JP2002152345A - 携帯電話機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【課題】 従来の携帯電話機は、待受画面に一画像しか
設定できず面白みがないという問題点があったが、本発
明は、待受画面にユーザの好みを反映した変化を付ける
ことができる携帯電話機を提供する。 【解決手段】 設定された時間間隔又は時刻と画像とを
対応付けて記憶し、設定された時間間隔又は時刻になる
と、対応付けられた画像を待受画面として表示する携帯
電話機である。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、待受画面表示機能
を有する携帯電話機に係り、特に、時刻や時間間隔に対
応付けて設定された画像を待受画面として表示すること
によって、待受画面に使用者の好みを反映した変化を付
けることができる携帯電話機に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】近年のインターネット接続機能を有する
携帯電話機の普及には目覚ましいものがあり、携帯電話
端末においても、より大型の液晶表示装置（Liquid Cry
stal Display：ＬＣＤ）、フルドットＬＣＤ、カラーＬ
ＣＤなどを具備して、インターネットを意識した表示機
能を備えるようになってきている。また、それに伴いイ
ンターネット上からのダウンロードにて多種多様な表示
画像を取得できるようになり、取得した表示画像を待受
画面として設定することによって、操作時にまず目にす
る待受画面にユーザの好みを反映できるので、携帯電話
機に対する愛着がわき、また設定変更により待受画面を
気分によって替えることによって、ユーザにとってより
遊び勝手が向上してきた。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
携帯電話機では、複数の画像をダウンロードで取得して
も、その中の特定の一画像を待受画面として表示するた
め、ユーザが他のダウンロードした画像を待受画面に表
示するためには、待受画面の設定を変更しなければなら
ず操作性に欠け、また面白みがなく遊び勝手も半減して
しまうという問題点があった。

【０００４】本発明は上記実情に鑑みて為されたもの
で、時刻や時間間隔に対応付けて設定された画像を待受
画面として表示することによって、待受画面にユーザの
好みを反映した変化を付けることができる携帯電話機を
提供することを目的とする。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記従来例の問題点を解
決するための本発明は、携帯電話機において、設定され
た時間間隔又は時刻と画像とを対応付けて記憶し、設定
された時間間隔又は時刻になると、対応付けられた画像
を待受画面として表示するものなので、待受画面にユー
ザの好みを反映した変化を付けることができる。

【０００６】

【発明の実施の形態】本発明の実施の形態について図面
を参照しながら説明する。尚、以下で説明する機能実現
手段は、当該機能を実現できる手段であれば、どのよう
な回路又は装置であっても構わず、また機能の一部又は
全部をソフトウェアで実現することも可能である。更
に、機能実現手段を複数の回路によって実現してもよ
く、複数の機能実現手段を単一の回路で実現してもよ
い。

【０００７】上位概念的に説明すれば、本発明に係る携
帯電話機は、設定された時間間隔又は時刻と画像とを対
応付けて記憶し、設定された時間間隔又は時刻になる
と、対応付けられた画像を待受画面として表示するもの
なので、待受画面にユーザの好みを反映した変化を付け
ることができるものである。

【０００８】機能実現手段で説明すれば、本発明に係る
携帯電話機は、設定された時間間隔又は時刻と画像とを
対応付けて記憶する記憶手段と、現在時刻と前記時間間
隔又は時刻とを比較し、一致すると前記対応付けられた
画像を待受画面として表示する画面変更制御手段とを有
し、設定された時間間隔又は時刻に対応付けられた画像
を待受画面として表示するものなので、待受画面にユー
ザの好みを反映した変化を付けることができるものであ
る。

【０００９】尚、本発明の実施の形態における各手段と
図１の各部との対応を示すと、記憶手段は、メモリ４の
画面変更設定記憶エリア４１に相当し、画面変更制御手
段は、ＭＰＵ３の画面変更制御手段３２とＬＣＤモジュ
ール５に相当している。

【００１０】まず、本発明の実施の形態に係る携帯電話
機の特徴部分の構成について図１を使って説明する。図
１は、本発明に係る携帯電話機の特徴部分の構成ブロッ
ク図である。本発明の携帯電話機は、一般的な携帯電話
機として通話機能及びデータ通信機能（インターネット
接続）などを実現する構成部分（図示はせず）に加え
て、本発明の特徴部分に関連する構成として、リアルタ
イムクロック（図では、ＲＴＣ）１と、水晶振動子２
と、ＭＰＵ３と、メモリ４と、ＬＣＤモジュール５とを
有している。

【００１１】本発明の携帯電話機の特徴部分の各部につ
いて説明する。リアルタイムクロック１は、現在時刻を
計時すると共に、設定された間隔または時刻に応じて割
り込みなどにより報告を行うリアルタイムクロックＩＣ
であり、一般的な携帯電話機で行われている待受画面に
おける現在時刻表示のための構成である。水晶振動子２
は、計時に必要な周波数をリアルタイムクロック１に提
供する一般的な水晶振動子である。

【００１２】ＬＣＤモジュール５は、指示に従って設定
された画像を待受画面として表示する表示及び表示制御
を行うものであり、その内部に待受時に表示する画像
（待受画面画像）の画像データを記憶する記憶部を有し
ている。メモリ４は、電話帳データなどの一般的なユー
ザ設定データを記憶する不揮発性メモリであり、特に本
件では、ユーザによって設定された待受画面の変更に関
する設定データを記憶する画面変更設定記憶エリア４１
と、待受画面として表示することのできる各種画像デー
タを記憶する画像データエリア４２とを具備している。

【００１３】ここで、本発明の携帯電話機の画面変更設
定記憶エリア４１のフォーマット例について、図２を使
って説明する。図２は、本発明の携帯電話機の画面変更
設定記憶エリア４１のフォーマット例を示す説明図であ
る。尚、図２では、変更時刻を設定する場合の例を示し
ている。本発明の携帯電話機では、任意の時刻と待受画
面として表示する画像の組み合わせを複数設定可能と
し、画面変更設定記憶エリア４１に、図２に示すよう
に、設定された時刻に対応付けて待受画面を変更するＬ
ＣＤ画面変更機能を有効とするか否かを切り替えるＬＣ
Ｄ画面変更機能有効フラグと、１つの設定に関して、設
定時刻（分）、設定時刻（時）、設定毎の適応フラグ、
画像番号を記憶する。

【００１４】ここで、画像番号は、画像データエリア４
２に記憶されている画像と対応付けられている番号であ
る。また、適用フラグは、この設定を画面の変更制御に
適応するか否かを設定したもので、例えば、１０画面個
の画面変更が設定可能なところ、３画面分しか設定され
ていない場合、その３画面のみ適用フラグを立てる（Ｏ
Ｎにする）ようにする。また、設定されていても、一時
的に動作させたくないような場合には、適応フラグをＯ
ＦＦにしておけばよい。

【００１５】また、変更時刻ではなく変更する時間間隔
を設定するような場合には、ＬＣＤ画面変更機能を有効
とするか否かを切り替えるＬＣＤ画面変更機能有効フラ
グと、設定時間間隔（時間）と、切り替える画像番号の
順番を記憶すればよい。

【００１６】画像データエリア４２に記憶されている画
像データは、例えば、予めサンプルとしてメーカが用意
している画像でも良いし、画像のダウンロードサービス
などからユーザがダウンロードした画像であっても構わ
ない。

【００１７】ＭＰＵ３は、本発明の特徴部分である、設
定された時間間隔又は時刻に対応付けて待受画面を変更
するＬＣＤ画面変更機能を制御するもので、具体的に
は、待受画面を変更する時間間隔又は時刻と表示する画
像とを対応付けて設定する設定手段３１と、設定された
内容に従って設定時刻に、対応付けられた画像を待受画
面画像とする制御を行う画面変更制御手段３２とを有し
ている。

【００１８】各手段を具体的に説明すると、設定手段３
１は、待受画面画像を変更する時刻（例えば時、分）
と、当該時刻から待受画面画像とする画像の番号とを携
帯電話機の操作部から入力し、メモリ４の画面変更設定
記憶エリア４１に記憶する。尚、画像の番号は、画像デ
ータエリア４２に記憶されている画像と対応付けられて
いる番号である。また、変更時刻を設定する場合には、
各設定について適応するか否かを切り替えることがで
き、その時々の好みで、適応しないようにすることもで
きる。図３に、設定手段３１で設定した結果を表示した
ユーザー設定画面例を示す。図３の例では、９時に画像
１，１２時に画像２，１７時に画像３を対応付けてお
き、但し、１７時の画像３については、現在適応をＯＦ
Ｆに設定している。

【００１９】画面変更制御手段３２は、現在時刻を把握
し、メモリ４の画像変更設定記憶エリア４１に記憶され
ている設定に従って、設定時刻になったら、対応付けら
れた画像をメモリ４の画像データエリア４２から読み込
み、ＬＣＤモジュール５の待受画面画像データに書き出
す制御を行う手段である。

【００２０】ここで、画面変更制御手段３２の具体的な
処理の流れについて、図４を使って説明する。図４は、
本発明のＭＰＵ３の画面変更制御手段３２の処理の流れ
を示すフローチャート図である。本発明の画面変更制御
手段３２は、リアルタイムクロック１からの割り込みが
あると起動され、まずリアルタイムクロック１から現在
時刻を読み出し（１０２）、待受画面上の時刻表示を更
新する（１０４）。尚、現在時刻を読み出すのではな
く、リアルタイムクロック１からの割り込みを１分毎と
して、揮発性（図１には、図示せず）若しくは不揮発性
のメモリ４に格納してある時刻表示用データに１分を追
加して現在の時刻を把握するようにしても良い。

【００２１】次に、メモリ４の画面変更設定記憶エリア
４１内に格納されている待受画面変更機能有効フラグを
参照することにより、機能が有効かどうか判断し（１０
６）、無効の場合は、画面変更制御の処理を終了し、有
効である場合は、画面変更設定記憶エリア４１を参照
し、設定１の設定時刻と現在時刻が一致しているか確認
し（１１０）、時刻が一致していない場合は、順に設定
２，設定３，…設定Ｎまで、設定時刻と現在時刻が一致
しているか確認していき（１１２，１１４，…、１１
８）、何れも一致しなかったら、画面変更制御の処理を
終了する。

【００２２】一方、処理１１０又は１１２又は１１４，
…、又は１１８の何れかで、設定時刻と現在時刻が一致
している場合は、対応する設定の適用フラグを確認し
（１２０）、非適応の場合には、画面変更制御の処理を
終了し、適応の場合には、画面変更設定記憶エリア４１
を参照して、対応付けられている画像番号を確認し（１
２２）、当該画像番号の画像データをメモリ４の画像デ
ータエリア４２から読み込み、ＬＣＤモジュールに書き
出して待受画面画像を変更する待受画面変更処理を実行
し（１２４）、画面変更制御の処理を終了する。

【００２３】本発明の携帯電話機の動作について説明す
る。本発明の携帯電話機では、ＭＰＵ３の設定手段３１
の動作によって、待受画面の画像を変更する時間間隔又
は時刻と対応する画像が設定されると、メモリ４の画面
変更設定記憶エリア４１に設定データが記憶され、ＭＰ
Ｕ３の画面変更制御手段３２の動作によって、水晶振動
子２及びリアルタイムクロック１を用いて現在時刻を把
握し、現在時刻が画面変更設定記憶エリア４１に設定さ
れている設定時刻と一致したなら、対応付けられている
画像の画像データが画像データエリア４２から読み込ま
れて、ＬＣＤモジュールの待受画面画像のデータの記憶
部に書き込まれて更新され、以降は、当該画像が待受画
面として表示されるようになっている。

【００２４】尚、上記説明では、画面変更設定記憶エリ
ア４１に記憶される設定データを１パターンとしたが、
時刻設定、時間間隔設定など取り混ぜて、複数の変更パ
ターンを記憶できるようにして、ＬＣＤ画面変更機能の
有効フラグによるON/OFFだけでなく、どのパターンで動
作するかを選択できるようにして設定しておき、設定さ
れたパターンに従って待受画面を変更するようにしても
構わない。

【００２５】本発明の実施の形態の携帯電話機によれ
ば、予めユーザによって設定された待受画面を変更する
時間間隔又は時刻と対応する画像を記憶し、現在時刻が
設定された時間間隔又は時刻になったら、対応する画像
を待受画面とするので、最も良く目にする待受画面にユ
ーザの好みを反映し、また時刻と共に変化させるので、
面白みがあり、更に、変化に富んだ自分だけのオリジナ
ル待受画面を設定できるので、携帯電話機への愛着もわ
き、遊び勝手が向上する。

【００２６】例えば１時間間隔で画面を変更し、各々の
時間帯がイメージできるような画像を割り当てておけ
ば、待受画面をぱっと見ただけで、おおよその時間帯が
把握できる効果がある。また、待ち合わせの時刻や終電
に間に合うリミット時刻などに画面が変わるように設定
しておけば、一目で、気にしている時刻が過ぎてしまっ
たか把握でき、アラーム代わりにも利用できる効果があ
る。

【００２７】また、変更時刻と対応する画像をユーザが
自由に設定できるので、例えば、朝一番で元気が出そう
な画像とか、アフターファイブで仕事の疲れを癒すよう
な画像とかを設定したり、平日と休日とで気分に応じた
画面を選択して設定しておくことで、単なる便利な道具
の域を脱して、ユーザの遊び心をくすぐるような付加価
値を高め、販売促進効果を向上できる効果がある。

【００２８】

【発明の効果】本発明によれば、設定された時間間隔又
は時刻と画像とを対応付けて記憶し、設定された時間間
隔又は時刻になると、対応付けられた画像を待受画面と
して表示する携帯電話機としているので、待受画面にユ
ーザの好みを反映した変化を付けることができる効果が
ある。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る携帯電話機の特徴部分の構成ブロ
ック図である。

【図２】本発明の携帯電話機の画面変更設定記憶エリア
のフォーマット例を示す説明図である。

【図３】本発明の携帯電話機の設定手段で設定した結果
を表示したユーザー設定画面例を示す説明図である。

【図４】本発明のＭＰＵの画面変更制御手段の処理の流
れを示すフローチャート図である。

【符号の説明】

１…リアルタイムクロック、 ２…水晶振動子、 ３…
ＭＰＵ、 ４…メモリ、 ５…ＬＣＤモジュール、 ３
１…設定手段、 ３２…画面変更制御手段、４１…画面
変更設定記憶エリア、 ４２…画像データエリア

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 待受画面に画像を表示する携帯電話機で
   あって、 設定された時間間隔又は時刻と画像とを対応付けて記憶
   し、前記時間間隔又は時刻になると、対応付けられた画
   像を待受画面として表示することを特徴とする携帯電話
   機。
2. 【請求項２】 待受画面に画像を表示する携帯電話機で
   あって、 設定された時間間隔又は時刻と画像とを対応付けて記憶
   する記憶手段と、現在時刻と前記時間間隔又は時刻とを
   比較し、一致すると前記対応付けられた画像を待受画面
   として表示する画面変更制御手段とを有することを特徴
   とする携帯電話機。