JP2002153858A - 薬液供給管理システム - Google Patents

薬液供給管理システム

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JP2002153858A
JP2002153858A JP2000351313A JP2000351313A JP2002153858A JP 2002153858 A JP2002153858 A JP 2002153858A JP 2000351313 A JP2000351313 A JP 2000351313A JP 2000351313 A JP2000351313 A JP 2000351313A JP 2002153858 A JP2002153858 A JP 2002153858A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 薬液を充填して客先に配送した容器を、その
客先から効率的に回収して再使用することができ、容器
の回収コストを抑えることのできる薬液供給管理システ
ムを提供する。 【解決手段】 客先を路線別に分類して登録したデータ
ベースを備え、客先からの薬液配送依頼に従ってデータ
ベースを参照して薬液配送指令を路線別に発し、薬液を
充填して客先に配送する容器の出荷個数を客先別に管理
するデータ管理手段を備える。また客先からの容器回収
依頼に応じてその情報を入力処理し、客先情報と回収容
器数とに従ってデータベースを参照して路線別に容器を
回収する。そして客先から回収した容器の数とその客先
に出荷した容器の数とから客先における容器の保有数を
管理し、容器の回収効率を高める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば水処理設備
への薬液の供給に繰り返し用いられる容器と、その容器
の使用状況を管理する容器管理システムに関する。
【0002】
【関連する背景技術】冷却水系やボイラ水系等の各種の
水処理設備においては、スライム除去剤やスケール防止
剤等の水処理薬品が投入される。この種の水処理薬品
は、従来一般的にはビニール袋や段ボールケース等の容
器に封入して、その工場から水処理設備現場に配送さ
れ、所定の貯留槽に移し替えられる。尚、水処理薬品の
配送に供された容器(ビニール袋や段ボールケース)
は、用済みとして廃棄処分される。
【0003】一方、容器の廃棄量を低減して省資源化を
図るべく、繰り返し使用可能な容器(リターナブル容
器)を用いて上述した水処理薬品の供給を実現すること
が提唱されている。このような容器は、例えばエコシャ
トル(ECO SHUTTLE;栗田工業(株)の登録商
標)と称され、環境に優しい薬品供給方式として注目さ
れている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら水処理薬
品を供給する為の容器が繰り返し使用可能であるといえ
ども、薬液を充填して客先に配送した容器をその客先か
ら回収しなければ、その容器を再使用することはできな
い。しかし客先における薬液の使用状況は様々であり、
従って客先に配送した容器を定期的に回収することは困
難である。また逆に容器の回収が円滑に行われないと、
客先において用済みとなった容器が数多く溜まることに
なり、容器の有効活用が妨げられる。しかも客先からの
容器の回収頻度や1回当たりの回収個数によっては、そ
の回収コストが嵩むと言う問題も生じる。
【0005】本発明はこのような事情を考慮してなされ
たもので、その目的は、薬品類を充填して客先に配送し
た容器を、その客先から効率的に回収して再使用するこ
とができ、また容器の回収コストを抑えて容器の利用効
率(再使用効率)を高めることのできる薬液供給管理シ
ステムを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る薬液供給管理システムは、繰り返し再
使用可能な法規に薬液を充填して客先に配送すると共
に、上記客先から用済みの容器を回収して再利用する薬
液供給サービスを実現するものであって、複数の客先と
該客先の所在を路線別に分類した路線情報とを関連付け
て登録したデータベースを備え、前記客先からの薬液配
送依頼に従ってその客先情報および薬液の種別と量を示
す受注情報を入力処理し、前記データベースを参照して
その客先に対する薬液配送指令を路線別に発する(受注
情報入力手段)と共に、上記受注情報に従って前記薬液
を充填して客先に配送する容器の出荷個数を客先別に管
理するデータ管理手段を備える。そして前記客先からの
容器回収依頼に応じてその客先情報と回収容器数とを入
力処理する(回収情報入力手段)と共に、上記客先情報
と回収容器数とに従って前記データベースを参照して前
記路線別に客先情報と回収容器数とを出力して(回収情
報出力手段)、その回収を促すことを促すことを特徴と
している。
【0007】即ち、本発明に係る薬液供給管理システム
は、複数の客先とその所在を路線別に分類した路線情報
とを関連付けて登録したデータベースを備え、客先から
の薬液配送依頼に従ってその客先への薬液配送指令を路
線別に発すると共に、その客先の情報と当該客先に配送
する容器の出荷個数を管理し、一方、客先からの容器回
収依頼に応じて前記データベースを参照して前記路線別
に容器回収先の客先情報と回収容器数とを出力し、容器
の回収を促すことで、その配送と回収とを客先の所在に
応じた路線別に効率的に行うことを特徴としている。
【0008】また本発明に係る薬液供給管理システム
は、請求項2に記載するように、更に前記回収情報出力
手段から出力された路線別の客先情報と回収容器数とに
従って前記客先から容器を回収したとき、前記データ管
理手段により管理されている管理データを更新する管理
データ更新手段を備えることを特徴としている。即ち、
客先別に、その客先に配送されている容器の個数、つま
りその客先から回収されていない容器の個数を一元的に
管理することを特徴としている。
【0009】好ましくは前記管理データ更新手段は、例
えば請求項3に記載するように、前記客先から回収した
容器の数とその回収元の客先情報を入力処理し(回収結
果入力手段)、この回収結果入力手段により入力された
客先毎の回収容器数を前記データ管理手段において客先
毎に管理されている容器の出荷数から差し引いて前記容
器の客先保有数求め、この客先保有数を評価して所定の
基準を上回る客先に対して注意を促す異常処理手段を備
える。
【0010】より具体的には請求項4に記載するように
前記異常処理手段においては、一定期間毎に前記容器の
客先保有数を求め、この客先保有数を所定の基準閾値と
比較することで容器の回収効率を評価し、例えば容器の
回収効率の悪い客先に対して注意を促すことを特徴とし
ている。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態に係る薬液供給管理システムについて説明す
る。尚、ここでは冷却水系やボイラ水系等の各種の水処
理設備を備えた客先に対して、その水処理設備において
使用されるスライム除去剤やスケール防止剤等の水処理
薬品を、再使用可能な容器(リターナブル容器)に充填
して配送し、またその客先から用済みの容器を回収して
再利用する薬液供給サービスを実現する場合を例に説明
する。
【0012】図1はこの実施形態に係る薬液供給管理シ
ステムの概略的な構成を示す図であって、1(1a,1
b,〜1n)は水処理設備を備えた複数の客先、2(2
a,2b,〜2m)は上記各客先(水処理設備)1におい
てそれぞれ使用される水処理薬品を製造する薬品工場や
薬品を著蔵す薬品倉庫である。また3は前記各客先1の
所在に応じて、客先1との接点(営業窓口)をなす営業
所である。
【0013】ちなみにこのシステムにおいては、営業所
3において客先1からの水処理薬品の配送依頼を受けて
その受注情報を管理センタ4に通知し、この管理センタ
4の管理の下で所定の運送会社5を通じて前記各薬品工
場2から前記各客先1に対して、配送要求のあった水処
理薬品を所定のリターナブル容器に充填して配送するよ
うに構築される(薬品配送処理)。またこのシステムに
おいては、営業所3において客先1からの前記容器の回
収依頼を受けてその回収依頼情報を管理センタ4に通知
し、管理センタ4の管理の下で前記運送会社5を通じて
前記客先1から用済みの容器を回収し、例えば最寄りの
薬品工場2に返送するように構築される(容器回収処
理)。
【0014】尚、水処理薬品の配送に供せられるリター
ナブル容器Aは、例えば図2に示すように幅340m
m,高さ350mm,奥行き250mmのポリエチレン
製のものからなり、その上部には取っ手Bが一体に形成
されている。また容器Aの肩部には注入・排出口部Cが
設けられており、この注入・排出口部Cには密閉キャッ
プDが螺着されるようになっている。
【0015】また容器Aの側面部には、例えば容器Aに
充填した水処理薬品等の製品名や、その取り扱い注意書
き等を記載したラベルシートEが貼着されるようになっ
ている。更に容器Aの側面上部には、当該容器Aの製造
年月日や該容器Aに固有な容器コード(容器IDコー
ド)、更にはその容量等を示す規格コード等を外部から
読み取り可能に記録したラベル部Fが設けられている。
【0016】このラベル部Fは、上述した製造年月日や
容器コード等の情報を、例えばQRコード(クイックレ
スポンス2次元コード)として表したものであり、レー
ザによる焼き付けによって容器Aの外面に直接記録され
る。ちなみにこのようにして容器Aに設けられるラベル
部(QRコード)Fによれば、色落ちや印刷インクの剥
がれ等の問題がなく、またその全体の30%程度が損傷
してもその記録内容の読み取りが可能であると言う利点
があり、繰り返し使用される容器Aの使用状況を管理す
る上で好適である。
【0017】さて前述した如く構築されるシステムにお
いて、薬品配送処理および容器回収処理をそれぞれ管理
して薬液供給サービスを実現する管理センタ4は、前述
した複数の客先1(1a,1b,〜1n)の名称(識別
名)と、これらの客先1の所在を路線別に分類した路線
情報とを関連付けて登録したデータベース(DB)6を
備えている。このデータベース(DB)6は、例えば図
3に示すように客先1の[名称],[住所],[電話番号],[担
当者],[路線]からなる客先情報を、そのサービス内容に
応じて予め登録したものである。またこのデータベース
6には、上記各客先情報に付随して、当該客先から受注
した(配送依頼のあった)水処理薬品に関する[水処理
薬品名]とその[受注日]の情報が登録されるようになっ
ており、更には後述するようにその客先1に対して上記
水処理薬品を充填して配送する容器の[容器出荷数]と、
該客先1から回収した容器の[容器回収数]とがそれぞれ
登録されるようになっている。
【0018】尚、前記路線情報は、例えば運送会社5が
1回の運行によって訪れることのできる客先1を、客先
1の所在(住所)に応じて分類したものであり、例えば
「○○地区」なる情報として与えられる。また前記サー
ビス内容は客先1に対して供給する薬液(水処理薬品)
の種別や配送依頼回数によって分類される。従って同一
の客先1であっても複数種の水処理薬品を供給する場合
や、2回以上に亘って水処理薬品を供給する場合には、
データベース6には水処理薬品の種類やその配送回数に
応じた別々の管理項目として順次登録される。
【0019】しかして前記管理センタ4は、前述した営
業所3を通して客先1から水処理薬品の配送依頼があっ
たとき、後述するようにして前記データベース6にその
配送依頼情報を登録し、その情報内容に応じて前記運送
会社5に対して配送指令を発する。そして運送会社5
は、上記配送指令(指令内容)に従って所定の薬品工場
2から客先1に対して、水処理薬品を充填した容器を所
定数配送する。また管理センタ4は、前述した営業所3
を通して客先1から用済みとなった容器の回収依頼があ
ったとき、前記データベース6を参照して前記運送会社
5に対して容器回収指令を発する。そして運送会社5
は、上記回収指令(指令内容)に従って客先1から容器
を回収し、例えば最寄りの薬品工場2に返送する。
【0020】このようにして管理センタ4の管理の下で
実行される水処理薬品の配送処理について詳しく説明す
ると、図4にその配送処理の概念を示し、また図5にそ
の概略的な処理手順を示すように、客先1から営業所3
に対して水処理薬品の配送依頼があると(ステップS
1)、その配送依頼を受けた営業所3においては、例え
ばその通信端末から管理センタ4をアクセスし、その客
先情報および薬液の種別と量を示す受注情報を入力処理
する(ステップS2)。この入力処理によって前記デー
タベース6における客先1の[名称]と[水処理薬品名]と
が指定され、その[受注日]と[容器出荷数]とが登録され
る。この受注情報の登録処理は、客先1からの薬液配送
依頼がある都度行われる。
【0021】すると管理センタ4においては、例えば営
業日の午前11時毎にデータベース6を参照して薬液の
配送依頼のあった客先1の情報を取得すると共に、依頼
された薬液の種別とその出荷個数の情報を得、先ず薬品
工場または薬品倉庫2に対して薬液配送指令を発する
(ステップS3)。即ち、一般的には薬品工場2によっ
て製造している薬液の種別が異なることから、管理セン
タ4においては配送依頼された薬液の種別に従って、そ
の薬液を発送すべき薬品工場(薬品倉庫)2を決定し、
その薬品工場(薬品倉庫)2に対して当該薬液を充填し
た容器の出荷個数と、その配送先(客先)の情報等を通
知する。
【0022】また管理センタ4においては、前記客先1
の路線情報に従って、その客先1への薬液の配送をどの
運送会社5に委託するかを決定する。そしてその路線別
に出荷リストを作成し、配送会社5に対して薬液(容
器)の配送依頼を発する(ステップS4)。この出荷リ
ストは、どの薬品工場2からどの客先1に対して、薬液
を充填した容器を幾つ配送するかと言う薬液出荷情報を
路線別に作成したものからなる。
【0023】尚、このようにして行われる配送指令は、
その出荷伝票(出荷リスト)をFAX等を用いて運送会
社5および薬品工場2にそれぞれ通知しても良いが、管
理センタ4と運送会社5および薬品工場(薬品倉庫)2
とを結ぶ通信ネットワークを介して、いわゆるコンピュ
ータ画面情報として通知するようにしても良い。逆に運
送会社5や薬品工場(薬品倉庫)2側から、管理センタ
4を定期的にアクセスし、データベース6上に構築され
た出荷伝票(出荷リスト)を読み出すようにしても良
い。
【0024】すると出荷伝票を受けた薬品工場(薬品倉
庫)2においては、客先1に出荷すべき薬品を充填した
容器をその指定された個数準備し、また運送会社5にお
いては出荷リストに従って薬品工場2から客先1に対し
て上記薬品を充填した容器を指定個数ずつ配送すること
になる(ステップS5)。これによって薬液の配送依頼
の受け付けから当該薬液の配送までの一連の薬液供給サ
ービスが完了する。そして前記データベース6には、ど
の客先1に対してどのような薬液を容器に充填して、何
本出荷したかの記録(容器出荷個数)が残されることに
なる。
【0025】一方、客先1からの用済み容器の回収処理
は、例えば図6にその回収送処理の概念を示し、また図
7にその概略的な処理手順を示すようにして実行され
る。即ち、客先1から営業所3に対して用済み容器の回
収依頼が発せられると(ステップS11)、その回収依
頼を受けた営業所3においては、例えばその通信端末か
ら管理センタ4をアクセスし、その客先情報および容器
の回収数を示す回収情報を入力処理する(ステップS1
2)。この入力処理によって前記データベース6におけ
る客先1の[名称]が指定され、その[容器回収数]が登録
される。この回収情報の登録処理は、客先1からの容器
の回収依頼がある都度行われる。
【0026】すると管理センタ4においては、例えば営
業日の午前11時毎にデータベース6を参照して容器の
回収依頼のあった客先の名称を手掛かりとしてその路線
情報を得、路線別に容器回収先の客先1を分類する。同
時に上記路線情報に従って容器の回収先の薬品工場(薬
品倉庫)2を、例えばその路線に最も近い薬品工場(薬
品倉庫)2として決定する(ステップS13)。そして
路線別に求められた容器回収リストを運送会社5にそれ
ぞれ通知し、容器の回収作業を委託する(ステップS1
4)。この結果、運送会社5は上記容器回収リストに従
って客先1から用済みとなった容器をそれぞれ回収し、
上述した如く指定された薬品工場(薬品倉庫)2に容器
を返送する。
【0027】すると運送会社5によって回収された容器
を受け取る薬品工場(薬品倉庫)2においては、各客先
1からそれぞれ回収された容器の個数を確認し、回収元
である客先1毎に容器の回収個数を前記データベース6
に登録する(ステップS16)。このデータベース6へ
の回収個数の登録に際しては、例えば該データベース6
に登録されている容器の出荷個数を参照しながら行われ
る。具体的には或る客先1に対して複数の管理項目があ
る場合には、データベース6に登録されている受注日の
情報に従って日付の古い管理項目から順に、その回収個
数を記録する。この際、1度に回収した容器の回収個数
が、データベース6における各管理項目の出荷個数を上
回る場合には、その出荷個数を上限として回収個数を記
録し、残された回収個数を次の管理項目の回収個数とし
て順次記録していくようにすれば良い。
【0028】一方、前記管理センタ4においては、定期
的に前記データベース6の記録内容を調べ、客先1毎に
容器の出荷個数と回収個数とをそれぞれ集計する。そし
て図8にその概略的な処理手順を示すように、これらの
出荷個数と回収個数とから、例えばその差を求めること
で客先1に残されている容器の個数を算出する(ステッ
プS21)。そして予め設定している管理閾値と上記客
先1に残されている容器の個数とを比較し、客先1に残
されている容器の個数が異常に多いか否かを判定する
(ステップS22)。そして容器の回収効率の悪い客先
1に対して注意を促すべく、その客先1を担当する営業
所3に対してその旨を通知する(ステップS23)。
【0029】具体的には、例えば1ヶ月を単位として客
先1に配送した容器の個数(出荷個数)と、その1ヶ月
間に上記客先1から回収した容器の個数(回収個数)と
を調べ、当該客先1からの容器の回収効率を、例えば [回収効率] = [回収個数]/[出荷個数] として評価する。そしてこの回収効率が所定の閾値を上
回るような場合、その客先1に無駄に放置されている容
器の数が多いと判断し、その回収を促すべく警告を発す
る。
【0030】かくして上述した実施形態によれば、客先
1からの依頼を受けて水処理薬品を容器に充填して配送
し、その後、客先1からの容器回収依頼を受けて用済み
となった容器(空容器)を客先1から回収して再使用す
るに際して、管理センタ4においては客先1毎に容器の
出荷個数と回収個数とをそれぞれ管理しているので、客
先1において徒に長期間に亘って空容器が放置されてい
るような場合、その容器の回収を促すことができる。そ
して容器の回収効率を高めて該容器を再使用する効率を
高めることが可能となる。
【0031】また上述したシステムによれば、薬液の配
送依頼のあった客先1に対して路線別に該薬液を充填し
た容器を配送することができるので、その配送効率を高
めることができる。また客先1から路線別に回収した容
器を、最寄りの薬液工場2に返送するだけなので、薬液
供給時における容器の発送元に応じて回収容器を分類す
る必要がなく、その回収作業が容易である等の効果が奏
せられる。
【0032】尚、本発明は上述した実施形態に限定され
るものではない。例えば薬液の供給処理と容器の回収処
理とを統合的に行い、薬液の供給先(客先1)に存在す
る空容器をその場で回収するようにしても良い。また定
期的に客先1に出荷した容器の個数と、その客先1から
回収した容器の個数、更には客先1に残されている容器
の個数をリスト化して求めて、容器の利用状況を把握す
るようにしても良い。その他、本発明はその要旨を逸脱
しない範囲で種々変形して実施することができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、薬
液を所定の容器に充填して客先に配送すると共に、上記
客先から用済みの容器を回収して再利用する薬液供給サ
ービスを実現するに際して、客先への薬液の配送と、客
先からの容器の回収とをそれぞれ効率的に行うことがで
きる。また容器の出荷個数と容器の回収個数とから、客
先における薬液の使用状況を把握し、また客先に残され
ている容器の個数を管理してその回収を促すことで、容
器の再利用効率を高めことが可能となる等の実用上多大
なる効果が奏せられる。
【0034】特にデータベースを用いた管理センタにお
ける統一的な管理の下で、客先の管理と容器の管理とを
簡易にして統一的に行うことができる等の多大なる効果
が奏せられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係る薬液供給管理システ
ムの概略的な構成を示す図。
【図2】水処理薬品の配送に用いられる容器の例を示す
図。
【図3】データベースにおける客先情報と容器の出荷・
回収情報の登録形式の例を示す図。
【図4】水処理薬品の配送処理の概念を示す図。
【図5】水処理薬品の配送処理の概略的な処理手順を示
す図。
【図6】容器の回収処理の概念を示す図。
【図7】容器の回収処理の概略的な処理手順を示す図。
【図8】容器に対する異常処理の概略的な処理手順を示
す図。
【符号の説明】
1 客先 2 薬品工場(薬品倉庫) 3 営業所 4 管理センタ 5 運送会社 6 データベース A 容器
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成12年12月4日(2000.12.
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0006
【補正方法】変更
【補正内容】
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
べく本発明に係る薬液供給管理システムは、繰り返し再
使用可能な容器に薬液を充填して客先に配送すると共
に、上記客先から用済みの容器を回収して再利用する薬
液供給サービスを実現するものであって、複数の客先と
該客先の所在を路線別に分類した路線情報とを関連付け
て登録したデータベースを備え、前記客先からの薬液配
送依頼に従ってその客先情報および薬液の種別と量を示
す受注情報を入力処理し、前記データベースを参照して
その客先に対する薬液配送指令を路線別に発する(受注
情報入力手段)と共に、上記受注情報に従って前記薬液
を充填して客先に配送する容器の出荷個数を客先別に管
理するデータ管理手段を備える。そして前記客先からの
容器回収依頼に応じてその客先情報と回収容器数とを入
力処理する(回収情報入力手段)と共に、上記客先情報
と回収容器数とに従って前記データベースを参照して前
記路線別に客先情報と回収容器数とを出力して(回収情
報出力手段)、その回収を促すことを特徴としている。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0012
【補正方法】変更
【補正内容】
【0012】図1はこの実施形態に係る薬液供給管理シ
ステムの概略的な構成を示す図であって、1(1a,1
b,〜1n)は水処理設備を備えた複数の客先、2(2
a,2b,〜2m)は上記各客先(水処理設備)1におい
てそれぞれ使用される水処理薬品を製造する薬品工場や
薬品を貯蔵する薬品倉庫である。また3は前記各客先1
の所在に応じて、客先1との接点(営業窓口)をなす営
業所である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小野 健二 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 山中 史郎 東京都新宿区西新宿三丁目4番7号 栗田 工業株式会社内 (72)発明者 折原 勝巳 茨城県猿島郡五霞町大字江川字沖の内3− 2585 株式会社栗田製造所内 (72)発明者 平野 富志雄 山口県山口市大字佐山5−4 クリタ化成 株式会社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薬液を所定の容器に充填して客先に配送
    すると共に、上記客先から用済みの容器を回収して再利
    用する薬液供給サービスを実現する薬液供給管理システ
    ムであって、 複数の客先と該客先の所在を路線別に分類した路線情報
    とを関連付けて登録したデータベースと、 前記客先からの薬液配送依頼に従ってその客先情報およ
    び薬液の種別と量を示す受注情報を入力すると共に、前
    記データベースを参照して前記路線別に薬液配送指令を
    発する受注情報入力手段と、 前記受注情報に従って前記薬液を充填して客先に配送す
    る容器の出荷個数を客先別に管理するデータ管理手段
    と、 前記客先からの容器回収依頼に応じてその客先情報と回
    収容器数とを入力する回収情報入力手段と、 上記客先情報と回収容器数とに従って前記データベース
    を参照して前記路線別に客先情報と回収容器数とを出力
    する回収情報出力手段とを具備したことを特徴とする薬
    液供給管理システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の薬液供給管理システム
    において、 前記回収情報出力手段から出力された路線別の客先情報
    と回収容器数とに従って前記客先から容器を回収したと
    き、前記データ管理手段により管理されている管理デー
    タを更新する管理データ更新手段を備えることを特徴と
    する薬液供給管理システム。
  3. 【請求項3】 前記管理データ更新手段は、 前記客先から回収した容器の数と、その回収元の客先情
    報を入力する回収結果入力手段と、 この回収結果入力手段により入力された客先毎の回収容
    器数を前記データ管理手段において客先毎に管理されて
    いる容器の出荷数から差し引いて前記容器の客先保有数
    求め、この客先保有数を評価して所定の基準を上回る客
    先に対して注意を促す異常処理手段とを備えることを特
    徴とする請求項2に記載の薬液供給管理システム。
  4. 【請求項4】 前記異常処理手段における客先保有数の
    評価は、一定期間毎に前記容器の客先保有数を求め、こ
    の客先保有数を所定の基準閾値と比較することで客先毎
    に容器の回収効率を評価するものである請求項3に記載
    の薬液供給管理システム。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20210078849A1 (en) * 2018-05-14 2021-03-18 Kuang F Cheng System for providing a smart bottled water delivery service based on usage analysis
WO2021132731A1 (ja) * 2019-12-26 2021-07-01 ユニ・チャーム株式会社 管理装置、管理方法、及び管理プログラム
CN114388106A (zh) * 2022-01-12 2022-04-22 首都医科大学宣武医院 基于人脸识别的药品耗材管理信息核查分析系统及设备

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