JP2002157501A

JP2002157501A - 無線通信システム

Info

Publication number: JP2002157501A
Application number: JP2000351051A
Authority: JP
Inventors: Hisatake Sotokoshi; 久丈外越
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 2000-11-17
Filing date: 2000-11-17
Publication date: 2002-05-31

Abstract

(57)【要約】【課題】着信待受け時の携帯型情報通信端末における
表示画面に、ユーザの切換え処理なしで画像情報や文字
情報を表示させることが可能な無線通信システムを提供
する。【解決手段】文字及び／又は画像表示手段と無線送受
信部とを有する携帯型情報通信端末と、当該携帯型情報
通信端末と情報の送受信可能な領域を有し、当該領域内
に前記携帯型情報通信端末が存在する場合に当該携帯型
情報通信端末との通信を行う無線基地局と、当該無線基
地局の制御を行う無線制御局と、から構成される無線通
信システムであって、前記無線制御局に広告情報を格納
する広告情報データベースと、当該広告情報データベー
スに格納されている広告情報の中から選択される広告情
報を、前記携帯型情報通信端末に固有の呼出信号に載せ
て前記無線基地局から発信するための広告情報制御手段
とを有する広告情報サーバが備えられ、前記携帯型情報
通信端末が待受け状態にある時に前記文字及び／又は画
像表示手段に広告が表示される。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信システム
に関し、特に、携帯電話などの携帯型情報通信端末にお
ける広告情報の送信システムに関する。

【０００２】

【従来の技術】半導体製造技術の高度化によって、近年
情報機器の高性能化が著しいが、身近な通信端末である
携帯電話もその例外ではなく、小型化、高性能化してい
る。つい数年前までは通話機能だけであったものが、最
近ではカラーの液晶表示画面を備え、インターネットに
接続可能な機能を併せ持つ携帯電話が一般的となってい
る。このようなインターネットに接続可能な携帯電話
は、着信音のダウンロードサービスや待受け画面に壁紙
として設定するキャラクタのダウンロードサービスなど
をユーザに提供している。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかし、このようなイ
ンターネットに接続可能な携帯電話では、液晶表示画面
に配置される壁紙は、ユーザが換えない限り同じ画面で
固定されてしまい変化に欠けてしまうという問題点があ
った。又、壁紙を換える場合にはインターネットへ接続
して好みの壁紙をダウンロードしなければならず手間と
通信料がかかってしまうという問題点もあった。

【０００４】一方、携帯電話で接続するインターネット
は、その表示画面が小さいために必要最小限のコンテン
ツを提供しなければならず、通常のデスクトップ型やラ
ップトップ型のパーソナルコンピュータで閲覧するイン
ターネットのように、広告を表示するスペースがないと
いう問題点があった。

【０００５】本発明は上述した事情より成されたもので
あり、本発明の目的は、着信待受け時の携帯電話などの
携帯型情報通信端末における液晶表示画面に、ユーザの
切換え処理なしで画像情報や文字情報を表示させること
が可能な、そしてその画像情報や文字情報として広告を
表示することが可能な無線通信システムを提供すること
にある。

【０００６】

【課題を解決するための手段】本発明は、無線通信シス
テムに関し、特に、携帯電話などの携帯型情報通信端末
における広告情報の送信システムに関し、本発明の上記
目的は、文字及び／又は画像表示手段と無線送受信部と
を有する携帯型情報通信端末と、当該携帯型情報通信端
末と情報の送受信可能な領域を有し、当該領域内に前記
携帯型情報通信端末が存在する場合に当該携帯型情報通
信端末との通信を行う無線基地局と、当該無線基地局の
制御を行う無線制御局と、から構成される無線通信シス
テムであって、前記無線制御局に広告情報を格納する広
告情報データベースと、当該広告情報データベースに格
納されている広告情報の中から選択される広告情報を、
前記携帯型情報通信端末に固有の呼出信号に載せて前記
無線基地局から発信するための広告情報制御手段とを有
する広告情報サーバが備えられ、前記携帯型情報通信端
末が待受け状態にある時に前記文字及び／又は画像表示
手段に広告が表示されることによって達成される。この
場合において、前記広告情報に代えてニュース、天気情
報又は交通情報を送信するようにしても良い。

【０００７】

【発明の実施の形態】図１は、本発明の無線通信システ
ムの実施の形態を説明するための図である。本発明の無
線通信システムは、利用者が携帯する携帯電話やＰＨＳ
（ＰｅｒｓｏｎａｌＨａｎｄｙｐｈｏｎｅＳｙｓ
ｔｅｍ）などの文字及び／又は画像情報を表示可能なデ
ィスプレイなどの表示手段を有する携帯型情報通信端末
１、システムのサービスエリアをカバーする無線基地局
２、各無線基地局を制御する無線制御局３、そして公衆
回線網５との接続等を行う交換局４とから構成される。
無線基地局２は利用者が携帯型情報通信端末１を使用す
ることができる無線基地局２を中心とした半径約２５ｍ
〜数ｋｍのエリアをカバーし、送受信用のアンテナ６を
備える。ここで、それぞれの無線基地局２がカバーする
エリアをセルＣとする。無線制御局３は、各無線基地局
２に各携帯型情報通信端末１に対しての呼出信号と共
に、文字及び／又は画像などの広告情報を登録し、送信
する手段である広告情報サーバ１１と、呼出信号を送信
するために携帯型情報端末の固有番号が登録されている
携帯型端末情報データベース１５とを有する。又、無線
制御局３自体も呼出信号を送信するための手段を有す
る。広告情報サーバ１１は広告情報制御部１２、広告情
報データベース１３そして広告情報登録手段１４を主な
構成要素とする。広告を出したいと希望する者（以下、
広告主とする）７は、無線制御局内３の広告情報データ
ベース１３に、広告情報登録手段１４を用いて主に図２
に示されるような情報を登録する。広告情報データベー
ス１３に登録する主要な情報としては、広告情報を流す
主体である広告主名、発信しようとする文字及び／又は
画像により構成される広告情報である広告内容、広告を
発信しようとする地域であり、それは無線基地局により
指定される範囲、そして広告を発信する期間を指定する
期間等が考えられる。このような広告情報データベース
１３を基にして、無線制御局３から各無線基地局２へは
個々の携帯型情報通信端末１に向けた固有の番号を載せ
た呼出信号と共に広告情報が広告情報制御部１２によっ
て送信され、更にそれぞれの無線基地局２から各携帯型
情報通信端末１へ向かって発信される。

【０００８】通常、無線通信システムにおいては、利用
者の携帯型情報通信端末に対して、図３（Ａ）に示され
るような呼出信号を各無線基地局から発信している。呼
出信号は、各携帯型情報通信端末に固有に割り当てられ
る製造番号や認可番号などの固有情報部２１から構成さ
れるものである。この呼出信号を受信すると利用者の携
帯型情報通信端末は、受け取ったことを知らせるために
無線基地局に向けて応答信号を送信する。この状態が、
携帯型情報通信端末の電源をＯＮにして、着信を待って
いる待受け状態である。

【０００９】一方、本発明の無線通信システムにおいて
は、図３（Ａ）に示される通常の呼出信号を用いるので
はなく、図３（Ｂ）に示されるように、固有情報部２１
と次の固有情報部２１との間に文字及び／又は画像など
の情報を有する広告情報部２２が挿入された信号を使用
する。以下、本発明ではこのような信号を呼出・広告信
号と記載する。このような呼出・広告信号を使用するこ
とで、着信待受け状態中に携帯型情報通信端末のディス
プレイなどの表示手段に広告を表示することを可能とす
る。なお、携帯型情報端末への広告の表示の有無を切り
かえるために、固有情報部２１や広告情報部２２の信号
の先端にはそれぞれＩＤ番号が付されている。そしてこ
のＩＤ番号により読み込む情報の取捨選択を行う。例え
ば、固有情報部２１のみを読み込み、表示手段に何も表
示させずに待受け状態を維持したり、又は、固有情報部
２１と広告情報部２２の両方を読みこみ、待受け状態時
に表示手段に広告を表示させる役割を担う。

【００１０】図４は携帯型情報通信端末の構成を示すブ
ロック図である。携帯型情報通信端末１は、無線基地局
と信号を送受信するための無線送受信部３１、送受信す
る信号を変調又は復調するための変復調部３２、通話す
るためのマイク３３、通話や着信を知らせるためのスピ
ーカ３４、入力手段３５、ディスプレイなどの表示手段
３６、携帯型情報通信端末を使用するためのプログラム
を格納するためのメモリ３７、そして各構成要素を制御
するためのＣＰＵ（ＣｅｎｔｒａｌＰｒｏｃｅｓｓｉ
ｎｇＵｎｉｔ）３８などから構成されている。

【００１１】図５は、携帯型情報通信端末に広告を表示
する過程を示す流れ図である。携帯型情報通信端末の電
源を入れると、無線基地局から発信される呼出・広告信
号を無線送受信部で受信する（Ｓ１）。受信した呼出信
号に対して、当該携帯型情報通信端末の待受け状態を確
認するために、応答信号を発信する（Ｓ２）。次に、所
持している携帯型情報通信端末が広告表示が可能か否か
を判断する（Ｓ３）。広告表示が不可（ＮＯ）の場合に
は、広告を表示しない通常画面を維持する（Ｓ１１）。
その後、再びステップＳ１へ戻る。一方、ステップＳ３
で広告表示が可（ＹＥＳ）に設定されている場合には、
当該携帯型情報通信端末が使用中であるか否かを判断す
る（Ｓ４）。使用中（ＹＥＳ）である場合には、使用を
妨げないように広告を表示しない通常画面を維持する
（Ｓ１１）。その後、再びステップＳ１へ戻る。一方、
ステップＳ４で使用中でない（ＮＯ）場合には広告信号
を読み込み（Ｓ５）、表示手段に読み込んだ広告情報を
表示する（Ｓ６）。そして、当該携帯型情報通信端末の
電源が入っている限り、上記のステップが繰り返され
る。図６（Ａ）にこのようにして、携帯型情報通信端末
の表示手段に広告情報が表示された状態を図示する。こ
の状態は、図５の流れ図から理解されるように、利用者
が携帯型情報通信端末の入力手段から操作をしたり、又
は第三者からアクセスされたり（例えば、携帯電話やＰ
ＨＳにおいて、第三者から着信がある場合）しない限
り、表示手段に表示されている広告画面は消えない。し
かし、ステップＳ４に示されるように、利用者が当該携
帯型情報通信端末を操作したり、又は第三者からアクセ
スされる（例えば、携帯電話やＰＨＳにおいて、第三者
から着信がある）と、図６（Ｂ）に示されるように表示
手段に表示されていた広告画面は消え、通常の画面に戻
る。

【００１２】なお、表示手段に通常画面が表示されてい
る状態から広告表示画面に切り替える場合において、図
５の流れ図に示されるように、入力手段を通じての操作
や第三者からのアクセスがない場合は、すぐに広告表示
画面に切り替わるようにしてもよいが、入力手段を通じ
ての操作や第三者からのアクセスが終了してからある一
定期間経過した後に広告表示画面に切り替わるようにタ
イマー機能を持たせることも可能である。

【００１３】図７は本システムの１つの利用形態を示す
ものである。利用者は携帯型情報通信端末として携帯電
話を所持している場合を図示している。ここで、無線制
御局３の広告情報サーバ１１内の広告情報制御部１２
は、無線基地局Ａには広告情報データベース１３内の広
告ａを送信し、無線基地局Ｂには同じく広告ｂを送信
し、無線基地局Ｃには同じく広告ｃを、という具合に無
線基地局毎に異なる広告を呼出・広告信号に載せて送信
する。利用者は時点ｔ_１において無線基地局Ａのカバー
するセルＣＡ内に居るものとする。この時、利用者の所
持する携帯型情報通信端末１は無線基地局Ａから発信さ
れる呼出信号を受信すると同時に広告ａの情報を受信
し、その携帯型情報通信端末１の表示手段３６に広告ａ
が表示される。そして、この状態は利用者が携帯型情報
通信端末１の入力手段３５を操作するか又は第三者から
の着信がない限りこの広告ａが表示されたままとなる。

【００１４】次に、利用者がセルＣＡから無線基地局Ｂ
のカバーするセルＣＢ内へと移動した時点ｔ_２を考え
る。セルＣＢ内では、無線基地局Ｂから呼出信号と共に
発信される広告ｂの情報である呼出・広告信号を携帯型
情報通信端末１は受信する。そして、広告ｂが携帯型情
報通信端末１の表示手段３６に表示されることになる。
以下、セルＣＢからＣＣへの利用者の移動も同様であ
る。

【００１５】このように、無線基地局毎に発信する広告
を異ならせることによって、無線基地局の数だけ広告を
送信することが可能となり、又、その無線基地局がカバ
ーするセル内に存在する商店などの小売業者は、地域に
密着した宣伝を行うことができる。又、セル内に居住す
る人達だけでなく、そのセル内を通りすぎる人や偶然に
居合せた人に対しても、宣伝できることが大きな利点で
ある。一方の利用者にとっては、移動するだけで所持す
る携帯型情報通信端末に表示される広告が変わるので目
を楽しませる効果があり、又、そのセル内の魅力ある店
に遭遇する機会が増える。

【００１６】なお、図７の例では、各無線基地局毎に異
なる広告を流しているけれども、隣接する複数の無線基
地局に同じ広告を送信するなど、広告情報データベース
に登録された情報に基づいてパターンを変えることも可
能である。

【００１７】図８は、本システムの他の利用形態を示す
ものである。無線制御局３の広告情報サーバ１１内の広
告情報制御部１２が、各無線基地局に単数の広告情報で
はなく複数の広告情報を送信する場合を例として挙げて
いる。無線基地局ＡとＢへは広告ａ、ｂ、ｃを、無線基
地局Ｃへは広告ｄ、ｅ、ｆを、というように１つの無線
基地局へ複数の広告情報を送ることを特徴とする。この
場合、無線基地局Ａのセル内に居る利用者の携帯型情報
通信端末１には図示されているように広告ａ、ｂ、ｃが
順に表示手段に表示されるようになる。複数の広告を発
信する場合には、５秒から数十秒単位で画面が切り替わ
るように設定することが望ましい。

【００１８】このように時間を区切って複数の広告を流
すことにより、１つのセル内で複数の広告主が存在する
場合や複数の商品に対する広告にも対応することが可能
となる。又、利用者にとっても１つのセル内で５秒から
数十秒単位で表示手段が切り替わるので目を楽しませて
くれると同時に、そのセル内の複数の広告を閲覧するこ
とを可能とする。

【００１９】以上の例においては、広告情報を呼出信号
と共に送信するものであったが、ニュースを情報として
送信することも可能である。全国的なニュースの場合に
は複数の無線基地局に同じニュースを送信することが好
ましいし、地域のニュースであればその地域に対応する
セルが含まれる無線基地局にそのニュースを流すことが
好ましい。又、無線基地局から半径２５ｍ〜数ｋｍが通
信可能な範囲であるセルという特徴を利用することによ
って、天気情報や交通情報などを送信することも可能で
ある。

【００２０】上述の各実施の形態において、携帯型情報
通信端末の待受け中に表示手段への広告表示を受け入れ
る利用者に対しては、携帯型情報通信端末の利用料を割
り引くサービスを提供することもできる。又、利用者は
気に入った広告をメモリに保存したり、メモリに保存し
た広告をメールに添付して友人など自分以外の人に送信
するように構成することもできる。この場合、広告を他
人に送信した割合に応じて携帯型情報通信端末の利用料
を割り引くように設定することで、利用者の料金負担を
軽減できると共に、宣伝効果をあげることも出来る。更
に、送信した広告を割引き入場券又は割引き券の役割を
持たせ、利用者の気に入った広告をメモリに保存し、店
でそのメモリに保存された広告を提示することで代金や
使用料、入場料などが割引きとなるようなサービスを提
供することもできる。

【００２１】

【発明の効果】本発明の無線通信システムによって、文
字及び／又は画像の情報を表示することが可能な携帯型
情報通信端末において、着信待受け時に広告を表示する
ことが可能となる。そして、この広告は時間毎又は無線
基地局ごとに切り替えることが可能であるので、時間毎
又は移動することによって表示される広告を換えること
が可能となる。又、無線基地局から半径約２５ｍ〜数ｋ
ｍが通信可能な範囲であることから、細かい地域に区切
った効果的な宣伝を行うことも可能である。更に、利用
者にとっては広告を受信するのに費用はかからず、その
時々で目を楽しませてくれる広告を見ることができる。
又、従来の携帯電話などの待受け画面の壁紙では自分で
それを換える手間がかかっていたけれども、本発明のシ
ステムによれば、利用者の移動と共に又は時間の経過と
共に広告が変わるので、壁紙感覚でしかもそれを換える
手間がかからないという効果を有する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の無線通信システムの一実施の形態を示
す図である。

【図２】広告情報データベースに登録される内容の一例
を示す図である。

【図３】無線通信システムにおける信号の一例であり、
（Ａ）は従来の呼出信号を、（Ｂ）は本発明の呼出・広
告信号を模式的に示した図である。

【図４】携帯型情報通信端末の構成を示すブロック図で
ある。

【図５】本発明の携帯型情報通信端末に広告を表示する
過程を示す流れ図である。

【図６】携帯型情報通信端末の表示手段に表示される文
字及び／又は画像の情報の一例であり、（Ａ）は広告情
報を受信したときに表示される様子を、（Ｂ）は広告情
報が表示されていない時の様子を模式的に示した図であ
る。

【図７】本発明の無線通信システムの一実施の形態を示
す図である。

【図８】本発明の無線通信システムの一実施の形態を示
す図である。

【符号の説明】

１形態型情報通信端末２無線基地局３無線制御局４交換局５公衆回線網６送受信用アンテナ７広告主１１広告情報サーバ１２広告情報制御部１３広告情報データベース１４広告情報登録手段１５携帯型端末情報データベース２１固有情報部２２広告情報部３１無線送受信部３２変復調部３３マイク３４スピーカ３５入力手段３６表示手段３７メモリ３８ＣＰＵ

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.⁷ 識別記号ＦＩテーマコート゛(参考）Ｈ０４Ｍ 3/493 Ｈ０４Ｍ 11/08 11/08 Ｈ０４Ｌ 11/00 ３１０Ｂ

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】文字及び／又は画像表示手段と無線送受
信部とを有する携帯型情報通信端末と、当該携帯型情報通信端末と情報の送受信可能な領域を有
し、当該領域内に前記携帯型情報通信端末が存在する場
合に当該携帯型情報通信端末との通信を行う無線基地局
と、当該無線基地局の制御を行う無線制御局と、から構成さ
れる無線通信システムであって、前記無線制御局に広告情報を格納する広告情報データベ
ースと、当該広告情報データベースに格納されている広
告情報の中から選択される広告情報を、前記携帯型情報
通信端末に固有の呼出信号に載せて前記無線基地局から
発信するための広告情報制御手段とを有する広告情報サ
ーバが備えられ、前記携帯型情報通信端末が待受け状態にある時に前記文
字及び／又は画像表示手段に広告が表示されることを特
徴とする無線通信システム。
【請求項２】前記広告情報に代えてニュース、天気情
報又は交通情報を送信するようにした請求項１に記載の
無線通信システム。