JP2002157060A - ドキュメントデザイン変換システム、ドキュメントデザイン変換方法、記録媒体 - Google Patents

ドキュメントデザイン変換システム、ドキュメントデザイン変換方法、記録媒体

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JP2002157060A
JP2002157060A JP2000353222A JP2000353222A JP2002157060A JP 2002157060 A JP2002157060 A JP 2002157060A JP 2000353222 A JP2000353222 A JP 2000353222A JP 2000353222 A JP2000353222 A JP 2000353222A JP 2002157060 A JP2002157060 A JP 2002157060A
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Hisae Mihira
寿江 三平
Tsutomu Oyama
努 大山
Hideto Yuzawa
秀人 湯澤
Katsura Sakai
桂 酒井
Yoshitsugu Hirose
吉嗣 広瀬
Kazuo Shibuta
一夫 澁田
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Fujifilm Business Innovation Corp
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Fuji Xerox Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ウェブページにアクセスするユーザの視覚能
力に応じて、ウェブページのデザインを変換するウェブ
ページデザイン変換システムを提供する。 【解決手段】 本発明に係るウェブページデザイン変換
システム10は、ユーザ端末30とウェブサーバ32と
の間に介在される。ウェブページデザイン変換システム
10は、ウェブページにアクセスするユーザの視線に関
する情報を視線情報として入力する視線情報入力部13
と、視線情報入力部13によって入力された視線情報に
基づいてウェブページのデザインを変換するデザイン変
換部12と、デザイン変換部12によって変換されたウ
ェブページをユーザ端末30に表示させるために、ユー
ザ端末30にウェブデータを送信するウェブデータ送信
部14とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ユーザ端末に表示
されるドキュメントのデザインを変換するドキュメント
デザイン変換システム、ドキュメントデザイン変換方
法、及びドキュメントのデザインを変換する処理を記録
した記録媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータのモニタには、様々なドキ
ュメントが表示される。特に、最近の情報通信技術の発
達に伴い、インターネットにおいて多彩なウェブサイト
が公開されるようになり、ウェブサイトを構成するドキ
ュメント(ウェブページ)もコンピュータのモニタに表
示される。これらのウェブサイトは、ウェブサイトにア
クセスするユーザが内容を理解しやすいようにするた
め、また、ウェブサイト提供者が伝えたい内容を引き立
たせるために、ウェブサイトを構成するドキュメントの
レイアウトやフォント、配色等について、デザイン上の
様々な工夫がなされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ウェブサイトにおいては、ウェブサーバから各ユーザ端
末へ送信されるウェブサイトのデータは、どのユーザ端
末に対しても同じであるために、次のような問題があっ
た。すなわち、ドキュメントを見るユーザの視覚能力は
一様でなく、ユーザによっては非常に見にくいドキュメ
ントとなってしまう場合があった。特に、高齢者は視覚
機能が衰え、小さいフォントの文字の判読が困難であっ
たり、若年者には区別できる配色が区別できなかったり
する場合があるため、若年者と同様のドキュメントを提
供しても見にくいと感じる場合があった。
【0004】そこで、本発明は上記課題を解決し、ドキ
ュメントを見るユーザの視覚能力に応じて、ドキュメン
トのデザインを変換するドキュメントデザイン変換シス
テム、ドキュメントデザイン変換方法、及びこれらの処
理を記録した記録媒体を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るドキュメン
トデザイン変換システムは、ユーザ端末に表示されるド
キュメントのデザインを変換するシステムであって、ド
キュメントを見るユーザの視線に関する情報を視線情報
として入力する視線情報入力部と、視線情報入力部によ
って入力された視線情報に基づいてドキュメントのデザ
インを変換するデザイン変換部と、デザイン変換部によ
って変換されたドキュメントをユーザ端末に表示させる
ドキュメント表示部とを備えることを特徴とする。
【0006】このように視線情報を入力する視線情報入
力部を有し、デザイン変換部は視線情報入力部から入力
されたユーザの視線情報に基づいて、ドキュメントのデ
ザインを変換することにより、それぞれのユーザごとに
適したデザインのドキュメントを提供することができ
る。なお、「ドキュメント」とは、電子文書のことを言
い、具体的には、ウェブサイトのウェブページ、ウェブ
ページ群、ワープロソフトや表計算ソフトによって処理
可能な文書を言う。
【0007】上記ドキュメントデザイン変換システム
は、視線情報に基づいてドキュメントの表示態様を変換
するためのデザイン変換情報をあらかじめ記憶したデザ
イン変換情報記憶部をさらに備え、デザイン変換部は、
視線情報入力部によって入力された視線情報と、デザイ
ン変換情報記憶部に記憶されたデザイン変換情報とに基
づいて、ドキュメントのデザインを変換することを特徴
としても良い。
【0008】このようにデザイン変換情報記憶部にドキ
ュメントを変換するためのデザイン変換情報を記憶させ
ているので、デザイン変換部は、視線情報入力部から入
力された視線情報に基づいてデザイン変換情報記憶部か
らデザイン変換情報を抽出し、抽出されたデザイン変換
情報に基づいてドキュメントのデザインを変換すること
ができる。
【0009】上記ドキュメントデザイン変換システムに
おいて、デザイン変換情報記憶部に記憶されたデザイン
変換情報は、文字フォントの拡大に関する情報であるこ
とを特徴としても良い。
【0010】このようにデザイン変換情報として、文字
フォントの拡大に関する情報を記憶させておくことによ
り、デザイン変換部は、文字フォントを大きくするデザ
イン変換を行って、ドキュメントを見やすくすることが
できる。
【0011】上記ドキュメントデザイン変換システムに
おいて、デザイン変換情報記憶部に記憶されたデザイン
変換情報は、文字と背景色との色差の拡大に関する情報
であることを特徴としても良い。
【0012】このようにデザイン変換情報として、文字
と背景色との色差の拡大に関する情報を記憶させておく
ことにより、デザイン変換部は、文字と背景色との色差
を拡大するデザイン変換を行って、ドキュメントを見や
すくすることができる。ここで、「色差」には、明度差
と色相差の両方を含んでいる。
【0013】上記ドキュメントデザイン変換システムに
おいて、デザイン変換情報記憶部に記憶されたデザイン
変換情報は、行間隔の拡大に関する情報であることを特
徴としても良い。
【0014】このようにデザイン変換情報として、行間
隔の拡大に関する情報を記憶させておくことにより、デ
ザイン変換部は、行間隔を拡大するデザイン変換を行っ
て、ドキュメントを見やすくすることができる。
【0015】上記ドキュメントデザイン変換システムに
おいて、視線情報には、文字の読み取り速度、視線の滞
留割合、視線の滞留間隔、又は視線の移動距離のうち少
なくとも一つの情報が含まれていることを特徴としても
良い。
【0016】このように視線情報として、文字の読み取
り速度、視線の滞留割合、視線の滞留間隔、又は視線の
移動距離のうち少なくとも一つの情報を取得することに
より、ドキュメントがユーザにとってどの程度見やすい
か判定することができる。
【0017】本発明に係るドキュメントデザイン変換方
法は、ユーザ端末に表示されるドキュメントのデザイン
を変換する方法であって、ドキュメントを見るユーザの
視線に関する情報を視線情報として入力する視線情報入
力ステップと、視線情報入力ステップにおいて入力され
た視線情報に基づいてドキュメントのデザインを変換す
るデザイン変換ステップと、デザイン変換ステップにお
いて変換されたドキュメントをユーザ端末に表示させる
ドキュメント表示ステップとを備えることを特徴とす
る。
【0018】このように視線情報を入力する視線情報入
力ステップを有し、デザイン変換ステップは視線情報入
力ステップにおいて入力されたユーザの視線情報に基づ
いて、ドキュメントのデザインを変換することにより、
それぞれのユーザごとに適したデザインのドキュメント
を提供することができる。
【0019】上記ドキュメントデザイン変換方法におい
て、デザイン変換ステップは、視線情報入力ステップに
おいて入力された視線情報に基づいて、ドキュメント中
の文字フォントを拡大することを特徴としても良い。
【0020】このようにデザイン変換ステップにおい
て、文字フォントを大きくするデザイン変換を行うこと
により、ドキュメントを見やすくすることができる。
【0021】上記ドキュメントデザイン変換方法におい
て、デザイン変換ステップは、視線情報入力ステップに
おいて入力された視線情報に基づいて、ドキュメント中
の文字と背景色との色差を拡大することを特徴としても
良い。
【0022】このようにデザイン変換ステップにおい
て、文字と背景色との色差を大きくするデザイン変換を
行うことにより、ドキュメントを見やすくすることがで
きる。
【0023】上記ドキュメントデザイン変換方法におい
て、デザイン変換ステップは、視線情報入力ステップに
おいて入力された視線情報に基づいて、ドキュメント中
の文章の行間隔を拡大することを特徴としても良い。
【0024】このようにデザイン変換ステップにおい
て、行間隔を大きくするデザイン変換を行うことによ
り、ドキュメントを見やすくすることができる。
【0025】上記ドキュメントデザイン変換方法の視線
情報入力ステップにおいて入力される視線情報は、文字
の読み取り速度、視線の滞留割合、視線の滞留間隔、又
は視線の移動距離のうち少なくとも一つの情報が含まれ
ていることを特徴としても良い。
【0026】このように視線情報として、文字の読み取
り速度、視線の滞留割合、視線の滞留間隔、又は視線の
移動距離のうち少なくとも一つの情報を取得することに
より、ドキュメントがユーザにとってどの程度見やすい
か判定することができる。
【0027】本発明に係る記録媒体は、ユーザ端末に表
示されるドキュメントのデザインを変換する処理を記録
したコンピュータ読み取り可能な記録媒体であって、ド
キュメントを見るユーザの視線に関する情報を視線情報
として入力する視線情報入力処理と、視線情報入力処理
によって入力された視線情報に基づいてドキュメントの
デザインを変換するデザイン変換処理と、デザイン変換
処理によって変換されたドキュメントをユーザ端末に表
示させるドキュメント表示処理とをコンピュータに実行
させるためのプログラムを記録していることを特徴とす
る。
【0028】このように視線情報を入力する視線情報入
力処理を有し、デザイン変換処理は視線情報入力処理に
おいて入力されたユーザの視線情報に基づいて、ドキュ
メントのデザインを変換することにより、それぞれのユ
ーザごとに適したデザインのドキュメントを提供するこ
とができる。
【0029】上記記録媒体において、視線情報に基づい
てドキュメントの表示態様を変換するためのデザイン変
換情報をあらかじめデザイン変換情報記憶領域に記憶さ
せておき、デザイン変換処理は、視線情報入力処理によ
って入力された視線情報と、デザイン変換情報記憶領域
に記憶されたデザイン変換情報とに基づいて、ドキュメ
ントのデザインを変換することを特徴としても良い。
【0030】このようにデザイン変換情報記憶領域にド
キュメントを変換するためのデザイン変換情報を記憶さ
せているので、デザイン変換処理は、視線情報入力処理
において入力された視線情報に基づいてデザイン変換情
報記憶領域からデザイン変換情報を抽出し、抽出された
デザイン変換情報に基づいてドキュメントのデザインを
変換することができる。
【0031】上記記録媒体において、デザイン変換情報
記憶領域に記憶されたデザイン変換情報は、文字フォン
トの拡大に関する情報であることを特徴としても良い。
【0032】このようにデザイン変換情報として、文字
フォントの拡大に関する情報を記憶させておくことによ
り、デザイン変換処理は、文字フォントを大きくするデ
ザイン変換を行って、ドキュメントを見やすくすること
ができる。
【0033】上記記録媒体において、デザイン変換情報
記憶領域に記憶されたデザイン変換情報は、文字と背景
色との色差の拡大に関する情報であることを特徴として
も良い。
【0034】このようにデザイン変換情報として、文字
と背景色との色差の拡大に関する情報を記憶させておく
ことにより、デザイン変換処理は、文字と背景色との色
差を拡大するデザイン変換を行って、ドキュメントを見
やすくすることができる。
【0035】上記記録媒体において、デザイン変換情報
記憶領域に記憶されたデザイン変換情報は、行間隔の拡
大に関する情報であることを特徴としても良い。
【0036】このようにデザイン変換情報として、行間
隔の拡大に関する情報を記憶させておくことにより、デ
ザイン変換処理は、行間隔を拡大するデザイン変換を行
って、ドキュメントを見やすくすることができる。
【0037】上記記録媒体において、視線情報入力処理
によって入力される視線情報には、文字の読み取り速
度、視線の滞留割合、視線の滞留間隔、又は視線の移動
距離のうち少なくとも一つの情報が含まれていることを
特徴としても良い。
【0038】このように視線情報として、文字の読み取
り速度、視線の滞留割合、視線の滞留間隔、又は視線の
移動距離のうち少なくとも一つの情報を取得することに
より、ドキュメントがユーザにとってどの程度見やすい
か判定することができる。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、図面と共に本発明に係るド
キュメントデザイン変換システムの好適な実施形態につ
いて詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一
要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。こ
こでは、変換するドキュメントとして、ウェブサイトを
構成するウェブページを例とし、ウェブページのデザイ
ンを変換するウェブページデザイン変換システムについ
て説明する。
【0040】図1は、実施形態に係るウェブページデザ
イン変換システム(以下、「デザイン変換システム」と
いう)10を示すブロック図である。デザイン変換シス
テム10は、ウェブページを公開しているウェブサーバ
32と、ウェブサーバ32にアクセスするユーザ端末3
0との間に介在されている。
【0041】デザイン変換システム10は、ウェブペー
ジのデザインを変換するデザイン変換部12と、ユーザ
端末30から送信される視線情報を受信する視線情報受
信部13と、ウェブページのデザインを変換するための
デザイン変換情報を記憶したデザイン変換情報データベ
ース(以下、「デザイン変換情報DB」という)11と
を備えている。また、デザイン変換システム10は、ウ
ェブサーバ32から送信されるウェブサイトのデータを
受信するウェブデータ受信部15と、変換されたウェブ
データをユーザ端末30に送信するウェブデータ送信部
14と、を備えている。ウェブデータ送信部14は、デ
ザイン変換部12によって変換されたウェブページのデ
ータをユーザ端末30に送信し、ユーザ端末30におい
てウェブページを表示させるウェブページ表示部の機能
を有する。
【0042】視線情報受信部13は、ウェブサイトにア
クセスしてウェブページを見ているユーザの視線に関す
る情報を受信する機能を有する。視線情報には、文字の
読み取り速度(以下、「読取速度」という)、視線の滞
留割合、視線の滞留間隔、視線の総移動距離についての
情報が含まれている。ここで各情報について説明する
と、「読取速度」は、1秒間の読取り文字数であり、ウ
ェブページに表示された記事の総文字数と、読み終える
までの時間から計算される。例えば、表示記事の総文字
数が500文字で読み終えるまでの所要時間が40秒で
あるとすれば、読取速度は12.5(文字/sec)であ
る。「滞留」とは、視線の移動角度が1秒間あたり5度
以内である状態をいい、「滞留割合」とは、どの程度の
比率で滞留が発生するかを表す情報であり、総文字数と
滞留回数によって算出される。例えば、表示記事の総文
字数が500文字であり、滞留回数が300回であった
とすれば、滞留割合は500/300=1.67文字/
回となる。また、「滞留間隔」は、視線の滞留が発生し
た時点から次に滞留が発生するまでの距離である。ここ
で、視線の滞留を視線情報として取得するのは、次の理
由による。図7は、同一の記事を読んだ場合における2
0代(若年者)の視線の滞留と67歳(高齢者)の視線
の滞留を表す図であり、視線の滞留が起こった部分を丸
で囲んで示している。図7から分かるように、高齢者の
方が頻繁に視線の滞留が起こり(4〜6倍)、かつ、視
線の滞留が起こる間隔も狭い。従って、視線の滞留につ
いての情報を視線情報として取得することにより、ユー
ザの年代属性を特定できると共に、ユーザがどの程度の
読みにくさを感じているかを定量化することができる。
視線の「総移動距離」とは、表示記事を読み終えるまで
の視線の移動距離をすべて足し合わせた値である。ここ
で、視線の総移動距離を視線情報として取得するのは、
次の理由による。図8は、同一の記事を読んだ場合にお
ける若年者の視線の移動と高齢者の視線の移動を表す図
である。図8から分かるように、高齢者の方が視線の軌
跡が細かく、視線の移動距離が長い(1.4〜2倍)。従
って、視線の総移動距離を視線情報として取得すること
により、ユーザの年代属性を特定できると共に、ユーザ
がどの程度の読みにくさを感じているかを定量化するこ
とができる。
【0043】デザイン変換情報DB11は、ウェブペー
ジのデザインを変換するためのデザイン変換情報が記憶
されたデータベースである。図2は、デザイン変換情報
DB11に格納されたデータの例を示す図である。デザ
イン変換情報DB11には、「視線情報」「デザイン変
換情報」の各情報を有している。「視線情報」は、デザ
イン変換情報にしたがってウェブページを変換するため
の条件を示す情報である。すなわち、視線情報受信部1
3によって受信した視線情報が、「視線情報」に示され
る条件を満たす場合に、デザイン変換情報にしたがって
ウェブページのデザインが変換される。
【0044】本実施形態において視線情報として記憶さ
れた条件は、文字読取速度、視線の滞留割合、視線の滞
留間隔、総移動距離のそれぞれのパラメータに所定の定
数を乗じて和をとった値を評価値Vとし、その評価値V
とあらかじめ定められた閾値K0とを比較することによ
り、ウェブページのデザインを変換するかを判定する。
すなわち、評価値Vが閾値K0より小さい場合には、図
2に示す条件を満たすので、デザイン変換情報に基づい
てウェブページのデザイン変換が行われる。ここで、用
いられる評価値Vは、ウェブページのコンテンツやレイ
アウト等に基づいて、ウェブページごとに個別に設定す
ることが好ましい。例えば、理解が困難な数式の説明と
ニュースとでは、読取速度も異なるであろうし、文字の
多いページと絵の多いページとでは、視線の移動距離も
異なってくると考えられる。
【0045】次に、デザイン変換情報について説明す
る。デザイン変換情報は、ウェブページのデザインをど
のように変換するかを示す情報である。ここでは、文章
を中心としたウェブページのデザイン変換情報について
説明する。デザイン変換情報は、変換前のウェブページ
の情報に基づいて、デザインの変換方法が異なる。これ
は、以下のような理由による。例えば、文字のフォント
は大きい方が読みやすいが、一定の大きさ以上のフォン
トであれば、その一定値以上にフォントを大きくしても
読みやすさは、それほど変化しない。明度差や、行間隔
についても同様のことが当てはまる。
【0046】デザイン変換情報によれば、まず、ウェブ
ページ中の文字フォントFが16ポイント(以下、ポイ
ントを「p」と略す)以下である場合には、フォントF
に1より大きい定数aを乗じて、変換後の文字フォント
を決定する。次に、文字フォントFが16pより大きい
場合には、明度差ΔLの値を判定する。ここで、「明
度」とは色の三属性の一つで、人が知覚する明るさの度
合である。ここでは、Microsoft Windows(登録商標)
で、表示物の色指定をした際、その色情報として扱われ
ている、「U」(色合い)、「S」(鮮やかさ)、
「L」(明るさ)のうちの「L」を使用している。「明
度差」とは、文字と背景色との「L」の差である。明度
差ΔLが30以下である場合には、文字と背景色の明度
差を大きくする。このように明度差を大きくするのは、
次の理由による。図9は、明度差ΔLと文字認識との関
係を若年者と高齢者の比較で示す図である。図9(a)
は文字フォント24pの場合であり、図9(b)は文字
フォント16pの場合のデータである。いずれの場合
も、明度差ΔLが大きくなると文字の認識率が高まるこ
とが分かる。すなわち、明度差を大きくするというデザ
イン変換の方法は、文字と背景色との明度差が小さいこ
とが文字を識別しにくい原因の一つとなりうることに基
づくものである。具体的なデザイン変換方法としては、
文字と背景色のうち高い方の明度Lに1より大きい定数
bを乗じて、変換後の文字又は背景色の明度を決定す
る。さらに、明度差ΔLが30より大きい場合には、行
間隔Dの値を判定する。行間隔Dが、3p以下である場
合には、行間隔Dを1p大きくする。このようにして、
デザイン変換の方法が決定される。なお、ウェブページ
の文字フォントFが16pより大きく、文字と背景色と
の明度差ΔLが30より大きく、さらに行間隔Dが3p
より大きい場合には、デザイン変換は行われない。
【0047】デザイン変換部12は、デザイン変換情報
DB11に記憶されたデザイン変換情報に基づいて、ウ
ェブページのデザインを変換する機能を有する。すなわ
ち、視線情報受信部13によって受信した視線情報に基
づいて、デザイン変換情報DB11からデザイン変換情
報を抽出する。そして、ウェブデータ受信部15によっ
て受信したウェブデータを編集してウェブページのデザ
インを変換する。例えば、フォントを変換する場合に
は、HTMLで記述されたウェブページのソースコード
から、フォントに関する記述を抽出し、抽出された記述
を更新することによって、ウェブページのデザインを変
換することができる。
【0048】次に、本実施形態に係るデザイン変換シス
テム10の動作について説明し、併せて実施形態に係る
ウェブページデザイン変換方法(以下、「デザイン変換
方法」という)について説明する。
【0049】まず、ユーザ端末30は、URLを指定し
て、所定のウェブサイト(ウェブサーバ32)にアクセ
スする(S10)。ウェブサーバ32は、ユーザ端末3
0からのアクセスがあると、ウェブサーバ32に格納さ
れているウェブデータを、ウェブサーバ32とユーザ端
末30との間に介在されたデザイン変換システム10に
送信する(S12)。デザイン変換システム10は、ウ
ェブサーバ32から送信されたウェブデータをウェブデ
ータ受信部15によって受信する(S14)と、受信し
たウェブデータをウェブデータ送信部14によってユー
ザ端末30に送信する(S16)。最初は、デザイン変
換システム10はユーザ端末30から視線情報を取得し
ていないので、ウェブデータのデザイン変換をしない
で、ウェブサーバ32から受信したウェブページをその
ままユーザ端末30に送信する(S16)。
【0050】ユーザ端末30は、デザイン変換システム
10から送信されたウェブデータを受信すると、受信し
たウェブデータに基づいてウェブページを表示する(S
18)。ユーザ端末30は、ウェブページを見るユーザ
の視線情報を取得する。視線情報は赤外線を利用した公
知の技術によって取得することができる。続いて、ユー
ザ端末30は、取得した視線情報をデザイン変換システ
ム10に送信する(S20)。デザイン変換システム1
0は、視線情報受信部13によってユーザ端末30から
送信された視線情報を受信する(S22)と、受信した
視線情報をデザイン変換部12に入力する。
【0051】次に、ウェブサーバ32はデザイン変換シ
ステム10に再びウェブデータを送信し(S24)、デ
ザイン変換システム10は、ウェブサーバ32から送信
されたウェブデータを受信する(S26)。このウェブ
データ送信及び受信のステップ(S24,S26)は、
ユーザ端末30がウェブページの更新を行うことに起因
するステップである。図3においては、説明の便宜上、
視線情報受信(S22)後にウェブデータ受信(S2
6)のステップを記載しているが、デザイン変換システ
ム10によるウェブデータ受信(S26)のステップ
は、必ずしも視線情報受信ステップ(S22)の後にな
るわけではなく、また、視線情報受信ステップ(S2
2)の後に複数ページにわたるウェブデータを受信する
ということも起こり得る。
【0052】デザイン変換システム10は、ウェブサー
バ32からウェブデータを受信する(S26)と、受信
したウェブデータをデザイン変換部12によって変換す
る(S28)。より詳しく説明すると、デザイン変換部
12は、視線情報受信ステップ(S22)において入力
された視線情報に基づいて、デザイン変換情報DB11
に記憶された視線情報の条件を満たしているかをチェッ
クする。ここでは、まず、視線情報として入力された読
取速度、滞留割合、滞留間隔、総移動距離の各情報に、
ウェブページの内容によって決定される重み付け係数K
1〜K4を乗じた上で和をとることによって評価値Vを算
出する(評価値V=K1×読取速度+K2×滞留割合+K
3×滞留間隔+K4×総移動距離)。そして、あらかじめ
定められた閾値K0と算出された評価値Vとを比較し、
評価値Vが閾値K0より小さい場合にはデザイン変換の
条件を満たしていると判定される。
【0053】条件を満たしている場合には、デザイン変
換部12はデザイン変換情報を抽出し、抽出されたデザ
イン変換情報に基づいて、ウェブサーバ32から受信し
たウェブデータを編集してウェブページのデザインを変
換する。図2に示すデザイン変換情報によれば、まず、
コンテンツの条件として文字フォントが16p以下の場
合には、文字フォントFに定数aを乗じたフォントによ
ってウェブページ内の文字を構成するようにデザイン変
換を行う。ここで、判定の対象となる文字フォントF
は、ウェブページ内で用いられている最小の文字フォン
トである。文字フォントFが16pより大きい場合に
は、ウェブページの文字と背景色との明度差の条件につ
いて判定する。明度差ΔLが30以下である場合には、
文字の明度Lに定数bを乗じることによって、高い方の
明度をさらに高くして文字と背景色との明度差ΔLを大
きくするようにデザイン変換を行う。ここでは、高い方
の明度Lに定数bを乗じているが、低い方の明度Lを1
より大きい定数で除する(低い方の明度をさらに低くす
る)こととしても良いし、また、文字と背景色の明度の
平均値から同じだけ明度を広げるようにしても良い。さ
らに、明度差ΔLが30より大きい場合には、ウェブペ
ージ内の文章の行間隔Dの条件について判定する。行間
隔Dが3p以下である場合には、行間隔Dに1p加えて
行間隔を大きくするデザイン変換を行う。文字フォント
F>16p、明度差ΔL>30、行間隔D>3pの条件
をすべて満たしている場合には、本実施形態において
は、それ以上見やすくウェブページを変換する手段がな
いので、ウェブページのデザイン変換は行なわれない。
なお、視線情報受信部13によって入力された視線情報
が、デザイン変換DBに記憶された視線情報の条件を満
たす場合には、当該ウェブページはユーザにとって十分
に見やすいと判断されるので、デザイン変換は行われな
い。
【0054】続いて、デザイン変換システム10は、デ
ザインが変換されたウェブページのデータをユーザ端末
30に送信する(S30)。ユーザ端末30は、デザイ
ン変換システム10から送信されたウェブデータを受信
し、ウェブページを表示する(S32)。そして、再度
視線情報を送信するステップ(S20)に遷移して、新
たな視線情報をデザイン変換システム10に送信する
(S20)。このようにデザイン変換システム10は、
ユーザ端末30から定期的に送信される視線情報を受信
し(S22)、受信した視線情報に基づいてウェブペー
ジのデザインを変換する(S28)。ウェブページのデ
ザイン変換は、視線情報受信部13によって受信した視
線情報に基づいて算出された評価値Vがあらかじめ定め
られた閾値K0を超えるまで行なわれる。これにより、
それぞれのユーザにとって一定の水準以上に見やすい
(読みやすい)ウェブページを提供することができる。
【0055】本実施形態に係るデザイン変換システム1
0は、ユーザの視線情報に基づいてデザインを変換する
ためのデザイン変換情報を記憶させたデザイン変換情報
DB11を有しているので、ユーザ端末30から送信さ
れた視線情報に基づいて、ウェブページのデザインを変
換することができる。これにより、それぞれのユーザに
とって見やすいウェブページに変換することができる。
【0056】また、本実施形態に係るデザイン変換方法
は、ユーザの視線情報に基づいてウェブページのデザイ
ンを変換するので、それぞれのユーザにとって見やすい
ウェブページに変換することができる。
【0057】次に、図4〜図6を参照して、上記したデ
ザイン変換方法を実現可能な、コンピュータ読取り可能
な記録媒体(以下、「記録媒体」という)40について
説明する。ここで、記録媒体40とは、プログラムの記
述内容に応じて磁気、光、電気等のエネルギを変化さ
せ、その変化に対応する信号の形式でコンピュータ50
のハードウェア資源に備えられている読み取り装置51
にプログラムの記述内容を伝達できるものである。この
ような記録媒体40としては、例えば、磁気ディスク、
光ディスク、CD−ROM、コンピュータ50に内蔵さ
れるメモリ53等が該当する。
【0058】図4は、本実施形態の記録媒体40の構成
図である。記録媒体40には、プログラムを記録したプ
ログラム領域40aとデータファイルを格納したデータ
領域40bとが設けられている。
【0059】データ領域40bは、ウェブページのデザ
インを変換するためのデザイン変換情報を格納できる領
域45を有している。当該領域45には、図1に示すデ
ザイン変換情報DB11と同様に、視線情報に関連付け
られたデザイン変換情報が格納される。
【0060】プログラム領域40aには、ウェブページ
のデザインを変換するデザイン変換モジュール41と、
視線情報を入力するための視線情報入力モジュール42
と、変換されたウェブページを表示するためのウェブペ
ージ表示モジュール43と、変換の対象であるウェブペ
ージのデータを入力するためのウェブデータ入力モジュ
ール44とが含まれている。
【0061】図5は、記録媒体40に記録されたプログ
ラムを実行するためのコンピュータ50のハードウェア
構成を示す図であり、図6は、記録媒体40に記録され
たプログラムを実行するためのコンピュータ50の斜視
図である。各図に示すように、コンピュータ50は、フ
レキシブルドライブ装置、CD−ROMドライブ装置、
磁気テープドライブ装置等の読み取り装置51と、オペ
レーティングシステム(OS)を常駐させた作業用メモ
リ(RAM)52と、記録媒体40に記録された画像情
報及びアクセスパターン情報を記憶するためのメモリ5
3と、表示手段であるディスプレイ54と、入力手段で
あるマウス55及びキーボード56と、作成したウェブ
ページを印刷出力するプリンタ57と、プログラムの実
行を制御するCPU58と、を備えている。ここで、記
録媒体40が読み取り装置51に挿入されると、記録媒
体40に記録された情報が読み取り装置51からアクセ
ス可能になり、記録媒体40のプログラム領域40aに
記録されたプログラムが、コンピュータ50によって実
行可能となる。
【0062】本実施形態に係る記録媒体40によれば、
コンピュータ50は、入力された視線情報に基づいて、
データ領域40bからデザイン変換情報を抽出し、抽出
されたデザイン変換情報に基づいてウェブページのデザ
インを変換することができる。そして、ウェブページ表
示モジュール43によって、変換されたウェブページを
表示させることができる。
【0063】以上、本発明の実施形態について詳細に説
明してきたが、本発明は上記実施形態に限定されるもの
ではない。
【0064】上記実施形態においては、読取速度、滞留
割合、滞留間隔、総移動距離の4つの情報に重み付けし
て評価値Vを算出し、デザイン変換をするかどうかの条
件に用いているが、個々の情報を条件として用いても良
い。図10(a)は、黒色の背景に表示された青色と白
色のそれぞれの文字における年齢別の文字読取速度を示
す図である。図10(a)に示されるように文字読取速
度は加齢と共に遅くなり、60代以上になると20〜3
0代の半分程度になる。従って、この文字読取速度をデ
ザイン変換の条件として用いても良い。例えば、文字読
取速度が8文字/secを下回った場合をデザイン変換
の条件とすることができる。また、図10(b)は、黒
色の背景に表示された青色と白色のそれぞれの文字にお
ける年齢別の視線の滞留割合を示す図である。図10
(b)に示されるように、視線の滞留は加齢と共に頻繁
に起こるようになり、60代以上になると、20〜30
代の2倍以上の割合となる。従って、この滞留割合をデ
ザイン変換の条件として用いても良い。例えば、滞留割
合が1.5文字/回を下回った場合をデザイン変換の条
件とすることができる。
【0065】また、上記実施形態においては、デザイン
変換情報は、評価値Vと閾値K0との大小関係によって
視線情報に関する条件を満たすか否かを判定している
が、視線情報の条件は、視線情報によって求められる評
価値Vと閾値K0との乖離率によって定め、その乖離率
によってデザイン変換方法を変化させることとしても良
い。例えば、評価値Vと閾値K0との乖離率が大きい場
合には、よりダイナミックにデザインを変換するような
デザイン変換情報をデザイン変換情報DB11に記憶さ
せておくことにより、ウェブページの見にくさの程度に
応じてデザインを変換できるので、少ない調整回数によ
ってウェブページを調整することができる。
【0066】また、上記実施形態においては、デザイン
変換情報DB11には、文字フォント、明度差、又は行
間隔といった文字に関するデザイン変換情報を記憶して
いるが、デザインの配色に関するデザイン変換情報を記
憶させておくこととしても良い。例えば、高齢者にとっ
て見分けのつきやすい色の組み合わせをあらかじめ配色
テーブルに格納しておき、ウェブページ全体の印象を変
えない配色で見分けのつきやすい配色を配色テーブルか
ら抽出するように、デザイン変換情報に記憶させておく
ことにより実現できる。
【0067】上記各実施形態においては、デザイン変換
システム10は、ユーザ端末30とウェブサーバ32と
の間に介在されているが、必ずしも、ユーザ端末30や
ウェブサーバ32と独立した構成である必要はなく、ユ
ーザ端末30又はウェブサーバ32に含まれる構成であ
っても良い。デザイン変換システム10がウェブサーバ
32に含まれる構成を採用すれば、ウェブサーバ32か
ら送信されるウェブデータを受信するウェブデータ受信
部15は必要なく、より簡単な構成とすることができ
る。また、デザイン変換システム10がユーザ端末30
に含まれる構成を採用すれば、ユーザ端末30から視線
情報を受信する視線情報受信部13は必要ない上に、複
数のユーザ端末30を管理する必要もなくなるので、さ
らに簡単な構成とすることができる。
【0068】
【発明の効果】本発明によれば、ウェブページにアクセ
スするユーザの視線情報を入力する視線情報入力部を有
し、ウェブページにアクセスする際の視線情報を入力さ
せ入力された視線情報に基づいてウェブページのデザイ
ンを変換することにより、ユーザの視覚能力に応じてそ
れぞれのユーザに見やすいウェブページのデザインを変
換できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施形態に係るデザイン変換システムを示
すブロック図である。
【図2】デザイン変換情報DBに記憶されたデータの例
を示す図である。
【図3】第1実施形態に係るデザイン変換システムの動
作を示すフローチャートである。
【図4】実施形態に係る記録媒体の構成を示す図であ
る。
【図5】記録媒体に記録されたプログラムを実行するた
めのコンピュータのハードウェア構成を示す図である。
【図6】記録媒体に記録されたプログラムを実行するた
めのコンピュータの斜視図である。
【図7】若年者の視線の滞留と高齢者の視線の滞留を表
す図である。
【図8】若年者の視線の移動と高齢者の視線の移動と表
す図である。
【図9】明度差と文字認識との関係を若年者と高齢者の
比較で示す図である。
【図10】(a)は年齢別の文字読取速度を示す図、
(b)は年齢別の滞留割合を示す図である。
【符号の説明】
10・・・ウェブページデザイン変換システム、11・・・デ
ザイン変換情報データベース、12・・・デザイン変換
部、13・・・視線情報受信部、14・・・ウェブデータ送信
部、15・・・ウェブデータ受信部、30・・・ユーザ端末、
32・・・ウェブサーバ、40・・・記録媒体。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯澤 秀人 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 酒井 桂 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 広瀬 吉嗣 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 (72)発明者 澁田 一夫 神奈川県足柄上郡中井町境430グリーンテ クなかい 富士ゼロックス株式会社内 Fターム(参考) 5E501 AA13 AB15 AC37 BA03 BA05 CA02 CB02 CB09 CC13 EB01 EB20 FA13 FB04 FB26 FB28 FB43

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ユーザ端末に表示されるドキュメントの
    デザインを変換するシステムであって、 ドキュメントを見るユーザの視線に関する情報を視線情
    報として入力する視線情報入力部と、 前記視線情報入力部によって入力された視線情報に基づ
    いて前記ドキュメントのデザインを変換するデザイン変
    換部と、 前記デザイン変換部によって変換されたドキュメントを
    前記ユーザ端末に表示させるドキュメント表示部と、 を備えることを特徴とするドキュメントデザイン変換シ
    ステム。
  2. 【請求項2】 視線情報に基づいてドキュメントの表示
    態様を変換するためのデザイン変換情報をあらかじめ記
    憶したデザイン変換情報記憶部をさらに備え、 前記デザイン変換部は、視線情報入力部によって入力さ
    れた視線情報と、前記デザイン変換情報記憶部に記憶さ
    れたデザイン変換情報とに基づいて、前記ドキュメント
    のデザインを変換する、ことを特徴とする請求項1に記
    載のドキュメントデザイン変換システム。
  3. 【請求項3】 前記デザイン変換情報記憶部に記憶され
    たデザイン変換情報は、文字フォントの拡大に関する情
    報であることを特徴とする請求項2に記載のドキュメン
    トデザイン変換システム。
  4. 【請求項4】 前記デザイン変換情報記憶部に記憶され
    たデザイン変換情報は、文字と背景色との色差の拡大に
    関する情報であることを特徴とする請求項2に記載のド
    キュメントデザイン変換システム。
  5. 【請求項5】 前記デザイン変換情報記憶部に記憶され
    たデザイン変換情報は、行間隔の拡大に関する情報であ
    ることを特徴とする請求項2に記載のドキュメントデザ
    イン変換システム。
  6. 【請求項6】 前記視線情報には、文字の読み取り速
    度、視線の滞留割合、視線の滞留間隔、又は視線の移動
    距離のうち少なくとも一つの情報が含まれていることを
    特徴とする請求項1〜5のいずれか一項に記載のドキュ
    メントデザイン変換システム。
  7. 【請求項7】 ユーザ端末に表示されるドキュメントの
    デザインを変換する方法であって、 ドキュメントを見るユーザの視線に関する情報を視線情
    報として入力する視線情報入力ステップと、 前記視線情報入力ステップにおいて入力された視線情報
    に基づいて前記ドキュメントのデザインを変換するデザ
    イン変換ステップと、 前記デザイン変換ステップにおいて変換されたドキュメ
    ントを前記ユーザ端末に表示させるドキュメント表示ス
    テップと、 を備えることを特徴とするドキュメントデザイン変換方
    法。
  8. 【請求項8】 前記デザイン変換ステップは、視線情報
    入力ステップにおいて入力された視線情報に基づいて、
    前記ドキュメント中の文字フォントを拡大することを特
    徴とする請求項7に記載のドキュメントデザイン変換方
    法。
  9. 【請求項9】 前記デザイン変換ステップは、視線情報
    入力ステップにおいて入力された視線情報に基づいて、
    前記ドキュメント中の文字と背景色との色差を拡大する
    ことを特徴とする請求項7に記載のドキュメントデザイ
    ン変換方法。
  10. 【請求項10】 前記デザイン変換ステップは、視線情
    報入力ステップにおいて入力された視線情報に基づい
    て、前記ドキュメント中の文章の行間隔を拡大すること
    を特徴とする請求項7に記載のドキュメントデザイン変
    換方法。
  11. 【請求項11】 前記視線情報入力ステップにおいて入
    力される視線情報は、文字の読み取り速度、視線の滞留
    割合、視線の滞留間隔、又は視線の移動距離のうち少な
    くとも一つの情報が含まれていることを特徴とする請求
    項7〜10のいずれか一項に記載のドキュメントデザイ
    ン変換方法。
  12. 【請求項12】 ユーザ端末に表示されるドキュメント
    のデザインを変換する処理を記録したコンピュータ読み
    取り可能な記録媒体であって、 ドキュメントを見るユーザの視線に関する情報を視線情
    報として入力する視線情報入力処理と、 前記視線情報入力処理によって入力された視線情報に基
    づいて前記ドキュメントのデザインを変換するデザイン
    変換処理と、 前記デザイン変換処理によって変換されたドキュメント
    を前記ユーザ端末に表示させるドキュメント表示処理
    と、 をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録し
    ていることを特徴とする記録媒体。
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