI. Rが、C6〜C20アルキル基である請求項3に記
載の方法。 VII. ジイソシアネートB)が、芳香族ジイソシアネ
ートまたは脂肪族ジイソシアネートである請求項3に記
載の方法。 VIII. ポリオールC)が、エチレングリコール、ブタ
ンジオール、ヘキサンジオール、1,4-ジ(β-ヒドロキ
シエチル)ヒドロキノンおよび1,4-ジ(β-ヒドロキシ
エチル)ビスフェノールAからなる群から選ばれる少な
くとも1つである請求項3に記載の方法。 IX. ペンタエリスリトールジホスファイトE)が、エ
ラストマー質量を基準に0.01〜0.5%の量で存在す
る請求項3に記載の方法。 X. ポリオールA)が、ポリエーテルポリオールであ
る請求項3に記載の方法。
【0034】
【実施例】本発明を、以下の実施例を用いて、より詳細
に説明する。実施例1〜11 ポリブチレンオキシド(平均分子量約1,000)57.
7質量部を、ペンタエリスリチルテトラキス(3-(3,5
-ビス-1,1-ジメチル)-4-ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート0.30質量部、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール0.18質量部(該プロ
ピオネートおよびベンゾトリアゾールは、本発明におい
て重要ではないと考える。)、色安定剤(各量は表1を
参照)およびスズジオクテート(触媒)20ppm(ポ
リブチレンオキシドを基準)と共にポット内で170℃
に加熱する。攪拌しながら、4,4'-ジフェニルメタン
ジイソシアネート(60℃)26.7質量部を急速に添
加する。反応混合物は最大温度に達する(プレポリマー
の形成)。反応性の指標として、最大温度に達するのに
要した時間を表2に示す。即ち、この時間が短いほど、
系はより反応性である。
【0035】約90秒後、さらにジフェニルメタンジイ
ソシアネート(60℃)8.1質量部を添加する。その
10秒後に、1,4-ブタンジオール7.0質量部を投入
する。さらに10〜15秒後に、反応混合物を被覆金属
シートに注ぐ。ポストアニールを110℃で30分間行
い、冷却後、なめらかな表面を有するTPUシートが得
られる。
【0036】実施例12および13 ポリブチレンオキシド(平均分子量約1,000)24.
8質量部を、ペンタエリスリチルテトラキス(3-(3,5
-ビス-1,1-ジメチル)-4-ヒドロキシフェニル)プロピ
オネート0.50質量部、2-(2'-ヒドロキシ-5'-メチ
ルフェニル)ベンゾトリアゾール0.3質量部(該プロピ
オネートおよびベンゾトリアゾールは、本発明において
重要ではないと考える。)、色安定剤(各量は表1を参
照)および1,6-ヘキサンジオール29.0質量部と共
にポット内で均一になるまで攪拌混合し、90℃に加熱
する。攪拌しながら、1,6-ヘキサメチレンジイソシア
ネート(系と同じく90℃)45.4質量部を添加す
る。約10秒間の攪拌後、ジブチルスズジラウレート
(触媒)100ppm(ポリブチレンオキシドを基準)
を添加し、攪拌を続ける。最大温度または最大トルク
(高粘度だが、注入可能)に達した後、反応混合物を被
覆金属シートに注ぐ。ポストアニールを110℃で30
分間行い、冷却後、なめらかな表面を有するTPUシー
トが得られる。反応性の指標として、最大温度に達する
のに要した時間を表2に示す。
【0037】黄色度指数の測定 黄色度指数(着色の指標)を、金属シートに注ぎ、硬化
させたTPUシートのなめらかな表面で測定する。黄色
度指数は、試験片をミノルタ Chroma Meter CR-100 を
使用して測定する。黄色度指数を、DIN 6167 に従い測
定する。
【0038】一連の各測定前に、原則として、装置を較
正する。測定用フラッシュを照射した時に、表示は次の
値を示さなければならない(Y:91.1、x:0.31
7、y:0.335、これらは白色較正板の背面に記さ
れている)。数値の組がこれらと異なる場合、装置を、
製造業者の説明書に従い較正しなければならない。較正
板の参照黄色度指数は3.75である。
【0039】黄色度指数Gは、次式より計算される:
【数1】 黄色度指数を測定するために、試験片を、白色セラミッ
ク製参照板上に中心範囲が重なるように置く。次いで、
測定用フラッシュを照射する。xおよびyの値を読み取
り、上式を用いて黄色度指数(G)を計算する。
【0040】次の色安定剤を使用した:
【表1】
【0041】
【化6】
【化7】 3=t-ブチル基、Ph=フェニル基
【化8】 2=t-ブチル基、Ph=フェニル基
【化9】 R=ステアリル基
【化10】 R=ノニル基、Ph=フェニル基
【0042】
【表2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 591063187 Bayerwrk,Leverkuse n,BRD (72)発明者 ハンス−ゲオルク・ホッペ ドイツ連邦共和国42799ライヒリンゲン、 クルラントヴェーク31番 (72)発明者 ハンス−ゲオルク・ヴソヴ ドイツ連邦共和国40597デュッセルドルフ、 シンメルプフェニヒシュトラーセ59番 Fターム(参考) 4F071 AA53 AC15 AF34 BA01 BB05 BB06 BC01 BC03 BC06 4J002 CK011 EW086 FD02 FD17 FD20 4J034 CA02 CA03 CA15 CB02 CB03 CB07 CC03 CC12 CC22 CC23 CC26 CC45 CC52 CC62 CC65 CC67 DF01 DF12 DF14 DF16 DF20 DF21 DF22 DF24 DG02 DG03 DG04 DG05 DG08 DG09 HA01 HA06 HA07 HA08 HC12 HC13 HC17 HC22 HC46 HC52 HC61 HC64 HC65 HC67 HC71 HC73 JA41 KA02 KC16 KC17 KC35 KD07 KD12 MA16 PA03 QA03 QA05 QD01 QD04

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 A)は、平均して1.8〜3.0個のツェ
    レビチノフ活性水素原子および450〜10,000の
    数平均分子量を有する少なくとも1つのポリオールであ
    り、 B)は、少なくとも1つの有機ジイソシアネートであ
    り、 C)は、平均して1.8〜3.0個のツェレビチノフ活性
    水素原子および60〜400の数平均分子量を有する少
    なくとも1つのポリオールであり、 A)、B)およびC)のNCO/OH比が0.85〜1.
    2の間であるA)、B)およびC)のポリウレタンエラ
    ストマー形成反応の生成物、 補助物質または添加剤D)0〜20%、および 式(I): 【化1】 〔式中、RはC6〜C30アルキル基であり、Phはフェ
    ニル基である。〕で表されるペンタエリスリトールジホ
    スファイトからなる群から選ばれる1つまたはそれ以上
    の色安定剤E)0.001〜1% 〔該割合(%)は二つとも、エラストマー質量を基準と
    する。〕を含む淡色熱可塑性成形組成物。
  2. 【請求項2】 射出成形または押出成形により成形品を
    製造することを含む請求項1に記載の組成物の使用。
  3. 【請求項3】 A)は、平均して1.8〜3.0個のツェ
    レビチノフ活性水素原子および450〜10,000の
    数平均分子量を有する少なくとも1つのポリオールであ
    り、 B)は、少なくとも1つの有機ジイソシアネートであ
    り、 C)は、平均して1.8〜3.0個のツェレビチノフ活性
    水素原子および60〜400の数平均分子量を有する少
    なくとも1つのポリオールであり、 A)、B)およびC)のNCO/OH比が0.85〜1.
    2の間であるA)、B)およびC)のポリウレタンエラ
    ストマー形成反応の完了前に、 式(I): 【化2】 〔式中、RはC6〜C30アルキル基であり、Phはフェ
    ニル基である。〕で表されるペンタエリスリトールジホ
    スファイトからなる群から選ばれる1つまたはそれ以上
    の色安定剤E)を、該A)、B)およびC)の質量を基
    準に0.001〜1%で反応系に導入するA)、B)お
    よびC)の反応の生成物を含む淡色熱可塑性成形組成物
    の製造方法。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載の方法により製造された
    組成物。
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