JP2002159944A - 生ごみ処理装置の排気構造 - Google Patents
生ごみ処理装置の排気構造Info
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- JP2002159944A JP2002159944A JP2000359260A JP2000359260A JP2002159944A JP 2002159944 A JP2002159944 A JP 2002159944A JP 2000359260 A JP2000359260 A JP 2000359260A JP 2000359260 A JP2000359260 A JP 2000359260A JP 2002159944 A JP2002159944 A JP 2002159944A
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- Refuse Receptacles (AREA)
- Processing Of Solid Wastes (AREA)
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 風通しの悪い場所に排気口が設置された場合
でも、臭気による周辺環境の悪化を生じないようにする
ことができて、排気口の設置場所の制限を受けずに排気
が可能となる生ごみ処理装置の排気構造を提供する。 【解決手段】 生ごみを微生物で分解処理する生ごみ処
理装置本体2を厨房台1内に設置した。厨房台面6に設
けた生ごみの投入口7と上記生ごみ処理装置本体2の生
ごみ処理槽3内とをダクト9にて連通させた。生ごみ処
理装置本体2内の排気を外部に排気する排気経路11に
脱臭器13と送風ファン12とを配置した。床下空間1
8内の空気を換気するための床下換気口19に空気を外
部に排気する床下換気扇20を配置し、排気経路11端
部の排気口10を床下換気扇20の近傍に配置した。
でも、臭気による周辺環境の悪化を生じないようにする
ことができて、排気口の設置場所の制限を受けずに排気
が可能となる生ごみ処理装置の排気構造を提供する。 【解決手段】 生ごみを微生物で分解処理する生ごみ処
理装置本体2を厨房台1内に設置した。厨房台面6に設
けた生ごみの投入口7と上記生ごみ処理装置本体2の生
ごみ処理槽3内とをダクト9にて連通させた。生ごみ処
理装置本体2内の排気を外部に排気する排気経路11に
脱臭器13と送風ファン12とを配置した。床下空間1
8内の空気を換気するための床下換気口19に空気を外
部に排気する床下換気扇20を配置し、排気経路11端
部の排気口10を床下換気扇20の近傍に配置した。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、キッチンユニット
のような厨房台にビルトインした生ごみ処理装置に関
し、詳しくは厨房台面に設けた投入口からダクトを介し
て厨房台内の生ごみ処理装置本体内に生ごみを投入する
ことができるようにした生ごみ処理装置において、屋外
に排気された臭気成分が屋外の風通しの悪い場所に滞留
しないようにする生ごみ処理装置の排気構造に関するも
のである。
のような厨房台にビルトインした生ごみ処理装置に関
し、詳しくは厨房台面に設けた投入口からダクトを介し
て厨房台内の生ごみ処理装置本体内に生ごみを投入する
ことができるようにした生ごみ処理装置において、屋外
に排気された臭気成分が屋外の風通しの悪い場所に滞留
しないようにする生ごみ処理装置の排気構造に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、微生物の力を利用して有機物及び
水分を有する生ごみを環境に影響を与えない程度に分解
処理(発酵)することが行われており、この生ごみ処理
を行うための生ごみ処理装置が知られている。この生ご
み処理装置は、生ごみ処理槽内にバイオチップと称され
る木質細片を生ごみ処理材として充填してあり、生ごみ
処理槽に設けた生ごみ投入口から生ごみを生ごみ処理槽
内に投入し、生ごみ処理材に生息する微生物の働きで生
ごみを発酵させて分解処理するようになっている。
水分を有する生ごみを環境に影響を与えない程度に分解
処理(発酵)することが行われており、この生ごみ処理
を行うための生ごみ処理装置が知られている。この生ご
み処理装置は、生ごみ処理槽内にバイオチップと称され
る木質細片を生ごみ処理材として充填してあり、生ごみ
処理槽に設けた生ごみ投入口から生ごみを生ごみ処理槽
内に投入し、生ごみ処理材に生息する微生物の働きで生
ごみを発酵させて分解処理するようになっている。
【0003】図4,図5にキッチンユニットのような厨
房台にビルトインした生ごみ処理装置の一例を示す。キ
ッチンユニットのような厨房台1内には生ごみ処理装置
本体2を内装してあり、この生ごみ処理装置本体2の生
ごみ処理槽3内には攪拌羽根4を設けてある。この生ご
み処理槽3内には生ごみ処理材5を充填してあり、生ご
み処理材5に生息するバクテリアのような微生物の働き
で生ごみを分解処理するようになっている。厨房台1の
上面である厨房台面6に投入口7を設けてあり、投入口
7には開閉自在な蓋8を設けてあり、投入口7と生ごみ
処理槽3内とをダクト9にて連通させてある。建物の屋
外壁15の外には排気口10を設けてあり、排気口10
と生ごみ処理槽3とを排気経路11にて連通させてあ
り、排気経路11の途中には排気のための送風ファン1
2と触媒加熱方式の脱臭器13とを配置してある。図中
で14はシンク、16は生ごみ処理槽3からオーバーフ
ローする余剰の生ごみ処理材5等を受けるオーバーフロ
ー用容器、17は床である。
房台にビルトインした生ごみ処理装置の一例を示す。キ
ッチンユニットのような厨房台1内には生ごみ処理装置
本体2を内装してあり、この生ごみ処理装置本体2の生
ごみ処理槽3内には攪拌羽根4を設けてある。この生ご
み処理槽3内には生ごみ処理材5を充填してあり、生ご
み処理材5に生息するバクテリアのような微生物の働き
で生ごみを分解処理するようになっている。厨房台1の
上面である厨房台面6に投入口7を設けてあり、投入口
7には開閉自在な蓋8を設けてあり、投入口7と生ごみ
処理槽3内とをダクト9にて連通させてある。建物の屋
外壁15の外には排気口10を設けてあり、排気口10
と生ごみ処理槽3とを排気経路11にて連通させてあ
り、排気経路11の途中には排気のための送風ファン1
2と触媒加熱方式の脱臭器13とを配置してある。図中
で14はシンク、16は生ごみ処理槽3からオーバーフ
ローする余剰の生ごみ処理材5等を受けるオーバーフロ
ー用容器、17は床である。
【0004】かかる生ごみ処理装置では、厨房で発生し
た生ごみが投入口7から生ごみ処理槽3内に投入され、
生ごみが生ごみ処理材5に生息する微生物の働きにより
分解処理されるようになっている。また生ごみ処理槽3
に新鮮な空気が吸気されると共に生ごみ処理槽3内の空
気が屋外イに排気される。生ごみ処理槽3内の排気は送
風ファン12を駆動することにより排気経路11を介し
て排気口10から屋外イに排気される。生ごみ処理槽3
の排気は、生ごみ処理槽3内部での有機物の分解に伴っ
て発生する臭気を含んでおり、これをそのまま排気した
場合、前記臭気が周囲に漂い、周辺環境の悪化を引き起
こす可能性がある。そこで従来から、前記排気経路11
の途中に脱臭器13を配置し、脱臭器13で脱臭した後
に排気を屋外イに排出するようになっている。
た生ごみが投入口7から生ごみ処理槽3内に投入され、
生ごみが生ごみ処理材5に生息する微生物の働きにより
分解処理されるようになっている。また生ごみ処理槽3
に新鮮な空気が吸気されると共に生ごみ処理槽3内の空
気が屋外イに排気される。生ごみ処理槽3内の排気は送
風ファン12を駆動することにより排気経路11を介し
て排気口10から屋外イに排気される。生ごみ処理槽3
の排気は、生ごみ処理槽3内部での有機物の分解に伴っ
て発生する臭気を含んでおり、これをそのまま排気した
場合、前記臭気が周囲に漂い、周辺環境の悪化を引き起
こす可能性がある。そこで従来から、前記排気経路11
の途中に脱臭器13を配置し、脱臭器13で脱臭した後
に排気を屋外イに排出するようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記従来例では、生ご
み処理槽3で発生する臭気を脱臭器13で脱臭して排気
しているが、蓋8を開いて投入口7から生ごみを投入す
るときダクト9、投入口7を介して室内に臭気が逆流す
るおそれがあるため、投入口7の開放時には送風ファン
12の風量を上げ、投入口7から吸気される風量を大き
くすることで流速を上げて臭気の逆流が生じないように
している。上記のように投入口7の開放時に送風ファン
12の風量を増やすことにより生ごみ処理槽3内の臭気
は室内に逆流しないため室内環境は悪化しないのである
が、排気口10が屋外壁15と隣家の屋外壁23との間
のような狭くて風通しの悪い場所に配置されていた場
合、送風ファン12の風量が増えるために触媒加熱方式
の脱臭器13の温度が低下して脱臭器13の能力が低下
し、排気経路11を介して排気口10から排気された臭
気が滞留して周辺環境を悪化させる可能性がある。また
再び投入口7が閉じられても脱臭器13の温度が狙いの
温度に上昇するまで時間を要し、その期間においても屋
外イに排気された臭気が滞留することによる周辺環境の
悪化を引き起こす可能性がある。
み処理槽3で発生する臭気を脱臭器13で脱臭して排気
しているが、蓋8を開いて投入口7から生ごみを投入す
るときダクト9、投入口7を介して室内に臭気が逆流す
るおそれがあるため、投入口7の開放時には送風ファン
12の風量を上げ、投入口7から吸気される風量を大き
くすることで流速を上げて臭気の逆流が生じないように
している。上記のように投入口7の開放時に送風ファン
12の風量を増やすことにより生ごみ処理槽3内の臭気
は室内に逆流しないため室内環境は悪化しないのである
が、排気口10が屋外壁15と隣家の屋外壁23との間
のような狭くて風通しの悪い場所に配置されていた場
合、送風ファン12の風量が増えるために触媒加熱方式
の脱臭器13の温度が低下して脱臭器13の能力が低下
し、排気経路11を介して排気口10から排気された臭
気が滞留して周辺環境を悪化させる可能性がある。また
再び投入口7が閉じられても脱臭器13の温度が狙いの
温度に上昇するまで時間を要し、その期間においても屋
外イに排気された臭気が滞留することによる周辺環境の
悪化を引き起こす可能性がある。
【0006】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、風通しの悪い場所に排気口が設置された場合で
も、臭気による周辺環境の悪化を生じないようにするこ
とができて、排気口の設置場所の制限を受けずに排気が
可能となる生ごみ処理装置の排気構造を提供することを
課題とする。
あって、風通しの悪い場所に排気口が設置された場合で
も、臭気による周辺環境の悪化を生じないようにするこ
とができて、排気口の設置場所の制限を受けずに排気が
可能となる生ごみ処理装置の排気構造を提供することを
課題とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明に係る生ごみ処理装置の排気構造は、生ごみを
微生物で分解処理する生ごみ処理装置本体2を厨房台1
内に設置し、厨房台面6に設けた生ごみの投入口7と上
記生ごみ処理装置本体2の生ごみ処理槽3内とをダクト
9にて連通させ、生ごみ処理装置本体2内の排気を外部
に排気する排気経路11に脱臭器13と送風ファン12
とを配置し、床下空間18内の空気を換気するための床
下換気口19に空気を外部に排気する床下換気扇20を
配置し、排気経路11端部の排気口10を床下換気扇2
0の近傍に配置したことを特徴とするものである。この
ような構成とすることで、排気経路11の排気口10を
風通しの悪い場所に配置せざるを得ない場合でも、床下
換気扇20近傍の排気経路11の排気口10より排出さ
れた臭気を含む空気が、床下換気扇20より排出される
床下空間18内からの空気と混ざって希釈・拡散される
ため、臭気を含む空気が滞留することによって周辺環境
を悪化させることがなくなり、排気口10の設置場所の
制限をなくすことができるものである。
に本発明に係る生ごみ処理装置の排気構造は、生ごみを
微生物で分解処理する生ごみ処理装置本体2を厨房台1
内に設置し、厨房台面6に設けた生ごみの投入口7と上
記生ごみ処理装置本体2の生ごみ処理槽3内とをダクト
9にて連通させ、生ごみ処理装置本体2内の排気を外部
に排気する排気経路11に脱臭器13と送風ファン12
とを配置し、床下空間18内の空気を換気するための床
下換気口19に空気を外部に排気する床下換気扇20を
配置し、排気経路11端部の排気口10を床下換気扇2
0の近傍に配置したことを特徴とするものである。この
ような構成とすることで、排気経路11の排気口10を
風通しの悪い場所に配置せざるを得ない場合でも、床下
換気扇20近傍の排気経路11の排気口10より排出さ
れた臭気を含む空気が、床下換気扇20より排出される
床下空間18内からの空気と混ざって希釈・拡散される
ため、臭気を含む空気が滞留することによって周辺環境
を悪化させることがなくなり、排気口10の設置場所の
制限をなくすことができるものである。
【0008】また、排気経路11を屋外壁15の屋外側
に沿って配置することが好ましい。このような構成とす
ることで、屋外壁15を貫通して屋外イに導出した排気
経路11を下方に延長するだけで、排気経路11端部の
排気口10を床下換気扇20近傍に配置できるようにな
るものである。
に沿って配置することが好ましい。このような構成とす
ることで、屋外壁15を貫通して屋外イに導出した排気
経路11を下方に延長するだけで、排気経路11端部の
排気口10を床下換気扇20近傍に配置できるようにな
るものである。
【0009】また、排気経路11を屋外壁15の屋内ロ
側に沿って配置することが好ましい。このような構成と
することで、排気経路11を屋外イ側に導出することな
く屋外壁15の屋内ロ側に沿わせて下方に延ばすこと
で、その端部の排気口10を床下換気扇20近傍に配置
できるようになるものである。
側に沿って配置することが好ましい。このような構成と
することで、排気経路11を屋外イ側に導出することな
く屋外壁15の屋内ロ側に沿わせて下方に延ばすこと
で、その端部の排気口10を床下換気扇20近傍に配置
できるようになるものである。
【0010】また、排気経路11の端部を床下換気扇2
0に接続することが好ましい。このような構成とするこ
とで、排気経路11より排出された臭気を含む空気のほ
ぼ全てが、床下換気扇20より排出される床下空間18
内の空気と混ざって希釈・拡散されるようになるもので
ある。
0に接続することが好ましい。このような構成とするこ
とで、排気経路11より排出された臭気を含む空気のほ
ぼ全てが、床下換気扇20より排出される床下空間18
内の空気と混ざって希釈・拡散されるようになるもので
ある。
【0011】
【発明の実施の形態】先ず、図1に示す実施の形態の例
から述べる。キッチンユニットのような厨房台1内には
生ごみ処理装置本体2を内装してあり、この生ごみ処理
装置本体2の生ごみ処理槽3内には回転駆動される攪拌
羽根4を設けてある。この生ごみ処理槽3内には生ごみ
処理材5を充填してあり、生ごみ処理材5に生息するバ
クテリアのような微生物の働きで生ごみを分解処理する
ようになっている。厨房台1の上面である厨房台面6に
投入口7を設けてあり、投入口7には開閉自在な蓋8を
設けてあり、投入口7と生ごみ処理槽3内とをダクト9
にて連通させてある。建物の屋外壁15の外側下部に
は、後述する床下換気口19に設けた床下換気扇20の
下流側(屋外イ側)近傍に排気口10を設けてあり、生
ごみ処理槽3の上端高さ位置付近の屋外壁15を貫通す
る排気経路11にて排気口10と生ごみ処理槽3とを連
通させてある。また排気経路11の途中には、排気のた
めの送風ファン12と触媒加熱方式の脱臭器13とを配
置してある。この送風ファン12と脱臭器13とは生ご
み処理装置本体2に組み込んである。14はシンク、1
6は生ごみ処理槽3からオーバーフローする余剰の生ご
み処理材5等を受けるオーバーフロー用容器である。ま
たオーバーフロー用容器16には外気を生ごみ処理槽3
内に取り入れる空気吸入口24を設けてあり、また生ご
み処理装置本体2には排気を希釈するために空気を取り
入れる空気吸い込み口25を設けてある。
から述べる。キッチンユニットのような厨房台1内には
生ごみ処理装置本体2を内装してあり、この生ごみ処理
装置本体2の生ごみ処理槽3内には回転駆動される攪拌
羽根4を設けてある。この生ごみ処理槽3内には生ごみ
処理材5を充填してあり、生ごみ処理材5に生息するバ
クテリアのような微生物の働きで生ごみを分解処理する
ようになっている。厨房台1の上面である厨房台面6に
投入口7を設けてあり、投入口7には開閉自在な蓋8を
設けてあり、投入口7と生ごみ処理槽3内とをダクト9
にて連通させてある。建物の屋外壁15の外側下部に
は、後述する床下換気口19に設けた床下換気扇20の
下流側(屋外イ側)近傍に排気口10を設けてあり、生
ごみ処理槽3の上端高さ位置付近の屋外壁15を貫通す
る排気経路11にて排気口10と生ごみ処理槽3とを連
通させてある。また排気経路11の途中には、排気のた
めの送風ファン12と触媒加熱方式の脱臭器13とを配
置してある。この送風ファン12と脱臭器13とは生ご
み処理装置本体2に組み込んである。14はシンク、1
6は生ごみ処理槽3からオーバーフローする余剰の生ご
み処理材5等を受けるオーバーフロー用容器である。ま
たオーバーフロー用容器16には外気を生ごみ処理槽3
内に取り入れる空気吸入口24を設けてあり、また生ご
み処理装置本体2には排気を希釈するために空気を取り
入れる空気吸い込み口25を設けてある。
【0012】生ごみ処理装置本体2を内装した厨房台1
は建物の床17上に設置されてあり、その床下空間18
においては、内部の空気を換気可能とするため床下換気
口19を設けると共に、空気を外部に排気するための床
下換気扇20を床下換気口19に設けてある。そして排
気経路11は、屋外壁15の屋外イ側に導出された生ご
み処理槽3の上端高さ位置付近より屋外壁15の屋外イ
側に沿って下方に延ばし、排気経路11端部の排気口1
0を床下換気口19に設けてある床下換気扇20の下流
側近傍に配置してある。図中で21は建物の基礎を、2
2は地面を示す。
は建物の床17上に設置されてあり、その床下空間18
においては、内部の空気を換気可能とするため床下換気
口19を設けると共に、空気を外部に排気するための床
下換気扇20を床下換気口19に設けてある。そして排
気経路11は、屋外壁15の屋外イ側に導出された生ご
み処理槽3の上端高さ位置付近より屋外壁15の屋外イ
側に沿って下方に延ばし、排気経路11端部の排気口1
0を床下換気口19に設けてある床下換気扇20の下流
側近傍に配置してある。図中で21は建物の基礎を、2
2は地面を示す。
【0013】かかる生ごみ処理装置では、厨房で発生し
た生ごみが投入口7から生ごみ処理槽3内に投入され、
生ごみが生ごみ処理材5に生息する微生物の働きにより
分解処理されるようになっている。また投入口7から生
ごみを投入しないときは蓋8が閉じられており、送風フ
ァン12を駆動することにより生ごみ処理槽3に新鮮な
空気が吸気されると共に生ごみ処理槽3内の空気が屋外
イに排気される。つまり、送風ファン12を駆動する
と、空気吸入口24から外気が吸い込まれてオーバーフ
ロー用容器16を介して生ごみ処理槽3に新鮮な空気が
取り入れられ、生ごみ処理槽3の臭気を含んだ排気は排
気経路11内を通り、脱臭器13で脱臭されて排気口1
0から外部に排気される。脱臭器13では排気の臭気が
加熱脱臭されるが、脱臭された排気は空気吸い込み口2
5から吸い込まれた空気と混合されて温度を下げるよう
に希釈され、希釈された排気が屋外イに排気される。
た生ごみが投入口7から生ごみ処理槽3内に投入され、
生ごみが生ごみ処理材5に生息する微生物の働きにより
分解処理されるようになっている。また投入口7から生
ごみを投入しないときは蓋8が閉じられており、送風フ
ァン12を駆動することにより生ごみ処理槽3に新鮮な
空気が吸気されると共に生ごみ処理槽3内の空気が屋外
イに排気される。つまり、送風ファン12を駆動する
と、空気吸入口24から外気が吸い込まれてオーバーフ
ロー用容器16を介して生ごみ処理槽3に新鮮な空気が
取り入れられ、生ごみ処理槽3の臭気を含んだ排気は排
気経路11内を通り、脱臭器13で脱臭されて排気口1
0から外部に排気される。脱臭器13では排気の臭気が
加熱脱臭されるが、脱臭された排気は空気吸い込み口2
5から吸い込まれた空気と混合されて温度を下げるよう
に希釈され、希釈された排気が屋外イに排気される。
【0014】生ごみ処理槽3内に生ごみを投入するとき
は蓋8を開いて投入口7から生ごみを投入するが、投入
口7の開放状態ではダクト9、投入口7を介して室内に
臭気が逆流するおそれがあるため、投入口7の開放時に
は送風ファン12の風量を上げ、投入口7から吸気され
る風量を大きくすることで流速を上げて臭気の逆流が生
じないようにしている。このとき、生ごみ処理槽3内の
臭気が室内に逆流しないよう送風ファン12の風量を増
やすため、触媒加熱方式の脱臭器13の温度が低下して
脱臭器13の能力が低下して、排気経路11を介して排
気口10から臭気が排気されてしまうが、排気口10よ
り排出された臭気が、床下換気扇20より排出される床
下空間18内からの臭気を含まない空気と混ざって希釈
・拡散され、屋外壁15と隣家の屋外壁23との間のよ
うな狭くて風通しの悪い空間に臭気を含んだ空気が排気
されても、空気に含まれる臭気が薄くなっていると共に
この空気が滞留することはないため、濃い臭気を含む空
気が滞留することによる周辺環境の悪化を防止すること
が可能となり、排気口10の設置場所の制限を受けずに
生ごみ処理装置を配置できるようになるものである。ま
た、投入口7が閉じられた状態においても、床下換気扇
20を駆動させて排気口10から排出される臭気を床下
空間18内からの臭気を含まない空気にて希釈・拡散し
てもよいのは勿論である。
は蓋8を開いて投入口7から生ごみを投入するが、投入
口7の開放状態ではダクト9、投入口7を介して室内に
臭気が逆流するおそれがあるため、投入口7の開放時に
は送風ファン12の風量を上げ、投入口7から吸気され
る風量を大きくすることで流速を上げて臭気の逆流が生
じないようにしている。このとき、生ごみ処理槽3内の
臭気が室内に逆流しないよう送風ファン12の風量を増
やすため、触媒加熱方式の脱臭器13の温度が低下して
脱臭器13の能力が低下して、排気経路11を介して排
気口10から臭気が排気されてしまうが、排気口10よ
り排出された臭気が、床下換気扇20より排出される床
下空間18内からの臭気を含まない空気と混ざって希釈
・拡散され、屋外壁15と隣家の屋外壁23との間のよ
うな狭くて風通しの悪い空間に臭気を含んだ空気が排気
されても、空気に含まれる臭気が薄くなっていると共に
この空気が滞留することはないため、濃い臭気を含む空
気が滞留することによる周辺環境の悪化を防止すること
が可能となり、排気口10の設置場所の制限を受けずに
生ごみ処理装置を配置できるようになるものである。ま
た、投入口7が閉じられた状態においても、床下換気扇
20を駆動させて排気口10から排出される臭気を床下
空間18内からの臭気を含まない空気にて希釈・拡散し
てもよいのは勿論である。
【0015】なお、床下換気扇20は連続的あるいは間
欠的に駆動させるものであるが、間欠的に駆動させる場
合は、送風ファン12が駆動する時には少なくとも床下
換気扇20も駆動させるようにすることで、排気口10
から排気される臭気を確実に希釈・拡散するものであ
る。
欠的に駆動させるものであるが、間欠的に駆動させる場
合は、送風ファン12が駆動する時には少なくとも床下
換気扇20も駆動させるようにすることで、排気口10
から排気される臭気を確実に希釈・拡散するものであ
る。
【0016】次に図2に示す実施の形態の例について述
べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを主に述べる。本例の場合、屋外壁15を貫通して排
気経路11を屋外イ側へ導出せずに、排気経路11を屋
外壁15の屋内ロ側に沿って下方に延ばし、排気経路1
1端部の排気口10を床下換気口19に設けてある床下
換気扇20の上流側(屋内ロ側)近傍に配置してある。
べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを主に述べる。本例の場合、屋外壁15を貫通して排
気経路11を屋外イ側へ導出せずに、排気経路11を屋
外壁15の屋内ロ側に沿って下方に延ばし、排気経路1
1端部の排気口10を床下換気口19に設けてある床下
換気扇20の上流側(屋内ロ側)近傍に配置してある。
【0017】このようにすることで、屋外壁15を貫通
して排気経路11を屋外イ側へ導出することなく、排気
経路11を屋外壁15の屋内ロ側に沿って下方に延ばし
て端部の排気口10を床下換気扇20の上流側近傍に配
置すれば、排気口10より排出された臭気が床下換気扇
20より排出される床下空間18内の臭気を含まない空
気と混ざって希釈・拡散されて、臭気を含む空気が滞留
することによる周辺環境の悪化を防止することが可能と
なる。
して排気経路11を屋外イ側へ導出することなく、排気
経路11を屋外壁15の屋内ロ側に沿って下方に延ばし
て端部の排気口10を床下換気扇20の上流側近傍に配
置すれば、排気口10より排出された臭気が床下換気扇
20より排出される床下空間18内の臭気を含まない空
気と混ざって希釈・拡散されて、臭気を含む空気が滞留
することによる周辺環境の悪化を防止することが可能と
なる。
【0018】次に図3に示す実施の形態の例について述
べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを主に述べる。本例の場合、屋外壁15の屋内ロ側に
沿って下方に延びた排気経路11の端部の排気口10
が、床下換気口19に設けてある床下換気扇20の上流
側近傍に配置されるものではなく床下換気扇20に接続
されてある。
べる。本例も上記例と基本的に同じであり、異なる点だ
けを主に述べる。本例の場合、屋外壁15の屋内ロ側に
沿って下方に延びた排気経路11の端部の排気口10
が、床下換気口19に設けてある床下換気扇20の上流
側近傍に配置されるものではなく床下換気扇20に接続
されてある。
【0019】このようにすることで、排気経路11内を
通って排気口10より排出される臭気は全て、排気口1
0より排出された臭気が床下換気扇20より排出される
床下空間18内の臭気を含まない空気と混ざって希釈・
拡散されるので、より一層、臭気を含む空気が滞留する
ことによる周辺環境の悪化を防止することができる。
通って排気口10より排出される臭気は全て、排気口1
0より排出された臭気が床下換気扇20より排出される
床下空間18内の臭気を含まない空気と混ざって希釈・
拡散されるので、より一層、臭気を含む空気が滞留する
ことによる周辺環境の悪化を防止することができる。
【0020】
【発明の効果】上記のように本発明の請求項1記載の発
明にあっては、生ごみを微生物で分解処理する生ごみ処
理装置本体を厨房台内に設置し、厨房台面に設けた生ご
みの投入口と上記生ごみ処理装置本体の生ごみ処理槽内
とをダクトにて連通させ、生ごみ処理装置本体内の排気
を外部に排気する排気経路に脱臭器と送風ファンとを配
置し、床下空間内の空気を換気するための床下換気口に
空気を外部に排気する床下換気扇を配置し、排気経路端
部の排気口を床下換気扇の近傍に配置したので、排気経
路の排気口を風通しの悪い場所に配置せざるを得ない場
合でも、床下換気扇近傍の排気経路の排気口より排出さ
れた臭気を含む空気が、床下換気扇より排出される床下
空間内からの空気と混ざって希釈・拡散されるため、臭
気を含む空気が滞留することによって周辺環境を悪化さ
せることがなくなり、排気口の設置場所の制限をなくす
ことができるものである。
明にあっては、生ごみを微生物で分解処理する生ごみ処
理装置本体を厨房台内に設置し、厨房台面に設けた生ご
みの投入口と上記生ごみ処理装置本体の生ごみ処理槽内
とをダクトにて連通させ、生ごみ処理装置本体内の排気
を外部に排気する排気経路に脱臭器と送風ファンとを配
置し、床下空間内の空気を換気するための床下換気口に
空気を外部に排気する床下換気扇を配置し、排気経路端
部の排気口を床下換気扇の近傍に配置したので、排気経
路の排気口を風通しの悪い場所に配置せざるを得ない場
合でも、床下換気扇近傍の排気経路の排気口より排出さ
れた臭気を含む空気が、床下換気扇より排出される床下
空間内からの空気と混ざって希釈・拡散されるため、臭
気を含む空気が滞留することによって周辺環境を悪化さ
せることがなくなり、排気口の設置場所の制限をなくす
ことができるものである。
【0021】また請求項2記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて排気経路を屋外壁の
屋外側に沿って配置したので、屋外壁を貫通して屋外に
導出した排気経路を下方に延長するだけで、排気経路端
部の排気口を床下換気扇近傍に配置できるようになるも
のである。
請求項1記載の発明の効果に加えて排気経路を屋外壁の
屋外側に沿って配置したので、屋外壁を貫通して屋外に
導出した排気経路を下方に延長するだけで、排気経路端
部の排気口を床下換気扇近傍に配置できるようになるも
のである。
【0022】また請求項3記載の発明にあっては、上記
請求項1記載の発明の効果に加えて排気経路を屋外壁の
屋内側に沿って配置したので、排気経路を屋外側に導出
することなく屋外壁の屋内側に沿わせて下方に延ばすこ
とで、その端部の排気口を床下換気扇近傍に配置できる
ようになるものである。
請求項1記載の発明の効果に加えて排気経路を屋外壁の
屋内側に沿って配置したので、排気経路を屋外側に導出
することなく屋外壁の屋内側に沿わせて下方に延ばすこ
とで、その端部の排気口を床下換気扇近傍に配置できる
ようになるものである。
【0023】また請求項4記載の発明にあっては、上記
請求項1乃至3記載の発明の効果に加えて排気経路の端
部を床下換気扇に接続したので、排気経路より排出され
た臭気を含む空気のほぼ全てが、床下換気扇より排出さ
れるに床下空間内の空気と混ざって希釈・拡散されるよ
うになるものである。
請求項1乃至3記載の発明の効果に加えて排気経路の端
部を床下換気扇に接続したので、排気経路より排出され
た臭気を含む空気のほぼ全てが、床下換気扇より排出さ
れるに床下空間内の空気と混ざって希釈・拡散されるよ
うになるものである。
【図1】本発明の実施の形態の一例の断面図である。
【図2】同上の他の例の断面図である。
【図3】同上の更に他の例の断面図である。
【図4】従来例の断面図である。
【図5】同上の一部切欠斜視図である。
1 厨房台 2 生ごみ処理装置本体 3 生ごみ処理槽 6 厨房台面 7 投入口 9 ダクト 10 排気口 11 排気経路 12 送風ファン 13 脱臭器 18 床下空間 19 床下換気口 20 床下換気扇
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山口 重行 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 中岡 敬善 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 山田 秀昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 Fターム(参考) 2D061 DA03 DE21 3E023 DA10 EA06 EB10 MA04 4D004 AA03 AC02 CA15 CA19 CA48 CB04 CB28 CB43 CC08 CC09
Claims (4)
- 【請求項1】 生ごみを微生物で分解処理する生ごみ処
理装置本体を厨房台内に設置し、厨房台面に設けた生ご
みの投入口と上記生ごみ処理装置本体の生ごみ処理槽内
とをダクトにて連通させ、生ごみ処理装置本体内の排気
を外部に排気する排気経路に脱臭器と送風ファンとを配
置し、床下空間内の空気を換気するための床下換気口に
空気を外部に排気する床下換気扇を配置し、排気経路端
部の排気口を床下換気扇の近傍に配置して成ることを特
徴とする生ごみ処理装置の排気構造。 - 【請求項2】 排気経路を屋外壁の屋外側に沿って配置
して成ることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装
置の排気構造。 - 【請求項3】 排気経路を屋外壁の屋内側に沿って配置
して成ることを特徴とする請求項1記載の生ごみ処理装
置の排気構造。 - 【請求項4】 排気経路の端部を床下換気扇に接続して
成ることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに記載
の生ごみ処理装置の排気構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000359260A JP2002159944A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 生ごみ処理装置の排気構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000359260A JP2002159944A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 生ごみ処理装置の排気構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002159944A true JP2002159944A (ja) | 2002-06-04 |
Family
ID=18831045
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000359260A Withdrawn JP2002159944A (ja) | 2000-11-27 | 2000-11-27 | 生ごみ処理装置の排気構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002159944A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114127248A (zh) * | 2019-07-22 | 2022-03-01 | 太阳食物有限公司 | 用于生长微生物的生物反应器 |
-
2000
- 2000-11-27 JP JP2000359260A patent/JP2002159944A/ja not_active Withdrawn
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN114127248A (zh) * | 2019-07-22 | 2022-03-01 | 太阳食物有限公司 | 用于生长微生物的生物反应器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20080205 |