JP2002149710A - ベクトルデータ圧縮方法及びベクトルデータ解凍方法並びにこれらの方法を実現するためのプログラムの記録された記録媒体 - Google Patents

ベクトルデータ圧縮方法及びベクトルデータ解凍方法並びにこれらの方法を実現するためのプログラムの記録された記録媒体

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JP2002149710A
JP2002149710A JP2000346856A JP2000346856A JP2002149710A JP 2002149710 A JP2002149710 A JP 2002149710A JP 2000346856 A JP2000346856 A JP 2000346856A JP 2000346856 A JP2000346856 A JP 2000346856A JP 2002149710 A JP2002149710 A JP 2002149710A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数のベクトルデータを含む図面データをな
るべく容量が少なくなるようにファイルとして記録する
ために、ファイルの圧縮率を高める。 【解決手段】 一定の形状の図形が繰り返し描かれた
り、同一の点を共有したりするという設計図面の特徴を
利用して、線分、円弧、円などの位置や形状を特定する
座標、角度、長さなどの値を分類し、ファイルへの圧縮
を行う。例えば、図面データを各モジュール1〜4によ
って、ベクトルデータをx座標、y座標、半径r、角度
θの各要素に分解し、各要素を各グループに分類してこ
れらの各グループを圧縮する。また、このように圧縮し
て記録されたファイルを圧縮とは逆の処理によって解凍
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数のベクトルデ
ータを含む図面データをファイルとして記録する際に用
いられるベクトルデータ圧縮方法、及び複数のベクトル
データを含む図面データが圧縮されたファイルを解凍す
るベクトルデータ解凍方法並びにこれらの方法を実現す
るためのプログラムの記録された記録媒体に関し、特に
CAD(Computer Aided Design:コンピュータ支援設
計)を用いて描かれた図面データをファイルとして記録
する際の圧縮方法及びCADを用いて描かれた図面デー
タが記録されたファイルを開く際の解凍方法並びにこれ
らの方法を実現するためのプログラムの記録された記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、コンピュータによる建築、機械、
電気などの図面は、CAD(ComputerAided Design:コ
ンピュータ支援設計)と呼ばれるアプリケーションを用
いて描かれることが多い。
【0003】また、従来、コンピュータにより扱われる
図形は、図面を画素の集合で表すラスタデータ又は図面
を構成する線分、円、円弧などの形状ごとに始点、終
点、角度などの要素を有するベクトルデータのいずれか
によって表現される。CADによる図面は、所定の形状
の集まりとして表現され、図面データはベクトルデータ
により構成される場合がほとんどである。
【0004】図1は、CADにより作成されたベクトル
データを示す説明図である。CADにより作成された図
面データは、様々な形状のベクトルデータによって構成
されている。この図1では、線分AB、線分BC、線分
CD、線分DA、円弧E、円弧F、円弧G、円弧H、円
Iにより構成されている図面を一例として示す。線分A
B〜DAは、例えば始点の座標及び終点の座標によって
定義される。また、円弧は、例えば中心の座標、半径の
長さ、始点の角度、終点の角度によって定義される。ま
た、円は、例えば中心の座標、半径の長さによって定義
される。なお、座標の原点は画面の中央、X軸は画面水
平右方向、Y軸は画面垂直上方向、角度の基準線は画面
水平右方向などのようにあらかじめ恣意的に定められ
る。すなわち、図1の図面は、下記のような座標、半
径、角度の図面データによって表すことができる。
【0005】線分AB{(x1,y1),(x2,y1)} 線分BC{(x2,y1),(x2,y2)} 線分CD{(x2,y2),(x1,y2)} 線分DA{(x1,y2),(x1,y1)} 円弧E{(x1,y1),r1,θ4,θ1} 円弧F{(x2,y1),r1,θ3,θ4} 円弧G{(x2,y2),r1,θ2,θ3} 円弧H{(x1,y2),r1,θ1,θ2} 円I{(x3,y3),r2
【0006】なお、点A〜Dの座標はA(x1,y1)、
B(x2,y1)、C(x2,y2)、D(x1,y2)、円弧E
〜Hの半径はr1、円Iの半径はr2、線分AB及びCD
は画面に対して水平、線分BC及びDAは画面に対して
垂直であり、角度は水平右方向をθ1、垂直上方向を
θ2、水平左方向をθ3、垂直下方向をθ4、としてい
る。また、各ベクトルデータには、形状、線幅、線種
(破線、鎖線、一点鎖線など)などの属性情報が付随し
ており、さらに、これらのデータの書き順(データ作成
の履歴)を記憶しておくための順番データなども存在し
ている。
【0007】また、一般に、建築、機械、電気などの設
計図は一定の形状の図形が繰り返し描かれる特徴を有し
ており、垂直方向の線分、水平方向の線分、同一の半径
を有する円及び円弧、同一の中心座標を有する円及び円
弧、同一の中心角を有する円弧など、同一の要素を有す
る形状が複数個用いられることが多い。
【0008】このような複数のベクトルデータを含む図
面データをなるべく容量が少なくなるようにファイルと
して記録する場合、これらのベクトルデータをそのまま
ファイルとして記録した後に圧縮するか、又は、図面デ
ータを圧縮した後にファイルとして記録する。
【0009】また、現在一般的に用いられているファイ
ルの圧縮アルゴリズムは、主にHuffman(ハフマン)符
号化方式とLempel-Ziv(レンペル−ジブ)符号化方式が
基本となっている。Huffman符号化方式は、情報内に現
れる頻度が高い文字配列ほど短いビット数に変換し、そ
の変換表を作成する符号化方式である。
【0010】一方、Lempel-Ziv符号化方式は、変換のた
めの情報の作り方によって、スライド辞書方式(移動窓
方式)と動的辞書方式の2つに分けられる。スライド辞
書方式は、読み込んだデータの直前の何文字かをバッフ
ァに保存し、読み込んだデータが、バッファ中のデータ
列に一致した場合、そのデータの代わりにバッファ中を
何文字戻って、何文字分コピーするかを示す位置情報に
変換する。一方、動的辞書方式は、入力された文字列を
辞書に登録し、データを先頭から読み込んでそれまで登
録しなかった文字を辞書に登録していき、新しく入力さ
れた文字列が辞書の登録内容と一致する場合は、その新
しく入力された文字列を辞書のインデックス番号に変換
する符号化方式である。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかし、一般に図面デ
ータは多数のベクトルデータの集まりで構成されている
ため、図面データのファイルは容量が大きくなってしま
う場合がある。その結果、記録媒体への保存の際にはメ
モリ領域を余分に取ったり、ネットワークを介する伝送
の際には多大な時間がかかったりする。
【0012】上記問題に鑑み、本発明は、複数のベクト
ルデータを含む図面データをなるべく容量が少なくなる
ようにファイルとして記録するために、ファイルの圧縮
率を高めることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一定の形状の図形が繰り返し描かれた
り、同一の点を共有したりするという設計図面の特徴を
利用して、線分、円弧、円などの位置や形状を特定する
座標、長さ、角度などを定める要素に分解し、各要素を
所定の順序に並べながら各グループに分類して、各グル
ープを圧縮する。
【0014】すなわち、本発明によれば、複数のベクト
ルデータを含む図面データからファイルを作成する際
に、前記ファイルの容量を小さくするための圧縮を行う
ベクトルデータ圧縮方法であって、前記複数のベクトル
データを分解して、前記ベクトルデータを構成する各要
素を同一のグループに分類するステップと、前記分類さ
れた各グループ内の前記各要素を所定の順序に並べるス
テップと、その後、前記各グループのデータの圧縮を行
うステップとを、有するベクトルデータ圧縮方法が提供
される。
【0015】また、本発明は、一定の形状の図形が繰り
返し描かれたり、同一の点を共有したりするという設計
図面の特徴を利用して、線分、円弧、円などの位置や形
状を特定する座標、長さ、角度などを定める要素に分解
し、各要素を任意の順序に並べながら各グループに分類
して、さらに任意の順序を記憶する要素順序情報を作成
し、各グループを圧縮して要素順序情報とともに記録し
て、ファイルを作成する。
【0016】すなわち、本発明によれば、複数のベクト
ルデータを含む図面データからファイルを作成する際
に、前記ファイルの容量を小さくするための圧縮を行う
ベクトルデータ圧縮方法であって、前記複数のベクトル
データを分解して、前記ベクトルデータを構成する各要
素を同一のグループに分類するステップと、前記分類さ
れた各グループ内の前記各要素を任意の順序に並べるス
テップと、前記任意の順序を記憶する要素順序情報を作
成するステップと、その後、前記各グループのデータの
圧縮を行うステップと、前記圧縮された各グループのデ
ータと前記要素順序情報とを1つの前記ファイル中に記
録するステップとを、有するベクトルデータ圧縮方法が
提供される。
【0017】また、本発明は、一定の形状の図形が繰り
返し描かれたり、同一の点を共有したりするという設計
図面の特徴を利用して、線分、円、円弧などの位置や形
状を特定する座標、角度、長さなどを定める要素に分解
し、各要素を所定の順序に並べながら各グループに分類
して、各グループが圧縮されて作成されたファイルを解
凍する際、各グループ内の要素を所定の順序とは逆の順
序で展開し、元のベクトルデータに解凍する。
【0018】すなわち、本発明によれば、図面データに
含まれる複数のベクトルデータを分解して、前記ベクト
ルデータを構成する各要素を同一のグループに分類し、
前記分類された各グループ内の前記各要素を所定の順序
に並べた後、前記各グループのデータの圧縮を行うベク
トルデータ圧縮方法によって圧縮されたファイルの解凍
を行うベクトルデータ解凍方法であって、前記各グルー
プのデータの解凍を行うステップと、前記所定の順序と
は逆の順序で前記解凍された各グループ内の前記各要素
を展開するステップと、前記展開された各要素から前記
図面データを作成するステップとを、有するベクトルデ
ータ解凍方法が提供される。
【0019】また、本発明は、一定の形状の図形が繰り
返し描かれたり、同一の点を共有したりするという設計
図面の特徴を利用して、線分、円弧、円などの位置や形
状を特定する座標、長さ、角度などを定める要素に分解
し、各要素を任意の順序に並べながら各グループに分類
して、さらに任意の順序を記憶する要素順序情報を作成
し、各グループを圧縮して要素順序情報とともに記録さ
れて作成されたファイルの解凍の際、要素順序情報を参
照しながら各グループ内の要素を展開し、元のベクトル
データを作成する。
【0020】すなわち、本発明によれば、図面データに
含まれる複数のベクトルデータを分解して、前記ベクト
ルデータを構成する各要素を同一のグループに分類し、
前記分類された各グループ内の前記各要素を任意の順序
に並べ、前記任意の順序を記憶する要素順序情報を作成
した後、前記各グループのデータの圧縮を行って、前記
圧縮された各グループのデータと前記要素順序情報とを
1つの前記ファイル中に記録するベクトルデータ圧縮方
法によって圧縮されたファイルの解凍を行うベクトルデ
ータ解凍方法であって、前記各グループのデータの解凍
を行うステップと、前記要素順序情報を参照しながら、
前記任意の順序とは逆の順序で前記解凍された各グルー
プ内の前記各要素を展開するステップと、前記展開され
た各要素から前記図面データを作成するステップとを、
有するベクトルデータ解凍方法が提供される。
【0021】さらに、上記各方法において、前記ベクト
ルデータを表示したときの形状が線分の場合、前記要素
を前記線分の始点の座標又は前記線分の終点の座標と
し、前記ベクトルデータを表示したときの形状が円弧の
場合、前記要素を前記円弧の中心の座標、前記円弧の半
径、前記円弧の中心角を定める角度とし、前記ベクトル
データを表示したときの形状が円の場合、前記要素を前
記円の中心の座標又は前記円の半径とすることは本発明
の好ましい態様である。
【0022】また、本発明によれば、上記各方法を実現
するためのプログラムの記録された記録媒体が提供され
る。
【0023】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら、本発
明のベクトルデータ圧縮方法及びベクトルデータ解凍方
法について説明する。図2は、本発明のベクトルデータ
圧縮方法に係る基本的な概念図である。図面データは、
ベクトルデータ及びそれに付随する属性情報、順番デー
タにより構成されている。ここでは、図1に示す線分A
B〜DA、円弧E〜H、円Iにより構成されているもの
と同様の図面を用いて説明する。図2の図面は、図1と
同様に下記のような座標、半径、角度の図面データによ
って表すことができる。
【0024】線分AB{(x1,y1),(x2,y1)} 線分BC{(x2,y1),(x2,y2)} 線分CD{(x2,y2),(x1,y2)} 線分DA{(x1,y2),(x1,y1)} 円弧E{(x1,y1),r1,θ4,θ1} 円弧F{(x2,y1),r1,θ3,θ4} 円弧G{(x2,y2),r1,θ2,θ3} 円弧H{(x1,y2),r1,θ1,θ2} 円I {(x3,y3),r2
【0025】上記のような複数のベクトルデータを含む
図面データを圧縮し、ファイルとして記録する場合、要
素x,y,r,θごとにそれぞれ1つにまとめた後、圧
縮するようにする。各要素x,y,r,θは、それぞれ
xモジュール1、yモジュール2、rモジュール3、θ
モジュール4によって分類され、xモジュール1は線分
A〜D、円弧E〜H、円Iのx座標を、yモジュール2
は線分AB〜DA、円弧E〜H、円Iのy座標を、rモ
ジュール3は円弧E〜H、円Iの半径rを、θモジュー
ル4は円弧E〜Hの角度θを、それぞれ各グループとし
てまとめる。
【0026】このとき、まとめられた各グループの各要
素がどの形状のどの要素に対応するものであるか、さら
に、各要素間においても、例えばどのxとどのyが対応
関係にあるかが分かるように設定しておく必要がある。
例えば、圧縮の際に要素ごとにまとめる順番などをあら
かじめ設定しておけば、解凍の際にその所定の順序の逆
の順序で各要素を展開すれば元の複数のベクトルデータ
を復元することが可能となる。また、各グループ内の各
要素の順序をランダムにしたり、さらに圧縮率を高める
ために同一の値同士が並ぶような配列にしたりして、任
意の順序にすることも可能である。この場合、要素を並
べ替える際の順序表や対応関係表などの要素順序情報を
作成しておく必要がある。
【0027】こうして、各モジュール1〜4によってま
とめられた複数の要素を有する各グループのデータは、
図2の右側に示す配列となる。一般の設計図に見られる
規則的な図形又は配列を多く含む図面の場合、各要素内
において同じ値をとることが非常に多い。例えば図2に
示す図形の場合、画面に対して水平な線分A又はCの始
点と終点の座標はy座標が一致しており、画面に対して
垂直な線分B又はDの始点と終点の座標はx座標が一致
している。さらに、円弧E〜Hの半径はすべて同一であ
り、円弧E〜Hの中心の座標も線分A〜Dの始点又は終
点の座標と重なっている。したがって、このようにして
まとめられた各要素の配列は、従来のベクトルデータの
配列よりも同一の値を極めて近い場所に有することにな
り、その結果、本発明によってまとめられたデータの配
列は秩序の高いものとなり、配列のエントロピーは大幅
に減少する。
【0028】各モジュール1〜4によってまとめられた
各グループのデータはそれぞれ圧縮されて、各要素間に
おいて結合されて、さらに属性情報や順番データなども
結合されて1つのファイルとして出力される。なお、各
グループの複数のデータは圧縮後に各グループ間で結合
されることも可能であり、各グループ間で結合後に圧縮
されることも可能である。従来の技術に挙げたLempel-Z
iv符号化方式、Huffman符号化方式やその他の汎用の符
号化方式による圧縮を行う場合、圧縮される配列に秩序
性がある場合のほうが、秩序性がない場合に比べて圧縮
率が高くなり、本発明によって圧縮されたファイルは、
従来の方法で圧縮した場合に比べて圧縮率が高くなる。
【0029】図3は、従来のバイナリ圧縮方法により圧
縮された容量と本発明の圧縮方法により圧縮された容量
とを比較するための表である。なお、容量比は元のデー
タ量を100とした場合の値であり、100×(圧縮さ
れたデータの容量)/(元データの容量)で表される。
230KB(キロバイト)の容量の電気回路図(dwg
形式)を従来の圧縮方法により圧縮した場合、63KB
の容量となるが、本発明の圧縮方法で圧縮すると19K
Bとなる。また、547KBの容量の機械図面(dxf
形式)、172KBの容量の建築図面(fdb形式)も
同様に、従来の圧縮方法によりそれぞれ56KB、35
KBに圧縮されるが、本発明の圧縮方法では、それぞれ
17KB、14KBにまで圧縮することができる。
【0030】このように、本発明の圧縮方法を用いれ
ば、圧縮後の容量が圧縮前と比較して8.1%、3.1
%、8.1%となり、元データの容量の1/10〜1/
40の容量まで圧縮することが可能となる。また、(従
来の圧縮方法により圧縮された容量)/(本発明の圧縮
方法により圧縮された容量)は33%、33%、40%
となり、従来のバイナリ圧縮方式により作成された圧縮
ファイルと比べて、1/2〜1/4の容量まで圧縮する
ことが可能となる。
【0031】次に、本発明のベクトルデータ圧縮方法に
係る圧縮処理について説明する。図4は、本発明のベク
トルデータ圧縮方法に係る一実施形態を示すフローチャ
ートである。ここでは、CADソフトによって設計図が
描かれているか、又は、ベクトルデータが参照可能な状
態で記録されており、図形データが存在しているものと
する。まず、ステップS1において、ベクトルデータの
要素が参照可能となるように図面データを処理する。例
えば、ユーザがモニタなどを見ながら作成した図面の場
合には、図面データを走査して線分、円弧、円などの始
点の座標、終点の座標、中心の座標、半径、角度を読み
出す。
【0032】次に、ステップS2において、ステップS
1での処理の結果、参照可能となった各要素を各グルー
プに分類する。ここでは、図2に模式的に示されている
ように、各モジュール1〜4によって、各要素は各グル
ープに分類されて各グループ内で図2の右側に示すよう
に並べられる。この分類の際、例えば、ベクトルデータ
の配列を所定の順序となるよう設定し、各グループに分
類することも可能である。また、任意の順序に並べ替え
て、その並べ替えた順序の情報を要素順序情報として記
録することも可能である。ステップS3において、各要
素が分類された各グループを圧縮する。この圧縮には、
Hufmann符号化方式、Lempel-Giv符号化方式などの汎用
の圧縮方式を用いる。そして、ステップS4において、
圧縮された各グループと、形状データ、属性データ、順
番データなどの他のデータとを結合して、1つのファイ
ルとする。
【0033】このようにして作成されたファイルは、記
録手段に記録されることも可能であり、インターネット
などのネットワークを介して伝送されることも可能であ
る。また、上記実施の形態では、各グループを圧縮した
後に他のデータと結合して1つのファイルとなるように
しているが、各グループと他のデータとを結合した後に
データ全体に対して圧縮処理を行うことも可能である。
【0034】次に、本発明のベクトルデータ圧縮方法に
より圧縮されたファイルの解凍処理について説明する。
図5は、本発明のベクトルデータ解凍方法に係る一実施
形態を示すフローチャートである。まず、ステップS6
において、ファイルが本発明のベクトルデータ圧縮方法
によって圧縮されたファイルか否かを判断する。これ
は、例えばファイルの名前に付加されている拡張子など
によって、本発明の圧縮方法により圧縮されているか否
かを判断することが可能である。本発明の圧縮方法によ
る圧縮が行われていない場合には、ステップS99にお
いて、従来の解凍方法による解凍を行う。
【0035】ファイルが、本発明のベクトルデータ圧縮
方法により圧縮されたものである場合、ステップS7に
おいて、圧縮された各グループを形状データ、属性デー
タ、順番データなどを含むファイルから抽出し、ステッ
プS8において、圧縮された各グループを解凍する。な
お、この解凍には、圧縮されたファイルの圧縮方法に適
した方法が選ばれる必要がある。また、各グループと他
のデータを結合した後にデータ全体に対して圧縮処理が
行われているファイルの場合には、まずファイルの解凍
を行ってから各要素を抽出する。
【0036】ステップS9において、圧縮時に各グルー
プ内の要素が配列された順序と逆の順序で、各グループ
内の各要素を展開する。このとき、例えばベクトルデー
タの圧縮時に要素をまとめるためのアルゴリズムと逆の
変換(展開)を可能にするアルゴリズムを実施するのが
好ましい。また、圧縮時に要素を並び替えている場合、
その並び替えの順序を記憶した要素順序情報を参照しな
がら、各要素を展開することも可能である。そして、ス
テップS10において、展開された各要素を形状データ
及び属性データと関連させ、例えば表示手段に出力可能
となるような図面データを作成する。
【0037】また、以上の実施の形態では、例えば線分
を始点の座標、終点の座標によって表しているが、例え
ば始点の座標、線分の長さ、角度(傾き)によって表す
ことも可能である。この場合でも、本発明のベクトルデ
ータ圧縮方法によって各要素をまとめることは可能であ
る。また、線分のみに限らず、円弧、円、その他の形状
に関しても同様である。
【0038】
【発明の効果】以上、本発明によれば、一定の形状の図
形が繰り返し描かれたり、同一の点を共有したりすると
いう設計図面の特徴を利用して、線分、円弧、円などの
位置や形状を特定する座標、長さ、角度などの値を分類
し、ファイルへの圧縮を行うので、圧縮率を高くし、図
面データをより小さな容量のファイルとして記録するこ
とが可能となる。したがって、本発明のベクトルデータ
圧縮方法により作成されたファイルを記録手段などに記
録する場合には、記録手段のアドレスの占有領域を小さ
くでき、インターネットなどのネットワークを介して伝
送する場合には、伝送時間を短縮することが可能とな
る。
【0039】また、本発明のベクトルデータ圧縮方法に
より圧縮されたファイルの解凍を可能とするので、一
度、記録又は伝送したファイルを再度元の図形データに
戻すことが可能であり、ファイルを記録したコンピュー
タとは異なるコンピュータで、図形データを処理するこ
とが可能となる。
【0040】また、本発明のベクトルデータ圧縮方法及
びベクトルデータ解凍方法を実現するためのプログラム
の記録された記録媒体を提供するので、様々な場所に設
定された汎用のコンピュータでも、本発明による圧縮処
理及び解凍処理を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】CADにより作成されたベクトルデータを示す
説明図である。
【図2】本発明のベクトルデータ圧縮方法に係る基本的
な概念図である。
【図3】従来のバイナリ圧縮方法により圧縮された容量
と本発明の圧縮方法により圧縮された容量とを比較する
ための表である。
【図4】本発明のベクトルデータ圧縮方法に係る一実施
形態を示すフローチャートである。
【図5】本発明のベクトルデータ解凍方法に係る一実施
形態を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 xモジュール 2 yモジュール 3 rモジュール 4 θモジュール

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のベクトルデータを含む図面データ
    からファイルを作成する際に、前記ファイルの容量を小
    さくするための圧縮を行うベクトルデータ圧縮方法であ
    って、 前記複数のベクトルデータを分解して、前記ベクトルデ
    ータを構成する各要素を同一のグループに分類するステ
    ップと、 前記分類された各グループ内の前記各要素を所定の順序
    に並べるステップと、 その後、前記各グループのデータの圧縮を行うステップ
    とを、 有するベクトルデータ圧縮方法。
  2. 【請求項2】 複数のベクトルデータを含む図面データ
    からファイルを作成する際に、前記ファイルの容量を小
    さくするための圧縮を行うベクトルデータ圧縮方法であ
    って、 前記複数のベクトルデータを分解して、前記ベクトルデ
    ータを構成する各要素を同一のグループに分類するステ
    ップと、 前記分類された各グループ内の前記各要素を任意の順序
    に並べるステップと、 前記任意の順序を記憶する要素順序情報を作成するステ
    ップと、 その後、前記各グループのデータの圧縮を行うステップ
    と、 前記圧縮された各グループのデータと前記要素順序情報
    とを1つの前記ファイル中に記録するステップとを、 有するベクトルデータ圧縮方法。
  3. 【請求項3】 前記ベクトルデータを表示したときの形
    状が線分の場合、前記要素を前記線分の始点の座標又は
    前記線分の終点の座標とし、 前記ベクトルデータを表示したときの形状が円弧の場
    合、前記要素を前記円弧の中心の座標、前記円弧の半
    径、前記円弧の中心角を定める角度とし、 前記ベクトルデータを表示したときの形状が円の場合、
    前記要素を前記円の中心の座標又は前記円の半径とする
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のベクトルデー
    タ圧縮方法。
  4. 【請求項4】 図面データに含まれる複数のベクトルデ
    ータを分解して、前記ベクトルデータを構成する各要素
    を同一のグループに分類し、前記分類された各グループ
    内の前記各要素を所定の順序に並べた後、前記各グルー
    プのデータの圧縮を行うベクトルデータ圧縮方法によっ
    て圧縮されたファイルの解凍を行うベクトルデータ解凍
    方法であって、 前記各グループのデータの解凍を行うステップと、 前記所定の順序とは逆の順序で前記解凍された各グルー
    プ内の前記各要素を展開するステップと、 前記展開された各要素から前記図面データを作成するス
    テップとを、 有するベクトルデータ解凍方法。
  5. 【請求項5】 図面データに含まれる複数のベクトルデ
    ータを分解して、前記ベクトルデータを構成する各要素
    を同一のグループに分類し、前記分類された各グループ
    内の前記各要素を任意の順序に並べ、前記任意の順序を
    記憶する要素順序情報を作成した後、前記各グループの
    データの圧縮を行って、前記圧縮された各グループのデ
    ータと前記要素順序情報とを1つの前記ファイル中に記
    録するベクトルデータ圧縮方法によって圧縮されたファ
    イルの解凍を行うベクトルデータ解凍方法であって、 前記各グループのデータの解凍を行うステップと、 前記要素順序情報を参照しながら、前記任意の順序とは
    逆の順序で前記解凍された各グループ内の前記各要素を
    展開するステップと、 前記展開された各要素から前記図面データを作成するス
    テップとを、 有するベクトルデータ解凍方法。
  6. 【請求項6】 前記ベクトルデータを表示したときの形
    状が線分の場合、前記要素を前記線分の始点の座標又は
    前記線分の終点の座標とし、 前記ベクトルデータを表示したときの形状が円弧の場
    合、前記要素を前記円弧の中心の座標、前記円弧の半
    径、前記円弧の中心角を定める角度とし、 前記ベクトルデータを表示したときの形状が円の場合、
    前記要素を前記円の中心の座標又は前記円の半径とする
    ことを特徴とする請求項4又は5に記載のベクトルデー
    タ解凍方法。
  7. 【請求項7】 複数のベクトルデータを含む図面データ
    からファイルを作成する際に、前記ファイルの容量を小
    さくするための圧縮を行うベクトルデータ圧縮方法を実
    現するためのプログラムの記録された記録媒体であっ
    て、 前記複数のベクトルデータを分解して、前記ベクトルデ
    ータを構成する各要素を同一のグループに分類するステ
    ップと、 前記分類された各グループ内の前記各要素を所定の順序
    に並べるステップと、 その後、前記各グループのデータの圧縮を行うステップ
    とを、 有するベクトルデータ圧縮方法を実現するためのプログ
    ラムの記録された記録媒体。
  8. 【請求項8】 複数のベクトルデータを含む図面データ
    からファイルを作成する際に、前記ファイルの容量を小
    さくするための圧縮を行うベクトルデータ圧縮方法を実
    現するためのプログラムの記録された記録媒体であっ
    て、 前記複数のベクトルデータを分解して、前記ベクトルデ
    ータを構成する各要素を同一のグループに分類するステ
    ップと、 前記分類された各グループ内の前記各要素を任意の順序
    に並べるステップと、 前記任意の順序を記憶する要素順序情報を作成するステ
    ップと、 その後、前記各グループのデータの圧縮を行うステップ
    と、 前記圧縮された各グループのデータと前記要素順序情報
    とを1つの前記ファイル中に記録するステップとを、 有するベクトルデータ圧縮方法を実現するためのプログ
    ラムの記録された記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記ベクトルデータを表示したときの形
    状が線分の場合、前記要素を前記線分の始点の座標又は
    前記線分の終点の座標とし、 前記ベクトルデータを表示したときの形状が円弧の場
    合、前記要素を前記円弧の中心の座標、前記円弧の半
    径、前記円弧の中心角を定める角度とし、 前記ベクトルデータを表示したときの形状が円の場合、
    前記要素を前記円の中心の座標又は前記円の半径とする
    ことを特徴とする請求項7又は8に記載のベクトルデー
    タ圧縮方法を実現するためのプログラムの記録された記
    録媒体。
  10. 【請求項10】 図面データに含まれる複数のベクトル
    データを分解して、前記ベクトルデータを構成する各要
    素を同一のグループに分類し、前記分類された各グルー
    プ内の前記各要素を所定の順序に並べた後、前記各グル
    ープのデータの圧縮を行うベクトルデータ圧縮方法によ
    って圧縮されたファイルの解凍を行うベクトルデータ解
    凍方法を実現するためのプログラムの記録された記録媒
    体であって、 前記各グループのデータの解凍を行うステップと、 前記所定の順序とは逆の順序で前記解凍された各グルー
    プ内の前記各要素を展開するステップと、 前記展開された各要素から前記図面データを作成するス
    テップとを、 有するベクトルデータ解凍方法を実現するためのプログ
    ラムの記録された記録媒体。
  11. 【請求項11】 図面データに含まれる複数のベクトル
    データを分解して、前記ベクトルデータを構成する各要
    素を同一のグループに分類し、前記分類された各グルー
    プ内の前記各要素を任意の順序に並べ、前記任意の順序
    を記憶する要素順序情報を作成した後、前記各グループ
    のデータの圧縮を行って、前記圧縮された各グループの
    データと前記要素順序情報とを1つの前記ファイル中に
    記録するベクトルデータ圧縮方法によって圧縮されたフ
    ァイルの解凍を行うベクトルデータ解凍方法を実現する
    ためのプログラムの記録された記録媒体であって、 前記各グループのデータの解凍を行うステップと、 前記要素順序情報を参照しながら、前記任意の順序とは
    逆の順序で前記解凍された各グループ内の前記各要素を
    展開するステップと、 前記展開された各要素から前記図面データを作成するス
    テップとを、 有するベクトルデータ解凍方法を実現するためのプログ
    ラムの記録された記録媒体。
  12. 【請求項12】 前記ベクトルデータを表示したときの
    形状が線分の場合、前記要素を前記線分の始点の座標又
    は前記線分の終点の座標とし、 前記ベクトルデータを表示したときの形状が円弧の場
    合、前記要素を前記円弧の中心の座標、前記円弧の半
    径、前記円弧の中心角を定める角度とし、 前記ベクトルデータを表示したときの形状が円の場合、
    前記要素を前記円の中心の座標又は前記円の半径とする
    ことを特徴とする請求項10又は11に記載のベクトル
    データ解凍方法を実現するためのプログラムの記録され
    た記録媒体。
JP2000346856A 2000-11-14 2000-11-14 ベクトルデータ圧縮方法及びベクトルデータ解凍方法並びにこれらの方法を実現するためのプログラムの記録された記録媒体 Withdrawn JP2002149710A (ja)

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WO2006059656A1 (ja) * 2004-11-30 2006-06-08 Matsushita Electric Industrial Co., Ltd. 線形対象物の位置データの生成方法及び装置
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US8098247B2 (en) 2009-09-24 2012-01-17 Crucs Holdings, Llc Systems and methods for geometric data compression and encryption

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