JP2002150287A - 画像検出装置、画像検出方法、ディジタルカメラおよびプリンタ - Google Patents

画像検出装置、画像検出方法、ディジタルカメラおよびプリンタ

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JP2002150287A
JP2002150287A JP2000339306A JP2000339306A JP2002150287A JP 2002150287 A JP2002150287 A JP 2002150287A JP 2000339306 A JP2000339306 A JP 2000339306A JP 2000339306 A JP2000339306 A JP 2000339306A JP 2002150287 A JP2002150287 A JP 2002150287A
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area
search
histogram
partial area
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JP2000339306A
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English (en)
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Rieko Izume
理恵子 井爪
Yoshihiro Hara
吉宏 原
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 所定の検索画像に少なくとも類似する画像が
検索対象である入力画像に存在するか否かを高速に、か
つ洩れなく検出する。 【解決手段】 画像検出装置10は、画像入力部1、色
変換部2、検索領域設定部3、HQヒストグラム作成部
4、HQヒストグラム比較部5、類似度判定部6、領域
位置記憶部7、類似領域情報出力部8を備え、入力画像
に検索画像が存在するか否かを検索するもので、最初に
階調分解能の低い色ヒストグラムに基づき類似度を判定
する粗検索により検索画像が存在する可能性のある候補
領域を求め、次に候補領域内で階調分解能の高い色ヒス
トグラムに基づき類似度を判定する詳細検索を行って検
索画像の存在する領域を検出するようにしている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、所定の検索画像に
少なくとも類似する画像が検索対象である入力画像に存
在するか否かを検出する画像検出の技術に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】検索対象である入力画像に所定の検索画
像が存在する領域を検出する画像検出の手法として、色
ヒストグラムを用いる方法が知られており、この方法で
は、入力画像中の部分領域と検索画像の各色ヒストグラ
ムを比較照合してその一致度あるいは類似度を判別し、
部分領域を所定の移動ピッチで移動させて入力画像全域
について色ヒストグラムの比較照合を行い、類似度の高
い部分領域を検索画像の存在領域としている。
【0003】このような色ヒストグラムを用いる画像検
出を高速化する種々の手法が提案されており、その一つ
として、色ヒストグラムの類似度に応じて検索する部分
領域の移動ピッチを変化させる手法が提案されている
(電子情報通信学会論文誌 D−II Vol.J81−D−II
No.9 pp.2035−2042 1998年9月)。この手法は、類
似度の低い領域付近は移動ピッチを粗くし、類似度の高
い領域付近は移動ピッチを細かくすることによって検索
の高速化を図るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
手法でも、部分領域ごとに色ヒストグラムを作成して比
較照合を行っており、しかも部分領域のサイズを変化さ
せているので、演算処理の負荷が膨大となるため、高度
な計算機が必要になっている。この場合、階調分解能の
細かい色ヒストグラムを用いると、色ヒストグラムの比
較照合に要する計算量がさらに多くなる。
【0005】しかし、実用的には、入力画像中に、検索
画像と同一画像が存在しているか否かを検出するより
も、例えば人物画像が存在しているか否かのように、同
種の画像が存在している領域を知ることが要望される場
合が多い。この場合には、検索画像のサイズもある程度
既知であることから、色ヒストグラムの一致度を厳密に
判別するよりも当該同種の画像が存在するか否かを判別
することについて、民生用電気機器に採用されるような
ワンチップマイクロコンピュータ程度の演算能力により
高速に判別結果が得られるような手法が望まれる。
【0006】本発明は、上記に鑑みてなされたもので、
所定の検索画像に少なくとも類似する画像が検索対象で
ある入力画像に存在するか否かを高速に、かつ洩れなく
検出することが可能な画像検出装置および方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】また、本発明は、上記画像検出装置を備え
たディジタルカメラおよびプリンタを提供することを目
的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、所定
の検索画像に少なくとも類似する画像が検索対象である
入力画像に存在するか否かを検出する画像検出装置であ
って、上記入力画像から所定サイズの部分領域を所定の
移動ピッチごとに抽出する第1領域抽出手段と、この第
1領域抽出手段により抽出された各部分領域の色ヒスト
グラムをそれぞれ第1階調分解能で作成する第1ヒスト
グラム作成手段と、上記検索画像から上記第1階調分解
能で作成された色ヒストグラムと上記第1ヒストグラム
作成手段により作成された各部分領域の色ヒストグラム
との類似度をそれぞれ算出し、その類似度が所定レベル
以上の部分領域を候補領域に設定する領域設定手段と、
上記候補領域を含む領域から所定サイズの部分領域を所
定の移動ピッチごとに抽出する第2領域抽出手段と、こ
の第2領域抽出手段により抽出された各部分領域の色ヒ
ストグラムをそれぞれ上記第1階調分解能より細かい第
2階調分解能で作成する第2ヒストグラム作成手段と、
上記検索画像から上記第2階調分解能で作成された色ヒ
ストグラムと上記第2ヒストグラム作成手段により作成
された各部分領域の色ヒストグラムとの類似度をそれぞ
れ算出し、その類似度が所定レベル以上の部分領域を検
出する領域検出手段とを備えたことを特徴としている。
【0009】この構成によれば、第1領域抽出手段によ
り抽出された各部分領域の色ヒストグラムが、第1ヒス
トグラム作成手段により第1階調分解能でそれぞれ作成
され、その各部分領域の色ヒストグラムと検索画像から
第1階調分解能で作成された色ヒストグラムとの類似度
が、領域設定手段によりそれぞれ算出される一方、第2
領域抽出手段により抽出された各部分領域の色ヒストグ
ラムが、第2ヒストグラム作成手段により第1階調分解
能より細かい第2階調分解能でそれぞれ作成され、その
各部分領域の色ヒストグラムと検索画像から第2階調分
解能で作成された色ヒストグラムとの類似度が領域検出
手段によりそれぞれ算出される。
【0010】従って、第1階調分解能より細かい第2階
調分解能で作成された色ヒストグラムの類似度の算出に
比べて、第1階調分解能で作成された色ヒストグラムの
類似度の算出は短時間で行われるので、検索画像に少な
くとも類似する画像が入力画像に存在するか否かを検出
するのに要する時間が短縮されることとなる。
【0011】また、第1階調分解能で作成された色ヒス
トグラムの類似度が所定レベル以上の部分領域が候補領
域に設定され、その候補領域を含む領域において第2階
調分解能で作成された色ヒストグラムの類似度が所定レ
ベル以上の部分領域が検出されることから、第2階調分
解能で作成された色ヒストグラムの類似度の算出は入力
画像の全領域では行われず、候補領域を含む領域のみで
行われるので、検出に要する時間がさらに短縮される。
【0012】また、請求項2の発明は、請求項1記載の
画像検出装置において、上記検索画像から上記第1階調
分解能での色ヒストグラムおよび上記第2階調分解能で
の色ヒストグラムを作成する検索ヒストグラム作成手段
を備えたことを特徴としている。
【0013】この構成によれば、種々の検索画像を取り
込むと、各検索画像の第1階調分解能での色ヒストグラ
ムおよび第2階調分解能での色ヒストグラムがそれぞれ
作成されることとなり、検索画像の変更に対して容易に
対応できる。
【0014】また、請求項3の発明は、請求項1記載の
画像検出装置において、上記検索画像から上記第1階調
分解能および第2階調分解能で予め作成された色ヒスト
グラムを記憶する検索ヒストグラム記憶手段を備えたこ
とを特徴としている。
【0015】この構成によれば、検索画像から第1階調
分解能および第2階調分解能で予め作成された色ヒスト
グラムが記憶されていることから、検索画像の色ヒスト
グラムの作成に要する時間が不要になるので、検索に要
する時間をさらに短縮することが可能になる。
【0016】なお、複数の検索画像の色ヒストグラムを
記憶しておくことにより、種々の検索画像の検索が短時
間で行えることとなる。
【0017】また、請求項4の発明は、請求項1記載の
画像検出装置において、上記検索画像から上記第2階調
分解能で予め作成された色ヒストグラムを記憶する検索
ヒストグラム記憶手段と、この検索ヒストグラム記憶手
段に記憶されている色ヒストグラムから上記第1階調分
解能での色ヒストグラムを作成する検索ヒストグラム作
成手段とを備えたことを特徴としている。
【0018】この構成によれば、検索画像から第2階調
分解能で予め作成された色ヒストグラムが記憶され、こ
の記憶されている色ヒストグラムから第1階調分解能で
の色ヒストグラムが作成されることから、時間を要する
第2階調分解能での検索画像の色ヒストグラム作成時間
が不要になるので、検索に要する時間を短縮することが
可能になる。また、第2階調分解能での色ヒストグラム
のみを記憶しているので、記憶容量が低減できる。
【0019】また、請求項5の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の画像検出装置において、上記第1領域
抽出手段による所定の移動ピッチは、上記第2領域抽出
手段による所定の移動ピッチより大きい値に設定されて
いることを特徴としている。
【0020】この構成によれば、第2領域抽出手段によ
る部分領域の移動ピッチより第1領域抽出手段による部
分領域の移動ピッチの方が大きい値に設定されているこ
とから、入力画像全域をカバーするのに要する部分領域
の移動回数が低減され、検索に要する時間がさらに短縮
されることとなる。
【0021】また、請求項6の発明は、請求項1〜5の
いずれかに記載の画像検出装置において、上記領域設定
手段による所定レベルは、上記領域検出手段による所定
レベルより低い値に設定されていることを特徴としてい
る。
【0022】この構成によれば、領域設定手段による所
定レベルは、領域検出手段による所定レベルより低い値
に設定されていることから、検索画像が候補領域外に洩
れるような事態の発生が防止される。
【0023】また、請求項7の発明は、請求項1〜6の
いずれかに記載の画像検出装置において、上記検索画像
は人物の顔部分を含む画像であることを特徴としてい
る。
【0024】この構成によれば、入力画像に人物の顔部
分が存在するか否かが短時間で検出されることとなり、
これによって、人物の顔部分の画像に対して画像処理を
施すなどの応用が可能になる。
【0025】また、請求項8の発明は、所定の検索画像
に少なくとも類似する画像が検索対象である入力画像に
存在するか否かを検出する画像検出方法であって、上記
入力画像から所定サイズの部分領域を所定の移動ピッチ
ごとに抽出する第1領域抽出工程と、この領域抽出工程
により抽出された各部分領域の色ヒストグラムを第1階
調分解能で作成する第1ヒストグラム作成工程と、上記
検索画像から上記第1階調分解能で作成された色ヒスト
グラムと上記第1ヒストグラム作成工程により作成され
た各部分領域の色ヒストグラムとの類似度をそれぞれ算
出し、その類似度が所定レベル以上の部分領域を候補領
域に設定する領域設定工程と、上記候補領域を含む領域
から所定サイズの部分領域を所定の移動ピッチごとに抽
出する第2領域抽出工程と、この第2領域抽出工程によ
り抽出された各部分領域の色ヒストグラムを上記第1階
調分解能より細かい第2階調分解能で作成する第2ヒス
トグラム作成工程と、上記検索画像から上記第2階調分
解能で作成された色ヒストグラムと上記第2ヒストグラ
ム作成工程により作成された各部分領域の色ヒストグラ
ムとの類似度をそれぞれ算出し、その類似度が所定レベ
ル以上の部分領域を検出する領域検出工程とを備えたこ
とを特徴としている。
【0026】この構成によれば、第1領域抽出工程にお
いて抽出された各部分領域の色ヒストグラムが、第1ヒ
ストグラム作成工程において第1階調分解能でそれぞれ
作成され、その各部分領域の色ヒストグラムと検索画像
から第1階調分解能で作成された色ヒストグラムとの類
似度が、領域設定工程においてそれぞれ算出される一
方、第2領域抽出工程において抽出された各部分領域の
色ヒストグラムが、第2ヒストグラム作成工程において
第1階調分解能より細かい第2階調分解能でそれぞれ作
成され、その各部分領域の色ヒストグラムと検索画像か
ら第2階調分解能で作成された色ヒストグラムとの類似
度が、領域検出工程においてそれぞれ算出される。
【0027】従って、第1階調分解能より細かい第2階
調分解能で作成された色ヒストグラムの類似度の算出に
比べて、第1階調分解能で作成された色ヒストグラムの
類似度の算出は短時間で行われるので、検索画像に少な
くとも類似する画像が入力画像に存在するか否かを検出
するのに要する時間が短縮されることとなる。
【0028】また、第1階調分解能で作成された色ヒス
トグラムの類似度が所定レベル以上の部分領域が候補領
域に設定され、その候補領域を含む領域において第2階
調分解能で作成された色ヒストグラムの類似度が所定レ
ベル以上の部分領域が検出されることから、第2階調分
解能で作成された色ヒストグラムの類似度の算出は入力
画像の全領域では行われず、候補領域を含む領域のみで
行われるので、検出に要する時間がさらに短縮される。
【0029】また、請求項9の発明は、請求項7記載の
画像検出装置からなる画像検出手段と、被写体を撮像す
る撮像手段と、撮影に関する制御を行う撮影制御手段と
を備え、上記画像検出手段は、上記撮像手段により撮像
される上記被写体を上記入力画像とするもので、上記撮
影制御手段は、上記領域検出手段による検出結果に応じ
て上記撮影に関する制御を行うものであることを特徴と
している。
【0030】この構成によれば、撮像手段により被写体
が撮像され、その撮像された被写体の画像が入力画像と
されて、画像検出手段により被写体画像に人物の顔部分
の画像が存在するか否かが検出される。そして、その検
出結果に応じて撮影に関する制御が行われることから、
人物の顔部分に対して適正な制御が行われることとな
る。
【0031】また、請求項10の発明は、請求項9記載
のディジタルカメラにおいて、上記撮影制御手段は、上
記撮影に関する制御として、上記領域検出手段により検
出された部分領域に焦点が合うように光学系の制御を行
うものであることを特徴としている。
【0032】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域に焦点が合うように光学系の制御が行
われることから、人物の顔部分に焦点の合った撮影が自
動的に行われることとなる。
【0033】また、請求項11の発明は、請求項9記載
のディジタルカメラにおいて、上記撮影制御手段は、上
記撮影に関する制御として、上記領域検出手段により検
出された部分領域の露出が適正な値になるように絞りお
よびシャッタ速度の制御を行うものであることを特徴と
している。
【0034】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域の露出が適正な値、例えばEV値で±
0になるように絞りおよびシャッタ速度の制御が行われ
ることから、人物の顔部分の露出が適正になされた撮影
が自動的に行われることとなる。
【0035】また、請求項12の発明は、請求項9記載
のディジタルカメラにおいて、上記撮影制御手段は、上
記撮影に関する制御として、上記領域検出手段により検
出された部分領域の色データが所定範囲に含まれるよう
に上記撮像手段から出力される3原色信号の出力比率を
調整するものであることを特徴としている。
【0036】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域の色データが所定範囲、例えば所定の
肌色の範囲に含まれるように、撮像手段から出力される
3原色信号の出力比率が調整されることから、人物の顔
部分の色バランスが適正な肌色になされた撮影が自動的
に行われることとなる。
【0037】また、請求項13の発明は、請求項9記載
のディジタルカメラにおいて、上記撮影制御手段は、上
記撮影に関する制御として、上記領域検出手段により検
出された部分領域に対して所定レベル以下のエッジ強調
処理を施すものであることを特徴としている。
【0038】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域に対して所定レベル以下のエッジ強調
処理が施されることにより、人物の顔部分のシャープネ
スが高くなり過ぎず、人物の顔部分が適正なレベルのシ
ャープネスになされた撮影が自動的に行われることとな
る。
【0039】また、請求項14の発明は、請求項9記載
のディジタルカメラにおいて、上記撮影制御手段は、上
記撮影に関する制御として、上記領域検出手段により検
出された部分領域のサイズに応じた階調特性になるよう
に階調補正処理を施すものであることを特徴としてい
る。
【0040】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域のサイズに応じた階調特性になるよう
に階調補正処理が施されることにより、人物の顔部分が
適正な階調になるような撮影が自動的に行われることと
なる。
【0041】また、請求項15の発明は、請求項7記載
の画像検出装置からなる画像検出手段と、上記領域検出
手段により検出された部分領域に対して人物画像の印字
に適正な画像処理を施す画像処理手段と、当該画像処理
が施された上記入力画像を用紙に印字する印字手段とを
備えたことを特徴としている。
【0042】この構成によれば、画像検出手段の領域検
出手段により検出された部分領域に対して人物画像の印
字に適正な画像処理が施され、当該画像処理が施された
入力画像が用紙に印字されることから、人物の顔部分の
印字が適正に行われることとなる。
【0043】また、請求項16の発明は、請求項15記
載のプリンタにおいて、上記画像処理手段は、上記画像
処理として、上記領域検出手段により検出された部分領
域の輝度が適正な値になるように3原色信号の出力値を
補正する処理を施すものであることを特徴としている。
【0044】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域の輝度が適正な値、例えばディジタル
値が8ビットの場合に当該部分領域の所定の平均輝度が
100〜150の範囲になるように3原色信号の出力値
を補正する処理が施されることから、人物の顔部分の輝
度が適正になされた印字が自動的に行われることとな
る。
【0045】また、請求項17の発明は、請求項15記
載のプリンタにおいて、上記画像処理手段は、上記画像
処理として、上記領域検出手段により検出された部分領
域の色データが所定範囲に含まれるように3原色信号の
出力比率を調整する処理を施すものであることを特徴と
している。
【0046】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域の色データが所定範囲、例えば所定の
肌色の範囲に含まれるように、3原色信号の出力比率が
調整されることから、人物の顔部分の色バランスが適正
な肌色になされた印字が自動的に行われることとなる。
【0047】また、請求項18の発明は、請求項15記
載のプリンタにおいて、上記画像処理手段は、上記画像
処理として、上記領域検出手段により検出された部分領
域に対して所定レベル以下のエッジ強調処理を施すもの
であることを特徴としている。
【0048】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域に対して所定レベル以下のエッジ強調
処理が施されることにより、人物の顔部分のシャープネ
スが高くなり過ぎず、人物の顔部分が適正なレベルのシ
ャープネスで印字されることとなる。
【0049】また、請求項19の発明は、請求項15記
載のプリンタにおいて、上記画像処理手段は、上記画像
処理として、上記領域検出手段により検出された部分領
域のサイズに応じた階調特性になるように階調補正処理
を施すものであることを特徴としている。
【0050】この構成によれば、領域検出手段により検
出された部分領域のサイズに応じた階調特性になるよう
に階調補正処理が施されることから、人物の顔部分が適
正な階調で印字されることとなる。
【0051】
【発明の実施の形態】まず、図2〜図9を参照しつつ、
図1のブロック図に従って、本発明に係る画像検出装置
の一実施形態の構成について説明する。図1は同実施形
態の電気的構成を示すブロック図である。
【0052】この画像検出装置10は、画像入力部1、
色変換部2、検索領域設定部3、HQヒストグラム作成
部4、HQヒストグラム比較部5、類似度判定部6、領
域位置記憶部7、類似領域情報出力部8を備え、入力さ
れた検索対象の画像(入力画像)に、検索したい物体の
画像(検索画像)に類似する画像(以下、単に「検索画
像」という。)が存在するか否かを両画像の色ヒストグ
ラムの類似度に基づき検索するもので、最初に粗検索を
行って検索画像が存在する可能性のある候補領域を求
め、次に候補領域内で詳細検索を行って検索画像の存在
する領域を検出するようにしている。
【0053】粗検索は、階調分解能の低い色ヒストグラ
ムを用いて検索を行うもので、詳細検索は、階調分解能
の高い色ヒストグラムを用いて検索を行うものである。
粗検索および詳細検索では、それぞれ部分領域を設定
し、その部分領域を所定の移動ピッチで移動させて部分
領域ごとに色ヒストグラムの比較を行うことにより、入
力画像の全域をカバーするようにしている。
【0054】検索画像として、本実施形態では、後述す
るように、人物の顔部分の画像を用いている。
【0055】画像入力部1は、入力画像および検索画像
を取り込むもので、本実施形態では例えば入力画像は
(横)×(縦)が640×480画素、検索画像は(横)×(縦)が60
×80画素で、いずれもR,G,B信号に基づく8ビット
の画像データとして取り込まれる。
【0056】色変換部2は、画像入力部1により取り込
まれたR,G,B信号に基づく画像データを色相(H)お
よび修正彩度(Q)に基づく画像データに変換するもの
で、下記式 に基づき変換が行われる。
【0057】色相(H)は、輝度の変化の影響を受けない
ので、輝度変化の予想される物体の検出に有効である。
修正彩度(Q)は、明度に比例して彩度値が高くなる特徴
があり、比較的明度が高い人物の肌の検出に向いてお
り、マンセル表色系から求められる彩度に比べて人物の
肌をより強調することができる。
【0058】検索領域設定部3は、粗検索および詳細検
索を行う際に、検索画像と比較する入力画像の部分領域
(本実施形態では矩形)を設定するものである。
【0059】まず、粗検索における検索領域設定部3の
機能について説明する。図2は粗検索における部分領域
を説明する図である。
【0060】同図に示すように、本実施形態では、粗検
索の部分領域12は、横寸法がph1、縦寸法がpv1
としている。この寸法は、入力画像11の横・縦の寸法
をPH1,PV1とすると、例えば、 ph1≒PH1/4, pv1≒PV1/4 に設定している。部分領域12の大きさを入力画像11
の1/4に設定することにより、検索画像が含まれる可
能性のない領域をほぼ正確に候補領域から除外すること
ができる。部分領域12が大きすぎると、検索画像が一
部に含まれていても候補領域から除外してしまう虞があ
る一方、部分領域12が小さすぎると、計算量が多くな
ってしまうこととなる。
【0061】上述したように、入力画像11を640×480
画素としているので、部分領域12は、160×120画素と
なる。
【0062】粗検索における部分領域の移動ピッチは、
横方向はkh1に設定され、縦方向はkv1に設定され
ており、入力画像11の全領域がカバーされるまで移動
ピッチずつ部分領域が横方向または縦方向に移動して粗
検索が行われる。図2は、部分領域12(破線)が横方
向に移動ピッチkh1だけ移動して部分領域12(実
線)になった状態を示している。
【0063】移動ピッチkh1,kv1は、本実施形態
では、例えば kh1≒ph1/2, kv1≒pv1/2 に設定している。従って、本実施形態では、 kh1=80画素, kv1=60画素 となる。
【0064】次に、詳細検索における検索領域設定部3
の機能について説明する。詳細検索においては、粗検索
において領域位置記憶部7(後述する)に格納される候
補領域の位置情報を用いて詳細検索を行う領域を決定
し、その詳細検索領域内において部分領域を設定する。
【0065】詳細検索領域は、本実施形態では例えば矩
形に設定し、その領域の左上隅の座標を(shi,sv
i)として、詳細検索領域の位置に関する情報としてい
る(iは1,2,…)。
【0066】詳細検索における部分領域15(図7参
照)のサイズpは、初期値が横寸法ph2、縦寸法pv
2に設定され、詳細検索領域の検索が終了すると部分領
域15のサイズpを縮小率rで縮小し、部分領域15の
サイズpが所定値P以下になるまで検索を繰り返す。
【0067】本実施形態では、初期値ph2,pv2
は、例えば ph2=ph1, pv2=pv1 に設定している。
【0068】また、縮小率rはr=0.8に設定してい
る。このように部分領域のサイズを縮小して検索を繰り
返すことにより、検索画像のサイズに関わりなく検索洩
れを防止することができる。
【0069】また、所定値Pは入力画像11のサイズの
1/10に設定している。従って、本実施形態では、所定
値Pは64×48画素になる。この値は、入力画像11中に
人物の顔が被写体として存在する場合を考慮したときに
最小サイズとして設定したものである。
【0070】部分領域の移動ピッチは、詳細検索では、
縦方向はkv2、横方向はkh2に設定され、詳細検索
領域の全領域がカバーされるまで詳細検索が行われる。
但し、kv1>kv2,kh1>kh2に設定されてお
り、これによって粗検索に比べてより正確な検索が行え
る。本実施形態では、例えばkv2,kh2を1画素に
設定し、最小の移動ピッチとしている。これによって、
洩れのない検索を行うことができる。
【0071】図1に戻り、HQヒストグラム作成部4
は、検索領域設定部3により設定された部分領域ごとに
入力画像のH,Qデータから正規化色ヒストグラムを作
成するとともに、検索画像のH,Qデータから正規化色
ヒストグラムを作成するものである。色ヒストグラム
は、H,Qの各値に対して2次元的に領域中の画素数を
カウントし、その画素数を度数として表わしたもので、
例えば図3に示すように3次元形状になる。図3はHQ
ヒストグラムの形状例を示す図であり、同図において、
例えば検索される部分領域で画素数が最も多いH,Qに
対応する座標が、最も高い値となる。なお、色相Hは0
〜2πの値をとり、修正彩度Qは0〜(R,G,Bのう
ちで最高階調値)の値をとる。
【0072】また、正規化色ヒストグラムは、各階調で
の画素数を全画素数で割った値を度数とすることによ
り、度数の合計が1になるように正規化した色ヒストグ
ラムである。
【0073】このHQヒストグラム作成部4は、粗検索
を行う際と詳細検索を行う際とで色ヒストグラム作成の
階調分解能を変更している。すなわち、粗検索における
色ヒストグラム作成の階調分解能をNaとし、詳細検索
における色ヒストグラム作成の階調分解能をNbとする
と、Na<Nbに設定しており、本実施形態では、例え
ばNa=16,Nb=256としている。
【0074】階調分解能とは、階調の細かさのことを言
い、階調分解能Nとは、階調の分割数をNとすることで
ある。階調分解能をNとし、全階調を256とすると、
階調幅は256/Nとなる。Nの大きい色ヒストグラム
を階調分解能が細かい(高い)色ヒストグラムといい、
Nの小さい色ヒストグラムを階調分解能が粗い(低い)
色ヒストグラムという。
【0075】本実施形態では、詳細検索における階調分
解能Nbは、本実施形態の画像検出装置が有する最高階
調分解能に等しい値としてNb=256に設定してい
る。また、粗検索における階調分解能Naは、最高階調
分解能より低い値に設定すればよく、本実施形態では、
ヒストグラムで色の分布を表わすのに最低限必要な値と
してNa=16に設定している。なお、Na=32とし
てもよい。
【0076】図4(a)(b)は全階調が256の同一画像
から色ヒストグラムを作成したときの形状例を示す図
で、(a)は階調分解能N=16の色ヒストグラムを示
し、(b)は階調分解能N=256の色ヒストグラムを示
している。ここでは、説明の便宜上、1次元の色ヒスト
グラムを用いている。
【0077】粗検索時の階調分解能Naを小さくするこ
とにより、類似度を求める際に比較する階調数が減少す
る(図4の場合には1/16になる)ため、演算量が減
少するので、演算時間の短縮により検索の高速化を図る
ことができる。
【0078】図1に戻り、HQヒストグラム比較部5
は、入力画像の部分領域と検索画像の色ヒストグラムを
比較するものである。類似度判定部6は、比較した色ヒ
ストグラムの類似度Sを求め、その類似度Sが所定レベ
ル以上であるか否かを判定するもので、粗検索では所定
レベルS1と比較し、詳細検索では所定レベルS2(>
S1)と比較している。
【0079】本実施形態では例えばS1=0.5と低い値
に設定している。これによって、人物の顔の大きさが部
分領域に対して小さく、類似度Sが低い値になる場合で
も候補領域として検出することができる。また、本実施
形態では例えばS2=0.8>S1に設定している。これ
によって、詳細検索において、より正確な検出を行うこ
とができる。
【0080】図5は色ヒストグラムの類似度を求める手
法を説明する図で、(a)は入力画像の部分領域から作成
された正規化色ヒストグラム21を示し、(b)は検索画
像から作成された正規化色ヒストグラム22を示し、
(c)は両ヒストグラム21,22を比較した状態を示し
ている。図6、図7はそれぞれ粗検索および詳細検索に
おけるヒストグラム作成および類似度判定を説明する図
である。図5〜図7では、説明の便宜上、1次元のヒス
トグラムを用いている。
【0081】類似度Sは、本実施形態では、図5(a)
(b)の正規化色ヒストグラム21,22の度数を各階調
ごとに比較し、小さい方の度数を全階調に亘って加算し
たものとしている。従って、図5(c)における斜線部2
3の度数を全階調に亘って積算したものが類似度Sにな
るので、類似度Sは0≦S≦1になる。類似度Sが大き
いほど、両者の画像データが一致していることになる。
【0082】図6において、(a)は入力画像11および
部分領域12を示し、(b)は検索画像13を示してい
る。本実施形態では、検索画像13は、人物の顔部分の
画像としている。
【0083】(c),(d)に示す色ヒストグラム31,3
2は、それぞれHQヒストグラム作成部4により作成さ
れた部分領域12および検索画像13の正規化色ヒスト
グラムで、粗検索では階調分解能Naが小さい値(本実
施形態ではNa=16)に設定されている。
【0084】(c),(d)に示す色ヒストグラム31,3
2がHQヒストグラム比較部5により比較されて(e)に
示す斜線部33が求められ、この斜線部33に基づき類
似度判定部6により類似度Sが求められ、この類似度S
が所定レベルS1と比較されて判定され、その判定結果
に基づき候補領域が求められる。
【0085】また、図7において、(a)は入力画像11
のうちで粗検索により求められた候補領域14およびこ
の候補領域14内で検索を行う部分領域15(斜線部
分)を示し、(b)は検索画像13を示している。
【0086】(c),(d)に示す色ヒストグラム34,3
5は、それぞれHQヒストグラム作成部4により作成さ
れた部分領域15および検索画像13の正規化色ヒスト
グラムで、詳細検索では階調分解能Nbが大きい値(本
実施形態ではNb=256)に設定されている。
【0087】(c),(d)に示す色ヒストグラム34,3
5がHQヒストグラム比較部5により比較されて(e)に
示す斜線部36が求められ、この斜線部36に基づき類
似度判定部6により類似度Sが求められ、この類似度S
が所定レベルS2と比較されて判定され、その判定結果
に基づき検索画像13の存在する領域が求められる。
【0088】図1に戻り、領域位置記憶部7は、類似度
Sが所定レベル以上の部分領域を検出領域としてその位
置を記憶するもので、粗検索では検出領域が候補領域と
して記憶されて、その位置情報が検索領域設定部3によ
り用いられ、詳細検索では検出領域が検索画像13の存
在領域として記憶される。
【0089】図8は粗検索により得られた候補領域の一
例を示す図である。この例では、入力画像11内に候補
領域がN個存在しており、1番目の候補領域A1は、大
きさ情報としてph1,pv1が格納され、位置情報と
して左上隅の座標(h1,v1)が格納される。また、N
番目の候補領域ANは、大きさ情報としてph1,pv
1が格納され、位置情報として左上隅の座標(hN,v
N)が格納される。
【0090】図1に戻り、類似領域情報出力部8は、領
域位置記憶部7に格納された検索画像13の存在する領
域を検索結果として出力するものである。
【0091】次に、本画像検出装置における検索手順の
一例について説明する。図9は検索手順を説明するため
の入力画像および検索画像を示す図、図10はメインル
ーチンを示すフローチャートである。
【0092】図10の#100において、まず、検索対
象となる入力画像11と検索すべき検索画像13とが、
R,G,B信号に基づく画像データとして取り込まれる
(図9(a)(b)参照)。次いで、R,G,B信号に基づ
く画像データがH,Q信号に基づく画像データに変換さ
れる(#105)。
【0093】次いで、#110において、入力画像11
の部分領域12と検索画像13の色ヒストグラムの類似
度が所定レベル以上の領域を求める粗検索が行われて
(図9(c)参照)、検索画像13の存在する可能性があ
る候補領域14が決定される(図9(d)参照)。このサ
ブルーチンは図11を用いて後述する。
【0094】次いで、図9(e)(f)に示すように、候補
領域14内で部分領域15と検索画像13の色ヒストグ
ラムの類似度に基づき検索画像13の存在領域16を求
める詳細検索が行われて、その存在領域16の位置に関
する情報が検索結果として出力される(#115)。こ
のサブルーチンは図12を用いて後述する。
【0095】図11は、上記図10の#110の粗検索
サブルーチンのフローチャートである。
【0096】まず、検索画像13の正規化色ヒストグラ
ムが階調分解能Na=16で作成され(#200)、次
いで、入力画像11の部分領域12の正規化色ヒストグ
ラムが階調分解能Na=16で作成される(#20
5)。
【0097】次いで、両正規化色ヒストグラムの類似度
Smが求められ(#210)、その類似度Smが所定レ
ベルS1と比較される(#215)。そして、Sm≦S
1であれば(#215でNO)、#225に進み、Sm
>S1であれば(#215でYES)、その部分領域1
2の位置に関する情報が領域位置記憶部7に格納されて
(#220)、#225に進む。
【0098】次いで、#225において、部分領域12
が入力画像11の全領域をカバーしたか否かが判別さ
れ、未だ全領域がカバーされていなければ(#225で
NO)、部分領域12を所定の移動ピッチ(縦方向の場
合はkv1、横方向の場合はkh1)だけ移動して(#
230)、#205に戻る。
【0099】一方、部分領域12が入力画像11の全領
域をカバーしていれば(#225でYES)、#220
で記憶された部分領域12が候補領域14とされて(#
235)、終了する。
【0100】図12は、上記図10の#115の詳細検
索サブルーチンのフローチャートである。
【0101】まず、検索画像13の正規化色ヒストグラ
ムが階調分解能Nb=256で作成され(#300)、
次いで、候補領域14に基づき詳細検索を行う領域が決
定される(#305)。このサブルーチンは図13を用
いて後述する。
【0102】次いで、決定された詳細検索領域内におい
て部分領域15の正規化色ヒストグラムが階調分解能N
b=256で作成される(#310)。
【0103】次いで、両正規化色ヒストグラムの類似度
Snが求められ(#315)、その類似度Snが所定レ
ベルS2と比較される(#320)。そして、Sn≦S
2であれば(#320でNO)、#330に進み、Sn
>S2であれば(#320でYES)、その部分領域1
5の位置に関する情報が領域位置記憶部7に格納されて
(#325)、#330に進む。
【0104】次いで、#330において、全検索領域を
部分領域15がカバーしたか否かが判別され、未だ全領
域がカバーされていなければ(#330でNO)、部分
領域15を所定の移動ピッチ(縦方向の場合はkv2、
横方向の場合はkh2)だけ移動して(#335)、#
310に戻る。
【0105】一方、全検索領域を部分領域15がカバー
していれば(#330でYES)、部分領域15のサイ
ズpと所定値Pとが比較される(#340)。
【0106】そして、p>Pであれば(#340でYE
S)、サイズpが縮小率rで縮小され(#345)、#
310に戻る。
【0107】一方、p≦Pであれば(#340でN
O)、#325で記憶された部分領域15の位置に関す
る情報が検索結果として出力されて(#350)、終了
する。
【0108】図13は、上記図12の#305の詳細検
索領域決定サブルーチンのフローチャートである。
【0109】まず、粗検索により求められたN個の候補
領域について、各位置座標(hi,vi)およびサイズp
h1,pv1に基づき(iは1〜N)、各候補領域が重
複または連続しているか否かが判別される(#40
0)。
【0110】そして、重複・連続していない候補領域に
ついては(#400でNO)、各候補領域がそれぞれ詳
細検索領域とされる(#405)。この場合には、詳細
検索領域の座標(shi,svi)は、各候補領域の座標
(hi,vi)とされる。
【0111】一方、重複・連続している候補領域につい
ては(#400でYES)、重複・連続している候補領
域を囲む矩形が詳細検索領域とされる(#410)。こ
れについては図14を用いて後述する。
【0112】そして、詳細検索領域における部分領域の
サイズの初期値として、横寸法がph2、縦寸法がpv
2にそれぞれ設定され(#415)、終了する。
【0113】図14は候補領域が連続・重複している場
合の詳細検索領域を説明する図である。
【0114】候補領域が重複または連続している場合に
は、互いに重複または連続している候補領域の位置情報
を比較する。それらの座標(hi,vi)のうちで最小の
hi,viをそれぞれhimin,viminとし、最
大のhi,viをそれぞれhimax,vimaxとす
る。
【0115】この場合には、詳細検索領域の座標(sh
i,svi)は、 (shi,svi)=(himin,vimin) となり、詳細検索領域の大きさph2,pv2は、 ph2=himax+ph1−himin, pv2=vimax+pv1−vimin となる。
【0116】例えば図14に示すように、領域位置記憶
部7に格納されている候補領域141,142,143
は、それぞれ、 位置座標(h1,v1)、大きさph1,pv1、 位置座標(h2,v2)、大きさph1,pv1、 位置座標(h3,v3)、大きさph1,pv1 で、互いに重複または連続しているとする。
【0117】このとき、候補領域141,142,14
3の位置座標のうちで、最小のhi,viは、h1,v
1であり、最大のhi,viは、h2,v3である。
【0118】従って、詳細検索領域140(図中、破
線)の位置座標は(h1,v1)、大きさは、 ph2=h2+ph1−h1, pv2=v3+pv1−v1 となる。
【0119】このように、本実施形態によれば、最初に
階調分解能Naの低い色ヒストグラム31,32を用い
て粗検索を行って検索画像13が存在する可能性のある
候補領域14を抽出し、次に当該候補領域14内で階調
分解能Nbの高い色ヒストグラム34,35を用いて詳
細検索を行って検索画像13の存在する領域を判別する
ようにしているので、粗検索に用いる色ヒストグラムの
階調分解能が低いことから、粗検索に要する計算負荷を
軽減できて検索時間を短縮できるとともに、詳細検索は
粗検索によって求められた候補領域のみに対して行うこ
とから、全体の検索に要する計算負荷も軽減できて全検
索時間も短縮することができる。
【0120】また、本実施形態によれば、詳細検索にお
ける部分領域15の移動ピッチkh2,kv2を1画素
に設定しているので、検索洩れを確実に防止することが
できる。また、粗検索における部分領域12の移動ピッ
チkh1,kv1をkh1>kh2,kv1>kv2に
設定しているので、粗検索に要する検索時間を更に短縮
することができる。
【0121】また、本実施形態によれば、類似度Sを判
定する閾値として、粗検索では所定レベルS1=0.5と
低い値に設定しているので、検索漏れを防止することが
できる。また、詳細検索では所定レベルS2=0.8>S
1に設定しているので、精度良く検索を行うことができ
る。なお、所定レベルS2=0.9または0.95と高い値に
設定していないので、検索画像13と同一人物の画像だ
けでなく、一般的に類似する人物を検索することができ
るので、入力画像のうちで人物画像に対して最適な画像
処理を施したい場合などに好適に応用することができ
る。
【0122】なお、本発明は、上記実施形態に限られ
ず、以下の変形形態を採用することができる。
【0123】(1)上記実施形態では、粗検索における
移動ピッチkh1,kv1を kh1≒ph1/2, kv1≒pv1/2 に設定しているが、これに限られない。しかし、例え
ば、 kh1≒ph1, kv1≒pv1 、すなわち移動ピッチを部分領域のサイズとほぼ等しい
値に設定すると、図15に示すように、検索画像13が
部分領域12,12にまたがって存在して当該検索画像
13が検出されないような事態が生じる虞があるため、
好ましくは、移動ピッチを部分領域のサイズの1/2以
下に設定するとよい。
【0124】(2)候補領域や詳細検索領域の位置情報
として、上記実施形態では左上隅の座標を記憶している
が、これに限られず、部分領域12,15の他の隅の座
標または中心座標を記憶するようにしてもよい。
【0125】(3)上記実施形態では、類似度Sを判定
する閾値としての所定レベルS1=0.5,S2=0.8に設
定しているが、これに限られず、所望の検出精度に応じ
て各値を設定すればよい。
【0126】(4)上記実施形態では、色空間として色
相(H),修正彩度(Q)を用いているが、これに限られ
ず、R,G,B信号をそのまま用いてもよい。また、H
IS(Hue,Intensity,Saturation)表色系、L*a*
b*表色系、L*u*v*表色系などの他の色空間を用
いてもよい。
【0127】(5)図1に破線で示すように、階調分解
能Na,Nb、部分領域12,15の大きさ、移動ピッ
チkh1,kh2,kv1,kv2、所定レベルS1,
S2などの粗検索および詳細検索における各パラメータ
を設定する操作入力部91を備え、各値を使用者が外部
から設定入力できるようにしてもよい。
【0128】(6)上記実施形態では、検索画像13を
画像入力部1により取り込むようにしているが、これに
限られず、例えば図1に破線で示すように、検索データ
記憶部92を備え、検索画像13に関するデータを予め
記憶しておくようにしてもよい。
【0129】この場合、検索データ記憶部92には、検
索画像13に関するデータをR,G,B信号に基づく画
像データとして記憶してもよく、予めH,Qデータに変
換された画像データとして記憶しておいてもよい。
【0130】また、予めH,Qデータに基づく正規化色
ヒストグラムとして記憶しておいてもよい。この場合、
階調分解能Na,Nbでの双方の正規化ヒストグラムを
記憶するようにしてもよい。また、階調分解能Nbでの
正規化ヒストグラムのみを記憶しておき、階調分解能N
aでの正規化ヒストグラムは、記憶されている階調分解
能Nbでの正規化ヒストグラムに基づき算出するように
してもよい。
【0131】(7)図16は本発明に係る画像検出装置
が応用されたディジタルスチルカメラの電気的構成を示
すブロック図である。
【0132】ディジタルスチルカメラ100の撮像部1
01は、例えばCCDなどの複数の光電変換素子が2次
元的に配置され、各光電変換素子の前面に色分解フィル
タが配置されて、色分解フィルタおよび光電変換素子が
一体的に構成されてなるエリアセンサなどを備え、色分
解された被写体109からの光をカラー撮像してカラー
画像信号101R,101G,101Bを出力するもの
である。
【0133】光学系102は、撮影レンズ、絞りおよび
これらを駆動する駆動部などを備え、被写体109から
の光を撮像部101のエリアセンサの受光面に結像する
ものである。
【0134】画像検出装置10は、上記図1に示したも
ので、操作部107のレリーズボタンが押される前に、
撮像部101から出力されるカラー画像信号101R,
101G,101Bを上記入力画像として、被写体10
9に人物の顔部分が存在するか否かを検索するものであ
る。
【0135】撮影制御部103は、撮影に関する制御と
して、記憶部104に格納されている制御プログラムに
従って光学系102の動作を制御するものである。この
撮影制御部103は、例えば画像検出装置10により検
出された人物の顔部分に焦点が合うように光学系102
の駆動部を介して撮影レンズを制御するオートフォーカ
ス制御を行う。
【0136】また、撮影制御部103は、例えば画像検
出装置10により検出された人物の顔部分の露出が適正
な値になるように、光学系102の駆動部を介して絞り
およびシャッター速度を制御する自動露出制御を行う。
【0137】ここで、露出の適正な値とは、本形態で
は、例えばEV値が±0であることをいう。また、適正
な露出として、例えばディジタル値が8ビット(0〜25
5)で表わされる場合に、部分領域の平均輝度Yが100≦
Y≦150を満たすものとしてもよい。
【0138】なお、平均輝度Yは、カラー画像信号10
1R,101G,101Bの各値をR,G,Bとする
と、 Y=0.299・R+0.587・G+0.114・B により求められる。
【0139】画像処理部105は、撮影に関する制御と
して、記憶部104に格納されている制御プログラムに
従ってカラー画像信号101R,101G,101Bに
対して所定の画像処理を施すものである。この画像処理
部105は、例えば画像検出装置10により検出された
人物の顔部分の色データが、図17に示す適正範囲10
8に含まれるように、カラー画像信号101Gに対する
カラー画像信号101R,101Bの出力比率を調整す
るオートホワイトバランス制御を行うものである。
【0140】図17は人物の肌色が適正に表わされる範
囲を示すHQ色度図で、このHQ色度図上において、0
°の方向が赤色(R)に対応し、+120°の方向が緑色
(G)に対応し、+240°(−120°)の方向が青色
(B)に対応しており、例えば点Pの色データは、0°か
らの角度である色相Hと、中心からの距離である修正彩
度Qとによって表わされる。
【0141】適正範囲108は、本形態では、例えば30
°≦H≦60°、40≦Q≦150によって囲まれる扇形の範
囲である。但し、ディジタル値は8ビット(0〜255)で
表わされ、修正彩度Qは0〜255の値をとるものとする。
【0142】そして、画像処理部105は、検出された
人物の顔部分のカラー画像信号101R,101G,1
01Bが上記式(1),(2)に従ってH,Qデータに変換
されたときに図17の適正範囲108に含まれるよう
に、カラー画像信号101R,101G,101Bの出
力比率を調整する。
【0143】なお、上記適正範囲108は、予め設定し
て記憶部104に格納しておけばよい。また、これに代
えて、操作部107により使用者が設定入力できるよう
にしてもよい。
【0144】また、画像処理部105は、画像検出装置
10により人物の顔部分が検出されたときは、当該検出
された部分領域に対するエッジ強調処理を所定レベル以
下の強調度合いに変更する。このとき、人物の顔部分の
サイズ、すなわち人物の顔部分の存在する部分領域のサ
イズに応じて、エッジ強調処理の強調度合いを低下させ
ている。
【0145】表1は人物の顔部分のサイズに対応するエ
ッジ強調度合いおよび階調特性を示している。図18は
画像処理部105により施されるエッジ強調処理に用い
られるフィルタを示す図で、(a)はエッジ強調度合いが
強いフィルタを示し、(b)はエッジ強調度合いが中程度
のフィルタを示し、(c)はエッジ強調度合いが弱いフィ
ルタを示している。
【0146】
【表1】
【0147】表1に示すように、入力画像のサイズに対
する人物の顔部分の存在する部分領域のサイズの比率が
30〜100%のときは、図18(c)に示すフィルタ(エッ
ジ強調度合いが弱いフィルタ)を用いて人物の顔部分が
検出された部分領域に対してエッジ強調処理が施され、
5〜30%のときは、図18(b)に示すフィルタ(エッジ
強調度合いが中程度のフィルタ)を用いて当該部分領域
に対してエッジ強調処理が施される。
【0148】一方、人物の顔部分が検出されないとき
は、図18(a)に示すフィルタ(エッジ強調度合いが強
いフィルタ)を用いてエッジ強調処理が施される。
【0149】また、画像処理部105は、画像検出装置
10により検出された人物の顔部分のサイズ、すなわち
人物の顔部分の存在する部分領域のサイズに応じて、画
像全体に対して施す階調補正処理を変更する。
【0150】図19は画像処理部105により施される
階調補正処理における階調特性(γ補正曲線)の一例を
示している。表1に示すように、入力画像のサイズに対
する人物の顔部分の存在する部分領域のサイズの比率が
30〜100%のときは、図19のγ補正曲線a(γ=0.4)
を用いて階調補正処理が施され、10〜30%のときは、図
19のγ補正曲線b(γ=0.45)を用いて階調補正処理
が施され、5〜10%のときは、図19のγ補正曲線c
(γ=0.5)を用いて階調補正処理が施され、人物の顔
部分が検出されないときは、図19のγ補正曲線d(γ
=0.55)を用いて階調補正処理が施される。
【0151】なお、人物の顔部分の存在する部分領域の
サイズの比率の境界値(例えば30%)は、いずれか一方
の範囲に含ませるようにすればよい。また、これらの境
界値は、表1に示すものに限られず、ディジタルスチル
カメラ100の特性に合わせて適切な値に設定すればよ
い。
【0152】画像処理部105により画像処理が施され
た被写体109の画像は、記憶部104に保存された
り、表示部106に表示されるようになっている。記憶
部104は、例えばROM、RAM、EEPROMなど
からなり、表示部106は、例えばLCDからなる。
【0153】なお、ここでは静止画を撮影するディジタ
ルスチルカメラを用いて説明しているが、これに限られ
ず、本形態は、動画を撮影するディジタルビデオカメラ
に適用することもできる。
【0154】(8)図20は本発明に係る画像検出装置
が応用されたプリンタの電気的構成を示すブロック図で
ある。
【0155】プリンタ110のデータ受信部111は、
例えばパーソナルコンピュータ(PC)119から送ら
れるR,G,B信号に基づく画像データを受信して、カ
ラー画像信号111R,111G,111Bを出力す
る。
【0156】画像検出装置10は、上記図1に示したも
ので、データ受信部111から出力されるカラー画像信
号111R,111G,111Bに基づき、画像に人物
の顔部分が存在するか否かを検索するものである。
【0157】画像処理部112は、メモリ部113に格
納されている制御プログラムに従ってカラー画像信号1
11R,111G,111Bに対して人物画像が適正に
印字されるように画像処理を施すものである。
【0158】この画像処理部112は、例えば画像検出
装置10により検出された人物の顔部分の輝度が適正な
値になるように、カラー画像信号111R,111G,
111Bの出力値を補正する処理を施すものである。
【0159】ここで、輝度が適正な値とは、本形態で
は、例えばディジタル値が8ビット(0〜255)で表わさ
れる場合に、部分領域の平均輝度Yが100≦Y≦150を満
たすものであることをいう。
【0160】なお、平均輝度Yは、カラー画像信号11
1R,111G,111Bの各値をR,G,Bとする
と、 Y=0.299・R+0.587・G+0.114・B により求められる。
【0161】また、画像処理部112は、例えば画像検
出装置10により検出された部分領域の色データが上記
適正範囲108(図17参照)に含まれるように、カラ
ー画像信号111R,111G,111Bの比率を補正
する色バランス補正処理を行う。これによって、人物の
顔部分の肌色が適正な色で印字される。
【0162】なお、上記適正範囲108(図17)は、
予め設定して記憶部113に格納しておけばよい。ま
た、これに代えて、操作部115により使用者が設定入
力できるようにしてもよい。
【0163】また、画像処理部112は、上記ディジタ
ルスチルカメラ100の画像処理部105(図16)と
同様に、上記表1および図18に示すように、画像検出
装置10により検出された人物の顔部分の存在する部分
領域のサイズに応じて、エッジ強調処理の強調度合いを
低下させている。これによって、人物の顔部分のシャー
プネスが高くなり過ぎないようにすることができ、人物
の顔部分が適正に印字される。
【0164】また、画像処理部112は、上記ディジタ
ルスチルカメラ100の画像処理部105(図16)と
同様に、上記表1および図19に示すように、画像検出
装置10により検出された人物の顔部分の存在する部分
領域のサイズに応じて、画像全体に対して施す階調補正
処理を変更している。これによって、人物の顔部分の階
調が高くなり過ぎないようにすることができ、人物の顔
部分が適正な階調で印字される。
【0165】画像処理部112により画像処理が施され
た画像は、印字部114によって用紙にプリントアウト
されるようになっている。
【0166】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1,8の発
明によれば、抽出された各部分領域の色ヒストグラムを
第1階調分解能でそれぞれ作成し、その各部分領域の色
ヒストグラムと検索画像から第1階調分解能で作成され
た色ヒストグラムとの類似度をそれぞれ算出する一方、
候補領域を含む領域から抽出された各部分領域の色ヒス
トグラムを第1階調分解能より細かい第2階調分解能で
それぞれ作成し、その各部分領域の色ヒストグラムと検
索画像から第2階調分解能で作成された色ヒストグラム
との類似度をそれぞれ算出するようにしているので、第
1階調分解能より細かい第2階調分解能で作成された色
ヒストグラムの類似度の算出に比べて、第1階調分解能
で作成された色ヒストグラムの類似度の算出を短時間で
行うことができ、これによって検索画像に少なくとも類
似する画像が入力画像に存在するか否かを検出するのに
要する時間を短縮することができる。
【0167】また、第1階調分解能で作成された色ヒス
トグラムの類似度が所定レベル以上の部分領域を候補領
域に設定し、その候補領域を含む領域において第2階調
分解能で作成された色ヒストグラムの類似度が所定レベ
ル以上の部分領域を検出するようにしているので、第2
階調分解能で作成された色ヒストグラムの類似度の算出
を入力画像の全領域では行わず、候補領域を含む領域の
みで行うので、検出に要する時間をさらに短縮すること
ができる。
【0168】また、請求項2の発明によれば、検索画像
から第1階調分解能での色ヒストグラムおよび第2階調
分解能での色ヒストグラムを作成するようにしているの
で、種々の検索画像を取り込むと、各検索画像の第1階
調分解能での色ヒストグラムおよび第2階調分解能での
色ヒストグラムがそれぞれ作成されることとなり、検索
画像の変更に対して容易に対応することができる。
【0169】また、請求項3の発明によれば、検索画像
から第1階調分解能および第2階調分解能で予め作成さ
れた色ヒストグラムを記憶するようにしているので、検
索画像の色ヒストグラムの作成に要する時間が不要にな
るので、検索に要する時間をさらに短縮することができ
る。
【0170】また、請求項4の発明によれば、検索画像
から第2階調分解能で予め作成された色ヒストグラムを
記憶し、この記憶されている色ヒストグラムから第1階
調分解能での色ヒストグラムを作成するようにしている
ので、時間を要する第2階調分解能での検索画像の色ヒ
ストグラム作成時間が不要になるので、検索に要する時
間を短縮することができるとともに、第2階調分解能で
の色ヒストグラムのみを記憶しているので、記憶容量が
低減することができる。
【0171】また、請求項5の発明によれば、第1領域
抽出手段による所定の移動ピッチは第2領域抽出手段に
よる所定の移動ピッチより大きい値に設定するようにし
ているので、入力画像全域をカバーするのに要する部分
領域の移動回数を低減することができ、これによって検
索に要する時間をさらに短縮することができる。
【0172】また、請求項6の発明によれば、領域設定
手段による所定レベルは、領域検出手段による所定レベ
ルより低い値に設定するようにしているので、検索画像
が候補領域外に洩れるような事態の発生を防止すること
ができる。
【0173】また、請求項7の発明によれば、検索画像
は人物の顔部分を含む画像であるので、入力画像に人物
の顔部分が存在するか否かを短時間で検出でき、これに
よって人物の顔部分の画像に対して画像処理を施すなど
の応用が可能になる。
【0174】また、請求項9の発明によれば、撮像手段
により被写体を撮像し、その撮像された被写体の画像を
入力画像として、画像検出手段により被写体画像に人物
の顔部分の画像が存在するか否かを検出して、その検出
結果に応じて撮影に関する制御を行うようにしているの
で、人物の顔部分に対して適正な制御を自動的に行うこ
とができる。
【0175】また、請求項10の発明によれば、撮影に
関する制御として、領域検出手段により検出された部分
領域に焦点が合うように光学系の制御を行うようにして
いるので、人物の顔部分に焦点の合った撮影を自動的に
行うことができる。
【0176】また、請求項11の発明によれば、撮影に
関する制御として、領域検出手段により検出された部分
領域の露出が適正な値になるように絞りおよびシャッタ
速度の制御を行うようにしているので、人物の顔部分の
露出が適正になされた撮影を自動的に行うことができ
る。
【0177】また、請求項12の発明によれば、撮影に
関する制御として、領域検出手段により検出された部分
領域の色データが所定範囲に含まれるように撮像手段か
ら出力される3原色信号の出力比率を調整するようにし
ているので、人物の顔部分の色バランスが適正な肌色に
なされた撮影を自動的に行うことができる。
【0178】また、請求項13の発明によれば、撮影に
関する制御として、領域検出手段により検出された部分
領域に対して所定レベル以下のエッジ強調処理を施すよ
うにしているので、人物の顔部分のシャープネスが高く
なり過ぎず、人物の顔部分が適正なレベルのシャープネ
スになされた撮影を自動的に行うことができる。
【0179】また、請求項14の発明によれば、撮影に
関する制御として、領域検出手段により検出された部分
領域のサイズに応じた階調特性になるように階調補正処
理を施すようにしているので、人物の顔部分が適正な階
調になるような撮影を自動的に行うことができる。
【0180】また、請求項15の発明によれば、請求項
7の画像検出装置からなる画像検出手段と、領域検出手
段により検出された部分領域に対して人物画像の印字に
適正な画像処理を施す画像処理手段と、当該画像処理が
施された入力画像を用紙に印字する印字手段とを備えて
いるので、人物の顔部分の印字を適正に行うことができ
る。
【0181】また、請求項16の発明によれば、画像処
理として、領域検出手段により検出された部分領域の輝
度が適正な値になるように3原色信号の出力値を補正す
る処理を施すようにしているので、人物の顔部分の輝度
が適正になされた印字を自動的に行うことができる。
【0182】また、請求項17の発明によれば、画像処
理として、領域検出手段により検出された部分領域の色
データが所定範囲に含まれるように3原色信号の出力比
率を調整する処理を施すようにしているので、人物の顔
部分の色バランスが適正な肌色になされた印字を自動的
に行うことができる。
【0183】また、請求項18の発明によれば、画像処
理として、領域検出手段により検出された部分領域に対
して所定レベル以下のエッジ強調処理を施すようにして
いるので、人物の顔部分のシャープネスが高くなり過ぎ
ず、人物の顔部分が適正なレベルのシャープネスで印字
を行うことができる。
【0184】また、請求項19の発明によれば、画像処
理として、領域検出手段により検出された部分領域のサ
イズに応じた階調特性になるように階調補正処理を施す
ようにしているので、人物の顔部分が適正な階調で印字
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る画像検出装置の一実施形態の電気
的構成を示すブロック図である。
【図2】粗検索における部分領域を説明する図である。
【図3】HQヒストグラムの形状例を示す図である。
【図4】全階調が256の同一画像から色ヒストグラム
を作成したときの形状例を示す図で、(a)は階調分解能
N=16の色ヒストグラムを示し、(b)は階調分解能N
=256の色ヒストグラムを示している。
【図5】色ヒストグラムの類似度を求める手法を説明す
る図で、(a)は入力画像の部分領域から作成された正規
化色ヒストグラムを示し、(b)は検索画像から作成され
た正規化色ヒストグラムを示し、(c)は両ヒストグラム
を比較した状態を示している。
【図6】(a)〜(e)は粗検索におけるヒストグラム作成
および類似度判定を説明する図である。
【図7】(a)〜(e)は詳細検索におけるヒストグラム作
成および類似度判定を説明する図である。
【図8】粗検索により得られた候補領域の一例を示す図
である。
【図9】検索手順を説明するための入力画像および検索
画像を示す図である。
【図10】メインルーチンを示すフローチャートであ
る。
【図11】図10の#110の粗検索サブルーチンのフ
ローチャートである。
【図12】図10の#120の詳細検索サブルーチンの
フローチャートである。
【図13】図12の#305の詳細検索領域決定サブル
ーチンのフローチャートである。
【図14】候補領域が連続・重複している場合の詳細検
索領域を説明する図である。
【図15】移動ピッチを部分領域のサイズとほぼ等しい
値に設定したときの弊害を説明する図である。
【図16】本発明に係る画像検出装置が応用されたディ
ジタルスチルカメラの電気的構成を示すブロック図であ
る。
【図17】人物の肌色が適正に表わされる範囲を示すH
Q色度図である。
【図18】(a)〜(c)は画像処理部により施されるエッ
ジ強調処理に用いられるフィルタを示す図である。
【図19】画像処理部により施される階調補正処理にお
ける階調特性の一例を示す図である。
【図20】本発明に係る画像検出装置が応用されたプリ
ンタの電気的構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
3 検索領域設定部(第1領域抽出手段、第2領域抽出
手段) 4 HQヒストグラム作成部(第1ヒストグラム作成手
段、第2ヒストグラム作成手段、検索ヒストグラム作成
手段) 5 HQヒストグラム比較部(領域設定手段、領域検出
手段) 6 類似度判定部(領域設定手段、領域検出手段) 10 画像検出装置(画像検出手段) 92 検索データ記憶部(検索ヒストグラム記憶手段) 100 ディジタルスチルカメラ 101 撮像部(撮像手段) 103 撮影制御部(撮影制御手段) 105 画像処理部(撮影制御手段) 110 プリンタ 112 画像処理部(画像処理手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 5/238 H04N 5/238 Z 5L096 5/76 5/76 E 5/91 9/04 B 9/04 101:00 // H04N 101:00 5/91 J Fターム(参考) 5B057 CA01 CA08 CA12 CA16 CB01 CB08 CB12 CB16 DA06 DB02 DB06 DB09 DC34 DC36 DC38 5C022 AA13 AB12 AB17 AC00 5C052 FA02 FA03 FB05 FD02 FD06 5C053 FA04 FA08 GB12 HA29 HA33 KA04 KA05 KA24 LA01 LA03 5C065 AA03 BB05 BB08 BB11 BB30 CC01 CC09 GG18 HH02 5L096 AA02 AA06 CA02 FA15 FA35 HA08 JA03 JA11 KA09

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の検索画像に少なくとも類似する画
    像が検索対象である入力画像に存在するか否かを検出す
    る画像検出装置であって、 上記入力画像から所定サイズの部分領域を所定の移動ピ
    ッチごとに抽出する第1領域抽出手段と、 この第1領域抽出手段により抽出された各部分領域の色
    ヒストグラムをそれぞれ第1階調分解能で作成する第1
    ヒストグラム作成手段と、 上記検索画像から上記第1階調分解能で作成された色ヒ
    ストグラムと上記第1ヒストグラム作成手段により作成
    された各部分領域の色ヒストグラムとの類似度をそれぞ
    れ算出し、その類似度が所定レベル以上の部分領域を候
    補領域に設定する領域設定手段と、 上記候補領域を含む領域から所定サイズの部分領域を所
    定の移動ピッチごとに抽出する第2領域抽出手段と、 この第2領域抽出手段により抽出された各部分領域の色
    ヒストグラムをそれぞれ上記第1階調分解能より細かい
    第2階調分解能で作成する第2ヒストグラム作成手段
    と、 上記検索画像から上記第2階調分解能で作成された色ヒ
    ストグラムと上記第2ヒストグラム作成手段により作成
    された各部分領域の色ヒストグラムとの類似度をそれぞ
    れ算出し、その類似度が所定レベル以上の部分領域を検
    出する領域検出手段とを備えたことを特徴とする画像検
    出装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の画像検出装置において、
    上記検索画像から上記第1階調分解能での色ヒストグラ
    ムおよび上記第2階調分解能での色ヒストグラムを作成
    する検索ヒストグラム作成手段を備えたことを特徴とす
    る画像検出装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の画像検出装置において、
    上記検索画像から上記第1階調分解能および第2階調分
    解能で予め作成された色ヒストグラムを記憶する検索ヒ
    ストグラム記憶手段を備えたことを特徴とする画像検出
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の画像検出装置において、 上記検索画像から上記第2階調分解能で予め作成された
    色ヒストグラムを記憶する検索ヒストグラム記憶手段
    と、 この検索ヒストグラム記憶手段に記憶されている色ヒス
    トグラムから上記第1階調分解能での色ヒストグラムを
    作成する検索ヒストグラム作成手段とを備えたことを特
    徴とする画像検出装置。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかに記載の画像検
    出装置において、上記第1領域抽出手段による所定の移
    動ピッチは、上記第2領域抽出手段による所定の移動ピ
    ッチより大きい値に設定されていることを特徴とする画
    像検出装置。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかに記載の画像検
    出装置において、上記領域設定手段による所定レベル
    は、上記領域検出手段による所定レベルより低い値に設
    定されていることを特徴とする画像検出装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の画像検
    出装置において、上記検索画像は人物の顔部分を含む画
    像であることを特徴とする画像検出装置。
  8. 【請求項8】 所定の検索画像に少なくとも類似する画
    像が検索対象である入力画像に存在するか否かを検出す
    る画像検出方法であって、 上記入力画像から所定サイズの部分領域を所定の移動ピ
    ッチごとに抽出する第1領域抽出工程と、 この領域抽出工程により抽出された各部分領域の色ヒス
    トグラムを第1階調分解能で作成する第1ヒストグラム
    作成工程と、 上記検索画像から上記第1階調分解能で作成された色ヒ
    ストグラムと上記第1ヒストグラム作成工程により作成
    された各部分領域の色ヒストグラムとの類似度をそれぞ
    れ算出し、その類似度が所定レベル以上の部分領域を候
    補領域に設定する領域設定工程と、 上記候補領域を含む領域から所定サイズの部分領域を所
    定の移動ピッチごとに抽出する第2領域抽出工程と、 この第2領域抽出工程により抽出された各部分領域の色
    ヒストグラムを上記第1階調分解能より細かい第2階調
    分解能で作成する第2ヒストグラム作成工程と、 上記検索画像から上記第2階調分解能で作成された色ヒ
    ストグラムと上記第2ヒストグラム作成工程により作成
    された各部分領域の色ヒストグラムとの類似度をそれぞ
    れ算出し、その類似度が所定レベル以上の部分領域を検
    出する領域検出工程とを備えたことを特徴とする画像検
    出方法。
  9. 【請求項9】 請求項7記載の画像検出装置からなる画
    像検出手段と、被写体を撮像する撮像手段と、撮影に関
    する制御を行う撮影制御手段とを備え、 上記画像検出手段は、上記撮像手段により撮像される上
    記被写体を上記入力画像とするもので、 上記撮影制御手段は、上記領域検出手段による検出結果
    に応じて上記撮影に関する制御を行うものであることを
    特徴とするディジタルカメラ。
  10. 【請求項10】 請求項9記載のディジタルカメラにお
    いて、上記撮影制御手段は、上記撮影に関する制御とし
    て、上記領域検出手段により検出された部分領域に焦点
    が合うように光学系の制御を行うものであることを特徴
    とするディジタルカメラ。
  11. 【請求項11】 請求項9記載のディジタルカメラにお
    いて、上記撮影制御手段は、上記撮影に関する制御とし
    て、上記領域検出手段により検出された部分領域の露出
    が適正な値になるように絞りおよびシャッタ速度の制御
    を行うものであることを特徴とするディジタルカメラ。
  12. 【請求項12】 請求項9記載のディジタルカメラにお
    いて、上記撮影制御手段は、上記撮影に関する制御とし
    て、上記領域検出手段により検出された部分領域の色デ
    ータが所定範囲に含まれるように上記撮像手段から出力
    される3原色信号の出力比率を調整するものであること
    を特徴とするディジタルカメラ。
  13. 【請求項13】 請求項9記載のディジタルカメラにお
    いて、上記撮影制御手段は、上記撮影に関する制御とし
    て、上記領域検出手段により検出された部分領域に対し
    て所定レベル以下のエッジ強調処理を施すものであるこ
    とを特徴とするディジタルカメラ。
  14. 【請求項14】 請求項9記載のディジタルカメラにお
    いて、上記撮影制御手段は、上記撮影に関する制御とし
    て、上記領域検出手段により検出された部分領域のサイ
    ズに応じた階調特性になるように階調補正処理を施すも
    のであることを特徴とするディジタルカメラ。
  15. 【請求項15】 請求項7記載の画像検出装置からなる
    画像検出手段と、上記領域検出手段により検出された部
    分領域に対して人物画像の印字に適正な画像処理を施す
    画像処理手段と、当該画像処理が施された上記入力画像
    を用紙に印字する印字手段とを備えたことを特徴とする
    プリンタ。
  16. 【請求項16】 請求項15記載のプリンタにおいて、
    上記画像処理手段は、上記画像処理として、上記領域検
    出手段により検出された部分領域の輝度が適正な値にな
    るように3原色信号の出力値を補正する処理を施すもの
    であることを特徴とするプリンタ。
  17. 【請求項17】 請求項15記載のプリンタにおいて、
    上記画像処理手段は、上記画像処理として、上記領域検
    出手段により検出された部分領域の色データが所定範囲
    に含まれるように3原色信号の出力比率を調整する処理
    を施すものであることを特徴とするプリンタ。
  18. 【請求項18】 請求項15記載のプリンタにおいて、
    上記画像処理手段は、上記画像処理として、上記領域検
    出手段により検出された部分領域に対して所定レベル以
    下のエッジ強調処理を施すものであることを特徴とする
    プリンタ。
  19. 【請求項19】 請求項15記載のプリンタにおいて、
    上記画像処理手段は、上記画像処理として、上記領域検
    出手段により検出された部分領域のサイズに応じた階調
    特性になるように階調補正処理を施すものであることを
    特徴とするプリンタ。
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