JP2002158625A - メッセージ放送装置及びそのプログラム記録媒体 - Google Patents

メッセージ放送装置及びそのプログラム記録媒体

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JP2002158625A
JP2002158625A JP2000351429A JP2000351429A JP2002158625A JP 2002158625 A JP2002158625 A JP 2002158625A JP 2000351429 A JP2000351429 A JP 2000351429A JP 2000351429 A JP2000351429 A JP 2000351429A JP 2002158625 A JP2002158625 A JP 2002158625A
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Hiroshi Akao
弘 赤尾
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の課題は、ネットワークを介して接続
された携帯端末から送信されたメッセージを例えば野球
場,競技場等の特定エリア内に設置された放送設備によ
り放送させることができるようにすることである。 【解決手段】 メッセージ放送システム100におい
て、メッセージ放送サーバ1は、応援者情報の登録の際
に、携帯端末3の現在位置を位置検出サーバ4から取得
し、携帯端末3の現在位置が特定エリア内にある場合
に、携帯端末3の応援者情報を応援登録ファイルに登録
する。また、メッセージ放送サーバ1は、場内端末5か
ら勝利チームが指定されると、前記応援登録ファイルか
ら所定数の応援者情報を選出し、携帯端末3に選出され
た旨の通知を送信し、この通知を受信した携帯端末3か
ら応援メッセージが登録されると、応援メッセージを前
記特定エリア内に設置された場内放送設備2により放送
させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、携帯端末から送信
されるメッセージを特定エリア内に設置された放送設備
により放送するメッセージ放送装置及びそのプログラム
記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、コンピュータ、携帯情報端末、携
帯電話等の情報通信機器を用いた電子メール、ショート
メール、ボイスメール、及び留守番電話の録音・再生等
の各種メッセージ送受信サービスが一般的になりつつあ
り、そのユーザも急増している。
【0003】上述の電子メールやショートメール等の受
信は、メール受信者の都合に合わせて確認される。例え
ば、メール受信者が一時的にプロバイダに接続してメー
ルチェックを行うことによりメールの受信が確認され
る。
【0004】また、上述のボイスメール、及び留守番電
話の再生等も同様に、予め録音されたメッセージが電話
の受信者の都合に合わせて再生される。例えば、電話の
受信者が外出先から帰宅した際や、電車から下車した際
に、電話の受信者の指示によりメッセージが再生され
る。
【0005】しかしながら、上述の各種メッセージ送受
信サービスのように、メールの受信者や電話の受信者の
都合に合わせるのではなく、メッセージをリアルタイム
で相手に伝えたい場合がある。
【0006】例えば、プロ野球の試合において、逆転サ
ヨナラホームランによる劇的な展開が起こった場合に、
逆転サヨナラホームランを打ったチームのファンは、逆
転サヨナラホームランの打者に「よくやった!」とエー
ルを送りたい気持ちで一杯になる。
【0007】この時、逆転サヨナラホームランを打った
チームのファンは、逆転サヨナラホームランを打ったチ
ームのメールアドレスへメールを送信したり、留守番電
話で野球選手に対するメッセージを伝えることができ
る。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ファン
のための“お立ち台”は用意されていなかったため、選
手に対して伝えたいメッセージ(例えば、逆転サヨナラ
ホームランの打者に「よくやった!」というエール)を
伝えたい時間(例えば、選手がお立ち台から下りた瞬間
等)に伝えることはできなかった。
【0009】本発明の課題は、ネットワークを介して接
続された携帯端末から送信されたメッセージを特定エリ
ア内に設置された放送設備により放送できるようにする
ことである。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明は、このような課
題を達成するために、次のような特徴を備えている。な
お、次に示す手段の説明中、括弧書きにより実施の形態
に対応する構成を一例として例示する。符号等は、後述
する図面参照符号等である。
【0011】請求項1記載の発明は、ネットワーク(例
えば、図1に示す通信ネットワークN)を介して接続さ
れる携帯端末(例えば、図1に示す携帯端末3)から送
信されるメッセージを特定エリア内に設置された放送設
備(例えば、図1に示す場内放送設備2)により放送さ
せるメッセージ放送装置(例えば、図1に示すメッセー
ジ放送サーバ1)であって、携帯端末からメッセージの
登録が要求され、且つ当該携帯端末の現在位置が前記特
定エリア内にある場合は、当該携帯端末を登録端末とし
て登録する登録手段(例えば、図2に示すCPU11及
び図10に示すステップA1〜A8)と、前記登録手段
に登録された登録端末から予め決められた個数の登録端
末を選出する選出手段(例えば、図1に示すCPU11
及び図11に示すステップB3〜B10)と、前記選出
手段により選出された前記携帯端末にメッセージ登録可
能を示す通知を送信する送信手段(例えば、図2に示す
伝送制御部14及び図11に示すステップB11〜B1
3)と、前記通知を受信した前記携帯端末から送信され
るメッセージを前記放送設備により放送させる制御手段
(例えば、図2に示すCPU11及び図13に示すステ
ップD3〜D8)と、を備えることを特徴としている。
【0012】請求項1記載の発明のメッセージ放送装置
によれば、登録手段と、選出手段と、送信手段と、制御
手段と、を備えることにより、携帯端末からメッセージ
の登録が要求され、且つ当該携帯端末の現在位置が特定
エリア内にある場合に、当該携帯端末を登録端末として
登録し、登録された登録端末から予め決められた個数の
登録端末を選出し、選出された携帯端末にメッセージ登
録可能を示す通知を送信し、この通知を受信した携帯端
末から送信されるメッセージを放送設備により放送させ
ることができるので、野球場、競技場等の特定エリア内
にメッセージを放送することができ、選手、監督、応援
チーム等に対してメッセージを送りたいファン(携帯端
末のユーザ)の希望を叶え、ファンがメッセージを発表
する場、すなわちファンのための“お立ち台”のような
機会を設けることができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図1〜図13を参照して本
発明を適用したメッセージ放送システム100の実施の
形態を詳細に説明する。
【0014】まず、構成を説明する。
【0015】図1は、本実施の形態におけるメッセージ
放送システム100のシステム構成を示す図である。こ
の図1において、メッセージ放送システム100は、通
信ネットワークNに接続されたメッセージ放送サーバ
1、複数の携帯端末3、位置検出サーバ4、及び場内端
末5と、メッセージ放送サーバ1に接続された場内放送
設備2と、から構成されている。
【0016】なお、図1では1台のメッセージ放送サー
バ1と、1台の場内放送設備2と、3台の携帯端末3
と、1台の位置検出サーバ4と、1台の場内端末5と、
によりメッセージ放送システム100が構成された場合
を示しているが、それらの台数や設置箇所数は特に限定
されない。また、通信ネットワークNは、携帯電話通信
網,PHS電話通信網,電話回線、ISDN回線、無線
通信網、インターネット等のネットワークを含むもので
ある。
【0017】また、図1に示すメッセージ放送システム
100は、野球場,競技場等の特定エリア内で利用され
る応援メッセージ放送サービスを提供する。
【0018】図1のメッセージ放送システム100にお
いて、メッセージ放送サーバ1は、野球場、競技場等の
特定エリア内にある携帯端末3から登録された応援メッ
セージと、記憶装置16内に記憶した開始アナウンス、
及び終了アナウンスと、を場内端末5から送信された放
送指示に従って場内放送設備2に送信する。
【0019】また、場内放送設備2は、野球場、競技場
等の特定エリア内の各所に設置された複数のスピーカ等
から構成され、メッセージ放送サーバ1から送信される
開始アナウンス、応援メッセージ、終了アナウンスをそ
れぞれ受信して特定エリア内に放送する。
【0020】また、携帯端末3は、野球場、競技場等の
特定エリアにある場合に、無線通信、或いは通信ネット
ワークNを介してメッセージ放送サーバ1が提供する応
援サイト等へのアクセス機能を備える。この実施の形態
において、携帯端末3とは、携帯電話,PHS電話端
末,通信機能付携帯パーソナルコンピュータ等の無線通
信機能あるいは移動体通信機能を内蔵した携帯端末を意
味する。また、無線通信機能としては、光通信,IrD
A,ブルートゥース等の通信手段を含む。
【0021】位置検出サーバ4は、野球場、競技場等の
特定エリア内に設置された、例えば、携帯電話用の無線
基地局であり、その携帯電話用の無線通信プロトコルに
より携帯端末3の現在位置を定期的に把握し、携帯端末
3の現在位置を常時あるいは一定時間毎に、メッセージ
放送サーバ1に送信する。
【0022】また、場内端末5は、野球場、競技場等の
特定エリア内に設置された端末であり、特定エリアの運
営者(管理者)等による入力操作に応じて勝利チームを
指定し、通信ネットワークNを介してメッセージ放送サ
ーバ1に送信する。また、場内端末5は、開始メッセー
ジ、応援メッセージ、終了メッセージを放送するための
放送指示を通信ネットワークNを介してメッセージ放送
サーバ1に送信する。
【0023】まず、図1に示したメッセージ放送システ
ム100を構成するメッセージ放送サーバ1の内部構成
について図2を参照して説明する。
【0024】図2において、メッセージ放送サーバ1
は、CPU(Central Processing Unit)11、表示部
12、入力部13、伝送制御部14、RAM(Random A
ccess Memory)15、記憶装置16、記録媒体17、及
び印刷装置18によって構成されており、記録媒体17
を除く各部はバス19によって接続されている。
【0025】CPU11は、記憶装置16内の記録媒体
17に記憶されている当該メッセージ放送サーバ1に対
応する各種アプリケーションプログラムの中から指定さ
れたアプリケーションプログラムをRAM15内のワー
クメモリエリアに格納し、RAM15内に格納したアプ
リケーションプログラムに従って各種処理を実行し、そ
の処理結果をRAM15内のワークメモリエリアに格納
するとともに、表示部12に表示する。そして、ワーク
メモリエリアに格納した処理結果を記憶装置16内の記
録媒体17の保存先に保存する。
【0026】また、CPU11は、後述する応援登録受
付処理(図10参照)において、携帯端末3により後述
する応援サイトにアクセスされると、位置検出サーバ4
から携帯端末3の位置を取得し、その携帯端末3の現在
位置が場内(野球場内、或いは競技場内)にあるか否か
を判別し、場内に携帯端末3がある場合に、携帯端末3
に応援サイトの表示画面(図7参照)を送信し、送信し
た応援サイト画面において登録された応援チームと、携
帯端末3の端末ID(例えば、電話番号)と、を取得
し、応援登録ファイル17a(図4参照)に登録する。
【0027】また、CPU11は、後述する応援登録選
出処理(図11参照)において、場内端末5により勝利
チーム(例えば、Aチーム)が指定されると、応援登録
ファイル17aから勝利チーム(例えば、Aチーム)の
応援者のレコード(応援チーム「Aチーム」、及び端末
ID)をRAM15のワークメモリに読み出し、ワーク
メモリから応援者のレコードをランダムに抽出する。
【0028】また、CPU11は、抽出した応援者のレ
コードに対応する携帯端末3の現在位置を位置検出サー
バ4から取得し、携帯端末3の現在位置が場内(野球場
内、或いは競技場内)にある場合に、携帯端末3のユー
ザ氏名、及びユーザ住所を通信事業者から取得し、抽出
した応援者のレコード(応援チーム「Aチーム」、及び
端末ID)と共に選出登録ファイル17bに登録し、所
定数(例えば、10人分)のデータ(応援者のレコー
ド、ユーザ氏名、及びユーザ住所)を登録する。また、
CPU11は、選出登録ファイル17bから端末IDを
読み出し、読み出した端末IDの携帯端末3に応援者と
して選出した旨の通知を送信する。
【0029】また、CPU11は、後述する応援メッセ
ージ登録処理(図12参照)において、選出通知を受信
した携帯端末3からのアクセスがあると、携帯端末3か
ら端末IDを取得し、選出登録ファイル17bに登録さ
れている端末IDと照合し、端末IDが登録済みの場合
に、携帯端末3の現在位置を位置検出サーバ4から取得
する。また、CPU11は、携帯端末3が場内(野球場
内、或いは競技場内)にある場合に、登録開始返信(例
えば、「応援メッセージをどうぞ。時間は30秒間で
す。」等のメッセージ)を携帯端末3に送信し、設定時
間(例えば、30秒)内に携帯端末3のユーザから送信
される音声による応援メッセージ(肉声)を応援メッセ
ージファイル17cに登録する。
【0030】また、CPU11は、後述する応援メッセ
ージ放送処理(図13参照)において、場内端末5から
の放送指示を受信すると、応援メッセージファイル17
cから応援メッセージを読み出し、その応援メッセージ
内容が適切か否かを判別する。
【0031】また、CPU11は、応援メッセージ内容
が適切であると判別すると、応援メッセージの放送開始
を知らせるための開始アナウンスを場内放送設備2に送
信して場内に放送し、次いで登録された応援メッセージ
を場内に放送する。そして、CPU11は、応援メッセ
ージファイル17cに登録された全ての応援メッセージ
を場内放送設備2により放送すると、応援メッセージの
放送終了を知らせるための終了アナウンスを場内放送設
備2に送信して場内に放送し、応援メッセージファイル
17cに登録された端末IDに対応するユーザ氏名、及
びユーザ住所を選出登録ファイル17bから抽出し、抽
出した携帯端末3のユーザに対してクーポン券の発送処
理を行い、応援メッセージファイル17cのファイル内
容を消去する。
【0032】表示部12は、CRT(Cathode Ray Tub
e)、またはLCD(Liquid CrystalDisplay)等により
構成され、CPU11から入力される表示データを表示
する。
【0033】入力部13は、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備えたキーボードと、ポインテ
ィングデバイスであるマウスとを備え、キーボードで押
下された押下信号をCPU11に出力するとともに、マ
ウスによる操作信号をCPU11に出力する。
【0034】伝送制御部14は、メッセージ放送サーバ
1を通信ネットワークNに接続するための構成要素であ
り、携帯端末3や位置検出サーバ4、場内端末5等の外
部機器とケーブルあるいは無線ネットワークを介して接
続するためのコネクタ、モデム(MODEM:MOdulato
r/DEModulator)またはターミナルアダプタ(TA:Ter
minal Adapter)や、外部機器とケーブルを介さずにデ
ータ通信を行うための赤外線通信部や無線通信部等によ
り構成され、電話回線、ISDN回線、無線通信網、イ
ンターネット等の通信ネットワークNを介して外部機器
との通信を行うための制御を行う。モデムは、電話回線
を介して外部機器との通信を行うために、CPU11に
よって処理されたデジタルデータを電話回線の周波数帯
域にあったアナログ信号に変調し、また、電話回線を介
して入力されたアナログ信号をデジタル信号に復調する
装置であり、ターミナルアダプタは、ISDN回線を介
してパーソナルコンピュータ等の外部機器との通信を行
うために、既存のインタフェースをISDNに対応する
インタフェースに変換する装置である。
【0035】RAM15は、前述のCPU11により指
定されたアプリケーションプログラム、入力指示、入力
データ及び処理結果等を格納するワークメモリエリアを
有する。
【0036】記憶装置16は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記録媒体17を有しており、この記
録媒体17は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。この記録媒体17は記憶装置
16に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装備す
るものであり、この記録媒体17は上記システムプログ
ラム及び当該システムに対応する各種アプリケーション
プログラムとして応援登録受付処理プログラム、応援登
録選出処理プログラム、応援メッセージ登録処理プログ
ラム、応援メッセージ放送処理プログラム、及び各処理
プログラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0037】また、この記録媒体17に記憶するプログ
ラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやク
ライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送
媒体を介して伝送制御部14から受信して記憶する構成
にしてもよく、さらに、記録媒体17はネットワーク上
に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。さら
に、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を
介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器に
インストールするように構成してもよい。
【0038】また、記憶装置16は、応援チームや応援
メッセージを端末IDと共に記憶するための各種ファイ
ル、及びメモリとして、図3に示すファイル群、及びメ
モリ群を有する。
【0039】すなわち、記憶装置16は、図3に示すよ
うに、応援登録ファイル17a、選出登録ファイル17
b、応援メッセージファイル17c、応援サイトメモリ
17d、選出通知メモリ17e、開始アナウンスメモリ
17f、終了アナウンスメモリ17gを有する。
【0040】図4は、応援登録ファイル17aのデータ
構成を示す図である。応援登録ファイル17aは、端末
IDと、応援チームとが記憶されている。ここで、端末
IDは、応援登録をする際に取得される携帯端末3の電
話番号(この例では、携帯電話の電話番号)である。ま
た、応援チーム(Aチーム、或いはBチーム)は、後述
する応援サイトの表示画面(図7参照)において指定さ
れる。
【0041】図5は、選出登録ファイル17bのデータ
構成を示す図である。選出登録ファイル17bは、端末
IDと、応援チームと、ユーザ氏名と、ユーザ住所とが
記憶されている。選出登録ファイル17bは、応援登録
ファイル17aに登録されているデータの中から特定の
応援チーム(例えば、勝利チーム)に対応する所定数
(例えば、10人分)のデータ(端末ID、及び応援チ
ーム)が選出され、記憶される。また、ユーザ氏名と、
ユーザ住所とは、メッセージ放送サーバ1を通信ネット
ワークNに接続するための通信事業者等から取得され
る。
【0042】図6は、応援メッセージファイル17cの
データ構成を示す図である。応援メッセージファイル1
7cは、端末IDと、音声データにより構成された応援
メッセージとが記憶されている。応援メッセージは、選
出登録ファイル17bに登録されている端末IDの携帯
端末3により登録される。この応援メッセージは、例え
ば、図6「○○がんばれ…」、「××よくやった…」、
「△△の健闘を称える…」、「□□選手はえらい…」等
のように、選手、監督、応援チームに対する応援,激
励,賞賛を表す言葉である。この場合、応援メッセージ
は携帯端末3から送信される音声を音声データとして記
録している。音声データの記録方式としてはデジタル録
音方式あるいはアナログ録音方式を採用する。
【0043】図7は、応援サイトメモリ17dが記憶す
る応援サイトの表示画面の一例を示す図である。この応
援サイトの表示画面では、野球場、競技場等の特定エリ
アにおいて試合が行われるチーム(ここでは、Aチーム
とBチーム)のうち応援するチームを指定するためのチ
ーム指定ボタン「Aチーム」又は「Bチーム」と、携帯
端末3により指定された応援チーム、及び端末IDを応
援登録ファイル17aに登録するための「応援登録」ボ
タンと、指定した応援チーム、及び端末IDの登録を取
り消す「取り消し」ボタンと、が設定されている。
【0044】図8は、選出通知メモリ17eが記憶する
選出通知の一例を示す図である。この選出通知は、選
手、監督、応援チーム等に対して応援メッセージを送る
ファンとして選出された携帯端末3のユーザに対して送
信されるショートメール、或いは電子メール等によるメ
ッセージであり、選出されたことを報知するメッセージ
「あなたは応援メッセージを登録できる野球ファンに選
出されました。」と、応援メッセージの登録方法を報知
するメッセージ「下記の電話番号に電話をかけて応援メ
ッセージを登録してください。」と、登録先の電話番号
「03-1234-5678」とから構成される。ここ
で、登録先の電話番号は、試合毎に変更されるランダム
な番号である。
【0045】また、開始アナウンスメモリ17fには、
例えば、「ただいまより、ファンの方による応援メッセ
ージをご紹介いたします。」という合成音声のメッセー
ジ(開始アナウンス)が記憶されている。また、終了ア
ナウンスメモリ17gには、例えば、「以上で、応援メ
ッセージのご紹介を終了いたします。」という合成音声
のメッセージ(終了アナウンス)が記憶されている。
【0046】また、印刷装置18は、各種アプリケーシ
ョンプログラムによって作成されたデータ等を印刷す
る。また、印刷装置18は、図13により後述する応援
メッセージ放送処理において、選出登録ファイルに登録
されたユーザに対して発送するクーポン券を印刷するク
ーポン券発行機能を有する。
【0047】次いで、図1に示したメッセージ放送シス
テム100を構成する携帯端末3の内部構成について図
9を参照して説明する。
【0048】図9において、携帯端末3は、CPU3
1、表示部32、入力部33、伝送制御部34、RAM
35、記憶装置36、及び記録媒体37によって構成さ
れており、記録媒体37を除く各部はバス38によって
接続されている。
【0049】CPU31は、記憶装置36内の記録媒体
37に記憶されている当該携帯端末3に対応する各種ア
プリケーションプログラムの中から指定されたアプリケ
ーションプログラムをRAM35内のワークメモリエリ
アに格納し、RAM35内に格納したアプリケーション
プログラムに従って各種処理を実行し、その処理結果を
RAM35内のワークメモリエリアに格納するととも
に、表示部32に表示する。そして、ワークメモリエリ
アに格納した処理結果を記憶装置36内の記録媒体37
の保存先に保存する。
【0050】また、CPU31は、入力部33から入力
されるキー操作信号に基づいて、各ブロックの動作を統
一的に制御すると共に、携帯電話機能(例えば、電話番
号登録処理、通話処理、着信処理)、及びデータ通信機
能(例えば、メール送受信処理、インターネット接続処
理)等を実行制御する。
【0051】また、CPU31は、入力部33からの入
力指示により応援サイトにアクセスし、メッセージ放送
サーバ1から送信される応援サイト画面(図7参照)を
受信する。また、CPU31は、入力部33からの入力
指示により受信した応援サイト画面において応援チーム
を指定し、更に「応援登録」ボタンの入力指示により指
定した応援チーム、及び端末IDをメッセージ放送サー
バ1に送信する。
【0052】また、CPU31は、メッセージ放送サー
バ1から送信された選出通知を受信する。また、CPU
31は、入力部33からの入力指示により選出通知の電
話番号にアクセスし、メッセージ放送サーバ1から送信
される登録開始返信(例えば、「応援メッセージをどう
ぞ。時間は30秒間です。」等のメッセージ)を受信す
ると、ユーザからの応援メッセージ(肉声)をメッセー
ジ放送サーバ1に送信する。
【0053】表示部32は、LCD等により構成され、
CPU31から入力される表示データを表示する。
【0054】入力部33は、カーソルキー、数字入力キ
ー及び各種機能キー等を備えたキーボードを備え、キー
ボードで押下された押下信号をCPU31に出力する。
【0055】伝送制御部34は、音声データを変調、復
調する変調復調回路等により構成され、音声処理部(図
示省略)から入力された音声ディジタルデータを携帯電
話の通信方式に適合するように変調し、アンテナ(図示
省略)を介して位置検出サーバ4へ送信する。また、伝
送制御部34は無線基地局(例えば、位置検出サーバ
4)から送信された着信信号をアンテナにより受信する
と、CPU31に着信検出信号を与え、受信した音声デ
ータを復調して音声処理部へ渡す。音声処理部では復調
された音声ディジタルデータをD/Aコンバータにより
音声アナログデータに変換して増幅器を介してレシーバ
から出力する。また、伝送制御部34は、携帯端末3を
通信ネットワークNに接続するための構成要素であり、
メッセージ放送サーバ1等の外部機器と通信ネットワー
クN、または無線通信網を介して接続され、外部機器と
の間でメール(例えば、ショートメール、電子メール)
の送受信を行う。
【0056】RAM35は、前述の指定されたアプリケ
ーションプログラム、入力指示、入力データ及び処理結
果等を格納するワークメモリエリアを有する。
【0057】記憶装置36は、プログラムやデータ等が
予め記憶されている記録媒体37を有しており、この記
録媒体37は磁気的、光学的記録媒体、若しくは半導体
メモリで構成されている。この記録媒体37は記憶装置
36に固定的に設けたもの、もしくは着脱自在に装備す
るものであり、この記録媒体37は上記システムプログ
ラム及び当該システムに対応する各種アプリケーション
プログラムとして全体処理プログラム、及び各処理プロ
グラムで処理されたデータ等を記憶する。
【0058】また、この記録媒体37に記憶するプログ
ラム、データ等は、その一部若しくは全部をサーバやク
ライアント等の他の機器からネットワーク回線等の伝送
媒体を介して伝送制御部34から受信して記憶する構成
にしてもよく、さらに、記録媒体37はネットワーク上
に構築されたサーバの記録媒体であってもよい。さら
に、前記プログラムをネットワーク回線等の伝送媒体を
介してサーバやクライアントへ伝送してこれらの機器に
インストールするように構成してもよい。
【0059】次に、動作を説明する。
【0060】メッセージ放送サーバ1のCPU11によ
り実行される応援登録受付処理、応援登録選出処理、応
援メッセージ登録処理、及び応援メッセージ放送処理に
ついて図10〜図13に示すフローチャートに基づいて
説明する。ここで、このフローチャートに記述されてい
る各機能を実現するためのプログラムは、読み取り可能
なプログラムコードの形態で記録媒体17に格納されて
おり、CPU11はこのプログラムコードに従った動作
を逐次実行する。また、CPU11は伝送媒体を介して
伝送されてきた上述のプログラムコードに従った動作を
逐次実行することもできる。すなわち、記録媒体17の
他、伝送媒体を介して外部供給されたプログラム/デー
タを利用してこの実施形態特有の動作を実行することも
できる。
【0061】図10は、応援メッセージサービスを利用
する携帯端末3のユーザが応援登録をする際にメッセー
ジ放送サーバ1において実行される応援登録受付処理の
流れを示すフローチャートである。
【0062】図10において、メッセージ放送サーバ1
のCPU11は、携帯端末3からの応援サイトに対する
アクセスがあるまで待機し(ステップA1)、携帯端末
3により応援サイトにアクセスされると、位置検出サー
バ4から携帯端末3の現在位置を取得し(ステップA
2)、その携帯端末3の現在位置が場内(野球場内、或
いは競技場内)にあるか否かを判別する(ステップA
3)。即ち、ステップA3では、携帯端末3の現在位置
が野球場内、競技場内等の予め決められた特定エリア内
にあるか否かを判別する。
【0063】次いで、CPU11は、携帯端末3の現在
位置が場内ではない(即ち、特定エリア内ではない)と判
別すると(ステップA3;NO)、携帯端末3にエラー
メッセージ(図示省略)を送信し、図10の応援登録受
付処理を終了する。
【0064】また、CPU11は、携帯端末3の現在位
置が場内であると判別すると(ステップA3;YE
S)、応援登録を受け付け、携帯端末3に応援サイトの
表示画面(図7参照)を送信し(ステップA4)、携帯
端末3から送信される端末ID(電話番号)及び指定さ
れた応援チーム情報の受信を待機して(ステップA
5)、受信があった場合は、まず、その受信データから
端末ID(電話番号)を取得する(ステップA6)。
【0065】そして、CPU11は、携帯端末3に送信
した応援サイト画面において、携帯端末3のユーザ操作
により指定チーム情報(ユーザにより指定された応援チ
ームを示す情報)を取得し(ステップA7)、取得した
端末ID、及び指定チーム情報を応援登録ファイル17
a(図4参照)に登録し(ステップA8)、応援サイト
における図示しない応援登録受付完了メッセージ(例え
ば、「応援登録を受け付けました!」)を携帯端末3に
送信し(ステップA9)、図10の応援登録受付処理を
終了する。
【0066】次に、メッセージ放送サーバ1において実
行される応援登録選出処理について説明する。図11
は、応援登録選出処理の流れを示すフローチャートであ
る。
【0067】図11において、CPU11は、場内端末
5におけるユーザ操作により勝利チーム(例えば、Aチ
ーム)が指定されるまで待機し(ステップB1)、場内
端末5により勝利チームが指定されると、指定された勝
利チームを判別し(ステップB2)、応援登録ファイル
17aから勝利チームに対応する応援者のレコード(応
援チーム「Aチーム」、及び端末ID)をRAM15の
ワークメモリに読み出し(ステップB3)、読み出しが
終了したか否かを判別する(ステップB4)。
【0068】応援者のレコードの読み出しが終了してい
なければ(ステップB4;NO)、ステップB3に戻
り、応援者のレコードの読み出しが終了していれば(ス
テップB4;YES)、CPU11は、ワークメモリか
ら応援者のレコードをランダムに抽出する(ステップB
5)。
【0069】次いで、CPU11は、抽出した応援者の
レコード(端末ID)に対応する携帯端末3の現在位置
を位置検出サーバ4から取得し(ステップB6)、携帯
端末3の現在位置が場内(野球場内、或いは競技場内)
にあるか否かを判別する(ステップB7)。
【0070】携帯端末3の現在位置が場内になければ
(ステップB7;NO)、ステップB5に戻り、携帯端
末3の現在位置が場内にあれば(ステップB7;YE
S)、CPU11は、携帯端末3のユーザ氏名、及びユ
ーザ住所を通信事業者から取得し(ステップB8)、抽
出した応援者のレコード(応援チーム「Aチーム」、及
び端末ID)と共に選出登録ファイル17bに登録する
(ステップB9)。
【0071】そして、CPU11は、予め設定されてい
る所定数(例えば、10人分)の応援者のデータ(レコ
ード、ユーザ氏名、及びユーザ住所)を選出登録ファイ
ル17bに登録したか否かを判別し(ステップB1
0)、所定数の応援者のデータを選出登録ファイル17
bに登録していなければ(ステップB10;NO)、ス
テップB5に戻る。
【0072】また、所定数の応援者のデータを選出登録
ファイル17bに登録していれば(ステップB10;Y
ES)、CPU11は、選出登録ファイル17bから端
末IDを読み出し(ステップB11)、読み出した端末
IDに対応する携帯端末3に対して、応援者として選出
した旨を知らせる選出通知(図8参照)を送信する(ス
テップB12)。
【0073】そして、CPU11は、選出登録ファイル
17bに登録した全ての応援者の携帯端末3に選出通知
を送信したか否かを判別し(ステップB13)、全ての
応援者の携帯端末3に選出通知を送信していなければ
(ステップB13;NO)、ステップB11に戻り、全
ての応援者の携帯端末3に選出通知を送信していれば
(ステップB13;YES)、図11の応援登録選出処
理を終了する。
【0074】次に、選出通知を受信した携帯端末3のユ
ーザからの応援メッセージを登録する際に、メッセージ
放送サーバ1において実行される応援メッセージ登録処
理について説明する。図12は、応援メッセージ登録処
理の流れを示すフローチャートである。
【0075】図12において、CPU11は、選出通知
を受信した携帯端末3からのアクセスがあるまで待機し
(ステップC1)、携帯端末3からのアクセスがある
と、その携帯端末3から端末IDを取得し(ステップC
2)、選出登録ファイル17bに登録されている端末I
Dと照合し(ステップC3)、端末IDが登録済みであ
るか否かを判別する(ステップC4)。
【0076】端末IDが登録済みでなければ(ステップ
C4;NO)、CPU11は、携帯端末3にエラメッセ
ージを送信すると共に、携帯端末3との接続を切り離し
て(ステップC11)、図12の応援メッセージ登録処
理を終了する。
【0077】また、端末IDが登録済みであれば(ステ
ップC4;YES)、CPU11は、携帯端末3の現在
位置を位置検出サーバ4から取得し(ステップC5)、
携帯端末3の現在位置が場内(野球場内、或いは競技場
内)にあるか否かを判別する(ステップC6)。
【0078】携帯端末3の現在位置が場内(野球場内、
或いは競技場内)になければ(ステップC6;NO)、
CPU11は、携帯端末3にエラメッセージを送信する
と共に、携帯端末3との接続を切り離して(ステップC
11)、図12の応援メッセージ登録処理を終了する。
【0079】また、携帯端末3の現在位置が場内(野球
場内、或いは競技場内)にあれば(ステップC6;YE
S)、CPU11は、登録開始返信(例えば、「応援メ
ッセージをどうぞ。時間は30秒間です。」等のメッセ
ージ)を携帯端末3に送信し(ステップC7)、携帯端
末3のユーザから送信される音声による応援メッセージ
(肉声)を応援メッセージファイル17cに登録する
(ステップC8)。
【0080】また、CPU11は、応援メッセージ(肉
声)の登録時間として予め設定された設定時間(例え
ば、30秒)を超過したか否かを判別し(ステップC
9)、設定時間を超過していなければ(ステップC9;
NO)、ステップC8に戻り、設定時間を超過していれ
ば(ステップC9;YES)、応援メッセージ(肉声)
の登録を終了すると共に、携帯端末3との接続を切り離
し(ステップC10)、図12の応援メッセージ登録処
理を終了する。
【0081】次に、場内放送設備2により応援者の応援
メッセージを放送する際に、メッセージ放送サーバ1に
おいて実行される応援メッセージ放送処理について説明
する。図13は、応援メッセージ放送処理の流れを示す
フローチャートである。
【0082】図13において、CPU11は、場内端末
5におけるユーザ操作による放送指示を受信したか否か
を判別し(ステップD1)、放送指示を受信していなけ
れば(ステップD1;NO)、ステップD1に戻り、放
送指示を受信していれば(ステップD1;YES)、放
送タイミングが良いか否かを判別する(ステップD
2)。即ち、場内放送設備2が他の放送内容を放送中で
あれば、放送タイミングが良くないと判別し、その放送
の終了を待つようにする。
【0083】放送タイミングが悪ければ(ステップD
2;NO)、ステップD2に戻り、放送タイミングが良
ければ(ステップD2;YES)、CPU11は、応援
メッセージファイル17cから応援メッセージを読み出
し(ステップD3)、応援メッセージの内容に適切でな
い表現が含まれていないかどうかの適切性をチェックす
る(ステップD4)。この場合、応援メッセージファイ
ル17cに登録された音声データを解析し、その内容に
不適切な表現が含まれていないかどうかをチェックす
る。なお、ステップD4の適切性チェック処理は、応援
メッセージを登録する携帯端末3のユーザが十分に信頼
でき、不適切な表現を含む応援メッセージは登録しない
と判断される場合は省略してもよい。
【0084】また、CPU11は、ステップD4のチェ
ック結果に基づいて、応援メッセージの内容が適切であ
るか否かを判別し(ステップD5)、応援メッセージの
内容が適切でなければ(ステップD5;NO)、ステッ
プD3に戻り、応援メッセージの内容が適切であれば
(ステップD5;YES)、開始アナウンス(例えば、
「ただいまより、ファンの方による応援メッセージをご
紹介いたします。」という合成音声のメッセージ)を場
内放送設備2に送信し、場内放送設備2に含まれる複数
のスピーカにより開始アナウンスを場内に放送する(ス
テップD6)。
【0085】次いで、CPU11は、応援メッセージフ
ァイル17cに登録された応援メッセージ(例えば、
「○○がんばれ……」等)を場内放送設備2に送信し、
場内放送設備2に含まれる複数のスピーカにより応援メ
ッセージを場内に放送し(ステップD7)、応援メッセ
ージファイル17cに登録された全ての応援メッセージ
を場内に放送したか否かを判別する(ステップD8)。
【0086】CPU11は、応援メッセージファイル1
7cに登録された全ての応援メッセージを場内に放送し
ていなければ(ステップD8;NO)、ステップD3に
戻り、ステップD3〜D7までの各処理を繰り返し、応
援メッセージファイル17cに登録された全ての応援メ
ッセージを場内放送設備2により放送すると(ステップ
D8;YES)、終了アナウンス(例えば、「以上で、
応援メッセージのご紹介を終了いたします。」という合
成音声のメッセージ)を場内放送設備2に送信し、場内
放送設備2に含まれる複数のスピーカにより終了アナウ
ンスて場内に放送する(ステップD9)。
【0087】そして、CPU11は、応援メッセージフ
ァイル17cに登録された端末IDに対応するユーザ氏
名、及びユーザ住所を選出登録ファイル17bから抽出
し、抽出した携帯端末3のユーザに対してクーポン券
(例えば、野球観戦チケット、野球場、或いは競技場等
の飲食クーポン等)の発送処理を行い(ステップD1
0)、応援メッセージファイル17cのファイル内容を
消去して(ステップD11)、図13の応援メッセージ
放送処理を終了する。上記ステップD10では、抽出し
た携帯端末3のユーザに対するクーポン券を印刷装置1
8を印刷制御することにより発行し、発行したクーポン
券を応援メッセージファイル17cに登録されたユーザ
住所を宛先として発送する。
【0088】以上のように、メッセージ放送システム1
00を構成するメッセージ放送サーバ1は、野球場、競
技場等の特定エリアにおいて、応援メッセージ放送サー
ビスの利用を希望する応援者の携帯端末3により応援登
録がされると、応援者のレコード(応援チーム、及び端
末ID)を応援登録ファイル17aに記憶する。
【0089】また、メッセージ放送サーバ1は、場内端
末5により勝利チームが指定されると、記憶した応援者
のレコードの中から勝利チームに対する所定数のレコー
ドを抽出して選出登録ファイル17bに記憶し、抽出し
たレコード(端末ID)の携帯端末3に応援者として選
出した旨の通知を送信する。
【0090】また、メッセージ放送サーバ1は、該通知
を受信した携帯端末3からのアクセスがあると、応援メ
ッセージ(肉声)を登録して、登録された応援メッセー
ジ内容が適切であるか否かを判別して場内放送設備2に
送信し、場内(野球場内、或いは競技場内)に放送す
る。また、メッセージ放送サーバ1は、応援メッセージ
を登録した(或いは、応援メッセージが放送された)携
帯端末3のユーザ(応援者)に特典としてクーポン等を
提供する。
【0091】従って、選手、監督、応援チーム等に対し
て応援メッセージを送りたいファンの希望を叶え、場内
に応援メッセージを放送することができるので、ファン
が応援メッセージを発表する場、すなわちファンのため
の“お立ち台”のような機会を設けることができる。
【0092】また、メッセージを場内に放送した携帯端
末3のユーザ(応援者)に対して特典としてクーポン券
等を提供することにより、この応援メッセージ放送サー
ビスの利用を促進させることができる。
【0093】なお、以上の実施の形態において、携帯端
末3から登録された応援メッセージは、メッセージ放送
サーバ1のCPU11により適切性がチェックされるこ
とにしたが、本発明はこれに限定されることなく、応援
メッセージ(音声データ)を文字データに変換し、メッ
セージ放送サーバ1の表示部12に表示させたり、印刷
装置18により印刷することによりメッセージ放送サー
バ1を操作するユーザ等により応援メッセージの適切性
をチェックするようにしてもよい。
【0094】また、本実施の形態では、端末IDは電話
番号としたが、本発明はこれに限定されるものではな
く、端末毎の認識番号(シリアル番号)としてもよい。
【0095】また、本実施の形態では、野球、サッカ
ー、ラグビー等のようなチーム競技について説明した
が、他のスポーツでも良く、プロレス、ボクシング、柔
道、剣道等の個人競技にも適用できる。
【0096】また、応援メッセージを登録した(或い
は、放送された)応援者に対してクーポン券を提供する
ことを特典としたが、その他の特典でも良い。
【0097】また、このメッセージ放送サービスを有料
サービスとし、応援メッセージを放送した応援者から得
た収入により募金や寄付等を行うことにしても良い。
【0098】
【発明の効果】請求項1及び7記載の発明によれば、携
帯端末からメッセージの登録が要求され、且つ当該携帯
端末の現在位置が特定エリア内にある場合に、当該携帯
端末を登録端末として登録し、登録された登録端末から
予め決められた個数の登録端末を選出し、選出された携
帯端末にメッセージ登録可能を示す通知を送信し、この
通知を受信した携帯端末から送信されるメッセージを放
送設備により放送させることができるので、野球場、競
技場等の特定エリア内にメッセージを放送することがで
き、選手、監督、応援チーム等に対してメッセージを送
りたいファン(携帯端末のユーザ)の希望を叶え、ファ
ンがメッセージを発表する場、すなわちファンのための
“お立ち台”のような機会を設けることができる。
【0099】請求項2記載の発明によれば、メッセージ
の登録を受け付けるための登録サイトをネットワーク上
に開設し、登録サイトにアクセスした携帯端末からメッ
セージの登録が要求され、且つ携帯端末の現在位置が前
記特定エリア内にある場合に、当該携帯端末を登録端末
として登録することができるので、メッセージの登録を
希望する特定エリア内の携帯端末を登録端末として登録
できる。
【0100】請求項3記載の発明によれば、携帯端末の
ユーザが発声する音声メッセージを放送設備により放送
させることができるので、感情が込められたあたたかい
メッセージを選手、監督、応援チーム等に伝えることが
できる。
【0101】請求項4記載の発明によれば、携帯端末の
ユーザが指示するメッセージ送り先毎に登録端末を登録
し、複数のメッセージ送り先から特定の送り先に対応し
て登録された登録端末から予め決められた個数の登録端
末を選出することができるので、特定の送り先に対する
登録端末の選出が容易にできる。
【0102】請求項5記載の発明によれば、通知を受信
した携帯端末から送信されるメッセージを記憶し、記憶
したメッセージを放送設備により放送させることができ
るので、携帯端末から送信されるメッセージを放送設備
により放送させる前に該メッセージの内容が適切か否か
をチェックできる。
【0103】請求項6記載の発明によれば、メッセージ
に不適切な表現が含まれていないか否かを判別し、適切
なメッセージを放送設備により放送させることができる
ので、非難や中傷等を含まない純粋なファンの応援メッ
セージを放送できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】メッセージ放送システム100のシステム構成
を示す図である。
【図2】メッセージ放送サーバ1の内部構成を示す図で
ある。
【図3】記憶装置16が有するファイル群、及びメモリ
群を示す図である。
【図4】応援登録ファイル17aのデータ構成を示す図
である。
【図5】選出登録ファイル17bのデータ構成を示す図
である。
【図6】応援メッセージファイル17cのデータ構成を
示す図である。
【図7】応援サイトメモリ17dが記憶する応援サイト
の表示画面を示す図である。
【図8】選出通知メモリ17eが記憶する選出通知を示
す図である。
【図9】携帯端末3の内部構成を示す図である。
【図10】応援登録受付処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図11】応援登録選出処理の流れを示すフローチャー
トである。
【図12】応援メッセージ登録処理の流れを示すフロー
チャートである。
【図13】応援メッセージ放送処理の流れを示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 メッセージ放送サーバ 11 CPU 12 表示部 13 入力部 14 伝送制御部 15 RAM 16 記憶装置 17 記録媒体 17a 応援登録ファイル 17b 選出登録ファイル 17c 応援メッセージファイル 17d 応援サイトメモリ 17e 選出通知メモリ 17f 開始アナウンスメモリ 17g 終了アナウンスメモリ 18 印刷装置 19 バス 2 場内放送設備 3 携帯端末 31 CPU 32 表示部 33 入力部 34 伝送制御部 35 RAM 36 記憶装置 37 記録媒体 38 バス 4 位置検出サーバ 5 場内端末 100 メッセージ放送システム N 通信ネットワーク

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ネットワークを介して接続される携帯端末
    から送信されるメッセージを特定エリア内に設置された
    放送設備により放送させるメッセージ放送装置であっ
    て、 携帯端末からメッセージの登録が要求され、且つ当該携
    帯端末の現在位置が前記特定エリア内にある場合は、当
    該携帯端末を登録端末として登録する登録手段と、 前記登録手段に登録された登録端末から予め決められた
    個数の登録端末を選出する選出手段と、 前記選出手段により選出された前記携帯端末にメッセー
    ジ登録可能を示す通知を送信する送信手段と、 前記通知を受信した前記携帯端末から送信されるメッセ
    ージを前記放送設備により放送させる制御手段と、 を備えることを特徴とするメッセージ放送装置。
  2. 【請求項2】メッセージの登録を受け付けるための登録
    サイトが前記ネットワーク上に開設され、前記登録手段
    は、前記登録サイトにアクセスした前記携帯端末から前
    記メッセージの登録が要求され、且つ前記携帯端末の現
    在位置が前記特定エリア内にある場合は、当該携帯端末
    を登録端末として登録することを特徴とする請求項1記
    載のメッセージ放送装置。
  3. 【請求項3】前記メッセージは前記携帯端末のユーザが
    発声する音声メッセージであり、前記制御手段は、前記
    携帯端末から送信される音声メッセージを前記放送設備
    により放送させることを特徴とする請求項1または2記
    載のメッセージ放送装置。
  4. 【請求項4】前記登録手段は、前記携帯端末のユーザが
    指示するメッセージ送り先毎に登録端末を登録し、前記
    選出手段は、複数のメッセージ送り先から特定の送り先
    に対応して登録された登録端末から予め決められた個数
    の登録端末を選出することを特徴とする請求項1乃至3
    のいずれかに記載のメッセージ放送装置。
  5. 【請求項5】前記通知を受信した前記携帯端末から送信
    されるメッセージを記憶する記憶手段を更に備え、前記
    制御手段は、前記記憶手段から読出したメッセージを前
    記放送設備により放送させることを特徴とする請求項1
    乃至4のいずれかに記載のメッセージ放送装置。
  6. 【請求項6】前記記憶手段により記憶されたメッセージ
    に不適切な表現が含まれていないか否かを判別する判別
    手段を更に備え、前記制御手段は、前記判別手段により
    不適切な表現が含まれていないと判別されたメッセージ
    を前記放送設備により放送させることを特徴とする請求
    項5記載のメッセージ放送装置。
  7. 【請求項7】コンピュータが実行可能なプログラムコー
    ドを有する記録媒体であって、 ネットワークを介して接続される携帯端末からメッセー
    ジの登録が要求され、 且つ当該携帯端末の現在位置が特定エリア内にある場合
    は、当該携帯端末を登録端末として登録させるためのプ
    ログラムコードと、 前記登録された前記登録端末から予め決められた個数の
    登録端末を選出させるためのプログラムコードと、 前記選出された前記携帯端末にメッセージ登録可能を示
    す通知を送信させるためのプログラムコードと、 前記通知を受信した前記携帯端末から送信されるメッセ
    ージを前記特定エリア内に設置された放送設備により放
    送させるためのプログラムコードと、 を有するプログラム記録媒体。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2003050977A1 (en) * 2001-12-08 2003-06-19 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and appartaus for terminating a broadcast service in a mobile communication system
WO2022024898A1 (ja) * 2020-07-28 2022-02-03 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
JP7123275B1 (ja) * 2021-05-25 2022-08-22 三菱電機株式会社 応援支援装置、応援支援システムおよび応援支援方法

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WO2022024898A1 (ja) * 2020-07-28 2022-02-03 株式会社ソニー・インタラクティブエンタテインメント 情報処理装置、情報処理方法およびコンピュータプログラム
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