JP2002157463A - 商品取引支援装置及び方法並びに商品取引支援を実現するためのコンピュータプログラムを記録した記録媒体 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【課題】商品の購入希望者が検索条件を入力する手間を
かけずに、所望の商品に関する情報を容易且つ速やかに
入手可能な商品取引支援装置を提供する。 【解決手段】複数項目の商品・販売者に関する商品情報
を格納した商品情報格納部１２２、項目内容を検索条件
とするユーザの検索要求に応じて商品リストを検索する
商品リスト検索部１３２、項目内容の入力欄及び検索要
求用の表示を含む商品検索フォーム、項目内容を検索す
るための５０音表データ、５０音表データからユーザが
選択した文字を含む項目内容を検索する項目検索部１３
１、項目検索部１３０の検索結果のうち、ユーザが選択
した項目内容を対応する入力欄にコピーさせるコピー情
報を有する。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、例えば、インター
ネットなどのネットワークを利用して商品の販売者と購
入者との取引を支援する商品取引支援装置、商品取引支
援方法及び商品取引支援を実現するためのコンピュータ
プログラムを記録した記録媒体に関する。

【０００２】

【従来の技術】近年の情報通信技術の進展に伴い、イン
ターネットに代表されるコンピュータネットワークの活
用が普及しつつあり、その一環として、商品の購入販売
を支援するシステムが提案されている。このシステム
は、通常、支援業者によって運営されるＷｅｂサイト上
で、以下のように実現されるものである。

【０００３】すなわち、あらかじめ登録された販売者の
商品に関する販売情報が、Ｗｅｂサイト上で公開されて
いる。そして、商品の購入希望者は、それぞれパーソナ
ルコンピュータ（以下、「ＰＣ」と呼ぶ）などの通信端
末から、インターネット回線経由でＷｅｂサイトにアク
セスして、Ｗｅｂページ上でサービスの情報を確認し、
購入希望を送信する。この購入希望は、支援業者のＷｅ
ｂサイトから、販売者に送信される。

【０００４】ところで、かかるＷｅｂサイト上におい
て、販売者の登録数が増大してくると、Ｗｅｂサイト上
に公開される商品の数や種類、販売者の数や種類が膨大
な量となる。このため、多数の商品の中から、購入希望
者が所望の商品を探し出すことが困難となり、利便性が
悪くなるという問題が生じる。これに対処するため、多
くのＷｅｂサイトでは、購入希望者が商品名等を検索条
件として入力することによって、所望の商品を検索でき
る装置が採用されている。

【０００５】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の商品取引支援装置における検索は、購入希
望者が、検索条件となる文字列をキーボード等から全て
入力して検索する必要があり、うろ覚えの名称について
は検索できなくなるおそれがあった。また、検索条件に
適合する販売情報が多数検索された場合に、絞り込みを
行なうには、再び検索条件となる文字を追加入力する手
間がかかる。

【０００６】さらに、検索条件となるべき項目が複数種
類存在する場合には、個々の項目について上述のような
入力作業を繰り返し行わなければならず、購入希望者に
とって作業が煩雑となっていた。

【０００７】本発明は、上記のような従来の問題点を解
決するために提案されたものであり、その目的は、商品
の購入希望者が検索条件を入力する手間をかけずに、所
望の商品に関する情報を容易且つ速やかに入手すること
ができる商品取引支援装置及び商品取引支援方法並びに
商品取引支援を実現するためのコンピュータプログラム
を記録した記録媒体を提供することにある。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、請求項１記載の発明は、商品の購入希望者が利用可
能な端末とネットワークを介して接続された商品取引支
援装置において、複数の項目にわたる商品及びその販売
者に関する商品情報を格納した商品情報格納手段と、少
なくとも一つの項目内容を検索条件とする前記購入希望
者の検索要求に応じて、前記商品情報を検索する商品情
報検索手段と、前記項目内容の入力欄及び前記検索要求
用の表示を含む商品検索ページを格納した商品検索ペー
ジ格納手段と、前記項目内容を検索するための文字を並
べた文字表データを格納した文字表データ格納手段と、
前記文字表データのうち、前記購入希望者が選択した文
字を含む項目内容を検索する項目検索手段と、前記項目
検索手段による検索結果のうち、前記購入希望者が選択
した項目内容を、これに対応する前記入力欄にコピーさ
せる情報を格納したコピー情報格納手段とを有すること
を特徴とする。

【０００９】請求項９記載の発明である商品取引支援方
法は、請求項１記載の発明を方法の観点から捉えたもの
であり、複数の項目にわたる商品及びその販売者に関す
る商品情報を格納するステップと、前記項目の内容の入
力欄を含む商品検索ページを出力するステップと、前記
項目の内容を検索するための文字を並べた文字表データ
を出力するステップと、前記文字表データのうち、選択
された文字を含む項目内容を検索するステップと、前記
検索結果のうち、選択された項目内容を、これに対応す
る前記入力欄にコピーさせる情報を出力するステップ
と、少なくとも一つの前記入力欄に入力された項目内容
を検索条件として、前記商品情報を検索するステップ
と、検索された前記商品情報を出力するステップとを含
むことを特徴とする。

【００１０】請求項１６記載の発明である商品取引支援
を実現するためのコンピュータプログラムを記録した記
録媒体は、請求項１、９記載の発明をコンピュータによ
って読み取り可能な記録媒体の観点から捉えたものであ
り、コンピュータを用いて、複数の項目にわたる商品及
びその販売者に関する商品情報を格納させ、前記項目の
内容の入力欄を含む商品検索ページを出力させ、前記項
目の内容を検索するための文字を並べた文字表データを
出力させ、前記文字表データのうち、選択された文字を
含む項目内容を検索させ、前記検索結果のうち、選択さ
れた項目内容を、これに対応する前記入力欄にコピーさ
せる情報を出力させ、少なくとも一つの項目内容を検索
条件として、前記商品情報を検索させ、検索された前記
商品情報を出力させることを特徴とする。

【００１１】以上のような請求項１、９、１６記載の発
明では、商品の購入希望者は、まず、文字表のいずれか
の文字を選択することによって項目内容を検索でき、さ
らに、その項目内容を商品情報検索用の入力欄にコピー
させることができるので、検索条件を入力する手間がか
からず、所望の商品情報を容易且つ速やかに入手するこ
とができる。特に、文字を選択するだけなので、うろ覚
えの項目内容についても検索できる。また、検索結果の
項目内容が多数存在した場合であっても、そのいずれか
を選択すれば、商品情報検索用の入力欄へコピーされる
ので、手間がかからない。さらに、商品情報検索用の入
力欄が多数存在する場合であっても、これに対する入力
は、項目内容の選択によるコピーで済むので、迅速に検
索できる。

【００１２】請求項２記載の発明は、請求項１記載の商
品取引支援装置において、前記商品情報検索手段は、前
記購入希望者が選択した項目内容に適合する商品のリス
トを検索する商品リスト検索手段と、前記商品リスト検
索手段によって検索された検索結果のうち、前記購入希
望者が選択した商品の個別情報を検索する個別情報検索
手段とを有することを特徴とする。以上のような請求項
２記載の発明では、項目内容に適合する商品が多数存在
した場合であっても、購入希望者は、まず商品のリスト
を得ることができ、この商品リストの中から選択するこ
とによって所望の商品の個別情報を得ることができるの
で、より検索し易い形式で情報を入手できる。

【００１３】請求項３記載の発明は、請求項１又は請求
項２記載の商品取引支援装置において、前記ネットワー
クには、前記販売者の運営するサイトを提供するサーバ
が接続され、前記個別情報には、前記サイトにアクセス
可能なリンクが設定された表示が含まれていることを特
徴とする。以上のような請求項３記載の発明では、購入
希望者が個別情報よりもさらに詳細な商品情報を得たい
場合には、リンクが設定された表示を選択することによ
って、個々の販売者のサイトにアクセスすることができ
る。従って、商品取引支援装置の記憶容量を節約しつ
つ、豊富な情報を提供することができる。

【００１４】請求項４記載の発明は、請求項１〜３のい
ずれか１項に記載の商品取引支援装置において、前記購
入希望者の購入希望の入力がある毎に、その入力があっ
た商品のリストを表示したページデータを生成し、購入
希望の取り消しの入力がある毎に、その入力があった商
品をリストから削除したページデータを生成するショッ
ピングカートページ生成手段を有することを特徴とす
る。請求項１０記載の発明は、請求項４記載の発明を方
法の観点から捉えたものであり、請求項９記載の商品取
引支援方法において、検索された前記商品情報の購入希
望の入力がある毎に、その入力があった商品のリストを
表示したショッピングカートページを生成し、購入希望
の取り消しの入力がある毎に、その入力があった商品を
ショッピングカートページから削除することを特徴とす
る。以上のような請求項４、１０記載の発明では、購入
希望者に、ショッピングカートページの表示を確認させ
て、購入を望まない場合には個別に削除させることがで
きるので、安全且つ確実な取引を行なうことができる。

【００１５】請求項５記載の発明は、請求項１〜４のい
ずれか１項に記載の商品取引支援装置において、前記購
入希望者の登録を管理する購入希望者管理手段と、前記
購入希望者を新規登録するための若しくは既登録者であ
ることを確認するための入力欄を含む購入希望者登録ペ
ージを格納した購入希望者登録ページ格納手段とを有す
ることを特徴とする。請求項１１記載の発明は、請求項
５記載の発明を方法の観点から捉えたものであり、請求
項９又は請求項１０記載の商品取引支援方法において、
購入希望者を新規登録するための若しくは既登録者であ
ることを確認するための入力欄を含む購入希望者登録ペ
ージを出力するステップを含むことを特徴とする。以上
のような請求項５、１１記載の発明では、一定事項を入
力して登録した購入希望者のみ利用できるようにするこ
とによって、取引の安全性及び確実性を担保できるとと
もに、既登録者は入力欄に入力し直すことによって容易
に登録事項の更新ができる。

【００１６】請求項６記載の発明は、請求項１〜５のい
ずれか１項に記載の商品取引支援装置において、前記商
品情報の登録を管理する商品情報管理手段と、前記商品
情報を新規登録するための若しくは既登録者であること
を確認するための入力欄を含む商品情報登録ページを格
納した商品情報登録ページ格納手段とを有することを特
徴とする。請求項１４記載の発明は、請求項９〜１３の
いずれか１項に記載の商品取引支援方法において、前記
販売者からの登録要求の入力があった場合に、当該販売
者を新規登録するための若しくは既登録者であることを
確認するための入力欄を含む販売者登録ページを出力す
るステップを含むことを特徴とする。以上のような請求
項６、１４記載の発明では、販売者は、所定の入力欄に
入力することによって登録ができるので、商品情報の登
録手続が容易となるとともに、既登録者も入力欄に入力
し直すことによって容易に登録事項の更新ができる。

【００１７】請求項７記載の発明は、請求項１〜６のい
ずれか１項に記載の商品取引支援装置において、前記販
売者に対して商品情報の登録を促進する案内情報を含む
案内情報格納手段を有することを特徴とする。以上のよ
うな請求項７記載の発明では、案内情報を提供すること
によって、数多くの販売者を集めることができる。

【００１８】請求項８記載の発明は、請求項１〜７のい
ずれか１項に記載の商品取引支援装置において、前記販
売者及び前記購入希望者が、当該装置を利用する場合の
規約及び利用法の少なくとも一方を含む利用情報格納手
段を有することを特徴とする。以上のような請求項８記
載の発明では、利用規約若しくは利用法を参照すること
によって、販売者及び購入希望者ともに安心して利用す
ることができる。

【００１９】請求項１２記載の発明は、請求項９〜１１
のいずれか１項に記載の商品取引支援方法において、検
索された前記商品情報の購入希望を、当該商品の販売者
に対して各商品毎に発注するステップを含むことを特徴
とする。以上のような請求項１２記載の発明では、検索
された商品情報が複数あり販売者を異にする場合であっ
ても、発注を各商品毎にそれぞれの販売者に対して行な
うので、購入希望者は正確に購入手続を行なうことがで
きる。そして、購入希望者の購入希望に応じて、検索さ
れた商品情報毎に自動的に発注されるので、購入希望者
の手間がかからない。

【００２０】請求項１３記載の発明は、請求項１２記載
の商品取引支援方法において、当該販売者に対して発注
した旨の表示を含む購入確認ページを出力するステップ
を含むことを特徴とする。以上のような請求項１３記載
の発明では、購入者は購入確認ページによって発注がな
された旨を把握できるので、安心して取引できる。

【００２１】請求項１５記載の発明は、請求項１４記載
の商品取引支援方法において、販売者の登録があった場
合に、登録データ明細を出力するステップを含むことを
特徴とする。以上のような請求項１５記載の発明では、
販売者は登録データ明細によって登録がなされた旨を確
実に把握することができる。

【００２２】

【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を、図
面を参照して具体的に説明する。なお、本実施の形態
は、典型的にはコンピュータをソフトウェアで制御する
ことで実現される。この場合のソフトウェアは、コンピ
ュータのハードウェアを物理的に活用することで本発明
の作用効果を実現するものであり、従来技術との共通部
分には従来技術も適用される。

【００２３】但し、この場合のハードウェアやソフトウ
ェアの種類や構成、ソフトウェアで処理する範囲などは
各種変更可能であり、例えばこのようなソフトウェアを
記録したハードディスクドライブ・ディスクパック・Ｃ
Ｄ−ＲＯＭ・ＤＶＤ−ＲＯＭその他の種々の記録媒体は
単独でも本発明の一態様である。

【００２４】また、本実施の形態に含まれるネットワー
クについては、インターネットのみではなく、ＬＡＮな
どのネットワーク構成を採用することも可能である。さ
らに、本出願において「インターネット」というとき
は、従来のインターネットやその規格に限定する意味で
はなく、ブロードバンド（広帯域）インターネット、携
帯電話等のモバイル通信機器を含めたネットワークな
ど、将来登場するものを含め、多数者が接続可能な広域
ネットワークを広く意味するものである。

【００２５】〔１．実施の形態の構成〕本実施の形態
は、インターネット経由で、商品の購入希望者（以下、
ユーザと呼ぶ）と、商品を販売するためのショッピング
サイトを開設している商品販売者（以下、オーナーと呼
ぶ）との取引を支援する商品取引支援装置と、この商品
取引支援装置上で実行される商品取引支援方法に関する
もので、商品取引支援を実現するためのコンピュータプ
ログラムを記録した記録媒体として把握することもでき
る。また、以下の説明中では、各種データベースをＤＢ
と表すものとする。

【００２６】１−１．ネットワークの全体構成 まず、図１は、本実施の形態を構成する商品取引支援サ
ーバＳ１を示し、図２は、この商品取引支援サーバＳ１
にネットワークを介して接続される他の要素を示す図で
ある。商品取引支援サーバＳ１は、例えば、インターネ
ットｉの標準プロトコルによって、ＨＴＭＬ及びＣＧＩ
などを用いて、Ｗｅｂページを介した情報の提供及び入
手、情報の検索、メールの送受信その他の双方向の情報
のやり取りをすることができるものであり、市販の汎用
のサーバ装置を使用することができる。

【００２７】この商品取引支援サーバＳ１は、ユーザと
オーナーとの取引の支援を行う取引支援者によって運営
され、この取引支援者によって任命された者（システム
管理者等も含む）が、情報の入出力用の端末を介して、
種々の情報処理を行う。

【００２８】なお、図１は、商品取引支援サーバＳ１の
各機能をブロック化した仮想的回路ブロック図である
が、実際には、図２に示すように、ＷＷＷサーバ装置Ｓ
１１とデータベースサーバ装置Ｓ１２とが連繋して処理
を行なうシステムとして構成されている。このように２
台若しくはそれ以上の数のサーバ装置によって商品取引
支援サーバＳ１を実現することも可能であるが、１台の
サーバ装置によって実現することも可能である。

【００２９】ＰＣは、ユーザが使う通信端末である。こ
の端末ＰＣは、ブラウザを備えた周知のパーソナルコン
ピュータ、携帯電話、その他のモバイル通信機器を使用
することができ、必要なときにダイヤルアップ接続など
により、インターネットｉを経由して商品取引支援サー
バＳ１に接続される。ユーザは、それぞれの端末ＰＣを
介して、その出力画面を参照しながら、情報入力、選択
操作入力等の様々な作業を行うことができる。なお、こ
れらのユーザの数及びこれに対応する端末ＰＣの数は、
図２に示した数に限定されるものではない。

【００３０】Ｓ２は、オーナーがショッピングサイトを
開設する電子商取引サーバである。この電子商取引サー
バＳ２は、インターネットｉの標準プロトコルによっ
て、ＨＴＭＬ及びＣＧＩなどを用いて、Ｗｅｂページを
介した情報の提供及び入手、メールの送受信その他の双
方向の情報のやり取りをすることができるものであり、
市販の汎用のサーバ装置を使用することができる。な
お、図示はしないが、電子商取引サーバＳ１も、１台の
サーバ装置によって実現することができるし、ＷＷＷサ
ーバ装置とデータベースサーバ装置とが連繋して処理を
行なうような複数台のサーバ装置によって構成すること
もできる。また、ユーザ端末と同様に、電子商取引サー
バＳ２の数は、図２に示した数に限定されるものではな
い。

【００３１】１−２．商品取引支援サーバ 次に、商品取引支援サーバＳ１の構成を、図１の仮想的
回路ブロック図を参照して説明する。すなわち、商品取
引支援サーバＳ１は、登録管理部１１０、登録情報ＤＢ
１２０、検索部１３０、ページデータ格納部１４０、ペ
ージデータ生成部１５０、取引処理部１６０、取引ＤＢ
１７０及び情報の送受信を行なうための送受信部１８０
等を備えている。

【００３２】１−２−１．登録管理部及び登録情報ＤＢ 登録管理部１１０は、ユーザ管理部１１１、商品情報管
理部１１２を備えている。登録情報ＤＢ１２０は、ユー
ザ情報格納部１２１、商品情報格納部１２２を備えてい
る。

【００３３】ユーザ管理部１１１は、登録に必要なユー
ザの個人情報をユーザ情報格納部１２１に格納すること
によってユーザ登録を行なったり、ユーザ情報格納部１
２１に格納されたユーザ情報を削除することによって登
録を解除するといったユーザ情報の管理を行なう手段で
ある。このユーザ情報には、例えば、顧客ＩＤ、パスワ
ード、姓名、会社／団体名、メールアドレス、郵便番
号、都道府県、住所、電話番号、ＦＡＸ番号、その他の
請求先等の情報が含まれている。

【００３４】商品情報管理部１１２は、各種ショッピン
グサイトを運営するオーナーに関する情報及び販売され
る商品に関する情報を、商品情報格納部１２２に格納す
ることによって登録を行なったり、商品情報格納部１２
２から情報を削除することによって登録を解除するとい
った商品情報の管理を行なう手段である。

【００３５】この商品情報には、例えば、オーナーに関
するものとして、オーナーＩＤ、パスワード、ホームペ
ージ（ＨＰ）タイトル、ＨＰアドレス、職業、職種、代
表者氏名、ＨＰパスワード、郵便番号、都道府県、住
所、電話番号、ＦＡＸ番号、メールアドレス等の情報が
含まれている。また、商品に関するものとして、例え
ば、商品名、メーカー、種別、商品種別、型番、定価、
生産価格、支払方法、掛率、工事費、納期、送料、商品
説明、備考、商品画像等の情報が含まれている。なお、
商品名には、その頭文字のかな一字も関連付けて格納さ
れている。

【００３６】１−２−２．検索部 検索部１３０は、項目検索部１３１及び商品リスト検索
部１３２及び個別情報検索部１３３を備えている。項目
検索部１３１は、ユーザが商品情報を検索する際に、そ
の検索条件となるべき項目内容を登録情報ＤＢ１２０か
ら検索する手段である。このような項目の種類として
は、例えば、ＨＰタイトル、商品名、商品種別、メーカ
ー、型番、職業等が含まれている。

【００３７】商品リスト検索部１３２は、入力された項
目内容を検索条件として、これに適合する商品リストを
登録情報ＤＢ１２０から検索する手段である。個別情報
検索部１３３は、商品リスト検索部１３２によって検索
された商品リストのうち、ユーザによって選択された個
別の商品の情報を登録情報ＤＢ１２０から検索する手段
である。

【００３８】１−２−３．ページデータ格納部 ページデータ格納部１４０は、トップページ格納部１４
１、登録ページ格納部１４２、検索ページ格納部１４
３、商品リストページ格納部１４４、商品情報ページ格
納部１４５、ショッピング（ＳＰ）カートページ格納部
１４６、購入明細ページ格納部１４７、購入確認ページ
格納部１４８等を備えている。これらの格納部に格納さ
れたデータは、例えば、図５〜２１に示すように、それ
ぞれ商品取引支援サーバＳ１によって運営されるＷｅｂ
サイトの各Ｗｅｂページを実現するための情報である。
これらの情報は、例えば、文字データ、画像データ、動
画・音声データ、ユーザの端末ＰＣのブラウザ側で実行
されることによって、各ページを生成するためのアプレ
ット等を含むＨＴＭＬ文書によって構成されている。

【００３９】なお、検索ページ格納部１４３には、図８
に示すような商品検索フォーム、図９の左に示すような
５０音表データ、図１０の左に示すような項目リストフ
ォーム、図１０に示すコピーボタンを選択すると、各項
目に表示されたテキストデータを、それぞれの項目に対
応する商品検索フォームの入力欄にコピーさせるコピー
情報等が含まれている。なお、このコピー情報は、例え
ば、ＨＴＭＬ文書内に記述されるＪａｖａＳｃｒｉｐｔ
のようなスクリプト言語によって実現することが可能で
ある。

【００４０】１−２−４．ページデータ生成部 ページデータ生成部１５０は、検索部１３０及びページ
格納部１４０からの情報に基づいて、個々のユーザに適
合したＷｅｂページを、ユーザ端末ＰＣのブラウザにお
いて実現するためのデータを生成する手段であり、商品
検索ページ生成部１５１、商品リストページ生成部１５
２、個別情報ページ生成部１５３、ショッピング（Ｓ
Ｐ）カートページ生成部１５４、購入明細ページ生成部
１５５、購入確認ページ生成部１５６等を備えている。

【００４１】商品検索ページ生成部１５１は、検索ペー
ジ格納部１４３における商品検索フォームを含んだペー
ジデータを生成する手段であり、ユーザの選択に応じ
て、図９に示すように、商品検索フォームの左に５０音
表を表示させたり、図１０に示すように、項目検索部１
３１の検索結果を項目リストとして表示させるためのデ
ータ生成等を行なう。商品リストページ生成部１５２
は、商品リスト検索部１３２の検索結果を、図１５に示
すように、商品情報リストとして表示させるためのペー
ジデータを生成する手段である。個別情報ページ生成部
１５３は、個別情報検索部１３３によって検索された個
別の商品の情報を、図１６に示すように表示させるため
のページデータを生成する手段である。なお、個別情報
ページには、ユーザが、当該商品の販売者であるオーナ
ーが運営するショッピングサイト名を選択すると、当該
ホームページへ自動的にアクセスできるハイパーリンク
が設定されている。

【００４２】ＳＰカートページ生成部１５４は、ユーザ
によって購入希望が選択された商品を、図１７に示すよ
うに、ＳＰカートページにリスト表示させるためのデー
タを生成する手段である。購入明細ページ生成部１５５
は、ユーザが購入を選択した商品を、図２０に示すよう
に、購入明細ページにリスト表示させるための情報を生
成する手段である。購入確認ページ生成部１５６は、図
２１に示すように、ユーザが発注したショッピングサイ
ト名の入ったページデータを生成する手段である。

【００４３】１−２−５．取引処理部及び取引ＤＢ 取引処理部１６０は、ユーザの最終的な購入選択があっ
た場合に、その注文を受け付ける受注部１６１と、ユー
ザが商品購入を希望したショッピングサイトへ、電子メ
ールにて発注する発注部１６２と、ユーザの購入履歴及
びショッピングサイトの販売履歴を処理する履歴処理部
１６３とを備える。取引ＤＢ１７０は、過去におけるユ
ーザ別の購入履歴を格納した購入履歴格納部１７１と、
ショッピングサイト別の販売履歴を格納した販売履歴格
納部１７２とを備える。

【００４４】〔２．実施の形態の作用〕以上のように構
成された本実施の形態の処理の流れを、図２のシーケン
ス図、図３及び図４のフローチャート、図５〜２１の表
示画面例を参照して説明する。なお、図２は、システム
全体の処理の流れを示し、図３及び図４は商品取引支援
サーバの処理の流れを示す。また、図５はオーナー側及
びユーザ側のブラウザにおける表示画面全体の推移を示
し、図６〜２１は図５に示した個々の表示画面の一例を
示す。

【００４５】また、以下に述べるユーザ端末ＰＣ及び電
子商取引サーバＳ２における選択操作は、典型的には、
マウスによってカーソルを表示部に合わせて、クリック
することによって行なうが、タッチパネル、キーボー
ド、リモコンスイッチその他のあらゆる入力装置によっ
ても選択操作を行なうことができる。

【００４６】２−１．オーナー及び商品登録処理 まず、ショッピングサイトを開設しているオーナーが、
商品取引支援サイトに登録する際の手順を、図２及び図
３を参照して説明する。すなわち、電子商取引サーバＳ
２の端末のＷｅｂブラウザから、商品取引支援サイトの
ＵＲＬを指定すると、Ｗｅｂブラウザによって、商品取
引支援サーバＳ１のＩＰアドレスを求めるために、イン
ターネット上のＤＮＳサーバへ検索要求が送られる。そ
して、ＤＮＳサーバによって要求されたＩＰアドレスが
返信されることによって、Ｗｅｂブラウザから商品取引
支援サーバＳ１へアクセス可能となる。

【００４７】次に、電子商取引サーバＳ２のＷｅｂブラ
ウザによって、商品取引支援サイトのトップページ表示
のリクエストが送信されるので、商品取引支援サーバＳ
１は、このリクエストに対するレスポンスとして、トッ
プページ格納部１４１に格納されたトップページデータ
を送信する（ステップ３０１）。電子商取引サーバＳ２
のＷｅｂブラウザは、受信したページデータに基づいて
表示画面を生成し表示する。

【００４８】この表示画面には、例えば、図５のＰ−０
１（図６に対応）に示すように、登録ボタンが表示され
ている。また、例えば、図６に示すように、オーナーに
対する募集広告と、オーナー向けの利用法や規約につい
て記載されている。オーナーが、登録ボタンを選択する
と、Ｗｅｂブラウザは商品登録ページのリクエストを送
信する。これを受信した商品取引支援サーバＳ１は、登
録ページ格納部１４２における商品情報登録ページデー
タを送信する（ステップ３０２）。電子商取引サーバＳ
２におけるＷｅｂブラウザは、受信したページデータに
基づいて表示画面を生成し表示する。

【００４９】この表示画面には、図５のＰ−０２（図７
に対応）に示すように、複数の項目の入力欄を有する登
録フォームが表示されている。オーナーが、これらの入
力欄に必要事項（販売する商品の情報を含む）を入力
し、登録ボタンを選択すると、入力したオーナー及び商
品に関する商品情報が、商品取引支援サーバＳ１に送信
される。なお、商品情報の入力の際には、商品の画像フ
ァイルを入力することができる。

【００５０】商品取引支援サーバＳ１は、商品情報を受
信すると（ステップ３０３）、登録管理部１１０におけ
る商品情報管理部１１２が、受信した商品情報を、登録
情報ＤＢ１２０における商品情報格納部１２２に格納す
る（ステップ３０４）。

【００５１】２−２．ユーザからの購入申込処理 以上のような手順を経て、複数のショッピングサイトの
オーナーが登録されることによって、ユーザはこれらの
オーナーが販売する様々な商品を選択して購入すること
ができるようになる。このようなユーザによる商品の購
入申込処理の手順を、図２及び図４を参照して以下に説
明する。

【００５２】２−２−１．商品検索ページの送信 まず、ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラウザから、商品取引
支援サイトのＵＲＬを指定すると、Ｗｅｂブラウザによ
って、商品取引支援サーバＳ１のＩＰアドレスを求める
ために、ＤＮＳサーバへ検索要求が送られる。そして、
ＤＮＳサーバによって要求されたＩＰアドレスが返信さ
れることによって、Ｗｅｂブラウザから商品取引支援サ
ーバＳ１へアクセス可能となる。

【００５３】次に、ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラウザに
よって、商品取引支援サイトのトップページ表示のリク
エストが送信されるので、商品取引支援サーバＳ１は、
このリクエストに対するレスポンスとして、トップペー
ジ格納部１４１に格納されたトップページデータを送信
する（ステップ４０１）。ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラ
ウザは、受信したページデータに基づいて表示画面を生
成し表示する。

【００５４】この表示画面には、例えば、図５のＰ−０
１（図６に対応）に示すように、商品検索ページボタン
が表示されている。ユーザが、この商品検索ページボタ
ンを選択すると、Ｗｅｂブラウザは商品検索ページのリ
クエストを送信する。これを受信した商品取引支援サー
バＳ１においては（ステップ４０２）、商品検索ページ
生成部１５１が、検索ページ格納部１４３における商品
検索フォームに基づいて、商品検索ページデータを生成
し、送信する（ステップ４０３）。ユーザ端末ＰＣにお
けるＷｅｂブラウザは、受信したページデータに基づい
て表示画面を生成し表示する。

【００５５】２−２−２．５０音表の送信 この表示画面には、図５のＰ−０３（図８に対応）に示
すように、複数の項目の入力欄を有する商品検索フォー
ムが表示されている。これらの項目名としては、例え
ば、ＨＰタイトル、商品名、商品種別、メーカー、型
番、職業、価格、都道府県等が表示されている。これら
の項目名のうち、ＨＰタイトル、商品名、商品種別、メ
ーカー、型番、職業のいずれかの項目名を選択すると、
Ｗｅｂブラウザは５０音表のリクエストを送信する。

【００５６】これを受信した商品取引支援サーバＳ１は
（ステップ４０４）、検索ページ格納部１４３における
商品検索フォーム及び５０音表データに基づいて５０音
表を含む商品検索ページデータを送信する（ステップ４
０５）。ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラウザは、受信した
ページデータに基づいて表示画面を生成し表示する。

【００５７】２−２−３．項目リスト検索 この表示画面には、例えば、図５のＰ−０４（図９に対
応）に示すように、商品検索フォームの隣に、５０音表
が表示されている。この５０音表のうち、ユーザが検索
を希望する項目内容の頭文字一つを選択すると、Ｗｅｂ
ブラウザは項目リスト検索のリクエストを商品取引支援
サーバＳ１に送信する。これを受信した商品取引支援サ
ーバＳ１においては（ステップ４０６）、検索部１３０
における項目検索部１３１が、ユーザが選択した頭文字
を有する項目内容を、商品情報格納部１２２から検索し
て（ステップ４０７）、検索結果をページデータ生成部
１５０に出力する。

【００５８】すると、商品検索ページ生成部１５１が、
検索ページ格納部１４３における項目リストフォーム
に、検索結果が表示されるページデータを生成して（ス
テップ４０８）、ユーザ端末ＰＣに送信する。また、こ
のとき、検索結果として各項目に表示された内容を、検
索フォームにコピーするためのコピー情報も送信する
（ステップ４０９）。ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラウザ
は、受信したページデータに基づいて表示画面を生成し
表示する。

【００５９】この表示画面には、例えば、図５のＰ−０
５（図１０に対応）に示すように、検索フォームの隣
に、検索結果が記載された単数若しくは複数の項目リス
トが表示されている。また、各項目ごとに、コピーボタ
ンが表示されている。このような項目リストの中から、
ユーザが、検索条件としたい項目内容のコピーボタンを
選択すると、前記のコピー情報によって、その内容が検
索フォームの対応入力欄にコピーされる。この場合の表
示画面例を、図５のＰ−０６（図１１に対応）に示す。

【００６０】さらに、他の項目の検索を行ないたい場合
には、他の項目名を選択すると、Ｗｅｂブラウザは５０
音表のリクエストを送信する。これを受信した商品取引
支援サーバＳ１においては（ステップ４１０）、商品検
索ページ生成部１５１が、検索ページ格納部１４３の商
品検索フォーム及び５０音表データに基づくページデー
タの生成・送信を行なうので（ステップ４０５）、ステ
ップ４０６以降の処理を行なうことができる。この場
合、例えば、図１２〜１４に示すような画面が、ユーザ
端末ＰＣにおいて表示される。なお、既に検索フォーム
の入力欄に入力済みの項目であっても、その項目名を選
択して上記と同様の手順を経ることによって、入力内容
を変更することができる。

【００６１】このような処理を行なうことによって、キ
ーボード等から文字入力を行なう手間をかけずに、ボタ
ンの選択（例えば、マウスのクリック）によって、検索
フォームへの入力を容易に行なうことができる。なお、
ユーザが、キーボート等から登録フォームの入力欄に文
字列を入力してもよい。

【００６２】２−２−４．商品リスト検索 以上のように、ユーザが端末ＰＣから商品検索フォーム
の入力欄に入力した後、検索開始ボタンを選択すると、
Ｗｅｂブラウザは、商品リストの検索リクエストを商品
取引支援サーバＳ１に送信する。これを受信した商品取
引支援サーバＳ１においては（ステップ４１１）、商品
リスト検索部１３２が、ユーザによって入力された検索
条件に適合する商品リストを、商品情報格納部１２２か
ら検索し（ステップ４１３）、ページデータ生成部１５
０に出力する。商品リストページ生成部１５２は、商品
リストページ格納部１４４からの商品リストページに検
索結果を表示させるためのデータを生成し、このデータ
をユーザ端末ＰＣへ送信する（ステップ４１４）。ユー
ザ端末ＰＣにおけるＷｅｂブラウザは、受信したページ
データに基づいて表示画面を生成し表示する。

【００６３】２−２−５．商品情報検索 この表示画面には、例えば、図５のＰ−０７（図１５に
対応）に示すように、検索条件に適合した複数の商品の
リストが表示されている。これらの商品リストのうち、
ユーザが購入を希望する商品を選択すると、ユーザ端末
ＰＣのＷｅｂブラウザは、商品検索のリクエストを商品
取引支援サーバＳ１に送信する。

【００６４】これを受信した商品取引支援サーバＳ１に
おいては（ステップ４１５）、検索部１３０における個
別情報検索部１３３が、ユーザによって選択された商品
の情報を、商品情報格納部１２２から検索して、ページ
データ生成部１５０に出力する。個別情報ページ生成部
は、商品情報ページ格納部１４５からの商品情報ページ
に検索結果を表示させるためのデータを生成し、このデ
ータをユーザ端末ＰＣへ送信する（ステップ４１６）。
ユーザ端末ＰＣにおけるＷｅｂブラウザは、受信したペ
ージデータに基づいて表示画面を生成し表示する。

【００６５】２−２−６．ＳＰカートページデータ送信 この表示画面には、図５のＰ−０８（図１６に対応）に
示すように、検索された商品に関する個別の情報が表示
されている。商品の画像が登録されている場合には、そ
れも表示される。なお、ユーザが、ショッピングサイト
名（図１６の例では「青山住宅産業（株）」を選択する
と、当該ショッピングサイトにアクセスすることができ
る。そして、この商品の購入を希望するユーザは、購入
ボタンを選択すると、ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラウザ
は、ＳＰカート表示のリクエストを、商品取引支援サー
バＳ１に送信する。これを受信した商品取引支援サーバ
Ｓ１においては（ステップ４１７）、ＳＰカートページ
生成部１５４が、ＳＰカートページ格納部１４６からの
ＳＰカートページに当該商品情報を表示させるためのデ
ータを生成し、このデータをユーザ端末ＰＣへ送信する
（ステップ４１８）。ユーザ端末ＰＣにおけるＷｅｂブ
ラウザは、受信したページデータに基づいて表示画面を
生成し表示する。

【００６６】２−２−７．ユーザ登録 この表示画面には、図５のＰ−０９（図１７に対応）に
示すように、ユーザが購入を希望した商品が表示された
ＳＰカートが表示されている。なお、ユーザは、商品検
索ページボタンを選択することによって、上記と同様の
手順で、さらに別の商品を検索することができ、その結
果、例えば、図１８に示すように、ＳＰカートに複数の
商品を掲示させることができる。ユーザは、このページ
によって希望商品の内容を確認した上で、「次へ」ボタ
ンを選択すると、ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラウザはユ
ーザ用の登録ページのリクエストを、商品取引支援サー
バＳ１に送信する。これを受信した商品取引支援サーバ
Ｓ１は（ステップ４１９）、登録ページ格納部１４２に
おけるユーザ登録ページデータを送信する（ステップ４
２０）。ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラウザは、受信した
ページデータに基づいて表示画面を生成し表示する。

【００６７】この表示画面には、図５のＰ−１０（図１
９に対応）に示すように、複数の項目の入力欄を有する
登録フォームが表示されている。既に登録済みのユーザ
が、顧客ＩＤ・パスワードをその入力欄に入力して「次
へ」ボタンを選択すると、ユーザ端末ＰＣからＩＤ・パ
スワードが送信される。これを受信した商品取引支援サ
ーバＳ１においては（ステップ４２１）、登録管理部１
１０のユーザ管理部１１１が、受信したＩＤ・パスワー
ドが登録済みのユーザのものか否かを確認する（ステッ
プ４２２）。登録済の場合には、購入明細ページ生成部
１５５は、購入明細ページ格納部１４７からの購入明細
ページに購入希望商品情報を表示させるためのデータを
生成し、このデータをユーザ端末ＰＣへ送信する（ステ
ップ４２５）。ユーザ端末ＰＣにおけるＷｅｂブラウザ
は、受信したページデータに基づいて表示画面を生成し
表示する。

【００６８】登録済みでないユーザは、登録フォームに
おける入力欄に必要事項を入力し、「次へ」ボタンを選
択すると、入力したユーザ情報がユーザ端末ＰＣから送
信される。これを受信した商品取引支援サーバＳ１にお
いては（ステップ４２３）、登録管理部１１０における
ユーザ管理部１１１が、受信したユーザ情報を、登録情
報ＤＢ１２０におけるユーザ情報格納部１２１に格納す
る（ステップ４２４）。そして、購入明細ページ生成部
１５５は、購入明細ページ格納部１４７からの購入明細
ページに購入希望商品情報を表示させるためのデータを
生成し、このデータをユーザ端末ＰＣへ送信する（ステ
ップ４２５）。ユーザ端末ＰＣにおけるＷｅｂブラウザ
は、受信したページデータに基づいて表示画面を生成し
表示する。

【００６９】２−２−８．受注及び発注 上記の購入明細ページ表示画面には、例えば、図５のＰ
−１１（図２０に対応）に示すように、確認を促す表示
がなされている。これを確認したユーザが、「次へ」ボ
タンを選択すると、ユーザ端末ＰＣのＷｅｂブラウザ
は、購入申込のリクエストを商品取引支援サーバＳ１に
送信する。

【００７０】これを受信した商品取引支援サーバＳ１に
おいては（ステップ４２６）、取引処理部１６０におけ
る受注部１６１が受注して、発注部１６２が発注メール
を生成し、これを当該商品を販売するショッピングサイ
トの電子商取引サーバＳ２へメールで送信する。なお、
このとき、商品取引支援サーバＳ１における発注ユーザ
の登録情報も、自動的に電子商取引サーバＳ２へ送信す
ることによって、ユーザがあらためて個人情報を入力し
たり、ユーザが電子商取引サーバＳ２へ個人情報を個別
に送信したりする手間が省ける。その後、購入確認ペー
ジ生成部１５６は、購入確認ページ格納部１４８におけ
る確認ページに発注先のショッピングサイトの名称が表
示されるデータを生成して、ユーザ端末ＰＣへ送信する
（ステップ４２８）。ユーザ端末ＰＣにおけるＷｅｂブ
ラウザは、受信したページデータに基づいて表示画面を
生成し表示する。

【００７１】この表示画面には、図５のＰ−１２（図２
１に対応）に示すように、発注先の名称が表示されてい
るので、ユーザはこれにより発注が済んだことを確認す
る。なお、取引ＤＢ１７０における履歴処理部１６３
は、取引ＤＢ１７０における購入履歴格納部１７１及び
販売履歴格納部１７２に、ユーザごとの購入履歴及びオ
ーナーごとの販売履歴を格納する。

【００７２】〔３．実施の形態の効果〕以上のような本
実施の形態の効果は、以下の通りである。すなわち、ユ
ーザは、まず、５０音表のいずれかの文字を選択するこ
とによって項目の内容を検索でき、さらに、各項目のコ
ピーボタンを選択するだけで、その項目のテキストデー
タを、商品検索フォームにおける対応する入力欄にコピ
ーさせることができるので、検索条件を入力する手間が
かからず、所望の商品に関する情報を容易且つ速やかに
入手できる。

【００７３】特に、５０音表はその文字を選択するだけ
でよいので、うろ覚えの項目内容であっても検索でき
る。また、例えば、図２２に示すように、検索結果の項
目内容が多数リストアップされた場合であっても、その
いずれかのコピーボタンを選択すれば、商品情報検索用
の入力欄へ自動的にコピーされるので、手間がかからな
い。さらに、商品検索フォームの入力欄が多数存在する
場合であっても、これに対する入力は、コピーボタンを
選択すれば済むので、迅速に検索できる。

【００７４】また、商品情報の検索の過程で、検索条件
となる項目内容に適合する商品が多数存在した場合であ
っても、購入希望者は、まず商品リストを得ることがで
き、この商品リストの中から選択することによって所望
の商品の個別情報を得ることができるので、より検索し
易い形式で情報を入手できる。

【００７５】また、トップページには、例えば、図６に
示すように、オーナーに対する募集広告と、オーナー向
けの利用法や規約について記載されているので、オーナ
ーは気分的に登録し易く、安心して利用することができ
る。

【００７６】また、図２０に示すように、購入の申し込
みは、表示された商品ごとに行ない、それぞれ商品ごと
に発注されるので、それぞれが販売者を異にする場合で
あっても、発注を各商品毎に正確に行なうことができ
る。そして、ユーザの選択した商品毎に自動的に発注さ
れるので、ユーザの手間がかからない。さらに、例え
ば、図２１に示すように、オーナー名を表示して発注し
た旨をユーザに伝えるので、ユーザは安心して取引でき
る。

【００７７】また、図１６に示した個別情報ページにお
いて、各ショッピングサイトにアクセスできるので、商
取引支援サイトにおけるＤＢ容量を節約しつつ、個別情
報よりもさらに詳細な商品情報を提供したい場合や、オ
ーナーの情報を提供したい場合に便利となり、豊富な情
報を提供することができる。

【００７８】〔４．他の実施の形態〕本発明は、上記の
ような実施の形態に限定されるものではない。例えば、
ＳＰカートページにおける購入希望リストには、複数の
商品を表示することができるが、例えば、図１７及び図
１８に示すように削除ボタンを設け、個々の商品に対応
する削除ボタンをユーザが選択すると、ＳＰカートペー
ジ生成部１５４が当該商品を表示内容から削除する構成
とすることも可能である。また、例えば、上記の表示画
面例における「カゴの中を確認」ボタンをユーザが選択
した場合には、ＳＰカートページが表示されるが、ＳＰ
カート内に何もない場合には、図２３に示すように、Ｓ
Ｐカートページ生成部１５４が、その旨の表示を含むペ
ージデータを生成する構成とすることも可能である。か
かる構成とすれば、ユーザは、自ら購入を望む商品を確
実に選択して、安全な取引を行なうことができる。

【００７９】また、オーナーやユーザを登録する際に
は、既登録者である場合には、図７や図１９に示したＩ
Ｄ及びパスワードの入力欄に入力すると、登録フォーム
における他の入力欄に、既に登録した内容が表示された
ページが表示されるように構成することも可能である。
かかる構成とすれば、登録内容を変更したい場合には、
既に記入された内容を上書きすれば、容易に更新するこ
とができる。さらに、このとき、上記の５０音表を表示
させることによって、登録フォームの入力欄の内容を検
索できる構成とすることも可能である。

【００８０】また、例えば、図６の「お買い物の仕方」
や「利用規約」のボタンを選択すると、図２４及び図２
５に示すような、あらかじめ格納されたユーザ向けの案
内情報ページが表示される構成とすることも可能であ
る。かかる構成とすれば、案内情報を提供することによ
って、数多くのユーザを集めることができるとともに、
ユーザは安心して登録できる。

【００８１】また、例えば、図２６に示すように、オー
ナーに対する案内情報を表示できる構成とすることもで
きる。そして、例えば、図２７及び図２８に示すよう
に、登録されたオーナーを都道府県別に検索できる構成
とすることも可能である。さらに、オーナーの登録があ
った場合に、当該オーナーのショッピングサイトに対し
て、登録データ明細を出力する構成とすることも可能で
ある。かかる構成とすれば、オーナーは登録がなされた
旨を確実に把握できる。

【００８２】また、各ページの表示内容やレイアウト
は、上記の実施の形態で示したものには限定されず、ユ
ーザやオーナーの利便性等を考慮したあらゆる態様が適
用可能である。また、ページ生成及びデータベース検索
等に用いられる文書形式やインターフェースは、上記の
実施の形態に例示したものには限定されず、ＸＭＬやＡ
ＳＰ等の現在又は将来において適用可能なあらゆるもの
が含まれる。

【００８３】また、発注済みの旨をユーザーへ通知する
手段は、メールには限定されず、ＦＡＸや録音された音
声案内付きの電話などの従来型通信手段であってもよ
い。交渉支援者が電話で直接通知してもよい。

【００８４】また、ユーザーやオーナーに対して、どの
段階で課金を行なうかは商品取引支援者が自由に設定可
能である。例えば、オーナーが登録する際に登録料を請
求するように設定することもできるし、ユーザが登録す
る際に登録料を請求するように設定することもできる。
実際に取引があった場合に、オーナー及びユーザーの双
方若しくはいずれか一方に課金するように設定すること
もできる。オーナー及びユーザーの双方若しくはいずれ
か一方が無料で利用できるように設定することも可能で
ある。

【００８５】また、上記の実施の形態では、企業である
オーナーと一般消費者であるユーザーとの電子商取引で
あるいわゆるＢｔｏＣの場合を例に説明したが、例え
ば、ショッピングサイトを運営しているオーナー同士の
ような企業間の電子商取引であるＢｔｏＢにも適用可能
である。

【００８６】また、テレビ電話や、ケーブルテレビ、Ｂ
Ｓ、ＣＳ等のデジタルテレビジョン放送など、現在実施
中及び将来において実施される各種のメディアを利用し
て、本発明を実現することも可能である。

【００８７】本発明において取引される商品の概念に
は、一般的な商品の他、各種チケット、デジタルコンテ
ンツ（ゲーム、音楽、出版物、映像）、株式、不動産等
を含むあらゆる商品が含まれるとともに、ネットオーク
ション、インターネットバンキング、お見合い相手の紹
介、人材派遣その他のあらゆるサービスをも含む。ま
た、検索用の文字表は、日本語の文字には限定されず、
世界中のあらゆる言語が適用可能である。

【００８８】

【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
商品の購入希望者が検索条件を入力する手間をかけず
に、所望の商品に関する情報を容易且つ速やかに入手可
能な商品取引支援装置及び商品取引支援方法並びに商品
取引支援を実現するためのコンピュータプログラムを記
録した記録媒体を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の実施の形態の商品取引支援サーバの構
成を示すブロック図である。

【図２】図１の商品取引支援サーバ及び他の装置から成
るネットワーク構成図及びそれぞれの処理の関係を示す
シーケンス図である。

【図３】図１の実施の形態における登録処理の手順を示
すフローチャートである。

【図４】図１の実施の形態におけるユーザ購入申込処理
の手順を示すフローチャートである。

【図５】ユーザ端末における表示画面の遷移を示す説明
図である。

【図６】オーナー側及びユーザ側のトップページの一例
を示す説明図である。

【図７】オーナー及び商品の登録フォームの一例を示す
説明図である。

【図８】商品検索ページの一例を示す説明図である。

【図９】５０音表付の商品検索ページの一例を示す説明
図である。

【図１０】項目検索リストの一例を示す説明図である。

【図１１】項目内容のコピー作業の一例を示す説明図で
ある。

【図１２】５０音表付の商品検索ページの他の一例を示
す説明図である。

【図１３】項目検索リストの他の一例を示す説明図であ
る。

【図１４】項目内容のコピー作業の他の一例を示す説明
図である。

【図１５】商品リストページの一例を示す説明図であ
る。

【図１６】個別情報ページの一例を示す説明図である。

【図１７】ショッピングカートページの一例を示す説明
図である。

【図１８】ショッピングカートページの他の一例を示す
説明図である。

【図１９】ユーザ登録フォームの一例を示す説明図であ
る。

【図２０】購入明細ページの一例を示す説明図である。

【図２１】購入確認ページの一例を示す説明図である。

【図２２】項目検索リストの他の一例を示す説明図であ
る。

【図２３】ショッピングカート内に何も無い状態の一例
を示す説明図である。

【図２４】ユーザ用の利用法案内ページの一例を示す説
明図である。

【図２５】利用規約案内ページの一例を示す説明図であ
る。

【図２６】オーナー用の登録案内ページの一例を示す説
明図である。

【図２７】トップページからのオーナーの検索例を示す
説明図である。

【図２８】オーナーの検索結果の一例を示す説明図であ
る。

【符号の説明】

１１０…登録管理部 １１１…ユーザ管理部 １１２…商品管理部 １２１…ユーザ情報格納部 １２２…商品情報格納部 １３０…検索部 １３１…項目検索部 １３２…商品リスト検索部 １３３…個別情報検索部 １４０…ページ格納部 １４１…トップページ格納部 １４２…登録ページ格納部 １４３…検索ページ格納部 １４４…商品リストページ格納部 １４５…商品情報ページ格納部 １４６…ショッピングカートページ格納部 １４７…購入明細ページ格納部 １４８…購入確認ページ格納部 １５０…ページデータ生成部 １５０…ページデータ生成部 １５１…商品検索ページ生成部 １５２…商品リストページ生成部 １５３…個別情報ページ生成部 １５４…カートページ生成部 １５５…購入明細ページ生成部 １５６…購入確認ページ生成部 １６０…取引処理部 １６１…受注部 １６２…発注部 １６３…履歴処理部 １７０…取引ＤＢ １７１…購入履歴格納部 １７２…販売履歴格納部 １８０…送受信部 ３０１以降…手順の各ステップ

Claims (16)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 商品の購入希望者が利用可能な端末とネ
   ットワークを介して接続された商品取引支援装置におい
   て、 複数の項目にわたる商品及びその販売者に関する商品情
   報を格納した商品情報格納手段と、 少なくとも一つの項目内容を検索条件とする前記購入希
   望者の検索要求に応じて、前記商品情報を検索する商品
   情報検索手段と、 前記項目内容の入力欄及び前記検索要求用の表示を含む
   商品検索ページを格納した商品検索ページ格納手段と、 前記項目内容を検索するための文字を並べた文字表デー
   タを格納した文字表データ格納手段と、 前記文字表データのうち、前記購入希望者が選択した文
   字を含む項目内容を検索する項目検索手段と、 前記項目検索手段による検索結果のうち、前記購入希望
   者が選択した項目内容を、これに対応する前記入力欄に
   コピーさせる情報を格納したコピー情報格納手段と、 を有することを特徴とする商品取引支援装置。
2. 【請求項２】 前記商品情報検索手段は、 前記購入希望者が選択した項目内容に適合する商品のリ
   ストを検索する商品リスト検索手段と、 前記商品リスト検索手段によって検索された検索結果の
   うち、前記購入希望者が選択した商品の個別情報を検索
   する個別情報検索手段と、 を有することを特徴とする請求項１記載の商品取引支援
   装置。
3. 【請求項３】 前記ネットワークには、前記販売者の運
   営するサイトを提供するサーバが接続され、 前記個別情報には、前記サイトにアクセス可能なリンク
   が設定された表示が含まれていることを特徴とする請求
   項１又は請求項２記載の商品取引支援装置。
4. 【請求項４】 前記購入希望者の購入希望の入力がある
   毎に、その入力があった商品のリストを表示したページ
   データを生成し、購入希望の取り消しの入力がある毎
   に、その入力があった商品をリストから削除したページ
   データを生成するショッピングカートページ生成手段を
   有することを特徴とする請求項１〜３のいずれか１項に
   記載の商品取引支援装置。
5. 【請求項５】 前記購入希望者の登録を管理する購入希
   望者管理手段と、 前記購入希望者を新規登録するための若しくは既登録者
   であることを確認するための入力欄を含む購入希望者登
   録ページを格納した購入希望者登録ページ格納手段とを
   有することを特徴とする請求項１〜４のいずれか１項に
   記載の商品取引支援装置。
6. 【請求項６】 前記商品情報の登録を管理する商品情報
   管理手段と、 前記商品情報を新規登録するための若しくは既登録者で
   あることを確認するための入力欄を含む商品情報登録ペ
   ージを格納した商品情報登録ページ格納手段とを有する
   ことを特徴とする請求項１〜５のいずれか１項に記載の
   商品取引支援装置。
7. 【請求項７】 前記販売者に対して商品情報の登録を促
   進する案内情報を含む案内情報格納手段を有することを
   特徴とする請求項１〜６のいずれか１項に記載の商品取
   引支援装置。
8. 【請求項８】 前記販売者及び前記購入希望者が、当該
   装置を利用する場合の規約及び利用法の少なくとも一方
   を含む利用情報格納手段を有することを特徴とする請求
   項１〜７のいずれか１項に記載の商品取引支援装置。
9. 【請求項９】 複数の項目にわたる商品及びその販売者
   に関する商品情報を格納するステップと、 前記項目の内容の入力欄を含む商品検索ページを出力す
   るステップと、 前記項目の内容を検索するための文字を並べた文字表デ
   ータを出力するステップと、 前記文字表データのうち、選択された文字を含む項目内
   容を検索するステップと、 前記検索結果のうち、選択された項目内容を、これに対
   応する前記入力欄にコピーさせる情報を出力するステッ
   プと、 少なくとも一つの前記入力欄に入力された項目内容を検
   索条件として、前記商品情報を検索するステップと、 検索された前記商品情報を出力するステップと、 を含むことを特徴とする商品取引支援方法。
10. 【請求項１０】 検索された前記商品情報について購入
    希望の入力がある毎に、その入力があった商品のリスト
    を表示したショッピングカートページを生成し、 購入希望の取り消しの入力がある毎に、その入力があっ
    た商品をショッピングカートページから削除することを
    特徴とする請求項９記載の商品取引支援方法。
11. 【請求項１１】 購入希望者を新規登録するための若し
    くは既登録者であることを確認するための入力欄を含む
    購入希望者登録ページを出力するステップを含むことを
    特徴とする請求項９又は請求項１０記載の商品取引支援
    方法。
12. 【請求項１２】 検索された前記商品情報についての購
    入希望を、当該商品の販売者に対して各商品毎に発注す
    るステップを含むことを特徴とする請求項９〜１１のい
    ずれか１項に記載の商品取引支援方法。
13. 【請求項１３】 当該販売者に対して発注した旨の表示
    を含む購入確認ページを出力するステップを含むことを
    特徴とする請求項１２記載の商品取引支援方法。
14. 【請求項１４】 前記販売者からの登録要求の入力があ
    った場合に、当該販売者を新規登録するための若しくは
    既登録者であることを確認するための入力欄を含む販売
    者登録ページを出力するステップを含むことを特徴とす
    る請求項９〜１３のいずれか１項に記載の商品取引支援
    方法。
15. 【請求項１５】 販売者の登録があった場合に、登録デ
    ータ明細を出力するステップを含むことを特徴とする請
    求項１４記載の商品取引支援方法。
16. 【請求項１６】 コンピュータを用いて、 複数の項目にわたる商品及びその販売者に関する商品情
    報を格納させ、 前記項目の内容の入力欄を含む商品検索ページを出力さ
    せ、 前記項目の内容を検索するための文字を並べた文字表デ
    ータを出力させ、 前記文字表データのうち、選択された文字を含む項目内
    容を検索させ、 前記検索結果のうち、選択された項目内容を、これに対
    応する前記入力欄にコピーさせる情報を出力させ、 少なくとも一つの項目内容を検索条件として、前記商品
    情報を検索させ、 検索された前記商品情報を出力させることを特徴とする
    商品取引支援を実現するためのコンピュータプログラム
    を記録した記録媒体。