JP2002153567A - マルチリーフコリメータによって治療領域への放射線源からの放射線供給を制御するための方法及び装置 - Google Patents

マルチリーフコリメータによって治療領域への放射線源からの放射線供給を制御するための方法及び装置

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 比較的高い空間分解能において従来のマルチ
リーフコリメータによって供給可能な強度マップを決定
する方法及び装置を提供することである。 【解決手段】 上記課題は、複数のセルに治療領域を分
割し、各セルは所定の治療強度レベルを有し、幾つかの
セルから放射線をブロックするためにマルチリーフコリ
メータのリーフを長手方向に位置決めすることにより1
つ又は複数の治療フィールドを決定し、セルの部分にお
けるエッジマージンを決定し、このエッジマージンは所
定のセル強度レベルとは異なる強度レベルを有し、この
エッジマージンに供給される放射線量を低減するために
リーフが少なくとも1つの治療フィールドにおけるセル
のこのエッジマージンを被覆するようにリーフの長手方
向位置を調整する、マルチリーフコリメータによって治
療領域への放射線源からの放射線供給を制御するための
方法及び装置によって解決される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、マルチリーフコリ
メータ(multi-leaf collimator)によって治療領域へ
の放射線源からの放射線供給を制御するための方法及び
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】放射線照射装置は一般的に公知であり、
例えば患者の治療のための放射線治療装置として使用さ
れる。放射線治療装置は一般的に治療の最中に水平方向
回転軸の周りを自在に旋回できるガントリを含んでい
る。治療のための高エネルギー放射線ビームを発生する
ためにリニア加速器がこのガントリ内に配置される。こ
の高エネルギー放射線ビームは、例えば電子ビームまた
は光子(X線)ビームでもよい。治療の間には、この放
射線ビームはガントリ回転のアイソセンタに横たわる患
者のゾーンに向けられる。
【0003】患者に向かって照射される放射線を制御す
るために、大抵の場合、プレート装置またはコリメータ
のようなビーム遮蔽装置が、放射線源と患者との間の放
射線ビームの軌道に設けられる。プレート装置の一例は
4つのプレートのセットである。この4つのプレートの
セットは放射線ビームの開口を決定するのに使用され
る。コリメータは、大抵の場合向かい合ったリーフペア
として配置されている多数のリーフ(例えば比較的薄い
プレートまたはロッド)を含むビーム遮蔽装置である。
これらのプレートは、比較的稠密な、放射線を通さない
材料で形成され、一般的には放射線ビームを限定するた
めに独立に位置決め可能である。
【0004】ビーム遮蔽装置は患者のゾーン上のフィー
ルドを決定し、このフィールドに処方された放射線量が
供給される。通常の治療フィールド形状は結果的に正常
な組織の部分を含む3次元治療容積となり、これにより
腫瘍に与えることのできる線量を制限する。もし照射さ
れる正常な組織の量が減少し、正常な組織に供給すべき
線量が低減されるならば、腫瘍に供給すべき線量を増大
させることができる。腫瘍を取り巻く健常な器官及びこ
の腫瘍に重なっている健常な器官への放射線供給の回避
は、この腫瘍に供給すべき放射線量を制限する。
【0005】放射線治療装置による放射線供給は大抵の
場合は腫瘍専門医によって処方される。この処方は、特
定の容積及びこの容積に供給することが許される放射線
のレベルの決定である。しかし、実際の放射線装置の操
作は通常は療法士によって行われる。放射線照射装置は
腫瘍専門医により処方された特定の治療を提供するため
にプログラムされている。治療のためにこの装置をプロ
グラミングする時に、療法士は、実際の放射線出力を考
慮し、さらにプレート装置開口に基づく線量供給を調整
して、ターゲットにおける所望の深度において処方され
た放射線治療を達成しなくてはならない。
【0006】放射線療法士の努力目標は、線量容積ヒス
トグラムを最適化するためにフィールドの最良の個数及
び強度レベルを決定することである。この線量容積ヒス
トグラムは特定の容積に供給されうる放射線の累積レベ
ルを定める。典型的な最適化エンジンは、腫瘍専門医の
処方を考慮することにより線量容積ヒストグラムを最適
化するか又は供給すべき放射線量の3次元的仕様(thre
e-dimensional specification)を最適化する。このよ
うな最適化エンジンにおいて、3次元容積はセルに分割
され、各々のセルは管理すべき放射線の詳細なレベルを
決定する。最適化エンジンの出力は強度マップであり、
この強度マップはこのマップにおける各セルにおける強
度を変化させることによって決定される。この強度マッ
プは、各セルにおける最適化された強度レベルを定める
多数のフィールドを指定する。これらのフィールドは、
異なる累積放射線量がフィールドの異なるポイントで受
け取られるように静的に又は動的に変調される。一旦放
射線がこの強度マップに従って供給されると、各セルに
おける累積放射線量、すなわち線量容積ヒストグラムは
できるだけ処方に相応しなければならない。
【0007】このような強度変調においては、クリティ
カルな組織と腫瘍容積との間の境界が標準的な1cm幅
リーフによっては良好に近似されないことがままある。
この1cm幅リーフは、強度マップに亘って1cm×1
cmの格子(セルサイズ)を提供する。典型的にこの1
cmリーフによって提供されるよりも高い分解能がしば
しば要求されることがある。1つの可能な解決手段は、
より薄いリーフを有するコリメータを設けることであ
る。しかし、付加的なリーフのために必要とされる付加
的なハードウェアは高価であり、装置を重たくし、治療
ヘッドと患者との間の隙間を減少させ、さらに装置の信
頼性及び寿命を低減させることもある。
【0008】もう1つの解決手段は、非常に小さいセル
サイズ(例えばリーフの運動方向において2mm)を有
する強度マップを設定することである。この解決手段の
1つの欠点は、強度マップは非常に複雑になってしま
い、しかもこれらの高分解能セルのうちの多くはクリテ
ィカルな組織に隣接して配置されないので、有益な利点
をもたらさないことである。高分解能は大抵の場合クリ
ティカルな組織を含む領域の近傍の、治療フィールドの
境界においてのみ重要である。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の課題は、比較
的高い空間分解能において従来のマルチリーフコリメー
タによって供給可能な強度マップを決定する方法及び装
置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題は、方法におい
て、複数のセルに治療領域を分割し、各セルは所定の治
療強度レベルを有し、幾つかのセルから放射線をブロッ
クするためにマルチリーフコリメータのリーフを長手方
向に位置決めすることにより1つ又は複数の治療フィー
ルドを決定し、セルの部分にエッジマージン(edge mar
gin)を決定し、このエッジマージンは所定のセル強度
レベルとは異なる強度レベルを有し、このエッジマージ
ンに供給される放射線量を低減するためにこれらのリー
フが少なくとも1つの治療フィールドにおけるセルのこ
のエッジマージンを被覆するようにこれらのリーフの長
手方向位置を調整する、マルチリーフコリメータによっ
て治療領域への放射線源からの放射線供給を制御するた
めの方法によって解決され、さらに、上記課題は、装置
において、治療領域は放射線供給のためにこの治療領域
上に決定されたフィールドを有し、このフィールドは所
定の治療強度レベルを有する複数のセルを含み、これら
のセルの部分はこれらのセルの所定の強度レベルとは異
なる強度レベルを有するエッジマージンを有し、コリメ
ータを有し、このコリメータは、放射線源からの放射線
をブロックするための多数のリーフを有し、放射線源と
治療領域との間の開口を決定し、プロセッサを有し、こ
のプロセッサは、セル及びエッジマージンデータを受け
取り、セルサイズ及び強度レベルに基づいて少なくとも
1つの治療フィールドを決定するためにリーフを位置決
めし、エッジマージンに供給される放射線量を低減する
ためにリーフ位置を調整するように動作可能である、放
射線源から治療領域への放射線供給を制御するための装
置によって解決される。
【0011】
【発明の実施の形態】放射線源からの治療領域への放射
線供給を制御するための方法及び装置が開示される。本
発明の1つの局面では、本発明の方法は、複数のセルに
治療領域を分割し、各セルは所定の治療強度レベルを有
し、これらのセルの少なくとも一部分にエッジマージン
(edge margin)を決定することを一般的に含む。これ
らのエッジマージンはセルの所定の強度レベルとは異な
る強度レベルを有する。さらに本発明の方法は、幾つか
のセルから放射線をブロックするために、マルチリーフ
コリメータのリーフを長手方向に位置決めすることによ
り1つ又は複数の治療フィールドを決定することを含
む。さらに本発明の方法は、エッジマージンに供給され
る放射線量を低減するために、マルチリーフコリメータ
のリーフの長手方向位置を調整し、これらのリーフが少
なくとも1つの治療フィールドにおいてエッジマージン
を被覆することを含む。
【0012】エッジマージンは、治療領域の境界に配置
されたセルの周辺エッジマージンであるか、又は、放射
線供給の間に遮蔽される治療領域の境界内の内部領域で
あってもよい。
【0013】本発明の装置は一般的にコリメータを含
み、このコリメータは放射線源からの放射線をブロック
するための多数のリーフを有し、さらに放射線源と治療
領域との間の開口を決定する。この装置はプロセッサを
有し、このプロセッサは、セル及びエッジマージンデー
タを受け取り、セルサイズ及び強度レベルに基づいて少
なくとも1つの治療フィールドを決定するリーフを位置
決めし、これらのエッジマージンに供給される放射線量
を低減するためにリーフ位置を調整するように動作可能
である。
【0014】コリメータは、有利には、第1の軸に沿っ
て長手方向に延在するリーフによって第1の治療フィー
ルドに放射線を供給するために及び第2の軸に沿って長
手方向に延在するリーフによって第2の治療フィールド
に放射線を供給するために、放射線源から放射される放
射線ビームのまわりを回転可能である。第1の軸は一般
的に第2の軸に直交している。
【0015】放射線の他の利点は以下の記述、図面及び
請求項から得られる。
【0016】
【実施例】次に本発明を図面を参照しつつ実施例に基づ
いて詳しく説明する。
【0017】相応する参照符号は、図面の複数の図を通
して相応する部分を指示する。
【0018】以下の説明は、当業者が本発明を作成し、
使用することができるようにするために提示され、本明
細書及びその請求の範囲に関連して提供される。有利な
実施例に対する種々の変更は、当業者にとってはただち
に明らかであろう。またここでの包括的な原理は、他の
実施例にも適用することができる。したがって、本発明
は、示される実施例に制限されるべきものではなく、本
明細書で説明される原理及び特徴と矛盾しない最も広い
範囲が与えられるべきものである。
【0019】さて、図面を参照すると、まず図1には、
本発明の放射線治療装置が示され、20で一般的に示さ
れている。この放射線治療装置20は、治療ヘッド24
内のビーム遮蔽装置(図示せず)、30で一般的に表示
されている治療処理ユニットに接続されるハウジング2
6内の制御ユニットを含む。この放射線治療装置はさら
にガントリ36を有し、このガントリ36は治療処置の
最中に軸Aの周囲を回転するために自在に旋回すること
ができる。治療ヘッド24はガントリ36に固定され、
これとともに運動する。リニア加速器は治療のために使
用される強力な放射線を発生するためにガントリ内に配
置されている。このリニア加速器から放射される放射線
は、一般に軸Rに沿って伸びてゆく。電子、光子、また
は他のなんらかの検出可能な放射線を治療に使用するこ
とができる。治療の間、放射線ビームはオブジェクトP
(例えば、治療すべき患者)のゾーンZに集束される。
この治療すべきゾーンは、ガントリ36の回転軸Aと治
療テーブル38の回転軸Tと放射線ビームの軸Rとの交
差点によって決定されるアイソセンタに配置される。回
転可能なガントリ36は、患者を動かす必要なしに、様
々なビーム角度及び放射線分布を可能にする。
【0020】治療処理ユニット30は、放射線強度及び
治療の位置のような情報を放射線治療装置20に入力す
るために使用され、さらに治療のモニタリングのための
データを出力するために使用される。処理ユニット30
は、視覚的ディスプレイモニタ40のような出力装置及
びキーボード42のような入力装置を有する。治療処理
ユニット30は大抵の場合療法士によって操作され、こ
の療法士は腫瘍専門医により処方された通りに実際の放
射線治療を提供することを管理する。療法士はキーボー
ド42を使用して患者に供給すべき放射線量を定めるデ
ータを処理ユニット30に入力する。このデータはまた
例えばデータ格納装置のような他の入力装置を介して入
力してもよい。様々なタイプのデータが、治療前及び治
療の間に、ディスプレイモニタ40のスクリーンに表示
可能である。
【0021】図2は、放射線治療装置20のブロック線
図であり、治療処理ユニット30の部分をさらに詳細に
示している。電子ビーム50は、52で一般的に示され
ている電子加速器で形成される。この電子加速器52
は、電子銃54、導波管56及び真空エンベロープもし
くはガイドマグネット58を有する。トリガシステム6
0は、インジェクタトリガ信号を発生し、これらの信号
をインジェクタ62に供給する。これらのインジェクタ
トリガ信号に基づいて、インジェクタ62はインジェク
タパルスを発生する。これらのインジェクタパルスは、
電子ビーム50を発生するために加速器52における電
子銃54に供給される。電子ビーム50は導波管56に
よって加速されガイドされる。この目的のために、高周
波源(図示せず)が設けられる。この高周波源は、導波
管56に供給される電磁界を発生するための高周波数信
号を供給する。インジェクタ62によって注入され電子
銃54によって放射された電子は、導波管56における
電磁界によって加速され、電子銃54とは反対の端部か
ら出て、電子ビーム50を形成する。電子ビーム50
は、次にガイドマグネット58に入り、そこからウィン
ドウ64を通って軸Rに沿ってガイドされる。電子モー
ドのためのスキャタリングホイル66(または光子モー
ドのためのターゲット)を通過した後で、このビーム5
0は遮蔽ブロック70の通路68を通過し、電子モード
のための第2のスキャタリングホイル72(または光子
モードのためのフラットニングフィルタ)に衝突する。
ビームは次に測定チャンバ74を通過し、この測定チャ
ンバ74において線量が確認される。
【0022】80で一般的に示されるビーム遮蔽装置
は、フィールド81(図2及び3)を画定するためにビ
ーム50の通路に設けられている。ビーム遮蔽装置80
は、複数の向かい合うプレート又はリーフ82a〜i及
び84a〜iを有し、これらリーフのうち2つだけが簡
略化のために図2に示されている。図3は、放射線源と
患者との間に取り付けられかつ電子ビーム50を限定す
ることにより治療フィールドを決定するために位置決め
されたマルチリーフコリメータの(リーフペア82a及
び84a,82b及び84b,…,82i及び84iを
形成する)リーフ82a〜i及び84a〜iを示してい
る。これらのリーフ82a〜i,84a〜iは、典型的
には1cm幅を有し、放射される放射線に対して実質的
に不透過であり、この結果、これらリーフは健常な組織
を放射線からブロックする。
【0023】これらのリーフ82a〜i,84a〜i
は、一般に軸Rに対して垂直の方向に(図2ではプレー
ト82aに関してのみ示されている)ドライブユニット
86によって運動可能であり、照射されるフィールドの
サイズを変化させる。この結果、フィールドに亘る放射
線の分布は一様である必要がない(すなわち、1つの領
域が別の領域よりも高い線量に曝されてもよい)。この
ドライブユニット86は電気モータを有し、この電気モ
ータはプレート82aに結合されておりモータコントロ
ーラ90によって制御される。位置センサ92、94も
それぞれプレートの位置のセンシングのためにプレート
82a、84aに結合されている。ドライブユニット8
6は、プレート82aを治療フィールドに出入りさせる
ように駆動し、これにより所望のフィールド形状を発生
する。
【0024】モータコントローラ90は線量制御ユニッ
ト96に結合されている。この線量制御ユニット96
は、所与の等線量曲線(図2)を達成するための放射線
ビームの設定値を提供するための中央処理ユニット28
に結合された線量測定コントローラを含む。放射線ビー
ムの出力は、測定チャンバ74によって測定される。設
定値と実際値との間の偏差に応答して、線量制御ユニッ
ト96はトリガシステム60に信号を供給する。これら
の信号は公知のやり方でパルス繰返し周波数を変化さ
せ、この結果、放射線ビーム出力の設定値と実際値との
間の偏差が最小化される。患者によって吸収される線量
は、コリメータプレート82a、84aの移動に依存す
る。中央処理ユニット28は、所望された強度プロフィ
ールに従って放射線を供給するためにプログラムの実行
及びコリメータプレート82a、84aの開閉を制御す
る。この中央処理ユニット28は、例えば米国特許第
5,724,403号明細書に記述されている他の特徴
を有していてもよい。この米国特許は、本発明の参考文
献である。
【0025】この放射線治療装置は、本発明の範囲を出
ることなく、本明細書において記述され図示される装置
とは異ってもよいということを理解すべきである。上記
の治療装置20は、以下に記述される最適化プロセスに
よって行われる治療を提供することにおいて使用される
装置の例として提示されている。
【0026】図4は、(太線によって示される)複数の
1cm×1cmマクロセル100を有する強度マップを
示しており、各セルは管理すべき放射線の特定のレベル
を定める。この強度マップは各セルにおける最適化され
た強度レベルを決定する多数のフィールドを指定する。
これらのセルのうちの幾つかは治療領域の境界に位置決
めされており、これらのセルの一部分はこの治療領域の
外部に配置されている。治療領域の境界に隣接するクリ
ティカルな領域又はこの治療領域により包囲されたクリ
ティカルな領域があってもよい。これらのクリティカル
な領域は放射線を受けてはならない。これらのクリティ
カルな領域を回避するためには、強度マップ内のセルの
サイズをさらに低減させて、さらに高い分解能を提供す
る必要があるだろう。しかし、非常に小さいセルを有す
る強度マップは非常に複雑になる傾向があり、さらに治
療領域の大部分に対してあまり有益ではない。よって、
比較的大きなサイズのセルで動作することが望ましい。
比較的高い分解能は大抵の場合クリティカルな組織を含
む領域の近くの治療領域の周辺において要求されるだけ
なので、セルの一部分だけが比較的高い分解能を要求す
る。次に、治療領域の境界における分解能を指定し、さ
らに強度マップのセルサイズを低減することなしに又は
付加的なセルを作成することなしに境界におけるセルの
配置においてリーフ位置を変更することが、ユーザによ
ってできる方法を記述する。セルの数は増加しないの
で、放射線ビームがオンである時間、全治療時間及び放
射線漏洩は増大しない。
【0027】図5のAは3個のセル120、122、1
24を含む強度マップを示している。それぞれ各セル1
20、122、124内の数字(2、3、1)は、フィ
ールド内の位置に対する放射線強度レベルをモニタ単位
(mu)又は相対的なモニタ単位強度(例えば1×10
mu)で表している。放射線治療は3個の別個の強度
(治療)フィールドにおいて提供される。第1の強度フ
ィールドは最上部の行にラベル(a)で示されている。
向かい合ったリーフペア130、132は、1単位の放
射線が全ての3個のセルに供給されるように位置決めさ
れる。リーフ130、132は次に行(b)に示されて
いるように位置決めされる。(図5のAに図示されてい
るように)右側のリーフはセル124を被覆するために
左へと移動されている。これはこのセル124がすでに
その必要な放射線量を受けてしまったからである。ラベ
ル(c)の第3の強度フィールドによって、セル122
だけに放射線が供給される。これはこのセルが3モニタ
単位の放射線を必要とするからである。外側のセル12
0、124は各々これらのセル上に設定された(クロス
ハッチ及び境界線134、135によって示された)エ
ッジマージンを有する。セル120、124は、例えば
大量の放射線を受けてはならないクリティカルな領域に
隣接する治療領域の境界に配置されている。図5のB
は、周辺セル120、124のエッジマージンに配慮す
るリーフ130、132の調整を図示している。リーフ
130、132は、これらのエッジマージンが被覆され
て放射線に曝されないように位置決めされている。これ
らのエッジマージンは例えばリーフ間の漏洩のために治
療中に微弱な放射線量を受けるかもしれないが、これら
のエッジマージンは直接放射線には曝されていない。
(図5のBに図示されているように)エッジマージン境
界134の左側に位置決めされたリーフ130はこの境
界134に接するまで右側へと移動される。境界135
の右側に位置決めされたリーフ132はこの境界135
に接するまで左側に移動される。こうして、第1の2つ
の治療フィールド(a)及び(b)に対するリーフ13
0は右側に移動され、第1の治療フィールド(a)に対
するリーフ132は左側に移動される。セルのエッジマ
ージン120、124は3つの強度フィールド(a)、
(b)及び(c)の各々に対する放射線供給の間にリー
フ130、132によって遮蔽される。このプロセスは
強度マップの各行に対して繰り返される。
【0028】図6のAは3個のセル121、122、1
24を含む強度マップを示す。セル122及び124は
図5のA及び図5のBに示されているのと同一の強度レ
ベル及びエッジマージンを有する。セル121のエッジ
マージンは図5のA及び図5のBのセル120に示され
ているような0ではなく1の強度レベルを有する。よっ
て、セル121全体が放射線を受けるが、このエッジマ
ージンだけは1モニタ単位の放射線を受ける。他方で、
このセルの残りの部分は2モニタ単位の完全に予め設定
されたセル強度レベルを受ける。図6のAに図示されて
いるように、治療フィールド(a)に対するリーフ13
0は左側に移動され、1モニタ単位の放射線がセル12
1のエッジマージンに供給される。他のリーフ位置は図
5のBに図示され上述されたのと同一である。
【0029】図6のBは3個のセル127、129及び
124を含む強度マップを示す。セル124は図5のB
に図示されたのと同一である。セル127は2つのエッ
ジマージンを有し、境界137により定められる第1の
エッジマージンは0の強度レベルを有し、境界134及
び137により定められる第2のエッジマージンは1の
強度レベルを有する。図6のA及び図6のBに図示され
て上述されたように、1つのセル上にいくつのエッジマ
ージンが設定されていてもよく、各エッジマージンはこ
のセルに対して予め設定された強度レベルとは異なる強
度レベルを有し、このセルの他のエッジマージンとは異
なる強度レベルを有してもよい。リーフの長手方向位置
は、エッジマージンに供給される放射線量を低減するた
めに少なくとも1つの治療フィールドにおいてセルのエ
ッジマージンを被覆するように調整される。いくつかの
ケースでは、低減された供給放射線量は0になるだろ
う。セル127の第1のエッジマージンは0の強度レベ
ルを有し、第2のエッジマージンは1の強度レベルを有
する。セル129は2の強度レベルを有する1つのエッ
ジマージンを有する。図6のBに図示されているよう
に、治療フィールド(a)はセル127の第1のエッジ
マージンだけを被覆するために位置決めされた左側リー
フ130を有し、この結果、1モニタ単位の放射線がセ
ル127の中央エッジマージンに供給される。治療フィ
ールド(b)では左側リーフ130はセル127の2つ
のエッジマージンを被覆するように移動されており、治
療フィールド(c)では左側リーフ130はセル129
に配置されたエッジマージンに対する境界139に接す
るまで右に移動されている。従って、セル129のエッ
ジマージンは2モニタ単位の放射線を受けるのである。
【0030】図7及び8は、治療領域の2つの外側エッ
ジマージン及びこの治療領域の内部にクリティカルな領
域を有する強度マップを図示している。セル136及び
140はクリティカルな領域に隣接する部分を有し、こ
のクリティカルな領域は放射線を受けてはならない。セ
ル138も放射線からクリティカルな領域を遮蔽するた
めに使用される。周辺エッジマージン境界142、14
8及び内部エッジマージン境界144、146はセル1
36、140に対して設定されている。図7に図示され
ているように、これらのリーフは最初に2つの別個の強
度フィールド(a)及び(b)を決定するように位置決
めされる。第1の強度フィールド(a)はセル138及
び140から放射線をブロックし、他方で第2の強度フ
ィールド(b)はセル136及び138から放射線をブ
ロックする。従って、放射線はこの第1の強度フィール
ドによってセル136に1モニタ単位だけ供給され、こ
の第2の強度フィールドではセル140に1モニタ単位
だけ供給される。図8は、放射線からセル136及び1
40に設定されたエッジマージンを遮蔽するリーフ13
0、132の調整を図示している。第1の強度フィール
ド(a)では、リーフ130及び132がそれぞれ境界
142、144へと移動され、セル136のエッジマー
ジンを被覆する。よって、第1の治療中には1モニタ単
位の放射線がセル136の中央部分だけに供給される。
第2の強度フィールド(b)では、リーフ130、13
2がそれぞれ境界146、148へと移動され、1モニ
タ単位の放射線がセル140の中央部分に供給される。
図8に図示されているように内側及び外側エッジマージ
ンの場合には、左側リーフ130が調整されて、このリ
ーフのリーディングエッジ(leading edge)が少なくと
も最も近くのエッジマージン境界まで右に移動し、さら
に右側リーフ132が調整されてこのリーフのリーディ
ングエッジが最も近くのエッジマージン境界まで左に移
動する。
【0031】強度マップは、一般的にビーム軸R(図
1)を中心にしてマルチリーフコリメータを回転させる
ことによって2つの又は2つより多くの直交フィールド
としても提供され得る。これによって、同一のリーフ幅
を有するマルチリーフコリメータを利用する比較的高い
分解能強度マップが可能になる。直交強度フィールドに
よる放射線の供給によって、エッジマージンを相互に垂
直に設定することも可能になる。例えば、直交フィール
ドは強度マップの1cm×1cmマクロセル100を
(図4において破線で示されている)4個の5mm×5
mmマイクロセル102に分割することによって定義さ
れる。これらの5mm×5mmマイクロセル102は、
マクロセル100を2つの直交強度マップ、すなわち5
mm×10mmの分解能を有する1つの直交強度マップ
及び10mm×5mmの分解能を有するもう1つの直交
強度マップに変換するのに使用される。強度マップを4
個の5mm×5mmマイクロセル102のグループに分
割するためのプロセスの例は、本発明の参考文献U.S. P
atent Application Serial No.09/234,364, by Siochi,
filed January 20, 1999 に記述されている。5mm×
5mmマイクロセル102のこのグループ化は、図3に
示されているように、1cmリーフを有するマルチリー
フコリメータを使用する5mm×5mm分解能を有する
フィールドの治療を可能にする。2つの直交マップにお
いて、マージンはユーザによって指定され、前述したよ
うにリーフ位置が調整される。エッジマージンはこの場
合水平方向及び垂直方向の2つの方向において指定され
る。
【0032】図9は104で一般的に表示されたマトリ
クスの1つの例を示す。このマトリクスは、4つの5m
m×5mmマイクロセル106、108、110、11
2から成る強度マップから形成される。各マイクロセル
106、108、110、112は、放射線によって治
療すべきフィールドにおけるセクションを識別する。5
mm×5mm分解能をこの強度マップに対して提供する
ために、マトリクス104は2つの直交マトリクス11
6、118に分割され、これらの直交マトリクス11
6、118はそれぞれ1cm×5mm分解能及び5mm
×1cm分解能を有する。それゆえ、1cmリーフ幅の
マルチリーフコリメータは、5mm×5mm分解能を有
する強度マップを供給するために使用され得る。例え
ば、図10に示されるように位置決めされた1対のリー
フ97、98が、図9のマトリクス116に示される強
度マップを供給するために使用される。放射線の線量
(例えば、1mu)が、マトリクス104のマイクロセ
ル108及び112に相応するフィールドに供給され
る。次いで、コリメータがほぼ90度回転されて、図1
1に図示されたリーフ位置を有するマトリクス118に
示された強度マップを供給する。90度回転されたコリ
メータによって、放射線の線量(例えば、1mu)が、
マトリクス104のマイクロセル110及び112に相
応するフィールドに供給される。この2つの放射線の照
射の結果として、マイクロセル112に相応するフィー
ルドには2muの線量が、マイクロセル108及び11
0に相応するフィールドには1muの線量が供給され、
マイクロセル106に相応するフィールドへは放射線は
照射されない。従って、直交マトリクス116及び11
8へのマトリクス104の分解は、1cm幅を有するコ
リメータリーフを使用する5mm×5mm分解能の治療
を提供する。
【0033】以下の記述では、最初の入力強度マップは
マクロマトリクスとして定義され、このマクロマトリク
ス内の4つのマイクロセルのグループがマイクロマトリ
クス(またはマトリクス)として定義される。強度マッ
プを直交マップに分解するために、マイクロマトリクス
(マトリクス)100の各列の垂直方向グラジエントは
互いに等しくなければならないし、このマイクロマトリ
クスの各行の水平方向グラジエントも互いに等しくなけ
ればならない(図4)。これによって、1つのコリメー
タセッティングのための1つのリーフペアと直交コリメ
ータセッティングのためのもう1つのリーフペアとの交
差点に1cm×1cmの領域が提供される。例えば、
(図4に示された)セル102を有するマイクロマトリ
クスにおいて水平方向グラジエントが等しければ、次の
等式: b−a=d−c が成立しなければならない。ただしここで、a、b、
c、dは、図4のマイクロマトリクス100の中の位置
に相応する強度値である。
【0034】同様に、垂直方向グラジエントが等しけれ
ば、次の等式: c−a=d−b が成立しなければならない。
【0035】上記の制約を満たさない(すなわち、各行
の水平方向グラジエントが等しくないか又は各列の垂直
方向グラジエントが等しくない)強度マップを等しい水
平方向グラジエント及び垂直方向グラジエントを有する
強度マップに変換するための方法は、参考文献U.S. Pat
ent Application Serial No.09/457,601, filed Decemb
er 8, 1999 に記述されている。強度マップの幾つかの
分解が2つの直交マップを作成することを可能にする。
(本発明の参考文献である)U.S. Patent Application
Serial No.09/457,602, filed December 8, 1999 に記
述されているような最適化方法は、例えば全治療時間を
最小化しかつ放射線治療装置の寿命を増大させる最短時
間治療照射をもたらす分解を見出すために使用され得
る。
【0036】もし異なる分解能が要求されるのであれ
ば、強度マップは5mm×5mmではない寸法を有する
マイクロセルに分割される。例えば、各マクロセルが9
個のマイクロセルに分割され、この場合に強度マップが
1cm×1/3cmの分解能及び1/3cm×1cmの分
解能を有する2つの直交強度マップとして提供される
(例えば、上で参照したU.S. Patent Application Seri
al No.09/234,364を見よ)。また、1cmではないの幅
のリーフを有するマルチリーフコリメータも使用され、
相応するマイクロセルのサイズはこのリーフ幅の1/n
倍となる(ただしここでnは正の整数(例えば、2又は
3))。
【0037】治療フィールドは、治療領域サイズ及び形
状、強度要求及び(クリティカルな領域の位置に基づ
く)エッジマージンに関するデータをプロセッサに入力
することによって作成される。ビームシェイパー(beam
shaper)及び局所領域治療情報システムは治療フィー
ルド及びリーフ位置を決定するために使用される。強度
マップのセルに対してフィールドが決定された後で、エ
ッジマージンを遮蔽し、セルのエッジマージンへの放射
線供給を阻止する新しい治療フィールドを決定するため
にリーフ位置が調整される。
【0038】図12は、クリティカルなエッジマージン
に対してリーフ位置を調整し、放射線を供給するための
プロセスを示すフローチャートである。ステップ200
で強度マップが治療領域上に決定される。各セルに対し
て適切な強度レベルを与えるためにリーフ位置が決定さ
れる(ステップ202)。治療領域の境界に沿ったクリ
ティカルな領域又は治療領域内のクリティカルな領域を
有するセルに対してエッジマージンが決定される(20
4)。エッジマージン内の領域への放射線照射を阻止す
るためにリーフ位置が調整される(ステップ206)。
次にマルチリーフコリメータが治療領域の上に位置決め
され、リーフが位置決めされ、各々の定められた強度フ
ィールドに対して放射線が供給される(ステップ20
8)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による放射線治療装置及び治療
コンソール及びこの治療装置内に治療のため位置決めさ
れた患者の概略図である。
【図2】図1の放射線治療装置の部分を図示するブロッ
ク線図である。
【図3】図1の放射線治療装置において治療のために位
置決めされたマルチリーフコリメータの複数のリーフの
概略図である。
【図4】強度マップに配置された複数のセルの概略図で
ある。
【図5】Aは、セルの周辺エッジマージンから放射線を
ブロックするための調整の前の強度マップのリーフ位置
を示す概略図であり、Bは、セルの周辺エッジマージン
から放射線をブロックするための調整の後の強度マップ
のリーフ位置を示す概略図である。
【図6】Aは、セルの強度値とは異なる強度値を有する
エッジマージンを有するセルのリーフ位置を示す概略図
であり、Bは、2つのエッジマージンを有するセルのリ
ーフ位置を示す概略図である。
【図7】セルの内部エッジマージン及び周辺エッジマー
ジンから放射線をブロックするための調整の前の強度マ
ップのリーフ位置を示す概略図である。
【図8】内部エッジマージン及び周辺エッジマージンに
対する調整の後の図7の強度マップのリーフ位置を示す
概略図である。
【図9】0度マトリクスコンポーネント及び90度マト
リクスコンポーネントに分割されたマトリクスの概略図
である。
【図10】図9の0度マトリクスにより指定された放射
線量を供給するために構成された対向リーフペアの概略
図である。
【図11】図9の90度マトリクスにより指定された放
射線量を供給するために構成された対向リーフペアの概
略図である。
【図12】強度マップを決定し、治療領域に放射線を供
給するためのプロセスを示すフローチャートである。
【符号の説明】 20 放射線治療装置 24 治療ヘッド 26 ハウジング 30 治療処理ユニット 36 ガントリ 40 視覚的ディスプレイモニタ 42 キーボード 50 電子ビーム 52 電子加速器 54 電子銃 56 導波管 58 真空エンベロープもしくはガイドマグネット 60 トリガシステム 62 インジェクタ 64 ウィンドウ 66 スキャタリングホイル 68 通路 70 遮蔽ブロック 72 第2のスキャタリングホイル 74 測定チャンバ 80 ビーム遮蔽装置 81 フィールド 82a−i リーフ 84a−i リーフ 86 ドライブユニット 90 モータコントローラ 92,94 位置センサ 96 線量制御ユニット 100 マクロセル 102 マイクロセル 104 マトリクス 106 マイクロセル 108 マイクロセル 110 マイクロセル 112 マイクロセル 114 マイクロセル 116 直交マトリクス 118 直交マトリクス 120 セル 121 セル 122 セル 124 セル 127 セル 129 セル 130 リーフ 132 リーフ 134 エッジマージン境界 135 エッジマージン境界 136 セル 137 エッジマージン境界 138 セル 140 セル 142 エッジマージン境界 144 エッジマージン境界 146 エッジマージン境界 148 エッジマージン境界

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 マルチリーフコリメータ(80)によっ
    て治療領域(T)への放射線源からの放射線供給を制御
    するための方法において、 前記治療領域を複数のセル(120)に分割し、各セル
    は所定の治療強度レベルを有し、 幾つかの前記セルから放射線をブロックするために、前
    記マルチリーフコリメータのリーフ(130、132)
    を長手方向に位置決めすることにより1つ又は複数の治
    療フィールドを決定し、 前記セルの部分にエッジマージンを決定し、該エッジマ
    ージンは所定のセル強度レベルとは異なる強度レベルを
    有し、 前記エッジマージンに供給される放射線量を低減するた
    めに前記リーフが少なくとも1つの治療フィールドにお
    けるセルの前記エッジマージンを被覆するように前記リ
    ーフの長手方向位置を調整する、マルチリーフコリメー
    タ(80)によって治療領域(T)への放射線源からの
    放射線供給を制御するための方法。
  2. 【請求項2】 エッジマージンの決定は、治療領域の境
    界に位置するセルに対する周辺エッジマージン(13
    4、135)の決定を含む、請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 エッジマージンの決定は、放射線供給の
    間に遮蔽される治療領域の境界内の領域の決定を含む、
    請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 治療領域(T)の複数のセル(102)
    への分割は、複数のマトリクス(114)を形成するた
    めに前記セルをグループ化することを含み、前記マトリ
    クスの各々は、コリメータリーフの幅にほぼ等しい少な
    くとも1つの寸法を有する、請求項1記載の方法。
  5. 【請求項5】 直交マトリクス(116、118)への
    各マトリクスの分解を含む、請求項4記載の方法。
  6. 【請求項6】 エッジマージンの決定は、各直交マトリ
    クス(116、118)おけるセルに対する別個のエッ
    ジマージンの決定を含む、請求項5記載の方法。
  7. 【請求項7】 リーフの調整された位置において前記リ
    ーフによって放射線を供給することを含む、請求項1記
    載の方法。
  8. 【請求項8】 リーフの長手方向位置を調整すること
    は、治療領域(T)内のセル(102)の各行に対する
    リーフ(130、132)の位置を調整することを含
    む、請求項1記載の方法。
  9. 【請求項9】 リーフ(130、132)の長手方向位
    置を調整することは、エッジマージンの照射を実質的に
    阻止するために全ての前記治療フィールドにおける前記
    エッジマージンを被覆することを含む、請求項1記載の
    方法。
  10. 【請求項10】 エッジマージンを決定することは、1
    つ又は複数のセル(102)における少なくとも2つの
    エッジマージン(134,137)を決定することを含
    み、該エッジマージンの各々は他のエッジマージン及び
    前記セルの残りの部分とは異なる強度レベルを有する、
    請求項1記載の方法。
  11. 【請求項11】 放射線源から治療領域への放射線供給
    を制御するための装置において、前記治療領域は放射線
    供給のために該治療領域上に決定されたフィールドを有
    し、該フィールドは所定の治療強度レベルを有する複数
    のセル(102)を含み、該セルの部分は該セルの所定
    の強度レベルとは異なる強度レベルを有するエッジマー
    ジンを有し、前記装置は、 コリメータ(80)を有し、該コリメータ(80)は、
    前記放射線源からの放射線をブロックするための多数の
    リーフ(130、132)を有しかつ前記放射線源と前
    記治療領域との間の開口を決定し、 プロセッサ(30)を有し、該プロセッサ(30)は、
    セル及びエッジマージンデータを受け取り、セルサイズ
    及び強度レベルに基づいて少なくとも1つの治療フィー
    ルドを決定するためにリーフを位置決めし、前記エッジ
    マージンに供給される放射線量を低減するためにリーフ
    位置を調整するように動作可能である、放射線源から治
    療領域への放射線供給を制御するための装置。
  12. 【請求項12】 コリメータ(80)は、第1の軸に沿
    って長手方向に延在するリーフによって第1の治療フィ
    ールドに放射線を供給するために及び第2の軸に沿って
    長手方向に延在するリーフによって第2の治療フィール
    ドに放射線を供給するために、放射線源から放射される
    放射線ビームのまわりを回転可能である、請求項11記
    載の装置。
  13. 【請求項13】 マルチリーフコリメータはリーフの幅
    のほぼ2分の1の分解能によって放射線治療を提供する
    ように動作可能である、請求項12記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記第1の軸は一般的に前記第2の軸
    に直交している、請求項12記載の装置。
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