JP2002158715A - ビデオ電話通信システム及びゲートウェイ装置 - Google Patents

ビデオ電話通信システム及びゲートウェイ装置

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JP2002158715A
JP2002158715A JP2000353897A JP2000353897A JP2002158715A JP 2002158715 A JP2002158715 A JP 2002158715A JP 2000353897 A JP2000353897 A JP 2000353897A JP 2000353897 A JP2000353897 A JP 2000353897A JP 2002158715 A JP2002158715 A JP 2002158715A
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signal
gateway device
terminal
voice
video
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JP2000353897A
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Kazuto Kobayashi
和人 小林
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Panasonic System Solutions Japan Co Ltd
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Matsushita Graphic Communication Systems Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ビデオ電話通信システムにおいて、H.32
3のプロトコルを実装するだけでよく、コストダウンを
図ることができると共にプロトコル変換の処理を削除で
きるようにすること。 【解決手段】 ゲートウェイ装置の送信側ではH.32
4準拠のビデオ電話信号をモデム復調後にそのままサン
プリングして音声帯域のデジタル信号に変換し、みなし
音声信号としてH.323(音声)送信部22の音声入
力部に入力して送信する。受信側ではH.323準拠の
音声信号を非準拠のデジタル音声信号に変換し、そのデ
ジタル音声信号を電話用のアナログ音声信号として出力
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ITU-T勧告
H.324に基づいて動作するビデオ電話装置がインタ
ーネット経由の通信を行うためのビデオ電話通信システ
ム及びゲートウェイ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】インターネットでビデオ電話を実現する
ための標準規格としてITU−T勧告H.323があ
り、一方、アナログ電話網でビデオ電話を実現するため
の標準規格としてITU−T勧告H.324がある。そ
して、電話網上のH.324端末をインターネット上の
H.323端末に接続したり、電話網上の2拠点(H.
324端末)をインターネット経由で接続するための装
置としてゲートウェイ装置が開発されている。ゲートウ
ェイ装置は、電話網とインターネットの双方に接続する
ためのインターフェース機能を持ち、さらにH.324
−H.323間のプロトコル変換を行う機能を持つ。
【0003】なお、本明細書中では、H.324端末と
はH.324に基づいて動作する装置を意味するものと
し、具体的にはビデオ電話装置を例示している。
【0004】図6は電話網上のH.324端末がインタ
ーネット経由でビデオ電話を行う場合のネットワーク構
成を示している。電話網上のH.324端末1−1がイ
ンターネット上のH.323端末5と通信を行う場合
は、H.324端末1−1が公衆電話網2を介してH.
323のゲートウェイ装置3−1にダイヤルアップ接続
し、ゲートウェイ装置3−1がプロトコル変換した上で
H.323端末5にデータを送信する。また、電話網上
の2拠点(1−1、1−n)間で途中にインターネット
を介在させた通信を行う場合、H.324端末1−1が
公衆電話網2を介してH.323のゲートウェイ装置3
−1にダイヤルアップ接続し、ゲートウェイ装置3−1
がプロトコル変換した上でもう一方のゲートウェイ装置
3−nへデータを伝送し、そのデータを受信したゲート
ウェイ装置3−nが再びプロトコル変換してH.324
パケットに戻した上で公衆電話網2を介してH.324
端末1−nへ送信する。
【0005】図7はゲートウェイ装置の機能ブロックを
示す図である。ゲートウェイ装置は、PSTN2から受
信して復調した受信データをH.324受信部6に入力
する。H.324受信部6はH.324パケットを解析
し、H.324パケットに入れられた音声データ及び映
像データを取り出してH.323送信部7へ渡す。H.
323送信部7は音声データ及び映像データをH.32
3パケットにしてインターネット/LAV4上へ送出す
る。また、ゲートウェイ装置は、インターネット/LA
N4から受信したデータをH.323受信部8に入力す
る。H.323受信部8は、H.323パケットを解析
し、H.323パケットに入れられた音声データ及び映
像データを取り出してH.324送信部9へ渡す。H.
324送信部9は音声データ及び映像データをH.32
4パケットにしてNCU回路(図示せず)から公衆電話
網2へ送り出す。
【0006】図8はH.324端末からゲートウェイ装
置を経由してインターネット/LAN4へアクセスする
際の処理工程を示している。同図に示すように、ゲート
ウェイ装置ではプロトコル変換にともなってH.324
処理とH.323処理とが発生していることがわかる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】このように、従来のゲ
ートウェイ装置ではH.324とH.323の2つのプ
ロトコルを実装しなければならないので、回路規模又は
ソフトウエア規模が大きくなってコストアップし、また
プロトコル変換にともなう処理負担が大きくなるといっ
た問題があった。
【0008】本発明は以上のような実情に鑑みてなされ
たもので、H.323のプロトコルを実装するだけでよ
く、コストダウンを図ることができると共にプロトコル
変換の処理を削除できるビデオ電話通信システム及びゲ
ートウェイ装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、ゲートウェイ
装置の送信側ではH.324準拠のビデオ電話信号をモ
デム復調後にそのままサンプリングして音声帯域のデジ
タル信号に変換し、みなし音声信号としてH.323
(音声)送信部の音声入力部に入力して送信する。受信
側ではH.323準拠の音声信号を非準拠のデジタル音
声信号に変換し、そのデジタル音声信号を電話用のアナ
ログ音声信号として出力する。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の第1の態様は、ITU−
T勧告H.324に準拠して動作するH.324端末間
でインターネット又はLAN経由の通信を行うためのビ
デオ電話通信システムにおいて、ITU−T勧告H.3
23に準拠して動作するH.323ゲートウェイ装置を
インターネット又はLAN上に設置しておき、前記H.
324端末からH.323ゲートウェイ装置に対して公
衆電話網経由で又は直接にH.324準拠のビデオ電話
信号を送り、当該H.323ゲートウェイ装置が受信し
たビデオ電話信号をサンプリングしてデジタル信号に変
換し、そのデジタル信号を音声信号とみなしてH.32
3準拠のみなし音声信号に変換してインターネット又は
LAN上の他のH.323ゲートウェイ装置へ送信し、
当該他のH.323ゲートウェイ装置が受信したH.3
23準拠のみなし音声信号をデジタル信号に戻して通信
相手先のH.324端末へ公衆電話網経由で又は直接に
送信することを特徴とするビデオ電話通信システムであ
る。
【0011】この構成によれば、H.323ゲートウェ
イ装置がH.324端末から受信したビデオ電話信号を
サンプリングして音声信号とみなしてH.323準拠の
みなし音声信号に変換してインターネット又はLAN上
の他のH.323ゲートウェイ装置へ送信するので、
H.324データからH.323データへのプロトコル
変換を削減できる。
【0012】本発明の第2の態様は、ITU−T勧告
H.323に準拠して動作するH.323ゲートウェイ
装置であって、ITU−T勧告H.324に準拠して動
作するH.324端末から公衆電話網経由で又は直接に
送られてくるH.324準拠のビデオ電話信号をデジタ
ル信号に変換するAD変換手段と、そのデジタル信号を
音声信号とみなしてH.323準拠のみなし音声信号に
変換してインターネット又はLAN上の他のH.323
ゲートウェイ装置へ送信するH.323送信手段と、を
具備したゲートウェイ装置である。
【0013】この構成によれば、H.324端末間のビ
デオ電話を発呼側の端末からの信号を受信するH.32
3ゲートウェイ装置においてプロトコル変化を介在させ
ずに実現できる。
【0014】本発明の第3の態様は、ITU−T勧告
H.323に準拠して動作するH.323ゲートウェイ
装置であって、インターネット又はLAN経由で他の
H.323ゲートウェイ装置から受信したH.323準
拠のみなし音声信号からデータ本体を取り出してデジタ
ル信号に戻すH.323受信手段と、そのデジタル信号
をアナログ信号に変換して通信相手先のH.324端末
へ公衆電話網経由で又は直接に送信する送信手段と、を
具備したゲートウェイ装置である。
【0015】この構成によれば、H.324端末間のビ
デオ電話を着呼側の端末へ信号を創出するH.323ゲ
ートウェイ装置においてプロトコル変化を介在させずに
実現できる。
【0016】以下、本発明に係るビデオ電話通信システ
ム及びゲートウェイ装置の一実施の形態について図面を
参照して具体的に説明する。
【0017】図1は本実施の形態にかかるビデオ電話通
信システムのネットワーク構成の一例を示している。ネ
ットワーク構成自体は図6に示すものと同一であるが、
H.323に基づいて動作するゲートウェイ装置10−
1、10−nの機能が異なっている。ゲートウェイ装置
10−1、10−n以外の同一機能を持つ構成要素には
図6と同一符号を付している。
【0018】図2はゲートウェイ装置10−1(10−
n)の機能ブロックである。同図に示すように、ゲート
ウェイ装置10−1(10−n)は、H.324端末か
ら信号を受信してみなし音声信号を出力する送信側みな
し音声変換部21、みなし音声信号を圧縮してH.32
3パケットを出力するH.323(音声)送信部22、
インターネット/LAN4からデータを受信してH.3
23パケットで送られてきた圧縮音声信号(みなし音声
信号を含む)を復号化するH.323(音声)受信部2
3、復号化された音声信号(みなし音声信号を含む)を
変調してPSTN2へ送出する受信側みなし音声変換部
24を備える。
【0019】ゲートウェイ装置10−1(10−n)
は、H.324端末がH.324パケットで送ってくる
データを音声データ又は映像データの如何に係わらずは
音声信号とみなして処理する。そのために、本来H.3
23は音声、映像及びアプリケーションデータを統合し
て送受信する規格であるが、本発明においてはH.32
3送信部22及びH.323受信部23は音声信号を処
理する機能だけ持てばよいことになる。
【0020】送信側みなし音声変換部21は、H.32
4端末がPSTN2経由で送信した信号をPSTN2か
ら受信するためのNCU回路201と、NCU回路20
1から出力される復調信号をそのままサンプリングして
音声帯域のデジタル音声信号(みなし音声信号)に変換
するAD変換器202とを有する。
【0021】H.323(音声)送信部22は、AD変
換器202の出力するみなし音声信号をITU−T勧告
G.711の音声符号化によって音声圧縮するG.71
1音声符号化部203と、音声圧縮されたみなし音声信
号をH.323の音声パケットにするH.323(音
声)パケット処理部204とを有する。H.323の音
声パケットは宛先に向けてインターネット/LAN4上
へ送出される。
【0022】H.323(音声)受信部22は、インタ
ーネット/LAN4から受信したH.323の音声パケ
ットを解析して圧縮されたみなし音声信号又は純粋な音
声信号を抽出する処理を実行するH.323(音声)パ
ケット処理部205と、抽出した圧縮した音声信号又は
みなし音声信号をG.711の音声復号化によって復号
するG.711音声復号化部206とを有する。
【0023】受信側みなし音声変換部24は、復号化し
た音声信号又はみなし音声信号をDA変換するDA変換
器207と、DA変換されたアナログ音声信号又はみな
し音声信号をモデム変調してPSTN2へ送出するNC
U回路208とを有する。
【0024】本実施の形態では、ゲートウェイ装置に
H.324端末11を直接接続できるようにしており、
ゲートウェイ装置に直接接続されたH.324端末11
と他のH.324端末1又はH.323端末5とがイン
ターネット/LAN4を介して通信できるようにしてい
る。
【0025】図3はゲートウェイ装置にH.324端末
11を直接接続するための構造及び直接接続のH.32
4端末11と電話網上のH.324端末1とを切り換え
る構造を示したものである。一方のNCU回路201は
PSTN2の交換機に接続し、もう一方のNCU回路2
10はH.324端末11を直接接続するためのジャッ
クに接続している。
【0026】NCU回路201及びNCU回路210の
出力段にスイッチ211が設けられている。スイッチ2
11によってH.324端末の切り換えが行われる。以
下のようにして切り換えが行われる。非通話時は、NC
U回路201及びNCU回路210の双方の出力信号が
AD変換器21へ入力するようにスイッチ211の状態
は制御されている。すなわち、待機状態では、公衆電話
網2を経由して接続要求してくるH.324端末1から
の信号と、直接接続されたH.324端末11との双方
からの信号を受けられるようにしている。本ゲートウェ
イ装置10に直接接続されたH.324端末11の受話
器(ビデオ電話機の受話器)を持ち上げると、信号検出
部212にてオフフック信号が検出される。したがっ
て、待機状態においてオフフック信号が検出された場合
はNCU回路201の出力信号がAD変換器21へ流れ
ないようにSW制御部213がスイッチ211を制御す
る。一方、H.324端末1が公衆電話網2を経由して
発呼してきた場合は、信号検出部212にて発呼信号が
検出される。したがって、待機状態において発呼信号が
検出された場合はNCU回路210の出力信号がAD変
換器21へ流れないようにSW制御部213がスイッチ
211を制御する。さらに、通話が終了した時は切断信
号が送出されるので、切断信号が検出された場合はスイ
ッチ211の状態を待機状態に戻すようにSW制御部2
13がスイッチ211を制御する。
【0027】次に、以上のように構成された本実施の形
態にかかるビデオ電話通信システムの動作について説明
する。H.324端末は電話機の付いたビデオ電話機と
して説明する。
【0028】先ず、ゲートウェイ装置10−1に直接接
続されたH.324端末11と、電話網上のH.324
端末1−nとが通信する場合を例に説明する。
【0029】図4はゲートウェイ装置10−1に直接接
続されたH.324端末11と電話網上のH.324端
末1−nとが通信する場合のシーケンス図である。電話
機Aはゲートウェイ装置10−1に直接接続されたH.
324端末11の電話機であり、電話機Bは電話網上の
H.324端末1−n側の電話機である。
【0030】H.324端末11で電話機Aの受話器を
持ち上げると(オフフック状態にすると)、直接接続さ
れたH.324端末11とゲートウェイ装置10−1と
が電気的に接続された状態になり、オフフック信号がゲ
ートウェイ装置10−1の信号検出部212にて検出さ
れる。信号検出部212からオフフック信号を受信した
SW制御部213はスイッチ211を制御してNCU回
路201側を無効にする。
【0031】次に、ゲートウェイ装置10−1は、直接
接続のH.324端末11の電話機Aに対して音声ガイ
ダンスを送出する。例えば「電話番号を入力してくださ
い」等の音声ガイダンスを送出する。
【0032】操作者は、直接接続のH.324端末11
の電話機Aに対してプッシュボタンを押下することによ
り、宛先となるH.324端末1−nの電話番号を入力
する。電話機Aは電話番号の入力を受けてDTMF信号
で宛先電話番号をゲートウェイ装置10−1に送出す
る。
【0033】ゲートウェイ装置10−1は、宛先の電話
番号を示すDTMF信号を受信すると、IPアドレス変
換テーブルを用いて宛先電話番号をIPアドレスに変換
し、そのIPアドレスに対するゲートウェイ装置10−
nにアクセスする。なお、ここでは、ゲートウェイ装置
10内に変換テーブルを有していることとしているが、
変換テーブルを有するサーバを予め設置しておき、この
サーバにアクセスして対応するIPアドレスを取出すよ
うにしても良い。
【0034】ゲートウェイ装置10−nは、ゲートウェ
イ装置10−1と接続すると、発信もとのゲートウェイ
装置10−1にProceeding信号を返信する。
ゲートウェイ装置10−1では、Proceeding
信号を受信すると、呼出待ちを示す「プップップ…」と
いう音を電話機Aに対して送出する。
【0035】そして、ゲートウェイ装置10−nは、ゲ
ートウェイ装置10−1から宛先として電話番号が通知
された電話網上のH.324端末1−nの電話機Bに対
して呼出信号を送出すると、ゲートウェイ装置10−1
に対してAlert信号を送出する。
【0036】ゲートウェイ装置10−1では、Aler
t信号を受信すると、呼出を示す「プルルル…」という
音を電話機Aに対して送出する。そして、宛先である
H.324端末1−nの電話機Bで受話器を持ち上げて
オフフック状態になると、電話機Aと電話機Bとの間が
接続され、通話が可能になる。この状態で映像信号及び
音声信号が送信される。
【0037】通話終了後、電話機Bでオンフックすると
電話機Bからゲートウェイ装置10−nに切断信号が送
出され、ゲートウェイ装置10−nからゲートウェイ装
置10−1に切断信号が送られ、さらにゲートウェイ装
置10−1から電話機Aに切断信号が送られて回線が断
となる。ゲートウェイ装置10−1、10−nでは、ス
イッチ211がそれぞれ待機状態に戻る。
【0038】本発明では、電話機のかわりにビデオ電話
(H.324端末)を接続し、映像信号を送出している
こととしている。よって、電話機を用いて相手と接続
し、その後、ビデオに切替える仕組みが必要となる。相
手側(ここでは電話機B)でも受信した後にビデオに切
替える仕組みが必要となる。以下、その仕組みについて
説明する。
【0039】アナログ電話機はビデオ電話機に内蔵され
ていて、ハンドセットのPB信号でビデオ電話を操作す
ることができる。
【0040】発呼側はまず通常のダイヤル操作によって
被呼側に電話をかける。次に通話状態のまま所定PB信
号をハンドセットから入力し、その後H.324規格に
規定されているモデム接続の処理を行ない、接続状態を
検知すると、ビデオ信号の出力を開始する。具体的に
は、内蔵されているビデオテープの再生、またはビデオ
カメラを用いて撮影したビデオ信号を出力することであ
る。
【0041】そして、終了するときには、停止ボタン等
の手動操作により、ビデオ信号出力を停止させ、モデム
の接続状態を解除し、通常の通話モードにする。また
は、オンフック状態にすることにより、ビデオ信号の出
力の停止、モデムの接続状態の解除、回線断といった一
連の動作をさせることにより、通信を終了させる。
【0042】次に、H.324端末及びゲートウェイ装
置でのパケット処理の内容について説明する。発呼側の
H.324端末11は、前述した図8に示すように音声
データ及び映像データを入力して音声圧縮及び映像圧縮
し、圧縮音声データ及び圧縮映像データを伝送するH.
324フレームを生成し、H.324フレームをH.3
24パケットにする。そして、H.324パケットデー
タをモデムにより音声帯域のアナログ信号に変調して、
ゲートウェイ装置10−1に直接送信する。このよう
に、H.324端末11では、通常通りH.324に基
づいて音声データ及び映像データを送信する。
【0043】一方、ゲートウェイ装置10−1では、N
CU回路210が直接接続のH.324端末11からの
信号を受信する。NCU回路210から取り込まれたア
ナログ変調信号はモデム(図示していない)にて復調さ
れ、その復調信号をAD変換器21でサンプリングして
音声帯域のデジタル信号に変換している。
【0044】ここで、従来は復調信号をデジタル信号に
変換した後、H.324の受信処理によってH.324
パケットを解析して圧縮音声データと圧縮映像データを
取り出していたが、本発明ではH.324処理は実行せ
ずに、AD変換器21でサンプリングして音声帯域のデ
ジタル信号をそのままデジタル音声信号とみなして後段
へ出力している。音声信号とみなされたデジタル信号を
みなし音声信号と呼んでいる。したがって、これ以降の
データ伝送では最終宛先のH.324端末1−nでH.
324の受信処理が実行されるまで、すなわち伝送ルー
ト上に存在するゲートウェイ装置3−1、3−n及びイ
ンターネット/LAN4では、音声信号として扱われる
ことになる。
【0045】みなし音声信号はG.711音声符号化部
203にて音声符号化されて圧縮音声データに変換さ
れ、さらに圧縮音声データはH.323(音声)パケッ
ト処理部22にてH.323の音声パケットに変換され
る。
【0046】ゲートウェイ装置10−1は、H.324
端末11の通信相手となるH.324端末1−nに対応
したゲートウェイ装置10−nに対してみなし音声信号
のH.323パケットデータをIPパケットにてインタ
ーネット/LAN4経由で送信する。
【0047】図5はゲートウェイ装置10−1における
送信系の処理工程を示す図である。図8の従来のゲート
ウェイ装置での送信系の処理工程と比較してもわかるよ
うにH.324からH.323へのプロトコル変換の処
理が削減されている。
【0048】このように、ゲートウェイ装置10−1に
おけるH.324の受信処理が削除されるので、H.3
24からH.323へのプロトコル変換の処理が削減さ
れて全体として処理負担が軽減されている。
【0049】ゲートウェイ装置10−nは、ゲートウェ
イ装置3−1が送信したIPパケットをH.323(音
声)パケット処理部23に入力する。H.323(音
声)パケット処理部23は、H.323の音声パケット
から圧縮されたみなし音声信号データを取り出し、G.
711音声復号化部206は圧縮されたみなし音声信号
データを復号化してもとのみなし音声信号に変換する。
みなし音声信号はDA変換器207でアナログ信号に変
換され、さらにモデム(図示していない)で音声帯域の
アナログ信号に変調される。そして、ゲートウェイ装置
10−nとH.324端末1−nとの間に確立されてい
る回線にてNCU回路208からPSTN2に送信され
る。
【0050】このように、ゲートウェイ装置10−nで
は、みなし音声信号を発信元のH.324端末1−1が
PSTN2に送信した時と同じ状態に戻してから通信相
手先のH.324端末1−nへ送信している。
【0051】通信相手先のH.324端末1−nでは、
復調されたみなし音声信号をH.324の受信処理を実
行することにより、圧縮音声データ及び圧縮映像データ
がデータとして入れられたH.324パケットを復元
し、復元したH.324パケットから圧縮音声データ及
び圧縮映像データを取りだして復号化して再生する。
【0052】なお、電話網上の2拠点間でH.324端
末が通信する場合は、電話網上のH.324端末1−1
からH.323(音声)ゲートウェイ装置3−1に発呼
して接続し、H.323(音声)ゲートウェイ装置3−
1からの音声ガイダンスにしたがって宛先の電話番号を
入力する。ゲートウェイ装置10−1では、信号検出部
212が発呼信号を検出するとSW制御部213によっ
てスイッチ211が制御されてNCU回路210側が無
効にされる。以降の処理は上述した直接接続の場合と同
様である。
【0053】以上のように本実施の形態によれば、H.
324端末からゲートウェイ装置に電話回線経由で送ら
れてきた圧縮音声データ及び圧縮映像データのH.32
4パケットデータのモデム変調信号を復調してデジタル
変換したデジタル信号を音声信号とみなして処理するよ
うにしたので、ゲートウェイ装置におけるH.324−
H.323間のプロトコル変換を削減することができ
る。その結果、ゲートウェイ装置にはH.323のプロ
トコルだけを実装すれば良いこととなり、コストダウン
を図ることができると共に処理負担を軽減できる。
【0054】なお、以上の説明ではH.324端末とし
てビデオ電話装置を例示したが、本発明はビデオ電話装
置に限定されるものではなく、映像と音声を扱うゲーム
機など他のH.324端末にも同様に適用できる。
【0055】
【発明の効果】以上詳記したように本発明によれば、
H.323のプロトコルを実装するだけでH.324端
末間のインターネット経由のビデオ電話が可能となり、
プロトコルの実装数を削減する事によるコストダウンを
図ることができると共にプロトコル変換の処理を削除で
きるビデオ電話通信システム及びゲートウェイ装置を提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係るビデオ電話通信シス
テムのネットワーク構成図
【図2】上記ビデオ電話通信システムにおけるゲートウ
ェイ装置のブロック図
【図3】上記ゲートウェイ装置における送信系のブロッ
ク図
【図4】直接接続のH.324端末から被呼があった場
合のシーケンス図
【図5】上記ゲートウェイ装置における送信系の処理工
程を示す図
【図6】従来のビデオ電話通信システムのネットワーク
構成図
【図7】従来のビデオ電話通信システムにおけるゲート
ウェイ装置のブロック図
【図8】従来のビデオ電話通信システムにおけるH.3
24端末及びゲートウェイ装置での処理工程を示す図
【符号の説明】
1−1、1−n H.324端末 2 公衆電話網 4 インターネット/LAN 10−1,10−n H.323(音声)ゲートウェイ
装置 21 送信側みなし音声変換部 22 H.323(音声)送信部 23 H.323(音声)受信部 24 受信側みなし音声変換部 201、208 NCU回路 202 AD変換器 203 G.711音声符号化部 204 H.323(音声)パケット処理部 205 H.323(音声)パケット処理部 206 G.711音声復号化部 207 DA変換器
フロントページの続き Fターム(参考) 5K030 HB01 HB02 HC02 HD03 HD05 HD06 JT01 JT04 5K033 BA14 BA15 CB08 DA06 DB18 5K034 CC02 CC05 EE12 FF13 HH61 MM28 5K101 KK04 LL01 LL05 MM06 QQ08 TT06 UU19

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ITU−T勧告H.324に準拠して動
    作するH.324端末間でインターネット又はLAN経
    由の通信を行うためのビデオ電話通信システムにおい
    て、ITU−T勧告H.323に準拠して動作するH.
    323ゲートウェイ装置をインターネット又はLAN上
    に設置しておき、前記H.324端末からH.323ゲ
    ートウェイ装置に対して公衆電話網経由で又は直接に
    H.324準拠のビデオ電話信号を送り、当該H.32
    3ゲートウェイ装置が受信したビデオ電話信号をサンプ
    リングしてデジタル信号に変換し、そのデジタル信号を
    音声信号とみなしてH.323準拠のみなし音声信号に
    変換してインターネット又はLAN上の他のH.323
    ゲートウェイ装置へ送信し、当該他のH.323ゲート
    ウェイ装置が受信したH.323準拠のみなし音声信号
    をデジタル信号に戻して通信相手先のH.324端末へ
    公衆電話網経由で又は直接に送信することを特徴とする
    ビデオ電話通信システム。
  2. 【請求項2】 ITU−T勧告H.323に準拠して動
    作するH.323ゲートウェイ装置であって、ITU−
    T勧告H.324に準拠して動作するH.324端末か
    ら公衆電話網経由で又は直接に送られてくるH.324
    準拠のビデオ電話信号をデジタル信号に変換するAD変
    換手段と、そのデジタル信号を音声信号とみなしてH.
    323準拠のみなし音声信号に変換してインターネット
    又はLAN上の他のH.323ゲートウェイ装置へ送信
    するH.323送信手段と、を具備したゲートウェイ装
    置。
  3. 【請求項3】 ITU−T勧告H.323に準拠して動
    作するH.323ゲートウェイ装置であって、インター
    ネット又はLAN経由で他のH.323ゲートウェイ装
    置から受信したH.323準拠のみなし音声信号からデ
    ータ本体を取り出してデジタル信号に戻すH.323受
    信手段と、そのデジタル信号をアナログ信号に変換して
    通信相手先のH.324端末へ公衆電話網経由で又は直
    接に送信する送信手段と、を具備したゲートウェイ装
    置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN100433823C (zh) * 2005-01-26 2008-11-12 华为技术有限公司 一种h.323终端与h.324终端视频互通的方法
JP2012213048A (ja) * 2011-03-31 2012-11-01 Saxa Inc 電話制御装置、電話システム、および着信制御方法

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