JP2002155496A - 証 券 - Google Patents

証 券

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JP2002155496A
JP2002155496A JP2001268844A JP2001268844A JP2002155496A JP 2002155496 A JP2002155496 A JP 2002155496A JP 2001268844 A JP2001268844 A JP 2001268844A JP 2001268844 A JP2001268844 A JP 2001268844A JP 2002155496 A JP2002155496 A JP 2002155496A
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幸雄 長谷川
Giichi Yorimoto
義一 寄本
Hiromichi Kono
弘道 河野
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Toppan Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】偽造が困難でかつ広範囲の管理が容易にできる
証券を提供することを課題とする。 【解決手段】非接触タグが隠蔽されている証券であっ
て、前記非接触タグには、証券の券面に表示されている
情報が記録されていることを特徴とする証券。この証券
では、非接触タグに記録されている情報と、券面に表示
されている情報とを比較することにより、偽造を容易に
発見することができ、これにより偽造防止をすることが
できる。また、この証券に隠蔽された非接触タグに、管
理用のデータを読書きすることにより、管理が容易に行
なえる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、証券に関する。本
明細書で言う証券は、紙幣(銀行券、政府紙幣)、有価
証券(小切手、手形、株券、債券、倉庫証券、船荷証
券、商品券、乗車券、郵便為替証券)、証票(郵便切
手、印紙)、入場券、預金通帳、旅券、伝票など、価値
を表彰する証書だけでなく、それに類似する証書をも含
む広い意味で用いている。
【0002】
【従来の技術】従来の証券は、偽造を防止するために、
特殊インキ、特殊細紋、特殊用紙などを用いて製造され
る。しかし、これらの製造技術は、一般に知られてお
り、また、カラーコピーの精度向上と共に、紙幣を複写
したものが両替機で使われるという事件も発生してお
り、偽造防止を十分に果たせない可能性があるという欠
点がある。
【0003】また、従来の証券には、管理目的のため
に、管理番号が印刷される。この番号は、人間の目だけ
ではなくコンピュータでも読み取れるようにするため
に、MICR(Magnetic Ink Chara
cter Recognition)、OCR(Opt
ical Charactor Recognitio
n)などで印刷されることがある。さらには、証券に磁
気テープを貼り、その磁気テープに管理番号を記録する
ものもある。しかし、管理番号で表現されるデータ量は
極めて少なく、また汚れたり破損すると読み取れなくな
るために、管理番号で管理できる範囲は狭く、しかも管
理のための事務作業に掛かる手間が膨大であるという欠
点がある。例えば、紙幣の員数管理では、銀行員が券種
別に揃えて員数機を通していたために、手間が掛かって
いる。また例えば、紙幣は管理番号に基づいて発行年月
日を管理し、ある流通年数を経過すると廃棄処分にして
いているが、紙幣のいたみ具合により管理番号の識別が
難しくなれば、流通年数の判定そのものが困難になる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の欠点に鑑みなされたもので、偽造が困難でかつ広範囲
の管理が容易にできる証券を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明において上記課題
を達成するために、まず請求項1の発明では、非接触タ
グが隠蔽されている証券であって、前記非接触タグに
は、証券の券面に表示されている情報が記録されている
ことを特徴とする証券としたものである。
【0006】また請求項2の発明では、証券用紙の内部
に内蔵されることによって非接触タグが隠蔽されている
ことを特徴とする請求項1記載の証券としたものであ
る。
【0007】また、併せて上記課題を解決する下記の構
成を開示する。即ち、第一に非接触タグを隠蔽している
ことを特徴とする証券としたものである。
【0008】第二に、証券用紙の内部に内蔵することに
よって非接触タグを隠蔽していることを特徴とする証券
としたものである。
【0009】第三に、証券用紙の表面に隠蔽層を設ける
ことによって非接触タグを隠蔽していることを特徴とす
る証券としたものである。
【0010】第四に、上記第三の証券において、上記隠
蔽層がスクリーンインキからなることを特徴とする請求
項3記載の証券としたものである。
【0011】第五に、上記第三の証券において、上記隠
蔽層がホログラムであることを特徴とする請求項3記載
の証券としたものである。
【0012】
【発明の実施の形態】本発明の証券は、非接触タグを隠
蔽している。隠蔽の仕方は、証券用紙内部に内蔵するこ
とによって隠蔽する場合と、証券用紙の表面に隠蔽層を
設けることによって隠蔽する場合とに大別される。いず
れの場合でも、証券用紙の厚みに比較して十分に薄い非
接触タグを用いることにより、証券を外部から見たとき
非接触タグの存在がわからないようにする。
【0013】図1及び図2は、それぞれ、証券用紙の内
部に、非接触タグを隠蔽した例を示している。図1は、
証券用紙を抄造するときに、非接触タグ4を証券用紙内
部に内蔵することによって隠蔽した証券の断面図であ
る。図2は、用紙(上側)5と用紙(下側)7との間に
非接触タグ8を挟んで貼り合わせることにより非接触タ
グ8を証券用紙内部に内蔵することによって隠蔽した証
券の断面図である。
【0014】図3及び図4は、それぞれ、証券用紙の表
面に隠蔽層を設けることによって非接触タグを隠蔽した
例を示している。図3は、証券用紙10の表面に、スク
リーン印刷したときに生ずるスクリーンインキ12によ
る隠蔽層によって、非接触タグ11を隠蔽した証券の断
面図である。図4は、証券用紙15の表面に、ホログラ
ム17による隠蔽層によって、非接触タグ16を隠蔽し
た証券の断面図である。ホログラム17は、ホログラム
シート又はホログラム箔である。
【0015】非接触タグは、RF−IDタグとも呼ば
れ、内部に電池などの電源は備えていないが、外部から
の電磁波などによってエネルギーが供給され、外部とデ
ータ交換をするものである。この非接触タグは、現在、
主として、図5のような樹脂成型品や図6のようなカー
ドに内蔵され、入退出管理、物流管理などに使用されて
いる。また、非接触タグは、数cm〜数mの距離でデー
タの読み取り及び書き込みが可能で、データの記憶容量
も大きい。
【0016】
【発明の効果】従って、本発明の証券は、様々な管理を
容易に行えるなど幅広い効果があり、また、証券に隠蔽
された非接触タグに、券面に表示されている情報を記録
しておくため、非接触タグに記録されている情報と、券
面に表示されている情報とを比較することにより、偽造
を容易に発見することができ、これにより偽造防止をす
ることができるという効果もある。さらに、証券用紙の
厚みに比較して十分に薄い非接触タグを用いることによ
り、証券を外部から見たとき非接触タグの存在がわから
ないようにするので、本発明の証券は、従来の利用方法
と違和感なしに使用できるという効果もある。
【0017】以下に、本発明の証券には、偽造が困難で
かつ広範囲の管理が容易にできるなど幅広い効果がある
ことを、各証券の種類ごとに具体的に説明する。
【0018】1:紙幣の場合 紙幣に隠蔽された非接触タグに金額のデータを書き込ん
でおけば、その金額のデータを読み取り、紙幣の表面に
印刷された金額と比較することにより、紙幣の真偽判定
が容易に可能になるので、紙幣の偽造が困難になる。
【0019】紙幣に隠蔽された非接触タグに記憶されて
いるデータは、箱の中でも、束のままでも即座に読み取
り可能である。それゆえ、例えば、非接触タグに、金
額、管理番号、発行年月日などのデータを記憶させてお
けば、それらのデータを読み取ることによって、券種ご
との員数を算出することはもちろん、合計金額を計算す
ることも容易になる。
【0020】非接触タグに記憶させているデータの中
に、発行年月日など紙幣の流通年数を判定するのに役立
つデータを含めておけば、廃棄処分の対象となる流通年
数を経過した紙幣を選別して、廃棄処分をすることが容
易になる。
【0021】非接触タグはデータの追記が可能であるの
で、いくつかの管理箇所を設け、それらの管理箇所でデ
ータの追記及び読み取りを行えば、各紙幣がどこに存在
するのかを把握することは可能である。従って、紙幣の
流通、在庫、廃棄といった物流管理を容易に行うことが
できる。
【0022】2:切手の場合 切手に隠蔽された非接触タグに送付先のデータを書き込
めば、非接触で送付先を読み取ることができるので、郵
便番号と比較して容易に配達業務が行うことができる。
【0023】小包の物流拠点にいくつかの管理箇所を設
け、それらの管理箇所でデータの追記及び読み取りを行
えば、小包の流通の実態をより正確に把握でき、適切な
料金設定を容易に行うことができる。
【0024】3:乗車券の場合 乗車券に隠蔽された非接触タグに、乗車できる区間のデ
ータを記録し、さらに乗車駅、乗り継ぎ駅、降車駅など
でデータを書き込み、それらのデータを比較すること
で、キセルを容易に防止できるようになる。
【0025】4:小切手、手形の場合 小切手、手形に隠蔽された非接触タグに、署名及び金額
のデータを記録し、このデータと券面表示とを比較する
ことにより、それらの改ざんを容易に判別出来る。
【0026】5:預金通帳の場合 預金通帳に隠蔽された非接触タグに、ポイントを記録す
れば、ポイントサービスが容易に行える。また、その非
接触タグに、指紋や眼球の虹彩など、本人固有の情報を
記録すれば、本人照合が暗証番号と比較して正確かつ容
易に行える。
【0027】6:商品券、ギフト券の場合 商品券、ギフト券に隠蔽された非接触タグに、管理番
号、券面金額のデータを記録すれば、束の状態で、合計
枚数、合計金額が直ぐに算出できる。
【0028】7:旅券の場合 入出国手続、在留手続などの各渡航手続において、旅券
に隠蔽された非接触タグに、手続の内容及び年月日など
のデータを記録すれば、滞在期間、滞在場所の確認が容
易にできる。また、旅券に隠蔽された非接触タグに、指
紋や眼球の虹彩など、本人固有の情報を記録すれば、本
人照合が正確かつ容易に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】抄造するとき証券用紙の内部に非接触タグを隠
蔽した証券の断面図。
【図2】貼り合わせによって証券用紙の内部に非接触タ
グを隠蔽した証券の断面図。
【図3】スクリーンインキで証券用紙の表面に非接触タ
グを隠蔽した証券の断面図。
【図4】ホログラムで証券用紙の表面に非接触タグを隠
蔽した証券の断面図。
【図5】非接触タグを内蔵したコイン型樹脂成型品。
【図6】非接触タグを内蔵したカード。
【符号の説明】
1…用紙(上側) 2…用紙(中側) 3…用紙(下側) 4…非接触タグ 5…用紙(上側) 6…接着剤層 7…用紙(下側) 8…非接触タグ 10…証券用紙 11…非接触タグ 12…スクリーンインキ 15…証券用紙 16…非接触タグ 17…ホログラム 20…非接触タグ 21…コイン型樹脂成型品 22…非接触タグ 23…カード
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C005 HA01 HB02 HB10 HB13 JB08 KA08 MB07 MB10 NA09 PA20 RA07 SA05 SA15 TA22 4L055 AJ10 FA30 GA45 5B035 BB09 BC00 CA23

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】非接触タグが隠蔽されている証券であっ
    て、前記非接触タグには、証券の券面に表示されている
    情報が記録されていることを特徴とする証券。
  2. 【請求項2】証券用紙の内部に内蔵されることによって
    非接触タグが隠蔽されていることを特徴とする請求項1
    記載の証券。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003064598A (ja) * 2001-08-24 2003-03-05 Hitachi Electronics Service Co Ltd 紙質id付き印刷用紙
JP2005088569A (ja) * 2003-09-16 2005-04-07 Kugler Womako Gmbh 本状の公文書中に電子回路を組み込むための方法と装置並びにこれにしたがって製造された本状の公文書
JP2009070151A (ja) * 2007-09-13 2009-04-02 Laurel Seiki Kk 金券処理装置

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