JP2002149840A - 危機生徒ケアシステムおよび危機生徒ケア方法 - Google Patents

危機生徒ケアシステムおよび危機生徒ケア方法

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JP2002149840A
JP2002149840A JP2000345390A JP2000345390A JP2002149840A JP 2002149840 A JP2002149840 A JP 2002149840A JP 2000345390 A JP2000345390 A JP 2000345390A JP 2000345390 A JP2000345390 A JP 2000345390A JP 2002149840 A JP2002149840 A JP 2002149840A
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care
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Shinji Baba
信治 馬場
Michiya Murakami
道也 村上
Naoya Sakakibara
直也 榊原
Yotaro Okiyama
陽太郎 沖山
Seiji Notomi
誠治 納富
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TOKYO INDIVIDUALIZED EDUCATION
TOKYO INDIVIDUALIZED EDUCATIONAL INSTITUTE Inc
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TOKYO INDIVIDUALIZED EDUCATION
TOKYO INDIVIDUALIZED EDUCATIONAL INSTITUTE Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 教育機関からの脱落危機状態の生徒を確実に
見つけ、迅速に対応できるようにする。 【解決手段】 生徒行動情報記憶部12は生徒の行動情
報、例えば出欠および遅刻の情報を記憶する。ケア対象
検出部16は、生徒の行動情報に基づき、脱落危機生徒
行動パターンと一致する生徒行動パターンをもつ生徒を
ケア対象生徒として検出する。ケア対応処理部20は、
ケア対象生徒に対して脱落を回避するためのケア対応処
理を行う。ケア対象処理部20は例えば電話連絡を推進
する。さらに教育提供情報記憶部14は生徒に対する教
育提供情報、例えば臨時講師配置の情報を記憶する。そ
して、ケア対象検出部16は、脱落危機教育提供パター
ンをもつ生徒、例えば臨時講師が連続配置された生徒
を、ケア対象生徒として検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、教育機関からの脱
落の危機要因をもつ生徒を検出してケアするシステムお
よび方法に関する。教育機関は例えば塾であるが、本発
明はこれに限定されず、学校等の任意の教育機関に本発
明を適用可能である。また教育機関は、語学、芸事、ス
ポーツなどを対象としてもよい。
【0002】
【従来の技術】教育機関の一つである塾は、生徒の学力
を最大限に伸ばすことを目的としている。最近は少数、
例えば1人または2人の生徒に対して1人の講師を割り
当てる個別指導方式が普及している。個別指導方式は、
生徒に適した講師を割り当てることができ、これにより
教育効果が増大する。
【0003】塾は生徒の学力を伸ばすのに適した環境を
用意している。生徒が塾の教育についていけば、学力の
増大が確実に期待できる。しかし、塾の教育から脱落し
てしまうと、生徒は塾の利点を得られない。本明細書に
おいて、脱落とは、典型的には教育機関からの脱退、例
えば塾からの退会である。脱落は、教育カリキュラムに
追従できなくなることを意味してもよい。
【0004】生徒の脱落を未然に防ぐために、多くの塾
は、脱落しそうな生徒を見つけ、そのような生徒をケア
している。ケアは、脱落要因をなくすための対応であ
る。ケアでは、例えば、生徒との交流により脱落危機要
因が解消され、また、教育者である講師が変更される。
こうしたケアは、従来は主として講師の裁量に任されて
いた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、塾は複数の講
師を採用しているので、講師の経験のばらつきがあり、
また、生徒の脱落危機状態を感じ取るセンスのばらつき
がある。経験が浅いために、生徒の危機状態を講師が迅
速に見つけられない可能性がある。また、危機状態に対
するセンスのばらつきが、脱落危機の発見時期を遅らせ
る可能性がある。勉強を教える高い能力をもつにも拘わ
らず、危機状態を感じるセンスが弱い講師もいる。した
がって、脱落危機の生徒を確実に見つけられるようにす
ることが望まれる。
【0006】また従来は、危機状態の生徒を見つけた
後、生徒のケアは講師に任されることが多い。講師はス
ケジュールに余裕ができるのを待ち、それから危機状態
の生徒と話し合う、といったこともあり得た。しかし、
脱落危機の生徒に対するケアでは、迅速な対応が重要で
ある。迅速な対応は、より多くの生徒の脱落を防止でき
ると考えられる。
【0007】本発明は上記課題に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、脱落危機状態の生徒を確実に見つ
け、迅速に対応できるようにする技術を提供し、より多
くの生徒を脱落から守ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】(1)本発明の危機生徒
ケアシステムは、教育機関における生徒の行動情報を記
憶する生徒行動情報記憶手段と、前記行動情報に基づ
き、教育機関から生徒が脱落するときの行動パターンで
ある脱落危機生徒行動パターンと一致する生徒行動パタ
ーンをもつ生徒をケア対象生徒として検出するケア対象
検出手段と、前記ケア対象生徒に対して脱落を回避する
ためのケア対応処理を行うケア対応処理手段と、を含
む。
【0009】本発明によれば、生徒の行動情報を基に、
生徒の行動が、脱落危機状態行動パターンと比較され
る。生徒の行動が危機状態のパターンをもつとき、その
生徒が脱落危機状態にあると判定される。そして、脱落
危機状態にある生徒を対象として、ケア対応処理が行わ
れる。ケア対応は、例えば、後述する電話連絡のための
処理であり、また例えば、適切な講師の検索である。
【0010】このように、本発明によれば、講師の経験
およびセンスに頼らなくとも、脱落しそうな生徒を確実
に見つけ、迅速にケアすることができる。これにより、
生徒の脱落を回避することができる。生徒は脱落せずに
教育に追従するので、学力の増大が期待できる。
【0011】好ましくは、前記生徒行動情報記憶手段が
記憶する行動情報は、生徒の出欠情報を含み、前記脱落
危機行動パターンは、所定の危機状態連続欠席回数の連
続欠席である。例えば教育機関が塾の場合、1回だけ無
断欠席した生徒が脱落する可能性は低い。しかし、2回
連続して無断欠席した生徒が脱落する可能性は、1回の
無断欠席と比べて格段に高い。このような生徒は直ぐに
は塾を辞めないかもしれない。しかし欠席の数ヶ月後の
データを見ると違いが顕著である。無断欠席1回の生徒
と連続2回の生徒を比較した場合、後者の脱会の確率が
大幅に大きい。本発明によれば、このような脱落の可能
性の高い生徒を確実に検出できる。
【0012】好ましくは、前記生徒行動情報記憶手段が
記憶する行動情報は、生徒の遅刻情報を含み、前記脱落
危機行動パターンは、所定の危機状態遅刻時間以上の遅
刻が所定の危機状態連続遅刻回数以上継続するパターン
である。例えば教育機関が塾の場合、生徒の遅刻が連続
しても、遅刻時間が5分以内であれば、脱会の確率は小
さい。一方、10分以上の遅刻が連続する場合、5分遅
刻の連続の場合と比較して、脱会の確率が格段に大き
い。本発明によれば、行動パターンとして連続遅刻回数
に加えて遅刻の程度を利用することにより、脱落の可能
性の高い生徒を確実に検出できる。
【0013】好ましくは、前記生徒行動情報記憶手段が
記憶する行動情報は、生徒の宿題達成状態の情報を含
み、前記脱落危機行動パターンは、所定の宿題未達成状
態が所定の危機状態連続未達成回数以上継続するパター
ンである。生徒の宿題が未達成な状態が継続する場合、
生徒の脱落の危険性が高い。本発明によれば、宿題の達
成状態の記憶情報を用いて、所定の宿題未達成状態が所
定の危機状態連続未達成回数以上連続するか否かを判定
することにより、講師の経験などに頼らずに、危機状態
の生徒を検出できる。
【0014】好ましくは、前記宿題達成状態の情報は、
宿題の回答量を示す情報を含み、前記脱落危機行動パタ
ーンは、所定の危機状態回答量以下の回答量が所定の危
機状態回答量連続回数以上継続するパターンを含む。好
ましくは、回答量を表す情報として回答率が用いられ
る。生徒の回答量が少ない状態が継続する場合、生徒の
脱落の危険性が高い。本発明によれば、回答量の情報を
用いることにより、危機状態の生徒を適切に検出でき
る。
【0015】好ましくは、前記宿題達成状態の情報は、
宿題に対する正答量を示す情報を含み、前記脱落危機行
動パターンは、所定の危機状態正答量以下の正答量が所
定の危機状態正答量連続回数以上継続するパターンを含
む。好ましくは、正答量を表す情報として正答率が用い
られる。生徒の正答量が少ない状態が継続する場合、生
徒の脱落の危険性が高い。本発明によれば、回答量の情
報を用いることにより、危機状態の生徒を適切に検出で
きる。
【0016】例えば、回答量が高くとも正答量が低いこ
とがある。このようなとき、回答量を見ていても、生徒
の危機状態は検出されない。本発明によれば、正答量を
用いることにより、適切に危機状態の生徒を検出でき
る。
【0017】好ましくは、本発明の装置では、宿題未達
成レベルに応じて危機状態連続未達成回数が異なって設
定されており、ケア対象検出手段は、ある宿題未達成レ
ベルがそのレベルに対応する危機状態未達成回数以上継
続したときに、該当する生徒をケア対象生徒として検出
する。宿題未達成レベルは、例えば、上述の回答量また
は正答量である。本発明によれば、宿題未達成レベルに
応じて異なって設定された危機状態連続未達成回数を用
いることにより、適切にケア危機状態の生徒を検出でき
る。
【0018】例として、宿題未達成レベルが回答量で表
される場合を考える。回答量が0または比較的少ない状
態が比較的少ない回数連続したとき、生徒は危機状態に
あると考えられる。しかし、回答量がより多かったとし
ても、その状態が比較的長く続いたときは、生徒が危機
状態にあると考えられる。前者の場合の検出も重要であ
るが、後者の場合の検出も同様に重要である。そして、
後者の場合の検出は、講師の経験等に頼ることは特に容
易でない、と考えられる。本発明によれば、このような
宿題未達成レベルが比較的低い場合(例えば回答量が比
較的多い場合)でも、危機状態の生徒の適切に検出でき
る。
【0019】(2)本発明の別の態様は、教育機関にお
ける生徒に対する教育提供情報を記憶する教育提供情報
記憶手段と、前記教育提供情報に基づき、教育機関から
生徒が脱落するときの教育提供パターンである脱落危機
教育提供パターンと一致する教育提供パターンが与えら
れた生徒をケア対象生徒として検出するケア対象検出手
段と、前記ケア対象生徒に対して脱落を回避するための
ケア対応処理を行うケア対応処理手段と、を含む。
【0020】本発明によれば、教育提供情報を基に、生
徒への教育提供が、脱落危機状態の要因になる教育提供
パターンと比較される。そのようなパターンが生徒に与
えられたとき、その生徒が脱落危機状態にあると判定さ
れる。そして、脱落危機状態にある生徒を対象として、
ケア対応処理が行われる。ケア対応は、例えば、後述す
る電話連絡のための処理であり、また例えば、適切な講
師の検索である。
【0021】このように、本発明によれば、講師の経験
およびセンスに頼らなくとも、脱落しそうな生徒を確実
に見つけ、迅速にケアすることができる。これにより、
生徒の脱落を回避することができる。生徒は脱落せずに
教育に追従するので、学力の増大が期待できる。
【0022】好ましくは、前記教育提供情報記憶手段が
記憶する教育提供情報は、生徒に対して配置された教育
者を示す教育者配置情報を含み、前記脱落危機教育提供
パターンは、生徒に対して継続的に配置されたレギュラ
ー教育者と異なる臨時教育者の配置が所定の危機状態臨
時教育者継続回数以上にわたって継続するパターンであ
る。例えば教育機関が塾の場合、臨時講師が連続した後
は生徒が脱落する可能性が高くなる傾向がある。生徒の
不安および生徒と臨時講師の相性などが要因として考え
られる。こうした臨時講師の連続は回避すればよいと考
えられる。しかし、臨時講師が連続してしまうこともあ
り得る。特に、個別指導タイプの塾の場合、少人数の生
徒に1人の講師が配置されるので、講師の数が多く、講
師の配置スケジュールは複雑である。このような状況が
臨時講師の連続配置を招く可能性がある。本発明によれ
ば、臨時講師の連続配置によって生徒が脱落してしまう
ことを確実に防止することができる。
【0023】(3)好ましくは、本発明のシステムにお
いて、前記ケア対応処理手段は、ケア対象生徒に対する
連絡を指示する連絡指示手段を含む。本発明によれば、
ケア対象生徒が検出されたときに、連絡指示手段がケア
対象生徒との連絡を指示する。したがって、本発明は、
生徒の危機要因を迅速に取り除くように図ることができ
る。
【0024】好ましくは、本発明のシステムは、生徒の
連絡先情報を記憶する連絡先情報記憶手段と、前記連絡
指示手段による連絡の指示に応えて連絡者がケア対象生
徒への連絡を要求したときに、ケア対象生徒と自動的に
通信するために前記連絡先情報を提供する連絡先情報提
供手段と、を含む。好ましくは連絡の通信は電話であ
り、これにより連絡者が生徒と直接コンタクトできる。
通信は電子メールなどの他の手段でもよい。本発明によ
れば、連絡者は、連絡指示手段の指示に応えて生徒と容
易に連絡できる。
【0025】好ましくは、前記連絡指示手段は、生徒リ
ストを連絡者に提示するとともに、生徒リスト中のケア
対象生徒を他の生徒と判別可能に提示し、前記連絡先情
報提供手段は、前記連絡者により生徒リスト中のケア対
象生徒が選択されたときに、前記ケア対象生徒との通信
を接続するために前記連絡先情報を提供する。本発明に
よれば、連絡者は、生徒リスト中に示されたケア対象生
徒を選択するだけでよく、これに応えて自動的に生徒と
の通信を確立させることができる。したがって連絡者
は、一層容易に生徒と連絡できる。
【0026】(4)好ましくは、前記ケア対応処理手段
は、前記ケア対象検出手段が前記ケア対象生徒を検出し
たときに、前記ケア対象生徒の通信装置に対して自動的
にケアメッセージを提供するケア通信を行う自動ケア連
絡手段を含む。本発明によれば、自動的にケアメッセー
ジが送られるので、確実に生徒のケアを遂行できる。
【0027】自動ケア連絡手段は、電子メールを送って
もよく、また、電話をかけてもよい。電話の場合、好ま
しくは、音声合成装置によってケアメッセージが読み上
げられる。
【0028】好ましくは、本発明の装置は、生徒の通信
装置の連絡先情報を記憶する連絡先情報記憶手段と、前
記ケア対象生徒について検出される危機パターンに応じ
たケアメッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、を
含み、前記自動ケア連絡手段は、前記メッセージ記憶手
段に記憶されたケアメッセージを、前記連絡先情報記憶
手段に記憶された連絡先へと送る。連絡先は、例えば電
子メールアドレスまたは電話番号である。好ましくは、
ケアメッセージは、ケア対象生徒を脱落危機状態から回
復させる内容をもったメッセージである。本発明によれ
ば、予め記憶されている連絡先とケアメッセージを利用
することで、自動的なケアメッセージの提供ができる。
そして、危機パターンに応じたケアメッセージを送るこ
とで、より大きな回復効果が得られる。
【0029】(5)好ましくは、本発明のシステムは、
生徒のプロフィールを記憶する生徒プロフィール記憶手
段と、教育者のプロフィールを記憶する教育者プロフィ
ール記憶手段と、を含み、前記ケア対応処理手段は、ケ
ア対象生徒のプロフィールと教育者のプロフィールに基
づいてケア対象者に適した教育者を検索する適合教育者
検索手段を含む。
【0030】この態様では、ケア対応手段は、ケア対象
者に適した教育者を検索する。このとき、教育者のプロ
フィールと生徒のプロフィールが利用される。例えば、
生徒の将来の希望職業に関する知識をもった教育者が検
索される。このような適切な教育者を配置することによ
り、生徒の脱落を回避できる。
【0031】(6)本発明の別の態様は危機構成員ケア
システムである。このシステムは、団体に属する構成員
の行動情報を記憶する構成員行動情報記憶手段と、前記
行動情報に基づき、前記団体から構成員が脱落するとき
の行動パターンである脱落危機構成員行動パターンと一
致する構成員行動パターンをもつ構成員をケア対象構成
員として検出するケア対象検出手段と、前記ケア対象構
成員に対して脱落を回避するためのケア対応処理を行う
ケア対応処理手段と、を含む。本発明は、教育機関およ
びその他の団体に適用できる。そして、脱落危機状態に
ある構成員を確実に検出し、迅速にケアして、脱落を回
避することができる。
【0032】(7)本発明の別の態様は危機構成員ケア
システムである。このシステムは、団体における構成員
に対する団体活動提供情報を記憶する団体活動提供情報
記憶手段と、前記団体活動提供情報に基づき、前記団体
から構成員が脱落するときの団体活動提供パターンであ
る脱落危機団体活動提供パターンと一致する団体活動提
供パターンが与えられた構成員をケア対象構成員として
検出するケア対象検出手段と、前記ケア対象構成員に対
して脱落を回避するためのケア対応処理を行うケア対応
処理手段と、を含む。本発明は、教育機関およびその他
の団体に適用できる。そして、脱落危機状態にある構成
員を確実に検出し、迅速にケアして、脱落を回避するこ
とができる。
【0033】本発明は上記の態様には限定されない。本
発明の別の態様は、例えば、コンピュータを用いた危機
生徒ケア方法および危機構成員ケア方法であり、また例
えば、それら方法を実現するプログラムを記録した媒体
である。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を図面を参照して説明する。本実施形態では、教育機関
の一形態である塾、特に個別指導タイプの塾に本発明が
適用される。
【0035】図1は、本実施形態の生徒ケアシステムを
示している。生徒ケアシステム10は、塾の生徒、講師
および塾が提供する教育の情報を管理する塾情報集中管
理コンピュータシステムに組み込まれている。
【0036】生徒ケアシステム10は、支部教室端末4
0および生徒出退管理端末50と通信可能に接続されて
いる。支部教室端末40および生徒出退管理端末50
は、塾を構成する多数の支部教室の各々に設置されてい
る。したがって、図には示されていないが、生徒ケアシ
ステム10は複数の支部教室端末40および複数の生徒
出退管理端末50と接続されている。
【0037】支部教室端末40は、生徒ケアシステム1
0にアクセスして各種の情報を送り、また生徒ケアシス
テム10から情報の提供を受ける。生徒出退管理端末5
0は、生徒ケアシステム10に対して、生徒の出退の情
報を送る。生徒出退管理端末50は、いわゆるタイムカ
ード読取装置の機能をもつ。そして、生徒出退管理端末
50は、生徒が教室に来た時刻と、生徒が教室から帰っ
た時刻の情報を生徒ケアシステム10に送る。
【0038】また生徒ケアシステム10において、支部
教室端末40は生徒電話60と、公衆回線を通じて通信
する。生徒電話60は、生徒の家の電話でもよく、携帯
電話でもよい。また支部教室端末40は生徒端末70と
も接続されている。生徒端末70は、生徒の家のコンピ
ュータでもよく、この場合は、好ましくはインターネッ
トを介して支部教室端末40と生徒端末70が接続され
る。支部教室端末40は生徒ケアシステム10(塾情報
集中管理コンピュータシステム)を介して生徒端末70
と接続されてもよい。さらに、生徒端末70は携帯端
末、携帯電話でもよい。その他、生徒が利用できる端末
が支部教室に設置され、生徒端末として機能してもよ
い。
【0039】さらに、生徒電話60および生徒端末70
は、それぞれ公衆回線およびインターネット等を通じ
て、生徒ケアシステム10とも通信する。
【0040】生徒ケアシステム10は、生徒行動情報記
憶部12および教育提供情報記憶部14を含む。生徒行
動情報記憶部12は、生徒の行動情報を記憶している。
本実施形態では、生徒行動情報記憶部12は、生徒出退
管理端末50から送られてきた生徒の出退時刻情報を記
憶している。この情報から、生徒の欠席および遅刻の状
況(遅刻時間を含む)が分かる。
【0041】生徒行動情報記憶部12は、欠席が無断欠
席か否かの情報も記憶している。支部教室が、生徒から
前もって欠席の電話連絡を受けたとする。このとき、生
徒の欠席が生徒出退管理装置50に入力され、生徒ケア
システム10に送信される。塾組織の他の部門が欠席の
電話連絡を受けてもよい。この場合も欠席情報が生徒ケ
アシステム10に送られる。生徒ケアシステム10の端
末18から欠席情報が入力されてもよい。さらに、生徒
は電子メールを利用して欠席を支部教室40に送っても
よく、これにより欠席の情報が生徒ケアシステム10に
伝達される。電子メールは生徒ケアシステム10に直接
送られてもよい。このようにして入手された欠席連絡が
生徒行動情報記憶部12に記憶される。生徒行動情報記
憶部12に記憶されている欠席のうちで、欠席連絡がな
い欠席が、無断欠席である。
【0042】教育提供情報記憶部14は、生徒に対する
教育提供情報を記憶している。本実施形態では、教育提
供情報記憶部14は、生徒出退管理端末50から送られ
てきた講師配置の情報を記憶している。講師配置の情報
とは、生徒に対する講師の配置(割当て)である。個別
指導タイプの塾では、少人数、好ましくは1人または2
人の生徒に1人の講師が割り当てられる。この講師配置
の情報が支部教室端末40で入力され、生徒ケアシステ
ム10に送られて、教育提供情報記憶部14に格納され
る。
【0043】講師配置では、各生徒に対してレギュラー
講師が設定されている。レギュラー講師は、生徒に対し
て継続的に配置される。しかし、生徒または講師のスケ
ジュールなどの理由で、レギュラー講師と異なる臨時講
師が配置されることがある。この臨時講師の配置の情報
も支部教室端末40から生徒ケアシステム10に送ら
れ、教育提供情報記憶部14に格納される。
【0044】生徒ケアシステム10はさらにケア対象検
出部16を含む。ケア対象検出部16は、生徒行動情報
記憶部12および教育提供情報記憶部14の情報を基
に、塾から脱落する可能性の高い生徒を検出する。脱落
は、典型的には教育機関からの脱退、例えば塾からの退
会である。脱落は、教育カリキュラムに追従できなくな
ることでもよい。
【0045】ケア対象検出部16は、生徒行動情報記憶
部12の情報を用いて、生徒行動パターンが脱落危機生
徒行動パターンと一致するか否かを判定する。脱落危機
生徒行動パターンとは、塾から生徒が脱落するときの行
動パターンである。本実施形態は、以下の2つのパター
ンが用いられる。
【0046】(1−1)所定の危機状態連続欠席回数以
上の連続欠席のパターン。好ましくは、所定の連続回数
以上の無断欠席のパターンが適用される。無断欠席の連
続は、生徒の危機状態をより典型的に示す。例えば、2
回以上の連続無断欠席である。
【0047】(1−2)所定の危機状態遅刻時間以上の
遅刻が所定の危機状態連続遅刻回数以上継続するパター
ン。例えば、10分以上の遅刻の2回以上の連続であ
る。
【0048】ケア対象検出部16は、生徒行動情報記憶
部12から生徒の出欠情報と遅刻の情報を求める。そし
てケア対象検出部16は、(1−1)(1−2)の少な
くとも一方と一致する行動パターンをもつ生徒を、ケア
対象生徒として検出する。
【0049】また、ケア対象検出部16は、教育提供情
報記憶部14の情報を用いて、教育提供パターンが脱落
危機教育提供パターンと一致するか否かを判定する。脱
落危機教育提供パターンは、塾から生徒が脱落するとき
の教育提供パターンである。本実施形態では、脱落危機
教育提供パターンとして、以下のパターンが用いられ
る。
【0050】(2)生徒に対して継続的に配置されたレ
ギュラー講師と異なる臨時講師の配置が所定の危機状態
臨時教育者回数以上にわたって継続するパターン。例え
ば、臨時講師の2回連続配置である。
【0051】ケア対象検出部16は、生徒行動情報記憶
部12から講師配置の情報を求める。そしてケア対象検
出部16は、(2)と一致する教育提供パターンをもつ
生徒を、ケア対象生徒として検出する。
【0052】生徒ケアシステム10はさらにケア対応処
理部20を含む。ケア対応処理部20は、ケア対象生徒
に対して脱落を回避するためのケア対応処理を行う。本
実施形態では、ケア対応処理として、生徒との連絡推
進、および、適合講師検索が行われる。
【0053】ケア対応処理部20は、ケア対象生徒との
連絡のために、連絡指示部22、連絡要求受付部24、
連絡先情報提供部26および連絡先情報記憶部28を含
む。本実施形態では、ケア対象生徒との連絡に電話が用
いられる。
【0054】連絡指示部22は、連絡者に対して、ケア
対象生徒との連絡を指示する。連絡者は、例えば支部教
室の講師である。講師が支部教室端末40を操作して生
徒ケアシステム10にアクセスしたとき、連絡指示部2
2が端末40の画面に、連絡の指示を表示する。
【0055】連絡者(講師)は、連絡指示部22の指示
に応えて、ケア対象生徒ととの連絡を要求する。連絡要
求受付部24が、支部教室端末40から連絡要求を受け
付ける。これに応えて、連絡先情報提供部26がケア対
象生徒と自動的に通信するための処理を行う。連絡先情
報記憶部28は、生徒の連絡先情報を記憶している。連
絡先情報提供部26は、連絡先情報記憶部28から生徒
の連絡先情報を読み出して、その連絡先を支部教室端末
40に伝える。支部教室端末40は連絡通信手段として
の電話機を備え、教えられた連絡先との通信を確立す
る。
【0056】本実施形態では、電話が用いられる。した
がって、連絡先情報提供部26は、ケア対象生徒の電話
番号を連絡先情報記憶部28から読み出し、支部教室端
末40に伝える。支部教室端末40は、教えられた番号
に自動的に電話をかける。電話がつながると、講師は、
ケア対象生徒と、ケアのための会話をする。
【0057】また好ましくは、上述の連絡指示部22
は、生徒リストを連絡者に提示するとともに、生徒リス
ト中のケア対象生徒を他の生徒と判別可能に提示する。
【0058】図2は、生徒リストの例を示している。こ
のリストは、講師が支部教室端末40を用いて生徒ケア
システム10にアクセスしたときに、支部教室端末40
に提示される。図2では、生徒名が配列されている。そ
して、ケア対象生徒には、電話マークが付けられてい
る。このマークにより、講師は、ケア対象生徒を他の生
徒と容易に判別できる。
【0059】講師は電話マークをクリックする。この操
作を示す情報が、連絡要求として、連絡要求受付部24
に受け付けられる。連絡先情報提供部26はケア対象生
徒の電話番号を支部教室端末40に送る。支部教室端末
40は、教えられた電話番号に電話をかける。電話が終
わると、リスト上の電話マークが消去される。あるいは
マークの色、形等の形態が変更され、電話連絡遂行が示
される。
【0060】本実施形態では、通信手段としての電話が
支部教室端末40に備えられている。しかし、電話機
は、塾情報集中コンピュータシステム(生徒ケアシステ
ム10を備えている)内の端末18に備えられてもよ
い。塾センタ内の人間が連絡者となって生徒と連絡す
る。
【0061】また電話以外の通信手段が用いられてもよ
い。例えば電子メールが好適に用いられる。この場合、
連絡先情報は電子メールアドレスである。そして、生徒
端末70との間で通信が行われる。
【0062】また、連絡指示部22、連絡要求受付部2
4、連絡先情報提供部26および連絡先情報記憶部28
の一部または全部を支部教室端末40に設ける構成が採
用されてもよい。この例に見られるように、本発明の構
成要素は、複数のコンピュータに分散配置されてもよ
い。
【0063】図1の説明に戻り、ケア対応処理部20は
さらに適合教育者検索部30を含む。また、生徒ケアシ
ステム10には生徒プロフィール記憶部32および教育
者プロフィール記憶部34が設けられている。生徒プロ
フィール記憶部32は生徒のプロフィールを記憶する。
教育者プロフィール記憶部34は講師のプロフィールを
記憶する。適合教育者検索部30は、ケア対象生徒のプ
ロフィールと講師のプロフィールに基づいてケア対象者
に適した講師を検索する。検索された講師は、新たな講
師としてケア対象生徒に割り当てられる。
【0064】例えば、生徒のプロフィールが、生徒の将
来の希望職業を含んでいるとする。この希望職業に関連
するプロフィールをもつ講師が、適合講師として検索さ
れる。講師の職業が生徒の希望と一致してもよく、ま
た、講師の通う学校が生徒の希望に関連してもよく、ま
た、講師の家族の職業は生徒の希望と一致または関連し
てもよい。プロフィールを用いているので、このような
多くの情報が検索範囲になり、生徒の多様な希望に応え
られる。検索処理では、このように特定の項目をキーに
用いる検索が行われてもよい。また、生徒および講師の
プロフィール全体を比較して、相性の合う講師が検索さ
れてもよい。
【0065】図3は、ケア対象生徒の検出処理の一例を
示している。ケア対象検出部16は、生徒行動情報記憶
部12から、判定対象の生徒の行動情報を取得し(S1
0)、生徒の行動が脱落危機生徒行動パターンと一致す
るか否かを判定する(S12)。(1−1)連続欠席、
および、(1−2)所定時間以上の遅刻の連続が調べら
れる。
【0066】S12がYESの場合には、着目している
生徒がケア対象生徒である。そこで、ケア対象検出部1
6はS18に進み、着目している生徒を、ケア対象生徒
として登録する。
【0067】S18がNOの場合にはS14に進む。そ
して、ケア対象検出部16は、生徒への教育提供情報を
教育提供情報記憶部14から取得し(S14)、生徒へ
の教育提供が脱落危機教育提供パターンと一致する否か
が判定される(S16)。臨時講師の連続配置が調べら
れる。S16がNOの場合は、判定対象の生徒について
の処理を終了する。
【0068】S16がYESの場合には、着目している
生徒がケア対象生徒である。そこで、ケア対象検出部1
6はS18に進み、着目している生徒を、ケア対象生徒
として登録する。
【0069】図4は、ケア対応処理の一例を示してい
る。ケア対応処理部20は、支部教室端末40から生徒
リストの提示要求を受け付け(S20)、要求に応えて
リストを提示する(S22)。連絡者(例えば講師また
は支部教室責任者)は、リストを見て、ケア対象生徒と
の連絡を要求する。連絡要求受付部24は連絡要求を受
け付け(S24)、連絡先情報提供部26が連絡先情報
を提供する(S26)。この連絡先情報を用いて自動的
にケア対象生徒との通信が行われる(S28)。支部教
室端末40の電話機能が利用される。
【0070】ケア対象生徒との通信において、例えば生
徒が、より適切な講師を希望したとする。一例として
は、生徒が、自分の希望職業に関連した講師を希望す
る。連絡者は、適当な講師の検索を要求する。
【0071】適合教育者検索部30、検索要求を受け付
け(S30)、生徒プロフィール記憶部32および教育
者プロフィール記憶部34を用いて適切な講師を検索し
(S32)、検索結果を通知する(S34)。これを受
けて、講師配置が変更される。
【0072】上述の図3および図4の処理は、塾に属す
る全生徒のそれぞれについて行われる。また、図3およ
び図4の処理は、例えば定期的に行われる。1日1回行
われてもよい。また、生徒の行動情報または教育提供情
報が新しく得られたときに、図3の処理が開始されても
よい。
【0073】以上、本発明の好適な実施形態を説明し
た。本発明によれば、生徒の行動情報を基に、生徒の行
動が、脱落危機状態行動パターンと比較される。生徒の
行動が危機状態のパターンをもつとき、その生徒が脱落
危機状態にあると判定される。
【0074】また本発明によれば、教育提供情報を基
に、生徒への教育提供が、脱落危機状態の要因になる教
育提供パターンと比較される。そのようなパターンが生
徒に与えられたとき、その生徒が脱落危機状態にあると
判定される。
【0075】そして、本発明によれば、脱落危機状態に
ある生徒を対象として、ケア対応処理が行われる。ケア
対応は、例えば、電話連絡のための処理であり、また例
えば、適切な講師の検索である。
【0076】したがって、本発明によれば、講師の経験
およびセンスに頼らなくとも、脱落しそうな生徒を確実
に見つけ、迅速にケアすることができる。これにより、
生徒の脱落を回避することができる。生徒は脱落せずに
教育に追従するので、学力の増大が期待できる。
【0077】一つの脱落危機行動パターンは、所定の危
機状態連続欠席回数の連続欠席である。例えば教育機関
が塾の場合、1回だけ無断欠席した生徒が脱落する可能
性は低い。しかし、2回連続して無断欠席した生徒が脱
落する可能性は、1回欠席と比べて格段に高い。このよ
うな生徒は直ぐには塾を辞めないかもしれない。しかし
欠席の数ヶ月後のデータを見ると違いが顕著である。欠
席1回の生徒と連続2回の生徒を比較した場合、後者の
脱会の確率が大幅に大きい。本発明によれば、このよう
な脱落の可能性の高い生徒を確実に検出できる。
【0078】もう一つの脱落危機行動パターンは、所定
の危機状態遅刻時間以上の遅刻が所定の危機状態連続遅
刻回数以上継続するパターンである。例えば教育機関が
塾の場合、生徒の遅刻が連続しても、遅刻時間が5分以
内であれば、脱会の確率は小さい。一方、10分以上の
遅刻が連続する場合、5分遅刻の連続と比較して、脱会
の確率が大きい。本発明によれば、行動パターンとして
連続遅刻回数に加えて遅刻の程度を利用することによ
り、脱落の可能性の高い生徒を確実に検出できる。
【0079】また、一つの脱落危機教育提供パターン
は、生徒に対して継続的に配置されたレギュラー教育者
と異なる臨時教育者の配置が所定の危機状態臨時教育者
継続回数以上にわたって継続するパターンである。例え
ば教育機関が塾の場合、臨時講師が連続した後は生徒が
脱落する可能性が高くなる傾向がある。生徒の不安およ
び生徒と臨時講師の相性などが要因として考えられる。
こうした臨時講師の連続は回避すればよいと考えられ
る。しかし、臨時講師が連続してしまうこともあり得
る。特に、個別指導タイプの塾の場合、少人数の生徒に
1人の講師が配置されるので、講師の数が多く、講師の
配置スケジュールは複雑である。このような状況が臨時
講師の連続配置を招く可能性がある。本発明によれば、
臨時講師の連続配置によって生徒が脱落してしまうこと
を確実に防止することができる。
【0080】また本発明によれば、検出されたケア対象
生徒に対する連絡を指示する連絡指示手段を設けたの
で、生徒の危機要因を迅速に取り除くように図ることが
できる。
【0081】また本発明によれば、連絡先情報記憶手段
および連絡先情報提供手段を設けたことにより、連絡者
は、連絡指示手段の指示に応えて容易に生徒と連絡でき
る。
【0082】また本発明は、生徒リストを連絡者に提示
するとともに、生徒リスト中のケア対象生徒を他の生徒
と判別可能に提示する。そして生徒リスト中のケア対象
生徒が選択されたときに、連絡先情報が自動的に提供さ
れる。連絡者は、生徒リスト中に示されたケア対象生徒
を選択するだけでよく、これに応えて自動的に生徒との
通信が確立する。したがって連絡者は、一層容易に生徒
と連絡できる。
【0083】また本発明によれば、生徒のプロフィール
と教育者のプロフィールを用いて、ケア対象者に適した
教育者が検索される。例えば、生徒の将来の希望職業に
関する知識をもった教育者が検索される。このような適
切な教育者を配置することにより、生徒の脱落を回避で
きる。
【0084】なお、上述の実施形態では、本発明が、教
育機関の一形態である塾に適用された。しかし本発明は
これに限定されない。学校等の任意の教育機関に本発明
を適用可能である。また教育機関は、語学、芸事、スポ
ーツなどを対象としてもよい。
【0085】また本発明は、教育機関以外の団体に適用
されてもよい。この場合、教育機関が団体に対応する。
生徒が、団体に属する構成員に相当する。構成員行動情
報記憶部および団体活動提供情報記憶部が設けられる。
そして、ケア対象検出部16はケア対象構成員を検出す
る。ケア対応処理手段は、ケア対象構成員に対して脱落
を回避するためのケア対応処理を行う。このように本発
明は、教育機関およびその他の団体に適用できる。そし
て、脱落危機状態にある構成員を確実に検出し、迅速に
ケアして、脱落を回避することができる。
【0086】そのほか、当業者により本発明の範囲内で
上述の実施形態を変形可能なことはもちろんである。ま
た、本発明は、上記のシステムまたは方法の態様に限定
されない。本発明の別の態様は、例えば、上記のシステ
ムおよび方法を実現するプログラム、およびそのプログ
ラムを記録した媒体である。
【0087】上述の各種の変形例は、下記に説明する別
の実施形態においても同様に適用可能である。
【0088】次に、図5は、本発明のもう一つの実施形
態を示している。本システムは、図1と比較して、ケア
対応処理部100が異なる。本システムは、ケア対象生
徒に対する自動連絡を実現し、これにより迅速かつ確実
なケアを可能とする。本システムでは、特に、ケア対象
生徒に電子メールが送られる。
【0089】図5に示されるように、本システムでは、
ケア対応処理部100が、連絡先情報記憶部102、メ
ッセージ記憶部104、ケアメッセージ作成部106お
よび自動ケア連絡部108を含む。図5に示される他の
構成要素は、図1のシステムと基本的に同様でよいの
で、それら構成要素の説明は省略する。
【0090】連絡先情報記憶部102は、生徒の通信装
置の連絡先情報を記憶する。本実施形態では、記憶部1
02は、生徒端末70へ電子メールを送信するための電
子メールアドレスを記憶している。記憶部102は、塾
に属する複数の生徒のアドレスを記憶している。
【0091】メッセージ記憶部104は、ケアメッセー
ジを記憶する。ケアメッセージは、生徒を脱落の危機状
態から回復させる内容をもったメッセージである。例え
ば、ケアメッセージは生徒を癒す文を含む。ケアメッセ
ージは生徒を激励する文を含んでもよい。
【0092】メッセージ記憶部104は、複数の危機パ
ターンにそれぞれ対応する複数のケアメッセージを記憶
している。本実施形態では、連続欠席、連続遅刻、連続
臨時講師の3つの危機パターンが用いられる。記憶部1
04は、各パターンに対応するケアメッセージを記憶し
ている。例えば、連続欠席パターンに対応するケアメッ
セージは、「欠席しないで勉強に励んで成績を上げよ
う」といった趣旨の激励文を含む。
【0093】ケアメッセージ作成部106は、メッセー
ジ記憶部104に記憶されたケアメッセージを基に、ケ
ア対象生徒の専用ケアメッセージを作成する。ケアメッ
セージ作成部106は、ケア対象生徒の危機パターンに
対応するケアメッセージをメッセージ記憶部104から
読み出す。ケアメッセージ作成部106は、読み出され
たケアメッセージに、ケア対象生徒の名前を付加する。
メッセージ中の名前が付加される場所は予め決められて
いる。生徒の名前を付加することで、ケアメッセージが
生徒に与える印象が強くなり、ケア効果を増大させるこ
とができる。
【0094】自動ケア連絡部108は、ケアメッセージ
作成部106により作成された専用ケアメッセージ(す
なわち、メッセージ記憶部104から読み出されたケア
メッセージであって、生徒の名前が付加されたもの)を
生徒端末70に送信する。ここでは、ケアメッセージが
電子メールに書き込まれる。そして、電子メールが、連
絡先情報記憶部102に記憶された電子メールアドレス
へと送られる。
【0095】ケアメッセージは、文章に限定されない。
ケアメッセージは画像でもよい。またケアメッセージは
音声データでもよい。画像または音声は、例えば、電子
メールに添付される。
【0096】またメッセージは、典型的には、ケア対象
生徒が検出されたときに即座に送信される。ただし、メ
ッセージの送信タイミングはこれに限定されない。例え
ば、送信タイミングは、ケア対象生徒の検出から所定の
期間が経過した時点でもよい。メッセージの効果が最も
高いと考えられる適当な期間が設定される。さらに、送
信時刻が適当に定められていてもよい。
【0097】また、メッセージには、適合教育者検索部
によって検索された適当な講師が付加されてもよい。例
えば、検索された講師を、新しい講師の候補として紹介
する内容を含むメッセージが適用される。
【0098】以上に説明したように、本実施形態によれ
ば、ケア対象生徒が検出されたときに、生徒に自動的に
ケアメッセージが送られる。したがって確実にケアを遂
行できる。さらに、連絡担当者が連絡を遅らせることに
よりケアが遅れる、といったことがない。したがって、
確実かつ迅速にケアを遂行できる。
【0099】また本実施形態によれば、予め記憶されて
いる連絡先とケアメッセージを利用することで、自動的
なケアメッセージの提供ができる。そして、危機パター
ンに応じたケアメッセージを送ることで、より大きな回
復効果が得られる。
【0100】また本実施形態の変形例として、メッセー
ジ記憶部104は、基本ケアメッセージ部分と個別危機
パターンメッセージ部分とを記憶する。記憶部104
は、複数の危機パターンにそれぞれ対応する複数の個別
危機パターンメッセージ部分を記憶している。ケアメッ
セージ作成部106は、基本ケアメッセージに、生徒の
危機パターンに対応する個別危機パターンメッセージ部
分を付加する。さらにケアメッセージ作成部106は、
生徒の名前をメッセージに付加する。
【0101】ここで、生徒が複数の危機パターンに対応
することがある。このような場合、上記構成によれば、
複数の危機パターンに対応する複数の個別危機パターン
メッセージ部分が基本パターンに付加される。したがっ
て、複合要因がある場合に柔軟な対応が可能であり、適
切なメッセージをつくれる。
【0102】また本実施形態では、ケアメッセージが電
子メールのかたちで提供された。これに対し、ケアメッ
セージは電話で送られてもよい。この場合、好ましく
は、連絡先情報記憶部は生徒の電話番号(家の電話でも
携帯電話でもよい)を記憶している。メッセージ作成部
は、メッセージ記憶部から読み出したメッセージの音声
データを作成する。音声合成技術が用いられる。自動ケ
ア連絡部は、連絡先情報記憶部に記憶された電話番号に
電話をかける。そして、自動ケア連絡部は、音声データ
を出力する。
【0103】さらに好ましくは、生徒の声を認識する音
声認識部が設けられる。音声認識部は、音声メッセージ
に対する生徒の応答を認識する。そして、認識された応
答に対応するさらなる応答メッセージが送られる。ここ
でも音声合成による音声メッセージが送られる。この処
理を繰り返すことにより、生徒とシステムの間で会話が
行われる。
【0104】次に、本発明のもう一つの実施形態を説明
する。本システムの構成は、基本的には図1または図5
と同様でよい。本システムは、さらに、生徒の行動情報
としての宿題達成状態に基づいて、ケア対象生徒を検出
する。
【0105】図1または図5を参照すると、生徒行動情
報記憶部12は、生徒の欠席および遅刻の情報に加え
て、宿題達成状態の情報を記憶している。宿題達成状態
の情報は、例えば、支部教室端末40に対して講師によ
り入力される。ここでは、毎回の授業の後に宿題が生徒
に与えられるとする。講師は、次の授業のときに、宿題
の回答を受け取る。そして、授業の後に、回答を採点
し、採点結果を支部教室端末40に入力する。講師は、
採点結果の一部として、宿題達成状態の情報を入力す
る。この宿題達成状態の情報が、生徒ケアシステム10
に送られ、生徒行動情報記憶部12に格納される。
【0106】本実施形態では、宿題達成状態の情報とし
て回答量および正答量を用いる。さらに、本実施形態で
は、回答量を示す情報として回答率が用いられ、正答量
を示す情報として正答率が用いられる。回答率は、全問
題数に対する、回答数(生徒が回答した問題の数)の割
合である。正答率は、回答数に対する、正答数の割合で
ある。正答率は、全問題数に対する正答数でもよい。こ
れら回答率および正答率が、支部教室端末40から生徒
ケアシステム10に送られ、生徒行動情報記憶部12に
記憶される。
【0107】ケア対象生徒検出部16は、前述のよう
に、生徒行動情報記憶部12に記憶された行動情報に基
づき、脱落危機生徒行動パターンと一致する生徒行動パ
ターンをもつ生徒をケア対象生徒として検出する。脱落
危機生徒行動パターンは、教育機関から生徒が脱落する
ときの行動パターンである。
【0108】本実施形態では、特に、脱落危機行動パタ
ーンは、所定の宿題未達成状態が所定の危機状態連続未
達成回数以上継続するパターンである。本実施形態で
は、宿題達成状態の情報として回答量および正答量を用
いているので、脱落危機行動パターンは以下のように設
定されている。
【0109】(1)所定の危機状態回答率以下の回答率
が所定の危機状態回答率連続回数以上継続するパター
ン。例えば、30%以下の回答率が2回以上連続。
【0110】(2)所定の危機状態正答率以下の正答率
が所定の危機状態正答率連続回数以上継続するパター
ン。例えば、50%以下の正答率が3回以上連続。
【0111】ケア対象検出部16は、生徒行動情報記憶
部12から生徒の回答率と正答率の情報を求める。そし
てケア対象検出部16は、(1)(2)の少なくとも一
方と一致する行動パターンをもつ生徒を、ケア対象生徒
として検出する。
【0112】以降の処理は、上述の図1または図5に関
して説明された実施形態と同様である。ケア対応処理部
は、ケア対象生徒との連絡を指示する(図1)。あるい
は、ケア対応処理部は、ケア対象生徒に自動的にメッセ
ージを送る(図5)。ケア対応処理部は、必要に応じて
生徒に適合する講師を検索する。
【0113】図6は、宿題達成状態に基づくケア対象生
徒の検出処理の一例を示している。ケア対象生徒検出部
16は、生徒行動情報記憶部12から、行動情報として
宿題達成状態の情報を取得する(S40)。ここでは、
過去複数回の宿題の各々における回答率および正答率の
情報が取得される。ケア対象生徒検出部16は、回答率
の情報に基づき、所定の危機状態回答率以下の回答率が
所定の危機状態回答率連続回数以上継続しているか否か
を判定する(S42)。YESであれば、S46に進
み、着目している生徒をケア対象生徒として登録する。
【0114】S42がNOの場合、S44で、ケア対象
生徒検出部16は、正答率の情報に基づき、所定の危機
状態正答率以下の正答率が所定の危機状態正答率連続回
数以上継続しているか否かを判定する(S44)。YE
Sであれば、S46に進み、着目している生徒をケア対
象生徒として登録する。S44がNOであれば、処理を
終了する。
【0115】図6の処理は、図3のステップS10、S
12およびS18に組み込まれてもよい。S40がS1
0の一部であり、行動情報として欠席、遅刻および宿題
の情報が取得される。S42およびS44がS12の一
部であり、欠席、遅刻とともに宿題達成状態に基づく判
定が行われる。そして、S46がS18の一部であり、
欠席、遅刻のパターンから検出された生徒とともに、宿
題達成状態のパターンから検出された生徒が登録され
る。
【0116】上述のように、本実施形態では、宿題達成
状態の情報として、回答率および正答率が用いられてい
る。回答率および正答率は、回答の量および正答の量を
示すパラメータの一つである。回答率および正答率以外
の情報が用いられてもよい。例えば、回答数および正答
数が用いられてもよい。また、回答量および正答量のレ
ベルを示す複数のランクが用いられてもよい。
【0117】さらに、本実施形態は、回答量および正答
量の両方を用いている。しかし、回答量および正答量の
一方のみが用いられてもよい。さらに、宿題達成状態の
情報は回答量および正答量に限定されない。他の情報が
用いられてもよい。他の情報、回答量および正答量が用
いられてもよい。
【0118】本実施形態では、回答量(回答率)および
正答量(正答率)の情報が講師により支部教室端末40
に入力され、生徒ケアシステム10に送られた。変形例
としては、講師は、宿題の採点結果を入力してもよい。
この情報から回答量および正答量が支部端末40で算出
され、生徒ケアシステム10に送られる。あるいは、採
点結果が生徒ケアシステム10に送られ、生徒ケアシス
テム10で回答量および正答量が求められ、その情報が
生徒行動情報記憶部12に格納される。あるいは、採点
結果の情報がそのまま生徒行動情報記憶部12に格納さ
れる。ケア対象生徒を検出するときに、採点結果の情報
から回答量および正答量が算出される。要するに、採点
結果のような情報、あるいは、宿題の回答の生データの
ような情報も、それら情報から宿題達成状態が分かるの
でので、本発明の宿題達成状態の情報である。
【0119】以上、本実施形態の宿題達成状態に基づく
ケア対象生徒の検出技術を説明した。本実施形態によれ
ば、宿題の達成状態の記憶情報を用いて、所定の宿題未
達成状態が所定の危機状態連続未達成回数以上連続する
か否かを判定することにより、講師の経験などに頼らず
に、危機状態の生徒を検出できる。
【0120】また本実施形態は、宿題達成状態の情報と
して回答量の情報を用いている。生徒の回答量が少ない
状態が継続する場合、生徒の脱落の危険性が高い。本実
施形態によれば、回答量の情報を用いることにより、危
機状態の生徒を適切に検出できる。
【0121】また本実施形態は、宿題達成状態の情報と
して正答量の情報を用いている。生徒の正答量が少ない
状態が継続する場合、生徒の脱落の危険性が高い。本実
施形態によれば、正答量の情報を用いることにより、危
機状態の生徒を適切に検出できる。
【0122】ここで、生徒の回答量が多くとも正答量が
少ないことがある。このようなとき、回答量を見ていて
も、生徒の危機状態は検出されない。本実施形態によれ
ば、正答量を用いることにより、適切に危機状態の生徒
を検出できる。さらには、生徒の正答量が比較的多くと
も、回答量が少ないことがある。このような場合でも本
実施形態によれば、適切に危機状態の生徒を検出でき
る。そして、両情報を用いることで、危機状態の生徒を
より確実に検出できる。
【0123】なお、本実施形態の変形例として、宿題達
成状態の情報が以下のようにして入手されてもよい。す
なわち、生徒ケアシステム10は、通信装置を介して生
徒端末70に宿題を送信する。宿題に対する回答が生徒
によって生徒端末70に入力される。この回答が生徒ケ
アシステム10に送信される。受信された回答は、生徒
の宿題達成状態の情報として生徒行動情報記憶部12に
記憶される。
【0124】より詳細には、例えば、インターネットを
利用して宿題が提供される。講師は支部教室端末40を
用いて、生徒の宿題を入力する。予め設定された宿題群
の中から適当な宿題が選択されてもよい。入力情報が支
部教室端末40から生徒ケアシステム10に送信され、
これにより生徒の宿題が生徒ケアシステム10に記憶さ
れる。生徒ケアシステム10はWWWサーバの機能をも
つ。生徒は、生徒端末70を用いて生徒ケアシステム1
0のWebページにアクセスする。生徒がIDを入力す
ると、その生徒に対応する宿題がWebページ上で提示
される。この宿題は、上述のように、講師の指定に基づ
いて予め用意されている。生徒が回答を生徒端末70に
入力すると、その回答が生徒ケアシステム10に送信さ
れる。
【0125】生徒ケアシステム10では、生徒の回答が
生徒行動情報記憶部12に記憶される。全問題数に対す
る回答数の割合を算出することにより、回答率が求めら
れる。この回答率も生徒行動情報記憶部12に記憶され
る。さらに、予め記憶されている正しい答えを回答と比
較することにより、採点が行われ、正答数が求められ
る。回答数に対する正答数を算出することにより、正答
率が求められる(正答率は、全問題数に対する正答数の
比率でもよい)。正答率の情報も生徒行動情報記憶部1
2に記憶される。そして、これら回答率および正答率の
情報が、ケア対象生徒の検出処理に利用される。
【0126】なお、ここでも、回答率は回答量の一形態
であり、回答率の代わりに例えば回答数が用いられても
よい。また正答率は正答量の一形態であり、正答率の代
わりに例えば正答数が用いられてもよい。また、記憶部
12は、宿題達成状態の情報として、生徒から送られて
きた回答を記憶していてもよい。この回答から、後に、
回答量および正答量が算出されてもよい。
【0127】また、上記構成によれば、生徒が問題を解
くのに要する時間を入手することができる。問題の提示
から回答受信までの時間が求められる。各問題に要した
時間が入手されてもよい。この回答に要した時間の情報
も生徒行動情報記憶部12に記憶され、生徒の行動情報
として、行動パターンの解析に利用されてもよい。
【0128】図7および図8は、本発明のもう一つの実
施形態におけるケア生徒検出処理を説明するための図面
である。本実施形態では、上述の実施形態と同様に、生
徒の宿題達成状態に基づいてケア対象生徒が検出され
る。本実施形態でも、所定の宿題未達成状態が所定の危
機状態連続未達成回数以上継続したときに、着目してい
る生徒がケア対象生徒として検出される。ただし、本実
施形態の特徴として、宿題未達成レベルに応じて危機状
態連続未達成回数が異なって設定される。
【0129】図7を参照すると、横軸は回答率であり、
縦軸は宿題回数である。そして、ラインL1は、危機状
態回答率に応じた危機状態回答率連続回数を示してい
る。図示のように、回答率が高くなるほど、回数が大き
く設定されている。図7は、好ましくはマップまたはテ
ーブルの形式で、生徒ケアシステム10に記憶されてい
る(図示しない判定基準記憶部が設けられる)。ケア対
象検出部16は、図7のマップまたはテーブルを参照し
て、ケア対象生徒を検出する。図7のラインL1以上の
状態が発生したとき、ケア対象生徒が検出される。
【0130】すなわち、ケア対象検出部16は、過去の
複数回の宿題における生徒の回答率を生徒行動情報記憶
部12から読み出す。例えば、回答率が30%以下の状
態が2回継続すると、生徒の状態(回答率とその連続回
数の組合せ)が図7のラインL1以上になる。また回答
率が40%以下の状態が4回以上継続すると、生徒の状
態が図7のラインL1以上になる。ある回答率レベル以
下の状態が、その回答率レベルに応じて設定された判定
回数以上継続するとき、ケア対象検出部16は、生徒を
ケア対象生徒と認める。
【0131】次に、図8を参照すると、横軸は正答率で
あり、縦軸は宿題回数である。そして、ラインL2は、
危機状態正答率に応じた危機状態正答率連続回数を示し
ている。図示のように、正答率が高くなるほど、回数が
大きく設定されている。図8は、好ましくはマップまた
はテーブルの形式で、生徒ケアシステム10に記憶され
ている(図示しない判定基準記憶部が設けられる)。ケ
ア対象検出部16は、図8のマップまたはテーブルを参
照して、ケア対象生徒を検出する。図8のライン以上の
状態が発生したとき、ケア対象生徒が検出される。
【0132】図8を用いる処理は、基本的に図7と同様
でよい。回答率の代わりに正答率が用いられる。ケア対
象検出部16は、過去の複数回の宿題における生徒の正
答率を生徒行動情報記憶部12から読み出す。ある正答
率レベル以下の状態が、その正答率レベルに応じて設定
された判定回数以上継続するとき、ケア対象検出部16
は、生徒をケア対象生徒と認める。
【0133】ケア対象生徒が検出された後の処理、すな
わちケア対応処理は、上述の実施形態と同様でよく、説
明は省略する。
【0134】以上、本実施形態のケア対象検出処理を説
明した。本実施形態によれば、宿題未達成レベルに応じ
て異なって設定された危機状態連続未達成回数を用いる
ことにより、適切にケア危機状態の生徒を検出できる。
【0135】例えば図7において、回答率が比較的小さ
い状態が比較的少ない回数連続したとき、生徒は危機状
態にあると判定される。しかし、回答率がより大きかっ
たとしても、その状態が長く続いたときは、生徒が危機
状態にあると判定される。前者の場合の検出も重要であ
るが、後者の場合の検出も同様に重要である。そして、
後者の場合の検出は、講師の経験等に頼ることは特に容
易でない、と考えられる。本実施形態によれば、このよ
うな宿題未達成レベルが比較的低い場合(例えば回答率
が比較的大きい場合)でも、危機状態の生徒の適切に検
出できる。
【0136】上記の点は、図8を用いて正答率に基づき
ケア対象生徒を検出するときも同様である。
【0137】なお、本実施形態では、宿題達成状態を示
す情報として回答率および正答率を用いたが、前述のよ
うに、他の情報が用いられてもよい。宿題達成レベルが
高くなるほど(宿題未達成レベルが低くなるほど)、危
機状態連続未達成回数が大きく設定される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態の生徒ケアシステムを示す図
である。
【図2】生徒リストおよびそこに示されるケア対象生徒
を示す図である。
【図3】ケア対象生徒の検出処理を示すフローチャート
である。
【図4】ケア対象生徒に対するケア対応処理を示すフロ
ーチャートである。
【図5】本発明の別の実施形態の生徒ケアシステムを示
す図である。
【図6】本発明の別の実施形態におけるケア対象生徒の
検出処理を示すフローチャートである。
【図7】本発明の別の実施形態におけるケア対象生徒の
検出処理を説明する図である。
【図8】本発明の別の実施形態におけるケア対象生徒の
検出処理を説明する図である。
【符号の説明】
10 生徒ケアシステム 12 生徒行動情報記憶部 14 教育提供情報記憶部 16 ケア対象検出部 20 ケア対応処理部 22 連絡指示部 24 連絡要求受付部 26 連絡先情報提供部 28 連絡先情報記憶部 30 適合教育者検索部 32 生徒プロフィール記憶部 34 教育者プロフィール記憶部 40 支部教室端末 50 生徒出退管理端末 60 生徒電話
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 村上 道也 東京都中央区佃1丁目11番8号 ピアウエ ストスクエア2階 株式会社東京個別指導 学院内 (72)発明者 榊原 直也 東京都中央区佃1丁目11番8号 ピアウエ ストスクエア2階 株式会社東京個別指導 学院内 (72)発明者 沖山 陽太郎 東京都中央区佃1丁目11番8号 ピアウエ ストスクエア2階 株式会社東京個別指導 学院内 (72)発明者 納富 誠治 東京都新宿区西新宿7丁目15番1号 アパ ライトビル6階 日本システムデザイン株 式会社内 Fターム(参考) 2C028 BC01 BC05 BD02 BD03 CB13 DA07 5B049 BB21 CC00 EE00

Claims (42)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 教育機関における生徒の行動情報を記憶
    する生徒行動情報記憶手段と、 前記行動情報に基づき、教育機関から生徒が脱落すると
    きの行動パターンである脱落危機生徒行動パターンと一
    致する生徒行動パターンをもつ生徒をケア対象生徒とし
    て検出するケア対象検出手段と、 前記ケア対象生徒に対して脱落を回避するためのケア対
    応処理を行うケア対応処理手段と、 を含むことを特徴とする危機生徒ケアシステム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の危機生徒ケアシステム
    において、 前記生徒行動情報記憶手段が記憶する行動情報は、生徒
    の出欠情報を含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の危機状態連続欠席
    回数以上の連続欠席であることを特徴とする危機生徒ケ
    アシステム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の危機生徒ケアシステム
    において、 前記生徒行動情報記憶手段が記憶する行動情報は、生徒
    の遅刻情報を含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の危機状態遅刻時間
    以上の遅刻が所定の危機状態連続遅刻回数以上継続する
    パターンであることを特徴とする危機生徒ケアシステ
    ム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の危機生徒ケアシステム
    において、 前記生徒行動情報記憶手段が記憶する行動情報は、生徒
    の宿題達成状態の情報を含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の宿題未達成状態が
    所定の危機状態連続未達成回数以上継続するパターンで
    あることを特徴とする危機生徒ケアシステム。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の危機生徒ケアシステム
    において、 前記宿題達成状態の情報は、宿題の回答量を示す情報を
    含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の危機状態回答量以
    下の回答量が所定の危機状態回答量連続回数以上継続す
    るパターンを含むことを特徴とする危機生徒ケアシステ
    ム。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の危機生徒ケアシステム
    において、 回答量を表す情報として回答率が用いられることを特徴
    とする危機生徒ケアシステム。
  7. 【請求項7】 請求項4に記載の危機生徒ケアシステム
    において、 前記宿題達成状態の情報は、宿題に対する正答量を示す
    情報を含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の危機状態正答量以
    下の正答量が所定の危機状態正答量連続回数以上継続す
    るパターンを含むことを特徴とする危機生徒ケアシステ
    ム。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載の危機生徒ケアシステム
    において、 正答量を表す情報として正答率が用いられることを特徴
    とする危機生徒ケアシステム。
  9. 【請求項9】 請求項4〜8のいずれかに記載の危機生
    徒ケアシステムにおいて、 宿題未達成レベルに応じて危機状態連続未達成回数が異
    なって設定されており、ケア対象検出手段は、ある宿題
    未達成レベルがそのレベルに対応する危機状態未達成回
    数以上継続したときに、該当する生徒をケア対象生徒と
    して検出することを特徴とする危機生徒ケアシステム。
  10. 【請求項10】 教育機関における生徒に対する教育提
    供情報を記憶する教育提供情報記憶手段と、 前記教育提供情報に基づき、教育機関から生徒が脱落す
    るときの教育提供パターンである脱落危機教育提供パタ
    ーンと一致する教育提供パターンが与えられた生徒をケ
    ア対象生徒として検出するケア対象検出手段と、 前記ケア対象生徒に対して脱落を回避するためのケア対
    応処理を行うケア対応処理手段と、 を含むことを特徴とする危機生徒ケアシステム。
  11. 【請求項11】 請求項10に記載の危機生徒ケアシス
    テムにおいて、 前記教育提供情報記憶手段が記憶する教育提供情報は、
    生徒に対して配置された教育者を示す教育者配置情報を
    含み、 前記脱落危機教育提供パターンは、生徒に対して継続的
    に配置されたレギュラー教育者と異なる臨時教育者の配
    置が所定の危機状態臨時教育者回数以上にわたって継続
    するパターンであることを特徴とする危機生徒ケアシス
    テム。
  12. 【請求項12】 請求項1〜11のいずれかに記載の危
    機生徒ケアシステムにおいて、 前記ケア対応処理手段は、ケア対象生徒に対する連絡を
    指示する連絡指示手段を含むことを特徴とする危機生徒
    ケアシステム。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載の危機生徒ケアシス
    テムにおいて、 生徒の連絡先情報を記憶する連絡先情報記憶手段と、 ケア対象生徒と自動的に通信するために前記連絡先情報
    を提供する連絡先情報提供手段と、 を含むことを特徴とする危機生徒ケアシステム。
  14. 【請求項14】 請求項13に記載の危機生徒ケアシス
    テムにおいて、 前記連絡指示手段は、生徒リストを連絡者に提示すると
    ともに、前記生徒リスト中のケア対象生徒を他の生徒と
    判別可能に提示し、 前記連絡先情報提供手段は、前記連絡者により前記生徒
    リスト中のケア対象生徒が選択されたときに、前記ケア
    対象生徒との通信を接続するために前記連絡先情報を提
    供することを特徴とする危機生徒ケアシステム。
  15. 【請求項15】 請求項1〜11のいずれかに記載の危
    機生徒ケアシステムにおいて、 前記ケア対応処理手段は、前記ケア対象検出手段が前記
    ケア対象生徒を検出したときに、前記ケア対象生徒の通
    信装置に対して自動的にケアメッセージを提供するケア
    通信を行う自動ケア連絡手段を含むことを特徴とする危
    機生徒ケアシステム。
  16. 【請求項16】 請求項15に記載の危機生徒ケアシス
    テムにおいて、 生徒の通信装置の連絡先情報を記憶する連絡先情報記憶
    手段と、 前記ケア対象生徒について検出される危機パターンに応
    じたケアメッセージを記憶するメッセージ記憶手段と、 を含み、 前記自動ケア連絡手段は、前記メッセージ記憶手段に記
    憶されたケアメッセージを、前記連絡先情報記憶手段に
    記憶された連絡先へと送ることを特徴とする危機生徒ケ
    アシステム。
  17. 【請求項17】 請求項1〜16のいずれかに記載の危
    機生徒ケアシステムにおいて、 生徒のプロフィールを記憶する生徒プロフィール記憶手
    段と、 教育者のプロフィールを記憶する教育者プロフィール記
    憶手段と、 を含み、 前記ケア対応処理手段は、ケア対象生徒のプロフィール
    と教育者のプロフィールに基づいてケア対象者に適した
    教育者を検索する適合教育者検索手段を含むことを特徴
    とする危機生徒ケアシステム。
  18. 【請求項18】 団体に属する構成員の行動情報を記憶
    する構成員行動情報記憶手段と、 前記行動情報に基づき、前記団体から構成員が脱落する
    ときの行動パターンである脱落危機構成員行動パターン
    と一致する構成員行動パターンをもつ構成員をケア対象
    構成員として検出するケア対象検出手段と、 前記ケア対象構成員に対して脱落を回避するためのケア
    対応処理を行うケア対応処理手段と、 を含むことを特徴とする危機構成員ケアシステム。
  19. 【請求項19】 団体における構成員に対する団体活動
    提供情報を記憶する団体活動提供情報記憶手段と、 前記団体活動提供情報に基づき、前記団体から構成員が
    脱落するときの団体活動提供パターンである脱落危機団
    体活動提供パターンと一致する団体活動提供パターンが
    与えられた構成員をケア対象構成員として検出するケア
    対象検出手段と、 前記ケア対象構成員に対して脱落を回避するためのケア
    対応処理を行うケア対応処理手段と、 を含むことを特徴とする危機構成員ケアシステム。
  20. 【請求項20】 教育機関における生徒の行動情報を取
    得するステップと、 前記行動情報に基づき、教育機関から生徒が脱落すると
    きの行動パターンである脱落危機生徒行動パターンと一
    致する生徒行動パターンをもつ生徒をケア対象生徒とし
    て検出するケア対象検出ステップと、 前記ケア対象生徒に対して脱落を回避するためのケア対
    応処理を行うケア対応処理ステップと、 を含むことを特徴とする危機生徒ケア方法。
  21. 【請求項21】 請求項20に記載の危機生徒ケア方法
    において、 前記行動情報は、生徒の出欠情報を含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の危機状態連続欠席
    回数の連続欠席であることを特徴とする危機生徒ケア方
    法。
  22. 【請求項22】 請求項20に記載の危機生徒ケア方法
    において、 前記行動情報は、生徒の遅刻情報を含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の危機状態遅刻時間
    以上の遅刻が所定の危機状態連続遅刻回数以上継続する
    パターンであることを特徴とする危機生徒ケア方法。
  23. 【請求項23】 請求項20に記載の危機生徒ケア方法
    において、 前記行動情報は、生徒の宿題達成状態の情報を含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の宿題未達成状態が
    所定の危機状態連続未達成回数以上継続するパターンで
    あることを特徴とする危機生徒ケア方法。
  24. 【請求項24】 請求項23に記載の危機生徒ケア方法
    において、 前記宿題達成状態の情報は、宿題の回答量を示す情報を
    含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の危機状態回答量以
    下の回答量が所定の危機状態回答量連続回数以上継続す
    るパターンを含むことを特徴とする危機生徒ケア方法。
  25. 【請求項25】 請求項24に記載の危機生徒ケア方法
    において、 回答量を表す情報として回答率が用いられることを特徴
    とする危機生徒ケア方法。
  26. 【請求項26】 請求項23に記載の危機生徒ケア方法
    において、 前記宿題達成状態の情報は、宿題に対する正答量を示す
    情報を含み、 前記脱落危機行動パターンは、所定の危機状態正答量以
    下の正答量が所定の危機状態正答量連続回数以上継続す
    るパターンを含むことを特徴とする危機生徒ケア方法。
  27. 【請求項27】 請求項26に記載の危機生徒ケア方法
    において、 正答量を表す情報として正答率が用いられることを特徴
    とする危機生徒ケア方法。
  28. 【請求項28】 請求項23〜27のいずれかに記載の
    危機生徒ケア方法において、 宿題未達成レベルに応じて危機状態連続未達成回数が異
    なって設定されており、ケア対象検出ステップは、ある
    宿題未達成レベルがそのレベルに対応する危機状態未達
    成回数以上継続したときに、該当する生徒をケア対象生
    徒として検出することを特徴とする危機生徒ケア方法。
  29. 【請求項29】 教育機関における生徒に対する教育提
    供情報を取得するステップと、 前記教育提供情報に基づき、教育機関から生徒が脱落す
    るときの教育提供パターンである脱落危機教育提供パタ
    ーンと一致する教育提供パターンが与えられた生徒をケ
    ア対象生徒として検出するケア対象検出ステップと、 前記ケア対象生徒に対して脱落を回避するためのケア対
    応処理を行うケア対応処理ステップと、 を含むことを特徴とする危機生徒ケア方法。
  30. 【請求項30】 請求項29に記載の危機生徒ケア方法
    において、 前記教育提供情報は、生徒に対して配置された教育者を
    示す教育者配置情報を含み、 前記脱落危機教育提供パターンは、生徒に対して継続的
    に配置されたレギュラー教育者と異なる臨時教育者の配
    置が所定の危機状態臨時教育者回数以上にわたって継続
    するパターンであることを特徴とする危機生徒ケア方
    法。
  31. 【請求項31】 請求項20〜30のいずれかに記載の
    危機生徒ケア方法において、 前記ケア対応処理ステップは、ケア対象生徒に対する連
    絡を指示する連絡指示ステップを含むことを特徴とする
    危機生徒ケア方法。
  32. 【請求項32】 請求項31に記載の危機生徒ケア方法
    において、 生徒の連絡先情報を取得する連絡先情報取得ステップ
    と、 ケア対象生徒と自動的に通信するために前記連絡先情報
    を提供する連絡先情報提供ステップと、 を含むことを特徴とする危機生徒ケア方法。
  33. 【請求項33】 請求項32に記載の危機生徒ケア方法
    において、 前記連絡指示ステップは、生徒リストを連絡者に提示す
    るとともに、前記生徒リスト中のケア対象生徒を他の生
    徒と判別可能に提示し、 前記連絡先情報提供ステップは、前記連絡者により前記
    生徒リスト中のケア対象生徒が選択されたときに、前記
    ケア対象生徒との通信を接続するために前記連絡先情報
    を提供することを特徴とする危機生徒ケア方法。
  34. 【請求項34】 請求項20〜30のいずれかに記載の
    危機生徒ケア方法において、 前記ケア対応処理ステップは、前記ケア対象検出ステッ
    プで前記ケア対象生徒が検出されたときに、前記ケア対
    象生徒の通信装置に対して自動的にケアメッセージを提
    供するケア通信を行う自動ケア連絡ステップを含むこと
    を特徴とする危機生徒ケア方法。
  35. 【請求項35】 請求項34に記載の危機生徒ケア方法
    において、 生徒の通信装置の連絡先情報を取得する連絡先情報取得
    ステップと、 前記ケア対象生徒について検出される危機パターンに応
    じたケアメッセージを取得するメッセージ取得ステップ
    と、 を含み、 前記自動ケア連絡ステップは、前記メッセージ取得ステ
    ップで取得されたケアメッセージを、前記連絡先情報取
    得ステップで取得された連絡先へと送ることを特徴とす
    る危機生徒ケア方法。
  36. 【請求項36】 請求項20〜35のいずれかに記載の
    危機生徒ケア方法において、 生徒のプロフィールを取得するステップと、 教育者のプロフィールを取得するステップと、 を含み、 前記ケア対応処理ステップは、ケア対象生徒のプロフィ
    ールと教育者のプロフィールに基づいてケア対象者に適
    した教育者を検索する適合教育者検索ステップを含むこ
    とを特徴とする危機生徒ケア方法。
  37. 【請求項37】 団体に属する構成員の行動情報を取得
    するステップと、 前記行動情報に基づき、前記団体から構成員が脱落する
    ときの行動パターンである脱落危機構成員行動パターン
    と一致する構成員行動パターンをもつ構成員をケア対象
    構成員として検出するケア対象検出ステップと、 前記ケア対象構成員に対して脱落を回避するためのケア
    対応処理を行うケア対応処理ステップと、 を含むことを特徴とする危機構成員ケア方法。
  38. 【請求項38】 団体における構成員に対する団体活動
    提供情報を取得するステップと、 前記団体活動提供情報に基づき、前記団体から構成員が
    脱落するときの団体活動提供パターンである脱落危機団
    体活動提供パターンと一致する団体活動提供パターンが
    与えられた構成員をケア対象構成員として検出するケア
    対象検出ステップと、 前記ケア対象構成員に対して脱落を回避するためのケア
    対応処理を行うケア対応処理ステップと、 を含むことを特徴とする危機構成員ケア方法。
  39. 【請求項39】 コンピュータにて実行可能なプログラ
    ムを格納した記録媒体であって、前記プログラムは、 教育機関における生徒の行動情報を取得するステップ
    と、 前記行動情報に基づき、教育機関から生徒が脱落すると
    きの行動パターンである脱落危機生徒行動パターンと一
    致する生徒行動パターンをもつ生徒をケア対象生徒とし
    て検出するケア対象検出ステップと、 前記ケア対象生徒に対して脱落を回避するためのケア対
    応処理を行うケア対応処理ステップと、 を前記コンピュータに実行せしめることを特徴とする、
    コンピュータにて読取可能な記録媒体。
  40. 【請求項40】 コンピュータにて実行可能なプログラ
    ムを格納した記録媒体であって、前記プログラムは、 教育機関における生徒に対する教育提供情報を取得する
    ステップと、 前記教育提供情報に基づき、教育機関から生徒が脱落す
    るときの教育提供パターンである脱落危機教育提供パタ
    ーンと一致する教育提供パターンが与えられた生徒をケ
    ア対象生徒として検出するケア対象検出ステップと、 前記ケア対象生徒に対して脱落を回避するためのケア対
    応処理を行うケア対応処理ステップと、を前記コンピュ
    ータに実行せしめることを特徴とする、コンピュータに
    て読取可能な記録媒体。
  41. 【請求項41】 コンピュータにて実行可能なプログラ
    ムを格納した記録媒体であって、前記プログラムは、 団体に属する構成員の行動情報を取得するステップと、 前記行動情報に基づき、前記団体から構成員が脱落する
    ときの行動パターンである脱落危機構成員行動パターン
    と一致する構成員行動パターンをもつ構成員をケア対象
    構成員として検出するケア対象検出ステップと、 前記ケア対象構成員に対して脱落を回避するためのケア
    対応処理を行うケア対応処理ステップと、を前記コンピ
    ュータに実行せしめることを特徴とする、コンピュータ
    にて読取可能な記録媒体。
  42. 【請求項42】 コンピュータにて実行可能なプログラ
    ムを格納した記録媒体であって、前記プログラムは、 団体における構成員に対する団体活動提供情報を取得す
    るステップと、 前記団体活動提供情報に基づき、前記団体から構成員が
    脱落するときの団体活動提供パターンである脱落危機団
    体活動提供パターンと一致する団体活動提供パターンが
    与えられた構成員をケア対象構成員として検出するケア
    対象検出ステップと、 前記ケア対象構成員に対して脱落を回避するためのケア
    対応処理を行うケア対応処理ステップと、を前記コンピ
    ュータに実行せしめることを特徴とする、コンピュータ
    にて読取可能な記録媒体。
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