JP2002155045A - アニリン誘導体及び製法 - Google Patents

アニリン誘導体及び製法

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JP2002155045A
JP2002155045A JP2001349558A JP2001349558A JP2002155045A JP 2002155045 A JP2002155045 A JP 2002155045A JP 2001349558 A JP2001349558 A JP 2001349558A JP 2001349558 A JP2001349558 A JP 2001349558A JP 2002155045 A JP2002155045 A JP 2002155045A
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Yasuo Kawamura
保夫 河村
Jun Sato
純 佐藤
Kenzo Fukuda
憲造 福田
Kaoru Ito
馨 伊藤
Hiroshi Kita
浩 北
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Nissan Chemical Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 除草剤の中間体として有用な(6)の中間体
及びその製法を提供する。 【解決手段】 (9)または(10)から4工程で
(6)を製造するための中間体を提供する。 【化1】

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、除草剤として有用な6
−ハロアルキル−3−フェニルウラシル誘導体(特願平
2−400475号及び特願平3−314391号記
載)を製造する際に用いられる新規中間体、及びこれら
の製法に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び課題】アニリン誘導体の公知文献とし
て、西ドイツ特許2938633,西ドイツ特許312
4172にN−(3−アミノ−4−クロロフェニル)メ
タンスルホンアミドが、西ドイツ特許2703838に
5−アミノ−2−クロロカルバニリド酸メチルが、アメ
リカ合衆国特許2860166、西ドイツ特許2703
838,西ドイツ特許2725146,西ドイツ特許2
846625,西ドイツ特許2926049に2−クロ
ロ−5−ニトロカルバニリド酸メチルが、アメリカ合衆
国特許3920444に5−アミノ−2−クロロカルバ
ニリド酸エチルが、ユストウス・リービッヒス・アナー
レン・ヘミー、第721巻、第14頁(Justus
Liebigs Ann.Chem.,721,14)
に2−クロロ−5−ニトロカルバニリド酸エチルが、ア
メリカ合衆国特許4507479にN−(4−フルオロ
−3−ニトロフェニル)メタンスルホンアミドが、アメ
リカ合衆国特許4226613に2−フルオロ−5−ニ
トロカルバニリド酸のメチルエステルとフェニルエステ
ルが、アメリカ合衆国特許4227007に5−アミノ
−2−フルオロカルバニリド酸のメチルエステルとフェ
ニルエステル(但し、単離していないので物性値の記載
は無い。)がそれぞれ記載されている。
【0003】しかし、いずれも中間体あるいは副生物と
して記載されているだけで、これらの誘導体の製法とし
て必ずしも満足できるものではなく、更に有利な製法が
望まれている。一方、カルバニリド酸エステルとスルホ
ンアミドの両官能基を有し、さらにハロゲン原子によっ
て1ないし2置換されたベンゼン誘導体は全く知られて
いない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、除草剤と
して有用な6−ハロアルキル−3−フェニルウラシル誘
導体(特願平2−400475号記載及び特願平3−3
14391号:参考スキーム参照)の製法を鋭意検討し
た結果、スキームで表される新規な製造中間体及び製法
を見出し、本発明を完成した。
【0005】
【化15】
【0006】〔式中、X,Y,Halはそれぞれ独立し
てハロゲン原子を表し、RはC1 〜C 4 アルキル基また
はC1 〜C3 ハロアルキル基を表し、R′はC1 〜C4
アルキル基またはフェニル基を表す。〕スキーム中、ル
ート1は、ニトロアニリン誘導体(9)から逐次スルホ
ンアミド化、還元、カーバメイト化を行い、化合物
(5)を収率良く製造する工程を表し、ルート2は、ニ
トロアニリン誘導体(10)から逐次カーバメイト化、
還元、スルホンアミド化を行い、化合物(5)を収率良
く製造する工程を表し、続いて、化合物(5)を位置選
択的にハロゲン化し、化合物(6)を好収率で製造する
工程を表す。
【0007】工程を逐次進めることもできるが、条件を
選ぶことにより連続化することも可能である。得られた
化合物(6)は、参考スキームに示したルートで特願平
2−400475号及び特願平3−314391号記載
の化合物(8)に導くことができる。
【0008】
【化16】
【0009】〔式中、X,Y,R′,Rは前記と同様の
意味を表し、R″はC1 〜C6 アルキル基、フェニル基
またはベンジル基を表す。〕以下、各工程について詳細
に説明する。 〔化合物(9)から化合物(1)の製造〕(9)に対し
て(11)を通常0.5〜3.0モル、好ましくは0.
8〜1.5モルを使用する。
【0010】(9)に対して塩基を通常0.5〜10モ
ル、好ましくは0.8〜5.0モルを使用する。また、
塩基を溶媒として使用してもよい。塩基としてピリジ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.
2)オクタン等の含窒素有機塩基類、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム等の無機塩基類があげられる。
【0011】反応は通常溶媒を必要とし、溶媒としてヘ
キサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪
族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メ
チレン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、
N,N−ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン等の含硫黄化合物、及びこれら
の混合物があげられ、好ましくは上記の芳香族炭化水素
類、ハロゲン化炭化水素類、第三級アミン類及び混合物
があげられる。
【0012】反応温度は通常−10〜180℃、好まし
くは0℃から還流温度で行われる。反応時間は通常1〜
72時間、好ましくは2〜48時間を要する。 〔化合物(1)から化合物(2)の製造〕還元方法とし
て試薬還元と接触水素添加があげられる。 A.試薬還元(1)に対して還元剤を通常1〜20モ
ル、好ましくは2〜10モルを使用する。
【0013】還元剤として亜鉛、アルミニウム、錫、塩
化第一錫、鉄等の金属及び金属塩類があげられる。反応
は通常溶媒を必要とし、溶媒として蟻酸、酢酸等の有機
酸類、塩酸、臭化水素酸、硫酸等の無機酸類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、アセトン、メチルエチ
ルケトン等のケトン類、テトラヒドロフラン、ジオキサ
ン等のエーテル類、メタノール、エタノール等のアルコ
ール類、水、及びこれらの混合物があげられる。
【0014】反応温度は通常0〜150℃、好ましくは
40℃から還流温度で行われる。反応時間は通常15分
〜24時間、好ましくは0.5〜8時間を要する。 B.接触水素添加(1)に対して水素を通常2.8〜
3.2モル、好ましくは2.9〜3.1モルを使用す
る。
【0015】(1)に対して触媒を通常0.001〜1
0%重量、好ましくは0.005〜5%重量を使用す
る。触媒として酸化白金(IV)、白金ブラック、白金
カーボン粉末、白金カーボンサルファイド粉末等の白金
触媒、パラジウムカーボン粉末、パラジウムアルミナ粉
末、パラジウムブラック、酸化パラジウム等のパラジウ
ム触媒、オスミウムカーボン粉末等のオスミウム触媒、
レニウムカーボン粉末等のレニウム触媒、ラネーニッケ
ル等のニッケル触媒があげられる。
【0016】反応を促進するために、硫酸、塩酸、燐
酸、過塩素酸等の無機塩類、ピリジン、トリエチルアミ
ン等の塩基を加えることができる。反応は通常溶媒を必
要とし、溶媒として蟻酸、酢酸等の有機酸類、酢酸エチ
ル、酢酸ブチル等のエステル類、ジエチルエーテル、テ
トラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル類、メタノ
ール、エタノール等のアルコール類、シクロヘキサン、
ヘプタン等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエン等
の芳香族炭化水素類、N,N−ジメチルホルムアミド等
の酸アミド類、水、及びこれらの混合物があげられ、好
ましくは上記の有機酸類、エーテル類、アルコール類、
脂肪族炭化水素類、水及びこれらの混合物があげられ
る。
【0017】反応温度は通常0〜200℃、好ましくは
25〜150℃で行われる。反応時間は通常0.5〜2
4時間、好ましくは1〜12時間を要する。反応圧力は
通常0〜200atm、好ましくは0〜100atmで
行われる。 〔化合物(2)から化合物(5)の製造〕(2)に対し
て(12)を通常0.5〜2.0モル、好ましくは0.
8〜1.2モルを使用する。
【0018】(2)に対して塩基を通常0.5〜2.0
モル、好ましくは0.8〜1.5モルを使用する。ま
た、塩基を溶媒として使用してもよい。塩基としてピリ
ジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.
2)オクタン等の含窒素有機塩基類、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム等の無機塩基類があげられる。
【0019】反応は通常溶媒を必要とし、溶媒としてヘ
キサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪
族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メ
チレン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、
N,N−ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン等の含硫黄化合物、及びこれら
の混合物があげられ、好ましくは上記の芳香族炭化水素
類、ハロゲン化炭化水素類、ケトン類、ニトリル類、第
三級アミン類及び混合物があげられる。
【0020】反応温度は通常−10℃から還流温度で行
われる。反応時間は通常0.5〜72時間、好ましくは
1〜12時間を要する。 〔化合物(10)から化合物(3)の製造〕(10)に
対して(12)を通常0.5〜2.0モル、好ましくは
0.8〜1.5モルを使用する。
【0021】(10)に対して塩基を通常0.5〜2.
0モル、好ましくは0.8〜1.6モルを使用する。ま
た、塩基を溶媒として使用してもよい。塩基としてピリ
ジン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.
2)オクタン等の含窒素有機塩基類、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム等の無機塩基類があげられる。
【0022】反応は通常溶媒を必要とし、溶媒としてヘ
キサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪
族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メ
チレン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、
N,N−ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン等の含硫黄化合物、及びこれら
の混合物があげられ、好ましくは上記の芳香族炭化水素
類、ハロゲン化炭化水素類、ケトン類、ニトリル類、第
三級アミン類及び混合物があげられる。
【0023】反応温度は通常−10℃から還流温度で行
われる。反応時間は通常0.5〜72時間、好ましくは
1〜48時間を要する。 〔化合物(3)から化合物(4)の製造〕化合物(1)
から化合物(2)の製造と同様の条件で行われる。 〔化合物(4)から化合物(5)の製造〕(4)に対し
て(11)を通常0.5〜3.0モル、好ましくは0.
8〜1.5モルを使用する。
【0024】(4)に対して塩基を通常0.5〜10モ
ル、好ましくは0.8〜5.0モルを使用する。また、
塩基を溶媒として使用してもよい。塩基としてピリジ
ン、トリエチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、
N,N−ジエチルアニリン、4−(N,N−ジメチルア
ミノ)ピリジン、1,4−ジアザビシクロ〔2.2.
2)オクタン等の含窒素有機塩基類、水酸化ナトリウ
ム、水酸化カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウム、
炭酸水素ナトリウム等の無機塩基類があげられる。
【0025】反応は通常溶媒を必要とし、溶媒としてヘ
キサン、ヘプタン、リグロイン、石油エーテル等の脂肪
族炭化水素類、ベンゼン、トルエン、キシレン、クロロ
ベンゼン等の芳香族炭化水素類、クロロホルム、塩化メ
チレン等のハロゲン化炭化水素類、ジエチルエーテル、
ジオキサン、テトラヒドロフラン等のエーテル類、アセ
トン、メチルエチルケトン等のケトン類、アセトニトリ
ル、イソブチロニトリル等のニトリル類、ピリジン、
N,N−ジエチルアニリン等の第三級アミン類、N,N
−ジメチルアセトアミド、N,N−ジメチルホルムアミ
ド、N−メチルピロリドン等の酸アミド類、ジメチルス
ルホキシド、スルホラン等の含硫黄化合物、及びこれら
の混合物があげられ、好ましくは上記の芳香族炭化水素
類、ハロゲン化炭化水素類、第三級アミン類及び混合物
があげられる。
【0026】反応温度は通常−10〜180℃、好まし
くは0℃から還流温度で行われる。反応時間は通常1〜
72時間、好ましくは2〜48時間を要する。 〔化合物(5)から化合物(6)の製造〕(5)に対し
てハロゲン化剤を通常0.5〜5.0モル、好ましくは
0.8〜1.5モルを使用する。
【0027】ハロゲン化剤として塩素、臭素等のハロゲ
ン類、塩化水素、塩化スルフリル、N−クロロスクシン
イミド、N−ブロモスクシンイミド、N−クロロイソシ
アヌール酸、臭化第一銅及び五塩化アンチモンがあげら
れる。反応は通常溶媒を必要とし、溶媒として蟻酸、酢
酸等の有機酸類、ヘキサン、ヘプタン、リグロイン、石
油エーテル等の脂肪族炭化水素類、ベンゼン、トルエ
ン、キシレン、クロロベンゼン等の芳香族炭化水素類、
クロロホルム、塩化メチレン等のハロゲン化炭化水素
類、ジエチルエーテル、ジオキサン、テトラヒドロフラ
ン等のエーテル類、スルホラン、水、及びこれらの混合
物があげられ、好ましくは上記の有機酸類、エーテル
類、水及び混合物があげられる。
【0028】反応温度は通常0〜200℃、好ましくは
10〜130℃で行われる。反応時間は通常0.5〜2
4時間、好ましくは1〜12時間を要する。以下に、本
発明の中間体及びその製造を実施例として、またその中
間体を用いた除草剤の製造を参考例として具体的に述べ
るが、本発明はこれらに限定されるものではない。
【0029】
【実施例】〔実施例1〕 N−(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)エタンスル
ホンアミドの合成
【0030】
【化17】
【0031】4−フルオロ−3−ニトロアニリン20.
2g(0.129mol)をピリジン120mlに溶解
し、5℃以下でエタンスルホニルクロライド17.8g
(0.136mol)を滴下した後、室温に昇温し、そ
のまま一晩反応させた。ピリジンを留去した後、酢酸エ
チルに溶解し、希塩酸で2回、次いで水、飽和食塩水で
洗浄し、無水硫酸ナトリウム乾燥を経て、酢酸エチルを
留去して粗生成物の結晶を得た。これをジイソプロピル
エーテルで洗浄することにより、目的物29.7g(収
率93%)を茶色結晶として得た。
【0032】融点 133〜136℃ 1H−NMR(d6
−DMSO):δ1.36(3H,t,J=7H
z),3.16(2H,q,J=7Hz),7.31
(1H,dd,J=10Hz),7.63(1H,dd
d,J=2,7,10Hz),8.07(1H,dd,
J=2,7Hz),10.66(1H,brs)
【0033】〔実施例2〕 N−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)エタンスル
ホンアミドの合成
【0034】
【化18】
【0035】鉄粉63.1g(1.13mol)、5%
酢酸水溶液120mlの混合物を80℃に加熱し、N−
(4−フルオロ−3−ニトロフェニル)エタンスルホン
アミド28.0g(0.113mol)、酢酸116m
l、酢酸エチル116mlの混合液をゆっくり滴下し
た。そのまま3時間反応させた後、不溶物を濾過し、酢
酸エチルで洗浄した。濾液は、留去して溶媒を除いた
後、酢酸エチルに溶解し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶
液、水、飽和食塩水で洗浄した。無水硫酸ナトリウムに
て乾燥後、酢酸エチルを留去して、粗生成物の結晶を得
た。これをジイソプロピルエーテルで洗浄して、目的物
22.0g(収率89%)を淡黄色結晶として得た。
【0036】融点 106〜108℃ 1H−NMR(d6
−DMSO):δ1.28(3H,t,J=7H
z),3.05(2H,q,J=7Hz),4.40
(2H,brs),6.48(1H,ddd,J=2,
7,10Hz),6.77(1H,dd,J=2,7H
z),6.89(1H,dd,J=10Hz)
【0037】〔実施例3〕 2−フルオロ−5−ニトロカルバニリド酸エチルの合成
【0038】
【化19】
【0039】2−フルオロ−5−ニトロアニリン15.
0g(94.2mmol)、ピリジン8.20g(10
4mmol)、ジクロロメタン150mlの混合物に、
5℃以下でクロル蟻酸エチル10.7g(98.9mm
ol)を滴下した。その後室温に昇温し、一晩反応させ
た後水を加えて、ジクロロメタン層を分離し、飽和食塩
水洗浄、無水硫酸ナトリウム乾燥、ジクロロメタン留去
により、粗生成物の結晶を得た。これをヘキサンで洗浄
し、目的物21.1g(収率98%)を黄土色結晶とし
て得た。
【0040】融点 90〜92℃ 1H−NMR(CDC
l3 ):δ1.34(3H,t,J=7Hz),4.3
0(2H,q,J=7Hz),7.22(1H,br
s),7.22(1H,t,J=9Hz),7.91
(1H,ddd,J=3,6,9Hz),9.03(1
H,dd,J=3,6Hz)
【0041】〔実施例4〕 5−アミノ−2−フルオロカルバニリド酸エチルの合成
【0042】
【化20】
【0043】鉄粉39.4g(706mmol)、5%
酢酸水溶液75mlの混合物を80℃に加熱し、2−フ
ルオロ−5−ニトロカルバニリド酸エチル(70.6m
mol)、酢酸72ml、酢酸エチル72mlの混合液
をゆっくり滴下した。そのまま3時間反応させた後、不
溶物を濾過し、酢酸エチルで洗浄した。濾液は、留去し
て溶媒を除いた後、酢酸エチルに溶解し、飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸
ナトリウム乾燥を経て、酢酸エチルを留去して粗生成物
の結晶を得た。これをジイソプロピルエーテルで洗浄し
て、目的物12.8g(収率91%)を淡黄色結晶とし
て得た。
【0044】融点 88〜89℃ 1H−NMR(CDC
l3 ):δ1.24(3H,t,J=7Hz),3.7
8(2H,br s),4.19(2H,q,J=7H
z),6.23(1H,ddd,J=2,7,10H
z),6.80(1H,dd,J=10Hz),7.2
3(1H,br s),7.44(1H,dd,J=
2,7Hz)
【0045】〔実施例5〕 N−(3−アミノ−4−フルオロフェニル)エタンスル
ホンアミドの合成
【0046】
【化21】
【0047】N−(4−フルオロ−3−ニトロフェニ
ル)エタンスルホンアミド1.00g(4.03mmo
l)、エタノール40mlの混合物に酸化白金(アダム
ス触媒)50.4mg(5%重量)を入れ、攪拌しなが
ら水素を285ml吸収させた。反応混合物をガラスフ
ィルターで濾過して触媒を除去した後、溶媒を減圧下留
去して、目的物850mg(収率97%)を薄茶色結晶
として得た。
【0048】〔実施例6〕 5−アミノ−2−フルオロカルバニリド酸エチルの合成
【0049】
【化22】
【0050】2−フルオロ−5−ニトロカルバニリド酸
エチル1.00g(4.39mmol)、エタノール2
0mlの混合物に5%パラジウム−カーボン(含水品)
100.3mg(10%重量)を入れ、攪拌しながら水
素を309ml吸収させた。反応混合物を濾過して触媒
を除去した後、溶媒を減圧下留去して、目的物700m
g(収率81%)を薄茶色結晶として得た。
【0051】〔参考例1〕 5−エチルスルホニルアミノ−2−フルオロカルバニリ
ド酸エチルの合成(方法a)
【0052】
【化23】
【0053】5−アミノ−2−フルオロカルバニリド酸
エチル10.0g(50.5mmol)をピリジン60
mlに溶解し、5℃以下でエタンスルホニルクロライド
6.82g(53.0mmol)を滴下した後、室温に
昇温し、そのまま一晩反応させた。ピリジンを留去した
後、酢酸エチルに溶解し、希塩酸で2回、次いで水、飽
和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウム乾燥を経て、酢
酸エチルを留去して、粗生成物の結晶を得た。これを酢
酸エチル−ジイソプロピルエーテルで再結晶することに
より、目的物9.74g(収率67%)を白色結晶とし
て得た。
【0054】(方法b)
【0055】
【化24】
【0056】N−(3−アミノ−4−フルオロフェニ
ル)エタンスルホンアミド21.4g(98.2mmo
l)、ピリジン7.76g(98.2mmol)、ジク
ロロメタン214mlの混合物に5℃以下でクロル蟻酸
エチル10.7g(98.2mmol)を滴下した。そ
の後室温に昇温し、5時間反応させた後、水を加えてジ
クロロメタン層を分離し、飽和食塩水洗浄、無水硫酸ナ
トリウム乾燥、ジクロロメタン留去により、粗生成物の
結晶を得た。これをジイソプロピルエーテルで洗浄し、
目的物28.0g(収率98%)を白色結晶として得
た。
【0057】融点 107〜110℃ 1H−NMR(d6
−DMSO):δ1.30(6H,t,J=7H
z),3.06(2H,q,J=7Hz),4.22
(1H,q,J=7Hz),7.00(2H,br
d,J=8Hz),7.94(1H,br d,J=7
Hz),8.19(1H,br s),10.41(1
H,brs)
【0058】〔参考例2〕 4−クロロ─5─エチルスルホニルアミノ−2−フルオ
ロカルバニリド酸エチルの合成 (方法a)
【0059】
【化25】
【0060】5−エチルスルホニル−2−フルオロカル
バニリド酸エチル1.00g(3.45mmol)を酢
酸10mlに溶解し、25℃以下で原料が消失するまで
塩素ガスを加えた。反応終了後、窒素ガスを吹き込んで
過剰の塩素ガスを除き、ジイソプロピルエーテルを加え
て析出した結晶を濾取し、目的物0.76g(収率68
%)を白色結晶として得た。
【0061】(方法b)
【0062】
【化26】
【0063】5−エチルスルホニルアミノ−2−フルオ
ロカルバニリド酸エチル0.50g(1.72mmo
l)をスルフリルクロライド4mlに加えた。10分
後、スルフリルクロライドを留去し、酢酸エチルに溶解
した。水、飽和食塩水で洗浄後、無水硫酸ナトリウムで
乾燥し、酢酸エチルを留去して粗生成物を得た。これを
ジイソプロピルエーテルで洗浄することによって目的物
0.21g(収率38%)を白色結晶として得た。
【0064】(方法c)
【0065】
【化27】
【0066】5−エチルスルホニルアミノ−2−フルオ
ロカルバニリド酸エチル0.50g(1.72mmo
l)を酢酸12mlと水1mlの混合液に溶解し、25
℃以下で原料が消失するまで塩素ガスを加えた。反応終
了後、窒素ガスを吹き込んで過剰の塩素ガスを除いた
後、水を加え、析出した結晶を濾過、乾燥することによ
って目的物0.49g(収率88%)を白色結晶として
得た。
【0067】融点 162〜164℃ 1H−NMR(d6
−DMSO):δ1.28(3H,t,J=7H
z),1.32(3H,t,J=7Hz),3.08
(2H,q,J=7Hz),4.12(2H,q,J=
7Hz),7.13(1H,d,J=9Hz),7.8
8(1H,d,J=7Hz),8.88(1H,br
s),8.94(1H,br s)
【0068】〔参考例3〕 5−エチルスルホニルアミノ−2−フルオロカルバニリ
ド酸メチルの合成
【0069】
【化28】
【0070】N−(3−アミノ−4−フルオロフェニ
ル)エタンスルホンアミド50.0g(229mmo
l)、ピリジン18.1g(229mmol)、ジクロ
ロメタン500mlの混合物に5℃以下でクロル蟻酸メ
チル22.1g(229mmol)を滴下した。その後
室温に昇温し、5時間反応させた後、水を加えてジクロ
ロメタン層を分取し、飽和食塩水洗浄、無水硫酸ナトリ
ウム乾燥、ジクロロメタン留去により、粗生成物の結晶
を得た。これをジイソプロピルエーテルで洗浄し、目的
物61.0g(収率96%)を薄茶色結晶として得た。
【0071】〔実施例4〕 5−メチルスルホニルアミノ−2−フルオロカルバニリ
ド酸エチルの合成
【0072】
【化29】
【0073】5−アミノ−2−フルオロカルバニリド酸
エチル96.0g(485mmol)、ピリジン46.
0g(582mmol)、ジクロロメタン700mlの
混合物に5℃以下でメタンスルホニルクロライド61.
1g(533mmol)を滴下した後、室温に昇温し、
そのまま一晩反応させた。溶媒を留去した後、酢酸エチ
ルに溶解し、希塩酸で2回、次いで水、飽和食塩水で洗
浄し、無水硫酸ナトリウム乾燥を経て、酢酸エチルを留
去して、粗生成物の結晶を得た。これをジイソプロピル
エーテルで洗浄することにより、目的物126g(収率
94%)を薄茶色結晶として得た。
【0074】〔実施例5〕 4−クロロ−5−エチルスルホニルアミノ−2−フルオ
ロカルバニリド酸エチルの合成
【0075】
【化30】
【0076】5−エチルスルホニルアミノ−2−フルオ
ロカルバニリド酸エチル0.50g(1.72mmo
l)をジオキサン5mlと水1mlの混合液に溶解し、
25℃以下で原料が消失するまで塩素ガスを加えた。反
応終了後、窒素ガスを吹き込んで過剰の塩素ガスを除い
た後、水を加え、析出した結晶を濾取、乾燥することに
よって、目的物0.48g(収率86%)を薄茶色結晶
として得た。
【0077】〔実施例6〕4−クロロ−5−メチルスル
ホニルアミノ−2−フルオロカルバニリド酸エチルの合
【0078】
【化31】
【0079】5−メチルスルホニルアミノ−2−フルオ
ロカルバニリド酸エチル80.6g(292mmol)
を酢酸1075mlと水100mlの混合液に溶解し、
25℃以下で原料が消失するまで塩素ガスを加えた。反
応終了後、窒素ガスを吹き込んで過剰の塩素ガスを除い
た後、ヘキサンを加え、析出した結晶を濾取、乾燥する
ことによって、目的物81.4g(収率90%)を黄色
結晶として得た。
【0080】〔参考例7〕 3−(4−クロロ−5−エチルスルホニルアミノ−2−
フルオロフェニル)−6−トリフルオロメチル−2,4
(1H,3H)−ピリミジンジオンの合成
【0081】
【化32】
【0082】3−アミノ−4,4,4−トリフルオロク
ロトン酸エチル1.06g(5.77mmol)をN,
N−ジメチルホルムアミド6.2mlに溶解し、ナトリ
ウムメトキシド0.82g(14.4mmol)を加え
た。10分後、5℃以下に冷却し、4−クロロ−5−エ
チルスルホニルアミノ−2−フルオロカルバニリド酸エ
チル1.56g(4.81mmol)を加えた後、加熱
して110℃で4時間反応させた。反応後、N,N−ジ
メチルホルムアミドを留去し、水を加えて溶解させた
後、ジエチルエーテルで3回洗浄し、濃塩酸でpH2に
すると結晶が析出した。これを濾過、水洗浄、乾燥する
ことによって目的化合物1.54g(収率77%)を淡
黄色結晶として得た。
【0083】融点 190〜192℃ 1H−NMR(d6
−DMSO):δ1.36(3H,t,J=7H
z),3.12(2H,q,J=7Hz),6.19
(1H,s),7.44(1H,d,J=9Hz),
7.58(1H,d,J=7Hz),8.86(1H,
br s),9.20(1H,br s)
【0084】〔参考例8〕 3−(4−クロロ−5−エチルスルホニルアミノ−2−
フルオロフェニル)−1−メチル−6−トリフルオロメ
チル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオンの合成
【0085】
【化33】
【0086】3−(4−クロロ−5−エチルスルホニル
アミノ−2−フルオロフェニル)−6−トリフルオロメ
チル−2,4(1H,3H)−ピリミジンジオン1.0
0g(2.41mmol)をアセトン10mlに溶解
し、無水炭酸カリウム0.17g(1.20mmo
l)、硫酸ジメチル0.23ml(2.41mmol)
を加え、1.5時間反応させた。アセトン留去後、酢酸
エチルに溶解し、水、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナ
トリウム乾燥を経て酢酸エチルを留去して、粗生成物を
得た。これをクロロホルム−ジエチルエーテルで再結晶
することにより、目的化合物0.61g(収率59%)
を淡黄色結晶として得た。
【0087】融点 176〜177℃ 1H−NMR(d6
−DMSO):δ1.32(3H,t,J=7H
z),3.06(2H,q,J=7Hz),3.43
(3H,s),6.23(1H,s),7.29(1
H,d,J=9Hz),7.41(1H,d,J=7H
z),9.11(1H,br s)
【0088】〔参考例9〕土壌処理による除草効果試験
参考例2で製造した3−(4−クロロ−5−エチルスル
ホニルアミノ−2−フルオロフェニル)−1−メチル−
6−トリフルオロメチル−2,4(1H,3H)−ピリ
ミジンジオン(50部)、ジークライト(47部、カオ
リン系クレー:ジークライト工業(株)商品名)、ソル
ポール5039(2部、アニオン性界面活性剤:東邦化
学工業(株)商品名)及びカープレックス(1部、ホワ
イトカーボン:塩野義製薬(株)商品名)を均一に混合
粉砕して水和剤とした。
【0089】縦15cm、横22cm、深さ6cmのプラスチ
ック製箱に殺菌した洪積土壌を入れ、ノビエ、メヒシ
バ、カヤツリグサ、イヌホーズキ、ハキダメギク、イヌ
ガラシ、イネ、トウモロコシ、コムギ、ダイズ、ワタを
混播し、約1cm覆土した後、上記水和剤を水で希釈して
所定の割合となるように土壌表面へ小型スプレーで均一
に散布した。散布3週間後に各種雑草および作物に対す
る除草効果を下記の判定基準に従い調査した。結果を表
1に示す。
【0090】判定基準5−殺草率 90%以上(ほとん
ど完全枯死) 4−殺草率 70〜90%3−殺草率 40〜70%2−
殺草率 20〜40%1−殺草率 5〜20%0−殺草率
5%以下(ほとんど効力なし) 但し、上記の殺草率は、薬剤処理区の地上部生草重およ
び無処理区の地上部生草重を判定して下記の式により求
めたものである。
【0091】殺草率=(1−処理区の地上部生草重/無
処理区の地上部生草重)×100 なお、表中の記号は次の意味を示す。N(ノビエ)、M
(メヒシバ)、K(カヤツリグサ)、H(イヌホーズ
キ)、D(ハキダメギク)、I(イヌガラシ)、R(イ
ネ)、T(トウモロコシ)、W(コムギ)、S(ダイ
ズ)、C(ワタ)
【0092】
【表1】 ─────────────────────────── 薬量 (g/ha) N M K H D I R T W S C ─────────────────────────── 10 5 3 5 5 5 5 0 0 0 0 2 20 5 4 5 5 5 5 1 0 0 0 4 40 5 5 5 5 5 5 3 0 0 0 5 ───────────────────────────
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C07C 311/08 C07C 311/08 (72)発明者 伊藤 馨 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 (72)発明者 北 浩 千葉県船橋市坪井町722番地1日産化学工 業株式会社中央研究所内 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB84

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式(9): 【化1】 〔式中、Xはハロゲン原子を表す。〕で表される4−ハ
    ロゲノ−3−ニトロアニリンを、式(11): 【化2】 〔式中、Halはハロゲン原子を表し、RはC1 〜C4
    アルキル基またはC1 〜C3 ハロアルキル基を表す。〕
    で表されるアルキルスルホニルハライドと反応させるこ
    とを特徴とする、式(1): 【化3】 で表されるニトロアニリン誘導体の製法。
  2. 【請求項2】 式(1): 【化4】 〔式中、Xはハロゲン原子を表し、RはC1 〜C4 アル
    キル基またはC1 〜C3ハロアルキル基を表す。〕で表
    されるニトロアニリン誘導体を還元することを特徴とす
    る、式(2): 【化5】 で表されるジアミン誘導体の製法。
  3. 【請求項3】 式(10): 【化6】 〔式中、Xはハロゲン原子を表す。〕で表される2−ハ
    ロゲノ−5−ニトロアニリンを、式(12): 【化7】 〔式中、Halはハロゲン原子を表し、R′はC1 〜C
    4 アルキル基またはフェニル基を表す。〕で表されるハ
    ロゲノ蟻酸エステルと反応させることを特徴とする、式
    (3): 【化8】 で表されるニトロカルバニリド酸誘導体の製法。
  4. 【請求項4】 式(3): 【化9】 〔式中、Xはハロゲン原子を表しR′はC1 〜C4 アル
    キル基またはフェニル基を表す。〕で表されるニトロカ
    ルバニリド酸誘導体を還元することを特徴とする、式
    (4): 【化10】 で表されるアミノカルバニリド酸誘導体の製法。
  5. 【請求項5】 式(1): 【化11】 〔式中、Xはハロゲン原子を表し、RはC1 〜C4 アル
    キル基またはC1 〜C3ハロアルキル基を表す。但し、
    Xが弗素原子でかつRがメチル基である場合を除く。〕
    で表されるニトロアニリン誘導体。
  6. 【請求項6】 式(2): 【化12】 〔式中、Xはハロゲン原子を表し、RはC1 〜C4 アル
    キル基またはC1 〜C3ハロアルキル基を表す。但し、
    Xが塩素原子でかつRがメチル基である場合を除く。〕
    で表されるジアミン誘導体。
  7. 【請求項7】 式(3): 【化13】 〔式中、Xはハロゲン原子を表し、R′はC1 〜C4
    ルキル基またはフェニル基を表す。但し、Xが弗素原子
    または塩素原子でかつR′がメチル基である場合、Xが
    弗素原子でかつR′がフェニル基である場合、及びXが
    塩素原子でかつR′がエチル基である場合を除く。〕で
    表されるニトロカルバニリド酸誘導体。
  8. 【請求項8】 式(4): 【化14】 〔式中、Xはハロゲン原子を表し、R′はC1 〜C4
    ルキル基またはフェニル基を表す。但し、Xが弗素原子
    または塩素原子でかつR′がメチル基である場合、Xが
    弗素原子でかつR′がフェニル基である場合、及びXが
    塩素原子でかつR′がエチル基である場合を除く。〕で
    表されるアミノカルバニリド酸誘導体。
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