JP2002153162A - 出産兆候検出装置 - Google Patents

出産兆候検出装置

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JP2002153162A
JP2002153162A JP2000356476A JP2000356476A JP2002153162A JP 2002153162 A JP2002153162 A JP 2002153162A JP 2000356476 A JP2000356476 A JP 2000356476A JP 2000356476 A JP2000356476 A JP 2000356476A JP 2002153162 A JP2002153162 A JP 2002153162A
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animal
childbirth
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JP2000356476A
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Hiroaki Hayakawa
広明 早川
Hiroyuki Motosu
博之 本巣
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Fuji Electric Co Ltd
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Fuji Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 飼育員にかかる労働負荷を低減できる出産兆
候検出装置を提供する。 【解決手段】 出産兆候検出装置を、出産時期に入った
動物の部屋に取り付けられて、その部屋全体を撮影する
第1のカメラ1及び第2のカメラ2と、それら第1のカ
メラ1及び第2のカメラ2の画像信号をデジタル画像信
号に変換する画像信号変換部4と、その画像信号変換部
4で変換されたデジタル画像信号に基づいて前記動物に
付けられたマーキング(図示せず)の位置を検出する画
像解析部5と、その画像解析部5で検出された前記マー
キングの位置に基づいて動物の出産兆候を検出する検出
処理部6と、その検出処理部6で検出された出産兆候を
飼育員に通知するブザー出力装置7と、を備えて構成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】動物園や畜産家等で飼育され
ている動物の出産兆候を検出する出産兆候検出装置に係
り、特に、飼育員にかかる労働負荷を低減できる出産兆
候検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】動物園や畜産家等の動物を飼育している
施設においては、飼育している動物が出産時に異常分娩
等を生じないように、その出産に飼育員や獣医等を立ち
会わせるようにしている。そのため、従来は、動物の出
産に立ち会わせるために、飼育員に、出産時期に入った
動物を常に観察させて出産兆候を見つけさせていた。
【0003】そして、出産兆候が現れるたびに、他の飼
育員や獣医等の多くの関係者に電話等でその旨を通知さ
せていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来のやり方にあっては、出産兆候を見つけるため
に、飼育員は出産時期に入った動物を常に観察していな
ければならなかったため、飼育員には高い労働負荷がか
かっていた。また、出産兆候が現れるたびに、他の飼育
員や獣医等の複数に電話等でその旨を通知させていたた
め、多くの手間がかかり、飼育員にかかる労働負荷をさ
らに高いものにしていた。
【0005】そこで、本発明は、動物の出産兆候を自動
的に検出することができるようにして、飼育員にかかる
労働負荷を低減できるようにした出産兆候検出装置を提
供することを課題とする。また、動物の出産兆候を検出
した場合、予め定められた所定の連絡先にその旨を自動
的に通知することができるようにして、飼育員にかかる
労働負荷をさらに低減できるようにした出産兆候検出装
置を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に係る発明である出産兆候検出装置は、動
物の移動速度を検出する移動速度検出手段と、その移動
速度検出手段の検出結果に基づいて前記動物の第1の出
産兆候を検出する第1出産兆候検出手段と、を備えたこ
とを特徴とする。
【0007】一方、上記課題を解決するために、請求項
2に係る発明である出産兆候検出装置は、動物の前足を
掻く動作を検出する前足掻動作検出手段と、その前足掻
動作検出手段の検出結果に基づいて前記動物の第1の出
産兆候を検出する第1出産兆候検出手段と、を備えたこ
とを特徴とする。また、上記課題を解決するために、請
求項3に係る発明である出産兆候検出装置は、動物の熱
映像を撮影し、その撮影された熱映像を解析して前記動
物の体温上昇を検出する体温上昇検出手段と、その体温
上昇検出手段の検出結果に基づいて前記動物の第1の出
産兆候を検出する第1出産兆候検出手段と、を備えた。
【0008】請求項4に係る発明は、請求項1〜3に記
載の出産兆候検出装置において、さらに、動物の寝転ぶ
動作を検出する寝転動作検出手段と、その寝転動作検出
手段の検出結果に基づいて前記動物の第2の出産兆候を
検出する第2出産兆候検出手段と、を備えた。請求項5
に係る発明は、請求項1〜4に記載の出産兆候検出装置
において、さらに、前記出産兆候を検出した場合に、所
定の電話番号に電話をかけて、その旨を通知する通知手
段を備えた。
【0009】一方、請求項6に係る発明は、請求項1〜
4に記載の出産兆候検出装置において、さらに、前記出
産兆候を検出した場合に、所定のアドレスに電子メール
を発信して、その旨を通知する通知手段を備えた。した
がって、請求項1に係る発明である出産兆候検出装置
は、出産が近づくと動きが早くなるという出産時期にお
ける動物の特性を利用したものであって、まず、移動速
度検出手段で動物の移動速度を検出するようになってい
る。
【0010】前記移動速度検出手段は、動物の移動速度
を検出できるものであればどのようなものであってもよ
く、例えば動物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段で
撮影された画像を解析して前記動物の水平方向の位置を
検出する画像解析手段と、前記画像解析手段で検出され
た動物の位置情報に基づいて前記動物の移動速度を演算
する移動速度算手段と、を含んで構成すると、動物の移
動速度を容易に検出できるので好ましい。
【0011】そして、前記移動速度検出手段の検出結果
に基づいて、第1出産兆候検出手段で、前記動物の出産
が始まりそうなことを示す第1の出産兆候を検出するよ
うになっている。前記第1出産兆候検出手段は、前記移
動速度検出手段に基づいて第1の出産兆候を検出できる
ものであればどのようなものでもよく、前記移動速度検
出手段の検出結果が所定値を超えたことを契機として第
1の出産兆候を検出するものであってもよいし、第1の
出産兆候を複数の段階に分割して、前記移動速度検出手
段の検出結果に応じた段階の第1の出産兆候を検出する
ものであってもよい。
【0012】また、第1の出産兆候を検出する際に、移
動速度そのものに着目して、その移動速度が所定のしき
い値を超えたか否かを判定するものでもよく、移動速度
の増加分に着目して、その増加分が所定のしきい値を超
えたか否かを判定するものでもよい。このように、動物
の第1の出産兆候を自動的に検出できるようにしたた
め、動物が出産時期に入っても、飼育員は動物の行動を
観察する必要がなく、動物の行動を飼育員が観察するや
り方に比べて、飼育員にかかる労働負荷を低くできる。
【0013】一方、請求項2に係る発明である出産兆候
検出装置は、出産が近づくと前足を頻繁に掻くという出
産時期における動物の特性を利用したものであって、ま
ず、前足掻動作検出手段で動物の前足を掻く動作を検出
するようになっている。前足掻動作検出手段は、動物の
前足を掻く動作を検出できるものであればどのようなも
のでもよく、例えば動物の前足先端を撮影する撮影手段
と、前記撮影手段で撮影された画像を解析して前記動物
の前足先端の位置を検出する画像解析手段と、前記画像
解析手段で検出された動物前足先端の位置を演算する前
足位置演算手段と、を含んで構成すると、動物の前足を
掻く動作を容易に検出できるので好ましい。
【0014】そして、前記前足掻動作検出手段の検出結
果に基づいて、第1出産兆候検出手段で、前記動物の出
産が始まりそうなことを示す第1の出産兆候を検出する
ようになっている。前記第1出産兆候検出手段は、前記
前足掻動作検出手段に基づいて第1の出産兆候を検出で
きるものであればどのようなものでもよく、動物の前足
を掻く頻度が所定値を超えたことを契機として第1の出
産兆候を検出するものであってもよいし、第1の出産兆
候を複数の段階に分割して、前足を掻く頻度に応じた段
階の第1の出産兆候を検出するものであってもよい。
【0015】このように、動物の第1の出産兆候を自動
的に検出できるようにしたため、請求項1に記載の発明
と同様に、動物が出産時期に入っても、飼育員は動物の
行動を観察する必要がなく、動物の行動を飼育員が観察
するやり方に比べて、飼育員にかかる労働負荷を低くで
きる。また、請求項3に係る発明である出産兆候検出装
置は、出産が近づくと体温が上昇するという出産時期に
おける動物の特性を利用したものであって、まず、体温
上昇検出手段で動物の熱映像に基づいて体温上昇を検出
するようになっている。
【0016】体温上昇検出手段は、例えば動物の熱映像
を撮影する赤外線撮影手段と、前記撮影手段で撮影され
た画像を解析して前記動物の体温を検出する画像解析手
段と、前記画像解析手段で検出された動物の体温変化を
演算する体温変化演算手段と、を含んで構成され、動物
に接触させずにその体温を計測することができるように
なっているため、動物に接触させて体温を計測するタイ
プに比べ、出産時期に入った動物にかかる負担が小さく
て済む。
【0017】そして、前記体温上昇検出手段の検出結果
に基づいて、第1出産兆候検出手段で、前記動物の出産
が始まりそうなことを示す第1の出産兆候を検出するよ
うになっている。前記第1出産兆候検出手段は、前記体
温上昇検出手段に基づいて第1の出産兆候を検出できる
ものであればどのようなものでもよく、動物の体温上昇
が所定値を超えたことを契機として第1の出産兆候を検
出するものであってもよいし、第1の出産兆候を複数の
段階に分割して、体温上昇に応じた段階の第1の出産兆
候を検出するものであってもよい。
【0018】このように、動物の第1の出産兆候を自動
的に検出できるようにしたため、請求項1又は請求項2
に記載の発明と同様に、動物が出産時期に入っても、飼
育員は動物の行動を観察する必要がなく、動物の行動を
飼育員が観察するやり方に比べて、飼育員にかかる労働
負荷を低くできる。請求項4に係る発明である出産兆候
検出装置は、寝転んで出産を行うという動物の特性を利
用したものであって、第1兆候検出手段で第1の出産兆
候が検出されたあとに、まず、寝転動作検出手段で動物
の寝転ぶ動作を検出するようになっている。
【0019】寝転動作検出手段は、動物の寝転ぶ動作を
検出できるものであればどのようなものでもよく、例え
ば動物を撮影する撮影手段と、前記撮影手段で撮影され
た画像を解析して前記動物の垂直方向の位置を検出する
画像解析手段と、を含んで構成すると、動物の寝転ぶ動
作を容易に検出することができるので好ましい。そし
て、前記寝転動作検出手段の検出結果に基づいて、第2
出産兆候検出手段で、前記動物の出産が始まったことを
示す第2の出産兆候を検出するようになっている。
【0020】このように、動物の第2の出産兆候を自動
的に検出できるようにしたため、第1兆候検出手段で動
物の出産が始まりそうなことを示す第1の出産兆候が検
出されたあとも、飼育員は動物の行動を観察する必要が
なく、動物の行動を飼育員が観察するやり方に比べて、
飼育員にかかる労働負荷をより低くできる。請求項5に
係る発明である出産兆候検出装置にあっては、さらに、
前記出産兆候を検出した場合に、通知手段で、飼育員が
持ち歩いている携帯電話等に電話をかけて、その旨を通
知するようになっている。
【0021】このように、動物の出産兆候を自動的に通
知できるようにしたため、飼育員は他の飼育員等の多く
の関係者にその旨を通知する必要がなく、飼育員がその
旨を通知するやり方に比べて、飼育員の労働負荷をさら
に低減できる。一方、請求項6に係る発明である出産兆
候検出装置にあっては、さらに、前記出産兆候を検出し
た場合に、通知手段で、飼育員が持ち歩いている携帯電
話等に電子メールを発信して、その旨を通知するように
なっている。
【0022】このように、動物の出産兆候を自動的に通
知できるようにしたため、飼育員は他の飼育員等の多く
の関係者にその旨を通知する必要がなく、請求項5に記
載の発明と同様に、飼育員がその旨を通知するやり方に
比べて、飼育員の労働負荷をさらに低減できる。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係る出産兆候検出
装置の実施の形態を、図面に基づいて説明する。まず、
出産兆候検出装置の構成を図1に基づいて説明する。図
1は、本発明に係る出産兆候検出装置の第一実施形態を
示すブロック構成図である。
【0024】本実施形態の出産兆候検出装置は、出産が
近づくと動きが早くなり、出産が始まると寝転ぶという
出産時期における動物の特性を利用したものであって、
図1に示すように、出産時期に入った動物の部屋に取り
付けられて、その部屋全体を撮影する第1のカメラ1及
び第2のカメラ2と、その第1のカメラ1又は第2のカ
メラ2の画像信号をモニタ3に出力するとともに、それ
ら第1のカメラ1及び第2のカメラ2の画像信号をデジ
タル画像信号に変換する画像信号変換部4と、その画像
信号変換部4で変換されたデジタル画像信号に基づいて
前記動物に付けられたマーキング(図示せず)の位置を
検出する画像解析部5と、その画像解析部5で検出され
た前記マーキングの位置に基づいて動物の出産兆候を検
出する検出処理部6と、その検出処理部6で検出された
出産兆候を飼育員に通知するブザー出力装置7と、を備
えて構成されている。
【0025】画像解析部5は、一般的な既存技術である
画像の2値化処理等の画像解析によって前記マーキング
を検出するとともに、第1のカメラ1及び第2のカメラ
2で撮影された画像に基づいて三角測量法で前記マーキ
ングの位置を演算して、そのマーキングの位置の3次元
座標を算出するようになっている。なお、前記マーキン
グは 部屋や動物の色よりも輝度の高い色で彩色された
球状体であって、動物の頭部に付けられている。
【0026】次に、検出処理部6の構成を図2に基づい
て説明する。図2は、検出処理部6の回路構成の概要を
示す概略構成図である。図2に示すように、検出処理部
6は、動物の出産兆候を検出する検出処理プログラム等
を実行するCPU(中央演算処理装置)8と、そのCP
U8で実行されるプログラムやそのプログラムで利用さ
れるデータ等を格納する記憶装置9と、プログラムを実
行するタイミング等を管理するタイマ10と、ブザー出
力装置7に接続されて、そのブザー出力装置7をCPU
8の命令にしたがって制御するブザー出力部11と、で
構成されており、これらはデータを転送するための信号
線であるバス12で相互に接続されている。
【0027】検出処理プログラムは、動物の水平方向の
移動速度を演算して出産が近いことを示す第1の出産兆
候を検出する第1出産兆候検出処理と、その第1出産兆
候検出処理が前記第1の出産兆候を検出したあとに実行
される処理であって、前記動物の寝転ぶ動作を検出して
出産が開始したことを示す第2の出産兆候を検出する第
2出産兆候検出処理と、から構成される。
【0028】第1出産兆候検出処理は、タイマ10に基
づいて所定の周期ΔT(例えば、1秒)毎に実行される
処理であって、具体的には、その処理の手順の概要を示
すフローチャートである、図3に示すように、先ずステ
ップ301において、画像解析部5で算出されたマーキ
ングの3次元座標を記憶装置9に格納し、ステップ30
2に移行するようになっている。
【0029】ステップ302においては、上記ステップ
301で記憶装置9に格納したマーキングの3次元座標
のうち、今回の第1出産兆候検出処理実行時における水
平方向座標と前回の第1出産兆候検出処理実行における
水平方向座標を比較して、マーキングが1秒間に水平移
動する距離を演算し、その演算結果を記憶装置9に格納
して、ステップ303に移行するようになっている。
【0030】ステップ303においては、上記ステップ
302で記憶装置9に格納したマーキングの移動距離の
データのうち、最新のデータから60点前のデータまで
(最新の60秒間のデータ)を参照して、マーキングが1
秒間に水平移動する平均移動距離を演算し、ステップ3
04に移行するようになっている。ステップ304にお
いては、上記ステップ303で演算した1秒当たりの平
均移動距離が、動物の出産が近づいたことを判別できる
しきい値である0.5m以上であるか否かを判定し、動物
の動きが早くなったか否かを判定するようになってい
る。平均移動距離がしきい値である0.5mより小さく、
ステップ304の判定が「NO」となる場合には、その
まま今回の第1出産兆候検出処理を終了するようになっ
ている。平均移動距離がしきい値である0.5m以上とな
り、ステップ305の判定が「YES」となる場合に
は、ステップ305に移行して、第1の出産兆候が現れ
たことを飼育員に通知する第1のブザー音をブザー出力
装置7から出力するようにブザー出力部11に命令して
から、今回の第1出産兆候検出処理を終了するようにな
っている。
【0031】なお、動物の出産が近付いていることを判
別できるしきい値は常に0.5mに限定されるものではな
く、動物の出産が近付いていることを判別できるもので
あればよく、動物の種類等にあわせて適切な値を用いる
ようにすればよい。第2出産兆候検出処理は、上記した
第1出産兆候検出処理が前記第1の出産兆候を検出した
あとに、タイマ10に基づいて所定の周期ΔT(例え
ば、1秒)毎に実行される処理であって、具体的には、
その処理の手順の概要を示すフローチャートである、図
4に示すように、先ずステップ401において、画像解
析部5で算出されたマーキングの3次元座標を記憶装置
9に格納し、ステップ402に移行するようになってい
る。
【0032】ステップ402においては、上記ステップ
401で記憶装置9に格納したマーキングの3次元座標
のうち、最新のデータから60点前のデータまで(最新の
60秒間のデータ)を参照して、マーキングの床からの垂
直方向の位置が、動物の出産が開始したことを判別でき
る条件である0.6m以下となる状態が60秒間続いたか否
かを判定し、動物が寝転んだか否かを判定するようにな
っている。垂直方向の位置が0.6m以下となる状態が60
秒間続かず、ステップ402の判定が「NO」となる場
合には、そのまま今回の第2出産兆候検出処理を終了す
るようになっている。
【0033】なお、動物の出産が開始したことを判別で
きる条件は、常に0.6m以下となる状態が60秒間続いたか
否かということに限定されるものではなく、動物の出産
が開始したことを判別できるものであればよく、動物の
種類等にあわせて適切な値を用いるようにすればよい。
垂直方向の位置がしきい値である0.6m以下となる状態
が60秒間続いて、ステップ402の判定が「YES」と
なる場合には、ステップ403に移行して、第2の出産
兆候が現れて出産を開始したことを飼育員に通知する第
2のブザー音をブザー出力装置7から出力するようにブ
ザー出力部11に命令してから、今回の第2出産兆候検
出処理を終了するようになっている。
【0034】次に本実施形態の動作を具体的な状況を交
えて詳細に説明する。まず、所定の周期ΔTである1秒
が経過して第1出産兆候検出処理が実行されたとする。
すると、図3に示すように、ステップ301で、画像解
析部5で算出されたマーキングの3次元座標が記憶装置
9に格納され、ステップ302で、前記マーキングが1
秒間に水平移動する距離が演算され、ステップ303
で、マーキングが1秒間に水平移動した平均移動距離が
演算される。
【0035】ここで、出産開始までに多くの時間があ
り、出産が近づくと動きが早くなるという出産時期にお
ける特性が動物に現れておらず、1秒当たりの平均移動
距離がしきい値である0.5mよりも小さくなったとす
る。すると、ステップ304の判定が「NO」となり、
そのまま今回の第1出産兆候検出処理が終了される。そ
して、再び、所定の周期ΔTである1秒が経過すると、
第1出産兆候検出処理が実行されて、上記手順が繰り返
される。
【0036】一方、出産開始までの時間が少なくなり、
出産が近づくと動きが早くなるという出産時期における
特性が動物に現れて、平均移動距離がしきい値である0.
5m以上になったとする。すると、ステップ304の判
定が「YES」となり、ステップ305で、第1の出産
兆候があることを飼育員に通知する第1のブザー音をブ
ザー出力装置7から出力するようにブザー出力部11に
命令し、ブザー出力部11で、その命令にしたがってブ
ザー出力装置7が制御されて第1のブザー音が出力され
る。
【0037】このように、動物の第1の出産兆候を自動
的に検出できるようにしたため、動物が出産時期に入っ
ても、飼育員は動物の行動を観察する必要がなく、動物
の行動を飼育員が観察するやり方に比べて、飼育員にか
かる労働負荷を低くできる。次に、上記した第1出産兆
候検出処理が前記第1の出産兆候を検出したあとに、所
定の周期ΔTである1秒が経過して第2出産兆候検出処
理が実行されたとする。すると、図4に示すように、ス
テップ401で、画像解析部5で算出されたマーキング
の3次元座標が記憶装置9に格納される。
【0038】ここで、まだ出産が始まってなく、出産を
開始すると寝転ぶという出産時期における特性が動物に
現れておらず、マーキングの床からの垂直方向の位置が
0.6m以下となる状態が60秒間続かなかったとする。す
ると、ステップ402の判定が「NO」となり、そのま
ま今回の第2出産兆候検出処理が終了される。そして、
再び、所定の周期ΔTである1秒が経過すると、第2出
産兆候検出処理が実行されて、上記手順が繰り返され
る。
【0039】一方、出産が始まり、出産を開始すると寝
転ぶという出産時期における特性が動物に現れて、マー
キングの床からの垂直方向の位置が0.6m以下となる状
態が60秒間続いたとする。すると、ステップ402の判
定が「YES」となり、ステップ403で、第2の出産
兆候があることを飼育員に通知する第2のブザー音をブ
ザー出力装置7から出力するようにブザー出力部11に
命令し、ブザー出力部11で、その命令にしたがってブ
ザー出力装置7が制御されて第2のブザー音が出力され
る。
【0040】このように、動物の第2の出産兆候を自動
的に検出できるようにしたため、第1兆候検出手段で動
物の出産が始まりそうなことを示す第1の出産兆候が検
出されたあとも、飼育員は動物の行動を観察する必要が
なく、動物の行動を飼育員が観察するやり方に比べて、
飼育員にかかる労働負荷をより低くできる。次に、第二
実施形態の出産兆候検出装置について、第1出産兆候検
出処理のフローチャートである図5を参照しながら説明
する。なお、第一実施形態の出産兆候検出装置と同様の
部分の説明は省略し、異なる部分のみ説明する。
【0041】本実施形態の出産兆候検出装置は、出産が
近づくと前足を掻くという出産時期における動物の特性
を利用したものであって、動物の両前足首に前記マーキ
ングをそれぞれつけて、第1の出産兆候検出処理におい
て、動物の前足先端の位置を演算して出産が近いことを
示す第1の出産兆候を検出するようになっている点が、
上記第一実施形態の出産兆候検出装置とは異なる。
【0042】本実施形態において第1出産兆候検出処理
は、タイマ10に基づいて所定の周期ΔT(例えば、0.
1秒)毎に実行される処理であって、具体的には、その
処理の手順の概要を示すフローチャートである、図5に
示すように、先ずステップ501において、画像解析部
5で算出された2つのマーキングの水平方向の座標をそ
れぞれ記憶装置9に格納し、ステップ502に移行する
ようになっている。
【0043】ステップ502においては、上記ステップ
501で記憶装置9に格納した2つのマーキングの水平
座標のうち、最新のデータから30点前のデータまで(最
新の3秒間のデータ)を参照して、その3秒間には、少
なくとも一方のマーキングは同一直線上にあり、しかも
その直線の順方向と逆方向との両方向に移動していたか
どうかを判定し、動物が前足を掻く動作を行っていたか
否かを判定するようになっている。ステップ502の判
定が「NO」となる場合には、そのまま今回の第1出産
兆候検出処理を終了するようになっているが、ステップ
502の判定が「YES」となる場合には、ステップ5
03に移行して、第1の出産兆候が現れたことを飼育員
に通知する第1のブザー音をブザー出力装置7から出力
するようにブザー出力部11に命令してから、今回の第
1出産兆候検出処理を終了するようになっている。
【0044】次に本実施形態の動作を具体的な状況を交
えて詳細に説明する。まず、所定の周期ΔTである0.1
秒が経過して第1出産兆候検出処理が実行されたとす
る。すると、図5に示すように、ステップ501で、画
像解析部5で算出された2つのマーキングの座標が記憶
装置9に格納される。ここで、出産開始までに多くの時
間があり、出産が近づくと前足を掻くという出産時期に
おける特性が動物に現れておらず、最近の3秒間には、
少なくとも一方のマーキングは同一直線上にあり、しか
もその直線の順方向と逆方向との両方向に移動している
という状態になかったとする。すると、ステップ502
の判定が「NO」となり、そのまま今回の第1出産兆候
検出処理が終了される。
【0045】そして、再び、所定の周期ΔTである0.1
秒が経過すると、第1出産兆候検出処理が実行されて、
上記手順が繰り返される。一方、出産開始までの時間が
少なくなり、出産が近づくと前足を掻くという出産時期
における特性が動物に現れて、最近の3秒間には、少な
くとも一方のマーキングは同一直線上にあり、しかもそ
の直線の順方向と逆方向との両方向に移動していたとす
る。すると、ステップ502の判定が「YES」とな
り、ステップ503で、第1の出産兆候があることを飼
育員に通知する第1のブザー音をブザー出力装置7から
出力するようにブザー出力部11に命令し、ブザー出力
部11で、その命令にしたがってブザー出力装置7が制
御されて第1のブザー音が出力される。
【0046】このように、動物の第1の出産兆候を自動
的に検出できるようにしたため、上記第1の実施形態と
同様に、動物が出産時期に入っても、飼育員は動物の行
動を観察する必要がなく、動物の行動を飼育員が観察す
るやり方に比べて、飼育員にかかる労働負荷を低くでき
る。図6は、本発明に係る出産兆候検出装置の第三の実
施形態を示すブロック構成図である。
【0047】本実施形態の出産兆候検出装置は、出産が
近くなると体温が上昇するという出産時期における動物
の特性を利用したものであり、図6に示すように、出産
時期に入った動物の部屋に取り付けられて前記動物を撮
影する、赤外線カメラを応用した温度計測用サーモグラ
フ装置13と、その温度計測用サーモグラフ装置13の
出力信号に基づいて動物の温度情報を表示する温度情報
表示用モニタ14と、その温度計測用サーモグラフ装置
13の出力信号に基づいて動物の出産兆候を検出する検
出処理部15と、を備えて構成されており、その検出処
理部15には検出された出産兆候を飼育員に通知するこ
とができるようにアナログ回線やISDN回線等の電話
回線16に接続されている。
【0048】次に、検出処理部15の構成を図7に基づ
いて説明する。図7は、検出処理部15の回路構成の概
要を示す概略構成図である。図7に示すように、検出処
理部16は、サーモグラフ装置13からの画像・温度情
報を取込む画像・温度情報入力部17、動物の出産兆候
を検出する検出処理プログラムなどを実行するCPU1
8と、そのCPU18で実行されるプログラムやそのプ
ログラムで利用されるデータ等を格納する記憶装置19
と、プログラムを実行するタイミング等を管理するタイ
マ20と、電話回線16に接続されて、CPU18の命
令にしたがって飼育員等に通知する音声発生回路内蔵モ
デム部21と、で構成されており、これらはデータを転
送するための信号線であるバス22で相互に接続されて
いる。
【0049】検出処理プログラムは、動物の体温上昇に
基づいて出産が近いことを示す第1の出産兆候を検出す
る第1出産兆候検出処理と、その第1出産兆候検出処理
で第1の出産兆候を検出したときに実行される処理であ
って、前記第1の出産兆候が現れたことを飼育員や獣医
等に通知する通知出処理と、から構成される。第1出産
兆候検出処理は、タイマ10に基づいて所定の周期ΔT
(例えば、1分)毎に実行される処理であって、具体的
には、その処理の手順の概要を示すフローチャートであ
る、図8に示すように、先ずステップ801において、
サーモグラフ装置13からの温度情報を画像・温度情報
入力部17を介して記憶装置19に格納し、ステップ8
02に移行するようになっている。
【0050】ステップ802においては、上記ステップ
801で記憶装置9に格納した温度情報のうち、最新の
データから80点前のデータまで(最新の80分間のデー
タ)を参照して、動物の体温の平均値を演算し、ステッ
プ803に移行するようになっている。ステップ803
においては、上記ステップ802で演算した動物の体温
の平均値と平常時の動物の体温との温度差が、動物の出
産が近づいたことを判別できるしきい値である1℃以上
であるか否かを判定し、動物の体温が上昇したか否かを
判定するようになっている。温度差がしきい値である1
℃より小さく、ステップ803の判定が「NO」となる
場合には、そのまま今回の第1出産兆候検出処理を終了
するようになっているが、温度差がしきい値である1℃
以上となり、ステップ803の判定が「YES」となる
場合には、ステップ804に移行して、第1の出産兆候
が現れたことを飼育員や獣医等に通知する通知出処理を
実行してから、今回の第1出産兆候検出処理を終了する
ようになっている。
【0051】通知処理は、第1出産兆候検出処理のステ
ップ804で実行される処理であって、具体的には、そ
の処理の手順の概要を示すフローチャートである、図9
に示すように、先ずステップ901において、音声発生
回路内蔵モデム部21にトーン又はパルス信号を出力さ
せて、記憶装置19に予め格納しておいた飼育員や獣医
等の電話番号に電話をかけさせ、ステップ902に移行
するようになっている。
【0052】ステップ902においては、記憶装置19
に予め格納しておいた第1の出産兆候が発生したことを
伝える文章を、音声発生回路内臓モデム部21の音声発
生回路で音声に変換させて電話をかけた相手に通知さ
せ、ステップ903に移行するようになっている。ステ
ップ903においては、記憶装置19に予め格納してお
いた全ての電話番号に電話をかけさせたか否かを判定す
るようになっている。まだ全ての電話番号に電話をかけ
終えておらず、ステップ903の判定が「NO」となる
場合には、ステップ901に戻って残りの電話番号に電
話をかけるようになっている。
【0053】また、ステップ903の判定が「YES」
となる場合には、ステップ904に移行して、音声発生
回路内蔵モデム部21にトーン又はパルス信号を出力さ
せて、予め記憶装置19に格納しておいたインターネッ
トプロバイダの電話番号に電話をかけさせ、そのプロバ
イダと接続するためのユーザーIDやパスワード等を入
力して、インターネットに接続し、ステップ905に移
行するようになっている。
【0054】ステップ905においては、予め記憶装置
19に格納しておいた飼育員や獣医等のアドレスに、第
1の出産兆候が発生したことを伝える電子メールを送信
してから、通知処理に戻るようになっている。次に本実
施形態の動作を具体的な状況を交えて詳細に説明する。
まず、所定の周期ΔTである1分が経過して第1出産兆
候検出処理が実行されたとする。すると、図8に示すよ
うに、ステップ801で、サーモグラフ装置13からの
温度情報が記憶装置19に格納され、ステップ802
で、動物の体温の平均値が演算される。
【0055】ここで、出産開始までに多くの時間があ
り、出産が近づくと体温が上昇するという出産時期にお
ける特性が動物に現れておらず、平常時の体温との温度
差がしきい値である1℃よりも小さくなったとする。す
ると、ステップ803の判定が「NO」となり、そのま
ま今回の第1出産兆候検出処理が終了される。そして、
再び、所定の周期ΔTである1分が経過すると、第1出
産兆候検出処理が実行されて、上記手順が繰り返され
る。
【0056】一方、出産開始までの時間が少なくなり、
出産が近づくと体温が上昇するという出産時期における
特性が動物に現れて、平常時の体温との温度差がしきい
値である1℃以上になったとする。すると、ステップ8
03の判定が「YES」となり、ステップ804で、第
1の出産兆候があることを飼育員に通知する通知処理が
実行される。
【0057】このように、第一実施形態及び第二実施形
態と同様に、動物の第1の出産兆候を自動的に検出でき
るようにしたため、動物が出産時期に入っても、飼育員
は動物の行動を観察する必要がなく、動物の行動を飼育
員が観察するやり方に比べて、飼育員にかかる労働負荷
を低くできる。第1出産兆候検出処理のステップ804
で通知処理が実行されたとする。すると、図9に示すよ
うに、ステップ901で、記憶装置19に予め格納して
おいた飼育員や獣医等の電話番号に電話がかけられ、ス
テップ902で、第1の出産兆候が発生したことを伝え
る音声が通知される。
【0058】ここで、まだ全ての電話番号に電話をかけ
ていないとする。すると、ステップ903の判定が「N
O」となってステップ901に戻り、全ての電話番号に
電話をかけ終えるまで上記手順が繰り返される。このよ
うに、動物の第1の出産兆候や第2の出産兆候を電話で
自動的に通知できるようにしたため、飼育員は他の飼育
員等の多くの関係者にその旨を通知する必要がなく、飼
育員がその旨を通知するやり方に比べて、飼育員の労働
負荷をさらに低減できる。
【0059】また、ステップ901〜903の手順を繰
り返して全ての電話番号に電話をかけ終えたとする。す
ると、ステップ903の判定が「YES」となり、ステ
ップ904で、インターネットに接続され、ステップ9
04で、飼育員や獣医等のアドレスに第1の出産兆候が
発生したことを伝える電子メールが送信される。このよ
うに、動物の第1の出産兆候や第2の出産兆候を電子メ
ールで自動的に通知できるようにしたため、電話で自動
的に通知したときと同様に、飼育員は他の飼育員等の多
くの関係者にその旨を通知する必要がなく、飼育員がそ
の旨を通知するやり方に比べて、飼育員の労働負荷をさ
らに低減できる。
【0060】なお、第1のカメラ1及び第2のカメラ
2、画像信号変換部4、画像解析部5、検出処理部6、
ステップ301〜303は移動速度検出手段に対応し、
第1のカメラ1及び第2のカメラ2、画像信号変換部
4、画像解析部5、検出処理部6、ステップ501は前
足掻動作検出手段に対応し、温度計測用サーモグラフ装
置13及び検出処理部15、ステップ801〜802は
体温上昇検出手段に対応し、ステップ304及び50
2、803は第1出産兆候検出手段に対応し、第1のカ
メラ1及び第2のカメラ2、画像信号変換部4、画像解
析部5、検出処理部6、ステップ401は寝転動作検出
手段に対応し、ステップ403は第2出産兆候検出手段
に対応し、ステップ901〜903及びステップ90
4、905は通知手段に対応する。
【0061】また、第一及び第二、第三実施形態は本発
明の一例を示したものであって、本発明はこれらの実施
形態に限定されるものではない。例えば、第一及び第二
実施形態においては、動物の出産が始まりそうなことを
示す第1の出産兆候を検出するようにし、その第1の出
産兆候を検出したあとに、動物の出産が始まったことを
示す第2の出産兆候を検出するようにした例を示した
が、第1の出産兆候及び第2の出産兆候の双方を検出し
なくてもよく、第1の出産兆候だけを検出するようにし
てもよいし、第2の出産兆候だけを検出するようにして
もよい。
【0062】また、第三実施形態においては、第1の出
産兆候だけを検出するようにした例を示したが、第一及
び第二実施形態のように、その第1の出産兆候を検出し
たあとに、第2の出産兆候を検出するようにして、第1
の出産兆候及び第2の出産兆候の双方を検出するように
してもよい。さらに、各実施形態において示した第1の
出産兆候を検出する種々のやり方を同時に実施するよう
にしてもよいし、それらのうちの幾つかを組み合わせて
同時に実施するようにしてもよい。
【0063】また、第一及び第二の実施形態において
は、ブザー出力武装値7を備えて出産兆候を飼育員に通
知するた例を示したが、出産兆候を飼育員に通知できる
ものであればどのようなものでもよく、例えば第三実施
形態に示すように電話や電子メールで通知するようにし
てもよい。さらに、第三実施形態においては、出産兆候
を電話や電子メールで飼育員に通知する例を示したが、
第一及び第二実施形態のように、ブザー出力武装値7を
備えて出産兆候を飼育員に通知するようにしてもよい。
【0064】また、各実施形態において、動物の出産が
近付いていることや出産を開始したことを検出するプロ
グラム中に用いた種々の数値は、それぞれの実施形態に
記載された数値に限定されるものではなく、動物の出産
が近付いていることや出産を開始したことを検出するこ
とができるものであればよく、動物の種類等にあわせて
適切な値を用いるようにすればよい。
【0065】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る出産兆候検
出装置においては、動物の出産兆候を自動的に検出でき
るようにしたため、動物が出産時期に入っても、飼育員
は動物の行動を観察する必要がなく、動物の行動を飼育
員が観察するやり方に比べて、飼育員にかかる労働負荷
を低くできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る出産兆候検出装置の第一実施形態
の全体構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示した検出処理部の概略構成図である。
【図3】図2に示したCPUで実行される検出処理プロ
グラムを構成する第1出産兆候検出処理の手順の概要を
示すフローチャートである。
【図4】図2に示したCPUで実行される検出処理プロ
グラムを構成する第2出産兆候検出処理の手順の概要を
示すフローチャートである。
【図5】本発明に係る出産兆候検出装置の第二実施形態
において、検出処理プログラムを構成する第1出産兆候
検出処理の手順の概要を示すフローチャートである。
【図6】本発明に係る出産兆候検出装置の第三実施形態
の全体構成を示すブロック図である
【図7】図6に示した検出処理部の概略構成図である。
【図8】図6に示したCPUで実行される検出処理プロ
グラムを構成する第1出産兆候検出処理の手順の概要を
示すフローチャートである。
【図9】図6に示したCPUで実行される検出処理プロ
グラムを構成する通知出処理の手順の概要を示すフロー
チャートである。
【符号の説明】
1 第1のカメラ1 2 第2のカメラ 4 画像信号変換部 5 画像解析部 6、15 検出処理部 13 温度計測用サーモグラフ装置 8、18 CPU 9、19 記憶装置 10、20 タイマ 11 ブザー出力部 12、22 バス 21 音声発生回路内蔵モデム部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 動物の移動速度を検出する移動速度検出
    手段と、その移動速度検出手段の検出結果に基づいて前
    記動物の第1の出産兆候を検出する第1出産兆候検出手
    段と、を備えたことを特徴とする出産兆候検出装置。
  2. 【請求項2】 動物の前足を掻く動作を検出する前足掻
    動作検出手段と、その前足掻動作検出手段の検出結果に
    基づいて前記動物の第1の出産兆候を検出する第1出産
    兆候検出手段と、を備えたことを特徴とする出産兆候検
    出装置。
  3. 【請求項3】 動物の熱映像を撮影し、その撮影された
    熱映像を解析して前記動物の体温上昇を検出する体温上
    昇検出手段と、その体温上昇検出手段の検出結果に基づ
    いて前記動物の第1の出産兆候を検出する第1出産兆候
    検出手段と、を備えたことを特徴とする出産兆候検出装
    置。
  4. 【請求項4】 請求項1乃至請求項3のいずれかにおい
    て、さらに、動物の寝転ぶ動作を検出する寝転動作検出
    手段と、その寝転動作検出手段の検出結果に基づいて前
    記動物の第2の出産兆候を検出する第2出産兆候検出手
    段と、を備えた出産兆候検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、さらに、前記出産兆候を検出した場合に、所定の電
    話番号に電話をかけて、その旨を通知する通知手段を備
    えた出産兆候検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1乃至請求項4のいずれかにおい
    て、さらに、前記出産兆候を検出した場合に、所定のア
    ドレスに電子メールを発信して、その旨を通知する通知
    手段を備えた出産兆候検出装置。
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