JP2002144927A - シートスライド装置 - Google Patents

シートスライド装置

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JP2002144927A
JP2002144927A JP2000349635A JP2000349635A JP2002144927A JP 2002144927 A JP2002144927 A JP 2002144927A JP 2000349635 A JP2000349635 A JP 2000349635A JP 2000349635 A JP2000349635 A JP 2000349635A JP 2002144927 A JP2002144927 A JP 2002144927A
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Japan
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lower rail
main body
rail
sides
opening
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JP2000349635A
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English (en)
Inventor
Ryo Fujimoto
本 涼 藤
Noriyoshi Yoshida
田 知 徳 吉
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Johnson Controls Automotive Systems KK
Original Assignee
Johnson Controls Automotive Systems KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 アッパーレール側に衝撃荷重等により上方に
剥離荷重が加えられた場合に、ロアーレールの上部が開
くのを防止する。剥離強度を向上させる。ロアーレール
の強度を向上させる。アッパーレールの変形を防止す
る。 【解決手段】 ロングロアーレール12の本体部12a
の開口部12e側の先端部に第1のフック部15を形成
し、本体部12aの両側部12bの下部に第2のフック
部17を形成する。アッパーレール13の上部壁13d
にロングロアーレール12の第1のフック部15に係止
される第1の係止部18を形成する。第1の係止部18
に突起部18aを第1のフック部15側に突出して形成
する。アッパーレール13の本体部13aの両側部13
b先端側にロングロアーレール12の第2のフック部1
7に係止される第2の係止部19を形成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、シートスライド装
置に関し、更に詳細に説明すると、シート載置用床面の
前後方向に載置されるロアーレールと、該ロアーレール
上で長手方向に摺動自在に案内支持されると共にシート
本体側に取付けられるアッパーレールからなるシートス
ライド装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、車両用シートは、シートクッシ
ョン及びその後方で回動調整自在に立設されたシートバ
ック等からなるシート本体を備えてなり、且つこのシー
ト本体を構成するシートクッション等を車体床面上で前
後スライド機構を介して支持することにより、車体の前
後方向にスライド移動調整し得るように構成され、車室
内のシートのレイアウトを種々に変更し得るように形成
されている。
【0003】そして、このようなシートの前後スライド
機構として、車体床面側に前後方向に長く形成され、車
体床面側に載置され、フロアカーペットの表面と略々同
一高さに設けられるロアーレールとシート本体側に取付
けられるアッパーレールからなるシートスライド装置が
用いられている。
【0004】図5に示す如く、従来の通常のシートスラ
イド装置1において、左右一対のロアーレール2は金属
板材から形成され略上向きコ字状を呈する本体部2a
と、該本体部2aの両側部2b先端側から内方に屈折さ
れると共に、下方に垂下される左右一対の係止部3とを
備え、係止部3の端部に開口部を形成している。また、
ロアーレール2の前後端部が前後脚部4a,4bを介し
て車体床面上に固着されている。
【0005】シートスライド装置1の左右一対のアッパ
ーレール5は、前記ロアーレール2の内部に組付けられ
るような略逆T字状に形成され、このアッパーレール5
の水平部5aの先端側から上方に屈折された両側部5b
により被係止部7が形成されている。この被係止部7が
前記ロアーレール2側の係止部3に係合可能に組み合わ
される。またアッパーレール5の略逆T字状の垂直部5
cにはアンカー部材やシートリフターのシャフト及びリ
クライニング機構のベース等が取付けられる。前記ロア
ーレール2とアッパーレール5間にローラー9aが挿入
され、係止部3及び被係止部7間にボール9bが挿入さ
れている。
【0006】このようにロアーレール2とアッパーレー
ル5との間にローラー9a,ボール9bを介在させて摺
動自在に支持すると、従来の単純な金属面同士の摺動に
依ってスライド機能を得ているものに比べ、スライド抵
抗が急激に増大したり減少したりし、又作動時に異音や
負荷による摺動抵抗の変動による動作不良等が生じたり
する等の問題を、ある程度防止し得るものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述したよ
うな従来のシートスライド装置1のロアーレール2を長
く形成した場合には、各部の加工等が複雑で、しかも各
部の寸法誤差等によるがた付き問題もあり、また荷重に
対して強度を保持しようとすると重量が増大する欠点を
有し、またアッパーレール5側に衝撃荷重等により上方
に剥離荷重が加えられた場合に、ロアーレール2の上部
が開き、剥離強度が低下する虞れを有し、この剥離強度
の低下は他の従来のシートスライド装置においても同様
であり、十分な強度を確保することができない欠点を有
していた。更にロアーレール2が車体床面側に載置され
る場合には、床面上のゴミがロアーレール2の開口部か
らロアーレール2の内部に落下し、アッパーレール5の
円滑なスライド動作が得られなくなる虞れを有してい
た。また着座者の重量等をも適切に支持し簡単でコスト
的にも安価な構成を得ることができないものであった。
【0008】本発明の目的は、アッパーレール側に衝撃
荷重等により上方に剥離荷重が加えられた場合に、ロア
ーレールの上部が開くのを防止することができ、剥離強
度を向上させることができ、ロアーレールの強度を向上
させることができ、アッパーレールの変形を防止するこ
とができ、ロアーレールの開口部を狭く形成し、床面上
のゴミがロアーレールの開口部からロアーレールの内部
に落下するのを防止することができ、しかも構造が簡単
で、新たな部品点数の増加や付設作業が不要で、コスト
的にも安価であり、取付け作業を簡易迅速に行え、円滑
で安定した摺動動作を得ることができ、然も摩擦抵抗を
少なくして操作性を向上させることのできるシートスラ
イド装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上述せる課題に
鑑みてなされたもので、本発明の請求項1に記載のシー
トスライド装置は、シート載置用床面の前後方向に載置
されるロアーレールと、該ロアーレール上で長手方向に
摺動自在に案内支持されると共にシート本体側に取付け
られるアッパーレールからなるシートスライド装置にお
いて、前記ロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本
体部と、該本体部の両側部先端側から内方に延設され開
口部を形成する左右一対の上側部とを備え、前記本体部
の両側部先端にスライダー受け部が形成され、前記上側
部の開口部側の先端部に第1のフック部が形成され、本
体部の両側部に第2のフック部が形成され、前記アッパ
ーレールは、前記ロアーレールに組付けられるような略
下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の上部壁の中
央より上方に突出し、前記ロアーレールの上側部の開口
部より上方に突出する垂直壁を有し、前記アッパーレー
ルの本体部の両側部上端にスライダー受け部が形成さ
れ、前記本体部の上部壁にロアーレールの第1のフック
部に係止される第1の係止部が形成され、該第1の係止
部に突起部が前記第1のフック部側に突出して形成さ
れ、前記アッパーレールの本体部の両側部先端側にロア
ーレールの第2のフック部に係止される第2の係止部が
形成されていることを特徴とする。
【0010】本発明の請求項2に記載のシートスライド
装置は、シート載置用床面の前後方向に載置されるロア
ーレールと、該ロアーレール上で長手方向に摺動自在に
案内支持されると共にシート本体側に取付けられるアッ
パーレールからなるシートスライド装置において、前記
ロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本体部と、該
本体部の両側部先端側から内方に延設され開口部を形成
する左右一対の上側部とを備え、前記本体部の両側部先
端にスライダー受け部が形成され、前記上側部の開口部
側の先端部に第1のフック部が形成され、本体部の両側
部に第2のフック部が形成され、前記第1のフック部は
前記上側部の開口部側の先端部を内側に屈折させて開口
部の縁部に沿って形成され、前記アッパーレールは、前
記ロアーレールに組付けられるような略下向きコ字状を
呈する本体部と、該本体部の上部壁の中央より上方に突
出し、前記ロアーレールの上側部の開口部より上方に突
出する垂直壁を有し、前記アッパーレールの本体部の両
側部上端にスライダー受け部が形成され、前記本体部の
上部壁にロアーレールの第1のフック部に係止される第
1の係止部が形成され、該第1の係止部に突起部が前記
第1のフック部側に突出して形成され、前記アッパーレ
ールの本体部の両側部先端側にロアーレールの第2のフ
ック部に係止される第2の係止部が形成され、前記ロア
ーレールの第1のフック部に係止される第1の係止部は
前記アッパーレールの本体部の両側部上端のスライダー
受け部の一側を兼ねて形成されていることを特徴とす
る。
【0011】本発明の請求項3に記載のシートスライド
装置は、シート載置用床面の前後方向に載置されるロア
ーレールと、該ロアーレール上で長手方向に摺動自在に
案内支持されると共にシート本体側に取付けられるアッ
パーレールからなるシートスライド装置において、前記
ロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本体部と、該
本体部の両側部先端側から内方に延設され開口部を形成
する左右一対の上側部とを備え、前記本体部の両側部先
端にスライダー受け部が形成され、前記上側部の開口部
側の先端部に第1のフック部が形成され、本体部の両側
部に第2のフック部が形成され、前記第1のフック部は
前記上側部の開口部側の先端部を内側に屈折させて開口
部の縁部に沿って形成され、前記アッパーレールは、前
記ロアーレールに組付けられるような略下向きコ字状を
呈する本体部と、該本体部の上部壁の中央より上方に突
出し、前記ロアーレールの上側部の開口部より上方に突
出する垂直壁を有し、前記アッパーレールの本体部の両
側部上端にスライダー受け部が形成され、前記本体部の
上部壁にロアーレールの第1のフック部に係止される第
1の係止部が形成され、該第1の係止部に突起部が前記
第1のフック部側に突出して形成され、前記アッパーレ
ールの本体部の両側部先端にロアーレールの第2のフッ
ク部に係止される第2の係止部が形成され、前記ロアー
レールのスライダー受け部とアッパーレールのスライダ
ー受け部との間にスライダーが挿入され、前記ロアーレ
ールの本体部の底部及びアッパーレールの本体部の上部
壁との間にローラーが挿入されていることを特徴とす
る。
【0012】
【発明の実施の形態】以下本発明に係わるシートスライ
ド装置を図面を参照して詳述する。図1乃至図4は本発
明のシートスライド装置の実施の形態を夫々示すもの
で、図1には本発明の要部とするシートスライド装置の
断面形状が示され、図2にはシートスライド装置に剥離
荷重が加えられた状態の断面形状が示され、図3には本
発明のシートスライド装置と従来のシートスライド装置
の応力曲線図が示され、図4には本発明のシートスライ
ド装置の分解斜視図が示されている。
【0013】シートスライド装置11は、図示は省略し
たが、車体床面上にシートクッション、シートバック等
により構成されるシート本体と車体床面との間に介在し
て設けられ、該シート本体をシートの前後方向に摺動自
在に支持するために用いられることは周知の通りであ
る。
【0014】シートスライド装置11はシート載置用床
面の前後方向に載置されるロアーレール12と、このロ
アーレール12上で長手方向に摺動自在に案内支持され
ると共にシート本体側に取付けられるアッパーレール1
3を備えている。またロアーレール12は、図1に示す
実施の形態ではカーペット14の切欠部14aに埋設さ
れた状態で配設されている。前記シートスライド装置1
1はアルミダイキャスト,マグネシュウム合金等の軽合
金から押し出し成形して形成されている。尚、シートス
ライド装置11は硬質合成樹脂成形品であってもよい。
【0015】図1及び図4に示す如く、前記ロアーレー
ル12は、略上向きコ字状を呈する本体部12aと、こ
の本体部12aの両側部12b,12bの外側先端の内
側に形成されたスライダー受け部12c,12cと、前
記両側部12b,12bの先端側から内方に屈折されて
延設され開口部12eを形成する左右一対の上側部12
d,12dとを備えている。
【0016】前記本体部12aの底部の両側にはローラ
ー受け用段部12f,12fが形成されている。尚、こ
の本体部12aの底部の形状は図示のものに限定される
ものではない。また前記両側部12b,12bの外側に
は上下に突条部12j,12jが形成され、この上下の
突条部12j,12j間にロック穴が形成され、ロック
穴に挿入係止されるロック機構のラッチ32やインター
ロック部材33がカーペット14の切欠部14aの側部
と干渉しないようになされている。
【0017】図1及び図4に示す如く、前記アッパーレ
ール13は、ロアーレール12の内部に組付けられるよ
うな略下向きコ字状を呈する本体部13aと、この本体
部13aの両側部13b,13bの外側上部に形成され
たスライダー受け部13c,13cと、本体部13aの
上部壁13d,13dの中央より上方に突出し、前記ロ
アーレール12の上側部12d,12dの開口部12e
より上方に突出する垂直壁13eを有している。尚、ア
ッパーレール13とロアーレール12との間にはロック
機構としてのラッチ32及びインターロック部材33が
設けられる。
【0018】図1に示す如く、前記ロアーレール12の
本体部12aの開口部12e側の先端部に第1のフック
部15が形成され、本体部12aの両側部12b,12
bに第2のフック部17,17が夫々形成されている。
前記第1のフック部15は前記上側部12d,12dの
開口部12eの先端部を内側に屈折させて開口部12e
の縁部に沿って形成されている。また、前記ロアーレー
ル12の上部の両側部12b,12bの上端と左右一対
の上側部12d,12dとの連結部付近にフィニッシャ
取付部21,21が斜め上方に突出して形成され、この
フィニッシャ取付部21に、図2に示す如く、フィニッ
シャ23,23が取付けられる。
【0019】前記フィニッシャ23は合成樹脂材より成
形され、内側に軟質のリップ部23aが形成され、フィ
ニッシャ23の裏面側に係止部23bが形成され、この
係止部23bがフィニッシャ取付部21に係止されるこ
とにより、前記リップ部23aが開口部12eより上方
に突出する垂直壁13eに当接し、ロアーレール12の
上側部12d,12dの開口部12eが遮蔽されるよう
になされている。尚、フィニッシャ23の前後端部には
エンドキャップ23c,23dが取付けられる。
【0020】図1に示す如く、前記アッパーレール13
の本体部13aには底部壁13fが形成され、この底部
壁13fはローラー27,ロック機構及びその他の部材
が存在しない位置に形成されている。この底部壁13f
の左右両側が下方に弯曲形成されている。
【0021】前記アッパーレール13の本体部13aの
上部壁13d,13dにロアーレール12の第1のフッ
ク部15,15に係止される第1の係止部18,18が
夫々形成されている。前記第1の係止部18,18にア
ッパーレール13の本体部13aの長手方向に沿って突
起部18a,18aが形成され、この突起部18a,1
8aが前記第1のフック部15,15側に突出して形成
されている。
【0022】前記第1のフック部15,15に係止され
る第1の係止部18,18は前記アッパーレール13の
両側部13b,13bの外側上部に形成されたスライダ
ー受け部13c,13cの一側を兼ねて形成されてい
る。
【0023】前記アッパーレール13の本体部13aの
両側部13b,13bの先端側にロアーレール12の第
2のフック部17,17に係止される第2の係止部1
9,19が夫々形成されている。前記第2の係止部1
9,19は前記アッパーレール13の本体部13aの底
部壁13fの左右両側の弯曲部及び本体部13aの両側
部13b,13bの下端を外側に屈折させて形成されて
いる。
【0024】前記ロアーレール12のスライダー受け部
12c,12cとアッパーレール13のスライダー受け
部13c,13cとの間にスライダー25が挿入され、
前記ロアーレール12の本体部12aの底部の段部12
f,12f及びアッパーレール13の本体部13aの上
部壁13d,13dとの間にローラー27が挿入されて
いる。尚、符号27cはローラーシャフトである。
【0025】前記ローラー27は両側部27a,27a
が中央部27bに比較して大径に形成され、ローラーの
両側部27a,27aロアーレール12の本体部12a
の底部の段部12f,12fに載置されることにより、
小径の中央部27bとロアーレール12の本体部12a
の底部との間に広いスペースを確保することができる。
またロアーレール12を床面にボルト31止めした場合
にボルト31の頭部31aがローラー27と当接する虞
れがない。
【0026】尚、ロアーレール12の上側部12d,1
2dの開口部12e側にはボルト31の頭部31aを挿
通することのできる円弧状の切欠部12gが夫々形成さ
れ、ロアーレール12のボルト31止めを容易に行え
る。
【0027】またローラー27の両側部27a,27a
の外側端が前記アッパーレール13の本体部13aの両
側部13b,13bに摺動可能に当接または近接して設
けられている。アッパーレール13の垂直壁13eが上
方に引張荷重を受けた場合に、アッパーレール13の本
体部13aの両側部13b,13bが内側に弯曲するの
を防止することができる。
【0028】このような構成によれば、ロアーレール1
2とアッパーレール13とに、上下方向から剥離荷重が
作用した場合には、先ず、両レール12,13間に設け
た第1のフック部15,15と第1の係止部18,18
が係止され、この第1のフック部15,15と第1の係
止部18,18の係止状態が変形によりアッパーレール
13が上方に引き上げられた場合に、第2のフック部1
7,17と第2の係止部19,19が係止され、一次的
に剥離防止機能を得ることができる。
【0029】更に上下方向から剥離荷重が作用した場合
には、第1のフック部15,15と第1の係止部18,
18の突起部18a,18aが係止され、これにより剥
離負荷が大きく働いても剥離防止を所要の状態で簡単且
つ確実に得られるものである。尚、突起部18a,18
aは間欠的に形成されるものであってもよく、または突
条として長く連続するものであってもよい。
【0030】図3に本発明のシートスライド装置11と
従来の係止部18,18の突起部18a,18aのない
シートスライド装置とを比較して剥離荷重−変位の応力
曲線図を示す。本発明のシートスライド装置11の応力
曲線図P1は従来のシートスライド装置の応力曲線図P
2と比較して剥離荷重Hで示す分だけ高い剥離荷重に耐
えることが判明した。
【0031】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、シートスライド装置の各部の形状、構造等を、必
要に応じて適宜変形、変更することは自由であり、前述
したような各レールの形状や材質を始め、種々の変形例
が考えられよう。
【0032】
【発明の効果】以上が本発明に係るシートスライド装置
の実施の形態であるが、本発明の請求項1記載のシート
スライド装置によれば、ロアーレールは、略上向きコ字
状を呈する本体部と、該本体部の両側部先端側から内方
に延設され開口部を形成する左右一対の上側部とを備
え、前記本体部の両側部先端にスライダー受け部が形成
され、前記上側部の開口部側の先端部に第1のフック部
が形成され、本体部の両側部に第2のフック部が形成さ
れ、前記アッパーレールは、前記ロアーレールに組付け
られるような略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体
部の上部壁の中央より上方に突出し、前記ロアーレール
の上側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前
記アッパーレールの本体部の両側部上端にスライダー受
け部が形成され、前記本体部の上部壁にロアーレールの
第1のフック部に係止される第1の係止部が形成され、
該第1の係止部に突起部が前記第1のフック部側に突出
して形成され、前記アッパーレールの本体部の両側部先
端側にロアーレールの第2のフック部に係止される第2
の係止部が形成されているので、アッパーレール側に衝
撃荷重等により上方に剥離荷重が加えられた場合に、第
1の係止部の突起部が第1のフック部に係止され、一次
的に剥離防止機能を発揮でき、ロアーレールの上部が開
くのを防止することができ、剥離強度を向上させること
ができ、ロアーレールの強度を向上させることができ、
アッパーレールの変形を防止することができ、ロアーレ
ールの開口部を狭く形成し、床面上のゴミがロアーレー
ルの開口部からロアーレールの内部に落下するのを防止
することができる。
【0033】また、本発明の請求項2に記載のシートス
ライド装置によれば、ロアーレールは、略上向きコ字状
を呈する本体部と、該本体部の両側部先端側から内方に
延設され開口部を形成する左右一対の上側部とを備え、
前記本体部の両側部先端にスライダー受け部が形成さ
れ、前記上側部の開口部側の先端部に第1のフック部が
形成され、本体部の両側部に第2のフック部が形成さ
れ、前記第1のフック部は前記上側部の開口部側の先端
部を内側に屈折させて開口部の縁部に沿って形成され、
前記アッパーレールは、前記ロアーレールに組付けられ
るような略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の
上部壁の中央より上方に突出し、前記ロアーレールの上
側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前記ア
ッパーレールの本体部の両側部上端にスライダー受け部
が形成され、前記本体部の上部壁にロアーレールの第1
のフック部に係止される第1の係止部が形成され、該第
1の係止部に突起部が前記第1のフック部側に突出して
形成され、前記アッパーレールの本体部の両側部先端側
にロアーレールの第2のフック部に係止される第2の係
止部が形成され、前記ロアーレールの第1のフック部に
係止される第1の係止部は前記アッパーレールの本体部
の両側部上端のスライダー受け部の一側を兼ねて形成さ
れているので、アッパーレール側に衝撃荷重等により上
方に剥離荷重が加えられた場合に、第1の係止部の突起
部が第1のフック部に係止され、一次的に剥離防止機能
を発揮でき、ロアーレールの上部が開くのを防止するこ
とができ、剥離強度を向上させることができ、ロアーレ
ールの強度を向上させることができ、アッパーレールの
変形を防止することができ、ロアーレールの開口部を狭
く形成し、床面上のゴミがロアーレールの開口部からロ
アーレールの内部に落下するのを防止することができ
る。
【0034】また、本発明の請求項3に記載のシートス
ライド装置によれば、ロアーレールは、略上向きコ字状
を呈する本体部と、該本体部の両側部先端側から内方に
延設され開口部を形成する左右一対の上側部とを備え、
前記本体部の両側部先端にスライダー受け部が形成さ
れ、前記上側部の開口部側の先端部に第1のフック部が
形成され、本体部の両側部に第2のフック部が形成さ
れ、前記第1のフック部は前記上側部の開口部側の先端
部を内側に屈折させて開口部の縁部に沿って形成され、
前記アッパーレールは、前記ロアーレールに組付けられ
るような略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の
上部壁の中央より上方に突出し、前記ロアーレールの上
側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前記ア
ッパーレールの本体部の両側部上端にスライダー受け部
が形成され、前記本体部の上部壁にロアーレールの第1
のフック部に係止される第1の係止部が形成され、該第
1の係止部に突起部が前記第1のフック部側に突出して
形成され、前記アッパーレールの本体部の両側部先端に
ロアーレールの第2のフック部に係止される第2の係止
部が形成され、前記ロアーレールのスライダー受け部と
アッパーレールのスライダー受け部との間にスライダー
が挿入され、前記ロアーレールの本体部の底部及びアッ
パーレールの本体部の上部壁との間にローラーが挿入さ
れているので、アッパーレール側に衝撃荷重等により上
方に剥離荷重が加えられた場合に、第1の係止部の突起
部が第1のフック部に係止され、一次的に剥離防止機能
を発揮でき、ロアーレールの上部が開くのを防止するこ
とができ、剥離強度を向上させることができ、ロアーレ
ールの強度を向上させることができ、アッパーレールの
変形を防止することができ、ロアーレールの開口部を狭
く形成し、床面上のゴミがロアーレールの開口部からロ
アーレールの内部に落下するのを防止することができ、
円滑で安定した摺動動作を得ることができ、然も摩擦抵
抗を少なくして操作性を向上させることができる。
【0035】本発明によれば、アッパーレール側に衝撃
荷重等により上方に剥離荷重が加えられた場合に、ロア
ーレールの上部が開くのを防止することができ、剥離強
度を向上させることができ、ロアーレールの強度を向上
させることができ、アッパーレールの変形を防止するこ
とができ、ロアーレールの開口部を狭く形成し、床面上
のゴミがロアーレールの開口部からロアーレールの内部
に落下するのを防止することができ、しかも構造が簡単
で、新たな部品点数の増加や付設作業が不要で、コスト
的にも安価であり、取付け作業を簡易迅速に行え、円滑
で安定した摺動動作を得ることができ、然も摩擦抵抗を
少なくして操作性を向上させることのできるシートスラ
イド装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るシートスライド装置の要部断面
図。
【図2】本発明に係るシートスライド装置に剥離荷重が
加えられた状態の断面図。
【図3】本発明に係るシートスライド装置の応力曲線図
と従来のシートスライド装置の応力曲線図を比較して示
す応力曲線図。
【図4】本発明に係るシートスライド装置の分解斜視
図。
【図5】従来のシートスライド装置の概略断面図。
【符号の説明】
11 シートスライド装置 12 ロアーレール 12a 本体部 12b 両側部 12c スライダー受け部 12d 上側部 12e 開口部 12j 突条部 13 アッパーレール 13a 本体部 13b 両側部 13c スライダー受け部 13d 上部壁 13e 垂直壁 13f 底部壁 14 フロアーカーペット 14a 切欠部 15 第1のフック部 17 第2のフック部 18 第1の係止部 18a 突起部 19 第2の係止部 21 フィニッシャ取付部 23 フィニッシャ 23a リップ部 23b 係止部 25 スライダー 27 ローラー 27a 両側部 27b 中央部 32 ラッチ 33 インターロック部材

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シート載置用床面の前後方向に載置され
    るロアーレールと、該ロアーレール上で長手方向に摺動
    自在に案内支持されると共にシート本体側に取付けられ
    るアッパーレールからなるシートスライド装置におい
    て、 前記ロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本体部
    と、該本体部の両側部先端側から内方に延設され開口部
    を形成する左右一対の上側部とを備え、前記本体部の両
    側部先端にスライダー受け部が形成され、前記上側部の
    開口部側の先端部に第1のフック部が形成され、本体部
    の両側部に第2のフック部が形成され、 前記アッパーレールは、前記ロアーレールに組付けられ
    るような略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の
    上部壁の中央より上方に突出し、前記ロアーレールの上
    側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前記ア
    ッパーレールの本体部の両側部上端にスライダー受け部
    が形成され、前記本体部の上部壁にロアーレールの第1
    のフック部に係止される第1の係止部が形成され、該第
    1の係止部に突起部が前記第1のフック部側に突出して
    形成され、前記アッパーレールの本体部の両側部先端側
    にロアーレールの第2のフック部に係止される第2の係
    止部が形成されていることを特徴とするシートスライド
    装置。
  2. 【請求項2】 シート載置用床面の前後方向に載置され
    るロアーレールと、該ロアーレール上で長手方向に摺動
    自在に案内支持されると共にシート本体側に取付けられ
    るアッパーレールからなるシートスライド装置におい
    て、 前記ロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本体部
    と、該本体部の両側部先端側から内方に延設され開口部
    を形成する左右一対の上側部とを備え、前記本体部の両
    側部先端にスライダー受け部が形成され、前記上側部の
    開口部側の先端部に第1のフック部が形成され、本体部
    の両側部に第2のフック部が形成され、前記第1のフッ
    ク部は前記上側部の開口部側の先端部を内側に屈折させ
    て開口部の縁部に沿って形成され、 前記アッパーレールは、前記ロアーレールに組付けられ
    るような略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の
    上部壁の中央より上方に突出し、前記ロアーレールの上
    側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前記ア
    ッパーレールの本体部の両側部上端にスライダー受け部
    が形成され、前記本体部の上部壁にロアーレールの第1
    のフック部に係止される第1の係止部が形成され、該第
    1の係止部に突起部が前記第1のフック部側に突出して
    形成され、前記アッパーレールの本体部の両側部先端側
    にロアーレールの第2のフック部に係止される第2の係
    止部が形成され、前記ロアーレールの第1のフック部に
    係止される第1の係止部は前記アッパーレールの本体部
    の両側部上端のスライダー受け部の一側を兼ねて形成さ
    れていることを特徴とするシートスライド装置。
  3. 【請求項3】 シート載置用床面の前後方向に載置され
    るロアーレールと、該ロアーレール上で長手方向に摺動
    自在に案内支持されると共にシート本体側に取付けられ
    るアッパーレールからなるシートスライド装置におい
    て、 前記ロアーレールは、略上向きコ字状を呈する本体部
    と、該本体部の両側部先端側から内方に延設され開口部
    を形成する左右一対の上側部とを備え、前記本体部の両
    側部先端にスライダー受け部が形成され、前記上側部の
    開口部側の先端部に第1のフック部が形成され、本体部
    の両側部に第2のフック部が形成され、前記第1のフッ
    ク部は前記上側部の開口部側の先端部を内側に屈折させ
    て開口部の縁部に沿って形成され、 前記アッパーレールは、前記ロアーレールに組付けられ
    るような略下向きコ字状を呈する本体部と、該本体部の
    上部壁の中央より上方に突出し、前記ロアーレールの上
    側部の開口部より上方に突出する垂直壁を有し、前記ア
    ッパーレールの本体部の両側部上端にスライダー受け部
    が形成され、前記本体部の上部壁にロアーレールの第1
    のフック部に係止される第1の係止部が形成され、該第
    1の係止部に突起部が前記第1のフック部側に突出して
    形成され、前記アッパーレールの本体部の両側部先端に
    ロアーレールの第2のフック部に係止される第2の係止
    部が形成され、 前記ロアーレールのスライダー受け部とアッパーレール
    のスライダー受け部との間にスライダーが挿入され、前
    記ロアーレールの本体部の底部及びアッパーレールの本
    体部の上部壁との間にローラーが挿入されていることを
    特徴とするシートスライド装置。
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EP01309539A EP1207073A1 (en) 2000-11-16 2001-11-12 Seat slide apparatus
CNB011348348A CN100395133C (zh) 2000-11-16 2001-11-15 座椅滑动装置
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014004863A (ja) * 2012-06-21 2014-01-16 Aisin Seiki Co Ltd 車両用シートスライド装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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