JP2000191172A - 画像記録方法及び画像記録装置 - Google Patents

画像記録方法及び画像記録装置

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JP2000191172A
JP2000191172A JP36979198A JP36979198A JP2000191172A JP 2000191172 A JP2000191172 A JP 2000191172A JP 36979198 A JP36979198 A JP 36979198A JP 36979198 A JP36979198 A JP 36979198A JP 2000191172 A JP2000191172 A JP 2000191172A
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recording sheet
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recording
sheet
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JP36979198A
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English (en)
Inventor
Ryuji Tanno
龍司 丹野
Takeshi Katsuta
剛 勝田
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Konica Minolta Inc
Original Assignee
Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】複数のノズルが設けられたオンデマンド方式の
プリントヘッドを用いて、記録シートの画像記録面に記
録されるインク滴の位置精度を高くでき、再現性の高い
精細な画像を記録することができる。 【解決手段】画像記録方法は、記録シート1を実質的に
円柱面形状の保持面を有する円筒100に給送する給送
過程と、円柱面の円柱軸を実質的に中心にして円筒10
0を回しながら、給送された記録シート1を静電吸着に
より円筒100の保持面上に固定的に保持させる固定過
程と、円柱軸を実質的に中心にして円筒100を回しな
がら、インク滴を吐出する複数のノズルが並設されてい
るオンデマンド方式のプリントヘッドから画像データに
応じてインク滴を吐出することにより、円筒100の保
持面上に固定的に保持された記録シート1に画像を記録
する画像記録過程とを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、画像記録方法及
び画像記録装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、色分解網原稿フィルムを、切り貼
りなどしたフィルムからではなく、DTPと呼ばれる装
置で、色分解された文字網原稿画像データや写真網原稿
画像データやベタ画像網原稿画像データなどの画像デー
タから、画像データ上で切り貼りなどして、色分解網原
稿画像データを作成し、イメージセッタと呼ばれる装置
で、この色分解網原稿画像データから色分解網原稿フィ
ルムを作成したり、CTPと呼ばれる装置で、直接、印
刷版を作成することが行われている。
【0003】このようなDTPを用いたシステムで行う
校正作業としては、色分解網原稿画像データから色分解
網原稿フィルムを作成し、色分解網原稿フィルムからカ
ラープルーフを作成する方法だけでなく、色分解網原稿
画像データから、直接、カラープルーフを作成するDD
CPが、最近、行われている。
【0004】このDDCPには、色分解網原稿画像デー
タに基づいて、ハロゲン化銀カラー写真感光材料をLE
Dやレーザ光などによって露光することで、カラープル
ーフを作成するもの、色分解網原稿画像データに基づい
て、インク転写プリント法でカラープルーフを作成する
もの、色分解網原稿画像データに基づいて、インクジェ
ットプリント法でカラープルーフを作成するものなどが
ある。
【0005】そして、ハロゲン化銀カラー写真感光材料
を露光することでカラープルーフを作成するものでは、
処理液を使用する必要があったり、処理液の廃液が発生
したりする問題がある。また、インク転写プリント法で
は、インクを転写した後のインクシートが廃材として発
生する問題がある。
【0006】これらに対して、インクジェットプリント
法を用いたものは、インクの微小液滴を紙などの記録シ
ートに噴射して画像を記録するもので、騒音が少なく、
高速印字が可能で、安価で、廃液や廃材の発生が少ない
という特長がある。
【0007】そして、このようなインクジェットプリン
ト法を用いたDDCPとしては、Y(イエロー),M
(マゼンタ),C(シアン),K(墨色)の各色毎に、
プリントヘッドを設けたインクジェットプリンタが知ら
れている。このインクジェットプリンタは、記録シート
を保持面上に保持する円筒と、ノズルを1つのみ設けら
れたプリントヘッドの複数とを有しており、このノズル
から一定時間間隔で常に液滴を吐出し、吐出された液滴
を偏向させることにより、円筒に保持された記録シート
の画像記録面に当てて記録させたり、記録シートに当た
らないようにしたりして、画像を記録するコンティニュ
アス方式のものであった。
【0008】しかし、この従来のコンティニュアス方式
のインクジェットプリンタは、大きなサイズのカラープ
ルーフを作成することもあるDDCPとして用いるに
は、インクの廃液の発生が非常に多い問題があった。ま
た、この従来のインクジェットプリンタは、円筒が記録
シートを外周面上に巻き付けられた状態で保持するもの
で、この円筒の前方にシートカセットが設けられている
構造で、設置面積が大きいものであった。また、プリン
トヘッドに対してシートカセットと反対側から排紙する
構造であるので、排紙部でジャムが発生すると、メンテ
ナンスがやりにくい問題があった。
【0009】また、DDCP用ではないが、Y,M,
C,K各色毎にプリントヘッドを設けたインクジェット
プリンタで、1つのプリントヘッドに複数のノズルが設
けられており、これらのノズルからオンデマンド方式
で、ベルトにより搬送されている記録シートに高速に画
像を記録するものも知られている。なお、オンデマンド
方式とは、画像データに応じて液滴を吐出したりしなか
ったりすることにより、画像データに応じた画像を記録
シートに記録する方式である。
【0010】
【発明が課題しようとする課題】複数のノズルが設けら
れたオンデマンド方式のプリントヘッドは、インク滴が
必要な画素のみにインク滴を吐出するので、インクの廃
液量が少なく、また、高速に画像記録できるが、インク
滴の吐出方向があまり一定しないという問題がある。
【0011】この発明は、上述の問題があるにも係わら
ず、複数のノズルが設けられたオンデマンド方式のプリ
ントヘッドを用いて、記録シートの画像記録面に記録さ
れるインク滴の位置精度を高くでき、再現性の高い精細
な画像を記録することができるようにすることを目的と
する。
【0012】
【課題を解決するための手段】この発明を以下に示す。
なお、特に限定する記載が無い限り、各請求項に記載の
各構成要素は、1つの部材からなるものに限られず、複
数の部材からなっていてもよいし、また、1又は複数の
部材が複数の構成要素を兼ねていてもよいことは言うま
でもない。
【0013】請求項1に記載の発明は、『記録シートを
実質的に円柱面形状の保持面を有する円筒に給送する給
送過程と、前記円柱面の円柱軸を実質的に中心にして前
記円筒を回しながら、給送された記録シートを静電吸着
により前記円筒の保持面上に固定的に保持させる固定過
程と、前記円柱軸を実質的に中心にして前記円筒を回し
ながら、インク滴を吐出する複数のノズルが並設されて
いるオンデマンド方式のプリントヘッドから画像データ
に応じてインク滴を吐出することにより、前記円筒の保
持面上に固定的に保持された記録シートに画像を記録す
る画像記録過程とを有することを特徴とする画像記録方
法。』である。
【0014】この請求項1に記載の発明により、静電吸
着により記録シートを円筒の保持面上に固定的に保持す
るから、チャッキング機構を円筒に設ける必要がなく、
円筒のホイールバランスも取りやすく円筒の偏心を防ぎ
やすいので、プリントヘッドの先端と円筒の保持面上に
保持された記録シートとの間隔を狭くできるから、イン
クの廃液量が少なく、高速に画像記録できるが、インク
滴の吐出方向があまり一定しない複数のノズルが設けら
れたオンデマンド方式のプリントヘッドを用いても、記
録シートの画像記録面に記録されるインク滴の位置精度
を高くでき、再現性の高い精細な画像を記録することが
できる。
【0015】請求項2に記載の発明は、『前記円筒は、
少なくとも記録シートの前端部及び後端部を静電吸着す
ることを特徴とする請求項1に記載の画像記録方法。』
である。
【0016】この請求項2に記載の発明により、記録シ
ートを円筒の保持面上に確実に固定的に保持することが
できる。
【0017】請求項3に記載の発明は、『前記固定過程
で、押圧ローラにより記録シートを前記円筒の保持面に
密着させることを特徴とする請求項1又は2に記載の画
像記録方法。』である。
【0018】この請求項3に記載の発明により、前記円
筒に給送された記録シートを押圧ローラにより円筒の保
持面に押圧するので、記録シートと円筒との間に空気が
残ることや記録シートにしわやよじれが発生することを
効果的に抑制でき、記録シートを円筒に密着させやす
く、静電吸着による記録シートの固定的な保持が安定
し、より良好に画像を記録することができる。
【0019】請求項4に記載の発明は、『記録シート
を、静電吸着により実質的に円柱面形状の保持面上に固
定的に保持する円筒と、記録シートを前記円筒に給送す
るシート給送手段と、前記円筒を回す円筒回動手段と、
インク滴を吐出する複数のノズルが並設されているオン
デマンド方式のプリントヘッドと、を有し、前記円柱軸
を実質的に中心にして前記円筒を回しながら、前記プリ
ントヘッドから画像データに応じてインク滴を吐出する
ことにより、前記円筒の保持面上に固定的に保持された
記録シートに画像を記録することを特徴とする画像記録
装置。』である。
【0020】この請求項4に記載の発明により、静電吸
着により記録シートを円筒の保持面上に固定的に保持す
るから、チャッキング機構を円筒に設ける必要がなく、
円筒のホイールバランスも取りやすく、円筒の偏心を防
ぎやすいので、プリントヘッドの先端と円筒の保持面上
に保持された記録シートとの間隔を狭くできるから、イ
ンクの廃液量が少なく、高速に画像記録できるが、イン
ク滴の吐出方向があまり一定しない複数のノズルが設け
られたオンデマンド方式のプリントヘッドを用いても、
記録シートの画像記録面に記録されるインク滴の位置精
度を高くでき、再現性の高い精細な画像を記録すること
ができる。
【0021】請求項5に記載の発明は、『前記円筒の保
持面には静電吸着シートが設けられていることを特徴と
する請求項4に記載の画像記録装置。』である。
【0022】この請求項5に記載の発明により、静電吸
着シートに電圧を印加するだけで、簡単に、記録シート
を円筒の保持面上に確実に固定的に保持することができ
る。
【0023】請求項6に記載の発明は、『前記円筒の保
持面の記録シートの先端部及び後端部を保持する領域に
は、静電吸着シートが設けられていることを特徴とする
請求項5に記載の画像記録装置。』である。
【0024】この請求項6に記載の発明により、記録シ
ートを円筒の保持面上に確実に固定的に保持することが
できる。
【0025】請求項7に記載の発明は、『前記円柱面の
円柱軸を実質的に中心にして前記円筒を回しながら、給
送された記録シートを静電吸着により前記円筒の保持面
上に固定的に保持させるものであり、その際に、記録シ
ートを前記円筒の保持面に密着させる押圧ローラを有す
ることを特徴とする請求項6に記載の画像記録装置。』
である。
【0026】この請求項7に記載の発明により、前記円
筒に給送された記録シートを押圧ローラにより円筒の保
持面に押圧するので、記録シートと円筒との間に空気が
残ることや記録シートにしわやよじれが発生することを
効果的に抑制でき、記録シートを円筒に密着させやす
く、静電吸着による記録シートの固定的な保持が安定
し、より良好に画像を記録することができる。
【0027】請求項8に記載の発明は、『色分解網画像
データに対応する画像データに応じて、前記記録シート
に前記色分解網画像データに対応するカラープルーフ画
像を記録することを特徴とする請求項4〜7のいずれか
1項に記載の画像記録装置。』である。
【0028】この請求項8に記載の発明により、再現性
の高い精細な画像を記録できるので、良好に校正に用い
られるカラープルーフを作成することができる。
【0029】請求項9に記載の発明は、『色分解網画像
データの各原色毎に、前記プリントヘッドを備えたもの
であることを特徴とする請求項8に記載の画像記録装
置。』である。
【0030】この請求項9に記載の発明により、色分解
網画像データの各原色毎に、前記プリントヘッドを備え
たものであるから、1つのプリントヘッドに色分解網画
像データの全原色用のノズルを設けたものより、1つの
プリントヘッド当たりのノズルの数が少なくても高速に
画像を記録できるから、画像記録速度が速く、プリント
ヘッドを作成しやすい。従って、より高速にカラープル
ーフを作成できつつ、装置全体のコストをより低くでき
る。
【0031】請求項10に記載の発明は、『前記円柱面
の円柱軸が実質的に水平で、前記プリントヘッドが、記
録シートの上方の位置からインク滴を下方向に吐出し
て、この記録シートに画像を記録することを特徴とする
請求項4〜9のいずれか1項に記載の画像記録装置。』
である。
【0032】この請求項10に記載の発明により、前記
円筒の前記円柱軸が略水平であり、前記プリントヘッド
が、記録シートの上方の位置からインク滴を下方向に吐
出して、この記録シートに画像を記録するから、前記プ
リントヘッドが上方向又は水平方向にインク滴を吐出し
て、前記円筒に保持された記録シートに画像を記録する
場合と比べて、プリントヘッドから吐出され、記録シー
トに記録されるインク滴の位置精度をより高くできるの
で、非常に再現性の高い高精細な画像を記録することが
できる。
【0033】また、円筒がカラープルーフ用の大きなサ
イズの記録シートを保持する大きな円筒であっても、円
筒とプリントヘッドとの間の精度を高くするための構造
材の水平断面積が小さくてもよく、装置全体のコストを
低くしつつ、良好な画像を記録できる。
【0034】請求項11に記載の発明は、『前記プリン
トヘッドを前記円柱軸と平行な方向に少なくとも画像記
録幅にわたって移動させることが可能な移動手段を有
し、前記複数のノズルが、前記円柱軸と実質的に平行な
方向に、並設されていて、前記複数のノズルが並設され
ている幅(並設幅)は、画像記録幅より狭いことを特徴
とする請求項4〜10のいずれか1項に記載の画像記録
装置。』である。
【0035】この請求項11に記載の発明では、前記複
数のノズルが、前記円柱軸と実質的に平行な方向に、並
設されているから、画像記録面に対する前記複数のノズ
ルの高さ及び方向のばらつきを小さくできやすく、前記
複数のノズルが並設されている幅は、画像記録幅より狭
いので、この画像記録幅に渡って複数のノズルを並設す
ることと比べて、複数のノズルを必要な精度で配置した
プリントヘッドを作成しやすく、そして、前記保持手段
が、前記プリントヘッドを前記円柱軸と平行な方向に画
像記録幅にわたって移動できるから、記録シートの画像
記録領域全域に画像を記録することができ、かつ、画像
記録幅全域をカバーするようにプリントヘッドを複数並
べるよりも、安価で、高精度にできやすい。従って、よ
り良好な画像を記録できつつ、装置全体のコストをより
低くできる。
【0036】請求項12に記載の発明は、『前記プリン
トヘッドの前記円柱軸と垂直な方向の位置を規制する規
制手段を有することを特徴とする請求項11に記載の画
像記録装置。』である。
【0037】この請求項12に記載の発明により、前記
プリントヘッドの前記円筒の円柱軸と垂直な方向の位置
を規制できるだけでなく、プリントヘッドの円柱軸方向
の位置も規制しやすく、また、プリントヘッドを前記円
柱軸と平行な方向に移動させる前後で、記録シート上に
記録される画像の位置が微妙にずれてしまうことを防止
しやすい。従って、より良好な画像を記録できる。
【0038】なお、規制手段は、前記プリントヘッドの
前記円柱軸と垂直な方向の位置を規制するものであれば
よく、例えば、前記円筒の円柱軸と平行に設けられた柱
形のガイドと、このガイドが嵌合し、プリントヘッドを
保持する保持部材との組み合わせや、前記円筒の円柱軸
と平行に設けられたガイド溝と、このガイド溝に嵌合
し、プリントヘッドを保持する保持部材との組み合わせ
などが挙げられるが、これらに限られない。また、柱形
には、四角柱形などの角柱形や、円柱形などが挙げられ
るが、これらに限られない。
【0039】請求項13に記載の発明は、『前記シート
給送手段は、前記円筒の保持面上に、画像記録面を擦ら
ずに、記録シートを給送するものであることを特徴とす
る請求項4〜12のいずれか1項に記載の画像記録装
置。』である。
【0040】この請求項13に記載の発明により、画像
を記録された記録シートを円滑に排出することができ
る。
【0041】請求項14に記載の発明は、『前記シート
給送手段は、記録シートの裏面を案内する案内ガイド
と、記録シートを給送する給送ローラ対と、を有するこ
とを特徴とする請求項13に記載の画像記録装置。』で
ある。
【0042】この請求項14に記載の発明により、画像
記録面を擦らずに給送できるので、単位面積当たりにイ
ンクを多量に吸収するような高濃度の画像記録が可能な
傷つきやすい記録シートであっても、給送による傷つき
を防止できる。
【0043】なお、この発明においては、記録シートを
固定的に保持する保持面は、円筒の外周側の面である。
そして、記録シートの画像記録面が外側を向くように保
持するのが望ましいが、これに限られない。
【0044】また、円柱軸及び円柱面は、幾何学的な意
味での円柱軸及び円柱面であり、円柱軸は直線であり、
円柱面は、この円柱軸に垂直な平面上の円周を通過する
この円柱軸に平行な直線により形成される面のことであ
る。
【0045】また、保持面とは、記録シートを保持する
領域内の記録シートを保持する箇所の面のことで、保持
面が実質的に円柱面であるとは、記録シートを保持する
領域内の記録シートを保持する箇所が、実質的に円柱面
であればよく、それ以外の領域は、凹んでいたり、存在
していなかったりなど実質的に円柱面でなくてもよい
し、実質的に円柱面であってもよい。また、記録シート
を保持する領域内の全ての箇所で記録シートを保持して
もよいが、例えば、記録シートを保持する領域内の一部
に溝や穴やスリットや孔など記録シートを保持しない箇
所が設けられていても、記録シートを保持する領域内の
記録シートを保持する箇所が、実質的に円柱面であれば
よい。
【0046】また、保持面が実質的に円柱面であると
は、保持面の円柱軸に対する距離のばらつきが、校正に
良好に用いることができるカラープルーフを作成するの
に実質的に問題にならない範囲内であることで、保持面
の円柱軸に対する距離のばらつきは、0.5mm以下に
収まることが好ましく、さらに、0.3mm以下(特
に、0.1mm以下)に収まることが好ましい。
【0047】また、実質的に前記円柱面の円柱軸を中心
に回るとは、前記円柱面の幾何学的意味での円柱軸の近
傍を回転軸として回り、偏心(円柱軸に対する回転軸の
距離)が校正に良好に用いることができるカラープルー
フを作成するのに実質的に問題にならない範囲内である
ことであり、偏心は、0.5mm以下に収まることが好
ましく、さらに、0.3mm以下(特に、0.1mm以
下)に収まることが好ましい。
【0048】また、円筒の円柱軸の方向としては、略水
平であることが好ましいが、鉛直方向や斜め方向であっ
てもよい。
【0049】また、円筒が記録シートを固定的に保持す
る形態としては、静電吸着により円筒が記録シートを固
定的に保持する形態や、磁石により円筒が記録シートを
固定的に保持する形態や、真空吸引により円筒が記録シ
ートを固定的に保持する形態などが挙げられるが、これ
らに限られない。
【0050】また、プリントヘッドと記録シートとの間
隔は、1cm以下に規制されていることが好ましく、さ
らに、2mm以下(特に1mm以下)に規制されている
ことが好ましい。
【0051】また、円筒の円柱軸が略水平であるとは、
円筒とプリントヘッドとの間の精度を高くするための構
造材の水平断面積が小さくでき、かつ、インク滴の位置
精度をより高くできる程度に水平であればよく、完全に
水平である必要はない。そして、円筒の円柱軸の水平面
に対する角度は、20゜以下であることが好ましく、さ
らに、5゜以下(特に1゜以下)であることが好まし
い。
【0052】また、インク滴を下方向に吐出するとは、
インク滴の位置精度をより高くできる程度に下方向に吐
出するものであればよく、完全に鉛直下方である必要は
ない。そして、インク滴を吐出する方向の鉛直下方に対
する角度は、半直角以下であることが好ましく、さら
に、20゜以下(特に5゜以下)であることが好まし
い。
【0053】また、複数のノズルが、前記円柱軸と実質
的に平行な方向に、並設されているとは、複数のノズル
が並んでいる方向と前記円柱軸とが完全に平行である必
要はなく、画像記録面に対する前記複数のノズルの高さ
及び方向のばらつきを小さくできる程度に、複数のノズ
ルが並んでいる方向と前記円柱軸とがだいたい平行であ
ればよい。そして、複数のノズルが並んでいる方向と前
記円柱軸との方向のずれ角φが、円筒の円周方向の画素
間隔Sと並んでいる複数のノズルの幅(複数のノズルが
並んでいる方向の一端のノズルの中心から他端のノズル
の中心までの距離)Wとに対して以下の式を満たすこと
が好ましい。
【0054】φ <tan-1(S/W) これにより、画像を変形する画像処理をしなくても、良
質のカラープルーフを作成できる。そして、さらに、以
下の式を満たすことが好ましい。
【0055】φ <tan-1(0.3×S/W) また、色分解網画像データに対応するカラープルーフ画
像は、色分解網画像データから作成される印刷物をシミ
ュレートするカラープルーフ画像のことである。また、
色分解網画像データに対応する画像データとは、色分解
網画像データに対応する画像データであればよく、色分
解網画像データそのものだけではなく、例えば、連続階
調の原稿画像データから色分解網画像データを生成する
網点画像化処理装置に入力される連続階調の原稿画像デ
ータや、色分解網画像データを連続階調の画像データに
変換する連続階調化処理装置で色分解網画像データから
変換して得られた連続階調の画像データなどであっても
よい。
【0056】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて説明する。なお、この発明は以下に説明される実施
の形態に限られるものではない。また、以下の説明で用
語の意義を説明している記載があるかもしれないが、あ
くまで実施の形態における用語の意義を説明するもので
あり、この発明の用語の意義はこの記載に限られない。 実施形態 この実施形態の画像記録装置は、色分解網画像データに
基づいて、記録シートの画像記録面にインク滴を吐出し
てカラープルーフ画像を記録できる画像記録装置であ
る。以下、この実施形態の画像記録装置について、その
内部構造の概略斜視図である図1と、その概略断面図で
ある図2と、プリントヘッドをその吐出方向から見た図
である図3とに基づいて、説明する。
【0057】この実施形態の画像記録装置により画像を
記録される記録シート1として、その画像記録面側に、
単位面積当たりのインクの吸着量が大きいインク吸収層
が設けられたものが好ましく、これにより、高濃度から
低濃度までの良好な階調再現が可能となる。そして、こ
のインク吸収層としては、無機微粒子とバインダを含有
する空隙層であることが好ましい。記録シート1の画像
記録面と反対側の裏面は、滑りやすい面であることが好
ましい。
【0058】そして、シートカセット500は、画像記
録面が上になるように複数枚の記録シート1を堆積して
収容できるものである。そして、後述する給送ローラ4
10が、堆積された複数枚の記録シートの最上の記録シ
ート1から給送するようになっている。
【0059】この実施形態の画像記録装置は、シートカ
セット500から記録シート1を1枚ずつ取り出し、円
筒100に供給し、円筒100の保持面上に記録シート
1を保持させ、円筒100の保持面上に記録シート1を
保持させながら、主走査として円筒100を一定の回転
速度で回転させながら、色分解網画像データを連続階調
化変換して得られた連続階調の画像データに基づいてプ
リントヘッド200からインク滴を吐出させて、円筒1
00の保持面に固定的に保持された記録シート1の画像
記録面に、色分解網画像データに対応するカラープルー
フ画像を記録し、カラープルーフ画像を記録された記録
シート1を排出トレイ310に排出するものである。
【0060】そして、この実施形態の画像記録装置は、
円筒100及び排出トレイ310の下方に配置されたシ
ートカセット500から記録シート1を円筒100に供
給するもので、シートカセット500の最上方に堆積さ
れた記録シート1枚のみを摩擦力の差によりさばきなが
ら給送する給送ローラ410と、給送ローラ410から
送られた記録シート1を挟んで搬送する第1搬送ローラ
対420と、第1搬送ローラ対420により送られた記
録シート1の裏面を案内する第1供給ガイド430と、
第1供給ガイド430に沿って送られた記録シート1を
挟んで搬送する第2搬送ローラ対440と、第2搬送ロ
ーラ対440により送られた記録シート1の裏面を案内
する第2供給ガイド450と、第2供給ガイド450に
沿って送られた記録シート1を円筒100の保持面上に
押圧して密着させる押圧ローラ460とが設けられてお
り、シートカセット500から円筒100まで、記録シ
ート1を上下反転させながら搬送して供給する。
【0061】また、円筒100は、画像記録時に、記録
シート1を画像記録面を外側にして巻き付けられた記録
シート1を固定的に保持する保持面を外周側に有する。
そして、この円筒100の保持面の形状は円柱面であ
り、保持面の円柱軸に対する距離のばらつきは0.05
mm以内に収まっている。そして、この円筒100は、
円柱面形状の保持面の円柱軸が水平となり、この円柱軸
を中心に回転するように、配置されており、偏心は0.
1mm以内に収まっている。そして、円筒100は、画
像記録時に、図示しないモータにより、一定の回転速度
で回転される。
【0062】また、キャリッジ230は、プリントヘッ
ド200を固定的に保持している。そして、プリントヘ
ッド200は、オンデマンド方式のプリントヘッドであ
り、図3に示すように、ノズルヘッド台211、21
3、215、217が設けられており、各ノズルヘッド
台211、213、215、217には、ノズルヘッド
が2つずつ設けられている。そして、ノズルヘッド22
1〜228の各々には、複数のノズル220が、画像記
録幅より狭い範囲で、全てのずれ角φが、以下の式を満
たすように、円筒100の円柱軸方向に並べられて設け
られている。
【0063】式:φ<tan-1(0.3×S/W)これ
らのノズル220は、オンデマンド方式のインクジェッ
トノズルで、インク記録要求のある画素に対してのみイ
ンク滴を吐出するものであり、鉛直下方にインク滴を吐
出するものである。
【0064】円筒100の円柱軸と垂直な方向のプリン
トヘッド200の位置を規制しつつ、プリントヘッド2
00を円筒100の円柱軸方向に案内する四角柱形のキ
ャリッジガイド245が設けられており、キャリッジ2
30には、このキャリッジガイド245が摺動可能に嵌
入された四角柱形の孔が設けられており、モータ240
のモータ軸に固定されたステンレス製のプーリ250
と、回転自在に保持されたプーリ270とにわたっては
められたステンレス製のベルト260にキャリッジ23
0が固定されており、モータ240がプーリ250を回
転させることにより、キャリッジガイド245がキャリ
ッジ230を案内して、プリントヘッド200が円筒1
00の円柱面の円柱軸の鉛直上方に常に位置するよう
に、キャリッジ230を円筒100の円柱軸方向に画像
記録幅よりも広い幅に亘って移動させることができる。
【0065】また、各ノズルヘッド221〜228毎に
インク容器271〜278がインク容器保持板280上
に設けられている。そして、ノズルヘッド221〜22
8と対応するインク容器271〜278との各組み合わ
せ毎に、ノズルヘッド221〜228と対応するインク
容器271〜278とが可撓性のパイプ291、292
を介して接続されている。そして、パイプ292は、一
端がキャリッジ230に、他端がインク容器保持板28
0に固定されたトラクタユニット295の中を通って接
続されている。パイプ291は、一端がトラクタユニッ
ト295に、他端がインク容器271〜278に接続さ
れている。
【0066】そして、画像記録の前に、メンテナンスユ
ニット600は、その上方に位置するプリントヘッド2
00のインク吐出面をサッキング用キャップで覆い減圧
することでプリントヘッド200のノズル220からイ
ンクを吸引するサッキングと、サッキングした後のプリ
ントヘッド200のインク吐出面をワイパーなどで清掃
するクリーニングを行う。
【0067】そして、前述のように、円筒100の保持
面上の所定位置に記録シート1を固定的に保持する。そ
して、モータ240がプーリ250を回転させることに
より、キャリッジ230を円筒100の円柱軸方向に移
動させ、プリントヘッド200が、円筒100の保持面
上に保持された記録シートの円柱軸方向一端部の上方に
移動する。そして、この円筒100を回転させることを
主走査とし、モータ240によりプリントヘッド200
を円筒100の円柱軸方向に移動させることを副走査と
して、プリントヘッド200がインク滴を吐出すること
により、記録シート1の画像記録領域に画像を記録する
ことにより、記録シート1の画像記録領域全域の画像を
記録する。この際のプリントヘッド200と記録シート
1との間隔は1mm以下に規制される。
【0068】そして、画像記録が終了した後、モータ2
40がプーリ250を回転させることにより、キャリッ
ジ230を円筒100の円柱軸方向に移動させ、プリン
トヘッド200がメンテナンスユニット600の上方に
まで移動し、プリントヘッド200のインク吐出面をキ
ャップで覆うキャピングが行われる。
【0069】また、この実施形態の画像記録装置は、画
像を記録された記録シート1を円筒100から分離して
排出するための排出ガイド350と、ガイド円筒100
の側方に設けられた排出トレイ310とを有し、円筒1
00で画像を記録された記録シート1を排出トレイ31
0に排出する。
【0070】また、排出ガイド350は、円筒100の
保持面の側方から排出トレイ310まで、記録シート1
の裏面を案内することにより、円筒100による固定的
な保持が解除された記録シート1を、重力により、排出
トレイ310に導く。そして、記録シート1を画像記録
面を上にして排出トレイ310に排出する。
【0071】排出トレイ310は、複数の記録シート1
を収容できるものである。また、排出トレイ310は、
円筒100側の高さが高くなるように斜めに設けられて
おり、排出された記録シート1を斜めに収容するもので
ある。
【0072】また、排出トレイ310は、図2の矢印で
示す方向にスライド可能なバット330を有し、バット
330をスライドさせて引き出した状態で、排出された
記録シート1を収容するものである。そして、シートカ
セット500を交換する際は、シートカセット500か
ら記録シート1は供給できないので、バット330を押
し込むことができ、バット330を押し込んだ状態で、
シートカセット500を交換するので、簡単にシートカ
セット500を交換することができる。
【0073】また、円筒100の内部に加熱ヒータを設
けたり、排出ガイド350に対向する位置に赤外線ラン
プを設けたり、キャリッジ230のプリントヘッド20
0の隣の位置に赤外線ランプを設けたりするなど、プリ
ントヘッド200が記録シート1の画像記録面にインク
滴を吐出してから、記録シート1を排出トレイ310に
排出するまでに、記録シート1を乾燥する構造になって
いる。
【0074】この実施形態では、図4乃至図6は円筒1
00の具体例の概略構成を示し、図4は第1の具体例を
示し、図5は第2の具体例を示し、図6は第3の具体例
を示す図である。この画像記録装置は、円筒の表面に静
電吸着により記録シートを固定的に保持する。円筒の直
径は約15〜20cmである。
【0075】第1の具体例では、図4に示すように、一
対の静電吸着シート40が、記録シート1の先端部1a
と後端部1bが位置する部分の円筒100の外周面にそ
れぞれ埋め込まれており、円筒100の外周側の保持面
の円柱軸に対する距離のバラツキが0.1mm以下に収
まるようになっている。このそれぞれの静電吸着シート
40に電源41から所定の電圧が印加される。それぞれ
の静電吸着シート40の回転方向長さは、例えば5〜1
50mmに形成されている。
【0076】第2の具体例では、図5に示すように1枚
の静電吸着シート40が、記録シート1の先端部1aと
後端部1bが位置する部分とその間の領域の円筒100
の外周面に埋め込まれており、円筒100の外周側の保
持面の円柱軸に対する距離のバラツキが0.1mm以下
に収まるようになっている。この静電吸着シート40に
電源41から所定の電圧が印加される。それぞれの静電
吸着シート40の回転方向長さは、例えば100〜30
0mmに形成されている。
【0077】図6の第3の具体例では、静電吸着シート
40が、円筒100の全外周面覆うように配置され、静
電吸着シート40の外周面が、円筒100の外周側の保
持面に相当し、円柱軸に対する距離のバラツキが0.1
mm以下に収まっている。そして、この静電吸着シート
40に電源41から所定の電圧が印加される。
【0078】このように円筒100の表面に静電吸着に
より記録シート1を固定的に保持し、この記録シート1
を静電吸着した状態でプリントヘッド200により画像
を記録するから、円筒100に押え爪が不要で、記録シ
ート1に押え爪の跡又は折れ跡等の発生を抑制できる。
また、チャッキング部品等がなくなるため円筒100の
ホイールバランスが取り易く、そのため円筒の回転ムラ
が少なく、偏心も抑制でき、プリントヘッド200を記
録シート1に近接させることができ、高精細な良好な画
像を形成できる。
【0079】また、静電吸着シート40に電源41から
所定の電圧を与える簡単な構造で円筒100の表面に記
録シート1を固定的に保持することができる。また、静
電吸着シート40は、記録シート1の少なくとも先端部
1a及び後端部1bが位置する部分に配置することで、
記録シート1を確実に固定的に保持することができる。
【0080】また、記録シート1を排出する時には、電
源41からの電圧印加を遮断し、あるいは逆電圧を印加
して静電吸着を解除し、円筒100を給送方向と逆方向
に回転して記録シート1の後端部1b側から排出する。
【0081】また、例えば記録シート1の先端部1aか
ら後端部1bで静電吸着力を徐々に変化させ、例えば先
端部1aを強くし、後端部を弱くすることができる。こ
の場合、記録シート1の先端部1aを確実に吸着して円
筒100に巻付けることができる。一方、記録シート1
を排出する場合には、後端部1bの静電吸着力の解除が
より確実であり、円筒100を後端部1bから分離して
容易に排出することができる。
【0082】また、押圧ローラ460は、表面をゴム部
材で形成され、円筒100へ記録シート1を巻付け固定
する時、円筒100へ押圧され、記録シート1をスクイ
ズする。
【0083】このように円筒100へ記録シート1を巻
付ける時、押圧ローラ460を円筒100に押圧し一緒
に回転させることで、記録シート1をスクイズして記録
シート1と円筒100との間に空気が残ることと、記録
シート1にしわ、よじれ等が発生することを抑制するこ
とができる。そして、画像を記録する際には、静電吸着
シート40による静電吸着により、記録シート1を固定
したまま、押圧ローラ460の円筒100への押圧が解
除され、円筒100から退避し、円筒100が500r
pm以上、例えば800rpmの回転速度で回転する。
【0084】
【発明の効果】この発明により、インクの廃液量が少な
く、高速に画像記録できるが、インク滴の吐出方向があ
まり一定しない複数のノズルが設けられたオンデマンド
方式のプリントヘッドを用いても、記録シートの画像記
録面に記録されるインク滴の位置精度を高くでき、再現
性の高い精細な画像を記録することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】画像記録装置の一部を破断した概略斜視図であ
る。
【図2】画像記録装置の内部構造の概略正面図である。
【図3】プリントヘッドをその吐出方向から見た図であ
る。
【図4】第1の円筒の具体例の概略構成を示し、(a)
概略斜視図、(b)概略断面図である。
【図5】第2の円筒の具体例の概略構成を示す図であ
る。
【図6】第3の円筒の具体例の概略構成を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 記録シート 40 静電吸着シート 41 電源 100 円筒 200 プリントヘッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 2C056 FA10 FA14 HA29 2C058 AB15 AB17 AC07 AE02 AE09 AF31 3F101 LA07 LB03

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】記録シートを実質的に円柱面形状の保持面
    を有する円筒に給送する給送過程と、前記円柱面の円柱
    軸を実質的に中心にして前記円筒を回しながら、給送さ
    れた記録シートを静電吸着により前記円筒の保持面上に
    固定的に保持させる固定過程と、前記円柱軸を実質的に
    中心にして前記円筒を回しながら、インク滴を吐出する
    複数のノズルが並設されているオンデマンド方式のプリ
    ントヘッドから画像データに応じてインク滴を吐出する
    ことにより、前記円筒の保持面上に固定的に保持された
    記録シートに画像を記録する画像記録過程とを有するこ
    とを特徴とする画像記録方法。
  2. 【請求項2】前記円筒は、少なくとも記録シートの前端
    部及び後端部を静電吸着することを特徴とする請求項1
    に記載の画像記録方法。
  3. 【請求項3】前記固定過程で、押圧ローラにより記録シ
    ートを前記円筒の保持面に密着させることを特徴とする
    請求項1又は2に記載の画像記録方法。
  4. 【請求項4】記録シートを、静電吸着により実質的に円
    柱面形状の保持面上に固定的に保持する円筒と、記録シ
    ートを前記円筒に給送するシート給送手段と、前記円筒
    を回す円筒回動手段と、インク滴を吐出する複数のノズ
    ルが並設されているオンデマンド方式のプリントヘッド
    と、を有し、前記円柱軸を実質的に中心にして前記円筒
    を回しながら、前記プリントヘッドから画像データに応
    じてインク滴を吐出することにより、前記円筒の保持面
    上に固定的に保持された記録シートに画像を記録するこ
    とを特徴とする画像記録装置。
  5. 【請求項5】前記円筒の保持面には静電吸着シートが設
    けられていることを特徴とする請求項4に記載の画像記
    録装置。
  6. 【請求項6】前記円筒の保持面の記録シートの先端部及
    び後端部を保持する領域には、静電吸着シートが設けら
    れていることを特徴とする請求項5に記載の画像記録装
    置。
  7. 【請求項7】前記円柱面の円柱軸を実質的に中心にして
    前記円筒を回しながら、給送された記録シートを静電吸
    着により前記円筒の保持面上に固定的に保持させるもの
    であり、その際に、記録シートを前記円筒の保持面に密
    着させる押圧ローラを有することを特徴とする請求項6
    に記載の画像記録装置。
  8. 【請求項8】色分解網画像データに対応する画像データ
    に応じて、前記記録シートに前記色分解網画像データに
    対応するカラープルーフ画像を記録することを特徴とす
    る請求項4〜7のいずれか1項に記載の画像記録装置。
  9. 【請求項9】色分解網画像データの各原色毎に、前記プ
    リントヘッドを備えたものであることを特徴とする請求
    項8に記載の画像記録装置。
  10. 【請求項10】前記円柱面の円柱軸が実質的に水平で、
    前記プリントヘッドが、記録シートの上方の位置からイ
    ンク滴を下方向に吐出して、この記録シートに画像を記
    録することを特徴とする請求項4〜9のいずれか1項に
    記載の画像記録装置。
  11. 【請求項11】前記プリントヘッドを前記円柱軸と平行
    な方向に少なくとも画像記録幅にわたって移動させるこ
    とが可能な移動手段を有し、前記複数のノズルが、前記
    円柱軸と実質的に平行な方向に、並設されていて、前記
    複数のノズルが並設されている幅(並設幅)は、画像記
    録幅より狭いことを特徴とする請求項4〜10のいずれ
    か1項に記載の画像記録装置。
  12. 【請求項12】前記プリントヘッドの前記円柱軸と垂直
    な方向の位置を規制する規制手段を有することを特徴と
    する請求項11に記載の画像記録装置。
  13. 【請求項13】前記シート給送手段は、前記円筒の保持
    面上に、画像記録面を擦らずに、記録シートを給送する
    ものであることを特徴とする請求項4〜12のいずれか
    1項に記載の画像記録装置。
  14. 【請求項14】前記シート給送手段は、記録シートの裏
    面を案内する案内ガイドと、記録シートを給送する給送
    ローラ対と、を有することを特徴とする請求項13に記
    載の画像記録装置。
JP36979198A 1998-12-25 1998-12-25 画像記録方法及び画像記録装置 Pending JP2000191172A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7008129B2 (en) * 2004-04-14 2006-03-07 Hewlett-Packard Development Company, Lp. Capacitive mat control
JP2011067987A (ja) * 2009-09-24 2011-04-07 Fujifilm Corp 画像記録装置

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US7008129B2 (en) * 2004-04-14 2006-03-07 Hewlett-Packard Development Company, Lp. Capacitive mat control
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