JP2002150493A - 情報送出システム、情報送出方法、及び情報送出プログラムを格納した記憶媒体 - Google Patents

情報送出システム、情報送出方法、及び情報送出プログラムを格納した記憶媒体

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JP2002150493A
JP2002150493A JP2000346026A JP2000346026A JP2002150493A JP 2002150493 A JP2002150493 A JP 2002150493A JP 2000346026 A JP2000346026 A JP 2000346026A JP 2000346026 A JP2000346026 A JP 2000346026A JP 2002150493 A JP2002150493 A JP 2002150493A
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JP2000346026A
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Shigeo Kaneda
重郎 金田
Kimio Shintani
公朗 新谷
Sadaki Watanabe
貞城 渡辺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】バス等の接近をi−mode(登録商標)メー
ル、携帯へ報知しようとしても、無線であるため到達の
保証がない。このため、バスが接近しているのに、利用
者はメール等がこないために、バスがまだ来ていないと
誤認する可能性がある。 【解決手段】バス等の走行が遅れている場合のみ、i−
modeメール、電話により接近を報知する。これによ
り、報知がなければ利用者は定刻にバス停にゆくので、
無駄に待たされはするば、バス自体をやり過ごす危険性
は回避される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、保育園・幼稚園の
お迎えバス等が、どの程度の時間で到着するかを特定ユ
ーザに報知するための、情報送出システム、情報送出方
法、及び情報送出プログラムを格納した記憶媒体に関す
る。
【0002】
【従来の技術】バス等の公共交通機関の位置、あるい
は、あと何分くらいで停留所に到着するかをユーザに報
知するためのシステムが次々に実用化されている。全国
的にも、岡山市、京都市など、その例は多い。これらの
システムでは、インターネットのホームページにバスの
位置を掲示している。また、ユーザの利便性を考慮し
て、「i−mode」等の携帯電話機のホームページ参
照機能を利用して、情報を報知している。ホームページ
の利用には、意味がある。これら、一般向けの公共交通
機関では、だれが当該バスの位置を知りたがるかが事前
に不明であり、不特定多数の参照が可能なホームページ
は、それにぴったりである。但し、携帯電話からのホー
ムページ参照は、操作が一般の電話発呼にくらべると面
倒であり、また、通信料もやや高めである点が難点と言
えば難点である。
【0003】バス等の移動体の接近を報知するもうひと
つの方法として、i−mode等の電子メール機能を利
用する方法がある。これであれば、一日の利用料金が数
円ですむ。だれでも気軽に利用でき、しかも安価な方法
である。但し、敢えて問題点を示せば、電子メールは、
位置情報報知に関するもののみが着呼する訳ではない。
したがって、着呼毎に、メールを確認しておかないと、
それが位置情報報知か、その他の緊急の連絡かが分から
ない。携帯電話等はあくまで電話を送受することを第一
の目的としているため、ユーザインターフェースは、電
話の送受に最もすくない操作数で利用できるようになっ
ている。電子メールの参照・確認には、多少の操作をす
る必要がある。最近の携帯電話では、2操作位でメール
を確認できるので、苦痛という程ではないにせよ、この
操作数の問題は、電子メールによる報知のひとつの課題
である。
【0004】このような状況を一部解決する手段として
は、発明者の先願(特願2000―192065,「情
報送出報知システム,情報送出報知方法,及び情報送出
報知プログラムを記憶した記憶媒体」2000年6月2
7日出願)がある。この発明では、バス等が近づいたこ
とを、メールではなくて、敢えて、電話によりユーザに
報知する。この場合、携帯電話等は、発信者番号により
着メロを切りかえる機能を有しているので、あらかじ
め、バス位置の報知システムからの電話についてのみ、
特別の着メロ、あるいは、メッセージを鳴らすように設
定しておけば、電子メールを読む煩わしさもなく、ある
いは、ホームページをわざわざ読みにゆく手間もない。
ただし、正確にいえば、オンフックをしないと、携帯電
話機において、着信があった旨の表示が残る。
【0005】以上見てきたように、バス等の移動体の位
置を特定の受信者のみに報知使用としたときには、どう
しても、受信者側で何らかの操作が必要となる。また、
通信料も課金される。従って、従来技術のどの方法を採
用するにしても、できるだけ、電子メール(又は、着
呼)の回数を減らすべきことは自明である。費用の面か
らも、また、操作数も面からも、到着する電子メールの
個数は、押さえられるべきである。
【0006】但し、以上の従来技術においては、それが
バス接近を電話で報知する場合であっても、i−mod
eメールで報知する場合であっても、更に大きな問題が
ある。それは、メール等の「不到達」(着信できない)
の問題である。即ち、有線で着呼を受ける一般の加入電
話とは異なり、i−modeのような無線によるパケッ
ト通信は、メールをNTTDoCoMo等の事業者か
ら、携帯電話に送信しようとした際に、当該携帯電話が
「話中」であったり、あるいは、電波の届かない場所に
いると、メールが不到達となる。受信者に情報が届かな
い。特に、i−modeの場合には、その後、電波状態
が回復しても、当該メールは、事業者のセンターに残さ
れたままで、携帯電話にはリアルタイムには送達されな
い。即ち、バスの接近を利用者(幼稚園・保育園バスに
あっては保護者)は気付かないことになる。これは、幼
児のお迎えがいないことになり、重大な問題である。
【0007】一方、i−modeではなくて、一般のP
HS、あるいは携帯電話により報知をすればこの問題が
ないかというとそうではない。もとより、着呼側の携帯
電話が話中であったり、あるいは、電波の届かないとこ
ろにいれば、バスの接近は保護者に報知されない。ま
た、話中でもなく、かつ、電波が届く場所に保護者がい
たとしても、当該場所をカバーする基地局の電波が完全
に利用されている状態では、やはり、保護者の電話は鳴
らない。バスの接近は、保護者に伝わらない。以上、見
てきた様に、無線の通信手段を利用する限り、それがi
−modeであれ、携帯・ピッチであれ、この不到達の
問題は解決されていない。幼稚園・保育園バスの位置を
知らせるサービスとしては、このような不到達が生じて
も、実質的に問題のない技術的支援を必要とする。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は上記従
来型技術の問題点を解決し、不到達が生じても、実際的
には問題とはならない情報送出システム、方法及びプロ
グラムを提供するにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の情報送出システ
ム(請求項1)は,バス等の移動体が通過予定位置に到
着/出発したことを検出する位置検出手段と、前記移動
体の通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイ
ヤ読み出し手段と、前記位置検出手段が到着/出発を検
出した時刻と、前記運行ダイヤ読み出し手段が読み出し
た前記通過予定位置に対する前記通過予定時刻とを比較
し、一定時間以上の遅れがあったことを検出する遅れ検
出手段と、前記通過予定位置に対応付けて記憶された連
絡先情報を読み出す連絡先情報読み出し手段と、前記遅
れ検出手段により遅れが検出された時のみ、前記連絡先
情報読み出し手段から読み出された連絡先に通信する通
信手段とから構成されることを特徴とする。
【0010】また,本発明の情報送出システム(請求項
2)は,バス等の移動体の位置を検出する位置検出手段
と、前記移動体の通過予定時刻及び通過予定位置を読み
出す運行ダイヤ読み出し手段と、前記運行ダイヤ読み出
し手段に指定された前記通過予定時刻における前記移動
体の前記通過予定位置と、前記位置検出手段により確認
した実際の位置と比較し、一定以上の距離があることを
検出する遅れ検出手段と、前記通過予定時刻に対応付け
て記憶された連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出し
手段と、前記遅れ検出手段により遅れが検出された時の
み、前記連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡
先に通信する通信手段とから構成されること特徴とす
る。
【0011】また,本発明の情報送出方法(請求項3)
は,バス等の移動体が通過予定位置に到着/出発したこ
とを検出する位置検出ステップと、前記移動体の通過予
定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出し
ステップと、前記位置検出ステップが到着/出発を検出
した時刻と、前記運行ダイヤ読み出しステップが読み出
した前記通過予定位置に対する前記通過予定時刻とを比
較し、一定時間以上の遅れがあったことを検出する遅れ
検出ステップと、前記通過予定位置に対応付けて記憶さ
れた連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出しステップ
と、前記遅れ検出ステップにより遅れが検出された時の
み、前記連絡先情報読み出しステップから読み出された
連絡先に通信する通信ステップとから構成されること特
徴とする。
【0012】また,本発明の情報送出方法(請求項4)
は,バス等の移動体の位置を検出する位置検出ステップ
と、前記移動体の通過予定時刻及び通過予定位置を読み
出す運行ダイヤ読み出しステップと、前記運行ダイヤ読
み出しステップに指定された前記通過予定時刻における
前記移動体の前記通過予定位置と、前記位置検出ステッ
プにより確認した実際の位置と比較し、一定以上の距離
があることを検出する遅れ検出ステップと、前記通過予
定時刻に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す連
絡先情報読み出しステップと、前記遅れ検出ステップに
より遅れが検出された時のみ、前記連絡先情報読み出し
ステップから読み出された連絡先に通信する通信ステッ
プとから構成されること特徴とする。
【0013】また,本発明の記憶媒体(請求項5)は,
バス等の移動体が通過予定位置に到着/出発したことを
検出する位置検出処理と、前記移動体の通過予定位置及
び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出し処理と、
前記位置検出処理が到着/出発を検出した時刻と、前記
運行ダイヤ読み出し処理が読み出した前記通過予定位置
に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の
遅れがあったことを検出する遅れ検出処理と、前記通過
予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す
連絡先情報読み出し処理と、前記遅れ検出処理により遅
れが検出された時のみ、前記連絡先情報読み出し処理か
ら読み出された連絡先に通信する通信処理とから構成さ
れること特徴とする情報送出プログラムを格納する。
【0014】また,本発明の記憶媒体(請求項6)は,
バス等の移動体の位置を検出する位置検出処理と、前記
移動体の通過予定時刻及び通過予定位置を読み出す運行
ダイヤ読み出し処理と、前記運行ダイヤ読み出し処理に
指定された前記通過予定時刻における前記移動体の前記
通過予定位置と、前記位置検出処理により確認した実際
の位置と比較し、一定以上の距離があることを検出する
遅れ検出処理と、前記通過予定時刻に対応付けて記憶さ
れた連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出し処理と、
前記遅れ検出処理により遅れが検出された時のみ、前記
連絡先情報読み出し処理から読み出された連絡先に通信
する通信処理とから構成されること特徴とする情報送出
プログラムを格納する。
【0015】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の情報送出システ
ム(請求項1)の例を示す図である。
【0016】本発明の情報送出システム1は,バス等の
移動体が通過予定位置に到着/出発したことを検出する
位置検出手段10と、前記移動体の通過予定位置及び通
過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出し手段11と、
位置検出手段10が到着/出発を検出した時刻と、運行
ダイヤ読み出し手段11が読み出した前記通過予定位置
に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の
遅れがあったことを検出する遅れ検出手段12と、前記
通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み
出す連絡先情報読み出し手段13と、遅れ検出手段12
により遅れが検出された時のみ、連絡先情報読み出し手
段13から読み出された連絡先に通信する通信手段14
とから構成され、これにより、バス等の移動体が、予定
した時刻より遅れて到着した時にのみ、あらかじめ登録
された連絡先に情報を送出する。
【0017】位置検出手段10は、通常、GPSにより
測定された位置の座標を用いている。位置座標は、運行
ダイヤ読み出し手段11から読み出された通過予定位置
の座標と比較され、通過予定位置と測定位置との差があ
る一定以下となれば、バス等の移動体が通過予定位置に
到着したと判断する。尚、この到着/出発を検出する方
法は、本発明の主旨には直接の関係はなく、当業者の判
断により選択できるものである。
【0018】運行ダイヤ読み出し手段11は、例えば、
バス停の地理的な位置座標と、当該バス停に到着、ある
いは、出発する時刻のペアを記憶している。そして、こ
れを読み出して、前述の位置検出手段10、及び、遅れ
検出手段12に送り出す。位置座標の記憶方法は、デー
タベースシステム(DBMS)に記憶してもよく、ファ
イル形式としてコンピュータの中に記憶してもよい。こ
の記憶方法により、読み出し方法も変化するが、これ
は、当業者の判断により選択されればよい。本発明の主
旨としては、通過予定位置とその通過予定位置に対応づ
けられた時刻とのペアを読み出す能力を有していれば充
分である。
【0019】遅れ検出手段12は、位置検出手段10か
らバス等の移動体が予定された地点に到着したことを受
信する。この到着時刻(それは、位置検出手段10から
付加情報として送られてきてもよいし、遅れ検出手段1
2が独自に有しているタイマーによってもよい)と、運
行ダイヤ読み出し手段11から受信した通過予定時刻と
を比較する。そして、これの値があらかじめ定めれた一
定の時間差を超えて大きな場合には、遅れが発生してい
るとして、通信手段14に報知する。
【0020】連絡先情報読み出し手段13は、例えば、
バス停に対応づけて、遅れた発生した際に通知を行うべ
き連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等
である。記憶手段としては、例えば、データベースシス
テムを利用してもよく、あるいは、ファイル形式として
コンピュータの中に記憶してもよい。その記憶方法に依
存して、読み出し方法は変化するが、これは、当業者の
判断にりょい選択されればよい。本発明の主旨から、通
過予定位置に対応づけられた連絡先情報が出力されれば
十分である。
【0021】通信手段14は、連絡先情報読み出し手段
13から得た連絡先に、情報を通知する。例えば、連絡
先情報読み出し手段13から送られてくるのが、メール
アドレスであれば、当該メールアドレスにバス等の移動
体の遅れを報知する。これは、通常のメール送信プロト
コルであるSMTPを用いても実現できる。また、連絡
先が通常の加入電話や携帯電話の番号であれば、コンピ
ュータ・テレフォニー機能を利用して、自動的に当該電
話番号に対して発呼を行ってもよい。
【0022】以上の構成要素を連携させることにより、
本発明の情報送出システム1は、バス等の移動体が、バ
ス停に通過予定時刻よりも遅れて到着した時に限って、
当該バス停に関連付けられた連絡先に情報を送信する。
送信される情報は、単に、「バスが遅れました」との簡
易なものでもよく、あるいは、バスのバス停への到着/
出発時刻、バス停の名称等も含めてもよい。
【0023】以上の構成により、バスが遅延した時にの
み、本発明の利用者は、情報を受け取る。これにより、
バスの遅延時のみ課金が生じるので、バスが正常運行で
あれば、殆ど課金されることはなく、バス停へのバス到
着を毎回報知するシステムに比して、経済的に利用でき
る。
【0024】また、本発明の情報送出システムは、メー
ル、携帯電話・PHS等の不到達の弱点を有する通信手
段をその通信手段として想定している。このような不到
達問題のあるメディアを利用して、バス停へのバスの到
着を(遅れがあろうがなかろうが)報知している従来技
術では、バスが遅れているために到着が報知されてこな
いのか、あるいは、電波が混んで報知されてこないのか
が、利用者には判断できない。このため、バスは予定通
りに運行しているのに、不到達であるために、利用者は
バスが遅れているものと勘違いすることが生じ得る。つ
まり、バスは子供を降ろすためにバス停で待っているの
に、保護者は、メールがこないので、バスは遅れている
のであろうと勘違いするケースが従来手法では生じ得る
のである。これに対して、本発明の情報送出システムで
は、(実際にはバスが遅れているので報知しようとして
メールを送っているにも係わらず)不到達が生じると、
保護者は、バスが予定通りであると思ってバス停にやっ
てくる。もちろん、このケースでは、保護者は、無意味
にバス停に立ち尽くす。しかし、これは、安全側であ
る。つまり、保護者もいないのに、幼児がバス停に放置
されることは生じない。保護者は、少しイライラして、
結果として、バスを待つのみである。これは、本発明の
情報報知システムが存在しない現状の幼稚園・保育園バ
スの送迎では、むしろ、日々、生じている現象であるこ
とに注意されたい。
【0025】図2は、本発明の情報送出システム(請求
項2)の例を示す図である。
【0026】本発明の情報送出システム2は,バス等の
移動体が通過予定位置に到着/出発したことを検出する
位置検出手段20と、前記移動体の通過予定時刻及び通
過予定位置を読み出す運行ダイヤ読み出し手段21と、
運行ダイヤ読み出し手段21に指定された前記通過予定
時刻における前記移動体の前記通過予定位置と、位置検
出手段20により確認した実際の位置と比較し、一定以
上の距離があることを検出する遅れ検出手段22と、前
記通過予定時刻に対応付けて記憶された連絡先情報を読
み出す連絡先情報読み出し手段23と、前記遅れ検出手
段22により遅れが検出された時のみ、前記連絡先情報
読み出し手段から読み出された連絡先に通信する通信手
段24とから構成される。
【0027】位置検出手段20は、通常、GPSを用い
ている。バス等の位置は、緯度経度の座標値とともに出
力される。GPSによる位置測定は、電波が遮蔽されて
届かない高架の下、トンネル等においては測定できない
ので、加速度センサを利用して、位置座標推定を補った
り、あるいは、車輪の回転数やハンドルの向きを併用し
て、トンネル内でも位置を計算する方法が知られてい
る。これらの補完手段を用いることは、当業者の判断に
よればよく、本発明の主旨としては、バス等の移動体の
位置が出力されれば充分である。
【0028】運行ダイヤ読み出し手段21は、例えば、
通過予定時刻に対応づけて、その時にバスがどのあたり
を走っているかを記憶している。そして、これを読み出
して、遅れ検出手段22に送り出す。位置座標の記憶方
法は、データベースシステム(DBMS)に記憶しても
よく、ファイル形式としてコンピュータの中に記憶して
もよい。この記憶方法により、読み出し方法も変化する
が、これは、当業者の判断により選択されればよい。本
発明の主旨としては、通過予定位置とその通過予定位置
に対応づけられた時刻とのペアを読み出す能力を有して
いれば充分である。
【0029】遅れ検出手段22は、位置検出手段20か
らバス等の移動体の位置情報を受信する。一方、運行ダ
イヤ読み出し手段21からは、各時刻に対応した通過予
定位置の情報を受信する。前述の情報送出システム1と
は異なり、情報送出システム2では、時刻が優先され
る。即ち、現在時刻に対応したバス等の移動体の位置
が、この運行ダイヤ読み出し手段21からの情報により
判断に利用される。当該時刻での走行予定位置は、位置
検出手段20から送られてくる位置座標と比較される。
これが、ある一定以上離れている場合には、遅れが生じ
たものとして、通信手段24に報知する。
【0030】ここで、注意すべきことは、幼稚園・保育
園バスは、あらかじめ定められた運行スケジュールより
先行しないことである。つまり、指定された時刻に、本
来いるべき場所から離れていることは、自動的に、遅れ
ているケースに相当する。発明の主旨から、定められた
時刻としては、バス停にいるべき時刻が設定されるべき
である。これによれば、たとえ、早めに到着しても、当
該バス停で本発明が適用されるまで、バスは停車してい
ることになる。また、定まった時刻についてのみGPS
で場所を検出する方法は、その時刻についてのみ、GP
Sで場所を検出すればよい。したがって、GPSはバス
に搭載し、走行状態を別のセンター等で監視する場合で
も、本発明によれば、指定時刻についてのみGPS測地
を行い、その情報をセンターに報知することになるの
で、バスからセンターまでの通信費用を削減できる。ま
た、電池の消耗がシビアな用途では、このGPS等の稼
働回数を削減することは、バッテリの寿命の面から都合
が良い。尚、バスが先行してしまったために、当該時刻
に本来いるべき場所から離れているようなことが想定さ
れる場合には、バスの走行位置の履歴に基づき、バス停
を通り過ぎたか否かにより、遅れ検出を切り替えるよう
に構成することは、当業者であれば可能と思われる。
【0031】連絡先情報読み出し手段23は、例えば、
バス停に対応づけて、遅れた発生した際に通知を行うべ
き連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等
である。記憶手段としては、例えば、データベースシス
テムを利用してもよく、あるいは、ファイル形式として
コンピュータの中に記憶してもよい。その記憶方法に依
存して、読み出し方法は変化するが、これは、当業者の
判断にりょい選択されればよい。本発明の主旨から、通
過予定位置に対応づけられた連絡先情報が出力されれば
十分である。
【0032】通信手段24は、連絡先情報読み出し手段
23から得た連絡先に、情報を通知する。例えば、連絡
先情報読み出し手段23から送られてくるのが、メール
アドレスであれば、当該メールアドレスにバス等の移動
体の遅れを報知する。これは、通常のメール送信プロト
コルであるSMTPを用いても実現できる。また、連絡
先が通常の加入電話や携帯電話の番号であれば、コンピ
ュータ・テレフォニー機能を利用して、自動的に当該電
話番号に対して発呼を行ってもよい。
【0033】以上の構成要素を連携させることにより、
本発明の情報送出システム2は、バス等の移動体が、バ
ス停に通過予定時刻よりも遅れて到着した時に限って、
当該バス停に関連付けられた連絡先に情報を送信する。
送信される情報は、単に、「バスが遅れました」との簡
易なものでもよく、あるいは、バスのバス停への到着/
出発時刻、バス停の名称等も含めてもよい。
【0034】以上の構成により、バスが遅延した時にの
み、本発明の利用者は、情報を受け取る。これにより、
バスの遅延時のみ課金が生じるので、バスが正常運行で
あれば、殆ど課金されることはなく、バス停へのバス到
着を毎回報知するシステムに比して、経済的に利用でき
る。
【0035】図3は、本発明の情報送出方法(請求項
3)の例を示す図である。
【0036】図3において、本発明の情報送出方法3
は、バス等の移動体が通過予定位置に到着/出発したこ
とを検出する位置検出ステップ30と、前記移動体の通
過予定位置及び通過予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み
出しステップ31と、前記位置検出ステップが到着/出
発を検出した時刻と、前記運行ダイヤ読み出しステップ
が読み出した前記通過予定位置に対する前記通過予定時
刻とを比較し、一定時間以上の遅れがあったことを検出
する遅れ検出ステップ32と、前記通過予定位置に対応
付けて記憶された連絡先情報を読み出す連絡先情報読み
出しステップ33と、前記遅れ検出ステップにより遅れ
が検出された時のみ、前記連絡先情報読み出しステップ
から読み出された連絡先に通信する通信ステップ34と
から構成される。
【0037】位置検出ステップ30は、通常、GPSに
より測定された位置の座標を用いて実現できる。位置座
標は、運行ダイヤ読み出しステップ31から読み出され
た通過予定位置の座標と比較され、通過予定位置と測定
位置との差がある一定以下となれば、バス等の移動体が
通過予定位置に到着したと判断する。尚、この到着/出
発を検出する方法は、本発明の主旨には直接の関係はな
く、当業者の判断により選択できるものである。
【0038】運行ダイヤ読み出しステップ31は、例え
ば、バス停の地理的な位置座標と、当該バス停に到着、
あるいは、出発する時刻のペアを記憶している。そし
て、これを読み出して、前述の位置検出ステップ30、
及び、遅れ検出ステップ32に送り出す。位置座標の記
憶方法は、データベースシステム(DBMS)に記憶し
てもよく、ファイル形式としてコンピュータの中に記憶
してもよい。この記憶方法により、読み出し方法も変化
するが、これは、当業者の判断により選択されればよ
い。本発明の主旨としては、通過予定位置とその通過予
定位置に対応づけられた時刻とのペアを読み出す能力を
有していれば充分である。
【0039】遅れ検出ステップ32は、位置検出ステッ
プ30からバス等の移動体が予定された地点に到着した
ことを受信する。この到着時刻(それは、位置検出ステ
ップ30から付加情報として送られてきてもよいし、遅
れ検出ステップ32が独自に有しているタイマーによっ
てもよい)と、運行ダイヤ読み出しステップ31から受
信した通過予定時刻とを比較する。そして、これの値が
あらかじめ定めれた一定の時間差を超えて大きな場合に
は、遅れが発生しているとして、通信ステップ34に報
知する。
【0040】連絡先情報読み出しステップ33は、例え
ば、バス停に対応づけて、遅れた発生した際に通知を行
うべき連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番
号等である。記憶ステップとしては、例えば、データベ
ースシステムを利用してもよく、あるいは、ファイル形
式としてコンピュータの中に記憶してもよい。その記憶
方法に依存して、読み出し方法は変化するが、これは、
当業者の判断にりょい選択されればよい。本発明の主旨
から、通過予定位置に対応づけられた連絡先情報が出力
されれば十分である。
【0041】通信ステップ34は、連絡先情報読み出し
ステップ33から得た連絡先に、情報を通知する。例え
ば、連絡先情報読み出しステップ33から送られてくる
のが、メールアドレスであれば、当該メールアドレスに
バス等の移動体の遅れを報知する。これは、通常のメー
ル送信プロトコルであるSMTPを用いても実現でき
る。また、連絡先が通常の加入電話や携帯電話の番号で
あれば、コンピュータ・テレフォニー機能を利用して、
自動的に当該電話番号に対して発呼を行ってもよい。
【0042】以上の構成要素を連携させることにより、
本発明の情報送出方法3は、バス等の移動体が、バス停
に通過予定時刻よりも遅れて到着した時に限って、当該
バス停に関連付けられた連絡先に情報を送信する。送信
される情報は、単に、「バスが遅れました」との簡易な
ものでもよく、あるいは、バスのバス停への到着/出発
時刻、バス停の名称等も含めてもよい。
【0043】以上の構成により、バスが遅延した時にの
み、本発明の利用者は、情報を受け取る。これにより、
バスの遅延時のみ課金が生じるので、バスが正常運行で
あれば、殆ど課金されることはなく、バス停へのバス到
着を毎回報知するシステムに比して、経済的に利用でき
る。
【0044】図4は、本発明の情報送出方法(請求項
4)の例を示す図である。
【0045】また,本発明の情報送出方法4は,バス等
の移動体の位置を検出する位置検出ステップ40と、前
記移動体の通過予定時刻及び通過予定位置を読み出す運
行ダイヤ読み出しステップ41と、運行ダイヤ読み出し
ステップ41に指定された前記通過予定時刻における前
記移動体の前記通過予定位置と、前記位置検出ステップ
により確認した実際の位置と比較し、一定以上の距離が
あることを検出する遅れ検出ステップ42と、前記通過
予定時刻に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出す
連絡先情報読み出しステップ43と、遅れ検出ステップ
42により遅れが検出された時のみ、連絡先情報読み出
しステップ43から読み出された連絡先に通信する通信
ステップ44とから構成されること特徴とする。
【0046】位置検出ステップ40では、通常、GPS
を用いて実現できる。バス等の位置は、緯度経度の座標
値とともに出力される。GPSによる位置測定は、電波
が遮蔽されて届かない高架の下、トンネル等においては
測定できないので、加速度センサを利用して、位置座標
推定を補ったり、あるいは、車輪の回転数やハンドルの
向きを併用して、トンネル内でも位置を計算する方法が
知られている。これらの補完ステップを用いることは、
当業者の判断によればよく、本発明の主旨としては、バ
ス等の移動体の位置が出力されれば充分である。
【0047】運行ダイヤ読み出しステップ41では、例
えば、通過予定時刻に対応づけて、その時にバスがどの
あたりを走っているかをメモリに記憶しておく。そし
て、これを読み出して、遅れ検出ステップ42に送り出
す。位置座標の記憶方法は、データベースシステム(D
BMS)に記憶してもよく、ファイル形式としてコンピ
ュータの中に記憶してもよい。この記憶方法により、読
み出し方法も変化するが、これは、当業者の判断により
選択されればよい。本発明の主旨としては、通過予定位
置とその通過予定位置に対応づけられた時刻とのペアを
読み出す能力を有していれば充分である。
【0048】遅れ検出ステップ42は、位置検出ステッ
プ40からバス等の移動体の位置情報を受信する。一
方、運行ダイヤ読み出しステップ41からは、各時刻に
対応した通過予定位置の情報を受信する。情報送出方法
4では、時刻が優先される。即ち、現在時刻に対応した
バス等の移動体の位置が、この運行ダイヤ読み出しステ
ップ41からの情報により判断に利用される。当該時刻
での走行予定位置は、位置検出ステップ40から送られ
てくる位置座標と比較される。これが、ある一定以上離
れている場合には、遅れが生じたものとして、通信ステ
ップ44に報知する。
【0049】幼稚園・保育園バスは、あらかじめ定めら
れた運行スケジュールより先行しない。つまり、指定さ
れた時刻に、本来いるべき場所から離れていることは、
自動的に、遅れているケースに相当する。発明の主旨か
ら、定められた時刻としては、バス停にいるべき時刻が
設定されるべきである。これによれば、たとえ、早めに
到着しても、当該バス停で本発明が適用されるまで、バ
スは停車していることになる。また、定まった時刻につ
いてのみGPSで場所を検出する方法は、その時刻につ
いてのみ、GPSで場所を検出すればよい。したがっ
て、GPSはバスに搭載し、走行状態を別のセンター等
で監視する場合でも、本発明によれば、指定時刻につい
てのみGPS測地を行い、その情報をセンターに報知す
ることになるので、バスからセンターまでの通信費用を
削減できる。但し、バスが先行してしまったために、当
該時刻に本来いるべき場所から離れているようなことが
想定される場合には、バスの走行位置の履歴に基づき、
バス停を通り過ぎたか否かにより、遅れ検出を切り替え
るように構成することは、当業者であれば可能と思われ
る。
【0050】連絡先情報読み出しステップ43は、例え
ば、バス停に対応づけて、遅れた発生した際に通知を行
うべき連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番
号等である。記憶ステップとしては、例えば、データベ
ースシステムを利用してもよく、あるいは、ファイル形
式としてコンピュータの中に記憶してもよい。その記憶
方法に依存して、読み出し方法は変化するが、これは、
当業者の判断にりょい選択されればよい。本発明の主旨
から、通過予定位置に対応づけられた連絡先情報が出力
されれば十分である。
【0051】通信ステップ44は、連絡先情報読み出し
ステップ43から得た連絡先に、情報を通知する。例え
ば、連絡先情報読み出しステップ43から送られてくる
のが、メールアドレスであれば、当該メールアドレスに
バス等の移動体の遅れを報知する。これは、通常のメー
ル送信プロトコルであるSMTPを用いても実現でき
る。また、連絡先が通常の加入電話や携帯電話の番号で
あれば、コンピュータ・テレフォニー機能を利用して、
自動的に当該電話番号に対して発呼を行ってもよい。
【0052】以上の構成要素を連携させることにより、
本発明の情報送出方法4は、バス等の移動体が、バス停
に通過予定時刻よりも遅れて到着した時に限って、当該
バス停に関連付けられた連絡先に情報を送信する。送信
される情報は、単に、「バスが遅れました」との簡易な
ものでもよく、あるいは、バスのバス停への到着/出発
時刻、バス停の名称等も含めてもよい。
【0053】以上の構成により、バスが遅延した時にの
み、本発明の利用者は、情報を受け取る。これにより、
バスの遅延時のみ課金が生じるので、バスが正常運行で
あれば、殆ど課金されることはなく、バス停へのバス到
着を毎回報知するシステムに比して、経済的に利用でき
る。
【0054】図5は、本発明の情報送出プログラムを格
納した記憶媒体(請求項5)の例を示す図である。
【0055】また,本発明の記憶媒体5は,バス等の移
動体が通過予定位置に到着/出発したことを検出する位
置検出処理50と、前記移動体の通過予定位置及び通過
予定時刻を読み出す運行ダイヤ読み出し処理51と、前
記位置検出処理が到着/出発を検出した時刻と、前記運
行ダイヤ読み出し処理が読み出した前記通過予定位置に
対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の遅
れがあったことを検出する遅れ検出処理52と、前記通
過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を読み出
す連絡先情報読み出し処理53と、前記遅れ検出処理に
より遅れが検出された時のみ、前記連絡先情報読み出し
処理から読み出された連絡先に通信する通信処理54と
から構成されること特徴とする情報送出プログラム55
を格納する。
【0056】位置検出処理50は、通常、GPSにより
測定された位置の座標を用いて実現できる。位置座標
は、運行ダイヤ読み出し処理51により読み出された通
過予定位置の座標と比較され、通過予定位置と測定位置
との差がある一定以下となれば、バス等の移動体が通過
予定位置に到着したと判断する。尚、この到着/出発を
検出する方法は、本発明の主旨には直接の関係はなく、
当業者の判断により選択できるものである。
【0057】運行ダイヤ読み出し処理51は、例えば、
バス停の地理的な位置座標と、当該バス停に到着、ある
いは、出発する時刻のペアを記憶している。そして、こ
れを読み出して、前述の位置検出処理50、及び、遅れ
検出処理52に送り出す。位置座標の記憶方法は、デー
タベースシステム(DBMS)に記憶してもよく、ファ
イル形式としてコンピュータの中に記憶してもよい。こ
の記憶方法により、読み出し方法も変化するが、これ
は、当業者の判断により選択されればよい。本発明の主
旨としては、通過予定位置とその通過予定位置に対応づ
けられた時刻とのペアを読み出す能力を有していれば充
分である。
【0058】遅れ検出処理52は、位置検出処理50か
らバス等の移動体が予定された地点に到着したことを受
信する。この到着時刻(それは、位置検出処理50から
付加情報として送られてきてもよいし、遅れ検出処理5
2が独自に有しているタイマーによってもよい)と、運
行ダイヤ読み出し処理51から受信した通過予定時刻と
を比較する。そして、これの値があらかじめ定めれた一
定の時間差を超えて大きな場合には、遅れが発生してい
るとして、通信処理54に報知する。
【0059】連絡先情報読み出し処理53は、例えば、
バス停に対応づけて、遅れた発生した際に通知を行うべ
き連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等
である。記憶処理としては、例えば、データベースシス
テムを利用してもよく、あるいは、ファイル形式として
コンピュータの中に記憶してもよい。その記憶方法に依
存して、読み出し方法は変化するが、これは、当業者の
判断にりょい選択されればよい。本発明の主旨から、通
過予定位置に対応づけられた連絡先情報が出力されれば
十分である。
【0060】通信処理54は、連絡先情報読み出し処理
53から得た連絡先に、情報を通知する。例えば、連絡
先情報読み出し処理53から送られてくるのが、メール
アドレスであれば、当該メールアドレスにバス等の移動
体の遅れを報知する。これは、通常のメール送信プロト
コルであるSMTPを用いても実現できる。また、連絡
先が通常の加入電話や携帯電話の番号であれば、コンピ
ュータ・テレフォニー機能を利用して、自動的に当該電
話番号に対して発呼を行ってもよい。
【0061】以上の構成要素を連携させることにより、
本発明の情報送出システム1は、バス等の移動体が、バ
ス停に通過予定時刻よりも遅れて到着した時に限って、
当該バス停に関連付けられた連絡先に情報を送信する。
送信される情報は、単に、「バスが遅れました」との簡
易なものでもよく、あるいは、バスのバス停への到着/
出発時刻、バス停の名称等も含めてもよい。
【0062】以上の構成により、バスが遅延した時にの
み、本発明の利用者は、情報を受け取る。これにより、
バスの遅延時のみ課金が生じるので、バスが正常運行で
あれば、殆ど課金されることはなく、バス停へのバス到
着を毎回報知するシステムに比して、経済的に利用でき
る。
【0063】図6は、本発明の情報送出プログラムを格
納した記憶媒体(請求項6)の例を示す図である。
【0064】また,本発明の記憶媒体(請求項6)は,
バス等の移動体の位置を検出する位置検出処理と、前記
移動体の通過予定時刻及び通過予定位置を読み出す運行
ダイヤ読み出し処理と、前記運行ダイヤ読み出し処理に
指定された前記通過予定時刻における前記移動体の前記
通過予定位置と、前記位置検出処理により確認した実際
の位置と比較し、一定以上の距離があることを検出する
遅れ検出処理と、前記通過予定時刻に対応付けて記憶さ
れた連絡先情報を読み出す連絡先情報読み出し処理と、
前記遅れ検出処理により遅れが検出された時のみ、前記
連絡先情報読み出し処理から読み出された連絡先に通信
する通信処理とから構成されること特徴とする情報送出
プログラムを格納する。
【0065】位置検出処理60は、通常、GPSを用い
て実現できる。バス等の位置は、緯度経度の座標値とと
もに出力される。GPSによる位置測定は、電波が遮蔽
されて届かない高架の下、トンネル等においては測定で
きないので、加速度センサを利用して、位置座標推定を
補ったり、あるいは、車輪の回転数やハンドルの向きを
併用して、トンネル内でも位置を計算する方法が知られ
ている。これらの補完処理を用いることは、当業者の判
断によればよく、本発明の主旨としては、バス等の移動
体の位置が出力されれば充分である。
【0066】運行ダイヤ読み出し処理61では、例え
ば、通過予定時刻に対応づけて、その時にバスがどのあ
たりを走っているかをメモリに記憶しておく。そして、
これを読み出して、遅れ検出処理62に送り出す。位置
座標の記憶方法は、データベースシステム(DBMS)
に記憶してもよく、ファイル形式としてコンピュータの
中に記憶してもよい。この記憶方法により、読み出し方
法も変化するが、これは、当業者の判断により選択され
ればよい。本発明の主旨としては、通過予定位置とその
通過予定位置に対応づけられた時刻とのペアを読み出す
能力を有していれば充分である。
【0067】遅れ検出処理62は、位置検出処理60か
らバス等の移動体の位置情報を受信する。一方、運行ダ
イヤ読み出し処理61からは、各時刻に対応した通過予
定位置の情報を受信する。情報送出方法6では、時刻が
優先される。即ち、現在時刻に対応したバス等の移動体
の位置が、この運行ダイヤ読み出し処理61からの情報
により判断に利用される。当該時刻での走行予定位置
は、位置検出処理60から送られてくる位置座標と比較
される。これが、ある一定以上離れている場合には、遅
れが生じたものとして、通信処理66に報知する。
【0068】幼稚園・保育園バスは、あらかじめ定めら
れた運行スケジュールより先行しない。つまり、指定さ
れた時刻に、本来いるべき場所から離れていることは、
自動的に、遅れているケースに相当する。発明の主旨か
ら、定められた時刻としては、バス停にいるべき時刻が
設定されるべきである。これによれば、たとえ、早めに
到着しても、当該バス停で本発明が適用されるまで、バ
スは停車していることになる。また、定まった時刻につ
いてのみGPSで場所を検出する方法は、その時刻につ
いてのみ、GPSで場所を検出すればよい。したがっ
て、GPSはバスに搭載し、走行状態を別のセンター等
で監視する場合でも、本発明によれば、指定時刻につい
てのみGPS測地を行い、その情報をセンターに報知す
ることになるので、バスからセンターまでの通信費用を
削減できる。但し、バスが先行してしまったために、当
該時刻に本来いるべき場所から離れているようなことが
想定される場合には、バスの走行位置の履歴に基づき、
バス停を通り過ぎたか否かにより、遅れ検出を切り替え
るように構成することは、当業者であれば可能と思われ
る。
【0069】連絡先情報読み出し処理63は、例えば、
バス停に対応づけて、遅れた発生した際に通知を行うべ
き連絡先の電話番号、メールアドレス、ポケベル番号等
である。記憶処理としては、例えば、データベースシス
テムを利用してもよく、あるいは、ファイル形式として
コンピュータの中に記憶してもよい。その記憶方法に依
存して、読み出し方法は変化するが、これは、当業者の
判断にりょい選択されればよい。本発明の主旨から、通
過予定位置に対応づけられた連絡先情報が出力されれば
十分である。
【0070】通信処理64は、連絡先情報読み出し処理
63から得た連絡先に、情報を通知する。例えば、連絡
先情報読み出し処理63から送られてくるのが、メール
アドレスであれば、当該メールアドレスにバス等の移動
体の遅れを報知する。これは、通常のメール送信プロト
コルであるSMTPを用いても実現できる。また、連絡
先が通常の加入電話や携帯電話の番号であれば、コンピ
ュータ・テレフォニー機能を利用して、自動的に当該電
話番号に対して発呼を行ってもよい。
【0071】以上の構成要素を連携させることにより、
本発明の情報送出方法6は、バス等の移動体が、バス停
に通過予定時刻よりも遅れて到着した時に限って、当該
バス停に関連付けられた連絡先に情報を送信する。送信
される情報は、単に、「バスが遅れました」との簡易な
ものでもよく、あるいは、バスのバス停への到着/出発
時刻、バス停の名称等も含めてもよい。
【0072】以上の構成により、バスが遅延した時にの
み、本発明の利用者は、情報を受け取る。これにより、
バスの遅延時のみ課金が生じるので、バスが正常運行で
あれば、殆ど課金されることはなく、バス停へのバス到
着を毎回報知するシステムに比して、経済的に利用でき
る。
【0073】図1の位置検出手段10、図3の位置検出
ステップ30,図5の位置検出処理50は、同一の機能
を有している。また、図2の位置検出手段20,図4の
位置検出手段40,図6の位置検出手段60は、同一の
機能を有している。それらのより詳細な構成例について
は、後述する。
【0074】図1の運行ダイヤ読み出し手段11,図3
の運行ダイヤ読み出しステップ31,図5の運行ダイヤ
読み出し処理51は、同一の機能を有している。また、
図2の運行ダイヤ読み出し手段21,図4の運行ダイヤ
読み出しステップ41,図6の運行ダイヤ読み出し処理
61は、同一の機能を有している。それらのより詳細な
構成例については、後述する。
【0075】図1の遅れ検出手段12,図3の遅れ検出
ステップ32,図5の遅れ検出処理52は、同一の機能
を有している。また、図2の遅れ検出手段22,図4の
遅れ検出ステップ42,図6の遅れ検出処理62は、同
一の機能を有している。それらのより詳細な構成例につ
いては、後述する。
【0076】図1の連絡先情報読み出し手段13,図3
の連絡先情報読み出しステップ33,図5の連絡先情報
読み出し処理53は、同一の機能を有している。また、
図2の連絡先情報読み出し手段23,図4の連絡先情報
読み出し手段43,図6の連絡先情報読み出し手段63
は、同一の機能を有している。それらのより詳細な構成
例については、後述する。
【0077】図1の通信手段14、図2の通信手段2
4,図3の通信ステップ34、図4の通信ステップ4
4、図5の通信処理54、図6の通信処理64は、同一
の機能を有している。より詳細な構成例については、後
述する。
【0078】図7は、位置検出手段10のより具体的な
構成例である。位置検出手段10は、目標となる通過予
定位置の情報(例えば、緯度経度)を外部から受信す
る。また、GPSアンテナ100からの受信信号は、G
PS受信機101に送られ、バス等の移動体の現在位置
が算出される。通過予定位置と現在位置の距離は、ユー
クリッド距離として容易に計算される。そして、その距
離が一定以下であれば、目標となっている通過予定位置
に到達したことがわかる。そのような、距離の計算と、
判定を実行するのが判定部102である。ここでは、ハ
ードウエアの構成として例示したが、距離計算や判定
は、プログラムとしても実現できる。その処理内容は、
位置検出ステップ30の機能を実現するものであり、ま
た、位置検出処理50の機能となっている。
【0079】図8は、位置検出手段20のより具体的な
構成例である。位置検出手段20は、前述の位置検出手
段10とは異なり、あくまで、バス等の位置情報をGP
Sにより得ることを主たる機能とする。このため、GP
Sアンテナ200,GPS受信機201から構成され
る。得られた緯度経度情報は、遅れ検出手段22に送信
される。尚、位置検出ステップ40は、これらにより実
現される処理を表している。また、位置検出処理60
も、同様にGPS受信機により実現するべき内容であ
る。但し、位置検出等に際しては、ハードウエアによる
受信機のみではなく、ソフトウエアによる計算等が併用
される可能性がある。
【0080】図9は、運行ダイヤ読み出し手段11のよ
り具体的な構成例である。運行ダイヤ読み出し手段11
は、通過予定位置とその通過予定位置にバス等が到着す
る時刻をダイヤ情報として保存しているダイヤ保存手段
110、及び、そのダイヤ保存手段110からダイヤ情
報を読み出すダイヤ読み出し手段111から構成され
る。ダイヤ情報は、データベースシステムに格納しても
よく、また、メモリ等に格納してもよい。ダイヤ読み出
し手段111は、このメモリ等をアクセスしてデータを
読み出すものであり、例えば、メモリ読み出し回路とし
て構成できる。運行ダイヤ読み出しステップ31,及
び、運行ダイヤ読み出し処理51も、同様の機能を有す
るものであり、データベースシステムに格納されたダイ
ヤ情報と、それを読み出すSQL式などで実現できる。
【0081】図10は、運行ダイヤ読み出し手段21の
より具体的な構成例である。運行ダイヤ読み出し手段2
1は、通過予定時刻と、その時刻においてどのあたりを
走行しているべきかを示す通過予定位置の情報から構成
されるダイヤ情報を格納しているダイヤ保存手段210
を有する。このダイヤ保存手段は、データベースシステ
ムでもよく、また、メモリ回路を専用に用いてもよい。
このダイヤ保存手段210中のデータは、読み出し手段
211により、読み出されて外部に送信される。尚、運
行ダイヤ読み出しステップ41,運行ダイヤ読み出し処
理61も同様の処理内容であり、データべース等に蓄え
られたダイヤ情報を、プログラムから読み出す形で実現
できる。
【0082】図11は、遅れ検出手段12のより具体的
な構成例である。遅れ検出手段12は、位置検出手段1
0と、運行ダイヤ読み出し手段11からの情報をそれぞ
れ受信する。受信された情報は、バスがある通過予定位
置に達した時刻情報、及び、本来、当該通過予定位置に
到達すべき時刻の情報である。これらの時刻から、差を
計算して、時間差を計算するのが、時間差計算部120
である。さらに、この差を受信し、その値が、ある一定
以上であることを判定部121により判定する。判定部
121が、遅れが大きいことを認定すれば、遅れ検出と
なる。
【0083】図12は、遅れ検出手段22のより具体的
な構成例である。遅れ検出手段22は、上記の遅れ検出
手段とは異なり、座標情報を比較する。すなわち、位置
検出手段20と、運行ダイヤ読み出し手段から、それぞ
れ、位置座標を受信する。もし、これらの位置座標の距
離は、距離差計算部220で計算される。例えば、これ
は、ユークリッドの距離である。この計算結果は、判定
部221に送信される。距離の差が大きい場合には、遅
れが生じているものとして、判断する。
【0084】遅れ検出手段22には、ひとつの課題があ
る。この場合には、通過予定時刻をひとつとりあげ、こ
の時刻でバスがいるべき場所と、現実の位置との距離を
調べ、この距離が大きければ、「遅れ」と判断してい
る。このため、幼稚園・保育園バスのように、バスが早
めにバス停についてしまった場合でも、そこに停車して
いれば、本発明の方法で何ら問題はない。やがて、定刻
になって、遅れ検出が行われるが、そのときには、バス
は、まだ、指定されたバス停に止まっているからであ
る。これは、本発明の特徴である。
【0085】しかし、そのような幼稚園・保育園バスで
はなくて、早めに到着した場合には、先行してしまうよ
うなケースを想定して、図12は書かれている。即ち
(幼稚園・保育園バスでは想定し難いが)定刻までにい
るべき位置を離れて先走った場合には、、結果として、
上記の遅れ検出手段22が算出する距離の差が大きくな
る恐れがある。この場合には、先行しているに、遅れと
判断する危険がある。この問題を解決する一つの方法
は、それまでのバスの到着位置情報をすべてこの遅れ検
出手段22が記憶しておき、過去の履歴のなかで、今回
判定しようとしている通過予定位置の座標、あるいは、
その座標に近い地点が存在している場合には、遅れの報
知を中止する必要がある。このため、図12の遅れ検出
手段12には、履歴メモリ222を設けた。外部から得
られた位置情報は、この履歴メモリ222の情報と照合
される。もし、過去にGPSが通過した場所と、今回の
バス停の位置情報が近ければ、これは、遅れ検出の必要
はない。遅れ検出ステップ42,遅れ検出処理62も同
様にして実現できる。以上の主旨から、履歴メモリ22
2は、本発明には必須ではない。
【0086】図13は、連絡先情報読み出し手段13の
より具体的な構成例である。連絡先情報130は、例え
ば、バス停等の位置(あるいは名称)と、そのバス停で
バスが遅れていた時に報知を希望する保護者のメールア
ドレスである。この情報は、データベースシステムによ
り実現されてもよく、市販のメモリチップ上に記憶させ
てもよい。読み出し手段131は、このダイヤ情報を読
み出す。データベースシステムにダイヤ情報が格納され
ている場合には、この読み出しは、SQLで記述でき
る。連絡先読み出しステップ33,連絡先読みだし処理
53は、同様の構成で処理を実現できる。
【0087】図14は、連絡先読み出し手段23のより
具体的な構成例である。連絡先情報230は、例えば、
通過予定時刻とその通過予定時刻にバスが位置している
べき地理的な位置を表す情報(例えば、緯度経度)であ
る。この情報は、データベースシステムにより実現され
てもよく、市販のメモリチップ上に記憶されてもよい。
読み出し手段231は、このダイヤ情報を読み出す。デ
ータベースシステムにダイヤ情報が格納されている場合
には、この読み出しは、SQLで記述できる。但し、図
13と比較すると、連絡先一覧の構成が異なることに注
意すべきである。図13では、連絡先は、バス停等のバ
ス通過予定場所に対応づけられている。しかし、図14
では、時刻にたいして、連絡先が対応づけられている。
連絡先読み出しステップ43,連絡先読み出し処理63
は、同様の構成で処理を実現できる。
【0088】図15は、通信手段14のより具体的な構
成例である。この例では、コンピュータ上に記憶された
連絡先一覧140に基づき、メールを打つためのメール
送信手段141がメールを発信している。連絡先情報
は、例えば、電話番号、あるいは、メールアドレスの一
覧である。メモリ上にリストとして格納しておけばよ
い。連絡手段が電話である時には、メール送信手段14
1は、例えば、コンピュータにインストールされたコン
ピュータテレフォニーのためのルーチン群を駆使して、
その機能を実現する。連絡手段がメールアドレスの場合
には、コンピュータ上のSMTPプロトコルによるメー
ル送信がこれに取って代わる。その他の通信手段24,
通信ステップ34,通信ステップ44,通信処理54,
通信処理64も同一の構成で実現できる。
【0089】
【発明の効果】以上述べたように、本発明の情報送出シ
ステムによれば、利用者は、毎日、電話、あるいはメー
ルにより連絡を受けるわけではなく、バス等に遅れが出
たときにのみ、連絡を受けるために、利用者に煩雑さが
なく、かつ、通信費用の観点からも経済的である。
【0090】また、電波状態等により、電話、あるいは
メールが利用者に不到達の場合でも、利用者は、バスに
遅れがないものと判断して、本来の定刻にバス停に現れ
る。実際にバスが遅延している場合には、利用者は無駄
に待たされることにはなるが、これは、本発明のシステ
ムを利用しない現状に比べて悪化はしていない。しか
も、早めにくるだけなので、幼児がひとりバス停に報知
するような危険な状態は現出しない、フェールセーフの
状態となっている。
【0091】また、本発明では、バス等の移動体の位置
を時々刻々調査する必要はなく、あらかじめバス停等に
到達する時刻についてのみ測定すればよいので、GPS
等による位置測定の回数を極めて低く押さえられる。こ
れは、電池の消耗等についてシビアな要求がある場合に
ついて、本発明を適用するのに都合がよい。
【0092】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の情報送出システム(請求項1)の例
【図2】本発明の情報送出システム(請求項2)の例
【図3】本発明の情報送出方法(請求項3)の例
【図4】本発明の情報送出方法(請求項4)の例
【図5】本発明の情報送出プログラムを格納した記憶媒
体(請求項5)の例
【図6】本発明の情報送出プログラムを格納した記憶媒
体(請求項6)の例
【図7】位置検出手段10のより詳細な構成例
【図8】位置検出手段20のより詳細な構成例
【図9】運行ダイヤ読み出し手段11のより詳細な構成
【図10】運行ダイヤ読み出し手段21のより詳細な構
成例
【図11】遅れ検出手段12のより詳細な構成例
【図12】遅れ検出手段22のより詳細な構成例
【図13】連絡先情報読み出し手段13のより詳細な構
成例
【図14】連絡先情報読み出し手段23のより詳細な構
成例
【図15】通信手段14のより詳細な構成例
【符号の説明】 1 本発明(請求項1)の情報送出システム 2 本発明(請求項2)の情報送出システム 3 本発明(請求項3)の情報送出方法 4 本発明(請求項4)の情報送出方法 5 本発明(請求項5)の情報送出プログラムを格納
した記憶媒体 6 本発明(請求項6)の情報送出プログラムを格納
した記憶媒体 10 位置検出手段 11 運行ダイヤ読み出し手段 12 遅れ検出手段 13 連絡先情報読み出し手段 14 通信手段 20 位置検出手段 21 運行ダイヤ読み出し手段 22 遅れ検出手段 23 連絡先情報読み出し手段 24 通信手段 30 位置検出ステップ 31 運行ダイヤ読み出しステップ 32 遅れ検出ステップ 33 連絡先情報読み出しステップ 34 通信ステップ 40 位置検出ステップ 41 運行ダイヤ読み出しステップ 42 遅れ検出ステップ 43 連絡先情報読み出しステップ 44 通信ステップ 50 位置検出処理 51 運行ダイヤ読み出し処理 52 遅れ検出処理 53 連絡先情報読み出し処理 54 通信処理 60 位置検出処理 61 運行ダイヤ読み出し処理 62 遅れ検出処理 63 連絡先情報読み出し処理 64 通信処理
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5H180 AA16 BB05 BB15 CC12 FF04 FF05 FF27

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バス等の移動体が通過予定位置に到着/
    出発したことを検出する位置検出手段と、 前記移動体の通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す
    運行ダイヤ読み出し手段と、 前記位置検出手段が到着/出発を検出した時刻と、前記
    運行ダイヤ読み出し手段が読み出した前記通過予定位置
    に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の
    遅れがあったことを検出する遅れ検出手段と、 前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を
    読み出す連絡先情報読み出し手段と、 前記遅れ検出手段により遅れが検出された時のみ、前記
    連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡先に通信
    する通信手段とから構成されること特徴とする、情報送
    出システム。
  2. 【請求項2】 バス等の移動体の位置を検出する位置検
    出手段と、 前記移動体の通過予定時刻及び通過予定位置を読み出す
    運行ダイヤ読み出し手段と、 前記運行ダイヤ読み出し手段に指定された前記通過予定
    時刻における前記移動体の前記通過予定位置と、前記位
    置検出手段により確認した実際の位置と比較し、一定以
    上の距離があることを検出する遅れ検出手段と、 前記通過予定時刻に対応付けて記憶された連絡先情報を
    読み出す連絡先情報読み出し手段と、 前記遅れ検出手段により遅れが検出された時のみ、前記
    連絡先情報読み出し手段から読み出された連絡先に通信
    する通信手段とから構成されること特徴とする、情報送
    出システム。
  3. 【請求項3】 バス等の移動体が通過予定位置に到着/
    出発したことを検出する位置検出ステップと、 前記移動体の通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す
    運行ダイヤ読み出しステップと、 前記位置検出ステップが到着/出発を検出した時刻と、
    前記運行ダイヤ読み出しステップが読み出した前記通過
    予定位置に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時
    間以上の遅れがあったことを検出する遅れ検出ステップ
    と、 前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を
    読み出す連絡先情報読み出しステップと、 前記遅れ検出ステップにより遅れが検出された時のみ、
    前記連絡先情報読み出しステップから読み出された連絡
    先に通信する通信ステップとから構成されること特徴と
    する、情報送出方法。
  4. 【請求項4】 バス等の移動体の位置を検出する位置検
    出ステップと、 前記移動体の通過予定時刻及び通過予定位置を読み出す
    運行ダイヤ読み出しステップと、 前記運行ダイヤ読み出しステップに指定された前記通過
    予定時刻における前記移動体の前記通過予定位置と、前
    記位置検出ステップにより確認した実際の位置と比較
    し、一定以上の距離があることを検出する遅れ検出ステ
    ップと、 前記通過予定時刻に対応付けて記憶された連絡先情報を
    読み出す連絡先情報読み出しステップと、 前記遅れ検出ステップにより遅れが検出された時のみ、
    前記連絡先情報読み出しステップから読み出された連絡
    先に通信する通信ステップとから構成されること特徴と
    する、情報送出方法。
  5. 【請求項5】 バス等の移動体が通過予定位置に到着/
    出発したことを検出する位置検出処理と、 前記移動体の通過予定位置及び通過予定時刻を読み出す
    運行ダイヤ読み出し処理と、 前記位置検出処理が到着/出発を検出した時刻と、前記
    運行ダイヤ読み出し処理が読み出した前記通過予定位置
    に対する前記通過予定時刻とを比較し、一定時間以上の
    遅れがあったことを検出する遅れ検出処理と、 前記通過予定位置に対応付けて記憶された連絡先情報を
    読み出す連絡先情報読み出し処理と、 前記遅れ検出処理により遅れが検出された時のみ、前記
    連絡先情報読み出し処理から読み出された連絡先に通信
    する通信処理とから構成されること特徴とする情報送出
    プログラムを格納した記憶媒体。
  6. 【請求項6】 バス等の移動体の位置を検出する位置検
    出処理と、 前記移動体の通過予定時刻及び通過予定位置を読み出す
    運行ダイヤ読み出し処理と、 前記運行ダイヤ読み出し処理に指定された前記通過予定
    時刻における前記移動体の前記通過予定位置と、前記位
    置検出処理により確認した実際の位置と比較し、一定以
    上の距離があることを検出する遅れ検出処理と、 前記通過予定時刻に対応付けて記憶された連絡先情報を
    読み出す連絡先情報読み出し処理と、 前記遅れ検出処理により遅れが検出された時のみ、前記
    連絡先情報読み出し処理から読み出された連絡先に通信
    する通信処理とから構成されること特徴とする情報送出
    プログラムを格納した記憶媒体。
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