JP2002158918A - ディジタルカメラ - Google Patents

ディジタルカメラ

Info

Publication number
JP2002158918A
JP2002158918A JP2000350653A JP2000350653A JP2002158918A JP 2002158918 A JP2002158918 A JP 2002158918A JP 2000350653 A JP2000350653 A JP 2000350653A JP 2000350653 A JP2000350653 A JP 2000350653A JP 2002158918 A JP2002158918 A JP 2002158918A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gain
charge
light receiving
signal
pixel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000350653A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroyuki Ide
裕之 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sanyo Electric Co Ltd
Original Assignee
Sanyo Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sanyo Electric Co Ltd filed Critical Sanyo Electric Co Ltd
Priority to JP2000350653A priority Critical patent/JP2002158918A/ja
Publication of JP2002158918A publication Critical patent/JP2002158918A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Cameras In General (AREA)
  • Blocking Light For Cameras (AREA)
  • Automatic Focus Adjustment (AREA)
  • Color Television Image Signal Generators (AREA)
  • Studio Devices (AREA)
  • Focusing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 アンプ38に設定されるゲインは、初期ゲイ
ンと修正ゲインとの間で1フィールド期間毎に交互に切
り換えられる。このため、偶数フィールドでCCDイメ
ージャ18から出力されたMg/G画素に基づく輝度信
号には修正ゲインが付与され、奇数フィールドでCCD
イメージャ18から出力されたYe/Cy画素に基づく
輝度信号には初期ゲインが付与される。CPU42は、
こうして修正ゲインまたは初期ゲインが付与された輝度
信号に基づいて1フィールド期間毎にフォーカス制御を
かける。ここで、修正ゲインは、レンズ12の位置が固
定された状態でアンプ38から出力される輝度信号のレ
ベルが互いに一致する値とされる。 【効果】 色フィルタを形成する色要素の間で分光特性
が異なり、フィールド間で輝度信号にレベル差が生じた
としても、このレベル差がフォーカス制御に影響を与え
ることはなく、精度の高いフォーカス制御が可能とな
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルカメラに
関し、特にたとえば、フォーカスを自動制御する、ディ
ジタルカメラに関する。
【従来技術】従来のこの種のディジタルカメラとして
は、イメージセンサから読み出された各フレームの画像
信号に基づいて、フォーカスを自動制御するものがあっ
た。
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、フォーカス調整のための画像信号の取り込み周期が
1フレーム期間であるため、時間軸上の分解能が粗くな
り、精度の高いフォーカス制御が困難であった。一方、
イメージセンサの中央からのみ画像信号を読み出すよう
にすれば、フレームレートの高速化によって時間軸上の
分解能が向上するが、そうすると、図12に示すような
測距パターンでの多点測距(1〜5が測距エリア)も不
可能となる。それゆえに、この発明の主たる目的は、短
時間で精度の高いフォーカス制御を行なうことができ
る、ディジタルカメラを提供することである。
【課題を解決するための手段】この発明は、第1色要素
および第2色要素を有する色フィルタ、第1色要素によ
って覆われた第1受光素子および第2色要素によって覆
われた第2受光素子が受光面に形成されたイメージセン
サ、被写体の光像を色フィルタを通して受光面に照射す
るレンズ、第1受光素子で生成された第1電荷および第
2受光素子で生成された第2電荷をイメージセンサから
1画面期間毎に交互に読み出す読み出し手段、第1電荷
に基づく第1電荷関連信号および第2電荷に基づく第2
電荷関連信号に第1ゲインおよび第2ゲインをそれぞれ
付与するゲイン付与手段、および第1ゲインが付与され
た第1電荷関連信号および第2ゲインが付与された第2
電荷関連信号に基づいて光軸方向におけるレンズと受光
面との間の相対位置を1画面期間毎に制御する制御手段
を備え、第1ゲインおよび第2ゲインは、レンズの位置
が固定された状態でゲイン付与手段に与えられる第1電
荷関連信号および第2電荷関連信号のレベルが互いに一
致する値とされる、ディジタルカメラである。
【作用】イメージセンサの受光面に形成された第1受光
素子および第2受光素子は、色フィルタに配置された第
1色要素および第2色要素によって覆われる。レンズを
経た被写体の光像は、このような色フィルタを通してイ
メージセンサの受光面に照射され、第1受光素子および
第2受光素子では第1電荷および第2電荷が生成され
る。生成された第1電荷および第2電荷は、読み出し手
段によって1画面期間毎に交互に読み出される。ゲイン
付与手段では、第1電荷に基づく第1電荷関連信号に第
1ゲイン付与され、第2電荷に基づく第2電荷関連信号
に第2ゲインが付与される。制御手段は、第1ゲインが
付与された第1電荷関連信号および第2ゲインが付与さ
れた第2電荷関連信号に基づいて光軸方向におけるレン
ズと受光面との間の相対位置を1画面期間毎に制御す
る。ここで、第1ゲインおよび第2ゲインは、レンズの
位置が固定された状態でゲイン付与手段から出力される
第1電荷関連信号および第2電荷関連信号のレベルが互
いに一致する値とされる。したがって、第1色要素およ
び第2色要素の間で分光特性が異なり、第1電荷関連信
号および第2電荷関連信号の間にレベル差が生じたとし
ても、このレベル差が制御手段によるレンズ位置の制御
に影響を与えることはない。好ましくは、第1受光素子
および第2受光素子は垂直方向において1ライン毎に交
互に配置され、イメージセンサはインタレーススキャン
型である。このとき、上述の1画面期間は1フィールド
期間とされ、レンズ位置の制御は1フィールド期間毎に
行なわれる。また、表示手段によって表示されるリアル
タイム画像は、1フィールド期間毎に更新される。ま
た、レンズの位置とゲインとが固定された状態でフォー
カス評価手段が第1電荷関連信号および第2電荷関連信
号にフォーカス評価を施す場合、割り算手段は、第1電
荷関連信号に基づく第1フォーカス評価値および第2電
荷関連信号に基づく第2フォーカス評価値の一方から他
方を割り算する。このとき、第1ゲインは基準値を示
し、第2ゲインは割り算手段による割り算値を示す。こ
れによって、温度変化や経年変化によって信号処理特性
が変化したとしても、フォーカス評価手段による評価時
に第1電荷関連信号と第2電荷関連信号との間にレベル
差が生じることはない。なお、フォーカス評価手および
割り算手段は、電源が投入された後の最初の撮影指示に
のみ応答して有効化するようにしてもよい。また、読み
出された第1電荷および第2電荷に基づいて被写体のリ
アルタイム画像を表示するようにしてもよい。
【発明の効果】この発明によれば、第1電荷および第2
電荷を1画面期間毎に交互に読み出し、第1電荷関連信
号または第2電荷関連信号に基づいてレンズ位置を1画
面期間毎に制御するようにしたため、第1電荷および第
2電荷の両方に基づいてレンズ位置を制御する従来技術
よりも時間軸上の分解能を向上させつつ、精度の高いフ
ォーカス制御が可能となる。この発明の上述の目的,そ
の他の目的,特徴および利点は、図面を参照して行う以
下の実施例の詳細な説明から一層明らかとなろう。
【実施例】図1を参照して、この実施例のディジタルカ
メラ10は、光学レンズ12,メカニカルシャッタ14
および補色フィルタ16を含む。被写体の光像は、この
ような部材を通して、インタレーススキャン型CCDイ
メージャ(以下、単に「CCDイメージャ」と言う)1
8の受光面に照射される。補色フィルタ16は、図2に
示すようにYe,Cy,MgおよびGの色要素を含む。
補色フィルタ16を水平方向に眺めると、奇数ラインで
はGおよびMgの色要素が1画素毎に交互に配置され、
偶数ラインではYeおよびCyの色要素が1画素毎に交
互に配置される。また、補色フィルタ16を垂直方向に
眺めると、奇数列にはGおよびYeが1画素毎に交互に
配置され、偶数列にはMgおよびCyが1画素毎に交互
に配置される。つまり、補色フィルタ16には、水平方
向2画素および垂直方向2画素のマトリクス(色ブロッ
ク)が複数形成される。図3を参照して、CCDイメー
ジャ18はインターライン転送方式のイメージセンサで
ある。受光面に形成された複数の受光素子(画素)18
aは、補色フィルタ16の複数の色要素に1対1で対応
する。各受光素子18aでは、Ye,Cy,Mgおよび
Gのいずれか1つの色要素に対応する電荷(画素信号)
が、光電変換によって生成される。生成された電荷は、
垂直転送レジスタ18bに読み出された後、垂直方向に
転送される。垂直転送レジスタ12bの終端まで転送さ
れると、電荷は水平転送レジスタ12cによって水平方
向に転送され、CCDイメージャ18から出力される。
このような電荷の読み出し処理および転送処理は、TG
24から出力される駆動パルスに応答して行なわれる。
図4に示すように、垂直転送レジスタ18bは複数のメ
タルMVによって形成され、各受光素子18aには2つ
のメタルMVが割り当てられる。各メタルMVには、TG
24から出力された駆動パルスV1A,V1B,V2,
V3A,V3BまたはV4のいずれか1つが印加され
る。垂直方向に連続する12個の画素に注目したとき、
下から1ライン目(第1ライン)のG/Mg画素に割り
当てられたメタルMVには駆動パルスV1AおよびV2
が印加され、下から2ライン目(第2ライン)のYe/
Cy画素に割り当てられたメタルMVには駆動パルスV
3BおよびV4が印加され、下から3ライン目(第3ラ
イン)のG/Mg画素に割り当てられたメタルMVには
駆動パルスV1AおよびV2が印加され、下から4ライ
ン目(第4ライン)のYe/Cy画素に割り当てられた
メタルMVには駆動パルスV3BおよびV4が印加され
る。また、下から5ライン目(第5ライン)のG/Mg
画素に割り当てられたメタルMVには駆動パルスV1B
およびV2が印加され、下から6ライン目(第6ライ
ン)のYe/Cy画素に割り当てられたメタルMVには
駆動パルスV3BおよびV4が印加され、下から7ライ
ン目(第7ライン)のG/Mg画素に割り当てられたメ
タルMVには駆動パルスV1BおよびV2が印加され、
下から8ライン目(第8ライン)のYe/Cy画素に割
り当てられたメタルMVには駆動パルスV3AおよびV
4が印加される。さらに、下から9ライン目(第9ライ
ン)のG/Mg画素に割り当てられたメタルMVには駆
動パルスV1BおよびV2が印加され、下から10ライ
ン目(第10ライン)のYe/Cy画素に割り当てられ
たメタルMVには駆動パルスV3AおよびV4が印加さ
れ、下から11ライン目(第11ライン)のG/Mg画
素に割り当てられたメタルMVには駆動パルスV1Bお
よびV2が印加され、下から12ライン目(第12ライ
ン)のYe/Cy画素に割り当てられたメタルMVには
駆動パルスV3BおよびV4が印加される。各々の垂直
列を形成する複数の画素をこのような12画素の集合と
考えたとき、駆動パルスV1A,V1B,V2,V3
A,V3BおよびV4は、上述の要領で各々の12画素
に与えられる。図5に示すように、水平転送レジスタ1
8cもまた複数のメタルMHによって形成される。ただ
し、各メタルMHは、垂直転送レジスタ18bが設けら
れた列および受光素子18aが設けられた列に1つずつ
割り当てられる。垂直転送レジスタ18bの列のメタル
Hには駆動パルスH1が与えられ、受光素子18aの
列のメタルMHには駆動パルスH2が与えられる。TG
24は、具体的には図6に示すように構成される。ただ
し、図6は、CCDイメージャ18の駆動に関連する回
路のみを示す。Hカウンタ24aのカウント値(水平カ
ウント値)は、画素クロックに応答してインクリメント
され、かつ水平同期信号に応答してリセットされる。一
方、Vカウンタ24bのカウント値(垂直カウント値)
は、水平同期信号に応答してインクリメントされ、かつ
垂直同期信号に応答してリセットされる。水平カウント
値および垂直カウント値のいずれも、デコーダ24c〜
24nに与えられる。デコーダ24cおよび24dの各
々は、水平カウント値および垂直カウント値に基づいて
上述の駆動パルスH1およびH2を発生する。デコーダ
24eは水平カウント値および垂直カウント値に基づい
てタイミングパルスXSUBを発生し、ドライバ24p
は、デコーダ24eからのタイミングパルスXSUBな
らびにCPU42からの露光期間データに基づいて電荷
掃き捨てパルスVsubを発生する。デコーダ24f〜
24hの各々は、水平カウント値および垂直カウント値
に基づいてタイミングパルスXV1,XSG1Aおよび
XSG1Bを発生し、ドライバ24qは、デコーダ24
f〜24hからのタイミングパルスXV1,XSG1A
およびXSG1Bに基づいて駆動パルスV1AおよびV
1Bを発生する。デコーダ24iは水平カウント値およ
び垂直カウント値に基づいてタイミングパルスXV2を
発生し、ドライバ24rはデコーダ24iからのタイミ
ングパルスXV2に基づいて駆動パルスV2を発生す
る。デコーダ24j〜24mの各々は、水平カウント値
および垂直カウント値に基づいてタイミングパルスXV
3,XSG2AおよびXSG2Bを発生し、ドライバ2
4sは、デコーダ24j〜24mからのタイミングパル
スXV3,XSG2AおよびXSG2Bに基づいて駆動
パルスV3AおよびV3Bを発生する。デコーダ24n
は水平カウント値および垂直カウント値に基づいてタイ
ミングパルスXV4を発生し、ドライバ24tはデコー
ダ24nからのタイミングパルスXV4に基づいて駆動
パルスV4を発生する。ドライバ24qから出力される
駆動パルスV1AおよびV1Bは、CCDイメージャ1
6を全画素読み出し方式で駆動するときは互いに一致す
るが、CCDイメージャ16を間引き読み出し方式で駆
動するときは互いに相違する。つまり、印加先の受光素
子18aから電荷を読み出すためには電圧レベルをプラ
スレベルに立ち上げる必要があり、全画素読み出し方式
では駆動パルスV1AおよびV1Bが同じタイミングで
プラスレベルに立ち上がるが、間引き読み出し方式では
駆動パルスV1Aだけがプラスレベルに立ち上がる。図
4に示すように、駆動パルスV1Aは第1ラインおよび
第3ラインの画素に印加され、駆動パルスV1Bは第5
ライン,第7ライン,第9ラインおよび第11ラインに
印加される。このため、間引き読み出し方式では、上述
の6ラインのうち第1ラインおよび第3ラインの画素か
らのみ電荷が読み出される。ドライバ24sから出力さ
れる駆動パルスV3AおよびV3Bもまた、全画素読み
出し方式では互いに一致するものの、間引き読み出し方
式では互いに相違する。上述と同様、全画素読み出し方
式では駆動パルスV3AおよびV3Bが同じタイミング
でプラスレベルに立ち上がるが、間引き読み出し方式で
は駆動パルスV3Aだけがプラスレベルに立ち上がる。
図4によれば、駆動パルスV3Aは第8ラインおよび第
10ラインの画素に印加され、駆動パルスV1Bは第2
ライン,第4ライン,第6ラインおよび第12ラインに
印加される。このため、間引き読み出し方式では、上述
の6ラインのうち第8ラインおよび第10ラインの画素
からのみ電荷が読み出される。なお、駆動パルスV1A
およびV1Bのプラスレベルへの立ち上がりは、デコー
ダ24gから出力されたタイミングパルスXSG1Aに
基づく。また、駆動パルスV3AおよびV3Bのプラス
レベルへの立ち上がりは、デコーダ24kから出力され
たタイミングパルスXSG2Aに基づく。間引き読み出
し時のCCDイメージャ18の動作を、図7および図8
を参照して詳しく説明する。図7は偶数フィールドにお
ける電荷転送処理を示し、図8は奇数フィールドにおけ
る電荷転送処理を示す。まず図7を参照して、偶数フィ
ールドでは駆動パルスV1Aのみが所定タイミングでプ
ラスレベルに立ち上がり、これによって第1ラインおよ
び第3ラインの受光素子18aから電荷が読み出され
る。駆動パルスV1Aが立ち上がった時点では、駆動パ
ルスV2およびV4はゼロレベルをとる。このため、第
1ラインの受光素子18aから読み出された電荷は、第
1ラインに割り当てられた2つのメタルMVおよび第2
ラインに割り当てられた1つのメタルMVに蓄積され、
第3ラインの受光素子18aから読み出された電荷は、
第3ラインに割り当てられた2つのメタルMVおよび第
4ラインに割り当てられた1つのメタルMVに蓄積され
る。電荷の読み出しが完了すると、駆動パルスV1A,
V1B,V2,V3A,V3BおよびV4のいずれも、
ゼロレベルおよびマイナスレベルの間で変化する。第1
ラインおよび第3ラインから読み出された電荷は、この
ような電圧レベルの変化によって互いに混合されること
なく垂直方向に転送される。垂直転送によって水平転送
レジスタ18cに到達した電荷は、駆動パルスH1およ
びH2によって水平方向に転送され、CCDイメージャ
18から出力される。図8を参照して、奇数フィールド
では駆動パルスV3Aのみが所定タイミングでプラスレ
ベルに立ち上がり、電荷は第8ラインおよび第10ライ
ンの受光素子18aから読み出される。このとき、駆動
パルスV2およびV4はゼロレベルを示し、各々の受光
素子18aから読み出された電荷は、第8ラインに割り
当てられた2つのメタルMVおよび第9ラインに割り当
てられた1つのメタルMV、ならびに第10ラインに割
り当てられた2つのメタルMVおよび第11ラインに割
り当てられた1つのメタルMVに蓄積される。電荷が読
み出された後は、駆動パルスV1A,V1B,V2,V
3A,V3BおよびV4のいずれも、上述と同様にゼロ
レベルおよびマイナスレベルの間で変化する。第9ライ
ンおよび第11ラインから読み出された電荷は、互いに
混合されることなく垂直方向に転送され、その後、駆動
パルスH1およびH2によってCCDイメージャ18か
ら出力される。偶数フィールドでは第1ラインおよび第
3ラインから電荷が読み出され、奇数フィールドでは第
9ラインおよび第11ラインから電荷が読み出される結
果、偶数フィールドでCCDイメージャ18から出力さ
れる画素信号はGおよびMgの色成分を有し、奇数フィ
ールドでCCDイメージャ18から出力される画素信号
はYeおよびCyの色成分を有することとなる。つま
り、CCDイメージャ18からは、GおよびMgを有す
る画素信号とYeおよびCyを有する画素信号とが1フ
ィールド期間毎に交互に出力される。図1に戻って、電
源スイッチ46がオンされると、CPU42はタイミン
グジェネレータ(TG)24に間引き読み出しを命令す
る。TG24は、CCDイメージャ18を上述のような
間引き読み出し方式で駆動し、低解像度の画素信号を1
/30秒毎(1フィールド期間毎)にCCDイメージャ
18から出力する。出力された画素信号はCDS/AG
C回路20によって周知のノイズ除去(CDS処理)お
よびレベル調整(AGC処理)を施され、このような処
理を施された画素信号は、A/D変換器22を経て信号
処理回路26に入力される。信号処理回路26は、入力
された画素信号に水平間引き,色分離,RGB変換,白
バランス調整,YUV変換などの所定の信号処理を施
し、低解像度YUV信号を生成する。生成された低解像
度YUV信号はビデオエンコーダ28によってコンポジ
ット画像信号に変換され、変換されたコンポジット画像
信号はディスプレイ30に与えられる。この結果、被写
体のリアルタイム動画像(スルー画像)がディスプレイ
30に表示される。A/D変換器22から出力された画
素信号は、輝度信号作成回路36にも与えられる。輝度
信号作成回路36は、連続する2画素分の画素信号を加
算して輝度信号を作成する。つまり、偶数フィールドの
画素信号はGおよびMgの色成分を有し、奇数フィール
ドの画素信号はYeおよびCyの色成分を有するため、
数1に従って輝度信号YまたはY´が求められる。
【数1】Mg+G=(B+R)+G=Y Ye+Cy=(R+G)+(B+G)=Y´ 輝度信号作成回路36によって作成された輝度信号は、
アンプ38を経てAF評価回路40に与えられる。AF
評価回路40は、入力された輝度信号から高域周波数成
分を抽出し、抽出した高域周波数成分を1フィールド期
間毎に積分する。こうして、AF評価値が1フィールド
期間毎に求められる。シャッタボタン44が半押しされ
ると、CPU42はAF評価回路40からAF評価値を
取り込み、取り込んだAF評価値に基づいてレンズ12
の光軸方向における位置を調整する(AF制御)。ただ
し、数1から分かるように、偶数フィールドで得られる
輝度信号Yと奇数フィールドで得られる輝度信号Y´と
では、輝度レベルが異なる。このため、アンプ38のゲ
インを常に一定値とすると、AF評価値が1フィールド
毎にぶれてしまい、AF制御を適切に行なうことができ
ない。このため、CPU42は、まずレンズ12の位置
を固定した状態でフィールド分のAF評価値を取り込
み、各々のAF評価値のずれを解消できる修正ゲインを
算出する。修正ゲインが算出されると、この修正ゲイン
と基準ゲインとを1フィールド毎に交互にアンプ38に
設定しつつ、レンズ12の位置を合焦位置に調整する。
これによって、高速でかつ適切なAF制御が可能とな
る。なお、AF制御には、図12に示す測距パターンが
用いられる。AF制御が完了した後シャッタボタン44
が全押しされると、CPU42は、メカニカルシャッタ
14を閉じるとともに、TG24に全画素読み出しを命
令する。TG24は、CCDイメージャ18を1フレー
ム期間にわたって全画素読み出し方式で駆動する。CC
Dイメージャ18からはインタレーススキャン方式で高
解像度の画素信号が出力され、偶数フィールドの画素信
号にはGおよびMgの色成分が、奇数フィールドの画素
信号にはYeおよびCyの色成分が、それぞれ含まれ
る。CCDイメージャ18から出力された画素信号は上
述と同じ要領で信号処理回路26に与えられ、信号処理
回路26は、水平間引き以外の処理を施して高解像度Y
UV信号を生成する。画像圧縮回路32は、信号処理回
路26によって生成された高解像度YUV信号にJPE
G圧縮を施し、圧縮YUV信号をメモリカード34に記
録する。CPU42は、電源スイッチ46の投入に応答
して図9および図10に示すフロー図を処理する。まず
ステップS1でフラグAG_flgをリセットし、ステ
ップS3でアンプ38のゲインを初期値(=1)にセッ
トする。フラグAG_flgは、修正ゲインの算出が完
了したかどうかを判別するためのフラグであり、リセッ
ト状態が算出未了を、セット状態が算出完了を示す。C
PU42は続いて、ステップS5でスルー画像表示処理
を行なう。具体的にはTG18に間引き読み出しを命令
するとともに、信号処理回路26およびビデオエンコー
ダ28に所定の処理命令を与える。これによって、CC
Dイメージャ18から低解像度の画素信号が出力され、
ディスプレイ30にはこの画素信号に基づくスルー画像
が表示される。ステップS7ではシャッタボタン44が
半押しされたかどうか判断し、YESであれば、ステッ
プS9でフラグAG_flgの状態を判別する。ここで
フラグAG_flgがセット状態であれば、修正ゲイン
はすでの算出されているとみなしてステップS17に進
む。一方、フラグAG_flgがリセット状態であれ
ば、修正ゲインを算出すべくステップS11〜S15を
処理する。まずステップS11で2フィールド分のAF
評価値をAF評価回路40から取り込み、続いてステッ
プS13で数2に従って修正ゲインを算出する。
【数2】修正ゲイン=AFODD/AFEVEN AFEVEN:偶数フィールドで求められたAF評価値 AFODD:奇数フィールドで求められたAF評価値 上述の数1によれば、偶数フィールドで作成された輝度
信号Yのレベルの方が、奇数フィールドで作成された輝
度信号Y´のレベルよりも低い。このため、AF評価値
についてもAFEVEN<AFODDが成立し、修正ゲインは
“1”以上の値を示す。こうして修正ゲインが算出され
ると、ステップS15でフラグAG_flgをセットし
てからステップS17に進む。ステップS17では、ア
ンプ38に設定するゲインを1フィールド毎に初期ゲイ
ン(=1)と修正ゲインとの間で切り換えながらAF制
御を行なう。これによってレンズ12が合焦位置にセッ
トされるとステップS19に進み、シャッタボタン44
が全押しされたかどうかを判別する。ここでYESであ
れば、ステップS21でメカシャッタ14を駆動してC
CDイメージャ18を遮光してから、ステップS23で
記録処理を行なう。具体的には、TG24の全画素読み
出しを命令するとともに、信号処理回路26および画像
圧縮回路32に所定の処理命令を与える。これによっ
て、CCDイメージャ16から高解像度の画素信号が出
力され、この画像信号に基づく高解像度YUV信号が信
号処理回路26によって生成される。この高解像度YU
V信号は画像圧縮回路32によって圧縮され、メモリカ
ード34には圧縮YUV信号が記録される。このような
記録処理が完了すると、ステップS25でメカシャッタ
14を開いてからステップS5に戻る。ステップS17
におけるフォーカス制御は、図10に示すサブルーチン
に従う。まずステップS31でレンズ12を初期位置に
セットし、垂直同期信号(VD信号)がシグナルジェネ
レータ(図示せず)から出力されたかどうかをステップ
S33で判別する。垂直同期信号は1フィールド期間毎
に出力され、ステップS33でYESと判断されるとス
テップS35に進む。ステップS35では、今回出力さ
れた垂直同期信号から始まるフィールドが偶数フィール
ドおよび奇数フィールドのいずれであるかを判別し、奇
数フィールドであればステップS37で初期ゲインをア
ンプ38に設定し、偶数フィールドであればステップS
39で修正ゲインをアンプ38に設定する。ゲインの設
定が完了すると、ステップS41でAF評価回路40か
らAF評価値を取り込む。初期位置におけるAF評価値
が得られると、ステップS43でレンズ12を光軸方向
に所定量だけ移動させ、ステップS45で垂直同期信号
の出力の有無を判別する。ここでYESと判断されると
ステップS47に進み、アンプ38のゲインをトグル方
式で切り換える。つまり、現時点のゲインが初期ゲイン
であれば修正ゲインに切り換え、現時点のゲインが修正
ゲインであれば初期ゲインに切り換える。ゲインの切り
換えが完了すると、ステップS49でAF評価値を取り
込むとともに、ステップS51で前フィールドのAF評
価値(前評価値)と現フィールドのAF評価値(現評価
値)とを比較する。ここで前評価値≧現評価値であれ
ば、レンズ12は合焦位置を超えていないとみなしてス
テップS43に戻る。この結果、上述のステップS43
〜S49の処理が再度実行される。一方、前評価値<現
評価値であれば、レンズ12は合焦位置を超えたとみな
して、ステップS53でレンズ12を所定量だけ戻して
から(合焦位置にセットしてから)メインルーチンに復
帰する。図11を参照して、他の実施例のディジタルカ
メラ10は、アンプ38を省き、アンプ38の代わりに
CDS/AGC回路20のゲインを調整するようにした
点を除き、図1実施例と同じである。このため、同じ回
路については同じ参照番号を付すことで、重複した説明
を省略する。CPU42は、シャッタボタン44が半押
しされたとき、レンズ12の位置を固定した状態で連続
する2フィールド分のAF評価値を取り込み、数2に従
って修正ゲインを求める。修正ゲインが得られると、C
PU42は、CDS/AGC回路20に設定するゲイン
を初期ゲインと修正ゲインとの間で1フィールド期間毎
に切り換えつつ(修正ゲインは偶数フィールドで設
定)、AF制御を行なう。CDS/AGC回路20で
は、CDS処理が施された画素信号に対して、初期ゲイ
ンまたは修正ゲインを基準とするAGC処理が行なわれ
る。この結果、図1実施例と同様、精度の高いAF制御
とスルー画像の適切な表示が可能となる。以上の説明か
ら分かるように、CCDイメージャ18の受光面に形成
された受光素子18aは、色フィルタ16に配置された
Ye,Cy,MgまたはGの色要素によって覆われる。
レンズ12を経た被写体の光像は、このような色フィル
タ16を通してCCDイメージャ18の受光面に照射さ
れ、受光素子18aでは電荷が生成される。TG24
は、Mg/Gに対応する電荷およびYe/Cyに対応す
る電荷をCCDイメージャ18から1フィールド期間
(1画面期間)毎に交互に読み出す。ディスプレイ30
には、読み出された電荷に基づくスルー画像が表示され
る。このスルー画像は、1フィールド期間毎に更新され
る。ここで、1画面期間とは1画面分の画像を形成する
画素信号の読み出しに要する期間を意味し、この1画面
分の画像について解像度の高低は問わない。一方、アン
プ38に設定されるゲインは、初期ゲイン(基準ゲイ
ン)と修正ゲインとの間で1フィールド期間毎に交互に
切り換えられる。このため、Mg/G画素に基づく輝度
信号には修正ゲインが付与され、Ye/Cy画素に基づ
く輝度信号には初期ゲインが付与される。CPU42
は、こうして修正ゲインまたは初期ゲインが付与された
輝度信号に基づいて1フィールド期間毎にフォーカス制
御をかける。ここで、修正ゲインは、レンズ12の位置
が固定された状態でアンプ38から出力される輝度信号
のレベルが互いに一致する値とされる。したがって、色
フィルタを形成する各々の色要素の間で分光特性が異な
り、フィールド間で輝度信号にレベル差が生じたとして
も、このレベル差がフォーカス制御に影響を与えること
はない。また、修正ゲインは、レンズ12の位置とゲイ
ンとが固定された状態で求められた2つのAF評価値に
基づいて算出される。このため、温度変化や経年変化に
よって信号処理特性が変化したとしても、フォーカス制
御の精度が低下することはない。さらに、Mg/G画素
の電荷およびYe/Cy画素の電荷を1フィールド期間
毎に交互に読み出し、Mg/G画素に基づく輝度信号ま
たはYe/Cy画素の輝度信号に基づいて1フィールド
期間毎にフォーカス制御を行なうようにしたため、M
g,G,YeおよびCyのすべての画素の電荷に基づい
て1フレーム期間毎にフォーカス制御を行なう従来技術
よりも時間軸上の分解能を向上させることができ、精度
の高いフォーカス制御が可能となる。また、CCDイメ
ージャ18からMg/G画素の電荷およびYe/Cy画
素の電荷を読み出すのに1フィールド期間をかけるた
め、読み出し先の画素を受光面の全面から選択でき、こ
の結果、スルー画像の適切な表示が可能となる。なお、
図1実施例では、輝度信号作成回路36とAF評価回路
40の間にアンプ38を設けているが、アンプ38は輝
度信号作成回路36の前段あるいはAF評価回路40の
後段に設けるようにしてもよい。また、アンプ38によ
って輝度信号のレベルを調整する代わりに、CDS/A
GC回路20を制御することによって画素信号のレベル
を調整するようにしてもよい。また、図11実施例で
は、修正ゲインを求めるために、連続する2フィールド
分のAF評価値に割り算を施すようにしているが、数1
から分かるように、輝度信号Yは(R+G+B)によって
表され、輝度信号Y´は(R+2G+B)によって表さ
れ、両者の違いはG成分に由来している。さらに、輝度
信号Yを形成するG成分は、色フィルタ16に配置され
たGのフィルタ要素に基づくものである。このため、C
DS/AGC回路20におけるゲイン調整時に、G成分
を持つ画素信号に付加するゲインを他の画素信号に付加
するゲインの2倍にするようにしてもよい。また、数1
によれば、Mgは(B+R)に等しく、Yeは(R+
G)に等しく、Cyは(B+G)に等しいことを前提と
しているが、分光特性の相違により、実際には、Mgを
形成するR成分とYeを形成するR成分との間にはずれ
があり、Mgを形成するB成分とCyを形成するB成分
との間にもずれがある。さらに、YeまたはCyを形成
するG成分と色フィルタ16に配置されたGの色要素に
対応するG成分との間にも、ずれがある。このため、図
11実施例にようにCDS/AGC回路20でゲイン調
整をする場合は、このような分光特性の相違に基づくず
れを考慮したゲインを各々の画素信号に付加するように
してもよい。さらに、図1実施例および図11実施例で
は、イメージセンサとしてインタレーススキャン型のC
CDイメージャを用いるようにしたが、これに代えてプ
ログレッシブスキャン型のCCDイメージャを用いても
よく、さらにはCCDイメージャに代えてCMOSイメ
ージャを用いてもよい。また、図1実施例および図11
実施例では、シャッタボタン44が半押しされたときに
AF制御を行い、シャッタボタン44が全押しされたと
きに記録処理を行なうようにしたが、シャッタボタン4
4の半押し状態を省き、シャッタボタン44の全押しに
応答してAF制御および記録処理を行なうようにしても
よい。さらに、この実施例では、電源スイッチ46が投
入される毎に数2に従って修正ゲインを求めるようにし
ているが、修正ゲインは製造段階で求めて内部メモリに
保存し、ゲインの切り換えには常にこの修正ゲインを用
いるようにしてもよい。また、図1実施例では、偶数フ
ィールドにおいて第1ラインおよび第3ラインから電荷
を読み出し、奇数フィールドにおいて第8ラインおよび
第10ラインから電荷を読み出すようにしたが、偶数フ
ィールドでMgおよびGの色要素に対応する電荷が読み
出され、奇数フィールドでYeおよびCyの色要素に対
応する電荷が読み出される限り、読み出し先のラインは
これに限られるものではない。さらに、図1実施例およ
び図11実施例では、フォーカス制御時にレンズ12を
光軸方向に移動させるようにしたが、これに代えてCC
Dイメージャ18を光軸方向に移動させるようにしても
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示すブロック図である。
【図2】図1実施例に適用される補色フィルタを示す図
解図である。
【図3】図1実施例に適用されるCCDイメージャを示
す図解図である。
【図4】図3に示すCCDイメージャの一部の拡大図で
ある。
【図5】図3に示すCCDイメージャの他の一部の拡大
図である。
【図6】図1実施例に適用されるTGを示すブロック図
である。
【図7】偶数フィールドにおける電荷転送処理を示す図
解図である。
【図8】奇数フィールドにおける電荷転送処理を示す図
解図である。
【図9】図1実施例に適用されるCPUの動作の一部を
示すフロー図である。
【図10】図1実施例に適用されるCPUの動作の他の
一部を示すフロー図である。
【図11】この発明の他の実施例を示すブロック図であ
る。
【図12】フォーカス制御の測距パターンを示す図解図
である。
【符号の説明】 10…ディジタルカメラ 12…レンズ 16…補色フィルタ 18…CCDイメージャ 20…CDS/AGC回路 30…ディスプレイ 36…輝度信号処理回路 38…アンプ 40…AF評価回路 42…CPU
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年11月17日(2000.11.
17)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】発明の詳細な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ディジタルカメラに
関し、特にたとえば、フォーカスを自動制御する、ディ
ジタルカメラに関する。
【0002】
【従来技術】従来のこの種のディジタルカメラとして
は、イメージセンサから読み出された各フレームの画像
信号に基づいて、フォーカスを自動制御するものがあっ
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来技術で
は、フォーカス調整のための画像信号の取り込み周期が
1フレーム期間であるため、時間軸上の分解能が粗くな
り、精度の高いフォーカス制御が困難であった。一方、
イメージセンサの中央からのみ画像信号を読み出すよう
にすれば、フレームレートの高速化によって時間軸上の
分解能が向上するが、そうすると、図12に示すような
測距パターンでの多点測距(1〜5が測距エリア)も不
可能となる。
【0004】 それゆえに、この発明の主たる目的は、短
時間で精度の高いフォーカス制御を行なうことができ
る、ディジタルカメラを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】この発明は、第1色要素
および第2色要素を有する色フィルタ、第1色要素によ
って覆われた第1受光素子および第2色要素によって覆
われた第2受光素子が受光面に形成されたイメージセン
サ、被写体の光像を色フィルタを通して受光面に照射す
るレンズ、第1受光素子で生成された第1電荷および第
2受光素子で生成された第2電荷をイメージセンサから
1画面期間毎に交互に読み出す読み出し手段、第1電荷
に基づく第1電荷関連信号および第2電荷に基づく第2
電荷関連信号に第1ゲインおよび第2ゲインをそれぞれ
付与するゲイン付与手段、および第1ゲインが付与され
た第1電荷関連信号および第2ゲインが付与された第2
電荷関連信号に基づいて光軸方向におけるレンズと受光
面との間の相対位置を1画面期間毎に制御する制御手段
を備え、第1ゲインおよび第2ゲインは、レンズの位置
が固定された状態でゲイン付与手段に与えられる第1電
荷関連信号および第2電荷関連信号のレベルが互いに一
致する値とされる、ディジタルカメラである。
【0006】
【作用】イメージセンサの受光面に形成された第1受光
素子および第2受光素子は、色フィルタに配置された第
1色要素および第2色要素によって覆われる。レンズを
経た被写体の光像は、このような色フィルタを通してイ
メージセンサの受光面に照射され、第1受光素子および
第2受光素子では第1電荷および第2電荷が生成され
る。生成された第1電荷および第2電荷は、読み出し手
段によって1画面期間毎に交互に読み出される。ゲイン
付与手段では、第1電荷に基づく第1電荷関連信号に第
1ゲイン付与され、第2電荷に基づく第2電荷関連信号
に第2ゲインが付与される。制御手段は、第1ゲインが
付与された第1電荷関連信号および第2ゲインが付与さ
れた第2電荷関連信号に基づいて光軸方向におけるレン
ズと受光面との間の相対位置を1画面期間毎に制御す
る。
【0007】 ここで、第1ゲインおよび第2ゲインは、
レンズの位置が固定された状態でゲイン付与手段から出
力される第1電荷関連信号および第2電荷関連信号のレ
ベルが互いに一致する値とされる。したがって、第1色
要素および第2色要素の間で分光特性が異なり、第1電
荷関連信号および第2電荷関連信号の間にレベル差が生
じたとしても、このレベル差が制御手段によるレンズ位
置の制御に影響を与えることはない。
【0008】 好ましくは、第1受光素子および第2受光
素子は垂直方向において1ライン毎に交互に配置され、
イメージセンサはインタレーススキャン型である。この
とき、上述の1画面期間は1フィールド期間とされ、レ
ンズ位置の制御は1フィールド期間毎に行なわれる。ま
た、表示手段によって表示されるリアルタイム画像は、
1フィールド期間毎に更新される。
【0009】 また、レンズの位置とゲインとが固定され
た状態でフォーカス評価手段が第1電荷関連信号および
第2電荷関連信号にフォーカス評価を施す場合、割り算
手段は、第1電荷関連信号に基づく第1フォーカス評価
値および第2電荷関連信号に基づく第2フォーカス評価
値の一方から他方を割り算する。このとき、第1ゲイン
は基準値を示し、第2ゲインは割り算手段による割り算
値を示す。これによって、温度変化や経年変化によって
信号処理特性が変化したとしても、フォーカス評価手段
による評価時に第1電荷関連信号と第2電荷関連信号と
の間にレベル差が生じることはない。
【0010】 なお、フォーカス評価手および割り算手段
は、電源が投入された後の最初の撮影指示にのみ応答し
て有効化するようにしてもよい。
【0011】 また、読み出された第1電荷および第2電
荷に基づいて被写体のリアルタイム画像を表示するよう
にしてもよい。
【0012】
【発明の効果】この発明によれば、第1電荷および第2
電荷を1画面期間毎に交互に読み出し、第1電荷関連信
号または第2電荷関連信号に基づいてレンズ位置を1画
面期間毎に制御するようにしたため、第1電荷および第
2電荷の両方に基づいてレンズ位置を制御する従来技術
よりも時間軸上の分解能を向上させつつ、精度の高いフ
ォーカス制御が可能となる。
【0013】 この発明の上述の目的,その他の目的,特
徴および利点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳
細な説明から一層明らかとなろう。
【0014】
【実施例】図1を参照して、この実施例のディジタルカ
メラ10は、光学レンズ12,メカニカルシャッタ14
および補色フィルタ16を含む。被写体の光像は、この
ような部材を通して、インタレーススキャン型CCDイ
メージャ(以下、単に「CCDイメージャ」と言う)1
8の受光面に照射される。
【0015】 補色フィルタ16は、図2に示すようにY
e,Cy,MgおよびGの色要素を含む。補色フィルタ
16を水平方向に眺めると、奇数ラインではGおよびM
gの色要素が1画素毎に交互に配置され、偶数ラインで
はYeおよびCyの色要素が1画素毎に交互に配置され
る。また、補色フィルタ16を垂直方向に眺めると、奇
数列にはGおよびYeが1画素毎に交互に配置され、偶
数列にはMgおよびCyが1画素毎に交互に配置され
る。つまり、補色フィルタ16には、水平方向2画素お
よび垂直方向2画素のマトリクス(色ブロック)が複数
形成される。
【0016】 図3を参照して、CCDイメージャ18は
インターライン転送方式のイメージセンサである。受光
面に形成された複数の受光素子(画素)18aは、補色
フィルタ16の複数の色要素に1対1で対応する。各受
光素子18aでは、Ye,Cy,MgおよびGのいずれ
か1つの色要素に対応する電荷(画素信号)が、光電変
換によって生成される。生成された電荷は、垂直転送レ
ジスタ18bに読み出された後、垂直方向に転送され
る。垂直転送レジスタ12bの終端まで転送されると、
電荷は水平転送レジスタ12cによって水平方向に転送
され、CCDイメージャ18から出力される。このよう
な電荷の読み出し処理および転送処理は、TG24から
出力される駆動パルスに応答して行なわれる。
【0017】 図4に示すように、垂直転送レジスタ18
bは複数のメタルMVによって形成され、各受光素子1
8aには2つのメタルMVが割り当てられる。各メタル
Vには、TG24から出力された駆動パルスV1A,
V1B,V2,V3A,V3BまたはV4のいずれか1
つが印加される。垂直方向に連続する12個の画素に注
目したとき、下から1ライン目(第1ライン)のG/M
g画素に割り当てられたメタルMVには駆動パルスV1
AおよびV2が印加され、下から2ライン目(第2ライ
ン)のYe/Cy画素に割り当てられたメタルMVには
駆動パルスV3BおよびV4が印加され、下から3ライ
ン目(第3ライン)のG/Mg画素に割り当てられたメ
タルMVには駆動パルスV1AおよびV2が印加され、
下から4ライン目(第4ライン)のYe/Cy画素に割
り当てられたメタルMVには駆動パルスV3BおよびV
4が印加される。
【0018】 また、下から5ライン目(第5ライン)の
G/Mg画素に割り当てられたメタルMVには駆動パル
スV1BおよびV2が印加され、下から6ライン目(第
6ライン)のYe/Cy画素に割り当てられたメタルM
Vには駆動パルスV3BおよびV4が印加され、下から
7ライン目(第7ライン)のG/Mg画素に割り当てら
れたメタルMVには駆動パルスV1BおよびV2が印加
され、下から8ライン目(第8ライン)のYe/Cy画
素に割り当てられたメタルMVには駆動パルスV3Aお
よびV4が印加される。
【0019】 さらに、下から9ライン目(第9ライン)
のG/Mg画素に割り当てられたメタルMVには駆動パ
ルスV1BおよびV2が印加され、下から10ライン目
(第10ライン)のYe/Cy画素に割り当てられたメ
タルMVには駆動パルスV3AおよびV4が印加され、
下から11ライン目(第11ライン)のG/Mg画素に
割り当てられたメタルMVには駆動パルスV1Bおよび
V2が印加され、下から12ライン目(第12ライン)
のYe/Cy画素に割り当てられたメタルMVには駆動
パルスV3BおよびV4が印加される。
【0020】 各々の垂直列を形成する複数の画素をこの
ような12画素の集合と考えたとき、駆動パルスV1
A,V1B,V2,V3A,V3BおよびV4は、上述
の要領で各々の12画素に与えられる。
【0021】 図5に示すように、水平転送レジスタ18
cもまた複数のメタルMHによって形成される。ただ
し、各メタルMHは、垂直転送レジスタ18bが設けら
れた列および受光素子18aが設けられた列に1つずつ
割り当てられる。垂直転送レジスタ18bの列のメタル
Hには駆動パルスH1が与えられ、受光素子18aの
列のメタルMHには駆動パルスH2が与えられる。
【0022】 TG24は、具体的には図6に示すように
構成される。ただし、図6は、CCDイメージャ18の
駆動に関連する回路のみを示す。Hカウンタ24aのカ
ウント値(水平カウント値)は、画素クロックに応答し
てインクリメントされ、かつ水平同期信号に応答してリ
セットされる。一方、Vカウンタ24bのカウント値
(垂直カウント値)は、水平同期信号に応答してインク
リメントされ、かつ垂直同期信号に応答してリセットさ
れる。水平カウント値および垂直カウント値のいずれ
も、デコーダ24c〜24nに与えられる。
【0023】 デコーダ24cおよび24dの各々は、水
平カウント値および垂直カウント値に基づいて上述の駆
動パルスH1およびH2を発生する。デコーダ24eは
水平カウント値および垂直カウント値に基づいてタイミ
ングパルスXSUBを発生し、ドライバ24pは、デコ
ーダ24eからのタイミングパルスXSUBならびにC
PU42からの露光期間データに基づいて電荷掃き捨て
パルスVsubを発生する。
【0024】 デコーダ24f〜24hの各々は、水平カ
ウント値および垂直カウント値に基づいてタイミングパ
ルスXV1,XSG1AおよびXSG1Bを発生し、ド
ライバ24qは、デコーダ24f〜24hからのタイミ
ングパルスXV1,XSG1AおよびXSG1Bに基づ
いて駆動パルスV1AおよびV1Bを発生する。デコー
ダ24iは水平カウント値および垂直カウント値に基づ
いてタイミングパルスXV2を発生し、ドライバ24r
はデコーダ24iからのタイミングパルスXV2に基づ
いて駆動パルスV2を発生する。
【0025】 デコーダ24j〜24mの各々は、水平カ
ウント値および垂直カウント値に基づいてタイミングパ
ルスXV3,XSG2AおよびXSG2Bを発生し、ド
ライバ24sは、デコーダ24j〜24mからのタイミ
ングパルスXV3,XSG2AおよびXSG2Bに基づ
いて駆動パルスV3AおよびV3Bを発生する。デコー
ダ24nは水平カウント値および垂直カウント値に基づ
いてタイミングパルスXV4を発生し、ドライバ24t
はデコーダ24nからのタイミングパルスXV4に基づ
いて駆動パルスV4を発生する。
【0026】 ドライバ24qから出力される駆動パルス
V1AおよびV1Bは、CCDイメージャ16を全画素
読み出し方式で駆動するときは互いに一致するが、CC
Dイメージャ16を間引き読み出し方式で駆動するとき
は互いに相違する。つまり、印加先の受光素子18aか
ら電荷を読み出すためには電圧レベルをプラスレベルに
立ち上げる必要があり、全画素読み出し方式では駆動パ
ルスV1AおよびV1Bが同じタイミングでプラスレベ
ルに立ち上がるが、間引き読み出し方式では駆動パルス
V1Aだけがプラスレベルに立ち上がる。図4に示すよ
うに、駆動パルスV1Aは第1ラインおよび第3ライン
の画素に印加され、駆動パルスV1Bは第5ライン,第
7ライン,第9ラインおよび第11ラインに印加され
る。このため、間引き読み出し方式では、上述の6ライ
ンのうち第1ラインおよび第3ラインの画素からのみ電
荷が読み出される。
【0027】 ドライバ24sから出力される駆動パルス
V3AおよびV3Bもまた、全画素読み出し方式では互
いに一致するものの、間引き読み出し方式では互いに相
違する。上述と同様、全画素読み出し方式では駆動パル
スV3AおよびV3Bが同じタイミングでプラスレベル
に立ち上がるが、間引き読み出し方式では駆動パルスV
3Aだけがプラスレベルに立ち上がる。図4によれば、
駆動パルスV3Aは第8ラインおよび第10ラインの画
素に印加され、駆動パルスV1Bは第2ライン,第4ラ
イン,第6ラインおよび第12ラインに印加される。こ
のため、間引き読み出し方式では、上述の6ラインのう
ち第8ラインおよび第10ラインの画素からのみ電荷が
読み出される。
【0028】 なお、駆動パルスV1AおよびV1Bのプ
ラスレベルへの立ち上がりは、デコーダ24gから出力
されたタイミングパルスXSG1Aに基づく。また、駆
動パルスV3AおよびV3Bのプラスレベルへの立ち上
がりは、デコーダ24kから出力されたタイミングパル
スXSG2Aに基づく。
【0029】 間引き読み出し時のCCDイメージャ18
の動作を、図7および図8を参照して詳しく説明する。
図7は偶数フィールドにおける電荷転送処理を示し、図
8は奇数フィールドにおける電荷転送処理を示す。
【0030】 まず図7を参照して、偶数フィールドでは
駆動パルスV1Aのみが所定タイミングでプラスレベル
に立ち上がり、これによって第1ラインおよび第3ライ
ンの受光素子18aから電荷が読み出される。駆動パル
スV1Aが立ち上がった時点では、駆動パルスV2およ
びV4はゼロレベルをとる。このため、第1ラインの受
光素子18aから読み出された電荷は、第1ラインに割
り当てられた2つのメタルMVおよび第2ラインに割り
当てられた1つのメタルMVに蓄積され、第3ラインの
受光素子18aから読み出された電荷は、第3ラインに
割り当てられた2つのメタルMVおよび第4ラインに割
り当てられた1つのメタルMVに蓄積される。
【0031】 電荷の読み出しが完了すると、駆動パルス
V1A,V1B,V2,V3A,V3BおよびV4のい
ずれも、ゼロレベルおよびマイナスレベルの間で変化す
る。第1ラインおよび第3ラインから読み出された電荷
は、このような電圧レベルの変化によって互いに混合さ
れることなく垂直方向に転送される。垂直転送によって
水平転送レジスタ18cに到達した電荷は、駆動パルス
H1およびH2によって水平方向に転送され、CCDイ
メージャ18から出力される。
【0032】 図8を参照して、奇数フィールドでは駆動
パルスV3Aのみが所定タイミングでプラスレベルに立
ち上がり、電荷は第8ラインおよび第10ラインの受光
素子18aから読み出される。このとき、駆動パルスV
2およびV4はゼロレベルを示し、各々の受光素子18
aから読み出された電荷は、第8ラインに割り当てられ
た2つのメタルMVおよび第9ラインに割り当てられた
1つのメタルMV、ならびに第10ラインに割り当てら
れた2つのメタルMVおよび第11ラインに割り当てら
れた1つのメタルMVに蓄積される。電荷が読み出され
た後は、駆動パルスV1A,V1B,V2,V3A,V
3BおよびV4のいずれも、上述と同様にゼロレベルお
よびマイナスレベルの間で変化する。第9ラインおよび
第11ラインから読み出された電荷は、互いに混合され
ることなく垂直方向に転送され、その後、駆動パルスH
1およびH2によってCCDイメージャ18から出力さ
れる。
【0033】 偶数フィールドでは第1ラインおよび第3
ラインから電荷が読み出され、奇数フィールドでは第9
ラインおよび第11ラインから電荷が読み出される結
果、偶数フィールドでCCDイメージャ18から出力さ
れる画素信号はGおよびMgの色成分を有し、奇数フィ
ールドでCCDイメージャ18から出力される画素信号
はYeおよびCyの色成分を有することとなる。つま
り、CCDイメージャ18からは、GおよびMgを有す
る画素信号とYeおよびCyを有する画素信号とが1フ
ィールド期間毎に交互に出力される。
【0034】 図1に戻って、電源スイッチ46がオンさ
れると、CPU42はタイミングジェネレータ(TG)
24に間引き読み出しを命令する。TG24は、CCD
イメージャ18を上述のような間引き読み出し方式で駆
動し、低解像度の画素信号を1/30秒毎(1フィール
ド期間毎)にCCDイメージャ18から出力する。出力
された画素信号はCDS/AGC回路20によって周知
のノイズ除去(CDS処理)およびレベル調整(AGC
処理)を施され、このような処理を施された画素信号
は、A/D変換器22を経て信号処理回路26に入力さ
れる。信号処理回路26は、入力された画素信号に水平
間引き,色分離,RGB変換,白バランス調整,YUV
変換などの所定の信号処理を施し、低解像度YUV信号
を生成する。生成された低解像度YUV信号はビデオエ
ンコーダ28によってコンポジット画像信号に変換さ
れ、変換されたコンポジット画像信号はディスプレイ3
0に与えられる。この結果、被写体のリアルタイム動画
像(スルー画像)がディスプレイ30に表示される。
【0035】 A/D変換器22から出力された画素信号
は、輝度信号作成回路36にも与えられる。輝度信号作
成回路36は、連続する2画素分の画素信号を加算して
輝度信号を作成する。つまり、偶数フィールドの画素信
号はGおよびMgの色成分を有し、奇数フィールドの画
素信号はYeおよびCyの色成分を有するため、数1に
従って輝度信号YまたはY´が求められる。
【0036】
【数1】Mg+G=(B+R)+G=Y Ye+Cy=(R+G)+(B+G)=Y´ 輝度信号作成回路36によって作成された輝度信号は、
アンプ38を経てAF評価回路40に与えられる。AF
評価回路40は、入力された輝度信号から高域周波数成
分を抽出し、抽出した高域周波数成分を1フィールド期
間毎に積分する。こうして、AF評価値が1フィールド
期間毎に求められる。
【0037】 シャッタボタン44が半押しされると、C
PU42はAF評価回路40からAF評価値を取り込
み、取り込んだAF評価値に基づいてレンズ12の光軸
方向における位置を調整する(AF制御)。ただし、数
1から分かるように、偶数フィールドで得られる輝度信
号Yと奇数フィールドで得られる輝度信号Y´とでは、
輝度レベルが異なる。このため、アンプ38のゲインを
常に一定値とすると、AF評価値が1フィールド毎にぶ
れてしまい、AF制御を適切に行なうことができない。
このため、CPU42は、まずレンズ12の位置を固定
した状態でフィールド分のAF評価値を取り込み、各々
のAF評価値のずれを解消できる修正ゲインを算出す
る。修正ゲインが算出されると、この修正ゲインと基準
ゲインとを1フィールド毎に交互にアンプ38に設定し
つつ、レンズ12の位置を合焦位置に調整する。これに
よって、高速でかつ適切なAF制御が可能となる。な
お、AF制御には、図12に示す測距パターンが用いら
れる。
【0038】 AF制御が完了した後シャッタボタン44
が全押しされると、CPU42は、メカニカルシャッタ
14を閉じるとともに、TG24に全画素読み出しを命
令する。TG24は、CCDイメージャ18を1フレー
ム期間にわたって全画素読み出し方式で駆動する。CC
Dイメージャ18からはインタレーススキャン方式で高
解像度の画素信号が出力され、偶数フィールドの画素信
号にはGおよびMgの色成分が、奇数フィールドの画素
信号にはYeおよびCyの色成分が、それぞれ含まれ
る。CCDイメージャ18から出力された画素信号は上
述と同じ要領で信号処理回路26に与えられ、信号処理
回路26は、水平間引き以外の処理を施して高解像度Y
UV信号を生成する。画像圧縮回路32は、信号処理回
路26によって生成された高解像度YUV信号にJPE
G圧縮を施し、圧縮YUV信号をメモリカード34に記
録する。
【0039】 CPU42は、電源スイッチ46の投入に
応答して図9および図10に示すフロー図を処理する。
まずステップS1でフラグAG_flgをリセットし、
ステップS3でアンプ38のゲインを初期値(=1)に
セットする。フラグAG_flgは、修正ゲインの算出
が完了したかどうかを判別するためのフラグであり、リ
セット状態が算出未了を、セット状態が算出完了を示
す。
【0040】 CPU42は続いて、ステップS5でスル
ー画像表示処理を行なう。具体的にはTG18に間引き
読み出しを命令するとともに、信号処理回路26および
ビデオエンコーダ28に所定の処理命令を与える。これ
によって、CCDイメージャ18から低解像度の画素信
号が出力され、ディスプレイ30にはこの画素信号に基
づくスルー画像が表示される。
【0041】 ステップS7ではシャッタボタン44が半
押しされたかどうか判断し、YESであれば、ステップ
S9でフラグAG_flgの状態を判別する。ここでフ
ラグAG_flgがセット状態であれば、修正ゲインは
すでの算出されているとみなしてステップS17に進
む。一方、フラグAG_flgがリセット状態であれ
ば、修正ゲインを算出すべくステップS11〜S15を
処理する。まずステップS11で2フィールド分のAF
評価値をAF評価回路40から取り込み、続いてステッ
プS13で数2に従って修正ゲインを算出する。
【0042】
【数2】修正ゲイン=AFODD/AFEVEN AFEVEN:偶数フィールドで求められたAF評価値 AFODD:奇数フィールドで求められたAF評価値 上述の数1によれば、偶数フィールドで作成された輝度
信号Yのレベルの方が、奇数フィールドで作成された輝
度信号Y´のレベルよりも低い。このため、AF評価値
についてもAFEVEN<AFODDが成立し、修正ゲインは
“1”以上の値を示す。こうして修正ゲインが算出され
ると、ステップS15でフラグAG_flgをセットし
てからステップS17に進む。
【0043】 ステップS17では、アンプ38に設定す
るゲインを1フィールド毎に初期ゲイン(=1)と修正
ゲインとの間で切り換えながらAF制御を行なう。これ
によってレンズ12が合焦位置にセットされるとステッ
プS19に進み、シャッタボタン44が全押しされたか
どうかを判別する。ここでYESであれば、ステップS
21でメカシャッタ14を駆動してCCDイメージャ1
8を遮光してから、ステップS23で記録処理を行な
う。
【0044】 具体的には、TG24の全画素読み出しを
命令するとともに、信号処理回路26および画像圧縮回
路32に所定の処理命令を与える。これによって、CC
Dイメージャ16から高解像度の画素信号が出力され、
この画像信号に基づく高解像度YUV信号が信号処理回
路26によって生成される。この高解像度YUV信号は
画像圧縮回路32によって圧縮され、メモリカード34
には圧縮YUV信号が記録される。このような記録処理
が完了すると、ステップS25でメカシャッタ14を開
いてからステップS5に戻る。
【0045】 ステップS17におけるフォーカス制御
は、図10に示すサブルーチンに従う。まずステップS
31でレンズ12を初期位置にセットし、垂直同期信号
(VD信号)がシグナルジェネレータ(図示せず)から
出力されたかどうかをステップS33で判別する。垂直
同期信号は1フィールド期間毎に出力され、ステップS
33でYESと判断されるとステップS35に進む。ス
テップS35では、今回出力された垂直同期信号から始
まるフィールドが偶数フィールドおよび奇数フィールド
のいずれであるかを判別し、奇数フィールドであればス
テップS37で初期ゲインをアンプ38に設定し、偶数
フィールドであればステップS39で修正ゲインをアン
プ38に設定する。ゲインの設定が完了すると、ステッ
プS41でAF評価回路40からAF評価値を取り込
む。
【0046】 初期位置におけるAF評価値が得られる
と、ステップS43でレンズ12を光軸方向に所定量だ
け移動させ、ステップS45で垂直同期信号の出力の有
無を判別する。ここでYESと判断されるとステップS
47に進み、アンプ38のゲインをトグル方式で切り換
える。つまり、現時点のゲインが初期ゲインであれば修
正ゲインに切り換え、現時点のゲインが修正ゲインであ
れば初期ゲインに切り換える。ゲインの切り換えが完了
すると、ステップS49でAF評価値を取り込むととも
に、ステップS51で前フィールドのAF評価値(前評
価値)と現フィールドのAF評価値(現評価値)とを比
較する。
【0047】 ここで前評価値≧現評価値であれば、レン
ズ12は合焦位置を超えていないとみなしてステップS
43に戻る。この結果、上述のステップS43〜S49
の処理が再度実行される。一方、前評価値<現評価値で
あれば、レンズ12は合焦位置を超えたとみなして、ス
テップS53でレンズ12を所定量だけ戻してから(合
焦位置にセットしてから)メインルーチンに復帰する。
【0048】 図11を参照して、他の実施例のディジタ
ルカメラ10は、アンプ38を省き、アンプ38の代わ
りにCDS/AGC回路20のゲインを調整するように
した点を除き、図1実施例と同じである。このため、同
じ回路については同じ参照番号を付すことで、重複した
説明を省略する。
【0049】 CPU42は、シャッタボタン44が半押
しされたとき、レンズ12の位置を固定した状態で連続
する2フィールド分のAF評価値を取り込み、数2に従
って修正ゲインを求める。修正ゲインが得られると、C
PU42は、CDS/AGC回路20に設定するゲイン
を初期ゲインと修正ゲインとの間で1フィールド期間毎
に切り換えつつ(修正ゲインは偶数フィールドで設
定)、AF制御を行なう。CDS/AGC回路20で
は、CDS処理が施された画素信号に対して、初期ゲイ
ンまたは修正ゲインを基準とするAGC処理が行なわれ
る。この結果、図1実施例と同様、精度の高いAF制御
とスルー画像の適切な表示が可能となる。
【0050】 以上の説明から分かるように、CCDイメ
ージャ18の受光面に形成された受光素子18aは、色
フィルタ16に配置されたYe,Cy,MgまたはGの
色要素によって覆われる。レンズ12を経た被写体の光
像は、このような色フィルタ16を通してCCDイメー
ジャ18の受光面に照射され、受光素子18aでは電荷
が生成される。TG24は、Mg/Gに対応する電荷お
よびYe/Cyに対応する電荷をCCDイメージャ18
から1フィールド期間(1画面期間)毎に交互に読み出
す。ディスプレイ30には、読み出された電荷に基づく
スルー画像が表示される。このスルー画像は、1フィー
ルド期間毎に更新される。ここで、1画面期間とは1画
面分の画像を形成する画素信号の読み出しに要する期間
を意味し、この1画面分の画像について解像度の高低は
問わない。
【0051】 一方、アンプ38に設定されるゲインは、
初期ゲイン(基準ゲイン)と修正ゲインとの間で1フィ
ールド期間毎に交互に切り換えられる。このため、Mg
/G画素に基づく輝度信号には修正ゲインが付与され、
Ye/Cy画素に基づく輝度信号には初期ゲインが付与
される。CPU42は、こうして修正ゲインまたは初期
ゲインが付与された輝度信号に基づいて1フィールド期
間毎にフォーカス制御をかける。
【0052】 ここで、修正ゲインは、レンズ12の位置
が固定された状態でアンプ38から出力される輝度信号
のレベルが互いに一致する値とされる。したがって、色
フィルタを形成する各々の色要素の間で分光特性が異な
り、フィールド間で輝度信号にレベル差が生じたとして
も、このレベル差がフォーカス制御に影響を与えること
はない。また、修正ゲインは、レンズ12の位置とゲイ
ンとが固定された状態で求められた2つのAF評価値に
基づいて算出される。このため、温度変化や経年変化に
よって信号処理特性が変化したとしても、フォーカス制
御の精度が低下することはない。
【0053】 さらに、Mg/G画素の電荷およびYe/
Cy画素の電荷を1フィールド期間毎に交互に読み出
し、Mg/G画素に基づく輝度信号またはYe/Cy画
素の輝度信号に基づいて1フィールド期間毎にフォーカ
ス制御を行なうようにしたため、Mg,G,Yeおよび
Cyのすべての画素の電荷に基づいて1フレーム期間毎
にフォーカス制御を行なう従来技術よりも時間軸上の分
解能を向上させることができ、精度の高いフォーカス制
御が可能となる。また、CCDイメージャ18からMg
/G画素の電荷およびYe/Cy画素の電荷を読み出す
のに1フィールド期間をかけるため、読み出し先の画素
を受光面の全面から選択でき、この結果、スルー画像の
適切な表示が可能となる。
【0054】 なお、図1実施例では、輝度信号作成回路
36とAF評価回路40の間にアンプ38を設けている
が、アンプ38は輝度信号作成回路36の前段あるいは
AF評価回路40の後段に設けるようにしてもよい。ま
た、アンプ38によって輝度信号のレベルを調整する代
わりに、CDS/AGC回路20を制御することによっ
て画素信号のレベルを調整するようにしてもよい。
【0055】 また、図11実施例では、修正ゲインを求
めるために、連続する2フィールド分のAF評価値に割
り算を施すようにしているが、数1から分かるように、
輝度信号Yは(R+G+B)によって表され、輝度信号Y
´は(R+2G+B)によって表され、両者の違いはG
成分に由来している。さらに、輝度信号Yを形成するG
成分は、色フィルタ16に配置されたGのフィルタ要素
に基づくものである。このため、CDS/AGC回路2
0におけるゲイン調整時に、G成分を持つ画素信号に付
加するゲインを他の画素信号に付加するゲインの2倍に
するようにしてもよい。
【0056】 また、数1によれば、Mgは(B+R)に
等しく、Yeは(R+G)に等しく、Cyは(B+G)
に等しいことを前提としているが、分光特性の相違によ
り、実際には、Mgを形成するR成分とYeを形成する
R成分との間にはずれがあり、Mgを形成するB成分と
Cyを形成するB成分との間にもずれがある。さらに、
YeまたはCyを形成するG成分と色フィルタ16に配
置されたGの色要素に対応するG成分との間にも、ずれ
がある。このため、図11実施例にようにCDS/AG
C回路20でゲイン調整をする場合は、このような分光
特性の相違に基づくずれを考慮したゲインを各々の画素
信号に付加するようにしてもよい。
【0057】 さらに、図1実施例および図11実施例で
は、イメージセンサとしてインタレーススキャン型のC
CDイメージャを用いるようにしたが、これに代えてプ
ログレッシブスキャン型のCCDイメージャを用いても
よく、さらにはCCDイメージャに代えてCMOSイメ
ージャを用いてもよい。
【0058】 また、図1実施例および図11実施例で
は、シャッタボタン44が半押しされたときにAF制御
を行い、シャッタボタン44が全押しされたときに記録
処理を行なうようにしたが、シャッタボタン44の半押
し状態を省き、シャッタボタン44の全押しに応答して
AF制御および記録処理を行なうようにしてもよい。
【0059】 さらに、この実施例では、電源スイッチ4
6が投入される毎に数2に従って修正ゲインを求めるよ
うにしているが、修正ゲインは製造段階で求めて内部メ
モリに保存し、ゲインの切り換えには常にこの修正ゲイ
ンを用いるようにしてもよい。
【0060】 また、図1実施例では、偶数フィールドに
おいて第1ラインおよび第3ラインから電荷を読み出
し、奇数フィールドにおいて第8ラインおよび第10ラ
インから電荷を読み出すようにしたが、偶数フィールド
でMgおよびGの色要素に対応する電荷が読み出され、
奇数フィールドでYeおよびCyの色要素に対応する電
荷が読み出される限り、読み出し先のラインはこれに限
られるものではない。
【0061】 さらに、図1実施例および図11実施例で
は、フォーカス制御時にレンズ12を光軸方向に移動さ
せるようにしたが、これに代えてCCDイメージャ18
を光軸方向に移動させるようにしてもよい。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03B 19/02 G02B 7/11 N 5C065 H04N 9/07 D // H04N 101:00 G03B 3/00 A Fターム(参考) 2H011 AA03 BA31 BB02 BB04 2H051 BA47 CB13 CB22 CD02 CE14 CE16 EA24 EA28 2H054 AA01 2H083 AA02 AA20 AA26 AA28 AA32 AA51 AA52 AA54 5C022 AA13 AB29 AC42 AC69 5C065 AA03 BB11 CC08 CC09 DD07 DD13 DD17 EE05 EE07 EE12 GG12 GG18 GG30 GG32

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1色要素および第2色要素を有する色フ
    ィルタ、 前記第1色要素によって覆われた第1受光素子および前
    記第2色要素によって覆われた第2受光素子が受光面に
    形成されたイメージセンサ、 被写体の光像を前記色フィルタを通して前記受光面に照
    射するレンズ、 前記第1受光素子で生成された第1電荷および前記第2
    受光素子で生成された第2電荷を前記イメージセンサか
    ら1画面期間毎に交互に読み出す読み出し手段、 前記第1電荷に基づく第1電荷関連信号および前記第2
    電荷に基づく第2電荷関連信号に第1ゲインおよび第2
    ゲインをそれぞれ付与するゲイン付与手段、および前記
    第1ゲインが付与された前記第1電荷関連信号および前
    記第2ゲインが付与された前記第2電荷関連信号に基づ
    いて光軸方向における前記レンズと前記受光面との間の
    相対位置を前記1画面期間毎に制御する制御手段を備
    え、 前記第1ゲインおよび前記第2ゲインは、前記レンズの
    位置が固定された状態で前記ゲイン付与手段から出力さ
    れる前記第1電荷関連信号および前記第2電荷関連信号
    のレベルが互いに一致する値とされる、ディジタルカメ
    ラ。
  2. 【請求項2】前記第1受光素子および前記第2受光素子
    は垂直方向において1ライン毎に交互に配置され、 前記イメージセンサはインタレーススキャン型である、
    請求項1または2記載のディジタルカメラ。
  3. 【請求項3】前記レンズの位置と前記ゲイン付与手段に
    よって付与されるゲインとが固定された状態で前記第1
    電荷関連信号および前記第2電荷関連信号の各々にフォ
    ーカス評価を施すフォーカス評価手段、および前記第1
    電荷関連信号に基づく第1フォーカス評価値および前記
    第2電荷関連信号に基づく第2フォーカス評価値の一方
    から他方を割り算する割り算手段をさらに備え、 前記第1ゲインは基準値を示し、前記第2ゲインは前記
    割り算手段による割り算値を示す、請求項1または2記
    載のディジタルカメラ。
  4. 【請求項4】前記被写体の撮影指示を受け付ける受付手
    段、および電源が投入された後の最初の撮影指示にのみ
    応答して前記フォーカス評価手段および前記割り算手段
    を有効化する有効化手段をさらに備える、請求項3記載
    のディジタルカメラ。
  5. 【請求項5】前記第1電荷および前記第2電荷に基づい
    て前記被写体のリアルタイム画像を表示する表示手段を
    さらに備える、請求項1ないし4のいずれかに記載のデ
    ィジタルカメラ。
JP2000350653A 2000-11-17 2000-11-17 ディジタルカメラ Pending JP2002158918A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350653A JP2002158918A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 ディジタルカメラ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000350653A JP2002158918A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 ディジタルカメラ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002158918A true JP2002158918A (ja) 2002-05-31

Family

ID=18823842

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000350653A Pending JP2002158918A (ja) 2000-11-17 2000-11-17 ディジタルカメラ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002158918A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016057462A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置及び制御方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016057462A (ja) * 2014-09-09 2016-04-21 キヤノン株式会社 撮像装置及び制御方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3615454B2 (ja) ディジタルカメラ
TWI422219B (zh) 攝影裝置及攝影方法以及電腦可讀取的記錄媒體
KR101469400B1 (ko) 화상 센서 및 화상 촬상 장치
US8471952B2 (en) Image pickup apparatus
KR100871639B1 (ko) 카메라 및 카메라의 화상처리방법
US6750911B1 (en) Imaging apparatus and digital camera
JP2007027845A (ja) 撮像装置
JP2006261929A (ja) 撮像装置
JP2004328117A (ja) ディジタルカメラおよび撮像制御方法
US7315327B2 (en) Imaging element, imaging device, and method of deterring misappropriation of imaging element
US20010055064A1 (en) Digital still camera
US20010050715A1 (en) Image photographing apparatus and method
KR101747304B1 (ko) 디지털 촬영 장치, 오토포커싱 방법, 및 이를 실행하기 위한 컴퓨터 판독가능 저장매체
JP2002247443A (ja) ディジタルカメラ
JP2006267599A (ja) 撮像装置および撮像方法
JP3143245B2 (ja) 撮像装置およびその測光方法およびその合焦制御方法ならびに撮像方法
JP2000013685A (ja) 撮像装置
JP4095630B2 (ja) 撮像装置
JP2538684B2 (ja) 電子シャッタ―の制御装置
JP3399454B2 (ja) デジタルカメラ及び画像処理方法、並びに画像撮影プログラムを記録した記録媒体
JP2002158918A (ja) ディジタルカメラ
JP4086337B2 (ja) 撮像装置
JP2003234960A (ja) 撮像装置
JP2004120015A (ja) 撮像装置
JP2000299810A (ja) 撮像装置

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050315

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050405

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050606

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050830