JP2002147116A - 自動ドア装置 - Google Patents

自動ドア装置

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JP2002147116A
JP2002147116A JP2000350953A JP2000350953A JP2002147116A JP 2002147116 A JP2002147116 A JP 2002147116A JP 2000350953 A JP2000350953 A JP 2000350953A JP 2000350953 A JP2000350953 A JP 2000350953A JP 2002147116 A JP2002147116 A JP 2002147116A
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JP
Japan
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door
sliding door
guide rail
automatic
sliding
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Application number
JP2000350953A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Kawamoto
恭宏 河本
Yasuhiro Umekage
康裕 梅景
Kazushige Nakamura
一繁 中村
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 既設の引き戸に簡単な工事を施すだけで自動
ドア化する。 【解決手段】 引き戸2に固定したドア駆動手段3に設
けた回転部5が、引き戸2の戸枠4の溝に対して平行に
設置したガイドレール1と接触・回転することにより、
引き戸2を動かす。ガイドレール1は戸枠4の溝の横に
貼り付けるだけで、ドア駆動手段3も既設の引き戸2に
固定するだけなので、工事を簡単に行なうことができ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動ドア装置、特
に引き戸の自動化に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、住宅のバリアフリー化に対する関
心や必要性が高まっており、ドアの自動化もその重要な
取り組みとなっている。従来の自動ドアの構造としては
図8に示すように、引き戸の上に設置された専用のガイ
ドレール1から引き戸2を吊り下げ、ガイドレール1側
に設けたドア駆動装置3により、引き戸2を左右に動か
して開閉するものである。
【0003】一方、既設の引き戸を自動化する方法とし
て特開2000−64712号公報に記載されている移
動体駆動装置がある。これは、既設の引き戸にレール状
の係合ガイド部材を取付け、係合ガイド部材に接圧する
駆動ローラを備えた移動体駆動装置を引き戸の戸枠に取
り付け、引き戸を自動ドア化するものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の自動ドア
は、専用のガイドレールと専用の引き戸が必要で、既設
の引き戸を交換しなくてはならないという課題を有して
いた。また、引き戸をレールから吊り下げる構造となっ
ているため、戸枠の強度も必要で、実際は新築住宅か、
大幅な改築をしなければ設置することができないという
課題も有していた。
【0005】また、既設の引き戸を自動化する方法であ
っても、引き戸にレール状の部材を取付けたり、引き戸
の上に大きな駆動装置を設置する必要があり、特に個人
の住宅においては見た目に違和感が生じるという課題も
有していた。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するために、ドア駆動手段を引き戸側に設置し、ドア駆
動手段の回転部と、簡素なガイドレールとの接触摩擦に
より引き戸を左右に動かすようにしたものである。
【0007】上記発明によれば、既設の引き戸を簡単な
改造を施すことにより自動化することができ、また吊り
下げ式でないため、戸枠の補強等の必要が無く、さら
に、簡素なガイドレールにより、見た目の違和感を無く
すことができる。
【0008】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、引き戸
の戸枠の上側もしくは下側にある溝に対して平行に設置
したガイドレールと、引き戸に内蔵もしくは固定し、ガ
イドレールとの接触摩擦により引き戸を左右に動かす回
転部を設けたドア駆動手段と、ドア駆動手段を駆動させ
て引き戸を開く動作の開始を指示するドアオープン指示
手段とを備えたものである。そして、引き戸の戸枠の溝
付近にガイドレールを設け、ドア駆動手段をドア側に設
置することにより、戸枠の補強も必要なく、既設の引き
戸に簡単な改造を施すだけで、引き戸を自動化すること
ができる。
【0009】請求項2に記載の発明は、ドアオープン指
示手段は、引き戸もしくはその近傍に設けたスイッチと
したのものである。そして、ドアオープンを引き戸もし
くはその近傍に設けたスイッチによって指示することに
より、わかりやすく、確実にドアオープンの指示を与え
ることができる。
【0010】請求項3に記載の発明は、ドアオープン指
示手段は、人が携行するリモコンスイッチ送信機と、自
動ドア装置に内蔵したリモコンスイッチ受信機との組み
合わせとしたものである。そして、ドアオープンを専用
のリモコン装置で行うことにより、例えば、車椅子等に
乗ったままでも、ドアオープンボタンに手を伸ばすこと
もなく、ドアオープンを行うことができる。また、リモ
コンを持った特定の人のみ、ドアオープンを行えるよう
にすることもできる。
【0011】請求項4に記載の発明は、ドアオープン指
示手段は引き戸もしくは自動ドア装置に内蔵した振動検
知手段であり、人が引き戸に触れる、もしくは予め決め
られた通りに引き戸に振動を加えることによってドアオ
ープンの指示としたものである。そして、ドアオープン
の指示を与える振動検知手段をドアに内蔵することによ
り、ドアオープン指示手段を操作できない状況、例え
ば、車椅子に乗った場合や、手が不自由な場合、荷物を
持って手がふさがっている場合などでも、足や身体、車
椅子で引き戸に触れたり、叩いたりするだけで、ドアオ
ープンを行うことができる。また、ドアオープンの指示
となる振動の与えかたを予め決めておけば(例えば連続
2回叩く等)、不用意に引き戸に触れた場合にドアが開
くという誤動作を防ぐことができる。
【0012】請求項5に記載の発明は、引き戸の戸枠の
上側もしくは下側にある溝に対して平行に設置したガイ
ドレールと、引き戸に内蔵もしくは固定し、ガイドレー
ルとの接触摩擦により引き戸を左右に動かす回転部を設
けたドア駆動手段と、引き戸に近づいた人を検出する人
体検出手段とを備えたものである。そして、人体検出手
段が人体を検出した時にドアオープンを行えば、公共の
自動ドアのように、操作をしなくてもドアをオープンす
ることができる。
【0013】請求項6に記載の発明は、ガイドレールと
ドア駆動手段の回転部との接触面は、少なくとも一方が
ゴムで形成されたものである。そして、ガイドレールと
ドア駆動手段の回転部との接触面の少なくとも一方をゴ
ムで形成することにより、接触摩擦を増やし、駆動スリ
ップロスを無くすことができ、確実に引き戸を動かすこ
とができる。
【0014】請求項7に記載の発明は、ガイドレールの
レール全体とドア駆動手段の回転部の全体は、少なくと
も一方がゴムで形成されたものである。そして、ガイド
レールのレール全体とドア駆動手段の回転部の全体の少
なくとも一方をゴムで形成することにより、ガイドレー
ルもしくはドア駆動手段の回転部を安価に製造すること
ができ、また、ガイドレール全体をゴムで形成した場合
はガイドレールの敷設が容易になり、かつ、ガイドレー
ルとドア駆動手段の回転部との接触摩擦を増やし、駆動
スリップロスを無くすことができ、確実に引き戸を動か
すことができる。
【0015】請求項8に記載の発明は、ガイドレールと
ドア駆動手段の回転部は、歯付きベルトとピニオン歯車
との組み合わせとしたものである。そして、ガイドレー
ルとドア駆動手段の回転部を歯付きベルトとピニオン歯
車との組み合わせとする事により、駆動スリップロスを
無くすことができ、また、小さい接触圧・接触摩擦で確
実に引き戸を動かすことができるため、必要駆動力を小
さくし、ドア駆動手段を小型化することができる。
【0016】請求項9に記載の発明は、ドア駆動手段の
回転部の駆動はモータによって行なうものである。そし
て、ドア駆動手段の回転部の駆動はモータによって行な
うことにより、引き戸開閉の強さや速度等の制御を細か
く設定することができ、かつ、引き戸の重量に応じた大
きさモータを選定することができ、効率の良い自動ドア
装置を作ることができる。
【0017】請求項10に記載の発明は、ドア駆動手段
は電池で駆動するものである。そして、ドア駆動手段を
電池で駆動することにより、付近に電源が無くても設置
することができ、また、電線を敷設する必要が無いた
め、引き戸とコンセントの間に電線が這うといった見苦
しい状態を無くすことができる。
【0018】請求項11に記載の発明は、電池は太陽電
池と充電池との組み合わせとしたものである。そして、
電池は太陽電池と充電池との組み合わせにすることによ
り、電池の交換や電池切れによる動作停止といった不便
を無くすことができる。
【0019】請求項12に記載の発明は、ドア駆動手段
の回転部が引き戸の肉厚部内に内蔵され、ガイドレール
は引き戸の戸枠の溝底部に設置したものである。そし
て、ドア駆動手段の回転部を引き戸の肉厚部内に内蔵
し、ガイドレールを引き戸の戸枠の溝底部に設置するこ
とにより、見た目に自動ドア装置を隠すことができ、設
置による違和感を完全に無くすことができる。
【0020】請求項13に記載の発明は、引き戸の位置
を検出する位置検出手段を備えたものである。そして、
引き戸の位置を検出する位置検出手段を備えることによ
り、引き戸の開放端や閉止端を検出し、その場で駆動を
減速したり停止することにより、開閉の際の戸枠への衝
突を軽減することができる。また、引き戸の全開位置や
半開位置を検出することにより、引き戸の開閉状態のバ
リエーションを増やすことができる。
【0021】請求項14に記載の発明は、位置検出手段
は、ガイドレールに埋め込まれた磁性体と、ドア駆動手
段の回転部近傍に設けた磁性体検出手段との組み合わせ
によるものである。そして、位置検出手段をガイドレー
ルに埋め込まれた磁性体と、ドア駆動手段の回転部近傍
に設けた磁性体検出手段との組み合わせとすることによ
り、位置検出手段を設置する手間を省くことができ、ま
た、位置検出手段の存在を隠し、見た目の違和感を無く
すことができる。
【0022】請求項15に記載の発明は、ガイドレール
には位置検出用の磁性体を埋め込むための穴を予め複数
個設けたものである。そして、ガイドレールに位置検出
用の磁性体を埋め込むための穴を予め複数個設け、設置
現場で引き戸の大きさに合わせて位置検出用の磁性体を
ガイドレールに埋め込むことにより、引き戸の大きさに
合わせたガイドレールを作製する必要が無く、ガイドレ
ールの製作費用を低減することができる。また、設置現
場で自由に対応することができるため、設置工事を容易
にすることができる。
【0023】
【実施例】以下、本発明の実施例について図面を用いて
説明する。
【0024】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例における自動ドア装置の概略斜視図である。
【0025】図1において、1は引き戸2の戸枠4の溝
に対して平行に設置したガイドレールで、3は引き戸2
に内蔵もしくは固定したドア駆動手段で、ガイドレール
1と接触するように回転部5が設けられている。6は引
き戸を開く動作の開始を指示するドアオープン指示手段
である。
【0026】次に動作、作用について説明する。使用者
がドアオープン指示手段6を操作すると、ドア駆動手段
3が起動して回転部5が回転する。回転部5はガイドレ
ール1と接触しているため、その接触摩擦により、ドア
駆動手段3と固定されている引き戸2が移動して引き戸
を開けることができる。
【0027】なお、ドアオープン指示手段6はボタン式
のスイッチであって良いし、操作のし易い場所として、
引き戸2に設けてもよいし、引き戸2近くの、例えば壁
に設けてもよい。また、ドアオープンの指示を、リモコ
ンスイッチ送信機7とリモコンスイッチ受信機8との組
み合わせにすると、手元での操作が可能となり、例えば
車椅子に乗った人は操作がし易くなる。さらに、ドアオ
ープン指示をリモコン式にした場合は、リモコン送信機
7を持った特定の人のみ、ドアオープン可能とすること
もできる。なお、リモコンスイッチ受信機8はリモコン
信号が届く任意の場所に設けて良いが、ドア駆動手段3
に内蔵すると、設置の手間もなく、見た目にも違和感が
ない。リモコンの方式としては赤外線方式が安価である
一方、電波方式とすると、リモコン送信機7がポケット
の中にあっても、わざわざ取り出さなくても手探りで操
作したり、衣類の上から操作してもドアオープンの指示
を与えることができる。
【0028】また、ドアオープンの指示を、引き戸2の
振動を検出する振動検知手段9を用いて行うと、人が引
き戸2に触れると引き戸2を開けるといった動作ができ
る。こうすると、ドアオープン指示手段を操作できない
状況、例えば、車椅子に乗った場合や、手が不自由な場
合、荷物を持って手がふさがっている場合などでも、足
や身体、車椅子で引き戸2に触れたり、叩いたりするだ
けで、ドアオープンを行うことができる。さらに、予め
決められた通りに引き戸に振動を加えることによってド
アオープンの指示とするようする(例えば連続2回叩く
等)と、不用意にドアに触れた場合にドアが開くという
誤動作を防ぐことができる。なお、振動検知手段9は引
き戸2の振動を検出できる場所ならどこに設けてもよい
が、ドア駆動手段3に内蔵すると、設置の手間もなく、
見た目にも違和感がない。振動検知の方式としては、振
動センサ、ひずみセンサ、音叉、加速度センサなどを用
いると高精度に振動を検出できる一方、簡単な地震セン
サに用いられているような、金属球と接点との組み合わ
せとすると安価に作ることができる。
【0029】また、引き戸2に近づいた人を検出する人
体検出手段10を備え、人体検出手段10が人体を検出
した時にドアオープンを行えば、公共の自動ドアのよう
に、操作をしなくてもドアをオープンすることができ
る。なお、人体検出手段10は引き戸2に近づいた人を
検出できる場所ならどこに設けてもよいが、ドア駆動手
段3に内蔵すると、設置の手間もなく、見た目にも違和
感がない。人体検出の方法としては、赤外線センサ、照
電センサを用いると安価に作ることができる。
【0030】なお、ここまではドアオープンについて述
べてきたが、回転部5の回転を逆回転させると引き戸2
は逆方向に動き、引き戸2は閉まる。引き戸2を閉める
タイミングとしては、ドアクローズ指示手段(図示せ
ず)やドアクローズ用のリモコンスイッチ(図示せず)
を設けても良いし、振動検知手段9にドアクローズ用の
振動指示パターンを用意しても良い。また、引き戸2が
開いて一定時間経過後に自動的に閉まるようにしても良
い。さらに、人体検出手段10が人体を検出しなくなっ
た後にドアクローズを行っても良い。
【0031】(実施例2)図2は、本発明の第2の実施
例における自動ドア装置の概略斜視図である。
【0032】図2において1はガイドレールで、2は引
き戸、3はドア駆動手段、5は回転部である。
【0033】ここで、ガイドレール1と回転部5との接
触面の少なくとも一方はゴムによって形成されている。
【0034】次に動作、作用について説明する。ガイド
レール1と回転部5との接触面の少なくとも一方がゴム
によって形成されているため、接触摩擦が大きく、駆動
スリップロスが小さくなるため、確実に引き戸2を動か
すことができる。
【0035】なお、ガイドレール1と回転部5との接触
面のみならず、ガイドレール1のレール全体や回転部5
の全体がゴムで形成されていると、接触摩擦が大きく、
駆動スリップロスが小さくなるため、確実に引き戸2を
動かすことができるだけでなく、ガイドレール1や回転
部5を安価に製造することができ、また、ガイドレール
1全体をゴムで形成した場合はガイドレール1の敷設が
容易になる。
【0036】(実施例3)図3は、本発明の第3の実施
例における自動ドア装置の概略斜視図である。
【0037】図3において1はガイドレールで、3はド
ア駆動手段、5は回転部である。
【0038】ここで、ガイドレール1は歯付きベルトで
あり、回転部5はピニオン歯車となっている。
【0039】次に動作、作用について説明する。ガイド
レール1が歯付きベルト、回転部5がピニオン歯車とな
っており、それらの噛み合わせで動作するため、駆動ス
リップロスを無くすことができ、また、小さい接触圧・
接触摩擦で確実に引き戸を動かすことができるため、必
要駆動力が小さく、ドア駆動手段3を小型化することが
できる。また、接触摩擦は必要ないため、ガイドレール
1が多少上下に波打っていても確実に駆動することがで
きる。
【0040】(実施例4)図4は、本発明の第4の実施
例における自動ドア装置の概略斜視図である。
【0041】図4において1はガイドレールで、2は引
き戸、3はドア駆動手段、5は回転部、11は回転部を
回転させるモータである。
【0042】次に動作、作用について説明する。ドア駆
動手段3の回転部5はモータ11によって回転し、回転
部5はガイドレール1上を回転移動し、ドア駆動手段3
と固定されている引き戸2が移動して引き戸を開けるこ
とができる。そして、回転部5の駆動をモータによって
行なうため、引き戸2の開閉の強さや速度等の制御を細
かく設定することができ、かつ、引き戸2の重量に応じ
た大きさモータを選定することができ、効率の良い自動
ドア装置を作ることができる。また、モータにステッピ
ングモータを用いると、移動量の制御が容易となり、か
つ、万が一、人や物が引き戸2に挟まった場合でも、ス
テッピングモータの駆動部そのものがスリップをするた
め、大きな力は加わらず、安全である。なお、万が一、
人や物が引き戸2に挟まった場合の安全性については、
モータとクラッチとの組み合わせによっても同様に実施
することができる。
【0043】また、ドア駆動手段3を電池12によって
駆動することにより、付近に電源が無くても設置するこ
とができ、また、電線を敷設する必要が無いため、引き
戸とコンセントの間に電線が這うといった見苦しい状態
を無くすことができる。なお、電池12を太陽電池13
と充電池14との組み合わせとすると、電池交換や電池
切れによる動作停止といった不便を無くすことができ
る。
【0044】(実施例5)図5は、本発明の第5の実施
例における自動ドア装置の概略構成図である。
【0045】図5において1はガイドレールで戸枠4の
溝41の底部に設置されている。3はドア駆動手段で引
き戸2の肉厚部内に内蔵されている。5は回転部であ
る。
【0046】次に動作、作用について説明する。引き戸
2に内蔵されているドア駆動手段3の回転部5がガイド
レール1上を回転移動し、引き戸2が移動して引き戸を
開けることができる。そして、そして、ドア駆動手段3
を引き戸2の肉厚部内に内蔵し、ガイドレール1を引き
戸2の戸枠4の溝41の底部に設置することにより、見
た目に自動ドア装置を隠すことができ、設置による違和
感を完全に無くすことができる。
【0047】(実施例6)図6は、本発明の第6の実施
例における自動ドア装置の概略斜視図である。
【0048】図6において1はガイドレールで、2は引
き戸、3はドア駆動手段、5は回転部、15は引き戸2
の位置を検出する位置検出手段である。
【0049】次に動作、作用について説明する。ガイド
レール1上を回転部5が回転して引き戸2が移動する場
合、引き戸2の位置を検出する位置検出手段15によ
り、引き戸の開放端や閉止端を検出し、その場でドア駆
動手段3の回転部5の回転を減速したり停止することに
より、開閉の際の戸枠の縦枠への衝突を軽減することが
できる。また、引き戸2の全開位置や半開位置を検出す
ることにより、引き戸2の開閉状態のバリエーションを
増やすことができる。なお、位置検出手段としては引き
戸2の移動量を検出する方法として、水平移動上のマー
カーを検出しても良いし、回転部の回転量を検出しても
良いし、直接、戸枠4の縦枠との距離を測定しても良
い。
【0050】また、位置検出の方法として、ガイドレー
ル1に埋め込まれた磁性体16と、ドア駆動手段3の回
転部5近傍に設けた磁性体検出手段17との組み合わせ
によると、位置検出手段を設置する手間を省くことがで
き、また、位置検出手段の存在を隠し、見た目の違和感
を無くすことができる。
【0051】(実施例7)図7は、本発明の第7の実施
例における自動ドア装置の概略構成図である。
【0052】図7において1はガイドレールで、引き戸
2の位置を検出するための磁性体16を埋め込むための
穴17が複数個設けられている。4は引き戸2の戸枠で
ある。
【0053】次に動作、作用について説明する。引き戸
2を自動ドア化する場合、ガイドレール1を設置する際
に、引き戸2の大きさ、つまり戸枠4の長さに応じてガ
イドレール1を切断し、穴17の必要箇所に磁性体16
を埋め込む。そして、設置現場で引き戸2の大きさに合
わせて位置検出用の磁性体16をガイドレール1に埋め
込むことにより、引き戸2の大きさに合わせたガイドレ
ールを作製する必要が無く、ガイドレールの製作費用を
低減することができる。また、設置現場で自由に対応す
ることができるため、設置工事を容易にすることができ
る。
【0054】なお、これまでの実施例では、ガイドレー
ル1は戸枠4の下側に設置した図としているが、戸枠4
の上側に設置しても良い。戸枠4の上側に設置した場合
はガイドレール1やドア駆動手段3が目に入りにくく、
見た目の違和感が少ない。また、戸枠4の下側に設置し
た場合は接触摩擦が大きくなり引き戸2の動きが安定す
る。
【0055】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の自動ドア装置によると次の効果が得られる。
【0056】(1)引き戸に固定したドア駆動手段と、
簡素なガイドレールにより引き戸を開閉させるため、既
設の引き戸を簡単な改造を施すことにより自動化するこ
とができる。
【0057】(2)引き戸に固定もしくは内蔵したドア
駆動手段と、簡素なガイドレールにより引き戸を開閉さ
せるため、戸枠の補強をせずにドアを自動化することが
できる。
【0058】(3)引き戸に固定もしくは内蔵したドア
駆動手段と、簡素なガイドレールにより引き戸を開閉さ
せるため、見た目の違和感を無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の自動ドア装置の概略斜視図
【図2】本発明の実施例2の自動ドア装置の概略斜視図
【図3】本発明の実施例3の自動ドア装置の概略斜視図
【図4】本発明の実施例4の自動ドア装置の概略斜視図
【図5】本発明の実施例5の自動ドア装置の概略構成図
【図6】本発明の実施例6の自動ドア装置の概略斜視図
【図7】本発明の実施例7の自動ドア装置の概略構成図
【図8】従来の自動ドア装置の概略斜視図
【符号の説明】
1 ガイドレール 2 引き戸 3 ドア駆動手段 4 戸枠 5 回転部 6 ドアオープン指示手段 7 リモコンスイッチ送信機 8 リモコンスイッチ受信機 9 振動検知手段 10 人体検出手段 11 モータ 12 電池 13 太陽電池 14 充電池 15 位置検出手段 16 磁性体 17 磁性体検出手段
フロントページの続き (72)発明者 中村 一繁 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 2E052 AA01 BA02 BA04 BA07 CA06 DA08 DA09 DB08 DB09 EA15 EB01 EC01 GA02 GA06 GA07 GB01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 引き戸の戸枠の上側もしくは下側にある
    溝に対して平行に設置したガイドレールと、前記引き戸
    に内蔵もしくは固定し、前記ガイドレールとの接触摩擦
    により前記引き戸を左右に動かす回転部を設けたドア駆
    動手段と、前記ドア駆動手段を駆動させて引き戸を開く
    動作の開始を指示するドアオープン指示手段とを備えた
    自動ドア装置。
  2. 【請求項2】 ドアオープン指示手段は、引き戸もしく
    はその近傍に設けたスイッチである、請求項1に記載の
    自動ドア装置。
  3. 【請求項3】 ドアオープン指示手段は、リモコンスイ
    ッチ送信機と、自動ドア装置に内蔵したリモコンスイッ
    チ受信機との組み合わせからなる、請求項1に記載の自
    動ドア装置。
  4. 【請求項4】 ドアオープン指示手段は引き戸もしくは
    自動ドア装置に内蔵した振動検知手段であり、人が引き
    戸に振れる、もしくは予め決められた通りに引き戸に振
    動を加えることによってドアオープンの指示をする請求
    項1に記載の自動ドア装置。
  5. 【請求項5】 引き戸の戸枠の上側もしくは下側にある
    溝に対して平行に設置したガイドレールと、前記引き戸
    に内蔵もしくは固定し、前記ガイドレールとの接触摩擦
    により前記引き戸を左右に動かす回転部を設けたドア駆
    動手段と、前記引き戸に近づいた人を検出する人体検出
    手段とを備えた自動ドア装置。
  6. 【請求項6】 ガイドレールとドア駆動手段の回転部と
    の接触面は、少なくとも一方がゴムで形成された、請求
    項1〜5のいずれか1項に記載の自動ドア装置。
  7. 【請求項7】 ガイドレールのレール全体とドア駆動手
    段の回転部全体の、少なくとも一方がゴムで形成され
    た、請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動ドア装
    置。
  8. 【請求項8】 ガイドレールとドア駆動手段の回転部
    は、歯付きベルトとピニオン歯車との組み合わせであ
    る、請求項1〜5のいずれか1項に記載の自動ドア装
    置。
  9. 【請求項9】 ドア駆動手段の回転部の駆動はモータに
    よって行なう、請求項1〜8のいずれか1項に記載の自
    動ドア装置。
  10. 【請求項10】 ドア駆動手段は電池で駆動する、請求
    項1〜9のいずれか1項に記載の自動ドア装置。
  11. 【請求項11】 電池は太陽電池と充電池との組み合わ
    せである請求項10に記載の自動ドア装置。
  12. 【請求項12】 ドア駆動手段の回転部が引き戸の肉厚
    部内に内蔵され、ガイドレールは引き戸の戸枠の溝底部
    に設置した、請求項1〜11のいずれか1項に記載の自
    動ドア装置。
  13. 【請求項13】 引き戸の位置を検出する位置検出手段
    を備えた、請求項1〜12のいずれか1項に記載の自動
    ドア装置。
  14. 【請求項14】 位置検出手段は、ガイドレールに埋め
    込まれた磁性体と、ドア駆動手段の回転部近傍に設けた
    磁性体検出手段との組み合わせによる、請求項13に記
    載の自動ドア装置。
  15. 【請求項15】 ガイドレールには位置検出用の磁性体
    を埋め込むための穴を予め複数個設けた請求項14に記
    載の自動ドア装置。
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