JP2002155050A - 1−アルキル−3−有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩の製法 - Google Patents

1−アルキル−3−有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩の製法

Info

Publication number
JP2002155050A
JP2002155050A JP2000349457A JP2000349457A JP2002155050A JP 2002155050 A JP2002155050 A JP 2002155050A JP 2000349457 A JP2000349457 A JP 2000349457A JP 2000349457 A JP2000349457 A JP 2000349457A JP 2002155050 A JP2002155050 A JP 2002155050A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
alkyl
group
salt
methyl
organosulfonyloxyazetidinium
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2000349457A
Other languages
English (en)
Inventor
Kiyoshi Omori
潔 大森
Katsutaka Onzuka
克孝 恩塚
Naoyuki Yokota
尚之 横田
Kensaku Fuse
建策 布施
Katsushi Nakada
勝士 中田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ube Corp
Original Assignee
Ube Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ube Industries Ltd filed Critical Ube Industries Ltd
Priority to JP2000349457A priority Critical patent/JP2002155050A/ja
Publication of JP2002155050A publication Critical patent/JP2002155050A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、入手が容易な1-アルキル-1-置換-
3-有機スルホニルオキシアゼチジウム塩から、簡便な方
法にて、高い収率で1-アルキル-3-有機スルホニルオキ
シアゼチジウム塩を得る、工業的に好適な1-アルキル-3
-有機スルホニルオキシアゼチジウム塩の製法を提供す
ることを課題とする。 【解決手段】 本発明の課題は、触媒の存在下、1-アル
キル-1-置換-3-有機スルホニルオキシアゼチジウム塩に
水素を反応させることを特徴とする、1-アルキル-3-有
機スルホニルオキシアゼチジウム塩の製法によって解決
される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬・農薬の合成
原料として有用な、1-アルキル-3-有機スルホニルオキ
シアゼチジニウム塩の製法に関する。1-アルキル-3-有
機スルホニルオキシアゼチジニウム塩は、例えば、中枢
神経薬として有用な2-アミノピリジン類の合成原料とし
て利用出来る(例えば、WO 98/34919、WO 0010339)。
【0002】
【従来の技術】従来、1-アルキル-3-有機スルホニルオ
キシアゼチジニウム塩の製法としては、トリエチルアミ
ンの存在下、ベンゼン中で、1-エチル-3-ヒドロキシア
ゼチジンにメタンスルホニルクロライドを反応させた
後、シュウ酸と反応させて1-エチル-3-メタンスルホニ
ルオキシアゼチジニウム=水素=オキサレートを収率61%
で得る方法が開示されている(Chem.Pharm.Bull.,22
(7),1490(1974))。しかしながら、この方法では、入手
が困難な1-エチル-3-ヒドロキシアゼチジンを原料とし
て用いており、又、目的物の収率が低いという問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、即
ち、上記問題点を解決し、入手が容易な1-アルキル-1-
置換-3-有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩から、
簡便な方法にて、高い収率で1-アルキル-3-有機スルホ
ニルオキシアゼチジニウム塩を得る、工業的に好適な1-
アルキル-3-有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩の
製法を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、触媒の
存在下、一般式(1)
【0005】
【化3】
【0006】(式中、R1、R3、R3、R4及びXは、前
記と同義である。)で示される1-アルキル-1-置換-3-有
機スルホニルオキシアゼチジニウム塩に水素を反応させ
ることを特徴とする、一般式(2)
【0007】
【化4】
【0008】(式中、R1、R4及びXは、前記と同義で
ある。)で示される1-アルキル-3-有機スルホニルオキ
シアゼチジニウム塩の製法によって解決される。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の反応において使用する1-
アルキル-1-置換-3-有機スルホニルオキシアゼチジニウ
ム塩は、前記の一般式(1)で示される。
【0010】一般式(1)において、R1は、炭素数1
〜4の各種異性体を含むアルキル基(メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基)が挙げられるが、好ましく
はメチル基である。
【0011】R2は、水素原子又は置換基を有していて
も良いフェニル基であるが、好ましくはフェニル基であ
る。前記置換基としては、具体的には、例えば、ハロゲ
ン原子(フッ素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原
子)、各種異性体を含む炭素数1〜4のアルキル基(メ
チル基、エチル基、プロピル基、ブチル基)、各種異性
体を含む炭素数1〜4のアルコキシ基(メトキシ基、エ
トキシ基、プロポキシ基、ブトキシ基)が挙げられる。
【0012】R3は、置換基を有していても良いフェニ
ル基であるが、好ましくはフェニル基である。前記置換
基としては、具体的には、例えば、ハロゲン原子(フッ
素原子、塩素原子、臭素原子、ヨウ素原子)、各種異性
体を含む炭素数1〜4のアルキル基(メチル基、エチル
基、プロピル基、ブチル基)、各種異性体を含む炭素数
1〜4のアルコキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロ
ポキシ基、ブトキシ基)が挙げられる。
【0013】R4は、炭素数1〜4のアルキル基又は置
換基を有していても良いフェニル基である。炭素数1〜
4のアルキル基としては、各種異性体を含む炭素数1〜
4のアルキル基(メチル基、エチル基、プロピル基、ブ
チル基)が挙げられるが、好ましくはメチル基である。
又、置換基を有していても良いフェニル基としては、好
ましくはp-トリル基である。前記置換基としては、具体
的には、例えば、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子)、各種異性体を含む炭素数
1〜4のアルキル基(メチル基、エチル基、プロピル
基、ブチル基)、各種異性体を含む炭素数1〜4のアル
コキシ基(メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブ
トキシ基)が挙げられる。
【0014】Xは、ハロゲン原子(フッ素原子、塩素原
子、臭素原子、ヨウ素原子)又は炭素数1〜4の各種異
性体を含むアルキル硫酸基(メチル硫酸基、エチル硫酸
基、プロピル硫酸基、ブチル硫酸基)が挙げられるが、
好ましくはメチル硫酸基である。
【0015】本発明の反応において使用する1-アルキル
-1-置換-3-有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩は、
例えば、1-置換-3-有機スルホニルオキシアゼチジン
に、硫酸ジメチルのようなアルキル化剤を溶媒中で反応
させることで、容易に合成出来る化合物である(後の参
考例1及び2に記載)。
【0016】本発明の反応において使用する触媒として
は、パラジウム、白金、ニッケルからなる群から選ばれ
る少なくとも一つの金属原子を含むものであり、具体的
には、例えば、パラジウム/炭素、パラジウム/硫酸バリ
ウム、パラジウム/炭酸カルシウム、水酸化パラジウム/
炭素、白金/炭素、パラジウム-白金/炭素、酸化白金、
ラネ−ニッケル等が挙げられるが、好ましくはパラジウ
ム/炭素が使用される。
【0017】前記触媒の使用量は、1-アルキル-1-置換-
3-有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩に対して、触
媒の金属原子換算で、好ましくは0.001〜10重量%、更
に好ましくは0.002〜7重量%である。なお、これらの触
媒は、単独又は二種以上を混合して使用しても良い。
【0018】本発明の反応は、溶媒中で行うのが好まし
く、使用する溶媒としては、反応を阻害しないものなら
ば特に限定されず、水;メタノール、エタノール、イソ
プロピルアルコール、n-ブチルアルコール、t-ブチルア
ルコール等のアルコール類;N,N-ジメチルホルムアミ
ド、N,N-ジメチルアセトアミド、1,3-ジメチル-2-イミ
ダゾリジノン等のアミド類;ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、ジブチルエーテル、テトラヒドロフ
ラン、ジオキサン等のエーテル類;ベンゼン、トルエ
ン、キシレン等の芳香族炭化水素類;クロロベンゼン、
ジクロロベンゼン等のハロゲン化芳香族炭化水素類;ヘ
キサン、ヘプタン等の脂肪族炭化水素類;塩化メチレ
ン、1,2-ジクロロエタン等のハロゲン化脂肪族炭化水素
類;酢酸メチル、酢酸エチル、酢酸ブチル等のカルボン
酸エステル類;ギ酸、酢酸、プロピオン酸等のカルボン
酸類が挙げられるが、好ましくはアルコール類が使用さ
れる。
【0019】前記溶媒の使用量は、溶液の均一性や攪拌
性により適宜調節するが、1-アルキル-1-置換-3-有機ス
ルホニルオキシアゼチジニウム塩1molに対して、好まし
くは500〜10000ml、更に好ましくは2000〜6000mlであ
る。なお、これらの溶媒は、単独又は二種以上を混合し
て使用しても良い。
【0020】本発明の反応は、例えば、好ましくは常圧
〜9.8MPa、更に好ましくは常圧〜0.98MPaの水素雰囲気
下にて、1-アルキル-1-置換-3-有機スルホニルオキシア
ゼチジニウム塩、触媒及び溶媒を混合して、攪拌する等
の方法によって行われる。その際の反応温度は、好まし
くは10〜100℃、更に好ましくは30〜60℃である。
【0021】本発明の反応によって得られる1-アルキル
-3-有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩は、反応終
了後、例えば、中和、抽出、濃縮、濾過等の処理を行っ
た後、再結晶、蒸留、カラムクロマトグラフィー等によ
る一般的な方法によって分離・精製される。
【0022】
【実施例】次ぎに、実施例を挙げて本発明を具体的に説
明するが、本発明の範囲はこれらに限定されるものでは
ない。
【0023】参考例1(1-メチル-1-ベンズヒドリル-3-
メタンスルホニルオキシアゼチジニウム=メチルスルフ
ァートの合成) 攪拌装置、温度計及び還流冷却器を備えた内容積100ml
のガラス製四つ口フラスコに、1-ベンズヒドリル-3-メ
タンスルホニルオキシアゼチジン15.85g(49.9mmol)、硫
酸ジメチル9.45g(74.9mmol)及び酢酸エチル8mlを加え、
窒素雰囲気下、50℃で4時間反応させた。反応終了後、
同温度で酢酸エチル39.6mlを加えて30分間攪拌下後、室
温まで冷却した。更に、室温で30分間攪拌した後、濾過
し、次いで、減圧下で乾燥させて、粗結晶20.52gを得
た。粗結晶をアセトニトリル/水の混合溶媒に溶解し、
高速液体クロマトグラフィー(内部標準法)により分析
したところ、1-メチル-1-ベンズヒドリル-3-メタンスル
ホニルオキシアゼチジニウム=メチルスルファートが19.
50g(反応収率88.0%)生成していた。前記粗結晶4.0gを
アセトン80mlに加え、50℃で攪拌しながら完全に溶解さ
せた後、水8mlを加えた。その後、0〜5℃まで冷却して4
時間攪拌すると結晶が析出して来たので、濾過した後に
減圧下で乾燥させて、白色結晶として1-メチル-1-ベン
ズヒドリル-3-メタンスルホニルオキシアゼチジニウム=
メチルスルファート1.82gを得た。1-メチル-1-ベンズヒ
ドリル-3-メタンスルホニルオキシアゼチジニウム=メチ
ルスルファートの物性値は、以下の通りである。
【0024】融点(DSC);167℃ IR(KBr法、cm-1);1185、13571 H-NMR(CDCl3、δ(ppm));3.22(3H,s)、3.27(3H,s)、3.
40(3H,s)、4.7〜4.9(4H,m)、5.72(1H,quint,J=6.8Hz)、
6.19(1H,s)、7.5〜7.8(10H,m) 元素分析;炭素51.24%、水素5.75%、窒素3.18% (理論値(C19H25NO7S2);炭素51.47%、水素5.64%、窒
素3.16%)
【0025】実施例1 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び水素を充填した風船
を備えた500mlのガラス製四つ口フラスコに、参考例1
の方法で合成した1-メチル-1-ベンズヒドリル-3-メタン
スルホニルオキシアゼチジニウム=メチルスルファート2
3.00g(51.9mmol)、5重量%パラジウム/炭素(50%含水
品)0.73g(パラジウム原子として0.17mmol)及びメタノー
ル230mlを加え、水素雰囲気にて、40℃で14時間反応さ
せた。反応終了後、室温まで冷却した後、濾過し、濾液
を減圧下で濃縮した。得られた濃縮液をアセトニトリル
で再結晶し、白色結晶として1-メチル-3-メタンスルホ
ニルオキシアゼチジニウム=水素=メチルスルファート1
3.37gを得た(単離収率92.9%)。1-メチル-3-メタンスル
ホニルオキシアゼチジニウム=水素=メチルスルファート
の物性値は、以下の通りであった。
【0026】融点(DSC);84℃ IR(KBr法、cm-1);1181、13581 H-NMR(CDCl3、δ(ppm));2.91(3H,s)、3.30(3H,s)、3.
40(3H,s)、4.2〜4.7(4H,m)、5.33(1H,m)、9.5〜10.3(1
H,brs) 元素分析;炭素25.66%、水素5.44%、窒素5.11% (理論値(C6H15NO7S2);炭素26.00%、水素5.42%、窒
素5.05%)
【0027】実施例2 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び水素を充填した風船
を備えた100mlのガラス製四つ口フラスコに、参考例1
の方法で合成した1-メチル-1-ベンズヒドリル-3-メタン
スルホニルオキシアゼチジニウム=メチルスルファート
7.00g(15.8mmol)、5重量%パラジウム/炭素(50%含水
品)0.21g(パラジウム原子として0.049mmol)及びメタノ
ール47mlを加え、水素雰囲気にて、40℃で3時間反応さ
せた。反応終了後、室温まで冷却した後、濾過し、濾液
を減圧下で濃縮した。得られた濃縮液にメチルエチルケ
トン28mlを加え、40℃で40分攪拌した。室温まで冷却し
た後、析出した結晶を濾過して乾燥させ、白色結晶とし
て1-メチル-3-メタンスルホニルオキシアゼチジニウム=
水素=メチルスルファート3.82gを得た(単離収率87.4
%)。
【0028】参考例2(1-メチル-1-ベンズヒドリル-3-
(p-トルエンスルホニルオキシ)アゼチジニウム=メチル
スルファートの合成) 攪拌装置、温度計及び還流冷却器を備えた内容積50mlの
ガラス製四つ口フラスコに、1-ベンズヒドリル-3-(p-ト
ルエンスルホニルオキシ)アゼチジン4.00g(10.2mmol)、
硫酸ジメチル1.92g(15.2mmol)及び酢酸エチル2mlを加
え、窒素雰囲気下、50℃で4時間反応させた。反応終了
後、反応液を濃縮して黄色の油状物6.54gを得た。前記
油状物1.0gをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(充
填剤:ワコーゲルC-200(和光純薬社製)、展開溶媒:ク
ロロホルム/メタノール(=5/1(容量比)))で精製して、
淡黄色結晶として1-メチル-1-ベンズヒドリル-3-(p-ト
ルエンスルホニルオキシ)アゼチジニウム=メチルスルフ
ァート0.3gを得た。1-メチル-1-ベンズヒドリル-3-(p-
トルエンスルホニルオキシ)アゼチジニウム=メチルスル
ファートの物性値は、以下の通りであった。なお、本化
合物はシス体とトランス体の混合物であった。
【0029】IR(KBr法、cm-1);1177、13701 H-NMR(CDCl3、δ(ppm));2.44(1H,s)、2.45(2H,s)、3.
22(2H,s)、3.33(2H,s)、3.39(2H,s)、4.6〜4.8(3.4H,
m)、5.0〜5.1(1H,m)、5.48(0.6H,quint,J=6.8Hz)、6.12
(1H,s)、7.4〜7.8(14H,m)
【0030】実施例3 攪拌装置、温度計、還流冷却器及び水素を充填した風船
を備えた25mlのガラス製四つ口フラスコに、参考例2の
方法で合成した1-メチル-1-ベンズヒドリル-3-(p-トル
エンスルホニルオキシ)アゼチジニウム=メチルスルファ
ート1.00g(1.92mmol)、5重量%パラジウム/炭素(50%含
水品)0.12g(パラジウム原子として0.028mmol)及びメタ
ノール6mlを加え、水素雰囲気にて、40℃で6時間反応さ
せた。反応終了後、室温まで冷却した後、濾過し、濾液
を減圧下で濃縮した。得られた濃縮液にアセトニトリル
2ml及びトルエン10mlを加え、室温で1時間攪拌した。析
出した結晶を濾過して乾燥させ、灰色結晶として1-メチ
ル-3-(p-トルエンスルホニルオキシ)アゼチジニウム=水
素=メチルスルファート0.29gを得た(単離収率42.7%)。
1-メチル-3-(p-トルエンスルホニルオキシ)アゼチジニ
ウム=水素=メチルスルファートの物性値は、以下の通り
であった。
【0031】融点(DSC);122℃ IR(KBr法、cm-1);1179、13611 H-NMR(CDCl3、δ(ppm));2.45(3H,s)、2.84(3H,s)、3.
38(3H,s)、4.1〜4.5(4H,m)、5.0〜5.2(1H,m)、7.54(2H,
d,J=8.3Hz)、7.83(2H,d,J=8.3Hz)、9.5〜10.0(1H,brs)
【0032】
【発明の効果】本発明により、入手が容易な1-アルキル
-1-置換-3-有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩か
ら、簡便な方法にて、高い収率で1-アルキル-3-有機ス
ルホニルオキシアゼチジニウム塩を得る、工業的に好適
な1-アルキル-3-有機スルホニルオキシアゼチジニウム
塩の製法を提供することが出来る。
フロントページの続き (72)発明者 布施 建策 山口県宇部市大字小串1978番地の10 宇部 興産株式会社宇部ケミカル工場内 (72)発明者 中田 勝士 山口県宇部市大字小串1978番地の10 宇部 興産株式会社宇部ケミカル工場内 Fターム(参考) 4H039 CA42 CD90

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】触媒の存在下、一般式(1) 【化1】 (式中、R1は、炭素数1〜4のアルキル基;R2は、水
    素原子又は置換基を有していても良いフェニル基;R3
    は、置換基を有していても良いフェニル基;R4は、炭
    素数1〜4のアルキル基又は置換基を有していても良い
    フェニル基;Xは、ハロゲン原子又は炭素数1〜4のア
    ルキル硫酸基を示す。)で示される1-アルキル-1-置換-
    3-有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩に水素を反応
    させることを特徴とする、一般式(2) 【化2】 (式中、R1、R4及びXは、前記と同義である。)で示
    される1-アルキル-3-有機スルホニルオキシアゼチジニ
    ウム塩の製法。
  2. 【請求項2】触媒が、パラジウム、白金、ニッケルから
    なる群から選ばれる少なくとも一つの金属原子を含むも
    のである請求項1記載の1-アルキル-3-有機スルホニル
    オキシアゼチジニウム塩の製法。
JP2000349457A 2000-11-16 2000-11-16 1−アルキル−3−有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩の製法 Pending JP2002155050A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000349457A JP2002155050A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 1−アルキル−3−有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩の製法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2000349457A JP2002155050A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 1−アルキル−3−有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩の製法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002155050A true JP2002155050A (ja) 2002-05-28

Family

ID=18822858

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000349457A Pending JP2002155050A (ja) 2000-11-16 2000-11-16 1−アルキル−3−有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩の製法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002155050A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106458872A (zh) * 2014-04-03 2017-02-22 巴斯夫欧洲公司 反应性离子液体作为二次锂离子电池组中电解质用添加剂的用途

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106458872A (zh) * 2014-04-03 2017-02-22 巴斯夫欧洲公司 反应性离子液体作为二次锂离子电池组中电解质用添加剂的用途

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPWO2014042176A1 (ja) 縮合複素環誘導体の製造方法およびその製造中間体
WO2010122794A1 (ja) ピラジンカルボン酸誘導体の製造方法及びその中間体
KR101653025B1 (ko) 2-아미노-4-트리플루오로메틸피리딘류의 제조 방법
JP4189217B2 (ja) 置換アニリン化合物の製造方法
US6900335B2 (en) Process for producing 5-fluorooxindole and for producing intermediates therefor
JP2002155050A (ja) 1−アルキル−3−有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩の製法
JP3194355B2 (ja) ピペリジン化合物及びその製法
JP4161290B2 (ja) ピリミジニルアルコール誘導体の製造方法及びその合成中間体
JP4984676B2 (ja) ベンジルオキシ基を有するアニリンの製法
EP1873145A1 (en) Method for producing nicotinic acid derivative or salt thereof
JP4667589B2 (ja) 2,4−ジヒドロキシピリジンの製造方法
JP2009242243A (ja) α−ヒドロキシイミノカルボン酸エステル誘導体類及びそれを用いたα−アミノ−α−ハロアルキルカルボン酸エステル誘導体類の製造方法
JP4507390B2 (ja) 1−アルキル−1−置換−3−有機スルホニルオキシアゼチジニウム塩及びその製法
JP4973210B2 (ja) 新規合成方法
WO2006083010A1 (ja) 4−アセチルピリミジン化合物の製造方法およびその結晶
JPH09100278A (ja) インドール誘導体の製造法
JP2002512210A (ja) 2−ヒドロキシアルキルハロフェノンの製造方法
JPWO2007072841A1 (ja) 2−オキシインドール化合物の製法
JP2004083559A (ja) インドール化合物の製造方法
JP4561635B2 (ja) 4−アルコキシカルボニルテトラヒドロピラン又はテトラヒドロピラニル−4−カルボン酸の製法
JP4194984B2 (ja) フェニルナフチルイミダゾール化合物
JP4013772B2 (ja) 2−ヒドロキシイミノ−3−オキソプロピオニトリル及びその製法
JP4937442B2 (ja) 5−フルオロオキシインドールの製造法
JP5148836B2 (ja) ニコチン酸誘導体又はその塩の製造方法
JP2003267952A (ja) 2−アミノ−5−ハロゲノインドールの製法