JP2002145307A - 容器の蓋 - Google Patents
容器の蓋Info
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- Packaging Of Annular Or Rod-Shaped Articles, Wearing Apparel, Cassettes, Or The Like (AREA)
- Closures For Containers (AREA)
- Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
Abstract
る蓋であって、必要に応じて簡単に開口部の大小を変化
させることがてき、しかも、狭い開口面積の場合はもと
より広い開口面積での安定した状態を維持でき、構造も
簡単で合成樹脂により一体成形が可能な優れた容器の蓋
を提案する。 【解決手段】装着した容器9内の収納物を揮散するため
の通気孔4及び揮散調整用の窓孔5を有し、窓孔5を開
閉可能に閉塞する可動板部6を下方への弾性反転が可能
に一体に設けた。
Description
しくは、芳香剤等の揮発性物質を収納する容器等に被着
させるのに好適な容器の蓋に関する。
器では、収納物の揮発量の経時変化により開口部の開口
面積を相違させることができるよう構成したものがあ
る。この様な容器として、例えば以下の如き蓋を備えた
ものが提案されている。即ち、伏椀状の蓋体の頂板部を
周辺の固定部と中央の可動部とに分割線空間を介して分
割し、可動部は高位置の中央押動部とこの中央押動部か
ら放射状に延びる複数の可動片部とからなり、各可動片
部はその内外方向中間位置の両側において1対の連結軸
部によって周辺固定部に結合され、また、各可動片部は
中央押動部と連結軸部との中間位置においてヒンジ部を
有し、中央押動部を押し下げたとき各可動片部の先端が
上方へ開き、可動片部の先端を押し下げたとき中央押動
部及び各可動片部がもとの位置に戻るように構成すると
ともに、全体を樹脂で一体成形している。(特開平10
−291553号)
積を広くすることができる便利があり、収納物の揮発量
の多い使用当初には通常の狭い開口面積で使用し、揮発
量が少なくなった際に開口面積を広げることにより変わ
らぬ効果を得られるものである。しかしながら、各可動
片部の先端が上方へ開いている広い開口状態では連結軸
部が常時捩じれた状態で元に戻ろうとする状態であり、
しかも、各可動片部はヒンジに於いて屈折しているだけ
であるため、広い開口状態を安定的に維持する点で未だ
満足のいかない部分があった。
芳香剤等の揮発性物質を収納する容器に被着する蓋であ
って、必要に応じて簡単に開口部の大小を変化させるこ
とができ、しかも、狭い開口面積の場合はもとより、広
い開口面積での安定した状態を維持でき、構造も極めて
簡単で合成樹脂により一体成形が可能な優れた容器の蓋
を提案するものである。
蓋は上記課題を解決するため、周壁2上端縁より頂壁3
を延設するとともに、装着した容器9内の収納物を揮散
するための通気孔4及び揮散調整用の窓孔5を穿設し、
且つ、窓孔5を開閉可能に閉塞する可動板部6を下方へ
の弾性反転が可能に一体に設けてなることを特徴とする
容器の蓋として構成した。
孔5が、周壁2から頂壁3に至る帯状をなし、上記可動
板部6が、窓孔縁部に沿って縁部を位置させるととも
に、窓孔下端縁部及び後端縁部に薄肉ヒンジ7を介して
下端縁部及び後端縁部をそれぞれ連結したL字板状をな
し、且つ、折曲部分を横断する薄肉ヒンジ7を設けてな
る請求項1記載の容器の蓋として構成した。
孔5が、ドーム状の頂壁3中央の押圧部用スペース5aよ
り放射状に複数の帯状部5bを延設してなり、上記可動板
部6が、窓孔縁部に沿って縁部を位置させるとともに、
頂壁3中央の押圧部6cより放射状に複数延設した帯状板
部6dの下端縁をそれぞれ窓孔の帯状部5b下端縁に一体に
連結し、且つ、各帯状板部6d上下を横断する薄肉ヒンジ
7をそれぞれ設けてなる請求項1記載の容器の蓋として
構成した。
動板部6に、下方へ弾性反転した可動板部6を復帰させ
る際の指係止手段を設けてなる請求項1乃至3のいずれ
かに記載の容器の蓋として構成した。
面を参照して説明する。
成樹脂により一体に形成されたもので、周壁2上端縁よ
り頂壁3を延設するとともに、装着した容器内の収納物
を揮散するための通気孔4及び揮散調整用の窓孔5を設
けている。また、窓孔5を開閉可能に閉塞する可動板部
6を下方への弾性反転が可能に一体に設けている。
被着した容器の収納物を揮散させるためのもので、その
形状,開口面積,開口位置等は適宜選択することができ
る。図1の実施例では、頂壁3から周壁2に亘り線状に
延びる鉤型の通気孔を両側にそれぞれ多数並設してい
る。また、図4に示す実施例では、両側前後に延びる細
帯状の通気孔4を設けている。
時間の経過に伴いその揮散量が少なくなった場合や多量
の揮散を行いたい場合に可動板部6を操作して開口し、
揮散量の調整を行うためのものであり、その形状も可動
板部6の形状に併せて種々選択することができ、例え
ば、図1の実施例の如き周壁2から頂壁3に亘る帯状の
ものや、図4の実施例の如き放射状の帯状部を有するも
の等種々採用することができる。
ば種々選択できるものであり、常時は窓孔5縁部に沿っ
て縁部を位置させることにより、窓孔5を閉塞してい
る。但し、その主旨から窓孔5を完全に密封する必要は
なく、若干の隙間或いは後述する指掛け用透孔を設ける
ことは問題がない。また、下方への弾性反転が可能と
は、常態で安定している可動板部6を上方より押圧し
て、全体或いは部分的に弾性変形させ、更に押し込むこ
とにより負荷の掛からない安定した状態まで変移するこ
とをいい、その形状は周壁2及び/又は頂壁3に穿設し
た窓孔を閉塞する形態であれば種々採用できる。
本実施例に於ける蓋1は、円筒状の周壁2上端縁より平
板状の頂壁3を延設しており、また、周壁2下部より頂
壁3後部に至る帯状の窓孔5を穿設している。また、窓
孔5下端縁部及び後端縁部に薄肉ヒンジ7を介して下端
縁部及び後端縁部をそれぞれ連結したL字板状をなし、
更に、折曲部分を横断する薄肉ヒンジ7を設けて下方へ
の弾性反転を可能に構成した可動板部6を設けている。
また、可動板部6の水平板部分には、下方へ弾性反転し
た可動板部6を復帰させる際の指係止手段として、指掛
け孔8を穿設している。尚、指係止手段の形態として
は、この様な指掛け孔に限らず、図示しないが、指で掴
む突起形態のものであっても良い。
に装着して使用する。図示例では、円筒状をなす容器9
の外周上端に周壁2を嵌合させて装着している。使用当
初等の装着した容器内の収納物の揮散量の多い場合に
は、図1に示す窓孔5が閉じた状態で通気孔4より収納
物を揮散させて使用する。時間が経過して収納物の揮散
量が少なくなった場合や、特別に揮散量を増やしたい場
合には、図1の状態から可動板部6を押し下げると、下
方に弾性的に反転して窓孔5を開口する。また、窓孔5
開口状態から閉塞状態に戻したい場合には、帯状板部6d
に穿設した指掛け孔8に指を掛けて引き上げれば元の状
態に戻る。
態からその水平板部6aを押し下げると、水平板部6a及び
垂直板部6bともどもその長さを縮める様に弾性変形して
水平板部6aにあっては点Aを中心に、垂直板部6bにあっ
ては点Bを中心に、それぞれ回動する。そして、図2の
2点鎖線で示す様に点Cに於いて各板部6a,6bはもとの
弾性変形しない状態に戻り、この位置で安定状態とな
り、弾性反転が完了する。
し、本実施例に於ける蓋1は、周壁2上端縁よりドーム
状の頂壁3を延設している。また、本実施例に於ける窓
孔5は、前後縁が直線状の略円形状をなす押圧部用スペ
ース5aより前後に一対の帯状部5bを延設している。尚、
帯状部5bは図示例の2箇所のにみ限らず3箇所以上あっ
ても良い。また、押圧部用スペース5aの形状もこれに限
られず、可動板部6の形状にあわせて種々の形状を採用
できる。
縁部を位置させるとともに、頂壁3中央の押圧部6cより
放射状に複数延設した帯状の帯状板部6dの下端縁をそれ
ぞれ帯状部5b下端縁に一体に連結してなり、各帯状板部
6d上下を横断する薄肉ヒンジ7をそれぞれ設けて可動板
部6の下方への弾性反転が可能に構成している。図示例
では押圧部6cの中央に中空円錐台形状の突出部を設け、
該突出部の側壁に、図1の実施例と同様の指係止手段と
しての指掛け孔8を穿設している。
使用する。また、使用当初等の装着した容器内の収納物
の揮散量の多い場合には、図4に示す窓孔5が閉じた状
態で通気孔4より収納物を揮散させて使用する。時間が
経過して収納物の揮散量が少なくなった場合や、特別に
揮散量を増やしたい場合には、図1の状態から押圧部6c
を押し下げると、各帯状板部6dが下方に弾性的に反転し
て窓孔5を開口する。また、窓孔5開口状態から閉塞状
態に戻したい場合には、指掛け孔8に指を掛けて引き上
げれば元の状態に戻る。
態から押圧部6cを押し下げると、各帯状板部6dが縮む様
に弾性変形して、それぞれ点Dを中心に回動する。そし
て、図5の2点鎖線で示す様に点Eに於いて各帯状板部
6dはもとの弾性変形しない状態に戻り、この位置で安定
状態となり、弾性反転が完了する。
既述構成としたことにより、使用当初は通気孔4より適
当量の収納物を揮散させることができ、また、時間が経
過し収納物の揮散量が少なくなった場合には、可動板部
6を押し下げて弾性反転させれば窓孔5が開口して揮散
量の減少を充分補うことができる。また、可動板部6は
下方へ弾性反転するため、窓孔開口状態を安定的に維持
でき、帯状板部6dが自然に閉じてしまう等の不都合を生
じることはない。更に、構造も極めて簡単で合成樹脂に
より一体成形が可能であり、安価に且つ容易に製造でき
る利点もある。
口方向に方向性を持たせることができる利点がある。
7を多く設けているため可動板部6を比較的無理なく反
転できる利点を兼ね備えている。
反転した可動板部を必要に応じて簡単に復帰させること
ができる利点を兼ね備える。
ある。
ある。
ある。
ある。
板部,6c…押圧部,6d…帯状板部,7…薄肉ヒンジ,
Claims (4)
- 【請求項1】周壁2上端縁より頂壁3を延設するととも
に、装着した容器9内の収納物を揮散するための通気孔
4及び揮散調整用の窓孔5を穿設し、且つ、窓孔5を開
閉可能に閉塞する可動板部6を下方への弾性反転が可能
に一体に設けてなることを特徴とする容器の蓋。 - 【請求項2】上記窓孔5が、周壁2から頂壁3に至る帯
状をなし、上記可動板部6が、窓孔縁部に沿って縁部を
位置させるとともに、窓孔下端縁部及び後端縁部に薄肉
ヒンジ7を介して下端縁部及び後端縁部をそれぞれ連結
したL字板状をなし、且つ、折曲部分を横断する薄肉ヒ
ンジ7を設けてなる請求項1記載の容器の蓋。 - 【請求項3】上記窓孔5が、ドーム状の頂壁3中央の押
圧部用スペース5aより放射状に複数の帯状部5bを延設し
てなり、上記可動板部6が、窓孔縁部に沿って縁部を位
置させるとともに、頂壁3中央の押圧部6cより放射状に
複数延設した帯状板部6dの下端縁をそれぞれ窓孔の帯状
部5b下端縁に一体に連結し、且つ、各帯状板部6d上下を
横断する薄肉ヒンジ7をそれぞれ設けてなる請求項1記
載の容器の蓋。 - 【請求項4】上記可動板部6に、下方へ弾性反転した可
動板部6を復帰させる際の指係止手段を設けてなる請求
項1乃至3のいずれかに記載の容器の蓋。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2000337199A JP4152579B2 (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 容器の蓋 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2000337199A JP4152579B2 (ja) | 2000-11-06 | 2000-11-06 | 容器の蓋 |
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ID=18812622
Family Applications (1)
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---|---|---|---|
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Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020047999A1 (zh) * | 2018-09-06 | 2020-03-12 | 深圳市蓝禾技术有限公司 | 香薰装置 |
JP2020164207A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社吉野工業所 | 揮散・吸着容器用の蓋部材 |
JP2020179902A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 株式会社吉野工業所 | 揮散容器 |
-
2000
- 2000-11-06 JP JP2000337199A patent/JP4152579B2/ja not_active Expired - Fee Related
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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WO2020047999A1 (zh) * | 2018-09-06 | 2020-03-12 | 深圳市蓝禾技术有限公司 | 香薰装置 |
JP2020164207A (ja) * | 2019-03-29 | 2020-10-08 | 株式会社吉野工業所 | 揮散・吸着容器用の蓋部材 |
JP7227055B2 (ja) | 2019-03-29 | 2023-02-21 | 株式会社吉野工業所 | 揮散・吸着容器用の蓋部材 |
JP2020179902A (ja) * | 2019-04-26 | 2020-11-05 | 株式会社吉野工業所 | 揮散容器 |
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---|---|
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