JP2006178738A - 梱包納品部材の管理システム及び管理方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】 循環型梱包納品部材を効率良く回収することのできる管理システム及び管理方法を提供する。
【解決手段】 各拠点にラック(梱包納品部材)が回収されると(S1)、そのラックに設けられたバーコードが管理情報取得手段で読み取られ、管理用サーバーに情報が送付される。各ラックは出荷日時が管理されているので、出荷から返却までの日数すなわち回収日数が算出される。管理用サーバーはその回収日数を所定の回収期限(返却期間)と比較して、期限内の回収か否かを判断する(S2)。回収日数が回収期限内の場合はS3に進み、回収日が期日どおりか、回収期限より1日早いか、回収期限より2日以上早いかどうかを判断する(S3)。そして、返却日数(回収日数)に応じた額の謝礼・報奨を返却元に与える(S4〜6)。一方、S2にて回収期限を超過して回収された場合にはS7へ進み、返却元に対して罰則を与える。
【選択図】 図3
【解決手段】 各拠点にラック(梱包納品部材)が回収されると(S1)、そのラックに設けられたバーコードが管理情報取得手段で読み取られ、管理用サーバーに情報が送付される。各ラックは出荷日時が管理されているので、出荷から返却までの日数すなわち回収日数が算出される。管理用サーバーはその回収日数を所定の回収期限(返却期間)と比較して、期限内の回収か否かを判断する(S2)。回収日数が回収期限内の場合はS3に進み、回収日が期日どおりか、回収期限より1日早いか、回収期限より2日以上早いかどうかを判断する(S3)。そして、返却日数(回収日数)に応じた額の謝礼・報奨を返却元に与える(S4〜6)。一方、S2にて回収期限を超過して回収された場合にはS7へ進み、返却元に対して罰則を与える。
【選択図】 図3
Description
本発明は、画像形成装置等の納品に使用する梱包納品部材の管理システム及び管理方法に関する。
従来、複写機、プリンター、ファクシミリなどの画像形成装置はダンボール等の梱包材により梱包してユーザの元へと納品されていた。このような従来の梱包材は、ユーザの元で開梱された後はユーザによって保存されるか、不要な場合は廃棄物として処理されていた。
しかし近年は、省資源に対応するため画像形成装置の梱包材についてもリサイクルが要求されている。ところが、従来のダンボール等の梱包材は耐久性が低く、新品装置の納品に繰り返して使用するには適さなかった。そこで、特許文献1に記載されたような台車に画像形成装置を搭載したり、あるいは樹脂・金属製のラックで画像形成装置を梱包して運搬・納品することが行われるようになってきた。
このような台車やラック等の梱包納品部材は、顧客に製品を配送した後にこれを回収して再利用するわけであるが、かかる梱包納品部材の管理は容易ではなく、特に、現在使用中の台車やラックの現況を正確に把握することは極めて困難である。
そのため、上記特許文献2においては、管理センター・配送センター等に待機中のラックだけでなく現在使用中のラックの状況をも把握して、ラックの早期回収によりラックの回転率を高めるようにしたラック部品管理システムが提案されている。また、リサイクルの効率を向上させるための方法や繰り返し利用の効率を向上させるためのシステム等が上記特許文献3あるいは特許文献4等により提案されている。
循環型の梱包納品部材を使用する場合において、循環の期間、すなわち工場や倉庫から製品を販売店やユーザに発送し、ユーザ先にて開梱を行った後に回収されるまで(工場や倉庫あるいは回収センター等に戻されるまで)の期間が短いほど、必要な梱包納品部材の数が少なくてすみ、効率の良い循環システムになる。
しかしながら、従来の梱包納品部材の管理システムあるいは管理方法においては、上記循環がうまく回らないといったことが実際問題として起きている。その理由のひとつとして、循環型の梱包納品部材は出荷から開梱までは、従来のワンウェイ型(非循環型)の梱包納品部材たとえば段ボール包装と変わらないが、開梱後の作業として、開梱後の梱包納品部材を回収ルートに乗せるための作業が新たに増えることによって負荷が生じ、販売店等に梱包納品部材が放置されたり、他の製品の保管等に使用されるなどの場合があり、循環型梱包納品部材の回転効率が低下するという問題があった。
本発明は従来の梱包納品部材の管理システムあるいは管理方法における上述の問題を解決し、循環型梱包納品部材を効率良く回収することのできる管理システム及び管理方法を提供することを課題とする。
前記の課題は、本発明により、製品の配送・納品に使用する再利用可能な梱包納品部材を管理する梱包納品部材の管理方法において、梱包納品部材を扱う各拠点間において、梱包納品部材の回収期間として所定の期間を設定し、梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間を超過した場合は、梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して所定の罰則を付与することにより解決される。
また、梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間より短い場合は、梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して返却日数に応じた謝礼を付与すると好ましい。
また、前記罰則又は前記謝礼として所定の金額を取り立て又は付与すると好ましい。
また、前記所定の金額の取り立て又は付与が現金の授受により行われると好ましい。
また、前記所定の金額の取り立て又は付与が現金の授受により行われると好ましい。
また、前記所定の金額の取り立て又は付与が金融機関への口座振込みにより行われると好ましい。
また、前記罰則又は前記謝礼としてポイント制における所定のポイントを削減又は増加させると好ましい。
また、前記罰則又は前記謝礼としてポイント制における所定のポイントを削減又は増加させると好ましい。
また、梱包納品部材の返却に際して前記所定の期間を超過した返却責任を負う拠点に対して、次回以降の前記梱包納品部材の返却における前記謝礼を廃止または減額すると好ましい。
また、梱包納品部材の返却責任を負う拠点が保証人を設定すると好ましい。
また、前記謝礼を抽選により与えると好ましい。
また、長期未返却または紛失扱いの梱包納品部材が返却された場合に謝礼を付与すると好ましい。
また、前記謝礼を抽選により与えると好ましい。
また、長期未返却または紛失扱いの梱包納品部材が返却された場合に謝礼を付与すると好ましい。
また、前記長期未返却または紛失扱いの梱包納品部材の、所定期間あたりの梱包納品部材返却数を限定すると好ましい。
また、前記長期未返却または紛失扱いの梱包納品部材の返却受付けは、前回の返却受付けから所定の期間をおいて受付可能とすると好ましい。
また、前記長期未返却または紛失扱いの梱包納品部材の返却受付けは、前回の返却受付けから所定の期間をおいて受付可能とすると好ましい。
また、前記の課題は、本発明により、製品の配送・納品に使用する再利用可能な梱包納品部材を管理する梱包納品部材の管理システムにおいて、前記梱包納品部材に装着され管理情報を担持する情報担持手段と、前記梱包納品部材を扱う拠点に配備され、前記情報担持手段が担持する管理情報を取得する管理情報取得手段と、前記管理情報取得手段で取得された管理情報を通信回線を介して受信し、該受信した管理情報に基づいて前記梱包納品部材を管理する管理装置とを有し、前記管理装置は、前記梱包納品部材の使用回数あるいは搬送距離に応じた使用料を梱包納品部材の取り扱い拠点に対して請求することを特徴とする管理システムにより解決される。
また、あらかじめ設定された使用回数の上限まで使用した前記梱包納品部材を、回収後に分解処分される製品の回収に使用し、該回収製品とともに前記梱包納品部材を材料リサイクルすると好ましい。
また、製品納品後の前記梱包納品部材を他の貨物の搬送に使用すると好ましい。
また、前記他の貨物の搬送への使用は、当該梱包納品部材の取り扱い拠点周辺に限定すると好ましい。
また、前記他の貨物の搬送への使用は、当該梱包納品部材の取り扱い拠点周辺に限定すると好ましい。
また、前記他の貨物の搬送への使用は、当該梱包納品部材の通常使用地域内に限定すると好ましい。
また、前記管理装置は、梱包納品部材の回収指示が入力されると各梱包納品部材の使用状態を判断し、回収に該当する前記梱包納品部材の回収指示を自動的に発信すると好ましい。
また、前記管理装置は、梱包納品部材の回収指示が入力されると各梱包納品部材の使用状態を判断し、回収に該当する前記梱包納品部材の回収指示を自動的に発信すると好ましい。
また、前記取り扱い拠点からの梱包納品部材の回収依頼を前記管理装置に入力することにより、前記管理装置は、当該梱包納品部材に最寄の回収拠点を判断し、該回収拠点に対して当該梱包納品部材の回収指示を自動的に発信すると好ましい。
また、前記取り扱い拠点からの梱包納品部材の回収依頼メールを前記管理装置が受信することにより、前記管理装置は、前記受信メールから管理情報を抽出して当該梱包納品部材に最寄の回収拠点を判断し、該回収拠点に対して当該梱包納品部材の回収指示を自動的に発信すると好ましい。
また、前記管理装置は前記取り扱い拠点のメールアドレスのリストを保有しており、前記回収依頼メール発信元のメールアドレスに基づいて前記梱包納品部材の所在情報を判別すると好ましい。
また、前記管理装置は、前記回収依頼メールを受信した場合、前記回収依頼メール発信元に対して受領確認の返信メールを送信すると好ましい。
また、前記管理装置は、前記梱包納品部材の使用状態に応じたステータス表示を画面上に表示可能であると好ましい。
また、前記管理装置は、前記梱包納品部材の使用状態に応じたステータス表示を画面上に表示可能であると好ましい。
また、前記梱包納品部材の使用状態に応じて前記ステータス表示の表示色を異ならせると好ましい。
また、前記梱包納品部材を扱う各拠点間における梱包納品部材の回収期間として所定の期間が設定されており、前記管理装置は、前記梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間を超過した場合は、前記梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して所定の罰則を付与すると好ましい。
また、前記梱包納品部材を扱う各拠点間における梱包納品部材の回収期間として所定の期間が設定されており、前記管理装置は、前記梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間を超過した場合は、前記梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して所定の罰則を付与すると好ましい。
また、前記管理装置は、梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間より短い場合は、梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して返却日数に応じた謝礼を付与すると好ましい。
本発明の梱包納品部材の管理方法によれば、梱包納品部材の回収に要した期間が所定の期間を超過した場合は、梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して所定の罰則を付与するので、梱包納品部材の早期返却の意識を高め、循環型梱包納品部材を効率良く回収することができる。
また、本発明の梱包納品部材の管理システムによれば、管理装置は梱包納品部材の使用回数あるいは搬送距離に応じた使用料を梱包納品部材の取り扱い拠点に対して請求するので、製品回収の効率化により発生する利益から梱包納品部材の使用料を支払うことが可能となり、梱包納品部材の使用コストに還元することができる。また、梱包納品部材の有効活用が図れるとともに、使用料請求の手間やコストを低減することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明に係る梱包納品部材の管理システムで管理する梱包納品部材を用いた製品の納入と梱包納品部材回収の流れを示す模式図である。なお、本管理システムで管理する梱包納品部材は図示例に限らず、多様な梱包納品部材の管理に本発明を適用できるものである。また、製品及び梱包納品部材の流通形態(経路)も一例である。また、ここでは、梱包納品部材に搭載・梱包する製品として画像形成装置を例に挙げて説明する。
図1は、本発明に係る梱包納品部材の管理システムで管理する梱包納品部材を用いた製品の納入と梱包納品部材回収の流れを示す模式図である。なお、本管理システムで管理する梱包納品部材は図示例に限らず、多様な梱包納品部材の管理に本発明を適用できるものである。また、製品及び梱包納品部材の流通形態(経路)も一例である。また、ここでは、梱包納品部材に搭載・梱包する製品として画像形成装置を例に挙げて説明する。
図1に示すように、新品の製品1を梱包納品部材の一例であるラック10により梱包し、工場/隣接倉庫31より出荷する(新規納品)。出荷された製品1及びラック10は、地域倉庫/作業店32から直接にエンドユーザ40に納品される場合もあるし、地域倉庫/作業店32から販売会社(販社)/営業所33を介してエンドユーザ40に納品される場合もある。なお、納品としては、通常の販売やリースの他に一時的な貸し出し(レンタル)等のケースを含む。そして、納品先にてラックを開梱し、製品1を取り出して設置し、空きラック10Eは通常は納品時と逆のルートで工場/隣接倉庫31に回収される。
納品先にて下取機がある場合や貸出機を回収する場合には、ラック10に下取機・回収機等の回収製品1Uを搭載し、地域倉庫/作業店32あるいは販社/営業所33より回収センター34を介して回収製品1Uを再生・リサイクルセンター35に回収する。この再生・リサイクルセンター35にて回収製品1Uは再生あるいは廃棄のための処理を行われ、空きラック10Eが工場/隣接倉庫31に回収される。
工場/隣接倉庫31は画像形成装置等の製造会社における生産拠点であり、工場に付設の倉庫も含むものとする。この工場/隣接倉庫31では販売用の製品たとえば画像形成装置などを生産するとともに、その製品1を顧客(エンドユーザー)のもとへ納品できるように台車やラック等の梱包納品部材10を用いて梱包する。
地域倉庫/作業店32は、工場31で製造された製品を保管・備蓄するため、各地域に設けられた拠点である。また、本例では、納品後の空ラック10Eを回収する空ラックの回収拠点をも兼ねるものとする。
販売会社(販社)/営業所33は、ユーザーに直接接触して製品を販売したり回収したりする営業拠点である。
回収センター34は、下取機や貸し出し回収機等の回収製品1Uを回収するための回収拠点である。
回収センター34は、下取機や貸し出し回収機等の回収製品1Uを回収するための回収拠点である。
再生・リサイクルセンター35は、回収製品1Uの再生・再利用を行なうところであり、回収した製品の状態に応じて修理を実施したり、部品として再利用したりする。回収製品1Uを下ろした後の空ラック10Eは、工場/隣接倉庫31に戻される。
上記説明したように、台車あるいはラック等の梱包納品部材10は、新品製品の納品や旧製品の回収に使用されるため、上記の各拠点やユーザ間を流通することになる。それらの梱包納品部材10の流通状況を正確に把握して管理するために、梱包納品部材10には図示しないバーコード(情報担持手段)が設けてあり、各拠点には上記バーコードを読み取るためのバーコードリーダー(図示せず)が配備されている。
図2は、本実施形態の管理システムの構成を示すシステム構成図である。
この図に示すように、図1で説明した各拠点においてバーコードリーダー(管理情報取得手段)で読み取った梱包納品部材10の情報(管理情報)は、電話回線やインターネットあるいは専用線等の通信回線網50を介して管理用サーバー36に送信される。管理用サーバー36は専用の管理センター等に設置しても良いし、上記各拠点の中の任意の拠点、例えば工場/隣接倉庫31などに設置することも可能である。そして、管理用サーバー36は、受信した管理情報に基づいて各梱包納品部材10の状態を把握して管理を行う。また、管理情報を受信する際に、送信された日時、送信者情報(送信者アドレス、送信者電話番号等)などを含めて処理し、これらから管理に必要な情報を得ることができる。
この図に示すように、図1で説明した各拠点においてバーコードリーダー(管理情報取得手段)で読み取った梱包納品部材10の情報(管理情報)は、電話回線やインターネットあるいは専用線等の通信回線網50を介して管理用サーバー36に送信される。管理用サーバー36は専用の管理センター等に設置しても良いし、上記各拠点の中の任意の拠点、例えば工場/隣接倉庫31などに設置することも可能である。そして、管理用サーバー36は、受信した管理情報に基づいて各梱包納品部材10の状態を把握して管理を行う。また、管理情報を受信する際に、送信された日時、送信者情報(送信者アドレス、送信者電話番号等)などを含めて処理し、これらから管理に必要な情報を得ることができる。
さて、本実施形態の管理システムにおいては、梱包納品部材10を効率良く回収して循環させるために、次に説明するような管理方法を採用している。その管理方法について図3のフローチャートを参照して説明する。
循環型の梱包納品部材10については、あらかじめ所定の回収期限(返却期間)が各拠点間で取り決められている。例えば、新品製品を納品する新規納品の場合には、空きラック10Eの返却期間を3日に設定する。これに該当するケースは、図1において、地域倉庫/作業店32から直接エンドユーザ40に納品した際の空きラック10Eを地域倉庫/作業店32から工場/隣接倉庫31に返却する場合である。あるいは、販社/営業所33からエンドユーザ40に納品した際の空きラック10Eを販社/営業所33から地域倉庫/作業店32に返却する場合である。また、販社/営業所33から地域倉庫/作業店32に戻された空きラック10Eを工場/隣接倉庫31に返却する場合の返却期間も3日とする。そして例えば、下取機やレンタル終了機がある場合の回収製品1Uを搭載した梱包納品部材10については、回収期限(返却期間)を5日に設定する。これに該当するケースは、図1において、地域倉庫/作業店32及び販社/営業所33から回収センター34へ回収製品を回収する場合である。また、その回収製品を回収センター34から再生・リサイクルセンター35へ送る(回収する)場合である。再生・リサイクルセンター35から工場/隣接倉庫31への空きラック10Eの返却期間は3日とする。なお、上記の回収期限(返却期間)は一例であって、ここで例示した日数に限定されるものではない。
各拠点に梱包納品部材10(空きラック10Eを含む)が回収されると(図3のS1)、その梱包納品部材10に設けられたバーコードが管理情報取得手段で読み取られ、管理用サーバー36に情報が送付される。各梱包納品部材10は出荷時にもバーコードが読み取られて出荷日時が管理されているので、返却日の情報が管理用サーバー36に送られることによって、出荷から返却までの日数すなわち回収日数が算出される。管理用サーバー36はその回収日数を所定の回収期限(返却期間)と比較して、期限内の回収か否かを判断する(S2)。
回収日数が回収期限内の場合はS3に進み、回収日が期日どおりか、回収期限より1日早いか、回収期限より2日以上早いかどうかを判断する(S3)。そして、返却日数(回収日数)に応じた額の謝礼・報奨を返却元に与える(S4〜6)。一方、S2にて回収期限を超過して回収された場合にはS7へ進み、返却元に対して罰則を与える。期限超過による罰則についても、超過日数に応じて罰則を増やすようにしても良い。上記の謝礼・報奨および罰則としては、例えば、所定の金額、所定のポイント等を返却元に対して付与するものとする。所定金額の謝礼・報奨および罰則の場合は、現金に限らず、金融機関への口座振込みも可能である。謝礼・報奨および罰則はここで例に挙げた現金(金額)やポイントに限らず、任意のものを設定可能である。
なお、図には示さないが、一度罰則を受けた(所定の返却期間内に返却しなかった)返却元(各拠点等)については、次回以降の謝礼・報奨を廃止もしくは減額するといった処置を施すこともできる。あるいは、期間内の返却意識を高めるために保証人制度を採用することもできる。保証人制度としては、例えば、返却元が期限内の返却をしなかった場合に与えられる罰則を保証人が支払う(受ける)ようにする、などが考えられる。罰則を保証人が支払う(受ける)ことにより、返却元は保証人に対して迷惑を掛けてしまうため、期限内の返却を心がけるようになるという効果を生ずることができる。
また、回収時の受付番号あるいは梱包納品部材10(空きラック10E)のシリアル番号等の固有情報を利用して抽選方式で謝礼・報奨を与えるようにしても良い。さらに、長期間未返却であった梱包納品部材10(空きラック10E)あるいは紛失扱いであった梱包納品部材10(空きラック10E)が返却(回収)された場合に謝礼・報奨を与えるようにしても良い。なお、長期間未返却および紛失扱いの梱包納品部材返却に与えられる謝礼・報奨目当てのために故意に返却を遅らせることを防止するために、所定期間あたりの梱包納品部材返却数を限定する(例えば、1日1台まで、1週間に5台まで等)と好適である。また同様に、長期間未返却および紛失扱いの梱包納品部材については、前回の返却から一定の間隔で返却を認める、例えば、前回長期間未返却および紛失扱いの梱包納品部材を返却してから次の長期間未返却および紛失扱いの梱包納品部材を返却するまでには、3日以上の経過を定めるなどである。
このように、本実施形態の管理システムにおいては、循環を必要とする梱包納品部材10について、あらかじめ各拠点間で所定の回収期限(返却期間)を取り決めておき、その期限内に回収(返却)されなかった場合には罰則を科し、また、期限内に回収(返却)された場合には回収日数に応じた謝礼を与えることにより、各拠点における梱包納品部材の早期返却の意識を高め、循環型梱包納品部材を効率良く回収することができる。なお、管理システムを構成する各拠点は図1に例示したものに限らず、同一企業内の回収担当部署や外部委託(回収業者等)を含むものである。
また、罰則あるいは謝礼・報酬として現金で運用することにより、罰則あるいは謝礼・報酬を受けることに対する緊張感が生まれ、梱包納品部材の早期返却に対する意識を持たせることができる。
また、罰則あるいは謝礼・報酬を金融機関への口座振込みとすることにより、罰則あるいは謝礼・報酬の授受に対する記録を金融機関に残すことができ、管理が容易になる。また、罰則あるいは謝礼・報酬をポイント制とすることにより、管理が容易になる。
また、梱包納品部材の固有情報に基づいて謝礼・報酬を抽選により与えることで、抽選用の情報を別途用意する手間を省きながら、返却元における返却意識を高め、回収効率を高めることができる。
また、長期間未返却あるいは紛失扱いの梱包納品部材を回収した場合に謝礼・報奨を与えることにより、梱包納品部材の活用と回収機間の安定、回収遅れの改善等に効果が得られる。
また、長期間未返却あるいは紛失扱いの梱包納品部材については、1日あたりの返却数を制限したり、前回の返却から一定期間経過後に次の返却を認めることにより、謝礼・報奨目当ての故意の返却遅延行為を防止することができる。
なお、本実施形態で梱包納品部材10を管理するための上記説明した管理方法は、梱包納品部材にバーコード等の情報担持手段を設けこれをバーコードリーダー(管理情報取得手段)で読み取る手法を採用しなくとも実施可能である。
例えば、各管理拠点において、何月何日に出荷した梱包納品部材10が何月何日に返却された等の情報(管理情報)を、管理センターに電話・FAX等任意の手段・手法で連絡し、その管理情報に基づいて、梱包納品部材10の返却責任を負う拠点に対して罰則や謝礼を付与することによっても実施可能である。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。
本第2実施形態と上記第1実施形態では、製品及び梱包納品部材の流通形態(経路)等に相違があるが、管理システムの構成としては図2に示したシステム構成を使用可能であり、本第2実施形態では台車あるいはラック等の梱包納品部材10にはバーコード(情報担持手段)が設けてあり、各拠点には上記バーコードを読み取るためのバーコードリーダー(図示せず)が配備されているものとする。また、第1実施形態で説明した管理方法は本第2実施形態においても適用可能なものである。
本第2実施形態と上記第1実施形態では、製品及び梱包納品部材の流通形態(経路)等に相違があるが、管理システムの構成としては図2に示したシステム構成を使用可能であり、本第2実施形態では台車あるいはラック等の梱包納品部材10にはバーコード(情報担持手段)が設けてあり、各拠点には上記バーコードを読み取るためのバーコードリーダー(図示せず)が配備されているものとする。また、第1実施形態で説明した管理方法は本第2実施形態においても適用可能なものである。
なお、以下の説明において参照する図4〜図12では、物の流れを実線の矢印で、情報の流れをハッチング(斜線)を付した矢印で、その他の流れを破線の矢印でそれぞれ示している。
図4において、製品1を搭載したラック(梱包納品部材)10は工場/隣接倉庫31より出荷され、販売店33を経てエンドユーザ40に納品される。販売店33は図1の販社/営業所33に相当するものである。納品先にて使用済み製品(下取機又は貸出回収機)1Uをラック10に搭載し、製品回収拠点34(図1の回収センター34に相当)に搬送される。製品回収拠点34にてラックに付設したバーコード等の固有情報を読み取り、その情報がラック管理拠点36(管理用サーバー36、図2参照)に送信される。これにより、使用済み製品1Uの回収に使用するラック10が管理される。使用済み製品はリサイクル部署35(図1の再生・リサイクルセンター35に相当)に送られ、空きラックはリサイクル部署35から工場/隣接倉庫31に回収される。ラック管理拠点36は、使用済み製品の回収にラック10を使用したことに対する費用請求をリサイクル部署35に行い。そのラック使用料がリサイクル部署35からラック管理拠点36に支払われる。ラック使用料は、ラック10の使用回数あるいは使用(搬送)距離に応じて設定されるものとする。使用済み製品1Uのリサイクルが不能な場合は、使用済み製品1Uのみがリサイクル部署35(解体工場等)に送られ、空きラック10Eがラック管理拠点36経由で工場/隣接倉庫31に回収される場合もある。
ラック10は、特定の機種だけでなく、一定範囲のサイズの製品を搭載可能であり、そのラック10を用いて、ユーザ先への製品納入とともに、使用済み製品1Uの回収も行なう。
従来、ユーザの使用済み製品(下取機又は貸出回収機)を回収する場合には、包装材等を用いずに輸送されていたため、回収製品に破損発生の割合が増加していた。しかし、本例では、回収製品の搬送にラック10を用いることによって、回収後の品質、すなわち、リサイクル可能となる部品数が増加してリサイクル率が向上することが見込める。よって、リサイクル部署においては製品回収の効率化が図れ、その利益からラック使用料を支払うことが可能となり、ラック使用コストに還元することができる。また、ラック所有者(管理者)は余剰ラックの有効活用が図れる。そして、回収製品の再生が不可能で解体工場に送られる場合でも、ラックが販売店などで開梱されたままになるよりもラック10の所在が明確となり、ラックの紛失あるいは未返却を減らすことができる。
図5に示す形態は、想定されている循環回数(使用回数)の上限まで使用したラック(梱包納品部材)10を、再生不能品(回収後分解される使用済み製品)の回収に使用し、製品と共にラック10をマテリアル・リサイクルするケースである。ユーザ先40から回収した使用済み製品1U及びラック10は製品回収拠点34に搬送される。ラック管理拠点36から製品回収拠点34には、ラック破棄依頼が送付されており、使用済み製品1U及びラック10はマテリアル・リサイクルに送られ、材料として再利用される。そして、ラック破棄情報が製品回収拠点34からラック管理拠点36に送られる。製品1が画像形成装置の場合、その梱包納品部材であるラック10もプラスチックやABS樹脂など、製品1と同じ材料を用いている場合が多く、製品1と同じリサイクルルートに乗せることが可能である。
このように、リサイクルされる製品と共に梱包納品部材をリサイクルルートに乗せることにより、使用期限・使用回数を終えた梱包納品部材を効率良くリサイクルすることが可能となり、梱包納品部材を単体でリサイクルする場合と比べて輸送コストや破棄にかかるコストを低減することができる。
図6に示す形態は、ユーザへ納品後のラックを製品以外の貨物の輸送に転用するケースである。図に示すように、ユーザ先40あるいは販売店33から回収されたラック10は、地方の回収拠点32(図1の地域倉庫/作業店32に相当)で一旦保管される。この地方回収拠点32において貨物の集荷がある場合には、ラック10を用いて貨物の輸送用として転用する。貨物を下ろした(貨物着荷)後の空きラックはラック管理センターを経て(あるいは直接に)工場/隣接倉庫31に回収される。
図7に示す形態は、ユーザへ納品後のラックを製品以外の貨物の輸送に転用するケースで、その利用範囲を同一地域内に限定したケースである。図6の形態と異なる点は、貨物の輸送先がラック管理センター36あるいは工場/隣接倉庫31が所在する地域内のものだけに対して、ラックを転用するものである。例えば、ラックの地方回収拠点32が九州にあり、ラック管理センター36が関東地方にある場合、地方回収拠点32の周辺地域から関東地方に送られる貨物に対してだけ、一時保管しているラック10を貨物輸送に利用する形態である。
このように、ラックを通常の製品以外の貨物輸送に転用することにより、ラックの使用効率を改善することができる。また、その転用範囲をラック回収拠点あるいはラックの最終的な回収先と同一地域内に限定することにより、ラック回収時と同じ輸送ルートで貨物輸送を行なうことができ、ラック回収作業の効率化を図ることができる。
図8に示す形態は、ラックを管理する拠点の端末(管理用サーバー等)にラックの回収指示を入力すると、管理拠点の端末がラックの使用状態を判断して、地方の各回収拠点に対して回収指示を自動的に発信するよう構成したものである。
ラックの在庫が減ったりしてラックを早急に回収する必要が生じた場合には、管理用サーバー36に回収指示(不足情報)を入力する。これによりサーバー36が各ラック(個別のラック)の使用状態、例えば各ラックの所在情報や各地方回収拠点32までの距離などを判断し、多くのラック在庫を抱えている地方回収拠点32やラックを必要としている工場等から近い地域で早急な回収が見込める回収拠点32を判断し、ラックの回収指示が自動的に送出される。なお、サーバー36の各ラックの使用状態は随時更新されるものである。
これにより、ラック管理者が各地方回収拠点32におけるラック在庫台数等を随時把握しておく必要がなく、ラックの調達(回収)を迅速かつ容易に行なうことができる。
図9に示す形態は、販売店からのラック回収依頼を管理用サーバー36に入力することで、自動的にラックから最寄の回収拠点に対して回収指示が出されるよう構成したものである。
図に示すように、納品先で製品を降ろし、ラックが不要になった(空になった)場合は、各販売店はラック管理センターに回収依頼を出し、その情報が管理用サーバー36に入力される。その入力されたラックの情報(シリアル番号や所在地の情報等)に基づいて、管理用サーバー36は回収依頼のあったラックに最寄りの地方回収拠点32を自動的に判断し、その地方回収拠点32に対してラックの回収指示が発信される。その回収指示に基づいて、地方回収拠点32は販売店33からラックを回収する。
この形態によれば、従来、各販売店は各地域ごとの回収拠点に対して連絡をとる必要があったのに対して、本管理方法では、どこの地域であってもラック管理センター(管理用サーバーが設置されている場所)に回収依頼を出せばよく、連絡先が1箇所となり、どのラックにも回収のための連絡先を記載することが可能になる(従来は地域ごとに連絡先が異なるため記載不可であった)。
このように、ラック自体に回収時の連絡先を記載することによって回収方法が明確になり、未回収のラックを減少させ、また迅速・確実な回収を行なうことができる。
図10に示す形態は、販売店からラック回収依頼をメールにて送信し、管理用サーバー36が受信メールから情報を抽出して自動的にラックから最寄の回収拠点に対して回収指示が出されるよう構成したものである。
図に示すように、納品先で製品を降ろし、ラックが不要になった(空になった)場合は、各販売店はラック管理センターに回収依頼メールを送信する。そのメール内容から管理用サーバー36は自動的にラックの所在情報・固有情報を抽出し、最寄りの地方回収拠点32を自動的に判断し、その地方回収拠点32に対してラックの回収指示が発信される。その回収指示に基づいて、地方回収拠点32は販売店33からラックを回収する。
回収依頼メールとして、必要な情報を含んだメール・フォーマットを用意しておけば、電話でのやり取りが不要となり、依頼元は簡単に短時間で回収依頼を行なうことができる。また、管理センター側でも電話オペレータを配置する必要がないため、効率的にラックの回収作業を行なうことができる。
図11に示す形態は、販売店からラック回収依頼をメールにて送信し、管理用サーバー36に組み込まれたメールアドレス・リストに基づいてラックの所在地を自動的に判断し、最寄の回収拠点に対して回収指示が出されるよう構成したものである。
図に示すように、各販売店等のメールアドレス及びその所在地のリストが管理用サーバー36に登録されている。そして、回収依頼メールを受信すると、上記リストから販売店の所在地等の情報が判別され、最寄りの地方回収拠点32を自動的に判断し、その地方回収拠点32に対してラックの回収指示が発信される。その回収指示に基づいて、地方回収拠点32は販売店33からラックを回収する。
このように、ラック回収依頼を行なうときに、依頼元はラックの数量等を入力するだけで依頼を完了することができ、簡単かつ効率的なラックの回収作業を行なうことができる。
図12に示す形態は、販売店からラック回収依頼をメールにて送信し、管理用サーバー36が受信メールから情報を抽出して自動的にラックから最寄の回収拠点に対して回収指示が出される。その際、管理センターから依頼元に対して、依頼メールを受信したという返信メール(受領確認)が自動的に送信されるよう構成したものである。
図に示すように、納品先で製品を降ろし、ラックが不要になった(空になった)場合は、各販売店はラック管理センターに回収依頼メールを送信する。管理用サーバー36は、受領確認の返信メール(依頼を受け付け、回収作業を開始した旨のメール)を依頼元に送信するとともに、そのメール内容から管理用サーバー36は自動的にラックの所在情報・固有情報を抽出し、最寄りの地方回収拠点32を自動的に判断し、その地方回収拠点32に対してラックの回収指示が発信される。その回収指示に基づいて、地方回収拠点32は販売店33からラックを回収する。
本例の場合、回収依頼がメールでなされた場合でも、販売店等からの一方的なやり取りにならず、返信メールを受け取ることによって依頼元は回収作業が開始されたことを知ることができ、依頼が確実に届いたかどうかを心配せずに済む。したがって、情報の確実な伝達が確認でき、信頼感のあるラックの回収作業を行なうことができる。
ところで、ラック管理センターにおいては、管理用サーバー36で多数のラック(梱包納品部材10)を管理するわけであるが、各ラックの使用状態をサーバー36上に表示させると好適である。
すなわち、ラックの使用状態、例えば倉庫に製品を搭載した状態で保管中、空きラックの状態で回収拠点に保管中など、ラックの使用状態をサーバー画面上にラックごとにステータス表示する。これにより、ラックの使用状態が管理者により一元的かつ容易に把握できるようになる。また、そのため、ラックの手配もスムーズに行なうことができる。
上記ラックの使用状態の表示を、サーバー36の画面上で色分け表示すると、ラックの使用状態が一目で判別できるようになり、管理業務をより効率化することができる。
以上、本発明を図示例により説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。例えば、管理方法における回収機間や罰則・謝礼は任意に設定できるものである。
また、管理システムにおける、梱包納品部材に装着される情報担持手段は、バーコードに限らず、任意の形態の情報担持手段とすることができる。また、その情報担持手段を取得する管理情報取得手段もバーコードリーダーに限らず、情報担持手段の形態に応じた適宜な取得手段を採用可能である。また、管理システムのシステム構成も任意な構成とすることができる。
1 製品
10 ラック(梱包納品部材)
31 工場/隣接倉庫
32 地域倉庫/作業店
40 エンドユーザ
33 販売会社(販社)/営業所
10E 空きラック
34 回収センター
35 再生・リサイクルセンター
36 管理センター(管理用サーバー)
50 通信回線網
10 ラック(梱包納品部材)
31 工場/隣接倉庫
32 地域倉庫/作業店
40 エンドユーザ
33 販売会社(販社)/営業所
10E 空きラック
34 回収センター
35 再生・リサイクルセンター
36 管理センター(管理用サーバー)
50 通信回線網
Claims (26)
- 製品の配送・納品に使用する再利用可能な梱包納品部材を管理する梱包納品部材の管理方法において、
梱包納品部材を扱う各拠点間において、梱包納品部材の回収期間として所定の期間を設定し、
梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間を超過した場合は、梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して所定の罰則を付与することを特徴とする梱包納品部材管理方法。 - 梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間より短い場合は、梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して返却日数に応じた謝礼を付与することを特徴とする、請求項1に記載の梱包納品部材管理方法。
- 前記罰則又は前記謝礼として所定の金額を取り立て又は付与することを特徴とする、請求項1または2に記載の梱包納品部材管理方法。
- 前記所定の金額の取り立て又は付与が現金の授受により行われることを特徴とする、請求項3に記載の梱包納品部材管理方法。
- 前記所定の金額の取り立て又は付与が金融機関への口座振込みにより行われることを特徴とする、請求項3に記載の梱包納品部材管理方法。
- 前記罰則又は前記謝礼としてポイント制における所定のポイントを削減又は増加させることを特徴とする、請求項1または2に記載の梱包納品部材管理方法。
- 梱包納品部材の返却に際して前記所定の期間を超過した返却責任を負う拠点に対して、次回以降の前記梱包納品部材の返却における前記謝礼を廃止または減額することを特徴とする、請求項2に記載の梱包納品部材管理方法。
- 梱包納品部材の返却責任を負う拠点が保証人を設定することを特徴とする、請求項1または2に記載の梱包納品部材管理方法。
- 前記謝礼を抽選により与えることを特徴とする、請求項2に記載の梱包納品部材管理方法。
- 長期未返却または紛失扱いの梱包納品部材が返却された場合に謝礼を付与することを特徴とする、請求項1に記載の梱包納品部材管理方法。
- 前記長期未返却または紛失扱いの梱包納品部材の、所定期間あたりの梱包納品部材返却数を限定することを特徴とする、請求項10に記載の梱包納品部材管理方法。
- 前記長期未返却または紛失扱いの梱包納品部材の返却受付けは、前回の返却受付けから所定の期間をおいて受付可能とすることを特徴とする、請求項10に記載の梱包納品部材管理方法。
- 製品の配送・納品に使用する再利用可能な梱包納品部材を管理する梱包納品部材の管理システムにおいて、
前記梱包納品部材に装着され管理情報を担持する情報担持手段と、
前記梱包納品部材を扱う拠点に配備され、前記情報担持手段が担持する管理情報を取得する管理情報取得手段と、
前記管理情報取得手段で取得された管理情報を通信回線を介して受信し、該受信した管理情報に基づいて前記梱包納品部材を管理する管理装置とを有し、
前記管理装置は、前記梱包納品部材の使用回数あるいは搬送距離に応じた使用料を梱包納品部材の取り扱い拠点に対して請求することを特徴とする梱包納品部材管理システム。 - あらかじめ設定された使用回数の上限まで使用した前記梱包納品部材を、回収後に分解処分される製品の回収に使用し、該回収製品とともに前記梱包納品部材を材料リサイクルすることを特徴とする、請求項13に記載の梱包納品部材管理システム。
- 製品納品後の前記梱包納品部材を他の貨物の搬送に使用することを特徴とする、請求項13に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記他の貨物の搬送への使用は、当該梱包納品部材の取り扱い拠点周辺に限定することを特徴とする、請求項15に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記他の貨物の搬送への使用は、当該梱包納品部材の通常使用地域内に限定することを特徴とする、請求項15に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記管理装置は、梱包納品部材の回収指示が入力されると各梱包納品部材の使用状態を判断し、回収に該当する前記梱包納品部材の回収指示を自動的に発信することを特徴とする、請求項13に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記取り扱い拠点からの梱包納品部材の回収依頼を前記管理装置に入力することにより、前記管理装置は、当該梱包納品部材に最寄の回収拠点を判断し、該回収拠点に対して当該梱包納品部材の回収指示を自動的に発信することを特徴とする、請求項13に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記取り扱い拠点からの梱包納品部材の回収依頼メールを前記管理装置が受信することにより、前記管理装置は、前記受信メールから管理情報を抽出して当該梱包納品部材に最寄の回収拠点を判断し、該回収拠点に対して当該梱包納品部材の回収指示を自動的に発信することを特徴とする、請求項13に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記管理装置は前記取り扱い拠点のメールアドレスのリストを保有しており、前記回収依頼メール発信元のメールアドレスに基づいて前記梱包納品部材の所在情報を判別することを特徴とする、請求項20に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記管理装置は、前記回収依頼メールを受信した場合、前記回収依頼メール発信元に対して受領確認の返信メールを送信することを特徴とする、請求項20に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記管理装置は、前記梱包納品部材の使用状態に応じたステータス表示を画面上に表示可能なことを特徴とする、請求項13に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記梱包納品部材の使用状態に応じて前記ステータス表示の表示色を異ならせることを特徴とする、請求項23に記載の梱包納品部材管理システム。
- 前記梱包納品部材を扱う各拠点間における梱包納品部材の回収期間として所定の期間が設定されており、
前記管理装置は、前記梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間を超過した場合は、前記梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して所定の罰則を付与することを特徴とする、請求項13に記載の梱包納品部材管理システム。 - 前記管理装置は、梱包納品部材の回収に要した期間が前記所定の期間より短い場合は、梱包納品部材の返却責任を負う拠点に対して返却日数に応じた謝礼を付与することを特徴とする、請求項25に記載の梱包納品部材管理システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2004371287A JP2006178738A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 梱包納品部材の管理システム及び管理方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2004371287A JP2006178738A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 梱包納品部材の管理システム及び管理方法 |
Publications (1)
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JP2006178738A true JP2006178738A (ja) | 2006-07-06 |
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JP2004371287A Pending JP2006178738A (ja) | 2004-12-22 | 2004-12-22 | 梱包納品部材の管理システム及び管理方法 |
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JP (1) | JP2006178738A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2009051601A (ja) * | 2007-08-24 | 2009-03-12 | Nikken Lease Kogyo Kk | 運搬具を用いた運搬システムにおける運搬具の管理システム |
JP2020039383A (ja) * | 2018-09-06 | 2020-03-19 | シャープ株式会社 | ネットワークシステム、サーバおよび情報処理方法 |
CN112446508A (zh) * | 2019-08-30 | 2021-03-05 | 北京京东振世信息技术有限公司 | 物流运输中包装的回收方法及装置、存储介质及电子设备 |
-
2004
- 2004-12-22 JP JP2004371287A patent/JP2006178738A/ja active Pending
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