JP2002149456A - 可搬性記憶媒体、可搬性記憶媒体におけるファイル管理方法及び携帯端末 - Google Patents

可搬性記憶媒体、可搬性記憶媒体におけるファイル管理方法及び携帯端末

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JP2002149456A
JP2002149456A JP2000338658A JP2000338658A JP2002149456A JP 2002149456 A JP2002149456 A JP 2002149456A JP 2000338658 A JP2000338658 A JP 2000338658A JP 2000338658 A JP2000338658 A JP 2000338658A JP 2002149456 A JP2002149456 A JP 2002149456A
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JP2000338658A
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Yuji Toyomura
祐士 豊村
Toshiaki Sukauchi
利明 須河内
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Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話などの携帯機器で、インタネット経
由で入手した様々なファイル形式のファイルをメモリカ
ードに格納可能とすること。 【解決手段】 メモリカードのルートディレクトリ5直
下に、音楽ファイルや静止画ファイルなど特定ファイル
形式のファイルを格納する特定形式ファイル格納用ディ
レクトリ群8と、任意のファイル形式のファイルを格納
可能な任意形式ファイル格納用ディレクトリ9を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は各種携帯端末などに
おいて使用されるメモリカードなどの可搬性記録媒体、
この可搬性記憶媒体におけるファイル管理方法及び、こ
のメモリカードを使用する携帯端末に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】静止画を撮影可能なディジタルスチルカ
メラ(以下、「DSC」と称す)や、静止画および動画
の撮影が可能なディジタルビデオカメラ(以下、「DV
C」と称す)等のディジタル撮影機器の急速な普及に伴
い、小型のメモリカードが広く利用されるようになっ
た。メモリカードは同一仕様のものが、パーソナルコン
ピュータ(以下、「PC」と称す)にも使用されてお
り、DSC、DVCとPCの間でデータの共用が可能と
なっている。このようにメモリカードはディジタル撮影
機器とPCの双方で利用されるため、メモリカードには
PCのDOS(DISK OPERATION SYS
TEM)に合致したフォーマットが採用されている。
【0003】最近では、上記DSCやDVCのみなら
ず、PCを用いてインタネット経由で入手した音楽デー
タや、画像データなどのコンテンツをメモリカードに格
納し、それぞれのコンテンツ専用の再生機器によってこ
れらを読み出して音楽再生や画像再生・プリントなどが
可能となっている。
【0004】このようにメモリカードに格納されるコン
テンツの種類が増加してきたことに対応し、様々な形式
を有するコンテンツファイルを効率良くメモリカードに
格納し、有効活用する事が望まれている。
【0005】図8は従来のメモリカードのディレクトリ
構造を示す図である。以降、図8を用いて、メモリカー
ドにおける従来のディレクトリ構造と、ファイル管理方
法について説明する。
【0006】図8において、1はルートディレクトリで
あり、2は例えばMP3などの音楽ファイル形式のファ
イルを格納するディレクトリ、3は例えばExifなど
の静止画ファイル形式のファイルを格納するディレクト
リ、4は例えばTEXTなどのテキストファイル形式の
ファイルを格納するディレクトリである。
【0007】これらは、予め定められた特定のファイル
形式を有するファイルしか格納してはならないとのルー
ルに基づき運用される、特定形式ファイル格納用のディ
レクトリである。
【0008】これらのディレクトリは、ファイルを書き
込む機能を有する機器(以降「ライタ機器」と称す)
が、実際に特定形式のファイルの書き込み動作を行う際
に、ディレクトリが存在していない場合に、ライタ機器
によって生成される。例えばライタ機器がDSCやDV
Cであれば、メモリカードにExif形式のファイルを
格納する際に、FAT(File Allocatio
n Table)を参照し、該当するディレクトリが存
在しなければ、特定形式ファイル格納用ディレクトリの
一つである静止画ファイル格納用ディレクトリ3を生成
することができる。同様にライタ機器がEメール端末で
あれば、受信したEメールをメモリカードに格納する際
に、これも特定形式ファイル格納用ディレクトリの一つ
であるテキストファイル格納用ディレクトリ4を生成す
ることができる。
【0009】音楽ファイル格納用ディレクトリ2もま
た、例えばインタネット経由で配信された音楽データ
を、メモリカードに格納する機能を有するPC上で動作
するアプリケーションなどによって生成される。
【0010】DSC、DVC、Eメール端末、PC等の
ライタ機器は、ファイルを格納すべきディレクトリが既
に存在している場合は、新たにディレクトリを生成する
ことはない。
【0011】そして各ライタ機器は、所定のルールに基
づいてファイルにファイルネームを付与し、既存あるい
は新規に作成したディレクトリにファイルを格納するこ
とができる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、特定
形式のファイルを生成するライタ機器であれば、それぞ
れのコンテンツに対応した特定形式ファイル格納用ディ
レクトリに特定形式のファイルを格納すればよい。
【0013】しかし、例えば携帯電話やPHS(Per
sonal Handy phone System)
や携帯端末(以下、「携帯機器」と称す)のように、イ
ンタネットを介して様々なコンテンツを入手可能な機器
は、例えばEメールの添付ファイルとして受信したコン
テンツファイルを上述した特定形式ファイルに対応した
ディレクトリに格納するためには、受信したファイルの
ファイル形式を判別し、各特定形式ファイル用のディレ
クトリに格納せねばならない。これは現時点で携帯機器
に搭載可能なハードウェアやソフトウェア資源を考慮す
ると、判別に要する処理時間や資源の規模の点で極めて
困難である。
【0014】また、将来的に新形式のファイルが送受信
されるようになると、格納すべきディレクトリが存在し
ないため(未知のファイル形式であるため、新たに特定
形式ファイル格納用ディレクトリ生成することもできな
い)、携帯機器は受信したコンテンツファイルを捨てざ
るを得ない事態にもなりかねない。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題に鑑み、本発明
は、メモリカードに、格納されるべきファイル形式が予
め特定されている、少なくとも1つの特定形式ファイル
格納用ディレクトリと、任意のファイル形式のファイル
を格納する任意形式ファイル格納用ディレクトリと、を
設けるようにした。
【0016】これにより、DSCやDVCやEメール端
末などの、出力ファイルのファイル形式が特定されてい
るライタ機器は、特定形式ファイル格納用ディレクトリ
にファイルを格納し、一方、携帯電話やPHSや携帯端
末など、受信するファイルのファイル形式が特定されな
いライタ機器は、受信したファイルを任意形式ファイル
格納用ディレクトリに格納できるようになる。
【0017】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、メモリ
カードなどの可搬性記憶媒体に、格納されるべきファイ
ル形式が予め特定されている、少なくとも1つの特定形
式ファイル格納用ディレクトリと、任意のファイル形式
のファイルを格納する任意形式ファイル格納用ディレク
トリと、を設けるようにしたものである。これにより、
DSCやDVCやEメール端末などの、出力ファイルの
ファイル形式が特定されているライタ機器は、特定形式
ファイル格納用ディレクトリにファイルを格納し、一
方、携帯電話やPHSを含む携帯端末などは、取り扱う
ファイルのファイル形式が不特定のライタ機器は、受信
したファイルを任意形式ファイル格納用ディレクトリに
格納できるようになる。
【0018】請求項2に記載の発明は、メモリカードな
どの可搬性記憶媒体に設けられた、前記特定形式ファイ
ル格納用ディレクトリと前記任意形式ファイル格納用デ
ィレクトリを、同一の階層に配置するようにしたもので
ある。これによって検索に要するオーバーヘッドを小さ
くでき、高速にファイルの検索が可能となる。
【0019】請求項3に記載の発明は、メモリカードな
どの可搬性記憶媒体に設けられた、前記特定形式ファイ
ル格納用ディレクトリと前記任意形式ファイル格納用デ
ィレクトリを、ルート直下に配置するようにしたもので
ある。これにより検索に要するオーバーヘッドを小さく
でき、高速にファイルの検索が可能となる。
【0020】請求項4に記載の発明は、可搬性記録媒体
はSD(セキュアディジタル)メモリカードであること
を特徴とするものであり、このSDメモリカードを用い
ることで、有料配信される音楽などの著作物ファイルに
対し、セキュリティの面で優れたものが提供できる。
【0021】請求項5に記載の発明は、任意形式ファイ
ル格納用ディレクトリには、前記特定形式ファイル格納
用ディレクトリに格納されるファイル形式のファイルお
よび(または)、その他の任意形式のファイルを格納す
るようにしたものである。これによって、特定形式のフ
ァイルを読み取る機器(以下、「リーダ機器」と称す)
は、リーダ機器が読み取ることが可能なファイルが格納
されている特定形式ファイル格納用ディレクトリと、任
意形式ファイル格納用ディレクトリを検索すれば、メモ
リカードに格納されている読み取り可能なファイルを全
て抽出することができるようになる。
【0022】請求項6に記載の発明は、可搬性記憶媒体
に任意形式ファイル格納用ディレクトリを作成し、この
ディレクトリに対してデータの書き込みを行なう書き込
み手段を有した携帯端末であり、取り扱うファイル形式
が特定されない端末においても、データは前記任意形式
ファイル格納用ディレクトリに格納されることとなる。
【0023】請求項7に記載の発明は、添付ファイルが
付加された電子メールを受信可能な携帯端末であって、
可搬性記憶媒体に対して任意形式ファイル格納用ディレ
クトリを作成し、この任意形式ファイル格納用ディレク
トリに対して、受信した添付ファイルのデータの書き込
みを行なう書き込み手段を有したことを特徴とするもの
であり、添付ファイルのファイル形式を選ばず、可搬性
記憶媒体に対して書き込みが可能となる。
【0024】(実施の形態1)以下、本発明の実施の形
態について、図面を用いて説明する。
【0025】<メモリカードのディレクトリ構造>図1
は本実施の形態におけるメモリカードのディレクトリ構
造を示す図である。
【0026】なお、本実施の形態においては、メモリカ
ードとしては、著作権保護機能等の面において優れてい
るSDメモリカードを使用している。
【0027】図1において5はルートディレクトリであ
り、6は例えばMP3などの音楽ファイル形式のファイ
ルを格納する音楽ファイル格納用ディレクトリ、7は例
えばExifなどの静止画ファイル形式のファイルを格
納する静止画ファイル格納用ディレクトリである。これ
ら、音楽ファイル格納用ディレクトリ6および静止画フ
ァイル格納用ディレクトリ7や、その他明示していない
特定のファイル形式のファイルを格納するディレクトリ
は、特定形式ファイル格納用ディレクトリ群8を構成し
ている。一方、9は任意ファイル形式のファイルを格納
可能な任意形式ファイル格納用ディレクトリである。
【0028】本実施の形態におけるメモリカードのディ
レクトリ構造は、ルートディレクトリ直下に、音楽ファ
イル格納用ディレクトリ6、静止画ファイル格納用ディ
レクトリ7を始めとする特定形式ファイル格納用ディレ
クトリ群8と、任意形式ファイル格納用ディレクトリ
が、同一階層に配置されたものとなっている。
【0029】音楽ファイル格納用ディレクトリ6や静止
画ファイル格納用ディレクトリ7等の特定形式ファイル
格納用ディレクトリ群8と、任意形式ファイル格納用デ
ィレクトリ9は、供にルートディレクトリ5の直下に設
けられているが、これは、FAT(File Allo
cation Table)を参照して各ディレクトリ
に格納されたファイルへアクセスする際に、ポインタを
辿っていくオーバヘッドを極力小さくし、ファイル検索
などの効率を高めるための措置である。
【0030】更にPCなどを用いて、本実施の形態のメ
モリカードに格納されているコンテンツの内容を確認す
るような場合に、様々なコンテンツ別に設けられた特定
形式ファイル格納用ディレクトリ群8と、任意形式ファ
イル格納用ディレクトリ9をモニタ画面上ですばやく開
くことができるなど、操作性の上でのメリットも有す
る。
【0031】また、任意形式ファイル格納用ディレクト
リ9と特定形式ファイル格納用ディレクトリ群8は同一
階層に配置されており、これもPCなどを用いてディレ
クトリ内容を確認する場合等、ユーザの操作性を改善す
る効果がある。
【0032】さて、特定形式ファイル格納用ディレクト
リ群8は、ファイル形式が予め定められている様々なコ
ンテンツに対応しており、図1では音楽ファイル格納用
ディレクトリ6と静止画ファイル格納用ディレクトリ7
を明示的に示しているが、他にテキスト形式ファイル、
MPEG形式などの動画ファイル、TIFF形式などの
印刷文書ファイル、MIDI形式などの音源ファイル、
ADPCM形式の音声ファイルなどを格納するためのデ
ィレクトリを、それぞれ独立して設けることも可能であ
る(図示せず)。
【0033】一方、任意形式ファイル格納用ディレクト
リ9は、上述した特定形式ファイル格納用ディレクトリ
群8に格納可能なファイル形式のファイル、および特定
形式ファイル格納用ディレクトリ群8に格納できない
(規格外の)任意ファイル形式のファイルを格納するも
のである。
【0034】<特定形式ファイル格納用ディレクトリへ
のファイルの保存>図2はDSCのハードウェア構成を
示すブロック図、図3はDSCによるメモリカードへの
ファイル格納状態を示す図である。以降図2と図3を用
いて、DSCが特定形式ファイル格納用ディレクトリ群
8の一つである静止画ファイル格納用ディレクトリ7へ
ファイルを格納する過程について説明する。
【0035】メモリカードへファイルを格納するライタ
機器は様々なものが想定されるが、ここでは説明を簡単
にするために、DSCをライタ機器に想定し、撮影した
画像データをメモリカードの特定形式ファイル格納用デ
ィレクトリ群8のうち、静止画ファイル格納用ディレク
トリ7に格納する過程について説明する。
【0036】まず図2を用いてDSCの構成および動作
について説明する。
【0037】図2において、10はDSC本体である。
11はCCD(電荷結合素子)であり、図示しないレン
ズユニット等を介してCCDの表面に結像した光学像を
アナログレベル信号に変換する。12はA/D変換器で
あり、CCDが出力するアナログレベル信号をディジタ
ル画像信号に変換する。
【0038】13はディジタル信号処理回路であり、A
/D変換器12が出力するディジタル画像信号を輝度信
号と色差信号に分離し、ダイナミックレンジ調整、色補
正、画像圧縮/伸張の前処理などを行う。14は画像圧
縮/伸張回路であり、JPEG準拠の圧縮/伸張をおこ
なうべくDCT/逆DCT演算、およびハフマン符号化
/復号化を行う。
【0039】15はCPUであり、フラッシュメモリ1
6に格納されたプログラムに従ってDSCの各部の動作
を制御する。17はDRAMであり、画像圧縮/伸張回
路14で圧縮された画像データを一時的に保存する。ま
たDRAM17の一部領域はCPU15のワークエリア
として割り当てられている。
【0040】18はシャッタを含む操作ボタンを一括り
にして示したもので、ユーザによる操作ボタン18の押
下状態はCPU15によって検出され、押下状態に基づ
いてCPU15は所定のシーケンスに従ってDSCの各
動作を制御する。
【0041】19はLCDドライバであり、表示パネル
20を駆動するための信号を出力すると供に、CCD1
1に入力される光学像をモニタしたり、以下に説明する
メモリカードに格納された画像を表示することができ
る。
【0042】24はメモリカードスロットであり、着脱
可能なメモリカード25を装着することが可能である。
26はメモリカードコントローラであり、メモリカード
スロット24に装着されたメモリカード25に対して、
CPU15からのアクセスを制御する。DSCが扱う画
像ファイルの標準規格であるExif形式に変換された
画像ファイルを、メモリカード25の静止画ファイル格
納用ディレクトリに格納することができる。
【0043】次にDSCで撮影された画像データをメモ
リカード25に格納する過程を図3に図2を併用して説
明する。
【0044】まず、図示しないレンズなどの光学系を介
して、CCD11の表面に結像した光学像は、CCD1
1でアナログレベル信号に変換された後、A/D変換器
12に入力され、ディジタル画像信号に変換される。
【0045】変換後のディジタル画像信号はディジタル
信号処理回路13で、各種の補正を施されたのち、輝度
/色差分離信号であるYCbCr信号に変換され、メイ
ンバスを経由して一旦DRAM17に格納される。
【0046】DRAM17に格納されたYCbCr信号
は、メインバスを経由して画像圧縮/伸張回路14に転
送されJPEG方式のシーケンスによって圧縮される。
一方、CPU15は、元画像をサンプリングして予め定
められたサイズのサムネイル画像を生成し、これもメイ
ンバスを経由して画像圧縮/伸張回路に転送され、JP
EG方式のシーケンスによって圧縮される。これら元画
像とサムネイル画像を圧縮した画像データは再度DRA
M17に格納される。
【0047】次にCPU15はDRAM17上のJPE
G圧縮ファイルに対して、同じくJPEG方式で圧縮さ
れたサムネイル画像、撮影日時情報、カメラ機種情報、
撮影条件などの情報をヘッダとして付加しExif形式
のファイルを生成する。
【0048】次にCPU15はメモリカードコントロー
ラ26を経由してメモリカード25にアクセスし、メモ
リカード25の予め定められた領域に配置されたFAT
(File Allocation Table)を参
照して、静止画ファイル格納用ディレクトリ7の下に設
けられたディレクトリ100ABCDE(30)を検索
する。
【0049】この時点で、静止画ファイル格納用ディレ
クトリ7および(または)ディレクトリ100ABCD
E(30)が存在しない場合は、新たに静止画ファイル
格納用ディレクトリ7および(または)ディレクトリ1
00ABCDE(30)を新規に生成する。このディレ
クトリ100ABCDE(30)は事実上DSCメーカ
各社固有の名称を持つディレクトリであり、DSCはデ
ィレクトリ100ABCDE(30)の下に、撮影され
た順番にファイルネームを付与されたExif形式のフ
ァイル31を格納していく。
【0050】即ちユーザがDSCのシャッタボタンを押
下する毎に、Exif形式ファイルのABCD000
1.JPG(31a)、ABCD0002.JPG(3
1b)〜ABCDnnnn.JPG(31f)が順に静
止画ファイル格納用ディレクトリ7の下のディレクトリ
100ABCDE(30)に格納されていく。
【0051】<任意形式ファイル格納用ディレクトリへ
のファイルの保存>しかしながら、例えば携帯電話、P
HSなどの携帯端末など、取り扱う(出力する)ファイ
ルのファイル形式が不特定のライタ機器も数多く存在し
ている。以降図4および図5を用いてこのようなライタ
機器がメモリカードへファイルを格納する過程を説明す
る。説明を簡単にするため、以降の説明は携帯電話を想
定して説明を続ける。
【0052】図4は携帯電話のハードウェア構成を示す
ブロック図、図5は携帯電話によるメモリカードへのフ
ァイル格納状態を示す図である。
【0053】まず図4を用いて携帯電話の構成および動
作について説明する。
【0054】図4において40は携帯電話本体である。
41はCPUであり、フラッシュメモリA46aに格納
されたプログラムに従って携帯電話の全システムを制御
する。フラッシュメモリA46aにはプログラムの他
に、表示用の文字フォント、表示キャラクタのアニメー
ションデータなどのパーマネントデータが格納されてい
る。またフラッシュメモリB46bには受信したEメー
ルデータ、受信した添付ファイルデータや、電話番号
帖、メモ帖などの個人管理に基づく更新可能なデータが
格納される。
【0055】42はアンテナであり、基地局との電波送
受信を効率よく行うため伸縮可能な構造を有している。
43は無線部であり、アンテナ42への送受信を効率良
く行うためのインピーダンスマッチングおよび送受信の
切り換えを行うと供に、受信された基地局からの信号を
ローカル発信周波数の信号に変換後に復調し、復調信号
をCPU41に出力する受信機能と、CPU41から出
力される信号を変調した後、所定の無線周波数に変換し
てアンテナ42を介して基地局へ送信する送信機能を有
する。
【0056】44はマイクであり、音声を音声信号に変
換する。45はレシーバであり受信した音声信号をイヤ
ホン、スピーカなどで音に変換して出力する。47はリ
ンガ/バイブであり、他者からの音声通話またはEメー
ルの着信があった旨をユーザに通知する。
【0057】48はシリアルポートであり、例えばEメ
ールの送受信履歴などを図示しない外部のPC等との間
でやり取りする際に使用する。
【0058】49は電源スイッチを含む操作ボタンであ
り、かなキー、英数キー、記号等のファンクションキー
を備え、発呼時の操作や電話番号の登録/編集などを行
うものである。
【0059】50はSRAMでありCPU41のワーク
エリアとして使用される。
【0060】51はLCDドライバであり、CPU41
の表示指示に基づきフラッシュメモリB46bに格納さ
れている、電話番号などの各種情報、Eメール文書、添
付ファイルとして受信された画像などを表示パネル52
に表示する際の制御を行うものである。
【0061】53はメモリカードスロットであり、着脱
可能なメモリカード54を装着することが可能である。
55はメモリカードコントローラであり、メモリカード
スロット53に装着されたメモリカード54に対して、
CPU41からのアクセスを制御する。具体的には、E
メールの添付ファイルとして受信され、フラッシュメモ
リB46bに保存されている様々なファイル形式のファ
イルを、メモリカード54の任意形式ファイル格納用デ
ィレクトリ(図1の図番9を参照)に格納することがで
きる。
【0062】以降、携帯電話がEメールの添付ファイル
として受信したファイルを、メモリカード54に格納す
る過程を図5に図4を併用して説明する。
【0063】Eメールの受信を待ちうけている状態で、
基地局を経由してプロバイダから送信されたEメールが
着信すると、リンガ/バイブ47はユーザに着信があっ
た旨を通知する。ユーザは操作ボタン49を操作して発
信相手からのEメール受信操作を行い、この操作によっ
てEメールデータと添付ファイルはCPU41によって
受信され、CPU41はこれらをフラッシュメモリB4
6bに格納する。
【0064】次に、ユーザによる操作ボタン49の操作
に基づいて、CPU41はフラッシュメモリB46bに
格納されているEメールデータを解釈し、同様にフラッ
シュメモリA46aに格納されている文字フォントを展
開してLCDドライバ51に転送する。こうしてEメー
ルの内容が表示パネル52に表示され、ユーザはEメー
ルの内容を確認することができる。
【0065】さらに操作ボタン49の操作に基づいて、
CPU41はフラッシュメモリB46bに格納されてい
る添付ファイルデータを展開してLCDドライバ51に
転送する。ここで、添付ファイルのファイル形式が、携
帯電話が展開可能な予め定められたファイル形式でない
場合は、表示パネル52には「表示不可」等のメッセー
ジを表示する。添付ファイルが、携帯電話が展開可能な
ファイル形式(例えばBMP形式)であれば、CPU4
1によって展開された添付ファイルデータはLCDドラ
イバ51に転送され、表示パネル52に表示される。こ
うしてユーザは他者から送信された添付ファイルの内容
を確認することができる。
【0066】ここで、ユーザが受信した添付ファイルデ
ータをメモリカード54に格納しようとした場合、CP
U41はユーザによる操作ボタン49の指示に基づい
て、メモリカードコントローラ55を経由してメモリカ
ード54にアクセスし、メモリカード54の予め定めら
れた領域に配置されたFAT(File Alloca
tion Table)を参照して、任意形式ファイル
格納用ディレクトリ9の下に設けられたディレクトリ1
00_IMEX(60)を検索する。
【0067】この時点で、任意形式ファイル格納用ディ
レクトリ9および(または)ディレクトリ100_IM
EX(60)が存在しない場合は、新たに任意形式ファ
イル格納用ディレクトリ9および(または)ディレクト
リ100_IMEX(60)を新規に生成する。
【0068】CPU41は任意形式ファイル格納用ディ
レクトリ9の下にある、ディレクトリ100_IMEX
(60)の下に、EFGH0032.JPG、Toyo
mura.GIF、Sugauchi.TIF(61)
のように、受信した添付ファイルのファイルネームを変
更せずに書きこんでいく。ディレクトリ100_IME
X(60)に既に、同一のファイルネームを持つファイ
ルが存在する場合は、CPU41は表示パネル52に
「同名ファイルが存在する」旨を表示し、ユーザは上書
き保存するか、新たに書き込むファイルのファイルネー
ムを変更するかを選択する。
【0069】CPU41はメモリカード54へのファイ
ルの格納が完了すると、予めユーザによって設定されて
いたシーケンスにしたがって、フラッシュメモリB46
bに格納されている添付ファイルを、そのまま残すか、
または削除する。
【0070】フラッシュメモリB46bに格納されてい
る添付ファイルを削除する場合は、当該添付ファイルが
添付されていたEメール文書ファイルを同時に削除する
ようにしてもよいし、ユーザに警告メッセージを出した
上で添付ファイルのみを削除するようにしてもよい。ま
たこれらの動作指定をユーザ設定パラメータとしてフラ
ッシュメモリB46bに格納しておくことももちろん可
能である。
【0071】さて、一般に携帯電話のハードウェア資
源、ソフトウェア資源は、電源容量やサイズなどの制約
を受けており、例えばPC並のパフォーマンスを持たせ
ることは困難である。従って、携帯電話で受信した添付
ファイルのファイル形式を全て解釈し、静止画ファイル
格納用ディレクトリ7や音楽ファイル格納用ディレクト
リ6などの特定形式ファイル格納用ディレクトリ群8に
確実に格納することは難しい。更に昨今、新たなファイ
ル形式が増加傾向であることを考えると、受信した添付
ファイルの全てのファイル形式を判断することは絶望的
だといえる。
【0072】これまで、携帯電話で再生不能なファイル
が添付された場合、ユーザは消去するしかなかったが、
メモリカード54に形成された任意形式ファイル格納用
ディレクトリ9に格納することで、携帯電話で再生不可
能なファイルであっても、これをメモリカード54に格
納し、例えばPCや他のリーダ機器で再生することが可
能となる。
【0073】この場合リーダ機器は、当該リーダ機器が
再生可能なファイル形式のファイルが格納された特定形
式ファイル格納用ディレクトリ群8の他に、唯一、任意
形式ファイル格納用ディレクトリ9を検索すれば、メモ
リカード54に格納されたファイルのうち、当該リーダ
機器が再生可能なファイルは全て抽出できることにな
る。こうすることでリーダ機器はメモリカード上のディ
レクトリ全てを検索する必要がなくなるため、効率良く
再生可能なファイルを抽出することができる。
【0074】<特定形式ファイル格納用ディレクトリと
任意形式ファイル格納用ディレクトリからのファイルの
抽出>以上説明してきたように、DSCなど、予め定め
られた特定ファイル形式のファイルを生成し、これをメ
モリカードに格納するライタ機器は、生成したファイル
を特定形式ファイル格納用ディレクトリに格納する。
【0075】また、携帯電話など、不特定のファイル形
式のファイルを添付ファイルとして受信し、これをメモ
リカードに格納するライタ機器は、受信したファイルを
任意形式ファイル格納用ディレクトリに格納する。
【0076】このようにライタ機器には2つのタイプが
存在するため、例えば、同一のメモリカード上に、DS
CをルーツとするExif形式ファイルが特定形式ファ
イル格納用ディレクトリに存在し、かつ他者が添付ファ
イルとして送信してきたExif形式ファイルが任意形
式ファイル格納用ディレクトリに存在するようなケース
が発生する。
【0077】以下、図6と図7を用いてリーダ機器の例
を説明する。ここでは簡単のために、リーダ機器として
プリンタを想定して説明する。
【0078】図6はプリンタのハードウェア構成を示す
ブロック図であり、図7はプリンタによるメモリカード
からのファイル読み取り状態を示す図である。
【0079】図6において、70はプリンタ本体であ
る。71はCPUであり、プリンタ本体70の各構成要
素を制御する。72はフラッシュメモリであり、CPU
71を動作させるためのプログラムが格納されている。
73はDRAMであり、CPU71のワーク領域として
使用されると共に、後述するメモリカードから読みこま
れた画像データの一時格納用に使用される。
【0080】DMAコントローラ74は、DRAM73
に格納された画像データを他のハードウェアモジュール
に転送する際に使用される。
【0081】75はインタフェースであり、図示しない
PCなどから画像データを受信したり、プリンタの動作
状態をPCに送信するためのものである。
【0082】76は表示パネルであり、DRAM73に
展開された画像データや、ユーザの操作を補助する情報
等が表示される。77はLCDドライバであり、表示パ
ネル76を駆動するドライバであって、DMAコントロ
ーラ74によってDRAM73から転送されてくる画像
データを表示パネル76に表示する。
【0083】78はプリンタエンジンであり、本実施の
形態では熱転写方式のカラープリンタを搭載している。
79はプリンタインタフェースであり、CPU71ある
いはDMAコントローラ74によって1ライン単位に転
送される単色の画像データを複数プレーン分プリンタエ
ンジン78に渡す。プリンタエンジン78は、プリンタ
インタフェース79を介して受け取った画像データに基
づきカラー画像を形成する。逆に、プリンタエンジン7
8に配置されたセンサ等の情報は、プリンタインタフェ
ース79を経由してCPU71に送られる。
【0084】また、CPU71は、プリンタインタフェ
ース79を介してプリンタエンジン78に搭載された駆
動源(図示せず)の制御を行っている。より具体的に
は、CPU71は、プリンタインタフェース79を介し
て、プリンタエンジン78に搭載された駆動源としての
ステッピングモータ(図示せず)を駆動するための励磁
信号を出力している。
【0085】80は操作ボタンであり、設定ボタン群や
プリント指示ボタンを一括りにして示したものである。
これら操作ボタン80の状態(ON/OFF)を示す信
号は、CPU71のI/Oポート(図示せず)に直接入
力され、CPU71はいつでも操作ボタン80の押下状
態を確認できる。
【0086】81はメモリカードスロットであり、着脱
可能なメモリカード82が装着される。83はメモリカ
ードコントローラであり、メモリカードスロット81に
装着されたメモリカード82に対して、CPU71から
のアクセスを制御する。具体的には、メモリカードに格
納されている、Exif形式を満たす画像ファイルにア
クセスしてこれを読み出すことができる。
【0087】以降メモリカード82に格納されたExi
f形式ファイルを検索し、プリントするまでの過程を、
図7に図6を併用して説明する。
【0088】CPU71はメモリカードコントローラ8
3を制御して、メモリカードスロット81に装着された
メモリカード82にアクセスする。CPU71はFAT
を参照して、メモリカード内の複数のディレクトリから
所望のファイルを読み出すことが可能であるが、本実施
の形態におけるプリンタは、特定形式ファイル格納用デ
ィレクトリ群8のうち静止画ファイル格納用ディレクト
リ7に格納されたExif形式ファイルと、任意形式フ
ァイル格納用ディレクトリ9に格納されたExif形式
のファイルのみを抽出して読み出す。
【0089】まず、CPU71はメモリカードコントロ
ーラ83を制御して、メモリカード82の静止画ファイ
ル格納用ディレクトリ7にアクセスする。そしてディレ
クトリ100ABCDE(30)に格納されているEx
if形式の画像ファイルに対して、まず先頭のABCD
0001.JPGにアクセスし、Exif形式のファイ
ルのアプリケーション・マーカセグメント(APP1)
からサムネイル画像を取り出す。
【0090】サムネイル画像もJPEG方式で圧縮され
ているため、CPU71は、圧縮ファイルを伸張し、最
終的に160×120画素のYCbCrデータをDRA
M73に格納する。次にCPU20は、DRAM73に
アクセスしてYCbCrデータを読み取り、RGBデー
タに変換し、変換後のデータを再度DRAM73に書き
込んでいく。
【0091】DRAM73への書き込み動作が完了する
と、CPU71はDMAコントローラ74を制御して、
DRAM73上のデータをバースト転送モードでLCD
ドライバ77に転送し、表示パネル76に表示する。バ
ースト転送中は、CPU71はバスシステムを利用でき
ないため(内蔵タイマの動作などを除いて)、事実上停
止してしまうが、LCDドライバ77へのデータ転送が
高速化されるため、ユーザにとっては表示画像が一瞬に
して切り替わった印象を与えることができる。
【0092】以上の画像表示に関する操作は操作ボタン
80によって行われるが、CPU71は操作ボタン80
の押下状況に応じて、ABCD0002.JPG(次の
ファイル)またはABCDnnnn.JPG(前のファ
イル)にアクセスし、ファイルABCD0001.JP
Gに対して説明したのと同様に表示パネル76に表示す
る。
【0093】さて、ユーザによって操作ボタン80が操
作され、ディレクトリ変更が指定されると、CPU71
はディレクトリ100ABCDE(30)と同一階層に
配置された他のディレクトリを検索し、上述してきたの
と同様な過程を経て、ディレクトリ内のExif形式フ
ァイルの表示が行われる。
【0094】以上のようにして静止画ファイル格納用デ
ィレクトリ7に格納されたExif形式ファイルの閲覧
を行うことができる。
【0095】更に、ユーザによって操作ボタン80が操
作され、任意形式ファイル格納用ディレクトリ9がファ
イルの検索対象ディレクトリとして指示されると、CP
U71は、任意形式ファイル格納用ディレクトリ9にア
クセスする。
【0096】CPU71は任意形式ファイル格納用ディ
レクトリ9へアクセスするにあたり、まずディレクトリ
100_IMEX(60)に格納されているファイルに
アクセスする。
【0097】任意形式ファイル格納用ディレクトリ9は
任意ファイル形式のファイルを格納することを想定した
ディレクトリであるため、CPU71は、先頭のファイ
ルであるEFGH0032.JPG(61a)のファイ
ルネームをチェックし、読み取りが可能なファイルか否
かを判定する。
【0098】この場合は、拡張子がJPGであるため、
CPU71はファイルを読み取ってプリントできる可能
性が高いと判断し、次にJPEGファイルに含まれるア
プリケーション・マーカセグメントをチェックし、当該
ファイルがExif形式を満たしているかを判定する。
【0099】もし、ファイルの拡張子が.JPGでなか
ったり、ファイルの拡張子が.JPGであってもExi
f形式を満たしていない場合は、CPU71は次のファ
イル(ここでは、Toyomura.GIF(61b)
が該当する)のチェックに移る。
【0100】一方、当該ファイルがExif形式を満た
していると判断した場合は、静止画ファイル格納用ディ
レクトリからのファイル読み取りで説明したのと同様
に、CPU71は画像を表示パネル76に表示する。
【0101】ここで、ユーザが操作ボタン80を操作し
て、次のファイルを選択した場合は、CPU71はファ
イルToyomura.GIF(61b)へのアクセス
を試みるが、拡張子が.GIF(GIFファイル)であ
るため、ファイルをオープンすることなく、次のファイ
ルSugauchi.TIF(61c)のファイルネー
ムをチェックする。このファイルも拡張子が.TIF
(TIFFファイル)であるためオープンせずに、以降
順次、拡張子に基づいてIkeguchi.THM(6
1d:サムネイルファイル)、Fukusige.WM
A(61e:Windows Media Audio
ファイル)をチェックしていくが、いずれのファイルも
Exif形式ファイルではないためオープンされない。
【0102】最終的にはIJKL0001.JPG(6
1f)に辿りつき、ファイルEFGH0032.JPG
(61a)に関して説明したのと同様の判定を経て、表
示パネル76で表示されるか、ファイルをオープンしな
いかが決定される。そして、もし、最後のファイルの判
定結果がExif形式を満たさないならば、先頭のEF
GH0032.JPG(61a)に戻って、これを再度
表示する。
【0103】また、任意形式ファイル格納用ディレクト
リ9を検索した結果、全てのファイルがExif形式を
満たさない場合は、CPU71は表示パネル76に、
「プリント可能なファイルがない」旨の表示を行う。
【0104】次にユーザが操作ボタン80を操作して、
プリントスタートを指示した場合の動作を説明する。プ
リントはプリントスタートが指示されたときに、表示パ
ネル76に表示されている画像に対して行われる。
【0105】操作ボタン80の押下状況は常にCPU7
1によって監視されており、CPU71はプリントスタ
ートの指示を検出すると、閲覧によって選択(=表示)
されている画像に対応する、メモリカード82に格納さ
れているExif形式ファイルにアクセスし、基本主画
像(JPEG圧縮データ)を読み出す。基本主画像のサ
イズは規定されていない(撮影に用いられたDSCの画
素数は様々であるため当然である)ため、CPU71は
該当するExif形式ファイルを読み出す前に、予めア
プリケーション・マーカセグメント(APP1)に格納
されている画像サイズに基づいて、DRAM73のメモ
リ領域を確保しておく。
【0106】その後CPU71は、JPEG圧縮データ
を伸張した後、印刷の3原色であるC(Cyan),Y
(Yellow),M(Magenta)データに変換
し、予め確保しておいたDRAM73の領域にC,M,
Yデータを色別にそれぞれ格納する。
【0107】全ての画像データの変換が完了したら、C
PU71はDMAコントローラ74を制御して、まずD
RAM73に格納されているCの画像データを1ライン
単位に、プリンタインタフェース79を介して、プリン
タエンジン78に転送する。
【0108】この場合のDMA転送は1ライン単位にバ
ーストモードで行われる。1ラインのデータ転送が完了
すると、DMAコントローラ74はCPU71に対して
割り込み信号を出力し、CPU71は1ラインデータの
転送完了をチェックすると共に、直ちに転送元アドレス
の設定を行い、次ラインデータのDMA転送に備える。
これと同時にCPU71は割り込み回数を計数し、割り
込み回数が所定の回数に到達するまで、画像形成を継続
する。
【0109】CPU71は、Cの画像データの転送が完
了すると、次の印字色Mを同様な手順で印字し、最終的
にC,M,Yの色材を記録紙上で重畳させてフルカラー
プリントを完成させる。
【0110】なお、上記した実施の形態においては、メ
モリカードのタイプは特に定義しなかったが、このメモ
リカードとしてSDメモリカードを使用すれば、有料配
信さえる音楽等のファイルに対しても、複製の制限等、
セキュリティの面で優れたものとなる。
【0111】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明は、D
SC等、出力ファイルのファイル形式が予め定められた
ライタ機器は、生成したファイルを特定形式ファイル格
納用ディレクトリに格納し、携帯電話等Eメールなどに
添付されるファイルのファイル形式が不特定多数となる
ライタ機器は、受信したファイルを任意形式ファイル格
納用ディレクトリに格納すると供に、プリンタなどのリ
ーダ機器は、各リーダ機器がとりあつかうファイル形式
に基づき、特定形式ファイル格納用ディレクトリと任意
形式ファイル格納用ディレクトリから再生可能なファイ
ルを抽出することが可能なように、メモリカードのディ
レクトリ構造を定めたものである。これによって以下の
効果を奏することができる。 (1)携帯電話やPHS(Personal Hand
y phone System)や携帯端末などの携帯
機器は、インタネットを介して入手した、様々なファイ
ル形式のコンテンツを、ファイル形式に関らずメモリカ
ードに格納できるようになる。 (2)将来的に新規格のファイルが送受信されるように
なっても、入手したあらゆる規格のコンテンツをメモリ
カードに格納できるようになる。 (3)プリンタなどのリーダ機器は、機器が扱えるコン
テンツが格納された特定形式ファイル格納用ディレクト
リ、および任意形式ファイル格納用ディレクトリを検索
すれば、メモリカードから再生可能な全てのファイルを
抽出することができるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施の形態におけるメモリカードのディレク
トリ構造を示す図
【図2】DSCのハードウェア構成を示すブロック図
【図3】DSCによるメモリカードへのファイル格納状
態を示す図
【図4】携帯電話のハードウェア構成を示すブロック図
【図5】携帯電話によるメモリカードへのファイル格納
状態を示す図
【図6】プリンタのハードウェア構成を示すブロック図
【図7】プリンタによるメモリカードからのファイル読
み取り状態を示す図
【図8】従来のメモリカードのディレクトリ構造を示す
【符号の説明】
5 ルートディレクトリ 6 音楽ファイル格納用ディレクトリ 7 静止画ファイル格納用ディレクトリ 8 特定形式ファイル格納用ディレクトリ群 9 任意形式ファイル格納用ディレクトリ 10 ディジタルスチルカメラ(DSC)本体 15 CPU 18 操作ボタン 20 表示パネル 25 メモリカード 26 メモリカードコントローラ 40 携帯電話本体 41 CPU 43 無線部 49 操作ボタン 52 表示パネル 54 メモリカード 55 メモリカードコントローラ 70 プリンタ本体 71 CPU 73 DRAM 76 表示パネル 78 プリンタエンジン 79 プリンタインタフェース 82 メモリカード 83 メモリカードコントローラ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】格納されるべきファイル形式が予め特定さ
    れている、少なくとも1つの特定形式ファイル格納用デ
    ィレクトリと、任意のファイル形式のファイルを格納す
    る任意形式ファイル格納用ディレクトリと、を有するこ
    とを特徴とする可搬性記憶媒体。
  2. 【請求項2】前記特定形式ファイル格納用ディレクトリ
    と前記任意形式ファイル格納用ディレクトリは、同一の
    階層に配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の可搬性記憶媒体。
  3. 【請求項3】前記特定形式ファイル格納用ディレクトリ
    と前記任意形式ファイル格納用ディレクトリは、ルート
    直下に配置されていることを特徴とする請求項1に記載
    の可搬性記憶媒体。
  4. 【請求項4】可搬性記録媒体はSD(セキュアディジタ
    ル)メモリカードであることを特徴とする請求項1から
    請求項3の何れか1に記載の可搬性記憶媒体。
  5. 【請求項5】請求項1に記載の可搬性記憶媒体の任意形
    式ファイル格納用ディレクトリに対し、特定形式ファイ
    ル格納用ディレクトリに格納されるファイル形式のファ
    イルおよび/または、その他の形式のファイルを格納す
    ることを特徴とする可搬性記憶媒体におけるファイル管
    理方法。
  6. 【請求項6】可搬性記憶媒体に対し、この可搬性記憶媒
    体に任意形式ファイル格納用ディレクトリを作成し、こ
    のディレクトリに対してデータの書き込みを行なう書き
    込み手段を有することを特徴とする携帯端末。
  7. 【請求項7】添付ファイルが付加された電子メールを受
    信可能な携帯端末であって、可搬性記憶媒体に対して任
    意形式ファイル格納用ディレクトリを作成し、この任意
    形式ファイル格納用ディレクトリに対して、受信した添
    付ファイルのデータの書き込みを行なう書き込み手段を
    有することを特徴とする携帯端末。
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