JP2002154217A - インクカートリッジ及びインクジェット記録装置 - Google Patents

インクカートリッジ及びインクジェット記録装置

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JP2002154217A
JP2002154217A JP2000352610A JP2000352610A JP2002154217A JP 2002154217 A JP2002154217 A JP 2002154217A JP 2000352610 A JP2000352610 A JP 2000352610A JP 2000352610 A JP2000352610 A JP 2000352610A JP 2002154217 A JP2002154217 A JP 2002154217A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、簡単な構成で、インクカートリッ
ジを本体に挿入する際に気泡を混入させることのなく、
インクのあふれを防止して装置本体やインクカートリッ
ジが汚れることを防ぎ、装置本体の寿命に対する影響を
軽減すると共にインクカートリッジの再使用を可能とす
るインクカートリッジ及びインクジェット記録装置を提
供することを目的とする。 【解決手段】 液状のインクを印射ヘッドにより射出し
て用紙に画像を形成するインクジェット記録装置本体に
おけるインク供給のための装置本体側ジョイントに抜き
差し可能な、本発明のインクカートリッジによれば、装
置本体側ジョイントから印射ヘッドへインクを供給する
インク供給路内のインク圧力の調整を行うインク圧力調
整手段を有する。そして、インクジェット記録装置本体
にインクカートリッジを装着する際にインク圧力調整手
段によってインク供給路内のインク圧力を増加させて装
置本体側ジョイントの開口におけるインク面を凸状にす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はインクカートリッジ
及びインクジェット記録装置に関し、特にインクを補充
供給するインクカートリッジの構成に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、インクジェット記録装置にお
いてインクをカートリッジによって補充供給する場合、
装置本体側のジョイント部とカートリッジのジョイント
部の接合は抜き差し可能な針状のジョイントによって行
われる方式が多く使われている。インクカートリッジの
交換時インクカートリッジが抜き去られると、装置本体
側のジョイント部に設けた開口部(インク流路)に蓋を
する構成のものや、開口部がそのままのもの等が従来か
らある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来のインクカートリッジによれば、カートリッジを再挿
入する際に、ジョイント開口部に気泡が発生し、インク
供給経路に気泡が流れ込み、この気泡が印射ヘッドに達
するとインク滴の噴射不良を引き起こすことがある。
【0004】本発明はこの問題点を解決するためのもの
であり、簡単な構成で、インクカートリッジを本体に挿
入する際に気泡を混入させることのなく、インクのあふ
れを防止して装置本体やインクカートリッジが汚れるこ
とを防ぎ、装置本体の寿命に対する影響を軽減すると共
にインクカートリッジの再使用を可能とするインクカー
トリッジ及びインクジェット記録装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記問題点を解決するた
めに、液状のインクを印射ヘッドにより射出して用紙に
画像を形成するインクジェット記録装置本体におけるイ
ンク供給のための装置本体側ジョイントに抜き差し可能
な、本発明に係るインクカートリッジは、装置本体側ジ
ョイントから印射ヘッドへインクを供給するインク供給
路内のインク圧力の調整を行うインク圧力調整手段を有
する。そして、インクジェット記録装置本体にインクカ
ートリッジを装着する際は、インク圧力調整手段によっ
てインク供給路内のインク圧力を増加させて装置本体側
ジョイントの開口におけるインク面を凸状にする。よっ
て、インクカートリッジ装着時に発生する気泡の混入を
防止でき、インクヘッドのインク滴の噴射不良をなくし
て安定した高精度の記録を行うことができる。
【0006】また、インク圧力調整手段はインク供給路
の一部を構成する加圧用の弾性体と、インクカートリッ
ジに設けられると共にインクカートリッジ装着時に加圧
用の弾性体をインク供給路内方向に押込む突起とを含ん
で構成することにより、インクカートリッジ装着時に発
生する気泡の混入を防止できる。
【0007】更に、インク圧力調整手段はインクカート
リッジに設けられると共にインクカートリッジ装着時に
弾性部材から成るインク供給路の内方向に押込む突起を
有することにより、装置本体側の構成を簡略化しコスト
を低減できる。
【0008】また、突起は、弾性部材で構成したり、又
はバネ部材を取りつけて、弾性力を有することにより、
気泡発生の防止に必要な加圧以上の圧力を加えることが
なく、ジョイントの開口からインクがあふれ出ることを
防止し、装置本体やインクカートリッジが汚れることを
防ぐことができる。
【0009】更に、インク圧力調整手段は、インク供給
路を構成する一部を負圧用の弾性体と、インクカートリ
ッジ装着時に負圧用の弾性体をインク供給路外方向に引
く機構とを含んで構成することにより、インクカートリ
ッジ装着中ではインク供給路の体積を減らしてジョイン
ト開口よりインクを凸状に出して気泡発生を防止し、装
着完了時ではさらに減り続ける体積を相殺させるべく体
積を増加させてジョイント開口よりインクがあふれて装
置本体及びインクカートリッジを汚さないようにする。
【0010】また、突起がインクカートリッジに半固定
状態で固定されて設けられ、インクカートリッジ装着工
程中において突起は加圧用の弾性体又は弾性部材から成
るインク供給路をインク供給路内方向に押込み、インク
カートリッジ装着工程の完了時において突起は半固定状
態から外れることにより、インク供給路に対して必要以
上の負荷を加えることによる経時劣化を減らして装置本
体の寿命に対する影響を軽減できる。
【0011】更に、突起がインクカートリッジに対して
片持ち支持されて設けられ、インクカートリッジ装着
時、片持ち変形する突起が加圧用の弾性体又は弾性部材
から成るインク供給路をインク供給路内方向に押込むこ
とにより、一度装着したインクカートリッジを再挿入す
る際におけるジョイントより気泡の混入を防ぎ、インク
カートリッジの再使用を可能とする。
【0012】また、別の発明として、上記記載のインク
カートリッジを装着可能なインクジェット記録装置に特
徴がある。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明のインクカートリッジは、
装置本体側ジョイントから印射ヘッドへインクを供給す
るインク供給路内のインク圧力の調整を行うインク圧力
調整手段を有する。そして、インクジェット記録装置本
体にインクカートリッジを装着する際は、インク圧力調
整手段によってインク供給路内のインク圧力を増加させ
て装置本体側ジョイントの開口におけるインク面を凸状
にする。
【0014】
【実施例】図1は本発明のインクカートリッジの装着時
の様子を示す概略断面図である。図2は従来のインクカ
ートリッジの装着時の様子を示す概略断面図である。は
じめに、従来のインクカートリッジによれば、図2の
(a)に示すように、装置本体側のジョイント部11の
内部に残存するインク13は、ジョイント部11の開口
部で凹状インクメニスカス面15のような凹状態になっ
ている。この凹状インクメニスカス面15は、装置本体
側のジョイント部11における開口部の径の大きさと、
インク13そのものの粘性及び塗れ性との影響で大小の
差はあるが、基本的に凹状になっている。図2の(b)
に示すように、この状態で、インクカートリッジ側のジ
ョイント部12内に装置本体側のジョイント部11が挿
入されて接続されると、図2の(c)に示すように、凹
状インクメニスカス面15とインクカートリッジ側のジ
ョイント部12の開口部におけるインクメニスカス面1
6との間に生じた空気がそのまま閉じこめられて気泡1
7としてインク内に残存するようになる。
【0015】そこで、本発明のインクカートリッジによ
れば、図1の(a)に示すように、装置本体側のジョイ
ント部11の内部に残存するインク13は、ジョイント
部11の開口部で凸状インクメニスカス面18のような
凸状態にしておく。図1の(b)に示すように、この状
態で、装置本体側のジョイント部11がインクカートリ
ッジ側のジョイント部12内に挿入しようとして、ジョ
イント部11の凸状インクメニスカス面18がジョイン
ト部12の開口部におけるインクメニスカス面16と接
して流体同士が接続してインク19のようにつながった
状態になる。そして、このような状態となってから、図
1の(c)に示すように、装置本体側のジョイント部1
1がインクカートリッジ側のジョイント部12内に挿入
すれば、図2の(c)におけるような気泡17の発生は
ないのである。このように、装置本体側のジョイント部
11の内部に残存するインク13がジョイント部11の
開口部で凸状インクメニスカス面18のような凸状態と
なるカートリッジの構成の実施例について、以下に説明
する。
【0016】図3は本発明の第1の実施例に係るインク
カートリッジの構成を示す部分断面図である。同図の
(a)に示すように、インクカートリッジ側のジョイン
ト部12はインクカートリッジを構成する筐体20と連
通しており、その筐体20の一部には後述する装置本体
側のインク供給管の一部に設けられた弾性部材23を当
接して押す突起21が設けられている。一方、装置本体
側のジョイント部11はインクジェットヘッドの液室と
連通するインク供給管22と連通しており、そのインク
供給管22の一部を構成し、かつインクカートリッジ側
の突起21が当接する位置に、弾性部材23が設けられ
ている。そして、図3の(b)に示すように、インクカ
ートリッジを装置本体に装着すると、つまり装置本体側
のジョイント部11がインクカートリッジ側のジョイン
ト部12内に挿入されると、インクカートリッジ側の突
起21が装置本体側のインク供給管22に設けられた弾
性部材23の外部をインク供給管22の内部に向かって
当接しかつ加圧して弾性部材23を変形させる。その変
形によってインク供給管22内の内圧は高められ、図3
の(c)に示すように、インク13は装置本体側のジョ
イント部11の開口部で凸状インクメニスカス面18の
ような凸状態となり得る。
【0017】図4は本発明の第2の実施例に係るインク
カートリッジの構成を示す部分断面図である。同図にお
いて、図3と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。異な
る構成要素として、図4の(a)に示すように、インク
カートリッジ側の筐体20の所定位置には、弾性力を持
たせたスプリング25によって支持されている突起24
が設けられている。また、装置本体側にはインクカート
リッジ側の突起24と軟性部材で作られたインク供給管
22を挟んで対向する所定位置に突起26が設けられて
いる。このような構成を有する本実施例によれば、イン
クカートリッジが装置本体に装着されると、先ずインク
カートリッジ側の突起24が装置本体側のインク供給管
22と接触する。そして、インクカートリッジ側のジョ
イント部12内へ装置本体側のジョイント部11の挿入
が進むと、突起24がインク供給管22に当接した部分
は突起26の間で図4の(b)に示すように加圧、変形
してつぶれた状態となる。その変形によってインク供給
管22内の内圧は高められ、図4の(b)に示すよう
に、インク13は装置本体側のジョイント部11の開口
部で凸状インクメニスカス面18のような凸状態となり
得る。更に挿入が進められると、図4の(c)に示すよ
うに、突起の位置変動はスプリング25によって吸収さ
れてインク供給管22の変形は維持されることになり、
その状態を維持しながら装着が完了することとなる。な
お、スプリング25のバネ定数は少なくとも突起が軟性
のインク供給管22を変形し得る程度のものとする。ま
た、本実施例では突起に弾性力を持たせるためにスプリ
ングを用いたがこれに限定する必要はなく、板バネ等の
バネ部材であればよく、更に突起自体が弾性部材によっ
て構成されても構わない。
【0018】上述した第1、第2の実施例によれば、本
発明の原理として上述した気泡を発生させないことは実
現できるが、装置本体側のジョイント部の開口における
インクの凸状インクメニスカス面が必要以上に増えると
開口からあふれることがあり、ジョイント周辺やインク
カートリッジを汚してしまう。そこで、装置本体側のジ
ョイント部の開口における凸状インクメニスカス面の凸
状となる量を調整する必要がある。その調整可能なイン
クカートリッジの構成の実施例について以下に説明す
る。
【0019】図5は本発明の第3の実施例に係るインク
カートリッジの構成を示す部分断面図である。同図にお
いて、図3と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。図3
の第1の実施例と異なる構成要素として、図5の(a)
に示すように、インクカートリッジ側の筐体20の所定
位置には後述するコロ31が当接する接触プレート27
が設けられている。また、装置本体側にはインク供給管
22の一部を構成する弾性部材28設けられ、当該弾性
部材28をインク供給管22の外方向に引っ張る腕29
が取りつけられている。その腕29にはくの字形をなし
て軸をもって回動することで腕29を持ち上げるアーム
30が連結されている。そして、そのアーム30の腕2
9との連結端と軸を挟んで反対側の先端にはインクカー
トリッジ側の接触プレート27と接触しプレート上を滑
らかに転がるコロ31が設けられている。このような構
成を有する本実施例によれば、インクカートリッジが装
置本体に装着されると、図5の(b)に示すように、イ
ンクカートリッジ側の突起21が装置本体側のインク供
給管22に設けられた弾性部材23の外部をインク供給
管22の内部に向かって当接しかつ加圧して弾性部材2
3を変形させる。更に挿入が進められると、図5の
(c)に示すように、アーム30の先端に設けられたコ
ロ31がインクカートリッジ側の接触プレート27に当
接し、アーム30を図中矢印A方向に軸回動させる。そ
のアーム30の軸回動に伴って腕29が図中矢印Bに持
ち上げられ、よって腕29が取りつけられている弾性部
材28はインク供給管22の外方向に引っ張られる。す
ると、突起21による変形した弾性部材23によるイン
ク供給管22内のインク体積と腕29の持ち上げ動作に
よって変形した弾性部材28のよるインク供給管22内
のインク体積との差分を調整することにより、具体的に
は突起21の長さ、アーム30のくの字形の角度等を調
整することにより、装置本体側のジョイント部からのイ
ンクのこぼれを防止でき、インクジョイント周辺やイン
クカートリッジを汚さないようにできる。なお、図6に
示すように、インク液圧調整ユニットとして構成したも
のをインク供給管に連結させてもよい。
【0020】図7は本発明の第4の実施例に係るインク
カートリッジの構成を示す部分断面図である。同図にお
いて、図3と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。図7
の(a)に示すように、第1の実施例と異なる構成要素
として、インクカートリッジ側の筐体22に設けられた
半固定部33間に突起21を有する部材34が嵌入され
ている。装置本体側のインク供給管22の一部に設けら
れた弾性部材23の近傍には、所定の高さを有し、突起
21を有する部材34に当接して押すことにより該部材
34を半固定部33から外すための剛性の突起35が設
けられている。このような構成を有する本実施例によれ
ば、インクカートリッジが装置本体に装着されると、図
7の(b)に示すように、インクカートリッジ側の突起
21が装置本体側のインク供給管22に設けられた弾性
部材23の外部をインク供給管22の内部に向かって当
接しかつ加圧して弾性部材23を変形させるとともに、
装置本体側の突起35が部材34を押しつづけると所定
以上押されて装着が完了すると部材34は半固定部33
から外れる。よって、突起21はそれ以上弾性部材23
に加圧されず、インクカートリッジ装着後は本体装置へ
の負荷が発生しないようになり本体の寿命を低減させる
ことがなくなり、経時的に鑑み低コスト化が図れること
となる。
【0021】図8は本発明の第5の実施例に係るインク
カートリッジの構成を示す部分断面図である。同図にお
いて、図3と同じ参照符号は同じ構成要素を示す。図8
の(a)に示すように、第1の実施例と異なる構成要素
として、インクカートリッジ側の筐体22における所定
の位置に片持ち支持された部材36に突起21が設けら
れている。このような構成を有するインクカートリッジ
によれば、図8の(b)に示すように、インクカートリ
ッジを装置本体に装着すると、つまり装置本体側のジョ
イント部11がインクカートリッジ側のジョイント部1
2内に挿入されると、インクカートリッジ側の片持ち支
持の部材36に設けられた突起21が装置本体側のイン
ク供給管22に設けられた弾性部材23の外部をインク
供給管22の内部に向かって当接しかつ加圧して弾性部
材23を変形させる。その際、突起21が設けられてい
る部材36も片持ち変形し、よって突起21による弾性
部材23への加圧が調整される。この調整の度合いは弾
性部材23の弾性力と部材36の片持ちによる変形度の
相対的な関係によって設定可能である。従って、第3の
実施例のように装着後インクカートリッジを一端取り外
して再装着すると気泡が発生する場合があったが、本実
施例によれば、再装着の際も気泡が発生することがな
く、かつインクカートリッジの再使用が可能となる。
【0022】図9はインクカートリッジを装着したイン
クジェット記録装置の構成を示す概略断面図である。同
図に示すように、インクジェット記録装置101は、シ
アンC、マゼンタM、イエローY、ブラックBKの各色
のインクをそれぞれ収納した4個のインクカートリッジ
102と、複数のノズルを有し各インクカートリッジ2
からインクが供給される4個の記録ヘッド103と、イ
ンクカートリッジ102とインクジェットヘッド103
を搭載したキャリッジ104と、記録紙を収納した給紙
トレイ105a,105bや手差しテーブル106から
記録紙を印字部107に搬送する搬送ローラ108と、
印字した記録紙を排紙トレイ109に排出する排出ロー
ラ110を有する。そして、ホスト装置から送られてく
る画像データを記録紙に印字するときは、キャリッジ1
04をキャリッジローラ111に倣って走査しながら、
搬送ローラ108により印字部107に送られた記録紙
に記録ヘッド103のノズルから画像データに応じてイ
ンクを噴射して文字や画像を記録する。
【0023】また、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、特許請求の範囲内の記載であれば多種の変
形や置換可能であることは言うまでもない。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、液状のインクを印
射ヘッドにより射出して用紙に画像を形成するインクジ
ェット記録装置本体におけるインク供給のための装置本
体側ジョイントに抜き差し可能な、本発明に係るインク
カートリッジは、装置本体側ジョイントから印射ヘッド
へインクを供給するインク供給路内のインク圧力の調整
を行うインク圧力調整手段を有する。そして、インクジ
ェット記録装置本体にインクカートリッジを装着する際
は、インク圧力調整手段によってインク供給路内のイン
ク圧力を増加させて装置本体側ジョイントの開口におけ
るインク面を凸状にする。よって、インクカートリッジ
装着時に発生する気泡の混入を防止でき、インクヘッド
のインク滴の噴射不良をなくして安定した高精度の記録
を行うことができる。
【0025】また、インク圧力調整手段はインク供給路
の一部を構成する加圧用の弾性体と、インクカートリッ
ジに設けられると共にインクカートリッジ装着時に加圧
用の弾性体をインク供給路内方向に押込む突起とを含ん
で構成することにより、インクカートリッジ装着時に発
生する気泡の混入を防止できる。
【0026】更に、インク圧力調整手段はインクカート
リッジに設けられると共にインクカートリッジ装着時に
弾性部材から成るインク供給路の内方向に押込む突起を
有することにより、装置本体側の構成を簡略化しコスト
を低減できる。
【0027】また、突起は、弾性部材で構成したり、又
はバネ部材を取りつけて、弾性力を有することにより、
気泡発生の防止に必要な加圧以上の圧力を加えることが
なく、ジョイントの開口からインクがあふれ出ることを
防止し、装置本体やインクカートリッジが汚れることを
防ぐことができる。
【0028】更に、インク圧力調整手段は、インク供給
路を構成する一部を負圧用の弾性体と、インクカートリ
ッジ装着時に負圧用の弾性体をインク供給路外方向に引
く機構とを含んで構成することにより、インクカートリ
ッジ装着中ではインク供給路の体積を減らしてジョイン
ト開口よりインクを凸状に出して気泡発生を防止し、装
着完了時ではさらに減り続ける体積を相殺させるべく体
積を増加させてジョイント開口よりインクがあふれて装
置本体及びインクカートリッジを汚さないようにする。
【0029】また、突起がインクカートリッジに半固定
状態で固定されて設けられ、インクカートリッジ装着工
程中において突起は加圧用の弾性体又は弾性部材から成
るインク供給路をインク供給路内方向に押込み、インク
カートリッジ装着工程の完了時において突起は半固定状
態から外れることにより、インク供給路に対して必要以
上の負荷を加えることによる経時劣化を減らして装置本
体の寿命に対する影響を軽減できる。
【0030】更に、突起がインクカートリッジに対して
片持ち支持されて設けられ、インクカートリッジ装着
時、片持ち変形する突起が加圧用の弾性体又は弾性部材
から成るインク供給路をインク供給路内方向に押込むこ
とにより、一度装着したインクカートリッジを再挿入す
る際におけるジョイントより気泡の混入を防ぎ、インク
カートリッジの再使用を可能とする。
【0031】また、別の発明として、上記記載のインク
カートリッジを装着可能なインクジェット記録装置に特
徴がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクカートリッジの装着時の様子を
示す概略断面図である。
【図2】従来のインクカートリッジの装着時の様子を示
す概略断面図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係るインクカートリッ
ジの構成を示す部分断面図である。
【図4】本発明の第2の実施例に係るインクカートリッ
ジの構成を示す部分断面図である。
【図5】本発明の第3の実施例に係るインクカートリッ
ジの構成を示す部分断面図である。
【図6】インク液圧調整ユニットの構成を示す斜視図で
ある。
【図7】本発明の第4の実施例に係るインクカートリッ
ジの構成を示す部分断面図である。
【図8】本発明の第5の実施例に係るインクカートリッ
ジの構成を示す部分断面図である。
【図9】インクカートリッジを装着したインクジェット
記録装置の構成を示す概略断面図である。
【符号の説明】
11,12;ジョイント部、13,14、19;イン
ク、15;凹状インクメニスカス面、16;インクメニ
スカス面、17;気泡、18;凸状インクメニスカス
面、20;筐体、21;突起、22;インク供給管、2
3;弾性部材。

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液状のインクを印射ヘッドにより射出し
    て用紙に画像を形成するインクジェット記録装置本体に
    おけるインク供給のための装置本体側ジョイントに抜き
    差し可能なインクカートリッジにおいて、 前記装置本体側ジョイントから前記印射ヘッドへインク
    を供給するインク供給路内のインク圧力の調整を行うイ
    ンク圧力調整手段を有し、前記インクジェット記録装置
    本体にインクカートリッジを装着する際に前記インク圧
    力調整手段によって前記インク供給路内のインク圧力を
    増加させて前記装置本体側ジョイントの開口におけるイ
    ンク面を凸状にすることを特徴とするインクカートリッ
    ジ。
  2. 【請求項2】 前記インク圧力調整手段は、前記インク
    供給路の一部を構成する加圧用の弾性体と、インクカー
    トリッジに設けられると共にインクカートリッジ装着時
    に前記加圧用の弾性体を前記インク供給路内方向に押込
    む突起とを含んで構成する請求項1記載のインクカート
    リッジ。
  3. 【請求項3】 前記インク圧力調整手段は、インクカー
    トリッジに設けられると共にインクカートリッジ装着時
    に弾性部材から成る前記インク供給路の内方向に押込む
    突起を有する請求項1記載のインクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記突起は弾性力を有する請求項2又は
    3に記載のインクカートリッジ。
  5. 【請求項5】 前記突起が弾性部材で構成される請求項
    4記載のインクカートリッジ。
  6. 【請求項6】 前記突起にバネ部材を取りつける請求項
    4記載のインクカートリッジ。
  7. 【請求項7】 前記インク圧力調整手段は、前記インク
    供給路を構成する一部を負圧用の弾性体と、インクカー
    トリッジ装着時に前記負圧用の弾性体を前記インク供給
    路外方向に引く機構とを含んで構成する請求項1記載の
    インクカートリッジ。
  8. 【請求項8】 前記突起がインクカートリッジに半固定
    状態で固定されて設けられ、インクカートリッジ装着工
    程中において前記突起は前記加圧用の弾性体又は弾性部
    材から成る前記インク供給路を前記インク供給路内方向
    に押込み、インクカートリッジ装着工程の完了時におい
    て前記突起は前記半固定状態から外れる請求項2又は3
    に記載のインクカートリッジ。
  9. 【請求項9】 前記突起がインクカートリッジに対して
    片持ち支持されて設けられ、インクカートリッジ装着
    時、片持ち変形する前記突起が前記加圧用の弾性体又は
    弾性部材から成る前記インク供給路を前記インク供給路
    内方向に押込む請求項2又は3に記載のインクカートリ
    ッジ。
  10. 【請求項10】 請求項1〜9のいずれかに記載のイン
    クカートリッジを装着可能なインクジェット記録装置。
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