JP2002152912A - 動力出力装置およびその制御方法 - Google Patents

動力出力装置およびその制御方法

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JP2002152912A JP2000346980A JP2000346980A JP2002152912A JP 2002152912 A JP2002152912 A JP 2002152912A JP 2000346980 A JP2000346980 A JP 2000346980A JP 2000346980 A JP2000346980 A JP 2000346980A JP 2002152912 A JP2002152912 A JP 2002152912A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動機からトルクを出力している状態から内
燃機関と電動機とからトルクを出力する状態を経て内燃
機関から駆動軸にトルクを出力する状態に至るまでに生
じ得るトルクショックを抑止する。 【解決手段】 トルクコンバータ28の運動方程式から
導き出される推定式によりエンジン22の推定トルクT
e*を推定すると共にこの推定トルクTe*の変化率に
基づいてエンジン22の始動開始時を判定する。そし
て、エンジン22の始動開始判定時からモータ26を停
止するまでアクセル操作量APに応じてエンジン22の
トルクとモータ26のトルクとの合成トルクTdが滑ら
かに変化するように合成トルクTdを生成する。この結
果、エンジン22の始動開始時とモータ26を停止する
際に生じ得るトルクショックを抑止することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、動力出力装置およ
びその制御方法に関し、詳しくは、内燃機関と少なくと
も一つの電動機とから動力を出力可能な動力出力装置お
よびその制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の動力出力装置としては、
発進時にアクセルペダルの踏み込みによってエンジンを
始動させるハイブリッド自動車に搭載された動力出力装
置において、電動機によりエンジンを始動し、エンジン
回転数がアイドリング回転数に達するまでスロットルを
全閉保持し、エンジン回転数がアイドリング回転数に達
するとアクセルペダルの踏み込み量に見合う開度までス
ロットルを徐々に開くと共にエンジンと電動機とから駆
動軸に出力される出力トルクの和が漸増するよう電動機
を駆動制御するものが提案されている(例えば、特開平
8−193531号公報など)。この装置では、エンジ
ンの出力トルクをエンジン回転数とスロットル開度の指
令値との関数として算出し、この算出したエンジンの出
力トルクと電動機のトルクとの和が漸増するよう電動機
を駆動制御している。そして、こうした制御により、発
進時にアクセルペダルを踏み込み過ぎても過大なトルク
が出力されることがなく、トルクショックや車両の急発
進を防止することができると共に車両を滑らかに加速す
ることができる、とされている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、こうし
た動力出力装置では、電動機の出力トルクは、エンジン
の始動時にはエンジンの始動トルクとして用いられ、駆
動軸には出力されながら、エンジン回転数がアイドリン
グ回転数に達するまでは駆動軸にトルクを出力すること
ができない。このため、操作者のアクセル操作に対する
レスポンスが遅くなってしまう。
【0004】こうした問題に対して、エンジンを停止し
た状態でアクセル操作に見合うトルクを電動機から駆動
軸に出力し、その後、エンジンを始動する制御も考えら
れるが、エンジンの始動過渡時には、エンジンの出力ト
ルクは、エンジンの温度や燃料カットオフ解除のタイミ
ング,着火のタイミングなどの影響により、エンジン回
転数とスロットル開度の指令値との関数では正確に表わ
すことができないから、この関数を用いて計算したエン
ジンの出力トルクを用いて制御すると実際のエンジンの
出力トルクとの差が生じ、トルクショックを除去しきれ
ない。
【0005】本発明の動力出力装置およびその制御方法
は、電動機からトルクを出力している状態から内燃機関
を始動して内燃機関と電動機とからトルクを出力する状
態に至るまでのトルクショックを抑止することを目的の
一つとする。また、本発明の動力出力装置およびその制
御方法は、内燃機関と電動機とからトルクを出力してい
る状態から電動機を駆動停止して内燃機関からトルクを
出力する状態に至るまでのトルクショックを抑止するこ
とを目的の一つとする。さらに、本発明の動力出力装置
およびその制御方法は、電動機からトルクを出力してい
る状態から内燃機関を始動して内燃機関と電動機とから
トルクを出力する状態を通って内燃機関の始動が完了し
たときに電動機を駆動停止して内燃機関からトルクを出
力する状態に至るまでのトルクショックを抑止すること
を目的の一つとする。
【0006】
【課題を解決するための手段およびその作用・効果】本
発明の動力出力装置およびその制御方法は、上述の目的
の少なくとも一部を達成するために以下の手段を採っ
た。
【0007】本発明の第1の動力出力装置は、内燃機関
と少なくとも一つの電動機とから動力を出力可能な動力
出力装置であって、前記内燃機関の回転数と前記電動機
のトルクとに基づいて前記内燃機関から出力されている
トルクの推定値である推定トルクを演算するトルク推定
手段と、該推定された推定トルクに基づいて前記内燃機
関の始動を判定する内燃機関始動判定手段と、前記電動
機からトルクを出力している際に前記内燃機関始動判定
手段により前記内燃機関の始動が判定されたとき、前記
トルク推定手段により推定された推定トルクに基づいて
前記内燃機関から出力されているトルクと前記電動機か
ら出力されているトルクとの和としての合成トルクが滑
らかに変化するよう前記電動機を駆動制御する内燃機関
始動時駆動制御手段とを備えることを要旨とする。
【0008】この本発明の第1の動力出力装置では、電
動機からトルクを出力している際に内燃機関の推定トル
クに基づいて内燃機関の始動が判定されたとき、内燃機
関の推定トルクに基づいて内燃機関から出力されている
トルクと電動機から出力されているトルクとの和として
の合成トルクが滑らかに変化するよう電動機を駆動制御
する。推定トルクは、内燃機関の回転数と電動機のトル
クとに基づいて推定されるから、内燃機関の回転数とス
ロットル開度の指令値との関数として計算されるものに
比して、始動過渡時でもより正確に推定することができ
る。この結果、電動機からトルクを出力している状態か
ら内燃機関を始動して内燃機関と電動機とからルクを出
力する状態に至るまでのトルクショックを抑止すること
ができる。
【0009】こうした本発明の第1の動力出力装置にお
いて、前記内燃機関と前記電動機とからトルクが出力さ
れている際に該電動機の停止条件が成立したとき、前記
トルク推定手段により推定された推定トルクに基づいて
前記合成トルクが滑らかに変化するよう前記電動機を駆
動制御して停止する電動機停止時駆動制御手段を備える
ものとすることもできる。こうすれば、内燃機関と電動
機とからトルクを出力している状態から電動機を駆動停
止して内燃機関からトルクを出力する状態に至るまでの
トルクショックを抑止することができる。
【0010】この電動機停止時駆動制御手段を備える態
様の本発明の第1の動力出力装置において、前記電動機
停止時駆動制御手段は、前記内燃機関の始動の完了を前
記電動機の停止条件として該電動機の停止制御を行なう
手段であるものとすることもできる。こうすれば、電動
機からトルクを出力している状態から内燃機関を始動し
て内燃機関と電動機とからトルクを出力する状態を通っ
て内燃機関の始動が完了したときに電動機を駆動停止し
て内燃機関からトルクを出力する状態に至るまでのトル
クショックを抑止することができる。この態様の本発明
の第1の動力出力装置において、前記内燃機関始動時駆
動制御手段と前記電動機停止時駆動制御手段は、前記合
成トルクが連続して滑らかに変化するよう前記電動機を
駆動制御する手段であるものとすることもできる。
【0011】また、本発明の第1の動力出力装置におい
て、前記電動機のトルク指令を設定するトルク指令設定
手段を備え、前記トルク推定手段は前記電動機のトルク
として前記トルク指令設定手段により設定されたトルク
指令を用いて前記推定トルクを推定する手段であるもの
とすることもできる。こうすれば、電動機のトルクを検
出することなく推定トルクを推定することができる。こ
の態様の本発明の第1の動力出力装置において、前記合
成トルクの目標値としての目標トルクを設定する目標ト
ルク設定手段を備え、前記トルク指令設定手段は、前記
内燃機関始動時判定手段により前記内燃機関の始動が判
定されるまでは前記目標トルク設定手段により設定され
た目標トルクに基づいて前記トルク指令を設定し、前記
内燃機関始動時判定手段により前記内燃機関の始動が判
定されたときは前記目標トルク設定手段により設定され
た目標トルクと前記トルク推定手段により推定された推
定トルクとに基づいて前記トルク指令を設定する手段で
あるものとすることもできる。
【0012】さらに、本発明の第1の動力出力装置にお
いて、前記内燃機関始動時判定手段は、前記内燃機関が
始動が判定されていない状態で前記トルク推定手段によ
り推定された推定トルクの変化量が所定量以上となった
ときに前記内燃機関の始動を判定する手段であるものと
することもできる。こうすれば、内燃機関の始動開始時
をより正確に判定することができる。
【0013】また、本発明の第1の動力出力装置におい
て、前記電動機は前記内燃機関の出力軸にトルクを出力
するよう配置され、前記出力軸のトルクを駆動軸に伝達
するトルク伝達手段を備え、前記トルク推定手段は前記
内燃機関の回転数と前記電動機のトルクと前記駆動軸の
回転数とに基づいて前記推定トルクを推定する手段であ
るものとすることもできる。
【0014】本発明の第1の動力出力装置の制御方法
は、内燃機関と少なくとも一つの電動機とから動力を出
力可能な動力出力装置の制御方法であって、(a)前記
内燃機関の回転数と前記電動機のトルクとに基づいて前
記内燃機関から出力されているトルクの推定値である推
定トルクを演算し、(b)前記電動機からトルクを出力
している際に前記推定された推定トルクに基づいて前記
内燃機関の始動が判定されたとき、前記推定された推定
トルクに基づいて前記内燃機関から出力されているトル
クと前記電動機から出力されているトルクとの和として
の合成トルクが滑らかに変化するよう前記電動機を駆動
制御することを要旨とする。
【0015】この本発明の第1の動力出力装置の制御方
法では、電動機からトルクを出力している際に内燃機関
の推定トルクに基づいて内燃機関の始動が判定されたと
きに、内燃機関の推定トルクに基づいて内燃機関から出
力されているトルクと電動機から出力されているトルク
との和としての合成トルクが滑らかに変化するよう電動
機を駆動制御する。推定トルクは、内燃機関の回転数と
電動機のトルクとに基づいて推定されるから、内燃機関
の回転数とスロットル開度の指令値との関数として計算
されるものに比して、始動過渡時でもより正確に推定す
ることができる。この結果、電動機からトルクを出力し
ている状態から内燃機関を始動して内燃機関と電動機と
からルクを出力する状態に至るまでのトルクショックを
抑止することができる。
【0016】こうした本発明の第1の動力出力装置の制
御方法において、前記ステップ(b)は、前記内燃機関
の始動が判定されるまでは前記合成トルクの目標値とし
て設定された目標トルクに基づいて電動機のトルク指令
を設定し、前記内燃機関の始動が判定された後は前記目
標トルクと前記推定された推定トルクとに基づいて前記
トルク指令を設定して前記電動機を駆動制御するステッ
プであるものとすることもできる。
【0017】また、本発明の第1の動力出力装置の制御
方法において、前記ステップ(b)の後に、(c)前記
内燃機関と前記電動機とからトルクが出力されている際
に該電動機の停止条件が成立したとき、前記推定された
推定トルクに基づいて前記合成トルクが滑らかに変化す
るよう前記電動機を駆動制御して停止するステップを備
えるものとすることもできる。こうすれば、内燃機関と
電動機とからトルクを出力している状態から電動機を停
止して内燃機関からトルクを出力する状態に至るまでの
トルクショックを抑止することができる。
【0018】本発明の第2の動力出力装置は、内燃機関
と少なくとも一つの電動機とから駆動軸に動力を出力可
能な動力出力装置であって、前記電動機から前記駆動軸
にトルクを出力する際に必要なトルクを生成する電動機
トルク生成手段と、前記電動機のトルクと前記内燃機関
のトルクとの合成トルクを生成する合成トルク生成手段
と、前記駆動軸にトルクを出力するために、前記電動機
トルク生成手段と前記合成トルク生成手段とのうちの一
方を選択する選択手段とを備えることを要旨とする。
【0019】この本発明の第2の動力出力装置では、駆
動軸にトルクを出力するために、電動機から前記駆動軸
にトルクを出力する際に必要なトルクを生成する電動機
トルク生成手段と電動機のトルクと前記内燃機関のトル
クとの合成トルクを生成する合成トルク生成手段とのう
ちの一方を選択する。したがって、電動機トルク生成手
段を選択している状態から合成トルク生成手段を選択す
るときに、合成トルクを電動機トルク生成手段により生
成されたトルクから滑らかに移行するよう生成するもの
とすれば、移行時におけるトルクショックを抑止するこ
とができる。
【0020】こうした本発明の第2の動力出力装置にお
いて、前記選択手段は、前記内燃機関の始動が判定され
るまでは前記電動機トルク生成手段を選択し、前記内燃
機関の始動が判定された後は前記合成トルク生成手段を
選択する手段であるものとすることもできる。こうすれ
ば、内燃機関の始動時におけるトルクショックを抑止す
ることができる。
【0021】本発明の第2の動力出力装置に制御方法
は、内燃機関と少なくとも一つの電動機とから駆動軸に
動力を出力可能な動力出力装置の制御方法であって、
(a)前記電動機から前記駆動軸にトルクを出力する際
に必要なトルクを生成するステップと、(b)前記電動
機のトルクと前記内燃機関のトルクとの合成トルクを生
成するステップと、(c)前記駆動軸にトルクを出力す
るために、前記ステップ(a)と前記ステップ(b)と
のうちの一方のステップを選択するステップとを備える
ことを要旨とする。
【0022】この本発明の第2の動力出力装置の制御方
法では、駆動軸にトルクを出力するために、電動機から
前記駆動軸にトルクを出力する際に必要なトルクを生成
するステップと電動機のトルクと前記内燃機関のトルク
との合成トルクを生成するステップとのうちの一方を選
択する。したがって、ステップ(a)を選択している状
態からステップ(b)を選択するときに、合成トルクを
ステップ(a)により生成されたトルクから滑らかに移
行するよう生成するものとすれば、移行時におけるトル
クショックを抑止することができる。
【0023】こうした本発明の第2の動力出力装置の制
御方法において、前記ステップ(c)は、前記内燃機関
の始動が判定されるまでは前記ステップ(a)を選択
し、前記内燃機関の始動が判定された後は前記ステップ
(b)を選択するステップであるものとすることもでき
る。こうすれば、内燃機関の始動時におけるトルクショ
ックを抑止することができる。
【0024】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施の形態を実施
例を用いて説明する。図1は、車両に搭載された本発明
の一実施例である動力出力装置20の構成の概略を示す
構成図である。実施例の動力出力装置20は、図示する
ように、エンジン22と、エンジン22のクランクシャ
フト24にトルクを出力可能なモータ26と、エンジン
22およびモータ26の発生するトルクをトルクコンバ
ータ28に伝達するシャフト36と、トルクコンバータ
28と変速機30とから構成されクランクシャフト24
のトルクをディファレンシャルギヤ12を介して駆動輪
14,16に接続された駆動軸34に伝達するオートマ
チックトランスミッション32と、装置全体をコントロ
ールする電子制御ユニット40とを備える。
【0025】電子制御ユニット40は、図示しないが、
ハード的にはCPUを中心とするマイクロプロセッサと
して構成されており、機能ブロックとしては、図示する
ように、エンジン22の運転制御を行なうエンジン制御
部42と、エンジン22の回転数Neとトルクコンバー
タ28の出力軸回転数Ntと1サンプル前のモータ26
のトルク指令Tm_refとに基づいてエンジン22か
ら出力されていると推定される推定トルクTe*を演算
するエンジントルク推定部44と、推定トルクTe*に
基づいてエンジン22の始動開始を判定するエンジン始
動判定部46と、アクセル操作量APに基づいてモータ
26のトルク指令Tm_refを生成するモータトルク
生成部48と、アクセル操作量APと1サンプル前のモ
ータ26のトルク指令Tm_refとエンジン22から
出力されていると推定される推定トルクTe*とに基づ
いてエンジン22とモータ26との合成トルクTdを生
成する合成トルク生成部50と、合成トルクTdからエ
ンジン22の推定トルクTe*を減じてモータ26のト
ルク指令Tm_refを演算する減算部52と、モータ
トルク生成部48からのトルク指令Tm_refと減算
部52からのトルク指令Tm_refとゼロ出力部56
からの値0とからモータ26に出力するトルク指令Tm
_refをエンジン始動判定部46の判定結果とモータ
停止条件とに基づいて切り替えるスイッチ54とを備え
る。
【0026】エンジントルク推定部44では、推定トル
クTe*を次式(1)に基づいて演算する。式(1)
中、J1はエンジン22とモータ26とトルクコンバー
タ28の入力軸回転部の慣性モーメントの総和、stは
演算のサンプル時間、eはトルクコンバータ28の入出
力速度比(出力軸の回転数/入力軸の回転数)、C
(e)はトルクコンバータの容量係数である。
【0027】
【数1】
【0028】この式(1)は、次のようにして導き出す
ことができる。まず、トルクコンバータ28の運動方程
式は、次式(2)〜式(5)により表わすことができ
る。ここで、式中、Teはエンジン22のトルク、Tp
はトルクコンバータ28の入力軸側のトルク、t(e)
はトルクコンバータ28のトルク比である。なお、実施
例では、エンジン22とモータ26とトルクコンバータ
28の入力軸は直結されているから、モータ26の回転
数やトルクコンバータ28の入力軸回転数はエンジン2
2の回転数で代表させた。
【0029】
【数2】
【0030】トルクコンバータ28の運動方程式のうち
式(2)と式(3)からトルクコンバータ28の入力側
のトルクTpを消去してエンジン22のトルクTeにつ
いて整理すると、エンジン22のトルクTeは次式
(6)で表わされる。
【0031】
【数3】
【0032】この式(6)は連続式であり、実際にはサ
ンプル値演算するから、式(5)を離散化すると共にエ
ンジン22のトルクTeを推定トルクTe*に置き換
え、モータ26のトルクTmに1サンプル前のモータ2
6のトルク指令Tm_refを用いれば、式(1)を導
き出すことができる。
【0033】また、エンジン始動判定部46では、エン
ジントルク推定部44で演算された推定トルクTe*の
変化量ΔTeが初めて閾値Tr以上となるときをエンジ
ン22の始動開始と判定する。
【0034】モータトルク生成部48では、運転者のア
クセルペダル踏み込み量としてのアクセル操作量APに
見合うトルクをシャフト36に出力可能な値としてトル
ク指令Tm_refを生成する。例えば、予めアクセル
操作量APとトルク指令Tm_refとを関連付けてマ
ップとして記憶しておき、アクセル操作量APが与えら
れるとマップから対応するトルク指令Tm_refを導
出するものとすればよい。
【0035】合成トルク生成部50では、アクセル操作
量APと推定トルクTe*と1サンプル前のトルク指令
Tm_refとに基づいてシャフト36に出力されるト
ルクが滑らかに変化するように合成トルクTdを演算す
る。実施例では、シャフト36に出力されるトルクが滑
らかに変化するようsin関数を用いて合成トルクTd
を変化させるものとした。
【0036】スイッチ54は、実施例ではソフト的なス
イッチであり、後述する始動制御ルーチンにより端子
A,B,Cの接続の切り替えが行なわれる。
【0037】次に、こうして構成された動力出力装置2
0の動作、特にモータ26からのトルクだけで走行して
いる状態からエンジン22を始動しエンジン22とモー
タ26とからのトルクにより走行する状態を経てモータ
26を停止してエンジン22からのトルクだけで走行す
る状態に至る動作について説明する。図2は、実施例の
動力出力装置20の電子制御ユニット40により実行さ
れる制御ルーチンの一例を示すフローチャートである。
このルーチンは、サンプル時間st毎に実行される。
【0038】制御ルーチンが実行されると、電子制御ユ
ニット40のCPUは、まず、エンジン22の回転数N
eとトルクコンバータ28の出力軸回転数Ntとアクセ
ル操作量APを入力する処理を実行する(ステップS1
00)。そして、上述した式(1)を用いて推定トルク
Te*を演算し(ステップS102)、走行モードが
1,2,3のいずれであるかを判定する(ステップS1
04)。なお、走行モードは、モータ26からのトルク
だけで走行する状態とされたときにモード1が設定さ
れ、モード2,3はこのルーチンにより設定される。
【0039】いま、モータ26からのトルクだけで走行
している状態を考えるから、走行モードはモード1に設
定されている。したがって、図1におけるスイッチ54
はA端子に接続された状態となる。この場合、ステップ
S106の処理に進んで、推定トルクTe*の変化量Δ
Teを計算し、計算した変化量ΔTeを閾値Trと比較
する(ステップS108)。変化量ΔTeが閾値Tr未
満のときには、エンジン22はまだ始動されていないと
判定し、アクセル操作量APに見合うトルクがシャフト
36に出力されるようモータ26のトルク指令Tm_r
efを設定し(ステップS112)、本ルーチンを終了
する。
【0040】ステップS108で変化量ΔTeが閾値T
r以上のときには、エンジン22が始動開始されたと判
定して走行モードにモード2を設定し(ステップS11
0)、合成トルクTdの演算処理を実行する(ステップ
S118)。この走行モードのモード2の設定によりス
イッチ54はA端子の接続からB端子の接続に切り替え
られる。合成トルクTdの演算処理は、ステップS10
4で走行モードがモード2であると判定されると共に走
行モード2の終了が判定されなかったときにも行なわ
れ、アクセル操作量APと推定トルクTe*と1サンプ
ル前のモータ26のトルク指令Tm_refとに基づい
て合成トルクTdが演算される。前述したように、実施
例では、シャフト36に出力されるトルクが滑らかに変
化するようにアクセル操作量APの増加または減少の方
向にsin関数を用いて次式(7)のように合成トルク
Tdが演算される。なお、ステップS110で走行モー
ドがモード2に設定された直後では、合成トルクTd
は、1サンプル前のトルク指令Tm_refに推定トル
クTe*が加えられた値、即ち次式(8)により計算さ
れて設定される。
【0041】
【数4】
【0042】 Td=1サンプル前のTm_ref+Te* (8)
【0043】ステップS114の走行モード2の終了判
定は、エンジン22の始動が完了してモータ26の停止
指令が出力され、エンジン22の推定トルクTe*が合
成トルクTdに等しくなったときに行なわれる。この場
合、走行モードをモード3に設定してスイッチ54をB
端子の接続からC端子の接続に切り替えると共に(ステ
ップS116)、モータ26のトルク指令Tm_ref
に値0を設定して(ステップS122)、本ルーチンを
終了する。なお、ステップS104で走行モードがモー
ド3と判定されたときにもモータ26のトルク指令Tm
_refに値0を設定する処理(ステップS122)が
実行される。
【0044】図3に図2の制御ルーチンを実行した際の
実施例の動力出力装置20におけるエンジン22のトル
クとモータ26のトルクとその合成トルクの変化の様子
の一例を示し、図4に従来例の動力出力装置における同
様なエンジン始動の際のエンジンのトルクとモータのト
ルクとその合成トルクの変化の様子の一例を示す。従来
例の動力出力装置では、図4に示すように、エンジンの
始動開始時やモータの停止時に合成トルクが急変して大
きなトルクショックが予想されるのに対し、実施例の動
力出力装置20では、図3に示すように、エンジン22
のトルクとモータ26のトルクとの合成トルクは、エン
ジン22の始動開始時からモータ26の停止時に至るま
で滑らかに変化するから、トルクショックは生じない。
【0045】以上説明した実施例の動力出力装置20に
よれば、エンジン22の回転数Neとトルクコンバータ
28の出力軸回転数Ntとモータ26のトルク指令Tm
_refとに基づいてエンジン22の推定トルクTe*
を精度よく推定すると共にこの推定された推定トルクT
e*を用いてエンジン22の始動開始時を判定し、か
つ、推定トルクTe*を用いて合成トルクTdが滑らか
に変化するように制御することにより、モータ26から
のトルクだけで走行している状態からエンジン22を始
動してエンジン22とモータ26とからのトルクにより
走行する状態を経てモータ26を停止してエンジン22
からのトルクだけで走行する状態に至るまでに生じ得る
トルクショック、即ちエンジン22の始動開始時に生じ
得るトルクショックとモータ26を停止する際に生じ得
るトルクショックとを抑止することができる。
【0046】実施例の動力出力装置20では、式(6)
から式(1)を導き出す過程でモータ26のトルクにト
ルク指令Tm_refを適用するものとしたが、モータ
26から出力されているトルクを検出したり推定したり
した値をそのまま用いるものとしてもよい。
【0047】実施例の動力出力装置20では、モータ2
6からのトルクだけで走行している状態からエンジン2
2を始動してエンジン22とモータ26とからのトルク
により走行する状態を経てモータ26を停止してエンジ
ン22からのトルクだけで走行する状態に至る動作に始
動制御を適用したが、エンジン22とモータ26とから
のトルクにより走行する状態を移行状態としない場合に
も適用するものとしてもよい。即ち、モータ26からの
トルクだけで走行している状態からエンジン22を始動
してエンジン22とモータ26とからのトルクにより走
行する状態に至るまでの動作にのみ適用するものとした
り、エンジン22とモータ26とからのトルクにより走
行している状態からモータ26を停止してエンジン22
からのトルクだけで走行する状態に至る動作のみに適用
するものとしてもよい。
【0048】実施例の動力出力装置20では、合成トル
ク生成部50により生成された合成トルクTdから推定
トルクTe*を減じたトルク指令Tm_refをそのま
ま用いるものとしたが、図5の変形例の動力出力装置2
0Bに示すように、減算部52の出力側にフィルタを設
けるものとしてもよい。こうすれば、合成トルクTdや
推定トルクTe*に含まれるノイズ成分を除去すること
ができる。
【0049】実施例の動力出力装置20では、モータ2
6をエンジン22のクランクシャフト24にトルクを出
力可能なように配置すると共にクランクシャフト24と
駆動軸34との間にオートマチックトランスミッション
32を設置した構成に始動制御を適用したが、図6の変
形例の動力出力装置20Cに示すように、プラネタリギ
ヤなどの動力分割機や変速機にエンジン22のクランク
シャフト24とモータ26の回転軸27と駆動軸34と
を接続するタイプの構成に始動制御を適用するものとし
てもよい。この場合、エンジントルク推定部44Cは、
エンジン22の回転数Neと1サンプル前のトルク指令
Tm_refとを用いて表わされる動力分割機や変速機
の運動方程式に基づいて導き出される推定式により推定
するものとすればよい。実施例では、シャフト36のト
ルクを滑らかに変化するように制御することにより、エ
ンジン22の始動開始時に生じ得るトルクショックとモ
ータ26を停止する際に生じ得るトルクショックとを抑
止したが、駆動軸36のトルクを同様の考えで滑らかに
変化するように制御することにより、前記トルクショッ
クを抑止することも可能である。また、駆動軸34のト
ルクを滑らかに変化するように制御する手法を変速機3
0が変速したときに応用することにより、変速時のトル
クショックを抑止することも可能である。
【0050】実施例の動力出力装置20では、車両に搭
載される動力出力装置として説明したが、車両以外の船
舶や航空機などの移動体に搭載される動力出力装置や建
設機械や工作機械などの移動しない機械装置に搭載され
る動力出力装置に適用するものとしてもよい。
【0051】以上、本発明の実施の形態について実施例
を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限
定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲
内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 車両に搭載された本発明の一実施例である動
力出力装置20の構成の概略を示す構成図である。
【図2】 実施例の動力出力装置20の電子制御ユニッ
ト40により実行される制御ルーチンの一例を示すフロ
ーチャートである。
【図3】 制御ルーチンを実行した際の実施例の動力出
力装置20におけるエンジン22のトルクとモータ26
のトルクとその合成トルクの変化の様子の一例を示す説
明図である。
【図4】 従来例の動力出力装置におけるエンジン始動
の際のエンジンのトルクとモータのトルクとその合成ト
ルクの変化の様子の一例を示す説明図である。
【図5】 変形例の動力出力装置20Bの構成の概略を
示す構成図である。
【図6】 変形例の動力出力装置20Cの構成の概略を
示す構成図である。
【符号の説明】
12 ディファレンシャルギヤ、14,16 駆動輪、
20,20B,20C動力出力装置、22 エンジン、
24 クランクシャフト、26 モータ、28 トルク
コンバータ、30 変速機、32 オートマチックトラ
ンスミッション、34 駆動軸、36 シャフト、4
0,40B,40C 電子制御ユニット、42 エンジ
ン制御部、44,44C エンジントルク推定部、46
エンジン始動判定部、48 モータトルク生成部、5
0 合成トルク生成部、52 減算部、53 ローパス
フィルタ、54 スイッチ、56 ゼロ出力部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐々木 正一 愛知県豊田市トヨタ町1番地 トヨタ自動 車株式会社内 Fターム(参考) 3G084 BA00 BA02 CA01 DA11 DA27 EB12 FA10 FA32 FA33 3G093 AA05 AA07 AA16 BA02 CA01 DA01 DB00 DB01 EA02 EB00 EC02 5H115 PA01 PG04 PU25 QH02 QI24 QN02 QN28 RE03 SE03 SE05 TE05 TO04

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関と少なくとも一つの電動機とか
    ら動力を出力可能な動力出力装置であって、 前記内燃機関の回転数と前記電動機のトルクとに基づい
    て前記内燃機関から出力されているトルクの推定値であ
    る推定トルクを演算するトルク推定手段と、 該推定された推定トルクに基づいて前記内燃機関の始動
    を判定する内燃機関始動判定手段と、 前記電動機からトルクを出力している際に前記内燃機関
    始動判定手段により前記内燃機関の始動が判定されたと
    き、前記トルク推定手段により推定された推定トルクに
    基づいて前記内燃機関から出力されているトルクと前記
    電動機から出力されているトルクとの和としての合成ト
    ルクが滑らかに変化するよう前記電動機を駆動制御する
    内燃機関始動時駆動制御手段とを備える動力出力装置。
  2. 【請求項2】 前記内燃機関と前記電動機とからトルク
    が出力されている際に該電動機の停止条件が成立したと
    き、前記トルク推定手段により推定された推定トルクに
    基づいて前記合成トルクが滑らかに変化するよう前記電
    動機を駆動制御して停止する電動機停止時駆動制御手段
    を備える請求項1記載の動力出力装置。
  3. 【請求項3】 前記電動機停止時駆動制御手段は、前記
    内燃機関の始動の完了を前記電動機の停止条件として該
    電動機の停止制御を行なう手段である請求項2記載の動
    力出力装置。
  4. 【請求項4】 前記内燃機関始動時駆動制御手段と前記
    電動機停止時駆動制御手段は、前記合成トルクが連続し
    て滑らかに変化するよう前記電動機を駆動制御する手段
    である請求項3記載の動力出力装置。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4いずれか記載の動力出
    力装置であって、 前記電動機のトルク指令を設定するトルク指令設定手段
    を備え、 前記トルク推定手段は、前記電動機のトルクとして前記
    トルク指令設定手段により設定されたトルク指令を用い
    て前記推定トルクを推定する手段である動力出力装置。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の動力出力装置であって、 前記合成トルクの目標値としての目標トルクを設定する
    目標トルク設定手段を備え、 前記トルク指令設定手段は、前記内燃機関始動時判定手
    段により前記内燃機関の始動が判定されるまでは前記目
    標トルク設定手段により設定された目標トルクに基づい
    て前記トルク指令を設定し、前記内燃機関始動時判定手
    段により前記内燃機関の始動が判定されたときは前記目
    標トルク設定手段により設定された目標トルクと前記ト
    ルク推定手段により推定された推定トルクとに基づいて
    前記トルク指令を設定する手段である動力出力装置。
  7. 【請求項7】 前記内燃機関始動時判定手段は、前記内
    燃機関が始動が判定されていない状態で前記トルク推定
    手段により推定された推定トルクの変化量が所定量以上
    となったときに前記内燃機関の始動を判定する手段であ
    る請求項1ないし6いずれか記載の動力出力装置。
  8. 【請求項8】 請求項1ないし7いずれか記載の動力出
    力装置であって、 前記電動機は、前記内燃機関の出力軸にトルクを出力す
    るよう配置され、 前記出力軸のトルクを駆動軸に伝達するトルク伝達手段
    を備え、 前記トルク推定手段は、前記内燃機関の回転数と前記電
    動機のトルクと前記駆動軸の回転数とに基づいて前記推
    定トルクを推定する手段である動力出力装置。
  9. 【請求項9】 内燃機関と少なくとも一つの電動機とか
    ら動力を出力可能な動力出力装置の制御方法であって、
    (a)前記内燃機関の回転数と前記電動機のトルクとに
    基づいて前記内燃機関から出力されているトルクの推定
    値である推定トルクを演算し、(b)前記電動機からト
    ルクを出力している際に前記推定された推定トルクに基
    づいて前記内燃機関の始動が判定されたとき、前記推定
    された推定トルクに基づいて前記内燃機関から出力され
    ているトルクと前記電動機から出力されているトルクと
    の和としての合成トルクが滑らかに変化するよう前記電
    動機を駆動制御する動力出力装置の制御方法。
  10. 【請求項10】 前記ステップ(b)は、前記内燃機関
    の始動が判定されるまでは前記合成トルクの目標値とし
    て設定された目標トルクに基づいて電動機のトルク指令
    を設定し、前記内燃機関の始動が判定された後は前記目
    標トルクと前記推定された推定トルクとに基づいて前記
    トルク指令を設定して前記電動機を駆動制御するステッ
    プである請求項9記載の動力出力装置の制御方法。
  11. 【請求項11】 前記ステップ(b)の後に、(c)前
    記内燃機関と前記電動機とからトルクが出力されている
    際に該電動機の停止条件が成立したとき、前記推定され
    た推定トルクに基づいて前記合成トルクが滑らかに変化
    するよう前記電動機を駆動制御して停止するステップを
    備える請求項9または10記載の動力出力装置の制御方
    法。
  12. 【請求項12】 内燃機関と少なくとも一つの電動機と
    から駆動軸に動力を出力可能な動力出力装置であって、 前記電動機から前記駆動軸にトルクを出力する際に必要
    なトルクを生成する電動機トルク生成手段と、 前記電動機のトルクと前記内燃機関のトルクとの合成ト
    ルクを生成する合成トルク生成手段と、 前記駆動軸にトルクを出力するために、前記電動機トル
    ク生成手段と前記合成トルク生成手段とのうちの一方を
    選択する選択手段とを備える動力出力装置。
  13. 【請求項13】 前記選択手段は、前記内燃機関の始動
    が判定されるまでは前記電動機トルク生成手段を選択
    し、前記内燃機関の始動が判定された後は前記合成トル
    ク生成手段を選択する手段である請求項12記載の動力
    出力装置。
  14. 【請求項14】 内燃機関と少なくとも一つの電動機と
    から駆動軸に動力を出力可能な動力出力装置の制御方法
    であって、(a)前記電動機から前記駆動軸にトルクを
    出力する際に必要なトルクを生成するステップと、
    (b)前記電動機のトルクと前記内燃機関のトルクとの
    合成トルクを生成するステップと、(c)前記駆動軸に
    トルクを出力するために、前記ステップ(a)と前記ス
    テップ(b)とのうちの一方のステップを選択するステ
    ップとを備える動力出力装置の制御方法。
  15. 【請求項15】 前記ステップ(c)は、前記内燃機関
    の始動が判定されるまでは前記ステップ(a)を選択
    し、前記内燃機関の始動が判定された後は前記ステップ
    (b)を選択するステップである請求項14記載の動力
    出力装置の制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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FR2908374A1 (fr) * 2006-11-10 2008-05-16 Aisin Seiki Systeme de commande de source de propulsion pour un vehicule
JP2009544891A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 1つの燃焼室の作用停止時に、熱エンジンの出力軸に印加されるトルクを管理する方法、および管理システム

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JP2009544891A (ja) * 2006-07-25 2009-12-17 ヴァレオ システム ドゥ コントロール モトゥール 1つの燃焼室の作用停止時に、熱エンジンの出力軸に印加されるトルクを管理する方法、および管理システム
FR2908374A1 (fr) * 2006-11-10 2008-05-16 Aisin Seiki Systeme de commande de source de propulsion pour un vehicule

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