JP2002151031A - 電 池 - Google Patents
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- resin sheet
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- protection circuit
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- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
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- Battery Mounting, Suspending (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 薄い樹脂シートからなる樹脂シートケース７
で電池本体１等を覆うことにより、薄型化を図ると共に
外観の体裁が良い電池を提供する。 【解決手段】 樹脂シート材を裁断して折り曲げ、重ね
合わせ片７ｃを熱溶着することにより箱状に組み立てた
樹脂シートケース７で電池本体１等を覆った構成とす
る。
で電池本体１等を覆うことにより、薄型化を図ると共に
外観の体裁が良い電池を提供する。 【解決手段】 樹脂シート材を裁断して折り曲げ、重ね
合わせ片７ｃを熱溶着することにより箱状に組み立てた
樹脂シートケース７で電池本体１等を覆った構成とす
る。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、薄型の角形リチウ
ムイオン二次電池等の電池本体を樹脂シートケースで覆
った電池に関する。
ムイオン二次電池等の電池本体を樹脂シートケースで覆
った電池に関する。
【０００２】
【従来の技術】携帯用電子機器等に用いられる薄型の角
形リチウムイオン二次電池は、図３に示すように、アル
ミニウム製の薄い角形電池容器１ａに発電要素を収納し
て、図では背面側に隠れた開口部に蓋を取り付けること
により電池本体１を形成していた。この電池本体１で
は、アルミニウム製の角形電池容器１ａの周面全体が正
極端子となり、負極端子は蓋から突設されている。ま
た、この電池本体１は、角形電池容器１ａの底面に角形
リチウムイオン二次電池の過充放電を防止するための保
護回路基板２が配置されている。この保護回路基板２
は、正極端子となる角形電池容器１ａの側面に溶接され
た正極リード板３と、蓋の負極端子に溶接された負極リ
ード板４とを介して電池本体１に接続され、基板上の外
面側に形成された端子部２ａを介して外部回路との接続
を行うようになっている。なお、負極リード板４は、正
極端子となる角形電池容器１ａの側面に沿って配置され
るので、この部分の角形電池容器１ａの表面には絶縁テ
ープが貼り付けられている。
形リチウムイオン二次電池は、図３に示すように、アル
ミニウム製の薄い角形電池容器１ａに発電要素を収納し
て、図では背面側に隠れた開口部に蓋を取り付けること
により電池本体１を形成していた。この電池本体１で
は、アルミニウム製の角形電池容器１ａの周面全体が正
極端子となり、負極端子は蓋から突設されている。ま
た、この電池本体１は、角形電池容器１ａの底面に角形
リチウムイオン二次電池の過充放電を防止するための保
護回路基板２が配置されている。この保護回路基板２
は、正極端子となる角形電池容器１ａの側面に溶接され
た正極リード板３と、蓋の負極端子に溶接された負極リ
ード板４とを介して電池本体１に接続され、基板上の外
面側に形成された端子部２ａを介して外部回路との接続
を行うようになっている。なお、負極リード板４は、正
極端子となる角形電池容器１ａの側面に沿って配置され
るので、この部分の角形電池容器１ａの表面には絶縁テ
ープが貼り付けられている。
【０００３】上記従来の角形リチウムイオン二次電池
は、図４に示すように、正極リード板３や負極リード板
４を介して保護回路基板２を接続した電池本体１の周囲
に、表面に印刷が施された樹脂テープからなる銘板１ｂ
を周囲に貼り付けることにより、電池の仕様や注意書き
等の表示を行うようにしている。そして、この保護回路
基板２が接続された電池本体１を上樹脂ケース５と下樹
脂ケース６との間に収納することにより角形リチウムイ
オン二次電池の製品としていた。上樹脂ケース５と下樹
脂ケース６は、樹脂成形によって形成された箱形容器で
あり、内部に電池本体１と保護回路基板２を収納して、
開口端の側壁の端面同士を重ね合わせ超音波溶着や接着
により一体化することによって、これらの電池本体１と
保護回路基板２の周囲全面を覆うようになっている。た
だし、下樹脂ケース６の一方の側壁には、端子接続口６
ａが開口され、これらの端子接続口６ａを介して内部の
保護回路基板２の端子部２ａが露出することにより、外
部回路との接続ができるようになっている。
は、図４に示すように、正極リード板３や負極リード板
４を介して保護回路基板２を接続した電池本体１の周囲
に、表面に印刷が施された樹脂テープからなる銘板１ｂ
を周囲に貼り付けることにより、電池の仕様や注意書き
等の表示を行うようにしている。そして、この保護回路
基板２が接続された電池本体１を上樹脂ケース５と下樹
脂ケース６との間に収納することにより角形リチウムイ
オン二次電池の製品としていた。上樹脂ケース５と下樹
脂ケース６は、樹脂成形によって形成された箱形容器で
あり、内部に電池本体１と保護回路基板２を収納して、
開口端の側壁の端面同士を重ね合わせ超音波溶着や接着
により一体化することによって、これらの電池本体１と
保護回路基板２の周囲全面を覆うようになっている。た
だし、下樹脂ケース６の一方の側壁には、端子接続口６
ａが開口され、これらの端子接続口６ａを介して内部の
保護回路基板２の端子部２ａが露出することにより、外
部回路との接続ができるようになっている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところが、薄型の角形
リチウムイオン二次電池は、携帯用電子機器の軽量小型
化に伴い、さらなる薄型化の要請が高まっている。しか
しながら、上樹脂ケース５と下樹脂ケース６は、樹脂成
形によって形成されるため、箱形容器の天板の肉厚をこ
れ以上薄く形成することは困難である。また、側壁の端
面を重ね合わせて超音波溶接や接着によって固着するの
で、この端面部分にも、ある程度の肉厚が必要になる。
このため、従来の上樹脂ケース５や下樹脂ケース６を用
いる角形リチウムイオン二次電池は、薄型化に限度が生
じ、携帯用電子機器の軽量小型化を阻む要因になってい
るという問題があった。
リチウムイオン二次電池は、携帯用電子機器の軽量小型
化に伴い、さらなる薄型化の要請が高まっている。しか
しながら、上樹脂ケース５と下樹脂ケース６は、樹脂成
形によって形成されるため、箱形容器の天板の肉厚をこ
れ以上薄く形成することは困難である。また、側壁の端
面を重ね合わせて超音波溶接や接着によって固着するの
で、この端面部分にも、ある程度の肉厚が必要になる。
このため、従来の上樹脂ケース５や下樹脂ケース６を用
いる角形リチウムイオン二次電池は、薄型化に限度が生
じ、携帯用電子機器の軽量小型化を阻む要因になってい
るという問題があった。
【０００５】本発明は、かかる事情に対処するためにな
されたものであり、樹脂シートを箱状に組み立てた樹脂
シートケースで電池本体等を覆うことにより、薄型化を
図ると共に外観の体裁が良い電池を提供することを目的
としている。
されたものであり、樹脂シートを箱状に組み立てた樹脂
シートケースで電池本体等を覆うことにより、薄型化を
図ると共に外観の体裁が良い電池を提供することを目的
としている。
【０００６】
【課題を解決するための手段】請求項１の電池は、樹脂
シート材を折り曲げ、この樹脂シート材の重ね合わせ部
を溶着又は接着することにより箱状に組み立てた樹脂シ
ートケースにより、電池本体の端子部を除いた周囲全面
を覆ったことを特徴とする。
シート材を折り曲げ、この樹脂シート材の重ね合わせ部
を溶着又は接着することにより箱状に組み立てた樹脂シ
ートケースにより、電池本体の端子部を除いた周囲全面
を覆ったことを特徴とする。
【０００７】請求項１の発明によれば、電池本体を覆う
樹脂シートケースが薄い樹脂シート材からなるので、肉
厚の厚い樹脂成形品のケースを用いる必要がなくなり、
電池の薄型化を図ることができるようになる。
樹脂シートケースが薄い樹脂シート材からなるので、肉
厚の厚い樹脂成形品のケースを用いる必要がなくなり、
電池の薄型化を図ることができるようになる。
【０００８】請求項２の電池は、前記電池本体の一方の
側面に保護回路が接続され、前記樹脂シートケースが、
この保護回路上に形成された端子部を除いて、電池本体
と保護回路の周囲全面を覆ったものであることを特徴と
する。
側面に保護回路が接続され、前記樹脂シートケースが、
この保護回路上に形成された端子部を除いて、電池本体
と保護回路の周囲全面を覆ったものであることを特徴と
する。
【０００９】請求項２の発明によれば、電池本体に保護
回路が接続された電池の場合にも、これら全体を樹脂シ
ートケースで覆うことにより、外観の体裁が悪くなるの
を防ぐことができるようになる。
回路が接続された電池の場合にも、これら全体を樹脂シ
ートケースで覆うことにより、外観の体裁が悪くなるの
を防ぐことができるようになる。
【００１０】請求項３の電池は、前記樹脂シートケース
が、１枚の樹脂シート材を折り曲げ、この樹脂シート材
の重ね合わせ部を溶着又は接着することにより箱状に組
み立てたものであることを特徴とする。
が、１枚の樹脂シート材を折り曲げ、この樹脂シート材
の重ね合わせ部を溶着又は接着することにより箱状に組
み立てたものであることを特徴とする。
【００１１】請求項３の発明によれば、樹脂シートケー
スが１枚の樹脂シート材からなるので、電池の部品点数
を削減することができるようになる。
スが１枚の樹脂シート材からなるので、電池の部品点数
を削減することができるようになる。
【００１２】請求項４の電池は、前記樹脂シートケース
が、最も面積の広い一対の向かい合う方形の天面と、こ
れらの天面の間の四方を囲む側面からなる箱状であり、
これらの側面を構成する樹脂シート材の内側に、樹脂シ
ート材の端部を折り曲げて形成した重ね合わせ片を挿入
して溶着又は接着したものであることを特徴とする。
が、最も面積の広い一対の向かい合う方形の天面と、こ
れらの天面の間の四方を囲む側面からなる箱状であり、
これらの側面を構成する樹脂シート材の内側に、樹脂シ
ート材の端部を折り曲げて形成した重ね合わせ片を挿入
して溶着又は接着したものであることを特徴とする。
【００１３】請求項４の発明によれば、樹脂シートケー
スの天面に樹脂シート材の重ね合わせ部が重なり合うこ
とがないので、この天面が平坦になり、外観の体裁を良
好にすることができるようになる。また、側面も、重ね
合わせ片が内側に挿入されるので、外側の面を平坦にす
ることができ、これによって外観をさらに体裁の良いも
のにすることができる。
スの天面に樹脂シート材の重ね合わせ部が重なり合うこ
とがないので、この天面が平坦になり、外観の体裁を良
好にすることができるようになる。また、側面も、重ね
合わせ片が内側に挿入されるので、外側の面を平坦にす
ることができ、これによって外観をさらに体裁の良いも
のにすることができる。
【００１４】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
図面を参照して説明する。
図面を参照して説明する。
【００１５】図１〜図２は本発明の一実施形態を示すも
のであって、図１は電池本体等を収納する前の樹脂シー
トケースの斜視図、図２は樹脂シートケースを展開した
樹脂シート材の平面図である。なお、図３〜図４に示し
た従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を
付記する。
のであって、図１は電池本体等を収納する前の樹脂シー
トケースの斜視図、図２は樹脂シートケースを展開した
樹脂シート材の平面図である。なお、図３〜図４に示し
た従来例と同様の機能を有する構成部材には同じ番号を
付記する。
【００１６】本実施形態は、従来例と同様の薄型の角形
リチウムイオン二次電池について説明する。電池本体１
は、図３で示した従来例と同じ構成であり、角形電池容
器１ａの底面には、保護回路基板２が配置され、正極リ
ード板３と負極リード板４を介して接続されている。こ
れらの電池本体１と保護回路基板２は、図１に示す樹脂
シートケース７に収納される。
リチウムイオン二次電池について説明する。電池本体１
は、図３で示した従来例と同じ構成であり、角形電池容
器１ａの底面には、保護回路基板２が配置され、正極リ
ード板３と負極リード板４を介して接続されている。こ
れらの電池本体１と保護回路基板２は、図１に示す樹脂
シートケース７に収納される。
【００１７】樹脂シートケース７は、１枚の樹脂シート
材を図２に示すように裁断して、最も面積の広い方形の
一対の天板７ａと、細長い方形の四面の側板７ｂと、適
宜形状の７面の重ね合わせ片７ｃとを形成し、破線部で
折り曲げることにより箱状に組み立てたものである。即
ち、この樹脂シートケース７は、まず図１に示したよう
に、底面となる一方の天板７ａの周囲で４面の側板７ｂ
を立設すると共に、一対の側板７ｂの側端に配置された
４面の重ね合わせ片７ｃをそれぞれ他の一対の側板７ｂ
の内側に挿入して熱溶着することにより、箱型容器状に
組み立てる。この際、他方の天板７ａは、この箱型容器
状の蓋となる。これら一対の天板７ａの間に配置された
側板７ｂには、予め樹脂シート材を打ち抜くことによ
り、方形の開口部である端子接続口７ｄが形成されてい
る。
材を図２に示すように裁断して、最も面積の広い方形の
一対の天板７ａと、細長い方形の四面の側板７ｂと、適
宜形状の７面の重ね合わせ片７ｃとを形成し、破線部で
折り曲げることにより箱状に組み立てたものである。即
ち、この樹脂シートケース７は、まず図１に示したよう
に、底面となる一方の天板７ａの周囲で４面の側板７ｂ
を立設すると共に、一対の側板７ｂの側端に配置された
４面の重ね合わせ片７ｃをそれぞれ他の一対の側板７ｂ
の内側に挿入して熱溶着することにより、箱型容器状に
組み立てる。この際、他方の天板７ａは、この箱型容器
状の蓋となる。これら一対の天板７ａの間に配置された
側板７ｂには、予め樹脂シート材を打ち抜くことによ
り、方形の開口部である端子接続口７ｄが形成されてい
る。
【００１８】なお、上記樹脂シートケース７に用いる樹
脂シート材には、印刷を施しておくことができる。従来
は、特殊な印刷技術を用いなければ、樹脂成形品である
上樹脂ケース５や下樹脂ケース６の表面に印刷すること
ができなかったために、電池本体１に樹脂テープからな
る銘板１ｂを貼り付けていたが、このように平坦な樹脂
シート材に印刷を行っておけば、銘板１ｂを貼り付けな
くても、角形リチウムイオン二次電池の表面に任意の表
示を行うことができるようになる。
脂シート材には、印刷を施しておくことができる。従来
は、特殊な印刷技術を用いなければ、樹脂成形品である
上樹脂ケース５や下樹脂ケース６の表面に印刷すること
ができなかったために、電池本体１に樹脂テープからな
る銘板１ｂを貼り付けていたが、このように平坦な樹脂
シート材に印刷を行っておけば、銘板１ｂを貼り付けな
くても、角形リチウムイオン二次電池の表面に任意の表
示を行うことができるようになる。
【００１９】電池本体１は、角形電池容器１ａの底面の
保護回路基板２が端子接続口７ｄを形成された側板７ｂ
側に配置されるようにして、上記樹脂シートケース７の
箱型容器状の内部に収納される。そして、蓋となる他方
の天板７ａをこの箱型容器状の開口部に被せると共に、
この天板７ａの三方の端に配置された重ね合わせ片７ｃ
を各側板７ｂの内側に挿入し熱溶着により溶着する。こ
のときに側板７ｂの内側に挿入する重ね合わせ片７ｃ
は、先に側板７ｂの内側に溶着されていた重ね合わせ片
７ｃとの間で、できるだけ隙間なく、しかも、重なり合
うことがないような形状に形成されている。従って、電
池本体１と保護回路基板２は、周囲を樹脂シートケース
７の樹脂シート材で覆われるので、確実な絶縁を行うと
共に、十分な保護を行うこともできる。また、保護回路
基板２の端子部２ａは、樹脂シートケース７の側板７ｂ
に形成された端子接続口７ｄに露出するので、ここに接
点を接触させることにより外部回路との接続も容易に行
うことができる。
保護回路基板２が端子接続口７ｄを形成された側板７ｂ
側に配置されるようにして、上記樹脂シートケース７の
箱型容器状の内部に収納される。そして、蓋となる他方
の天板７ａをこの箱型容器状の開口部に被せると共に、
この天板７ａの三方の端に配置された重ね合わせ片７ｃ
を各側板７ｂの内側に挿入し熱溶着により溶着する。こ
のときに側板７ｂの内側に挿入する重ね合わせ片７ｃ
は、先に側板７ｂの内側に溶着されていた重ね合わせ片
７ｃとの間で、できるだけ隙間なく、しかも、重なり合
うことがないような形状に形成されている。従って、電
池本体１と保護回路基板２は、周囲を樹脂シートケース
７の樹脂シート材で覆われるので、確実な絶縁を行うと
共に、十分な保護を行うこともできる。また、保護回路
基板２の端子部２ａは、樹脂シートケース７の側板７ｂ
に形成された端子接続口７ｄに露出するので、ここに接
点を接触させることにより外部回路との接続も容易に行
うことができる。
【００２０】上記のようにして電池本体１と保護回路基
板２を樹脂シートケース７で覆った角形リチウムイオン
二次電池は、面積の最も広い上下の天面が樹脂シート材
の天板７ａだけで覆われるので、外観のよい方形の平面
になると共に、樹脂成形品を用いるよりも十分に薄くす
ることができる。また、四方の側面は、側板７ｂの内側
に重ね合わせ片７ｃを重ねて溶着したもので覆われるの
で、樹脂シート材の２枚重ねの厚さとなり、端面で超音
波溶着や接着を行う樹脂成形品よりも十分に薄くするこ
とができる。しかも、この四方の側面の外周面は、それ
ぞれ１枚ずつの側板７ｂによって形成されるので、邪魔
な凹凸がなく見栄えの良い平面となり、内側のほぼ全面
には重ね合わせ片７ｃが組み合わされて配置されるの
で、電池本体１や保護回路基板２との間に不要な隙間が
生じることもなくなる。
板２を樹脂シートケース７で覆った角形リチウムイオン
二次電池は、面積の最も広い上下の天面が樹脂シート材
の天板７ａだけで覆われるので、外観のよい方形の平面
になると共に、樹脂成形品を用いるよりも十分に薄くす
ることができる。また、四方の側面は、側板７ｂの内側
に重ね合わせ片７ｃを重ねて溶着したもので覆われるの
で、樹脂シート材の２枚重ねの厚さとなり、端面で超音
波溶着や接着を行う樹脂成形品よりも十分に薄くするこ
とができる。しかも、この四方の側面の外周面は、それ
ぞれ１枚ずつの側板７ｂによって形成されるので、邪魔
な凹凸がなく見栄えの良い平面となり、内側のほぼ全面
には重ね合わせ片７ｃが組み合わされて配置されるの
で、電池本体１や保護回路基板２との間に不要な隙間が
生じることもなくなる。
【００２１】なお、上記実施形態では、樹脂シートケー
ス７の重ね合わせ片７ｃを熱溶着する場合について説明
したが、直接熱を加えるのではなく超音波により溶着を
行ったり、接着剤を用いて接着を行うようにすることも
できる。
ス７の重ね合わせ片７ｃを熱溶着する場合について説明
したが、直接熱を加えるのではなく超音波により溶着を
行ったり、接着剤を用いて接着を行うようにすることも
できる。
【００２２】また、上記実施形態では、樹脂シートケー
ス７の重ね合わせ片７ｃが側板７ｂの内側に挿入される
場合について説明したが、これらの重ね合わせ片７ｃの
全部又は一部を天板７ａの内側に挿入するようにしても
よい。さらに、これらの重ね合わせ片７ｃの全部又は一
部を側板７ｂ及び／又は天板７ａの外側に重ねて溶着又
は接着を行うようにすることもできる。ただし、上記実
施形態のように重ね合わせ片７ｃが全て側板７ｂの内側
に挿入されると、表面に凹凸がなくなり、外観の体裁が
良くなると共に、樹脂シートケース７に印刷を施した場
合の見栄えも良好となる。
ス７の重ね合わせ片７ｃが側板７ｂの内側に挿入される
場合について説明したが、これらの重ね合わせ片７ｃの
全部又は一部を天板７ａの内側に挿入するようにしても
よい。さらに、これらの重ね合わせ片７ｃの全部又は一
部を側板７ｂ及び／又は天板７ａの外側に重ねて溶着又
は接着を行うようにすることもできる。ただし、上記実
施形態のように重ね合わせ片７ｃが全て側板７ｂの内側
に挿入されると、表面に凹凸がなくなり、外観の体裁が
良くなると共に、樹脂シートケース７に印刷を施した場
合の見栄えも良好となる。
【００２３】また、上記実施形態では、樹脂シートケー
ス７を１枚の樹脂シート材で構成する場合について説明
したが、２枚以上の樹脂シート材を組み合わせて構成す
ることもできる。例えば、２枚の樹脂シート材をそれぞ
れ箱型容器状にして、これらを柳行李のように重ね合わ
せるようにしてもよい。
ス７を１枚の樹脂シート材で構成する場合について説明
したが、２枚以上の樹脂シート材を組み合わせて構成す
ることもできる。例えば、２枚の樹脂シート材をそれぞ
れ箱型容器状にして、これらを柳行李のように重ね合わ
せるようにしてもよい。
【００２４】また、上記実施形態では、電池本体１に保
護回路基板２を接続する場合について説明したが、この
ような保護回路の機能を内臓した電池本体１や保護回路
を持たない電池本体１だけを樹脂シートケース７に収納
することもできる。さらに、上記実施形態では、角形リ
チウムイオン二次電池について説明したが、どのような
種類の電池にも同様に実施可能であり、電池本体の形状
も限定されない。
護回路基板２を接続する場合について説明したが、この
ような保護回路の機能を内臓した電池本体１や保護回路
を持たない電池本体１だけを樹脂シートケース７に収納
することもできる。さらに、上記実施形態では、角形リ
チウムイオン二次電池について説明したが、どのような
種類の電池にも同様に実施可能であり、電池本体の形状
も限定されない。
【００２５】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の電池によれば、薄い樹脂シート材からなる樹脂シート
ケースで電池本体を覆うので、この電池の薄型化を図る
ことができるようになる。しかも、樹脂シートケースを
１枚の樹脂シート材で構成すれば、電池の部品点数を削
減することもできるようになる。また、樹脂シート材の
重ね合わせ部を側面の内側に挿入するようにすれば、外
観の体裁を良好にすることもできる。さらに、保護回路
が接続された電池本体の場合にも、これら全体を樹脂シ
ートケースで覆うことにより、外観の体裁が悪くなるの
を防ぐことができる。
の電池によれば、薄い樹脂シート材からなる樹脂シート
ケースで電池本体を覆うので、この電池の薄型化を図る
ことができるようになる。しかも、樹脂シートケースを
１枚の樹脂シート材で構成すれば、電池の部品点数を削
減することもできるようになる。また、樹脂シート材の
重ね合わせ部を側面の内側に挿入するようにすれば、外
観の体裁を良好にすることもできる。さらに、保護回路
が接続された電池本体の場合にも、これら全体を樹脂シ
ートケースで覆うことにより、外観の体裁が悪くなるの
を防ぐことができる。
【図１】本発明の一実施形態を示すものであって、電池
本体等を収納する前の樹脂シートケースの斜視図であ
る。
本体等を収納する前の樹脂シートケースの斜視図であ
る。
【図２】本発明の一実施形態を示すものであって、樹脂
シートケースを展開した樹脂シート材の平面図である。
シートケースを展開した樹脂シート材の平面図である。
【図３】従来例を示すものであって、保護回路基板を接
続する角形リチウムイオン二次電池の電池本体を示す斜
視図である。
続する角形リチウムイオン二次電池の電池本体を示す斜
視図である。
【図４】従来例を示すものであって、保護回路基板を接
続した電池本体を収納する上樹脂ケースと下樹脂ケース
の組み立て斜視図である。
続した電池本体を収納する上樹脂ケースと下樹脂ケース
の組み立て斜視図である。
１ 電池本体 ２ 保護回路基板 ２ａ 端子部 ７ 樹脂シートケース ７ａ 天板 ７ｂ 側板 ７ｃ 重ね合わせ片 ７ｄ 端子接続口
Claims (4)
- 【請求項１】 樹脂シート材を折り曲げ、この樹脂シー
ト材の重ね合わせ部を溶着又は接着することにより箱状
に組み立てた樹脂シートケースにより、電池本体の端子
部を除いた周囲全面を覆ったことを特徴とする電池。 - 【請求項２】 前記電池本体の一方の側面に保護回路が
接続され、前記樹脂シートケースが、この保護回路上の
外面側に形成された端子部を除いて、電池本体と保護回
路の周囲全面を覆ったものであることを特徴とする請求
項１に記載の電池。 - 【請求項３】 前記樹脂シートケースが、１枚の樹脂シ
ート材を折り曲げ、この樹脂シート材の重ね合わせ部を
溶着又は接着することにより箱状に組み立てたものであ
ることを特徴とする請求項１又は２に記載の電池。 - 【請求項４】 前記樹脂シートケースが、最も面積の広
い一対の向かい合う方形の天面と、これらの天面の間の
四方を囲む側面からなる箱状であり、これらの側面を構
成する樹脂シート材の内側に、樹脂シート材の端部を折
り曲げて形成した重ね合わせ片を挿入して溶着又は接着
したものであることを特徴とする請求項１，２又は３に
記載の電池。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000348970A JP2002151031A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 電 池 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2000348970A JP2002151031A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 電 池 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2002151031A true JP2002151031A (ja) | 2002-05-24 |
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ID=18822451
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2000348970A Pending JP2002151031A (ja) | 2000-11-16 | 2000-11-16 | 電 池 |
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-
2000
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