JP2002155354A - 蒸発装置及び蒸発装置への原料供給方法、並びに磁気記録媒体の製造装置及び磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents

蒸発装置及び蒸発装置への原料供給方法、並びに磁気記録媒体の製造装置及び磁気記録媒体の製造方法

Info

Publication number
JP2002155354A
JP2002155354A JP2000347068A JP2000347068A JP2002155354A JP 2002155354 A JP2002155354 A JP 2002155354A JP 2000347068 A JP2000347068 A JP 2000347068A JP 2000347068 A JP2000347068 A JP 2000347068A JP 2002155354 A JP2002155354 A JP 2002155354A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rod
melt
metal
raw material
crucible
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000347068A
Other languages
English (en)
Inventor
Teruo Sai
輝夫 齋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2000347068A priority Critical patent/JP2002155354A/ja
Publication of JP2002155354A publication Critical patent/JP2002155354A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 融液に原料を供給する際の原料や融液への悪
影響を抑制すると共に、蒸発を停止した場合の原料のロ
スを低く抑えることができる蒸発装置及びこの蒸発装置
への原料供給方法、並びにこの蒸発装置を適用して蒸着
によって磁性層を形成する磁気記録媒体の製造装置及び
磁気記録媒体の製造方法を提供する。 【解決手段】 金属原料の融液23に電子ビーム11を
照射して金属原料の融液23を蒸発させる装置、或いは
非磁性支持体上に金属磁性膜からなる磁性層が形成され
た磁気記録媒体を金属磁性材料を非磁性支持体上に蒸着
して形成する装置において、金属原料又は金属磁性材料
を棒状に加工したロッド31の一端に凸部31Aを他端
に凹部31Bをそれぞれ設けて、この凸部31Aと凹部
31Bにより複数のロッド31を繋ぐことが可能な構成
として、ロッド31を融液23へ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、原料例えば金属を
蒸発させる蒸発装置及びこの蒸発装置への原料供給方
法、並びに非磁性支持体に金属磁性膜から成る磁性層が
形成された磁気記録媒体を金属磁性膜を蒸着して製造す
る製造装置及びこの磁気記録媒体の製造方法に係わる。
【0002】
【従来の技術】金属の真空溶融や真空蒸着等で用いられ
る蒸発装置としては、金属原料を収容するるつぼを真空
雰囲気中に設置し、例えば電子銃により加速された電子
ビームを直流磁場により偏向して金属原料に衝突させる
ことにより、そのときのエネルギーを加熱源として金属
原料を溶融させて融液を形成し、さらに融液を蒸発させ
るようにしたものが知られている。
【0003】そして、例えば非磁性支持体上に金属磁性
膜から成る磁性層を形成した磁気記録媒体を製造する場
合には、上述の蒸発装置の構成を適用した真空蒸着装置
を使用して、非磁性支持体に金属磁性膜を蒸着すること
が行われている。これにより、非磁性支持体上に金属磁
性膜が蒸着により均一に形成された磁気記録媒体いわゆ
る蒸着テープを製造することができる。
【0004】ところで、上述した構成の蒸発装置におい
ては、蒸発が進行するにつれて、るつぼ内の金属原料は
徐々に減少するため、金属原料の減量に対して新たに固
体金属原料を補給する必要がある。
【0005】このような金属原料(金属単体又は合金材
料)をるつぼ内へ補給するための原料供給方式として
は、一般的には直径10mm程度で長さが数10mm程
度のペレット状の金属原料(金属単体又は合金材料)即
ちいわゆるインゴットを一定間隔でるつぼ内へ向けて投
入するペレット供給方式、直径60〜80mmの棒状に
加工された金属原料(金属単体又は合金材料)を供給す
るロッドフィード方式(ロッド供給方式)等が考えられ
ている。
【0006】このうちペレット供給方式の一例を図8に
示す。図8Aはるつぼの長手方向から見た一部内部を示
す側面図であり、図8Bはるつぼの長手方向に垂直な方
向から見た一部内部を示す側面図である。るつぼ51
は、細長い略直方体形状を有し、中心部に細長い溝52
が形成されている。溝52内には金属原料の融液53が
収納されている。
【0007】そして、この図8の場合には、金属原料を
成形したペレット(インゴット)61が上部より自由落
下して、るつぼ51の溝52の両端部に供給される構成
となっている。具体的には、例えばるつぼ51の上方に
ペレット61を多数収納した容器(図示せず)を配置し
て、この容器に開口を空ける等の方法によりペレット6
1をるつぼ51に向けて落下させることができる。
【0008】図8に示す構成の他にも、例えばペレット
61を自由落下させる代わりに、樋状の部材等の供給手
段を使ってペレット61をるつぼ51へ落下させる構成
も可能である。
【0009】このようなペレット供給方式によれば、ペ
レットの数を増やすだけで供給量を増やすことが容易に
でき、長時間の連続生産を行うことが可能になる。ま
た、原料の供給が少量のペレット単位で行われるため、
またペレット収納容器に残ったペレットは再使用が可能
であるため、生産終了時の原料のロスがかなり少なくな
る。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ペレッ
ト供給方式では、図9に示すように、ペレット61が融
液53の表面に落下したときに、金属原料のかけら62
が跳ねるいわゆるハネが発生したり、融液53の表面に
おけるいわゆる暴れやスプラッシュが生じることがあ
る。このため、磁気記録媒体のベースフィルムに磁性金
属を蒸着する場合には、ベースフィルムに磁性金属の蒸
気の他に磁性金属の塊も付着してしまうことがある。
【0011】一方、ロッドフィード方式(ロッド供給方
式)の一例を図10に示す。この図10に示す場合は、
長い1本のロッドを用いて原料を供給する構成となって
いる。るつぼ51の長手方向に平行に、るつぼ51の右
側から金属原料のロッド71を供給している。ロッド7
1は、例えばコロ状のガイド72に沿って矢印に示すよ
うに送り込まれる。そして、ロッド71の先端部が電子
ビーム(図示せず)によって溶融されることにより、る
つぼ51の溝52内の融液53に、原料が補給される。
【0012】このようにロッドフィード方式では、るつ
ぼ51内の融液53に近い、低い位置で金属原料が供給
されるため、金属原料のハネがほとんど発生しない。
【0013】ところで、ロッドフィード方式において、
図10に示したように1本のロッド71で供給する構成
では、例えば12000m程度の長尺の蒸着テープの原
反を製造する場合等、融液53の蒸発量を多くしようと
すると、ロッド71の長さをかなり長くする必要があ
る。しかしながら、蒸発装置内の真空槽の限られた空間
内では、ロッド71の長さを長くするには限界がある。
【0014】また、途中で何らかの理由で融液53の蒸
発を停止させた場合には、ロッド71の溶融した先端部
が周囲にくっつくことがある。
【0015】そして、特に蒸着装置においては、一般的
にシャッタ等を含む蒸着部は着脱可能なようにユニット
化されていることが多く、これにより蒸着部のユニット
を蒸着装置から取り出して壁に付着した蒸着膜等の清掃
を行うことが可能となっている。このとき、長いロッド
71の先端部が周囲にくっついていると、ロッド71の
後端部側が引っかかって蒸着部のユニットが取り出せな
くなるおそれがある。
【0016】また、融液53の蒸発を再開させる際に
は、先端部がくっついた古いロッド71を除去して新し
いロッド71に取り替えて原料供給する必要があるた
め、長いロッド71では原料(磁性金属等)のロスが大
きくなる。
【0017】上述した問題の解決のために、本発明にお
いては、融液に原料を供給する際の原料や融液への悪影
響を抑制すると共に、蒸発を停止した場合の原料のロス
を低く抑えることができる蒸発装置及びこの蒸発装置へ
の原料供給方法、並びにこの蒸発装置を適用して蒸着に
よって磁性層を形成する磁気記録媒体の製造装置及び磁
気記録媒体の製造方法を提供するものである。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明の蒸発装置は、金
属原料の融液に電子ビームを照射して金属原料の融液を
蒸発させる装置であって、金属原料の融液を収納するる
つぼと、電子ビームを放出する電子銃と、金属原料を棒
状に加工したロッドを融液へ供給するロッド供給部と、
交換用のロッドを貯蔵するロッド貯蔵部とを備え、ロッ
ドの一端に凸部が他端に凹部がそれぞれ設けられて、凸
部及び凹部とにより複数のロッドを繋いで固定すること
が可能に構成され、電子銃から放出された電子ビームを
るつぼ内の融液に照射して融液を蒸発させるものであ
る。
【0019】上述の本発明の蒸発装置の構成によれば、
ロッドの一端に凸部が他端に凹部がそれぞれ設けられ
て、凸部及び凹部とにより複数のロッドを繋いで固定す
ることが可能に構成されていることにより、ロッド1本
の長さを短くしても本数を増やすことにより金属原料の
供給量を多くすることが可能になる。ロッドが短いと金
属原料の単位供給量を低減することができる。またロッ
ドの端に凸部と凹部を設けて複数のロッドを繋ぐことが
可能であるので、融けて短くなったロッドに次のロッド
を繋げて、この次のロッドを例えば押すことにより、容
易に継続して金属原料を供給することができる。この次
のロッドはロッド貯蔵部に貯蔵しておくことにより、交
換可能とすることができる。
【0020】本発明の蒸発装置への原料供給方法は、金
属原料の融液に電子ビームを照射して該金属原料の融液
を蒸発させる蒸発装置へ原料を供給する際に、金属原料
を棒状に加工したロッドの一端に凸部を他端に凹部をそ
れぞれ設け、一のロッドの凸部と他のロッドの凹部とを
繋いで固定した状態で、ロッドを融液に対して供給する
ものである。
【0021】上述の本発明の蒸発装置への原料供給方法
によれば、金属原料を棒状に加工したロッドの一端に凸
部を他端に凹部をそれぞれ設け、一のロッドの凸部と他
のロッドの凹部とを繋いで固定した状態で、ロッドを融
液に対して供給することにより、ロッドを融液に近い位
置で供給することが可能であると共に、融けて短くなっ
たロッドに次のロッドを繋げて、この次のロッドを例え
ば押すことにより、容易に継続して金属原料を供給する
ことができる。また、ロッド1本の長さを短くしても本
数を増やすことにより金属原料の供給量を多くすること
が可能になる。ロッドが短いと金属原料の単位供給量を
低減することができる。
【0022】本発明の磁気記録媒体の製造装置は、非磁
性支持体上に金属磁性膜からなる磁性層が形成された磁
気記録媒体を製造するものであり、金属磁性材料の融液
を収納するるつぼと、電子ビームを放出する電子銃と、
金属磁性材料を棒状に加工したロッドを融液へ供給する
ロッド供給部と、交換用のロッドを貯蔵するロッド貯蔵
部とを備え、ロッドの一端に凸部が他端に凹部がそれぞ
れ設けられて、凸部及び凹部とにより複数のロッドを繋
いで固定することが可能に構成され、電子銃から放出さ
れた電子ビームをるつぼ内の融液に照射して、融液を蒸
発させることにより、非磁性支持体上に金属磁性膜を蒸
着させるものである。
【0023】上述の本発明の磁気記録媒体の製造装置の
構成によれば、ロッドの一端に凸部が他端に凹部がそれ
ぞれ設けられて、凸部及び凹部とにより複数のロッドを
繋いで固定することが可能に構成されていることによ
り、ロッド1本の長さを短くしても本数を増やすことに
より金属磁性材料の供給量を多くすることが可能にな
る。ロッドが短いと金属磁性材料の単位供給量を低減す
ることができる。またロッドの端に凸部と凹部を設けて
複数のロッドを繋ぐことが可能であるので、融けて短く
なったロッドに次のロッドを繋げて、この次のロッドを
例えば押すことにより、容易に継続して金属磁性材料を
供給することができる。この次のロッドはロッド貯蔵部
に貯蔵しておくことにより、交換可能とすることができ
る。
【0024】本発明の磁気記録媒体の製造方法は、非磁
性支持体上に金属磁性膜からなる磁性層が形成された磁
気記録媒体を製造する際に、金属磁性材料を棒状に加工
したロッドの一端に凸部を他端に凹部をそれぞれ設け、
一のロッドの凸部と他のロッドの凹部とを繋いで固定し
た状態で、ロッドを融液に対して供給し、るつぼ内の金
属磁性材料の融液に電子ビームを照射して、融液を蒸発
させることにより、非磁性支持体上に金属磁性膜を蒸着
させるものである。
【0025】上述の本発明の磁気記録媒体の製造方法に
よれば、金属磁性材料を棒状に加工したロッドの一端に
凸部を他端に凹部をそれぞれ設け、一のロッドの凸部と
他のロッドの凹部とを繋いで固定した状態で、ロッドを
融液に対して供給することにより、ロッドを融液に近い
位置で供給することが可能であると共に、融けて短くな
ったロッドに次のロッドを繋げて、この次のロッドを例
えば押すことにより、容易に継続して金属磁性材料を供
給することができる。また、ロッド1本の長さを短くし
ても本数を増やすことにより金属磁性材料の供給量を多
くすることが可能になる。ロッドが短いと金属磁性材料
の単位供給量を低減することができる。
【0026】
【発明の実施の形態】本発明は、金属原料の融液に電子
ビームを照射して金属原料の融液を蒸発させる蒸発装置
であって、金属原料の融液を収納するるつぼと、電子ビ
ームを放出する電子銃と、金属原料を棒状に加工したロ
ッドを融液へ供給するロッド供給部と、交換用のロッド
を貯蔵するロッド貯蔵部とを備え、ロッドの一端に凸部
が他端に凹部がそれぞれ設けられて、凸部及び凹部とに
より複数のロッドを繋いで固定することが可能に構成さ
れ、電子銃から放出された電子ビームをるつぼ内の融液
に照射して融液を蒸発させる蒸発装置である。
【0027】本発明は、金属原料の融液に電子ビームを
照射して金属原料の融液を蒸発させる蒸発装置へ原料を
供給する方法であって、金属原料を棒状に加工したロッ
ドの一端に凸部を他端に凹部をそれぞれ設け、一のロッ
ドの凸部と他のロッドの凹部とを繋いで固定した状態
で、ロッドを融液に対して供給する蒸発装置への原料供
給方法である。
【0028】本発明は、非磁性支持体上に金属磁性膜か
らなる磁性層が形成された磁気記録媒体を製造する装置
であって、金属磁性材料の融液を収納するるつぼと、電
子ビームを放出する電子銃と、金属磁性材料を棒状に加
工したロッドを融液へ供給するロッド供給部と、交換用
のロッドを貯蔵するロッド貯蔵部とを備え、ロッドの一
端に凸部が他端に凹部がそれぞれ設けられて、凸部及び
凹部とにより複数のロッドを繋いで固定することが可能
に構成され、電子銃から放出された電子ビームをるつぼ
内の融液に照射して、融液を蒸発させることにより、非
磁性支持体上に金属磁性膜を蒸着させる磁気記録媒体の
製造装置である。
【0029】本発明は、非磁性支持体上に金属磁性膜か
らなる磁性層が形成された磁気記録媒体を製造する方法
であって、金属磁性材料を棒状に加工したロッドの一端
に凸部を他端に凹部をそれぞれ設け、一のロッドの凸部
と他のロッドの凹部とを繋いで固定した状態で、ロッド
を融液に対して供給し、るつぼ内の金属磁性材料の融液
に電子ビームを照射して、融液を蒸発させることによ
り、非磁性支持体上に金属磁性膜を蒸着させる磁気記録
媒体の製造方法である。
【0030】図1は本発明を適用する蒸着装置の要部の
概略構成図を示す。この蒸着装置1は、例えば金属磁性
膜から成る磁性層を非磁性支持体上に蒸着によって形成
する磁気記録媒体(蒸着テープ等)の製造に用いて好適
なものである。蒸着装置1の内部には、壁等により外部
と遮断された真空槽2が形成される。この真空槽2で
は、内部を所定の真空度に保持しながら蒸着が行われ
る。
【0031】真空槽2内にはクーリングロール5の斜め
下方にるつぼ21が設けられている。また、図中左上部
にはるつぼ21内の原料、この場合は金属磁性材料を蒸
発させるための電子ビーム11を照射する電子銃3が取
り付けられる。また、電子銃3の下方には、電子ビーム
11を走査させるためのスキャナー4が設けられてい
る。
【0032】るつぼ21の周囲は隔壁7等に囲まれた空
間となっており、この空間が蒸着部10を構成してい
る。隔壁7には上部に窓7A、図中右上部に開口7Bが
それぞれ設けられている。クーリングロール5とるつぼ
21の間の隔壁7の内側にはシャッター8が配設されて
いる。このシャッター8は、隔壁7の開口7Bの一部及
びクーリングロール5の周面を走行するベースフィルム
30の所定領域を覆うことが可能に構成されている。こ
のシャッター8により、蒸発した金属磁性材料がベース
フィルム30に対して所定の角度範囲で斜めに蒸着され
るようになっている。
【0033】また、図1の蒸着装置1のるつぼ21の概
略構成図を図2A及び図2Bに示す。図2Aはるつぼの
長手方向に平行な方向から見た図であり、図2Bはるつ
ぼの長手方向に垂直な方向から見た図である。るつぼ2
1は、細長い略直方体形状を有し、中心部に細長い溝2
2が形成されている。溝22内には金属原料の融液23
が収納されている。この融液23を電子銃3から放出さ
れる電子ビーム11を照射することによって蒸発させ
る。
【0034】融液23の斜め上方、即ち図1に示すよう
にクーリングロール5側に相当する部分には反射板24
が設けられている。この反射板24は、例えば原料が補
給されたとき等において融液23が飛散してもベースフ
ィルム30には融液23が直接付着しないようにするも
のであり、耐熱性の材料例えばセラミックにより形成さ
れる。
【0035】そして、電子銃3から放出された電子ビー
ム11は、スキャナー4を通すことにより、後述する図
3に示すように、このるつぼ21の溝22の一端から他
端へ繰り返し走査される。これにより、融液23から金
属磁性材料が蒸発して、クーリングロール5の周面を走
行するベースフィルム30上に磁性層として被着形成さ
れる。
【0036】ここで、図1の蒸着装置1を用いた場合に
おいて、例えば前述した蒸着テープを製造する際の金属
磁性膜の蒸着を行う蒸着工程を、以下に簡単に説明す
る。まず、ベースフィルム30のロールを巻き出し部例
えば巻き出しロール(図示せず)にセットする。次に、
クーリングロール5によってベースフィルム30を冷却
しながらベースフィルム30を走行させる。例えばベー
スフィルム30の走行速度を70m/分とする。そし
て、電子銃3からの電子ビーム11をるつぼ21内の金
属磁性材料の融液23に照射して蒸発させて、ベースフ
ィルム30に金属磁性膜から成る磁性層を形成する。最
後に、磁性層が形成されたベースフィルム30を、順次
巻き取り部例えば巻き取りロール(図示せず)で巻き取
る。
【0037】続いて、本発明の一実施の形態を説明す
る。本実施の形態は、図1及び図2に示した蒸着装置1
の構成において、るつぼ21への原料供給方式として、
ロッドフィード方式を採用するものである。本発明の一
実施の形態のロッドフィード方式を示す概略構成図(一
部内部を示す側面図)を図3A及び図3Bに示す。図3
Aはるつぼ21の長手方向に平行な方向から見た図であ
り、図3Bはるつぼ21の長手方向に垂直な方向から見
た図である。
【0038】本実施の形態では、特にロッドフィード方
式において、1本のロッド31の長さを短くしている。
また、複数のロッド31を繋ぎ合わせて使用するように
している。
【0039】具体的には、図3Bに示すように、ロッド
31の一端即ち先端部に凸部31Aを、他端即ち後端部
に凹部31Bをそれぞれ設けている。そして、ロッド3
1の凹部31Bは、他のロッド31の凸部31Aをはめ
込んで2本のロッドを固定することが可能なように構成
されている。
【0040】これにより、先方のロッド31の凹部31
Bに、後方のロッド31の凸部31Aを組み込むことに
より、2本のロッド31を繋いで継ぎ手ロッドを形成す
ることが可能になっている。また、2本のロッド31が
固定されるので、先方のロッド31の溶融が完了しない
うちに融液23へ転がり落ちることを防止することがで
きる。
【0041】以下、このように複数のロッド31を繋い
で継ぎ手ロッドとして原料供給を行う原料供給方式を、
特に継ぎ手ロッドフィード方式と称する。
【0042】1バッチ(例えば巻き出しロール1本)当
たりの磁性金属の消費量が例えば80kgとすると、図
10に示した分割でない1本の長いロッド71ではロッ
ドの長さがかなり長くなり、ロッド71を収納するため
に大きなスペースを必要とする。これに対して、本実施
の形態の継ぎ手ロッドフィード方式では、1本のロッド
31が短くなるため、スペースを節約することができ
る。
【0043】ロッド31の下方にはガイド32Aが設け
られ、ロッド31の上方にはガイド32Bが設けられて
いる。これらガイド32A,32Bは断面円形状で、ロ
ッド31を保持すると共に、コロのように中心軸の周囲
に回転可能に構成される。このように構成されているこ
とにより、ガイド32A,32Bに沿ってロッド31が
前方に供給される。この場合は、図3Aに示すように、
上下のガイド32A,32Bの形状が少し異なってお
り、下のガイド32Aはロッド31の荷重を支えて、か
つスムーズにロッド31が動くように略半円形の断面と
なっており、上のガイド32Bは細長い略楕円形の断面
となっている。
【0044】また、ガイド32A,32Bの間の2本の
ロッド31の右上方にある2本のロッド31は、収納さ
れた予備のロッド31を示す。この予備のロッド31
は、ロッド31を交換するロッドチェンジャー機構によ
り、ガイド32A,32Bの間のロッド31の通路に供
給される。ガイド32A,32Bとその間の通路、並び
にロッドチェンジャー機構等によりロッド供給部が構成
される。
【0045】ロッド31の供給は、送り機構によりロッ
ド31を前方に押し出して、電子ビーム11の照射範囲
内にロッド31を前進供給することにより行われる。電
子ビーム11は図3中矢印で示すように走査させるの
で、斜線で示した部分に電子ビーム11が来たときに、
ロッド31の先端部が電子ビーム11により加熱され
る。これにより、電子ビーム11によってロッド31の
先端部が加熱溶融されて、るつぼ21内に融液として供
給される。
【0046】次に、図4を参照してロッド31の供給工
程を説明する。この図4では、ロッド31を送る送り機
構として、先端が円錐状となった押し出し棒33を使用
している。そして、この押し出し棒33を前方に押し出
すことにより、ロッド31を前方へ送ることができるも
のである。
【0047】まず、図4Aに示す状態では、2本のロッ
ド31が繋がれて、後ろのロッド31の凹部に押し出し
棒33が挿入されている。その上の2本のロッド31
は、ロッドチェンジャー機構に収納されたロッド31で
ある。ロッド31は必要な本数だけロッドチェンジャー
機構にストックしておく。
【0048】この状態から、押し出し棒33を前方に押
し出すことにより、ロッド31を前方に押し出す。先方
のロッド31の先端部は電子ビーム11が照射されて溶
融される。これによりるつぼ21内の融液23に原料が
補給される。
【0049】図4Bに示す状態では、前のロッド31が
ある程度溶融されている。さらに、押し出し棒33によ
りロッド31を押し出すことにより、やがて図4Cに示
すように、前のロッド31の溶融が完了して、後ろのロ
ッド31の先端部が露出するようになる。
【0050】次に、図4Dに示すように、押し出し棒3
3を後方に引き戻す。ロッド31は前方に残ったままで
ある。
【0051】続いて、図4Eに示すように、開いた空間
にロッドチェンジャー機構にストックされていたロッド
(次のロッド)31をセットする。次に、図4Fに示す
ように、セットしたロッド(次のロッド)31の後端の
凹部31Bに押し出し棒31を挿入する。
【0052】そして、押し出し棒33を押し出すことに
より、図4Gに示すように、先方のロッド31に後方の
ロッド31を押し込み2本のロッド31を繋いで継ぎ手
とする。
【0053】尚、押し出し棒33は、高融点金属例えば
タングステンにより形成することが好ましい。少なくと
もロッド31の材料よりも融点が充分高い材料を使用す
る。
【0054】ここで、図5A及び図5Bにロッド31の
供給部に設けられるロッドチェンジャーの一形態を示
す。図5Aは、回転式のロッドチェンジャーを示す。円
柱形状のロッドチェンジャー34に、ロッド31を収納
させるための孔41が8個設けられている。そして、例
えば矢印で示す方向に回転させることにより、順次ロッ
ド31を供給することができるものである。
【0055】図5Bは、スライド式(ラック式)のロッ
ドチェンジャーを示す。垂直方向に長い直方体形状のロ
ッドチェンジャー35に、ロッド31を収納させるため
の孔41が8個設けられている。そして、例えば矢印で
示す方向にスライドさせることにより、順次ロッド31
を供給することができるものである。
【0056】上述の本実施の形態によれば、原料供給方
式としてロッドフィード方式を採用していることによ
り、原料のロッド31が融液23に近い低い位置で供給
されるため、金属原料のハネがほとんど発生しない。
【0057】また、本実施の形態によれば、1本のロッ
ド31の長さは比較的短くすることができるため、限ら
れた真空槽2の空間内でスペース効率を有効に稼げる。
原料の単位供給量が短い1本のロッド31に低減される
ため、不意に蒸着を一時停止した場合の原料のロスを低
減することができる。さらに、ロッド31の本数を増や
すだけで、原料の供給量を容易に増やすことが可能であ
る。
【0058】そして、先方のロッド31の凹部31B
に、後方のロッド31の凸部31Aを組み込むことによ
り、2本のロッド31を繋いで固定するので、先方のロ
ッド31の溶融が完了しないうちに融液23へ転がり落
ちることを防止することができる。
【0059】続いて、本発明の他の実施の形態を図6に
示す。本実施の形態は、ロッド31をるつぼ21の両端
部から供給する場合である。図6に示すように、るつぼ
21の長手方向の両側から、短いロッド31を繋いだ継
ぎ手ロッドフィード方式で原料を供給する。両側のロッ
ドの供給部には、それぞれロッドチェンジャー機構即ち
例えば図5Aまたは図5Bに示したロッドチェンジャー
34または35を設ける。
【0060】本実施の形態によれば、先の実施の形態と
同様に、金属原料のハネを防止すると共に、一時停止し
た場合の原料のロスを低減することができる。
【0061】また、長い1本のロッドの場合よりもロッ
ド供給部のためのスペースを節約することができる。こ
の場合、図3に示した片方から供給する場合よりも多少
供給部のスペースが増えるが、1本のロッド31の長さ
が同じであれば単位時間当たりの原料供給量を図3の場
合の2倍にすることができる。
【0062】続いて、本発明のさらに他の実施の形態を
図7に示す。図7Aはるつぼ21の長手方向に平行な方
向から見た図であり、図7Bはるつぼ21の長手方向に
垂直な方向から見た図である。本実施の形態は、ロッド
31をるつぼ21の長手方向に垂直な方向から供給する
場合である。
【0063】本実施の形態では、図1に示したクーリン
グロール5とは反対の側にロッド31の供給部を配置し
て、るつぼ21へロッド31を供給する。本実施の形態
においても、ロッド31の供給部にロッドチェンジャー
機構即ち例えば図5Aまたは図5Bに示したロッドチェ
ンジャー34または35を設ける。尚、蒸着部の構成
は、ロッド31の供給部の位置が変わるため、図1の蒸
着部10とは異なる。
【0064】尚、図7Bではるつぼ21の一方の端部に
おいてロッド31を供給するように構成されているが、
るつぼ21の両端部においてるつぼ21の長手方向に垂
直な方向からロッド31を供給するように構成してもよ
い。
【0065】本実施の形態によれば、先の実施の形態と
同様に、金属原料のハネを防止すると共に、一時停止し
た場合の原料のロスを低減することができる。また、長
い1本のロッドの場合よりもロッド供給部のためのスペ
ースを節約することができる。
【0066】上述の各実施の形態では、蒸着テープ等の
磁気記録媒体に磁性層を形成するための蒸着装置に本発
明を適用した例であったが、その他金属原料の融液を蒸
発させる装置においても、本発明を適用することができ
る。例えば前述した金属を真空溶融させるための装置
に、本発明による継ぎ手ロッドフィード方式の原料供給
を行うことができる。
【0067】ここで、ペレット供給方式(図8)、単一
ロッドフィード方式(図10)、継ぎ手ロッドフィード
方式(本発明)のそれぞれの特徴をまとめると次のよう
になる。 (1)原料のロス量の比較 ペレット供給方式 :ロス極小 単一ロッドフィード方式 :ロス大 継ぎ手ロッドフィード方式:ロス小 (2)原料供給時のハネの発生状況の比較 ペレット供給方式 :ペレット落下位置の上部に
コンスタントに発生有り 単一ロッドフィード方式 :ほとんど発生しない 継ぎ手ロッドフィード方式:ほとんど発生しない (3)製造コストの比較 ペレット供給方式 :一番高い 単一ロッドフィード方式 :一番安い 継ぎ手ロッドフィード方式:単一ロッドフィード方式よ
りは高いが、ペレット供給方式より安い (4)スペース効率の比較 ペレット供給方式 :効率が良い 単一ロッドフィード方式 :効率が悪い 継ぎ手ロッドフィード方式:効率が良い
【0068】このように本発明の継ぎ手ロッドフィード
方式は、原料のロスが少なく、原料のハネの発生がな
く、スペース効率が良いという利点を有している。そし
て、本発明の継ぎ手ロッドフィード方式は、製造コスト
を余り増やさないで、これらの効果を上げることができ
る。即ち本発明の継ぎ手ロッドフィード方式によれば、
ペレット供給方式及び単一ロッドによるロッドフィード
供給方式と同様の利点を有すると共に、これらの供給方
式の問題点を改善することができる。
【0069】(実施例)ここで、本発明の継ぎ手ロッド
フィード方式により、実際に蒸着テープの製造を行っ
た。長さ15000mの幅24インチのPET(ポリエ
チレンテレフタレート)からなるベースフィルムに、金
属原料として金属磁性材料のコバルトを蒸着して磁性層
を形成した。その後、CVD(化学的気相成長)法によ
りダイヤモンドライクカーボン膜を形成して保護膜とし
た。さらに、表面に潤滑剤処理を行った後、ベースフィ
ルムの反対側にバックコート層を塗布形成した。こうし
て得られたテープを8mm幅にスリットして、蒸着テー
プを製造した。この場合の蒸着テープの製造歩留まり
は、85%であった。
【0070】(比較例)これに対して、従来のペレット
供給方式により原料供給を行ってコバルトを蒸着した他
は、実施例と同様にして8mm幅の蒸着テープを製造し
た。この場合の蒸着テープの製造歩留まりは、80%で
あった。
【0071】即ちこの実施例では、本発明の継ぎ手ロッ
ドフィード方式を採用したことにより、ベースフィルム
へ原料のコバルトが飛散して付着することがなくなり、
その結果歩留まりを5%向上することができた。
【0072】本発明は、上述の各実施の形態に限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でその
他様々な構成が取り得る。
【0073】
【発明の効果】上述の本発明によれば、原料のロッドが
融液に近い低い位置で供給されるため、原料のハネがほ
とんど発生しない。また、1本のロッドの長さは比較的
短くすることができるため、限られた空間内でスペース
効率を有効に稼ぐことができる。そして、原料の単位供
給量が短い1本のロッドに低減されるため、一時停止し
た場合の原料のロスを低減することができる。さらに、
ロッドの本数を増やすだけで、原料の供給量を容易に増
やすことが可能である。
【0074】即ち本発明によれば、原料のロスが少な
く、原料のハネの発生がなく、スペース効率が良いとい
う利点を有している。また、製造コストを余り増やさな
いで、これらの効果を上げることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する蒸着装置の一形態の要部の概
略構成図である。
【図2】図1の蒸着装置のるつぼの概略構成図である。 A るつぼの長手方向に平行な方向から見た図である。 B るつぼの長手方向に垂直な方向から見た図である。
【図3】本発明の一実施の形態のロッドフィード方式を
示す概略構成図(一部内部を示す側面図)である。 A るつぼの長手方向に平行な方向から見た図である。 B るつぼの長手方向に垂直な方向から見た図である。
【図4】A〜G 図3の構成におけるロッドの供給工程
を示す工程図である。
【図5】A、B ロッドチェンジャーの一形態を示す図
である。
【図6】本発明の他の実施の形態のロッドフィード方式
を示す概略構成図(一部内部を示す側面図)である。
【図7】本発明のさらに他の実施の形態のロッドフィー
ド方式を示す概略構成図(一部内部を示す側面図)であ
る。 A るつぼの長手方向に平行な方向から見た図である。 B るつぼの長手方向に垂直な方向から見た図である。
【図8】A、B ペレット供給方式を示す図である。
【図9】図8のペレット供給方式における問題点を示す
図である。
【図10】1本の長いロッドを用いたロッドフィード方
式を示す図である。
【符号の説明】
1 蒸着装置、2 真空槽、3 電子銃、4 スキャナ
ー、5 クーリングロール、8 シャッター、10 蒸
着部、11 電子ビーム、21 るつぼ、22溝、23
融液、24 反射板、30 ベースフィルム、31
ロッド、31A凸部、31B 凹部、32A,32B
ガイド、33 押し出し棒、34,35 ロッドチェン
ジャー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 金属原料の融液に電子ビームを照射して
    該金属原料の融液を蒸発させる蒸発装置であって、 上記金属原料の上記融液を収納するるつぼと、 上記電子ビームを放出する電子銃と、 上記金属原料を棒状に加工したロッドを上記融液へ供給
    するロッド供給部と、 交換用の上記ロッドを貯蔵するロッド貯蔵部とを備え、 上記ロッドの一端に凸部が他端に凹部がそれぞれ設けら
    れて、該凸部及び該凹部とにより複数の上記ロッドを繋
    いで固定することが可能に構成され、 上記電子銃から放出された上記電子ビームを上記るつぼ
    内の上記融液に照射して、上記融液を蒸発させることを
    特徴とする蒸発装置。
  2. 【請求項2】 金属原料の融液に電子ビームを照射して
    該金属原料の融液を蒸発させる蒸発装置へ原料を供給す
    る方法であって、 上記金属原料を棒状に加工したロッドの一端に凸部を他
    端に凹部をそれぞれ設け、 一のロッドの凸部と他のロッドの凹部とを繋いで固定し
    た状態で、ロッドを上記融液に対して供給することを特
    徴とする蒸発装置への原料供給方法。
  3. 【請求項3】 非磁性支持体上に金属磁性膜からなる磁
    性層が形成された磁気記録媒体を製造する装置であっ
    て、 金属磁性材料の融液を収納するるつぼと、 電子ビームを放出する電子銃と、 上記金属磁性材料を棒状に加工したロッドを、上記融液
    へ供給するロッド供給部と、 交換用の上記ロッドを貯蔵するロッド貯蔵部とを備え、 上記ロッドの一端に凸部が他端に凹部がそれぞれ設けら
    れて、該凸部及び該凹部とにより複数の上記ロッドを繋
    いで固定することが可能に構成され、 上記電子銃から放出された上記電子ビームを上記るつぼ
    内の上記融液に照射して、上記融液を蒸発させることに
    より、上記非磁性支持体上に上記金属磁性膜を蒸着させ
    ることを特徴とする磁気記録媒体の製造装置。
  4. 【請求項4】 非磁性支持体上に金属磁性膜からなる磁
    性層が形成された磁気記録媒体を製造する方法であっ
    て、 上記金属磁性材料を棒状に加工したロッドの一端に凸部
    を他端に凹部をそれぞれ設け、 一のロッドの凸部と他のロッドの凹部とを繋いで固定し
    た状態で、ロッドを上記融液に対して供給し、 るつぼ内の金属磁性材料の融液に電子ビームを照射し
    て、該融液を蒸発させることにより、上記非磁性支持体
    上に上記金属磁性膜を蒸着させることを特徴とする磁気
    記録媒体の製造方法。
JP2000347068A 2000-11-14 2000-11-14 蒸発装置及び蒸発装置への原料供給方法、並びに磁気記録媒体の製造装置及び磁気記録媒体の製造方法 Pending JP2002155354A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000347068A JP2002155354A (ja) 2000-11-14 2000-11-14 蒸発装置及び蒸発装置への原料供給方法、並びに磁気記録媒体の製造装置及び磁気記録媒体の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000347068A JP2002155354A (ja) 2000-11-14 2000-11-14 蒸発装置及び蒸発装置への原料供給方法、並びに磁気記録媒体の製造装置及び磁気記録媒体の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002155354A true JP2002155354A (ja) 2002-05-31

Family

ID=18820853

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000347068A Pending JP2002155354A (ja) 2000-11-14 2000-11-14 蒸発装置及び蒸発装置への原料供給方法、並びに磁気記録媒体の製造装置及び磁気記録媒体の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002155354A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010004734A1 (ja) * 2008-07-07 2010-01-14 パナソニック株式会社 薄膜製造方法およびその方法に使用できるシリコン材料
JP2010053366A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Panasonic Corp 成膜方法及び成膜装置
JP2010265498A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Panasonic Corp 蒸着装置およびそれを用いた蒸着方法
WO2011001689A1 (ja) * 2009-07-02 2011-01-06 パナソニック株式会社 薄膜製造方法およびその方法に使用できるシリコン材料

Cited By (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010004734A1 (ja) * 2008-07-07 2010-01-14 パナソニック株式会社 薄膜製造方法およびその方法に使用できるシリコン材料
JP4511631B2 (ja) * 2008-07-07 2010-07-28 パナソニック株式会社 薄膜製造方法およびその方法に使用できるシリコン材料
JPWO2010004734A1 (ja) * 2008-07-07 2011-12-22 パナソニック株式会社 薄膜製造方法およびその方法に使用できるシリコン材料
JP2010053366A (ja) * 2008-08-26 2010-03-11 Panasonic Corp 成膜方法及び成膜装置
JP2010265498A (ja) * 2009-05-13 2010-11-25 Panasonic Corp 蒸着装置およびそれを用いた蒸着方法
WO2011001689A1 (ja) * 2009-07-02 2011-01-06 パナソニック株式会社 薄膜製造方法およびその方法に使用できるシリコン材料
JP4723695B2 (ja) * 2009-07-02 2011-07-13 パナソニック株式会社 薄膜製造方法およびその方法に使用できるシリコン材料
JP2011140718A (ja) * 2009-07-02 2011-07-21 Panasonic Corp 薄膜の製造に使用されるシリコン材料
CN102471868A (zh) * 2009-07-02 2012-05-23 松下电器产业株式会社 薄膜制造方法及能够用于其方法的硅材料
CN102471868B (zh) * 2009-07-02 2014-08-27 松下电器产业株式会社 薄膜制造方法及能够用于其方法的硅材料

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4288290B2 (ja) 再生できる電極における放電によって極紫外線を発生するための装置
US20050045472A1 (en) Vacuum arc evaporation apparatus and method, and magnetic recording medium formed thereby
JP6851143B2 (ja) 蒸発源、真空蒸着装置および真空蒸着方法
JP2005267909A (ja) プラズマ生成装置
JP2002155354A (ja) 蒸発装置及び蒸発装置への原料供給方法、並びに磁気記録媒体の製造装置及び磁気記録媒体の製造方法
JP7074762B2 (ja) 電子ビーム蒸発器、コーティング装置及びコーティング方法
JP2002146517A (ja) 蒸発装置及び蒸発装置への原料供給方法、並びに磁気記録媒体の製造装置及び磁気記録媒体の製造方法
JPH0798861A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JP5262430B2 (ja) 薄膜の製造方法及び薄膜の製造装置
JP2704023B2 (ja) 電解コンデンサ用電極材料の製造装置
JPS5864381A (ja) 真空蒸着装置
JP2001059165A (ja) アーク式イオンプレーティング装置
JPH08100252A (ja) 成膜装置
JP2008274356A (ja) 蒸着装置及び蒸着材料の供給方法
KR102216166B1 (ko) 열증착기용 필라멘트 히터
JP2000195044A (ja) 磁気記録媒体の製造装置
US20220399502A1 (en) Heater for thermal evaporator
JP3818719B2 (ja) 可撓性支持体への蒸着方法
JPH11335837A (ja) 磁気媒体製造装置
JPH0617238A (ja) 真空蒸着方法
JP2002194532A (ja) 真空蒸着方法及び真空蒸着装置
JPH0668839B2 (ja) 磁気記録媒体の製造装置
JPH0633226A (ja) 真空蒸着における原料金属供給方法
JPH0944845A (ja) 磁気記録媒体の製造方法及びこれに使用される蒸着装置
JP2010189683A (ja) 成膜方法及び成膜装置