JP2002145897A - アミノ酸誘導体及びその製造法 - Google Patents

アミノ酸誘導体及びその製造法

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Yasushi Kono
靖志 河野
Naoki Andou
尚基 安藤
Takayuki Sawada
孝之 澤田
Shinji Kudo
真司 工藤
Kazuhiko Kuriyama
和彦 栗山
Satoru Iwanami
哲 岩浪
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Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
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Kyorin Pharmaceutical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 新規な免疫プロテアソームを阻害する物質を
提供することによって、優れた免疫抑制剤、抗炎症剤、
抗アレルギー剤、自己免疫疾患治療剤、抗癌剤、神経変
性疾患治療剤を提供する。 【解決手段】 一般式(1) で表されることを特徴とする新規なアミノ酸誘導体及び
薬理学的に許容しうる塩及び水和物が免疫プロテアソー
ムを選択的に阻害することを見出し、本発明を完成し
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、構成型プロテアソ
ームを阻害することなく免疫型プロテアソームを選択的
に阻害し、免疫抑制剤、抗炎症剤、抗アレルギー剤、自
己免疫疾患治療剤、抗癌剤、神経変性疾患治療剤として
有用なアミノ酸誘導体およびそれらの製造法に関する。
【0002】
【従来の技術】プロテアソームは真核細胞の主として核
や細胞質に存在するきわめて複雑な分子構造をした巨大
な可溶性高分子タンパク質複合体であり、沈降係数20S
のATP非依存型と沈降係数26SのATP依存型のふたつの分
子種として存在する。20Sプロテアソームはそれ自身で
キモトリプシン様活性やトリプシン様活性およびペプチ
ジルグルタミルペプチド加水分解活性を有しており、短
鎖のペプチドを分解することができる。26Sプロテアソ
ームは触媒機能を有する20Sプロテアソームに制御サブ
ユニット複合体が結合して形成されており、ユビキチン
化を受けたタンパク質をペプチドやアミノ酸に分解する
(実験医学 15巻、2056頁、1997年、Science vol.26
8、533頁、1995年、Nature 357巻、375頁、1992年)。
また、精製した古細菌プロテアソームの触媒機構の研究
から、プロテアソームがスレオニンプロテアーゼである
ことも判明している(Science vol.268、579頁、1995
年)。
【0003】さらに最近、真核生物が通常有するプロテ
アソーム(構成型プロテアソーム)とは異なり、IFN-γ
によって強く誘導されるプロテアソームとして免疫プロ
テアソームが発見された(Adv. Immunol., vol.64、1
頁、1997年)。
【0004】プロテアソームの生理機能として、まずT
NF―α、IL-1、IL-2等の炎症性サイトカインやICAM-
1、VCAM-1等の接着分子の発現に重要な炎症性転写因子
NF−κBの活性化に重要な役割をになっている(Cell
vol.78、773頁、1994年、 Cell vol.80、529頁、199
5年)。また、内在性抗原のプロセッシング酵素として
も機能しており、免疫応答においても重要な機能を果た
している。さらに細胞周期の制御にも関与し癌抑制タン
パク質の分解や神経細胞のアポトーシスにも関与してい
る(Nature vol.349、132頁、1991年、Cell vol.75、
495頁、1993年、FEBS vol.304、57頁、1992年、組織培
養 22巻、106頁、1996年、EMBO Journalvol.15、3845
頁、1996年)。
【0005】以上のように、プロテアソームは細胞の増
殖や免疫系の制御など様々な生命現象と深く関わってい
ることが明らかとなってきた。従ってこのような多岐に
わたる生理作用を有するプロテアソームを阻害する薬剤
は、臓器移植における拒絶反応などに有効な免疫抑制
剤、あるいは慢性関節リウマチ、腎炎、変形性膝関節
炎、全身性エリテマトーデスなどの自己免疫疾患や炎症
性腸疾患などの慢性炎症性疾患、喘息、皮膚炎などのア
レルギー疾患の治療薬、癌さらには神経変性疾患治療薬
として有効であるものと考えられる。
【0006】現在までに報告されているプロテアソーム
阻害剤としてはラクタシスチン(J.Antibiotic vol.4
0、113頁、1991年、蛋白質核酸酵素 41巻、327頁、199
6年、細胞工学 15巻、929頁、1996年)、TMC-95(特開
平11-29595)などの天然物や、ペプチドアルデヒド(WO
95/24914、J. Med. Chem.、Vol.38、2276頁、1995年、B
ioorganic & Med. Chem. Lett.、vol.6、287頁、1996
年、特開平10-36289、特開平11-292833)、ペプチド性
ケトアミドやケトアルデヒド( Bioorganic &Med. Che
m. Lett.、vol.9、2603頁、1999年、 Bioorganic & Me
d. Chem. Lett.、vol.8、373頁、1998年)、ペプチド性
エポキシケトン(Tetrahedron Lett.、vol.39、1343
頁、1996年、特開平11-124397、Chemistry & Biology、
vol.6、811頁、1999年、Bioorganic & Med. Chem. Let
t.、vol.9、2283頁、1999年、 Bioorganic & Med. Che
m. Lett.、vol.9、3335頁、1999年)、ペプチドホウ酸
(WO96/13266、 Bioorganic & Med. Chem. Lett.、vol.
8、333頁、1998年)などが報告されている。これら阻害
剤は構成型プロテアソームと免疫プロテアソームに対す
る阻害活性の差異についてはまったく報告されていな
い。さらに、免疫プロテアソームを選択的に阻害する化
合物については未だ報告例がない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、免疫プロテ
アソームを選択的に阻害する物質を提供することによっ
て、副作用の少ない優れた免疫抑制剤、抗炎症剤、抗ア
レルギー剤、自己免疫疾患治療剤、抗癌剤、神経変性疾
患治療剤を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、免疫プロ
テアソーム選択的阻害活性を有する化合物について鋭意
研究を重ねた結果、これまでに知られているプロテアソ
ーム阻害剤とは構造を異にした新規なアミノ酸誘導体が
免疫プロテアソームを選択的に阻害することを見出し、
本発明を完成した。
【0009】即ち、本発明は一般式(1) [式中、R1はベンジルオキシカルボニル基(Z基)又
はR―CO―であり(Rは置換されていてもよいベンゼン
環又はナフタレン環を示し)、R2、R3及びR4は同
一または相異なって水素原子、置換されていてもよい炭
素数1〜4の低級アルキル基、ベンジル基、ナフチルメ
チル基又はインドリルメチル基を示し、R5は置換基を
有していてもよいビニル基、エチニル基、トリメチルシ
リルエチニル基、フェニルエチニル基又はチアゾール環
を示し、m及びnは0または1を示す]で表されること
を特徴とするアミノ酸誘導体及び薬理学的に許容しうる
塩及びその水和物、並びにそれらの少なくとも一種類以
上を有効成分とする免疫プロテアソーム選択的阻害剤で
ある。
【0010】本発明における一般式(1)で表される化
合物の薬理学的に許容される塩には、塩酸塩、臭化水素
酸塩、メタンスルホン酸塩、クエン酸塩、酒石酸塩のよ
うな酸付加塩、またアルカリ塩としてはナトリウム、カ
リウム、マグネシウムなどの金属塩が挙げられる。
【0011】また、本発明の一般式(1)において、低
級アルキル基、低級アルコキシ基、低級アルキルアミノ
基などの「低級アルキル基」とは、例えばメチル、エチ
ル、イソプロピルなどの直鎖もしくは分岐した炭素数1
〜4の炭化水素を表し、「置換されていてもよいベンゼ
ン環」とは、ベンゼン環上の任意の位置に炭素数1〜4
の低級アルキル基、Cl、Br、I、Fなどのハロゲン
原子、スルホンアミド基を有するものが挙げられる。
【0012】本発明によれば、上記一般式(1)で表さ
れる化合物は以下に述べる二つの経路により製造するこ
とができる。
【0013】〔経路1〕:一般式(2) [式中、R1、R2、R3、R4、m及びnは前述の通
り]で表される化合物と一般式(3) [式中、MはLi、MgI、MgBr又はMgClを示し、R5は前
述の通り]で表される化合物を反応させることによって
製造する経路。反応はアルゴンなどの不活性ガス雰囲気
下、THFなどを溶媒として用い、反応温度としては−
78℃〜室温下に行うことができる。
【0014】〔経路2〕:一般式(4) [式中、R1、R2、R3及びmは前述の通り]で表さ
れる化合物と一般式(5) [式中、R4、R5及びnは前述の通り]で表される化
合物を縮合させる経路。反応は、通常のペプチド結合形
成反応に用いられる混合酸無水物法や活性エステル法に
よって製造することができ、好ましくは縮合剤を用いる
方法が適している。ジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)、ジイソプロピルカルボジイミド(DIP
C)、ジフェニルホスホリルアジド(DPPA)、ジエ
チルホスホリルシアニド(DEPC)、1−エチル−3
−(3−ジメチルアミノプロピル)−カルボジイミド
(WSC)などの縮合剤の存在下、場合によっては4−
ジメチルアミノピリジン(DMAP)を触媒として加
え、反応溶媒としてはTHF、塩化メチレン、DMS
O、DMFなどを用い、反応温度としては0℃〜室温下
に行うことができる。
【0015】
【実施例】次に本発明を具体例によって説明するが、こ
れらの例によって本発明が限定されるものではない。ま
た、本発明化合物は不斉炭素を有するが、それらの光学
異性体およびラセミ体も本発明は含有するものである。
【0016】<実施例1> N−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−(L)−フ
ェニルアラニル]]−(4S)−4−アミノ−5−フェ
ニル−1−ペンテン−3−オン アルゴン気流下、Z-Phe-Phe-NMe(OMe)(100mg)のTHF(2m
L)溶液を-78℃に冷却し、これにビニルマグネシウムブ
ロミドの1mol/L THF溶液(0.6mL)を滴下した。同温にて
1時間撹拌後、ゆっくりと室温まで戻し、更に室温にて
3時間撹拌した。反応液に10%クエン酸水溶液(2mL)
を加え、10分間撹拌後、反応液を水(20mL)で薄め、酢
酸エチルで抽出し、有機層を水、飽和食塩水の順に洗浄
し、無水硫酸ナトリウムで乾燥した。溶媒を減圧留去
し、残さをシリカゲルカラムクロマトグラフィー(展開
溶媒 酢酸エチル:n-ヘキサン=1:2)にて精製し、
目的物(27.4mg)を無色粉末晶として得た。FABMS:457([M
+H])
【0017】<実施例2> N−[N−(ベンジルオキシカルボニル)−(L)−フ
ェニルアラニル]]−(5S)−5−アミノ−6−フェ
ニル−1−ヘキセン−3−オン (5S)−5−t−ブトキシカルボニルアミノ−6−フェ
ニル−1−ヘキセン−3−オン(120mg)を1mol/L HCl
-AcOEt(3mL)に溶解し、室温にて2時間撹拌後溶媒を
留去した。残さを塩化メチレン(5mL)に溶解し、Z-Phe
-OH(150mg)、WSC(96mg)、1−ヒドロキシベンゾ
トリアゾール水和物(77mg)、トリエチルアミン(0.1m
L)を加え、1日室温にて撹拌した。反応液に水を加
え、塩化メチレンにて抽出後、希塩酸、水、飽和重曹
水、水、飽和食塩水の順に洗浄後、無水硫酸ナトリウム
にて乾燥した。溶媒を減圧留去し、残さをシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(展開溶媒 酢酸エチル:ヘキ
サン=1:2)にて精製し、目的物(30m)を無色粉末
として得た。FABMS:471([M+H])
【0018】以下、実施例1と同様にして各種アミノ酸
誘導体を種々の有機金属試薬と反応させ、表1に示した
化合物(実施例3〜17)を合成した。なお特別に表記
しない限り、表中のアミノ酸はL体を示す。
【0019】次に本発明化合物について、有用性を裏付
ける成績を実験例によって示す。
【0020】<実験例1> プロテアソーム阻害試験 ウシの脾臓に含まれるプロテアソームは免疫プロテアソ
ームであることがエレウテリ(Eleuteri)らによって報
告されている(ジャーナル・オブ・バイオロジカル・ケ
ミストリー、272巻、18号、11824〜1183
1頁、1997年)。そこで、免疫プロテアソームはウ
シの脾臓から精製して使用した。また、構成型プロテア
ソームはウシの腎臓から精製して使用した。プロテアソ
ームの精製と活性測定は田中ら(ジャーナル・オブ・バ
イオロジカル・ケミストリー、263巻、31号、16
209〜16217頁、1988年)に準じて行った。
具体的には、ウシの脾臓または腎臓にトリス・バッファ
ー(pH7.5)を加えてホモジナイズした遠心上清
を、硫安沈澱法、イオン交換クロマトグラフィー(Qセ
ファロースFF)、ゲルろ過クロマトグラフィー(ハイ
ロード・スーパーデックス200)で分画してプロテア
ソームを精製した。プロテアソームの活性はSuc−L
eu−Leu−Val−Tyr−MCA基質の分解を指
標にして測定した。96穴プレートに、被験化合物のD
MSO溶液を1μLと、約1U/mLのプロテアソーム
溶液を89μL添加・混合し、37℃で30分間インキ
ュベートした。続いて、200μmol/LのSuc−Le
u−Leu−Val−Tyr−MCA基質を10μL添
加・混合し、37℃で1時間インキュベートした。10
%SDS溶液を100μL添加して反応を停止させた
後、基質から遊離したアミノメチルクマリンの蛍光強度
を、励起波長355nm、蛍光波長460nmによって
測定し、その値をプロテアソーム活性とした。被験化合
物を添加しない時のプロテアソーム活性を基準に、その
活性を50%阻害する化合物の濃度(IC50)を算出
した。
【0021】<実験例2> ルシフェラーゼレポーター
ジーンアッセイ 被験化合物のプロテアソーム阻害作用に基づくNF-κB活
性化阻害作用を、ホタルルシフェラーゼをレポーター遺
伝子としたレポータージーンアッセイで測定した。レポ
ーター遺伝子であるホタルルシフェラーゼ(Luc)遺伝子
の上流にチミジンキナーゼ(TK)のプロモーターおよび、
さらに上流にκB配列の5回繰り返し配列を連結させたプ
ラスミド(pNFkB-LUC:ストラタジーン社)をレポータ
ーベクターとして使用した。また、内部標準用として、
レポーター遺伝子であるウミシイタケルシフェラーゼ遺
伝子(RL)をTKプロモーターの上流に連結したプラスミ
ド(pRL-TK:ストラタジーン社)を使用した。 Gaczyns
kaらの方法(ネイチャー、1993年、365巻、264頁)に従
い、hIFN-γ(ヒトインターフェロン-γ、ベーリンガー
マンハイム社)を添加して、免疫プロテアソームを誘導
したヒト組織球性リンパ腫細胞U937 (ATCC No. CRL159
3)を、100ユニット/mLのhIFN-γと10%ウシ胎児血清(FB
S)を含むRPMI-1640培地(ギブコ社)で維持培養した。
このU937細胞に対して、リポフェクトアミン試薬(ギブ
コ社)を用いて、上記のプラスミドを同時に共トランス
フェクション(Co-transfection)した。一過性に遺伝
子をトランスフェクションした細胞を上記培地で懸濁
し、24ウェルプレートに7 x 105個/ウェルずつ分注し、
一晩培養した。被験化合物を上記培地で希釈し、これを
24ウェルプレートに添加して、45分間前処理した。その
後、終濃度3ng/mLになるようにhTNF-α(ヒト腫瘍壊死
因子、ベーリンガーマンハイム社)を添加して、さらに
5時間培養して細胞を刺激した。培養終了後、細胞を回
収し、細胞溶解液を得た。この細胞溶解液中のホタルル
シフェラーゼ活性を、デュアルルシフェラーゼレポータ
ーアッセイシステム(プロメガ社)を用いて測定した。
また、同時に同アッセイキットによりウミシイタケルシ
フェラーゼ活性を測定した。ホタルルシフェラーゼ活性
により検出されるNF-κB転写活性は、内部標準であるウ
ミシイタケルシフェラーゼ活性から標準化した。被験化
合物のNF-κB活性化阻害作用は、NF-κB転写活性の低下
によって観察され、その阻害率(%)は、以下の式により
算出した。 阻害率 (%) = ( 1 - ( Test - Blank) / ( Control - B
lank )) × 100 (Test: 化合物を添加してTNF-αで刺激した細胞の転
写活性、Blank:化合物を添加せず、TNF-αで刺激しな
かった細胞の転写活性、Control:化合物を添加せず、T
NF-αで刺激した細胞の転写活性) 実施例化合物1 IC50:6.66 μg/mL
【0022】以上のように、一般式(1)で表される本
発明化合物には免疫プロテアソーム選択的阻害作用が認
められ、さらにNF-κB転写活性の抑制も確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) A61P 35/00 A61P 37/06 37/06 37/08 37/08 C07C 231/08 C07C 231/08 237/06 237/06 237/12 237/12 C12N 9/99 C12N 9/99 A61K 37/64 (72)発明者 栗山 和彦 栃木県小山市乙女1−7−16 (72)発明者 岩浪 哲 栃木県下都賀郡野木町潤島67−1 Fターム(参考) 4C084 AA02 AA03 AA07 BA14 DC32 NA14 ZB082 ZB112 ZB132 ZB262 ZC202 4C206 AA01 AA02 AA03 GA37 HA23 MA01 MA04 NA14 ZB08 ZB11 ZB13 ZB26 ZC20 4H006 AA01 AA03 AB20 AB21 BR10 BV20 4H045 AA10 AA20 AA30 BA11 BA51 DA56 EA21 EA22 EA28 FA31 FA58 GA01 HA02

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1) [式中、R1はベンジルオキシカルボニル基(Z基)又
    はR―CO―であり(Rは置換されていてもよいベンゼン
    環又はナフタレン環を示し)、R2、R3及びR4は同
    一または相異なって水素原子、置換されていてもよい炭
    素数1〜4の低級アルキル基、ベンジル基、ナフチルメ
    チル基又はインドリルメチル基を示し、R5は置換基を
    有していてもよいビニル基、エチニル基、トリメチルシ
    リルエチニル基、フェニルエチニル基又はチアゾール環
    を示し、m及びnは0または1を示す]で表されること
    を特徴とするアミノ酸誘導体及び薬理学的に許容しうる
    塩及びその水和物。
  2. 【請求項2】 一般式(1) [式中、R1はZ基又はR―CO―であり(Rは置換され
    ていてもよいベンゼン環又はナフタレン環を示し)、R
    2、R3及びR4は同一または相異なって水素原子、置
    換されていてもよい炭素数1〜4の低級アルキル基、ベ
    ンジル基、ナフチルメチル基又はインドリルメチル基を
    示し、R5は置換基を有していてもよいビニル基、エチ
    ニル基、トリメチルシリルエチニル基、フェニルエチニ
    ル基又はチアゾール環を示し、m及びnは0または1を
    示す]で表されることを特徴とするアミノ酸誘導体及び
    薬理学的に許容しうる塩及びその水和物の少なくとも一
    種類以上を有効成分とする免疫プロテアソーム選択的阻
    害剤。
  3. 【請求項3】 一般式(2) [式中、 R1はZ基又はR―CO―であり(Rは置換さ
    れていてもよいベンゼン環又はナフタレン環を示し)、
    R2、R3及びR4は同一または相異なって水素原子、
    置換されていてもよい炭素数1〜4の低級アルキル基、
    ベンジル基、ナフチルメチル基又はインドリルメチル基
    を示し、m及びnは0または1を示す]で表される化合
    物に、一般式(3) [式中、R5は置換基を有していてもよいビニル基、エ
    チニル基、トリメチルシリルエチニル基、フェニルエチ
    ニル基又はチアゾール環を示し、MはLi、MgI、MgBr又
    はMgClを示す]で表される化合物を反応させることを特
    徴とする一般式(1) [式中、R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは前
    述の通り]で表される化合物の製造方法。
  4. 【請求項4】 一般式(4) [式中、 R1はZ基又はR―CO―であり(Rは置換さ
    れていてもよいベンゼン環又はナフタレン環を示し)、
    R2及びR3は同一または相異なって水素原子、置換さ
    れていてもよい炭素数1〜4の低級アルキル基、ベンジ
    ル基、ナフチルメチル基又はインドリルメチル基を示
    し、mは0又は1を示す]で表される化合物と一般式
    (5) [式中、R5は置換基を有していてもよいビニル基、エ
    チニル基、トリメチルシリルエチニル基、フェニルエチ
    ニル基又はチアゾール環を示し、 nは0または1を示
    す]で表される化合物を縮合させることを特徴とする一
    般式(1) [式中、R1、R2、R3、R4、R5、m及びnは前
    述の通り]で表される化合物の製造方法。
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