JP2002144613A - 複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回路 - Google Patents

複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回路

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JP2002144613A
JP2002144613A JP2000347461A JP2000347461A JP2002144613A JP 2002144613 A JP2002144613 A JP 2002144613A JP 2000347461 A JP2000347461 A JP 2000347461A JP 2000347461 A JP2000347461 A JP 2000347461A JP 2002144613 A JP2002144613 A JP 2002144613A
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Motoyoshi Shibano
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 印刷位置の精度を高めた複数サーマルヘッド
のプリンタ印刷位置合わせ回路を得る。 【解決手段】 本発明のプリンタ印刷位置合わせ回路
は、複数のサーマルヘッドと、これに付随する同期パタ
ーン検出センサ11、12、13、これらの同期パター
ン検出センサが検出したマーク位置の位相差を算出する
位相差計算部24を有し、また同期パターン検出センサ
11、12、13が紙に印刷されたマークの間隔を検出
し、このマークの検出動作を行う毎にカウントアップす
るカウンタと、マーク間の間隔距離の初期値を保持する
初期値保持手段を有する。保持された初期値とカウンタ
のカウント値との比較に基づき、紙の伸縮の検知を行
う。この検知に基づき画像データの各ヘッドへの出力の
タイミングを調整すると共に、同期はずれが規定値より
大きい場合は、印刷動作を停止させる。これにより、印
刷位置の精度を高めることが可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複数サーマルヘッ
ドのプリンタ印刷位置合わせ回路に関し、例えば、複数
サーマルヘッドと印刷紙間におけるプリンタ印刷の位置
合わせ回路に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、複数サーマルヘッドのプリンタ印
刷位置合わせ回路は、一般に、サーマルヘッド間の長さ
と印刷する紙の長さとの間に生じる、相対的な長さ合わ
せの補正を施す回路に適用される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来の複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回路
によるサーマルヘッドの紙への印刷では、紙の水分の蒸
発によって生じる縮みが、印刷濃度およびパターンによ
って異なる。このため、より高い精度を得るためには、
動的に位置合わせを行う必要性があるという問題点を伴
う。
【0004】また、複数のサーマルヘッドを使用するプ
リンタでは、紙の装着時に発生する紙のたるみによっ
て、各ヘッド間に対する紙の長さに変化が生じる。さら
に、印刷時のサーマルヘッドによる加熱で紙の伸縮が発
生する等の問題点を伴う。
【0005】本発明は、印刷位置の精度を高めた複数サ
ーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回路を提供する
ことを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明の複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合
わせ回路は、N個(Nは2以上の自然数)のサーマルヘ
ッドと、紙送り方向に対し少なくとも第2以降のサーマ
ルヘッドに付随するN−1個の同期パターン検出センサ
と、N−1個の同期パターン検出センサが検出したマー
ク位置の位相差を算出する位相差計算手段とを有し、算
出した位相差に基づき、紙送り方向に送られる紙の伸縮
を検知して、N個のサーマルヘッドの印刷位置の同期合
わせを行うことを特徴としている。
【0007】また、上記のマーク位置の位相差の算出
は、紙送り方向における第1の同期パターン検出センサ
または第1のサーマルヘッドと第2以降の同期パターン
検出センサ間の位相差を予め測定し、この測定値を用い
て印刷位置の同期合わせを行い、同期パターン検出セン
サが紙に印刷されたマークの間隔を検出し、このマーク
の検出動作を行う毎にカウントアップするカウンタをさ
らに有し、カウンタのカウント値に基づき紙の伸縮の検
知を行うとよい。
【0008】さらに、マーク間の間隔距離の初期値を保
持する初期値保持手段を有し、保持された初期値とカウ
ンタのカウント値との比較に基づき、紙の伸縮の検知を
行い、カウンタによりカウントされたカウント値は、予
め保持された前方保護カウンタ値および後方保護カウン
タ値と比較され、検出されたマークの同期判定、紙伸び
判定、紙縮み判定、および同期外れ判定を含む各種の判
定を行い、この判定は、マーク間の間隔距離の所定の複
数回の検出値に基づき行うとよい。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、添付図面を参照して、本発
明による複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ
回路の実施の形態を詳細に説明する。図1から図9を参
照すると、本発明の複数サーマルヘッドのプリンタ印刷
位置合わせ回路の一実施形態が示されている。
【0010】図1から9において、図1から7が第1の
実施例を示し、複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置
合わせ回路の構成内容を示す図である。また、図8およ
び図9は変化例・応用例を示し、図8は、図1に対する
第2の実施例の複数ヘッド部の配置・構成例を示す概念
図であり、図9はこれに対応する複数サーマルヘッドの
プリンタ印刷位置合わせ回路の回路構成ブロック図であ
る。これらの各図において、本発明の構成を以下に詳述
する。
【0011】(第1の実施例)図1は、3個のヘッド
1、2、3とこれらのヘッドに付随するセンサとにおい
て、ヘッドとそれに付随するセンサとの距離(a1、a
2、a3)と、ヘッド1−2、1−3間の位相差(b
1、b2)の関係を示している。
【0012】図2のマーク位置は、図4および図5の同
期保護1、同期保護2のカウンタとマークとの位相関係
を示している。同期保護1のカウンタ32は、マーク検
出動作を行う毎に1つカウントアップし、現在のマーク
から次のマークの間で“0”から“n”までカウントす
るものとする。図2は、マーク位置とカウンタの位相を
示す。マーク位置の一致時にカウンタの値と“0”とに
位相が合った状態を示す。本図2の状態と相違し、マー
ク位置でカウンタの値が“1、2、3”等の時には紙が
伸びたことを示し、逆に“n、n−1、n−2”の時に
は紙が縮んだことを示す。
【0013】図3の同期パターン検出センサ(1)11
は図1のヘッド1に付随するセンサを示し、同期パター
ン検出センサ(2)12はヘッド2に付随するセンサを
示し、同期パターン検出センサ(3)13はヘッド3に
付随するセンサを示す。
【0014】図4の同期保護1は、図3の同期パターン
検出同期保護(1)21の詳細な回路構成ブロック図を
示し、また、図5の同期保護2は、図3の同期パターン
検出同期保護(2)22の詳細な回路構成ブロック図を
示している。
【0015】図3の位相差計算24は、同期保護1(図
4)のマーク位置のタイミングでヘッド2、ヘッド3の
同期保護2(図5)のカウンタの値を求める。
【0016】ヘッド2の同期保護2のカウンタの値は、
ヘッド2に最も近いマークとの位相差を示す。ヘッド1
とヘッド2の間にあるマークの数は既知であるので、ヘ
ッド1のセンサとヘッド2のセンサの間隔が解る。ま
た、ヘッド1のヘッドとセンサ間の距離(図1のa1)
とヘッド2のヘッドとセンサ間の距離(図1のa2)が
予め測定してあると、ヘッド1とヘッド2の距離が解
る。同様に、ヘッド1とヘッド3の距離が解る。また、
同期保護1,同期保護2の異常状態が明らかになった場
合は、可変遅延画像データバッファ28、29を停止さ
せて印刷動作を中断する。
【0017】ヘッド1とヘッド2の距離、ヘッド2とヘ
ッド3の距離分を可変遅延画像データバッファ28、2
9で遅延させたデータを、ヘッド2、ヘッド3に送る。
この結果、ヘッド2、ヘッド3にヘッド1との距離分ず
らしたデータが送られるので、コンポーネント1、2、
3が相互に合った印刷となる。
【0018】図4は、図3の同期パターン検出同期保護
(1)を行うブロック図を示している。図4の中の各ブ
ロック機能を以下に説明する。
【0019】同期パターン検出31は、マークパターン
を検出する。カウンタ32は、マーク検出動作を行う毎
にカウントアップするカウンタである。デコーダ33
は、カウンタ値が“0”の時と“n+1”の時にデコー
ドし、マーク位置として出力する。
【0020】コンパレータ(1)34は、検出したマー
クが図2のように位相が合った状態を判定するコンパレ
ータである。判定領域は、図6の同期判定領域である。
この判定領域に幅を持つのは、同期パターンの検出の誤
差を影響させないためである。
【0021】ウィンドコンパレータ(1)35は、検出
したマークが位相が合わない状態になったことを判定す
るコンパレータである。位相が合わないと判定する領域
は、図6の同期判定領域と異常状態判定領域を除く領域
である。位相が合わないと判定したときに、有効になる
信号を前方保護カウンタ36に送る。これに対して、位
相が合うと判定したときに、有効になる信号を後方保護
カウンタ37に送る。なお、図6は、二種類(A)およ
び(B)の同期判定形態例を示している。
【0022】コンパレータ(2)41は、紙が停止や切
れるなどの異常状態を判定するコンパレータである。図
6の異常状態判定領域で有効になる信号を出力する。
【0023】初期値40とは、マークから次のマークま
での間にカウンタ32がカウントアップする値であり、
図2での“n”に相当する。この結果、上述の「マーク
位置の一致時にカウンタの値と“0”とに位相が合った
状態を示す。」こととなる。
【0024】オフセット計算42とは、初期値40から
図6の異常状態判定、同期はずれ判定領域、同期判定領
域、紙縮み判定領域、同期はずれ判定領域の閾値を計算
する。
【0025】前方保護カウンタ36は、ウィンドコンパ
レータ(1)35が、位相が合わなくなったとする判定
が幾つ連続したかをカウントする。このカウンタの値を
シーケンサ38は読み取り、ある閾値(例えば3)を越
えるとシーケンサ38は新たな同期パターンを検出す
る。
【0026】後方保護カウンタ37は、ウィンドコンパ
レータ(1)35が、位相が合わなくなったとしなかっ
た判定が幾つ連続したかをカウントする。このカウンタ
の値をシーケンサ38は読み取り、ある閾値(例えば
3)を越えるとシーケンサ38は検出した同期パターン
が同期と判定する。
【0027】図5は、図3の同期パターン検出同期保護
(2)を行うブロック図である。本図5の中の各ブロッ
ク機能を以下に説明する。
【0028】同期パターン検出51は、マークパターン
を検出する。カウンタ52は、マーク検出動作を行う毎
にカウントアップするカウンタである。デコーダ53
は、カウンタの値が“0”の時と“n+1”の時にデコ
ードし、マーク位置として出力する。
【0029】コンパレータ(1)54は、検出したマー
クが図2のように位相が合った状態を判定するコンパレ
ータである。判定領域は、図6の同期判定領域である。
判定領域に幅を持つのは、同期パターン検出の誤差を影
響させないためである。
【0030】ウィンドコンパレータ(1)55は、検出
したマークが位相が合わなくなった状態になったことを
判定するコンパレータである。位相が合わなくなったと
判定する領域は、図6の同期判定領域と異常状態判定領
域を除く領域である。位相が合わなくなったと判定した
時に、有効になる信号を前方保護カウンタ(1)60に
送る。位相が合うと判定した時に有効になる信号を後方
保護カウンタ61に送る。
【0031】ウィンドコンパレータ(2)56は、紙が
縮んだことを判定するコンパレータである。同期判定領
域よりカウンタの値が小さく、同期はずれ領域より大き
い領域である。紙が縮んだと判定した時有効になる信号
を前方保護カウンタ(2)62に送る。
【0032】ウィンドコンパレータ(3)57は、紙が
伸びたことを判定するコンパレータである。同期判定領
域よりカウンタの値が大きく、同期はずれ領域より小さ
い領域である。紙が伸びたと判定した時、有効になる信
号を前方保護カウンタ(3)63に送る。
【0033】コンパレータ(2)58は、紙が停止や切
れるなどの異常状態を判定するコンパレータである。図
6の異常状態判定領域で有効になる信号を出力する。
【0034】初期値65とは、マークから次のマークま
での間にカウンタがカウントアップする値である。図2
での“n”にあたる。
【0035】オフセット計算66とは、初期値から図6
の異常状態判定、同期はずれ判定領域、同期判定領域、
紙縮み判定領域、同期はずれ判定領域の閾値を計算す
る。
【0036】前方保護カウンタ(1)60は、ウィンド
コンパレータ(1)55が、位相が合わなくなったと判
定するのが幾つ連続したかをカウントする。この前方保
護カウンタ(1)60の値をシーケンサ64は読み取
り、ある閾値(例えば3)を越えると、シーケンサ64
は新たな同期パターンを検出する。
【0037】前方保護カウンタ(2)62は、ウィンド
コンパレータ(2)56が、紙が縮んだと判定するのが
幾つ連続したかをカウントする。この前方保護カウンタ
(2)62の値をシーケンサ64は読み取り、ある閾値
(例えば3)を越えると、シーケンサ64は紙が縮んだ
と判定する。
【0038】前方保護カウンタ(3)63は、ウィンド
コンパレータ(3)57が、紙が伸びたと判定するのが
幾つ連続したかをカウントする。この前方保護カウンタ
(3)63の値をシーケンサ64は読み取り、ある閾値
(例えば3)を越えると、シーケンサ64は紙が伸びた
と判定する。
【0039】後方保護カウンタ61は、ウィンドコンパ
レータ(1)55が、位相が合うと判定したのが幾つ連
続したかをカウントする。この後方保護カウンタ61の
値をシーケンサ64は読み取り、ある閾値(例えば3)
を越えると、シーケンサ64は検出した同期パターンが
同期と判定する。
【0040】図7は、動作例を示すフローチャートであ
る。図7のフローチャートにおいて、ステップS1で
(フレーム)カウンタを止める。ステップS2において
現在のデータが同期パターンか否かをチェックする。こ
のチェックの結果が“NO”であれば、次のデータへ進
み(ステップS3)、ステップS1へ戻る。また、チェ
ック(ステップS2)の結果が“YES”の場合は、前
方保護カウンタをクリアし(ステップS4)、さらに後
方保護カウンタをアップし(ステップS5)、同期の位
置に同期パターンがあるか否かをチェックする(ステッ
プS6)。
【0041】このチェック(ステップS6)の結果が
“NO”の場合は、後方カウンタをクリアして(ステッ
プS7)ステップS1へ戻る。また、“YES”の場合
は、前方保護カウンタをクリアし(ステップS8)、後
方保護カウンタをアップして(ステップS9)、後方保
護カウンタが設定値を越えたか否かをチャックする(ス
テップS10)。
【0042】チェック(ステップS10)の結果が“N
O”の場合は、ステップS6へ戻る。また、“YES”
の場合は、現在のデータが同期パターンか否かをチェッ
クする(ステップS11)。
【0043】チェック(ステップS11)の結果が“Y
ES”の場合は、前方保護カウンタをクリアし(ステッ
プS12)、さらに同期状態と判定し(ステップS1
3)、ステップS11へ戻る。チェック(ステップS1
1)の結果が“NO”の場合は、前方保護カウンタをア
ップし(ステップS14)、さらに後方保護カウンタを
クリアし(ステップS15)、前方保護カウンタが設定
値を超えたか否かをチェックする(ステップS16)。
【0044】チェック(ステップS16)の結果、設定
値を越えない場合は(YES)、ステップS13へ移行
し、設定値を超えた場合は(NO)、先頭処理のステッ
プS1へ戻る。
【0045】図7のフローチャートにおいて、ステップ
S1〜S5がハンチング検出処理であり、ステップS6
〜S10が後方保護処理であり、ステップS14〜S1
6が前方保護処理である。
【0046】上記の実施形態では、等間隔の位置検出用
のマークにより複数のサーマルヘッドを使用するプリン
タの印刷位置合わせを、マーク検出の同期保護回路のカ
ウンタの位相差により印刷画像をずらすことにより行
う。
【0047】加熱による紙の伸縮が動的に発生すると、
前方保護カウンタにより紙の伸縮を検知し、この後から
はこの間隔を新たなマーク間隔として同期保護を続け
る。この動作にともない、カウンタの位相差は変化す
る。可変遅延画像データバッファの遅延量をこれに合わ
せて変化させることで、紙の伸縮に追従する。
【0048】また、上記の実施形態によれば、紙には予
め紙送り方向位置検出用のマークが、一定間隔で印刷面
もしくは裏面に印刷してある。サーマルヘッドは、複数
あり、各ヘッドには上記マークのマーク検出用センサが
取りつけられており、センサとヘッドの間隔は予め分か
っているものとする。このセンサの出力から、マークの
位置を検出する検出器があり、マーク間隔を検出する同
期保護回路がある。
【0049】先頭以外の同期保護回路は、サーマルヘッ
ドによる加熱により生じる伸縮を追従するための紙伸び
判定領域および紙縮み判定領域を、前方保護にもつ同期
保護回路である。この判定領域にマークを検出すると、
前方保護カウンタより紙の伸縮を検知し、この後から
は、この間隔を新たなマーク間隔として同期保護を続け
る。
【0050】先頭の同期保護回路がマーク位置と判定し
た時の、他の同期保護回路のカウンタの値が、先頭のセ
ンサとマークの位置関係に対するそれぞれのセンサとマ
ーク位置関係の位相差になっている。
【0051】先頭のヘッドに対するそれぞれのヘッドの
距離は、下記の関係式(1)から求める。この距離分を
可変遅延画像データバッファで遅延させることで、紙送
り方向の印刷の位置合わせを行う。 位相差×1位相差の距離−((先頭のヘッド−センサ間距離)−(ヘッド− センサ間の距離)) ・・・・(1)
【0052】紙送り方向位置検出用マークは、水平線成
分を持つマークで同じ形のものが予め一定間隔で印刷面
もしくは裏面に印刷してある。同期保護のカウンタの値
は、マーク位置に対する位相と考えられる(図2)。
【0053】先頭の同期保護回路がマーク位置と判定し
た時の他の同期保護回路のカウンタの値は、そのセンサ
がマークの間のどの位置にいるかを示す。紙の装てん時
の許容できるたるみは、マーク間隔までとする。この条
件により、先頭のセンサとの間に入っているマークの数
は誤差1で定まる。
【0054】先頭の同期保護回路がマーク位置と判定し
た時の他の同期保護回路のカウンタの値で、先頭のセン
サとセンサの紙の長さが求まる。センサの出力をパタン
マッチングフィルタによる水平線検出器によりマークを
検出する。
【0055】マークの検出には、誤検出や検出もれが生
じてもよいように同期保護をかける。先頭のセンサの同
期保護は、マークの間隔が一定なものとして同期保護を
行う。先頭以外のセンサの同期保護は、紙伸び判定領
域、紙縮み判定領域を前方保護動作で行う。
【0056】この判定領域にマークを検出すると前方保
護カウンタをカウントアップし、閾値を越えたことより
紙の伸縮を検知し、この後からはこの間隔を新たなマー
ク間隔として同期保護を続ける。
【0057】先頭のセンサの同期保護がマーク位置と判
定した時の、他の同期保護回路のカウンタの値が、先頭
のセンサに対するマーク位置の位相になっている。位相
差に対応する遅延量を可変遅延バッファで遅延させるこ
とで、紙送り方向の印刷の位置合わせができる。
【0058】紙の装てん時にマーク間隔までのたるみや
印刷時の加熱によって生じる紙の伸縮は、可変遅延バッ
ファの自動的な調整で補正される。
【0059】(第2の実施例)図8および図9は、上記
第1の実施例に対する第2の実施例を示している。図8
および図9において、紙送り方向位置検出用マークを先
頭のヘッドで等間隔に印刷し、その他のヘッドには印刷
面にセンサが取りつけられており、センサとヘッドの間
隔は予め分かっているものとする。
【0060】センサの出力からマークの位置を検出する
検出器があり、マーク間隔を検出する同期保護回路があ
る。先頭以外の同期保護回路は、サーマルヘッドによる
加熱により生じる伸縮を追従するための紙伸び判定領
域、紙縮み判定領域を前方保護にもつ同期保護回路であ
る。この判定領域にマークを検出すると前方保護カウン
タより紙の伸縮を検知し、この後からはこの間隔を新た
なマーク間隔として同期保護を続ける。
【0061】先頭の同期保護回路がマーク位置と判定し
た時の他の同期保護回路のカウンタの値が、先頭のセン
サとマークの位置関係に対するそれぞれのセンサとマー
ク位置関係の位相差になっている。
【0062】先頭のヘッドに対するそれぞれのヘッドの
距離は、下記の関係式(2)から求める。この距離分を
可変遅延画像データバッファで遅延させることで、紙送
り方向の印刷の位置合わせを行う。 位相差×1位相差の距離+(ヘッド−センサ間の距離) ・・・・(2)
【0063】尚、上述の実施形態は本発明の好適な実施
の一例である。但し、これに限定されるものではなく、
本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変形実施
が可能である。
【0064】
【発明の効果】以上の説明より明らかなように、本発明
の複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回路
は、N個(Nは2以上の自然数)のサーマルヘッドに対
し、紙送り方向に対し少なくとも第2ヘッド以降に付随
するN−1個の同期パターン検出センサが検出したマー
ク位置の、位相差を算出する。この算出した位相差に基
づき、紙送り方向に送られる紙の伸縮を検知して、N個
のサーマルヘッドの印刷位置の同期合わせを行う。これ
により、印刷位置の精度を高めることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位
置合わせ回路の一実施形態に対応する複数ヘッド部の配
置・構成例を示す概念図である。
【図2】同期保護のカウンタ値とマークとの関係を説明
するための図である。
【図3】複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ
回路第1の構成例を示すブロック図である。
【図4】図3の同期パターン検出部21の詳細な構成例
を示すブロック図である。
【図5】図3の同期パターン検出部22、23の詳細な
構成例を示すブロック図である。
【図6】同期判定の手順を説明するための二種類の構成
例を示す図である。
【図7】本発明の一実施形態の動作例を示すフローチャ
ートである。
【図8】図1に対する複数サーマルヘッドのプリンタ印
刷位置合わせ回路の第2の実施例に対応する複数ヘッド
部の配置・構成例を示す概念図である。
【図9】複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ
回路第2の構成例を示すブロック図である。
【符号の説明】
1、2、3 ヘッド 11 同期パターン検出センサ(1) 12 同期パターン検出センサ(2) 13 同期パターン検出センサ(3) 21 同期パターン検出同期保護(1) 22、23 同期パターン検出同期保護(2) 28、29 可変遅延画像データバッファ 31 同期パターン検出 32 カウンタ 33 デコーダ 34 コンパレータ(1) 35 ウィンドコンパレータ(1) 36 前方保護カウンタ 37 後方保護カウンタ 38 シーケンサ 40 初期値 41 コンパレータ(2) 42 オフセット計算 51 同期パターン検出 52 カウンタ 53 デコーダ 54 コンパレータ(1) 55 ウィンドコンパレータ(1) 56 ウィンドコンパレータ(2) 57 ウィンドコンパレータ(3) 58 コンパレータ(2) 60 前方保護カウンタ(1) 61 後方保護カウンタ 62 前方保護カウンタ(2) 63 前方保護カウンタ(3) 65 初期値 66 オフセット計算

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 N個(Nは2以上の自然数)のサーマル
    ヘッドと、 紙送り方向に対し少なくとも第2以降のサーマルヘッド
    に付随するN−1個の同期パターン検出センサと、 前記N−1個の同期パターン検出センサが検出したマー
    ク位置の位相差を算出する位相差計算手段とを有し、 前記算出した位相差に基づき、前記紙送り方向に送られ
    る紙の伸縮を検知して、前記N個のサーマルヘッドの印
    刷位置の同期合わせを行うことを特徴とする複数サーマ
    ルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回路。
  2. 【請求項2】 前記マーク位置の位相差の算出は、前記
    紙送り方向における第1の同期パターン検出センサまた
    は第1のサーマルヘッドと第2以降の同期パターン検出
    センサ間の位相差を予め測定し、測定された該位相差を
    用いて前記印刷位置の同期合わせを行うことを特徴とす
    る請求項1に記載の複数サーマルヘッドのプリンタ印刷
    位置合わせ回路。
  3. 【請求項3】 前記同期パターン検出センサが前記紙に
    印刷されたマークの間隔を検出し、該マークの検出動作
    を行う毎にカウントアップするカウンタをさらに有し、
    該カウンタのカウント値に基づき前記紙の伸縮の検知を
    行うことを特徴とする請求項1または2に記載の複数サ
    ーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回路。
  4. 【請求項4】 前記マーク間の間隔距離の初期値を保持
    する初期値保持手段をさらに有し、該保持された初期値
    と前記カウンタのカウント値との比較に基づき、前記紙
    の伸縮の検知を行うことを特徴とする請求項3に記載の
    複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回路。
  5. 【請求項5】 前記カウンタによりカウントされたカウ
    ント値は、予め保持された前方保護カウンタ値および後
    方保護カウンタ値と比較され、前記検出されたマークの
    同期判定、紙伸び判定、紙縮み判定、および同期外れ判
    定を含む各種の判定を行うことを特徴とする請求項4に
    記載の複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置合わせ回
    路。
  6. 【請求項6】 前記判定は、前記マーク間の間隔距離の
    所定の複数回の検出値に基づき行うことを特徴とする請
    求項5に記載の複数サーマルヘッドのプリンタ印刷位置
    合わせ回路。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7477273B2 (en) 2005-01-17 2009-01-13 Samsung Electronics Co., Ltd. Method and device for adjusting alignment of image forming apparatus
CN101570085B (zh) * 2009-03-13 2010-12-01 北大方正集团有限公司 单pass数码印刷设备中成像部件同步方法、装置及打印设备

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