JP2002144132A - ボールエンドミル - Google Patents
ボールエンドミルInfo
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- JP2002144132A JP2002144132A JP2001017923A JP2001017923A JP2002144132A JP 2002144132 A JP2002144132 A JP 2002144132A JP 2001017923 A JP2001017923 A JP 2001017923A JP 2001017923 A JP2001017923 A JP 2001017923A JP 2002144132 A JP2002144132 A JP 2002144132A
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- Japan
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- boron nitride
- cubic boron
- end mill
- blade
- sintered body
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C5/00—Milling-cutters
- B23C5/02—Milling-cutters characterised by the shape of the cutter
- B23C5/10—Shank-type cutters, i.e. with an integral shaft
- B23C5/1009—Ball nose end mills
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B23—MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B23C—MILLING
- B23C2226/00—Materials of tools or workpieces not comprising a metal
- B23C2226/12—Boron nitride
- B23C2226/125—Boron nitride cubic [CBN]
Abstract
形成された先端ボール刃が母材から外れることがなく、
先端ボール刃がS字刃形に容易に形成でき、先端ボ
ール刃が耐磨耗性に優れているボールエンドミルを提供
すること。 【解決手段】 円弧形状の先端ボール刃13が少なくとも
一つ形成されているボールエンドミルにおいて、先端ボ
ール刃13を含む先端部全体が立方晶窒化硼素焼結体で構
成されている。
Description
度焼入鋼、オーステエナイト鋼、フェライト鋳鉄等を切
削加工するためのボールエンドミルに関するものであ
る。
エンドミルが開発され、市場に出回るようになってきて
いる。
m以下の立方晶窒化硼素焼結体層に超硬合金板が裏打ち
されて成る薄平板(以下、切刃体という)を、超硬合金
製母材の先端部半径方向に形成した先端溝に嵌め込んで
両者の超硬合金部分相互をロー付けし、前記立方晶窒化
硼素焼結体層に先端ボール刃を形成している。
るボールエンドミルでは、外径φ6、半径R3以下の小
径である場合には、以下のに示すような問題があっ
た。 .切刃体の超硬合金製母材への接合面積が小さいこと
から、ロー付けによる接着力不足や切削熱によって短期
間で先端ボール刃となる切刃体が超硬合金製母材から外
れてしまうという問題があり、工具寿命を延ばす上で障
害となっていた。 .また、切刃体が薄くなるからボールエンドミルの先
端ボール刃の形状にも制限が生じ、先端ボール刃を高速
加工に最適な側面視(端面視)でS字刃形にすることは
不可能であった。
は、小径であっても、立方晶窒化硼素焼結体で形成さ
れた先端ボール刃が母材から外れることがなく、先端
ボール刃がS字刃形に容易に形成でき、先端ボール刃
が耐磨耗性に優れているボールエンドミルを提供するこ
とを課題とする。
この発明は、円弧形状の先端ボール刃が少なくとも一つ
形成されているボールエンドミルにおいて、先端ボール
刃を含む先端部全体が立方晶窒化硼素焼結体で構成され
ている。 (請求項2記載の発明)この発明のボールエンドミル
は、上記請求項1記載の発明に関し、4〜6mm厚の立
方晶窒化硼素焼結体層と8〜12mm厚の母材超硬合金
層とを一体焼結して成るディスク状のブランク材を、放
電ワイヤでφ3〜φ7の円柱体にカットし、前記円柱体
の超硬合金部分にシャンクをロー付けすると共に、前記
円柱体の立方晶窒化硼素焼結体部分に先端ボール刃を形
成してある。 (請求項3記載の発明)この発明のボールエンドミル
は、上記請求項1又は2記載の発明に関し、立方晶窒化
硼素焼結体層は、立方晶窒化硼素粒子が40〜70体積
%含み、残りがWC超硬合金、金属バインダー分散型組
成で形成されている。
については、以下の発明の実施の形態の欄で明らかにす
る。
した図面に従って説明する。
ミルの正面図であり、図2は前記ボールエンドミルの刃
部側の端面図である。 (このボールエンドミルの構成及び製造方法について)
このボールエンドミルは、図1や図2に示すように、5
mm厚の立方晶窒化硼素焼結体層10と10mm厚の母材
超硬合金層11とが一体焼結固着されて成る外径φ5の刃
部1と、前記刃部1の母材超硬合金層11側にロー付けさ
れたシャンク2とから構成されており、前記刃部1のほ
ぼ全長にねじれ溝12(その他ストレート溝でもよい)を
形成すると共に立方晶窒化硼素焼結体層10の先端縁に半
径R3の円弧形状の先端ボール刃13を形成してある。こ
こで、この実施形態では、先端ボール刃13は高速加工に
最適なものとするため、図2に示すようにS字状に形成
してあり、先端ボール刃13が形成された部分にはセラミ
ックコーティングが施されている。
硼素粒子が40〜70体積%含み、残りがWC超硬合
金、金属バインダー分散型組成で形成されている。
N又はTiCN、TiNを物理的蒸着法でコーティング
するものである。
は4〜6mm厚の範囲で、母材超硬合金層11は8〜12
mm厚の範囲で、刃部1の直径はφ3〜φ6の範囲で、
それぞれ選択される。
す工程により製造できる。 .図3に示すような、5mm厚の立方晶窒化硼素焼結
体層10と、10mm厚の母材超硬合金層11とが一体焼結
固着されて成るディスク状のブランク材Bを製造する。
なお、立方晶窒化硼素焼結体層10は4〜6mm厚の範囲
のものであり且つ母材超硬合金層11は8〜12mm厚の
範囲のものが使用できる。 .前記ブランク材Bを放電ワイヤでカットし、図3や
図4に示すようなφ5.5の円柱体B1を製造する。な
お、円柱体B1の直径はφ3〜φ7の範囲で選択するこ
とができる。 .前記円柱体B1の母材超硬合金層11側に図5に示す
ようにシャンク2をロー付けする。 .前記円柱体B1部分のほぼ全長にねじれ溝12を形成
すると共に立方晶窒化硼素焼結体層10の先端部に円弧形
状の先端ボール刃13を形成する。これにより図1に示し
たボールエンドミルが完成する。(このボールエンドミ
ルの優れた点について) A.この実施形態では、立方晶窒化硼素焼結体層10は、
立方晶窒化硼素粒子は40〜70体積%含み、残りはW
C超硬合金、金属バインダー分散型組成により構成して
ある。
晶窒化硼素粒子バインダーの少ない高密度の立方晶窒化
硼素焼結体、または立方晶窒化硼素粒子を40〜70体
積%含み、残りとしてWC超硬合金、金属バインダー以
外にセラミックが入っている分散型焼結体この実施形態
の立方晶窒化硼素焼結体層10は比較例のものと比べる
と、超高圧焼結装置(1200℃、50000気圧)に
よる焼結時において生じる焼き割れ、破損の発生等が抑
制され、また、耐欠損性、被加工性に優れ、切削時の耐
磨耗性についても優れている。 B.この実施形態では、立方晶窒化硼素焼結体層10に形
成した先端ボール刃13に(TiAl)N又はTiCN、
TiNを物理的蒸着法でセラミックコーティングしてあ
る。
も、耐熱磨耗性に優れ、加工面が綺麗であり、高精度の
加工が可能になる。つまり切削が安定したものとなる。 C.上記A,Bの構成の相乗効果により、歩留りが良
く、切削性能に優れ、長寿命のボールエンドミルが提供
できる。 D.この実施形態では、先端ボール刃13を含む先端部全
体が立方晶窒化硼素焼結体で構成されているから、従来
の技術の欄で示したような先端ボール刃が外れる(切刃
体の外れ)ようなことはない。 E.この実施形態では、先端ボール刃13を含む先端部全
体が立方晶窒化硼素焼結体で構成されているから、先端
ボール刃13の形成域を大きくとることができ、よって先
端ボール刃を高速加工に最適な側面視(端面視)でS字
刃形にすることが可能である。 〔その他〕なお、この発明の基本的な考え方は、図6に
示すように他の形式のエンドミルにおいて採用すること
ができる。
先端刃13’が少なくとも一つ形成されており、先端刃1
3’を含む先端部全体が立方晶窒化硼素焼結体で構成さ
れており、先端刃13’が形成された部分にセラミックコ
ーティングを施したものである。このエンドミルにおい
て、立方晶窒化硼素焼結体層10の組成、セラミックコー
ティングの材料及び方法は上記実施形態と同様である。
次の効果を有する。
うに、小径であっても、立方晶窒化硼素焼結体で形成
された先端ボール刃が母材から外れることがなく、先
端ボール刃がS字刃形に容易に形成でき、先端ボール
刃が耐磨耗性に優れているボールエンドミルを提供でき
た。
図。
ディスク状のブランク材の斜視図。
円柱体の斜視図。
す正面図。
考え方の構造を施した場合の正面図。
Claims (3)
- 【請求項1】 円弧形状の先端ボール刃が少なくとも一
つ形成されているボールエンドミルにおいて、先端ボー
ル刃を含む先端部全体が立方晶窒化硼素焼結体で構成さ
れていることを特徴とするボールエンドミル。 - 【請求項2】 4〜6mm厚の立方晶窒化硼素焼結体層
と8〜12mm厚の母材超硬合金層とを一体焼結して成
るディスク状のブランク材を、放電ワイヤでφ3〜φ7
の円柱体にカットし、前記円柱体の超硬合金部分にシャ
ンクをロー付けすると共に、前記円柱体の立方晶窒化硼
素焼結体部分に先端ボール刃を形成してあることを特徴
とする請求項1記載のボールエンドミル。 - 【請求項3】 立方晶窒化硼素焼結体層は、立方晶窒化
硼素粒子が40〜70体積%含み、残りがWC超硬合
金、金属バインダー分散型組成で形成されていることを
特徴とする請求項1又は2記載のボールエンドミル。
Priority Applications (1)
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---|---|---|---|
JP2001017923A JP2002144132A (ja) | 2001-01-26 | 2001-01-26 | ボールエンドミル |
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