JP2002157970A - 電子線を用いた評価装置及び方法、並びに、こうした装置及び方法を用いたデバイス製造方法 - Google Patents

電子線を用いた評価装置及び方法、並びに、こうした装置及び方法を用いたデバイス製造方法

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JP2002157970A
JP2002157970A JP2000354290A JP2000354290A JP2002157970A JP 2002157970 A JP2002157970 A JP 2002157970A JP 2000354290 A JP2000354290 A JP 2000354290A JP 2000354290 A JP2000354290 A JP 2000354290A JP 2002157970 A JP2002157970 A JP 2002157970A
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electron beams
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Muneki Hamashima
宗樹 浜島
Mamoru Nakasuji
護 中筋
Shinji Nomichi
伸治 野路
Toru Satake
徹 佐竹
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Ebara Corp
Nikon Corp
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Ebara Corp
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 評価装置のスループットを大幅に向上させる
と共に、光学系を分解することなくクリーニングするこ
と。 【解決手段】 評価装置は、試料10の表面に一次光学
系を介して複数の電子線を供給する電子ビーム生成手段
1〜9と、試料10の表面から放出される二次電子線を
検出器17に導く二次光学系14、15と、試料10を
複数の電子線に対して相対的に移動させる移動手段1
2、Sとを具備する。複数の電子線の相互間隔は二次光
学系の分解能よりも大きい。一次光学系及び二次光学系
を分解することなく、有機的汚染をドライクリーニング
するため、酸素ガスを吹出すノズル23がマルチ開口板
4の上側又は下側に設けられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、最小線幅が0.
1ミクロン以下のパターンの欠陥検査、CD測定、電位
コントラスト測定などを高時間分解能で実施するため
の、電子線を用いた評価装置及び方法に関する。さら
に、この発明は、こうした装置及び方法を用いたデバイ
ス製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス製造用のX線マスクパタ
ーン或いは半導体ウェーハに形成された高密度のパター
ンの欠陥検出に、通常は走査型電子顕微鏡が使用されて
いる。しかし、走査型電子顕微鏡は細く絞った1本の電
子線で試料の表面を走査し、その試料から放出される二
次電子線を検出するものであるため、マスクパターンや
半導体ウェーハ上のパターンに対する評価スループット
が著しく低いという問題があった。
【0003】この問題を解決するため、マルチ開口を用
いてマルチビームを生成し、ビーム本数だけスループッ
トを向上させることが考えられるが、この場合には、マ
ルチ開口が短時間で汚染物質で塞がれてしまい、ビーム
強度が低下するという新たな問題が生じている。
【0004】一方、電子線描画装置などにおいては、光
学系を分解することなく鏡筒内部をクリーニングする工
程が提案されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、従来の技
術における上記の問題に鑑みて提案されたものであり、
この発明は、走査型電子顕微鏡方式の評価装置のスルー
プットを大幅に向上させること、および、マルチ開口が
塞がれても光学系を分解することなくクリーニングする
ことができる方法を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1の発明は、試料の表面に一次光学系手段
を介して複数の電子線を供給する電子ビーム生成手段
と、前記試料の表面から放出される二次電子線を検出器
群に導く二次光学系手段と、前記試料を前記複数の電子
線に対して相対的に移動させる移動手段と、を具備し、
前記複数の電子線の相互間隔を前記二次光学系手段の分
解能よりも大きくしたことを特徴とする、電子線を用い
た評価装置、を提供する。
【0007】また、請求項2の発明は、複数の電子線を
試料に照射する一次光学系と、前記試料から放出される
二次電子線を複数の検出器へ導く二次光学系と、を具備
し、前記複数の電子線の間隔を前記二次光学系の分解能
よりも大きく設定し、前記一次光学系及び前記二次光学
系を分解することなく、汚染をドライクリーニングする
手段を有することを特徴とする、電子線を用いた評価装
置、を提供する。
【0008】請求項3の発明は、こうした評価装置にお
いて、前記複数の電子線のそれぞれが前記一次光学系の
光軸から等しい距離にあり、前記複数の電子線を任意の
軸上に投影したときの、前記複数の電子線の間隔が実質
的に等しいことを特徴とする。
【0009】請求項4の発明は、(a)試料の位置を測
定する工程と、(b)一次光学系を介して複数の電子線
を前記試料に位置誘導する工程と、(c)前記試料の表
面の所望の位置を前記複数の電子線で走査する工程と、
(d)前記工程(c)の結果として前記試料の表面が放
出された二次電子線を二次光学系によって検出群に導い
て検出する工程と、を具備し、前記複数の電子線の相互
間隔を前記二次光学系の分解能よりも大きくしたことを
特徴とする、電子線を用いた評価方法、を提供する。
【0010】請求項5の発明は、上記の評価装置と評価
方法とのうち少なくとも一方を用いて、プロセス途中の
ウェーハの評価を行うことを特徴とするデバイス製造方
法、を提供する。
【0011】
【発明の実施の形態】図1は、この発明に係る評価装置
に用いることができる電子線装置の一つの実施の形態の
構成を概略的に示す断面図である。同図において、電子
線装置は、1本の電子線を発生する電子銃1を備える。
電子銃1は、例えばLaB6単結晶からなるカソード
1’(図2の(イ)参照)から一次電子線を放出する。
カソード1’は電子線を放出する突起が円周上に配列さ
れた構造を有する。なお、図1に示すとおり、電子銃1
から放出される一次電子線の光軸に平行な方向をy方
向、これに垂直な方向をx方向とする。
【0012】電子銃1からy方向に放出された電子線
は、コンデンサ・レンズ2によって収束され、点3にク
ロスオーバーを形成する。コンデンサ・レンズ2と点3
との間には、複数の小孔を有する第1のマルチ開口板4
(後述)が配置され、マルチ開口板4に入射した電子線
は複数の小孔により複数の電子線に分割される。
【0013】マルチ開口板4によって形成された複数の
一次電子線は、それぞれの小孔41〜4n(図2の
(ロ))から送出されたかのように、点線で示す経路を
通って進行し、静電偏向器5によって向きを調整された
後、縮小レンズ6によってビーム寸法と間隔を縮小され
て点7に投影される。点7で合焦した後、複数の一次電
子線はウィーン・フィルタ8を通過して対物レンズ9に
入射する。対物レンズ9は複数の一次電子線のビーム寸
法を更に縮小してから試料10に合焦させ、試料10の
表面の複数の位置を照射する。試料10は、走査のため
にx方向又はy方向に移動することができるステージS
の上に載置される。
【0014】なお、対物レンズ9と試料10との間に配
置された対称電極11は、試料から放出された二次電子
を通したり、試料面に追い戻したりするために使用され
る。また、縮小レンズ6とウィーン・フィルタ8との間
には静電偏向器12が配置される。静電偏向器12は、
複数の一次電子線によって試料(例えば、半導体ウェ
ハ)10の表面上を同時に走査するために一次電子線を
偏向させる。
【0015】コンデンサ・レンズ2、縮小レンズ6、静
電偏向器5、12、対称電極11及び対物レンズ9を含
む光学系は一次光学系と呼ばれる。
【0016】縮小レンズ6及び対物レンズ9の像面湾曲
収差の影響を無くすため、マルチ開口板4は、図2の
(ロ)に示すように、点Oを中心とする点線で示す円周
上に形成された複数の小孔41、42、43、・・・
・、4nを有しており、これによって、電子銃1から放
出された電子線を複数の電子線に分割する。例えば、マ
ルチ開口板4は4個の開口を有するものでもよい。
【0017】個々の小孔41〜4nは例えば円形であ
り、その直径は1〜10ミクロン程度の大きさである。
これらの小孔は、直径上の2つの小孔(図2の(ロ)に
おいては41、46)を通る線X−Xに垂直な線Y−Y
に平行で各小孔を通る線a、b、c、d、e、f、g、
h、iの相互の間隔が等しいように設定される。電子銃
1のカソード1’に設けられた複数の突起のそれぞれ
は、線X−Xと線a〜iとが交差する各位置と対応す
る。
【0018】マルチ開口板4の位置は、電子銃1から放
出される一次電子線の強度が最も大きい位置に小孔41
〜4nが位置するよう調整される必要がある。このた
め、マルチ開口板4は、マルチ開口板4を含む面内での
移動を可能にするXYステージ、マルチ開口板4を含む
面に垂直な方向での移動を可能にするZステージ及びマ
ルチ開口板4を含む面の回転を可能にするθステージの
うちの少なくとも1つのステージ上に載置され、マルチ
開口板4によって形成される複数の電子線の強度が均一
になる又は最大になるように、マルチ開口板4を支持す
るXYステージ、Zステージ及びθステージのうちの少
なくとも一つのステージが調整される。
【0019】図1に戻って、対物レンズ9によって試料
10に合焦された一次電子線が試料10の表面の複数の
個所を照射するのに応じて、照射された複数の個所のそ
れぞれから二次電子線が放出される。放出された二次電
子線は対物レンズ9の電界によって加速され且つ細く収
束された後、ウィーン・フィルタ8により一次電子線か
ら逸れる方向へ(図1においては、向かって右へ)偏向
される。こうしてウィーン・フィルタ8によって偏向さ
れた二次電子線は、点7よりも対物レンズ9に近い点1
3に合焦される。これは、それぞれの一次電子線が試料
10の面上では500eVのエネルギーを有するのに対
して、二次電子線は数eVのエネルギーしか持っていな
いためである。
【0020】点13に合焦された二次電子線は、拡大レ
ンズ14、15を含む二次光学系によって各二次電子線
間の間隔を拡大された後、検出用に複数の開口を有する
第2のマルチ開口板16に合焦される。第2のマルチ開
口板16は、第1のマルチ開口板4の小孔41〜4nと
一対一に対応する、点線で示す複数の小孔161、16
2、・・・・(図2の(ハ))を有しており、二次電子
線はマルチ開口板16の小孔を通過して、マルチ開口板
16の各小孔に対応してマルチ開口板16の後方に設け
られた複数の検出器17で検出される。検出器17には
20kV程度の電圧が印加されている。この電圧は、マ
ルチ開口板16の各小孔において、凸レンズを形成する
電界を形成させるので、各小孔の近くに到達した二次電
子線は効率よく検出されることになる。
【0021】それぞれの検出器17は、入射した二次電
子線の強度を表す電気信号を出力する。それぞれの検出
器17から出力された電気信号は、その対応の増幅器1
8によって増幅された後、画像処理部19に入力されて
適宜の処理を受け、画像データに変換される。また、画
像処理部19には、一次電子線を偏向させるための走査
信号が静電偏向器12から供給されるので、画像データ
及び走査信号を用いて画像処理部19は試料10の面を
表す画像を形成する。
【0022】形成された画像と標準のパターン画像とを
比較することにより、試料10の面上の欠陥を検出する
ことができる。また、レジストレーションにより試料1
0の被評価パターンを一次光学系の光軸近くに移動させ
て、試料10の被評価パターンの直角方向に一次電子線
でライン走査したときに検出される二次電子線に対応す
る信号を検出して、試料10の面上の回路パターンの線
幅を評価する信号を取り出し、この信号を適宜に校正す
ることにより、試料10の面上のパターンの線幅を測定
することができる。
【0023】なお、第1の開口板4の複数の開口を通過
した一次電子線を試料10の面上に合焦させ、試料10
から放出された二次電子線を検出器17検出する際、一
次光学系で生じる歪み、像面湾曲及び視野非点という3
つの収差による影響を最小にするよう、特に配慮するこ
とが必要である。また、複数の一次電子線のx方向にお
ける相互間隔を二次光学系の距離分解能よりも大きく取
ることにより、複数の一次電子線相互間のクロストーク
を無くすことができる。
【0024】図1に示す電子線装置を用いて試料10の
表面に形成されたパターンの欠陥を検査する等の評価を
行うには、静電偏向器12とウィーン・フィルタ8連動
させ且つステージSを移動させて、複数の一次電子線に
より試料10の表面をx方向に走査しながら、試料10
をy方向に連続的に移動させることにより、試料10の
全表面を走査すればよい。すなわち、ステージSを移動
させて試料10を走査開始端に位置させた後、一次電子
線をx方向に且つ一次電子線の相互間隔よりも大きい振
幅で移動させながらステージSをy方向に連続的に移動
させる。これにより、複数の一次電子線がx方向に走査
する距離に等しい幅wを有するy方向の領域が走査され
たことになり、該領域での走査に伴う信号が検出器17
から出力される。
【0025】次いで、ステージSを幅wに等しい距離だ
けx方向にステップ移動させた後、複数の一次電子線で
幅wに等しい距離だけ試料10をx方向に走査しながら
ステージSをy方向に連続的に移動させる。これによ
り、上記領域に隣り合う幅wの領域がx方向及びy方向
に走査されたことになる。以下、同様の操作を反復する
ことによって試料10の全表面の走査を行い、走査の結
果として検出器17から得られた信号を処理すること
で、試料10の評価を行うことができる。
【0026】なお、ステージSの移動を正確に制御する
ために、ステージSにレーザー鏡20を設けると共に固
定側にレーザー干渉計21を設けて、レーザー干渉計2
1から出たレーザー光がレーザー鏡21で反射されて再
びレーザー干渉計21に戻る時間に基づいてステージS
の位置を算出するレーザー干渉型測距を採用することが
望ましい。
【0027】試料10が半導体ウェハであるときには、
上記の評価方法の代わりに、次のようにして試料10の
評価を行ってもよい。すなわち、試料10の表面の適所
にマーカーを設け、複数の一次電子線のうちマルチ開口
板4の一つの小孔で形成された電子線のみが前記マーカ
ーを走査するようにして、そのときの検出器の出力を取
り出し、マーカーの位置を検出する。これにより、試料
10と一次電子線との位置関係を求めることができるの
で、試料10の表面に形成された回路パターンのx、y
方向の配置を予め求めておくことにより、当該回路パタ
ーンに合せて複数の一次電子線を正確に位置誘導し、回
路パターン上を走査することにより、試料10上の回路
パターンの評価を行うことができる。
【0028】ここで、第1のマルチ開口板4のドライク
リーニングについて説明する。既に説明したとおり、第
1のマルチ開口板4に形成された小孔41〜4nの直径
は1〜10ミクロン程度と小さく、図2の(ハ)に示す
ように、第2のマルチ開口板16の小孔161、16
2、・・・・に比べても遥かに小さい。したがって、ハ
イドロカーボンなどの有機的汚染物質で短時間のうちに
小孔41〜4nの径が変わってしまうので、一次電子線
の強度が小孔によって違ってくるという不具合を生じ
る。この対策として、この発明においては、バルブ22
を介して酸素ガス供給源(図示せず)に結合されたノズ
ル23を、マルチ開口板4の上側又は下側になるよう電
子線装置の鏡筒の適所に取り付け、任意の小孔41〜4
nが汚染物質、例えば有機的汚染物質で塞がれてきた適
宜の時点に、バルブ22を開けて酸素ガスをマルチ開口
板4に吹き付けると同時に、電子銃1の近傍に設置され
た静電偏向器(図示せず)によって一次電子線を二次元
的に走査する。これによって一次電子線が酸素ガスを活
性化させるので、活性化された酸素ガスによって、小孔
を塞いでいた汚染物質をアッシングすなわちドライクリ
ーニングすることができる。
【0029】この場合、マルチ開口板4の酸化を防止す
るために、マルチ開口板4を白金で作製し、又は、チタ
ンで作製してその上に白金メッキを施すことが望まし
い。また、ドライクリーニングを行うとき、電子銃1の
ウェーネルト電圧を浅くすることによって、面状又はシ
ート状の一次電子線を形成し、これでマルチ開口板4を
照射すると、短時間にドライクリーニングを完了するこ
とができる。
【0030】図1及び図2に示す電子線装置を用いた評
価装置は、欠陥検査、線幅測定、合わせ精度測定、電位
コントラスト測定、欠陥レビュー又はストロボSEMに
適用することが可能である。また、本発明に係る評価装
置はプロセス途中のウェハの評価を行うために使用する
ことができる。以下、プロセス途中のウェハの評価につ
いて説明する。半導体デバイスの製造工程は、図3に示
すように、(1)ウェハを製造するウェハ製造工程、
(2)露光に使用するマスクを製作する又は準備するマ
スク製造又は準備工程、(3)ウェハに必要な加工処理
を行うウェハプロセッシング工程、(4)ウェハ上に掲
載されたチップを1個ずつ切り出し、動作可能ならしめ
るチップ組立工程、(5)出来たチップを検査する検査
工程、の各主工程を含む。それぞれの工程は更に幾つか
のサブ工程からなっている。
【0031】これらの主工程の中で、半導体デバイスの
性能に決定的な影響を及ぼす主工程がウェハプロセッシ
ング工程である。この工程では、設計された回路パター
ンをウェハ上に順次積層し、メモリやMPUとして動作
するチップを多数形成する。このウェハプロセッシング
工程は、(31)絶縁層となる誘電体薄膜や配線部、あ
るいは電極部を形成する金属薄膜等を形成する薄膜形成
工程(CVDやスパッタリング等を用いる)、(32)
この薄膜層やウェハ試料を酸化する酸化工程、(33)
薄膜層やウェハ試料等を選択的に加工するためにマスク
(レチクル)を用いてレジストのパターンを形成するリ
ソグラフィ工程、(34)レジストパターンにしたがっ
て薄膜層や試料を加工するエッチング工程(例えばドラ
イエッチング技術を用いる)、(35)イオン・不純物
注入拡散工程、(36)レジスト剥離工程、(37)更
に加工されたウェハを検査する検査工程、の各工程を含
む。
【0032】なお、ウェハプロセッシング工程の中核を
なす(33)のリソグラフィー工程は、前段の工程で回
路パターンが形成されたウェハ上にレジストをコーティ
ングするレジスト工程、レジストを露光する露光工程、
露光されたレジストを現像してレジストのパターンを得
る現像工程、及び、現像されたレジストのパターンを安
定化するためのアニール工程を含む。
【0033】この発明に係る電子線装置は、(37)更
に加工されたウェハを検査する検査工程において使用す
ることができる。
【0034】
【発明の効果】以上、この発明に係る電子線装置の実施
の形態について説明したところから理解されるとおり、
この発明は、 1.複数の一次電子線を用いるので、スループットを一
次電子線の本数倍だけ向上させることが可能である、 2.隣の電子線との距離が最も大きい電子線を用いて試
料の位置を検出するので、位置の検出を誤りなく行うこ
とが可能である、 3.マルチ開口板の小孔が汚染物質によって塞がってき
ても、酸素ガス等の適宜の気体を吹き付けながら電子線
を照射することによって、汚染物質を除去することがで
きるので、鏡筒を分解する必要がない、等の格別の効果
を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係る評価装置に用いることができる
電子線装置の一つの実施の形態の構成を概略的に示す断
面図である。
【図2】(イ)は、図1の電子銃における、円周上に並
んだカソード突起を横から見た図であり、(ロ)は図1
の第1のマルチ開口板の平面図であり、(ハ)は第1の
マルチ開口板と第2のマルチ開口板とに設けられた小孔
の相互位置関係を示す図である。
【図3】半導体デバイスの製造工程を説明するための図
である
【符号の説明】
1:電子銃、 2:コンデンサ・レンズ、 4:第1の
マルチ開口板、5:静電偏向器、 6縮小レンズ、
8:ウィーン・フィルタ、9:対物レンズ、 10:試
料、11:対称電極、 12:静電偏向器、14、1
5:拡大レンズ、 16:第2のマルチ開口板、 1
7:検出器、19:画像処理部、 41〜4n:小孔
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H01J 37/29 H01J 37/29 H01L 21/66 H01L 21/66 J (72)発明者 中筋 護 東京都大田区羽田旭町11番1号 荏原マイ スター株式会社内 (72)発明者 野路 伸治 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 (72)発明者 佐竹 徹 東京都大田区羽田旭町11番1号 株式会社 荏原製作所内 Fターム(参考) 2F067 AA54 AA62 BB01 CC17 EE04 HH06 JJ05 KK04 LL19 MM06 PP12 QQ02 RR35 TT02 UU01 UU33 2G001 AA03 AA07 BA07 CA03 CA07 DA06 DA08 FA01 GA01 GA06 HA07 HA13 JA02 JA04 JA14 LA11 MA05 RA05 SA01 SA04 4M106 AA01 BA02 CA08 CA39 DB05 DB30 DJ04 5C033 FF03 UU04

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試料の表面に一次光学系手段を介して複
    数の電子線を供給する電子ビーム生成手段と、 前記試料の表面から放出される二次電子線を検出器群に
    導く二次光学系手段と、 前記試料を前記複数の電子線に対して相対的に移動させ
    る移動手段と、を具備し、前記複数の電子線の相互間隔
    を前記二次光学系手段の分解能よりも大きくしたことを
    特徴とする、電子線を用いた評価装置。
  2. 【請求項2】 複数の電子線を試料に照射する一次光学
    系と、 前記試料から放出される二次電子線を複数の検出器へ導
    く二次光学系と、を具備し、 前記複数の電子線の間隔を前記二次光学系の分解能より
    も大きく設定し、 前記一次光学系及び前記二次光学系を分解することな
    く、汚染をドライクリーニングする手段を有することを
    特徴とする、電子線を用いた評価装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の電子線のそれぞれが前記一次
    光学系の光軸から等しい距離にあり、 前記複数の電子線を任意の軸上に投影したときの、前記
    複数の電子線の間隔が実質的に等しいことを特徴とす
    る、請求項1又は2に記載の評価装置。
  4. 【請求項4】 試料の評価方法であって、 (a)前記試料の位置を測定する工程と、 (b)一次光学系を介して複数の電子線を前記試料に位
    置誘導する工程と、 (c)前記試料の表面の所望の位置を前記複数の電子線
    で走査する工程と、 (d)前記工程(c)の結果として前記試料の表面が放
    出された二次電子線を二次光学系によって検出群に導い
    て検出する工程と、を具備し、前記複数の電子線の相互
    間隔を前記二次光学系の分解能よりも大きくしたことを
    特徴とする、電子線を用いた評価方法。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のいずれかに記載の評価装
    置と請求項4に記載の評価方法とのうち少なくとも一方
    を用いて、プロセス途中のウェーハの評価を行うことを
    特徴とするデバイス製造方法。
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Cited By (2)

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