JP2002143304A - ニードルシートの固定が容易な安全注射器 - Google Patents
ニードルシートの固定が容易な安全注射器Info
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M5/00—Devices for bringing media into the body in a subcutaneous, intra-vascular or intramuscular way; Accessories therefor, e.g. filling or cleaning devices, arm-rests
- A61M5/178—Syringes
- A61M5/31—Details
- A61M5/32—Needles; Details of needles pertaining to their connection with syringe or hub; Accessories for bringing the needle into, or holding the needle on, the body; Devices for protection of needles
- A61M5/3205—Apparatus for removing or disposing of used needles or syringes, e.g. containers; Means for protection against accidental injuries from used needles
- A61M5/321—Means for protection against accidental injuries by used needles
- A61M5/322—Retractable needles, i.e. disconnected from and withdrawn into the syringe barrel by the piston
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ニードルシートの固定が容易な安全注射器の
提供。 【解決手段】 安全注射器の外筒内にニードルシートが
組付けられ、外筒内壁前段の小内径部が内向きに延伸さ
れて連結ブロックが設けられ、並びに連結ブロックの末
端に係止リングが連設され、ニードルシート中段の小外
形部が前方に縮小されて一つの肩部が形成され、ニード
ルシート前段の頸部外周に係合構造が凸設されている。
安全注射器がその係止リングを以てニードルシートの係
合構造と肩部の間に挟持されたことにより、ニードルシ
ートが軸方向の制限力を受けて外筒内に固定可能とされ
る。また注射完了後に、ニードルシートを前向きに押す
力により、肩部が前進して連結ブロックを突破して断裂
せしめ、係止リングと外筒を分離させ、それ以上ニード
ルシートの前後の軸方向の移動が制限されないように
し、これによりニードルシートを後方に引き戻して外筒
内に収容できる。またこの構造により、製造歩留りを高
くし、製造コストを低くすることができる。
提供。 【解決手段】 安全注射器の外筒内にニードルシートが
組付けられ、外筒内壁前段の小内径部が内向きに延伸さ
れて連結ブロックが設けられ、並びに連結ブロックの末
端に係止リングが連設され、ニードルシート中段の小外
形部が前方に縮小されて一つの肩部が形成され、ニード
ルシート前段の頸部外周に係合構造が凸設されている。
安全注射器がその係止リングを以てニードルシートの係
合構造と肩部の間に挟持されたことにより、ニードルシ
ートが軸方向の制限力を受けて外筒内に固定可能とされ
る。また注射完了後に、ニードルシートを前向きに押す
力により、肩部が前進して連結ブロックを突破して断裂
せしめ、係止リングと外筒を分離させ、それ以上ニード
ルシートの前後の軸方向の移動が制限されないように
し、これによりニードルシートを後方に引き戻して外筒
内に収容できる。またこの構造により、製造歩留りを高
くし、製造コストを低くすることができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は一種の安全注射器に
係り、特に、ニードルシートの固定が容易な医療用安全
注射器に関する。
係り、特に、ニードルシートの固定が容易な医療用安全
注射器に関する。
【０００２】
【従来の技術】伝統的な周知の安全注射器は、そのプラ
ンジャの前端にフックが設けられて、プランジャが底ま
で押される時に該フックがニードルシートを係止し、プ
ランジャを後方に引き戻す時に、ニードルシートと針が
連帯して外筒内に収容されることにより、他人に対する
刺傷とそれによる感染を防止している。
ンジャの前端にフックが設けられて、プランジャが底ま
で押される時に該フックがニードルシートを係止し、プ
ランジャを後方に引き戻す時に、ニードルシートと針が
連帯して外筒内に収容されることにより、他人に対する
刺傷とそれによる感染を防止している。
【０００３】伝統的な安全注射器は、ニードルシートが
直接外筒前段内部にニードルシートが緊密に固定され、
ニードルシートと外筒の両者の間に相当程度の径方向の
緊密な圧接力が働くことにより、ニードルシート前端或
いは柱自身の受力を克服している。このような緊密な組
合せ作用はニードルシートの外径と外筒内径の寸法を制
御することにより達成され、組立時には比較的大きな力
でニードルシートを外筒内に圧入せねばならず、理想的
でなく、且つ強力な圧入動作により損傷が発生しやす
く、このため不良率が高くなった。
直接外筒前段内部にニードルシートが緊密に固定され、
ニードルシートと外筒の両者の間に相当程度の径方向の
緊密な圧接力が働くことにより、ニードルシート前端或
いは柱自身の受力を克服している。このような緊密な組
合せ作用はニードルシートの外径と外筒内径の寸法を制
御することにより達成され、組立時には比較的大きな力
でニードルシートを外筒内に圧入せねばならず、理想的
でなく、且つ強力な圧入動作により損傷が発生しやす
く、このため不良率が高くなった。
【０００４】このほか、周知のニードルシート或いは外
筒はそれぞれ多キャビティーのプラスチック成形用金型
を用いて形成されるが、各一つのキャビティーの射出環
境（湯道位置、射出温度、冷却速度など）は全く同じで
なく、さらに、異なるキャビティーにも差異性が存在
し、このため射出成形後の各一つのニードルシート、外
筒は同じ寸法の内外径を有するように制御するのが難し
く、ゆえにニードルシートと外筒の間の緊密な組合せを
制御しにくく、ゆるすぎるとニードルシートが脱落しや
すく固定しにくくなり、緊密すぎるとプランジャを引き
戻す時にニードルシートを外筒内に回収できなくなるた
め、十分に業者を悩ませていた。
筒はそれぞれ多キャビティーのプラスチック成形用金型
を用いて形成されるが、各一つのキャビティーの射出環
境（湯道位置、射出温度、冷却速度など）は全く同じで
なく、さらに、異なるキャビティーにも差異性が存在
し、このため射出成形後の各一つのニードルシート、外
筒は同じ寸法の内外径を有するように制御するのが難し
く、ゆえにニードルシートと外筒の間の緊密な組合せを
制御しにくく、ゆるすぎるとニードルシートが脱落しや
すく固定しにくくなり、緊密すぎるとプランジャを引き
戻す時にニードルシートを外筒内に回収できなくなるた
め、十分に業者を悩ませていた。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、軸方向の制
限力を利用してニードルシートを外筒内に固定した、一
種のニードルシートの固定が容易な安全注射器を提供す
ることを課題としている。
限力を利用してニードルシートを外筒内に固定した、一
種のニードルシートの固定が容易な安全注射器を提供す
ることを課題としている。
【０００６】本発明はまた、安全注射器の製造の歩留り
を向上し、生産コストを下げることができる、一種のニ
ードルシートの固定が容易な安全注射器を提供すること
を課題としている。
を向上し、生産コストを下げることができる、一種のニ
ードルシートの固定が容易な安全注射器を提供すること
を課題としている。
【０００７】本発明はまた、ニードルシートの外筒内へ
の回収が容易である、一種のニードルシートの固定が容
易な安全注射器を提供することを課題としている。
の回収が容易である、一種のニードルシートの固定が容
易な安全注射器を提供することを課題としている。
【０００８】
【課題を解決するための手段】請求項１の発明は、外筒
とされ、内部に内壁に囲まれてなる中空収容室があり、
該内壁の後段に大内径部が形成され、該大内径部が前方
に縮小されて一つのストッパ部が形成され、該内壁の前
段に小内径部が形成され、該小内径部より内向きに、少
なくとも二つの連結ブロックが対称に延伸され、これら
連結ブロックの末端に係止部が連設された、上記外筒
と、ニードルシートとされ、後段に大外径部が形成さ
れ、該大外径部がちょうど外筒の大内径部内に収容さ
れ、該大外径部が前方へと縮小されて一つのストッパリ
ングが形成され、該ニードルシートの中段に小外径部が
形成され、該小外径部が該外筒の該小内径部よりやや小
さく並びに該小内径部内に収容可能とされ、該小内径部
が前方へと縮小されて肩部が形成され、該ニードルシー
トの前段がさらに小径の頸部とされ、該頸部の外周に係
合構造が凸設され、該外筒の係止部がニードルシートの
係合構造と肩部の間に挟まれて軸方向の制限力を受ける
ことにより、ニードルシートが外筒内に固定され、注射
完了後に、ニードルシートが前向に押される力により、
その小外径部の肩部が前方に外筒内壁に延設された連結
ブロックを断裂させることにより、係止部と外筒が分離
されてそれ以上ニードルシートの軸方向運動が制限され
ず、容易にニードルシートを外筒内に引込み収容でき
る、上記ニードルシートと、を包括する、ニードルシー
トの固定が容易な安全注射器としている。請求項２の発
明は、前記係止部が一つの係止リングとされたことを特
徴とする、請求項１に記載のニードルシートの固定が容
易な安全注射器としている。請求項３の発明は、前記ニ
ードルシートの肩部前方に係止部を載置するための載置
部が設けられ、該係止部がニードルシートの係合構造と
載置部間にあって軸方向の制限力を受けて位置決めされ
ることを特徴とする、請求項１に記載のニードルシート
の固定が容易な安全注射器としている。請求項４の発明
は、前記小外径部に硬質リングが設けられて強度が増加
されて連結ブロックを断裂させやすくされたことを特徴
とする、請求項１に記載のニードルシートの固定が容易
な安全注射器としている。
とされ、内部に内壁に囲まれてなる中空収容室があり、
該内壁の後段に大内径部が形成され、該大内径部が前方
に縮小されて一つのストッパ部が形成され、該内壁の前
段に小内径部が形成され、該小内径部より内向きに、少
なくとも二つの連結ブロックが対称に延伸され、これら
連結ブロックの末端に係止部が連設された、上記外筒
と、ニードルシートとされ、後段に大外径部が形成さ
れ、該大外径部がちょうど外筒の大内径部内に収容さ
れ、該大外径部が前方へと縮小されて一つのストッパリ
ングが形成され、該ニードルシートの中段に小外径部が
形成され、該小外径部が該外筒の該小内径部よりやや小
さく並びに該小内径部内に収容可能とされ、該小内径部
が前方へと縮小されて肩部が形成され、該ニードルシー
トの前段がさらに小径の頸部とされ、該頸部の外周に係
合構造が凸設され、該外筒の係止部がニードルシートの
係合構造と肩部の間に挟まれて軸方向の制限力を受ける
ことにより、ニードルシートが外筒内に固定され、注射
完了後に、ニードルシートが前向に押される力により、
その小外径部の肩部が前方に外筒内壁に延設された連結
ブロックを断裂させることにより、係止部と外筒が分離
されてそれ以上ニードルシートの軸方向運動が制限され
ず、容易にニードルシートを外筒内に引込み収容でき
る、上記ニードルシートと、を包括する、ニードルシー
トの固定が容易な安全注射器としている。請求項２の発
明は、前記係止部が一つの係止リングとされたことを特
徴とする、請求項１に記載のニードルシートの固定が容
易な安全注射器としている。請求項３の発明は、前記ニ
ードルシートの肩部前方に係止部を載置するための載置
部が設けられ、該係止部がニードルシートの係合構造と
載置部間にあって軸方向の制限力を受けて位置決めされ
ることを特徴とする、請求項１に記載のニードルシート
の固定が容易な安全注射器としている。請求項４の発明
は、前記小外径部に硬質リングが設けられて強度が増加
されて連結ブロックを断裂させやすくされたことを特徴
とする、請求項１に記載のニードルシートの固定が容易
な安全注射器としている。
【０００９】
【発明の実施の形態】本発明によると、安全注射器の外
筒内にニードルシートが組付けられ、外筒内壁前段の小
内径部が内向きに延伸されて連結ブロックが設けられ、
並びに連結ブロックの末端に係止リングが連設され、ニ
ードルシート中段の小外形部が前方に縮小されて一つの
肩部が形成され、ニードルシート前段の頸部外周に係合
構造が凸設されている。
筒内にニードルシートが組付けられ、外筒内壁前段の小
内径部が内向きに延伸されて連結ブロックが設けられ、
並びに連結ブロックの末端に係止リングが連設され、ニ
ードルシート中段の小外形部が前方に縮小されて一つの
肩部が形成され、ニードルシート前段の頸部外周に係合
構造が凸設されている。
【００１０】安全注射器がその係止リングを以てニード
ルシートの係合構造と肩部の間に挟持されたことによ
り、ニードルシートが軸方向の制限力を受けて外筒内に
固定可能とされる。また注射完了後に、ニードルシート
を前向きに押す力により、肩部が前進して連結ブロック
を突破して断裂せしめ、係止リングと外筒を分離させ、
それ以上ニードルシートの前後の軸方向の移動が制限さ
れないようにし、これによりニードルシートを後方に引
き戻して外筒内に収容できる。
ルシートの係合構造と肩部の間に挟持されたことによ
り、ニードルシートが軸方向の制限力を受けて外筒内に
固定可能とされる。また注射完了後に、ニードルシート
を前向きに押す力により、肩部が前進して連結ブロック
を突破して断裂せしめ、係止リングと外筒を分離させ、
それ以上ニードルシートの前後の軸方向の移動が制限さ
れないようにし、これによりニードルシートを後方に引
き戻して外筒内に収容できる。
【００１１】好ましくは、ニードルシートの肩部前方に
載置部が設置され、該載置部により外筒の係止部を載置
し、係止部がニードルシートの係合構造と該載置部の間
で良好に位置決めされる。
載置部が設置され、該載置部により外筒の係止部を載置
し、係止部がニードルシートの係合構造と該載置部の間
で良好に位置決めされる。
【００１２】本発明の外筒内の係止部は一体に形成され
た環状の係止リングとされるか、或いは間隔をあけて分
離配置された突塊とされるか、或いはこれらと等しい効
果を提供する他の係止構造とされる。外筒内壁に延設さ
れた連結ブロックの数は、２個、３個、４個或いはそれ
より多く設けられ、それは対称或いは非対称方式で設置
される。
た環状の係止リングとされるか、或いは間隔をあけて分
離配置された突塊とされるか、或いはこれらと等しい効
果を提供する他の係止構造とされる。外筒内壁に延設さ
れた連結ブロックの数は、２個、３個、４個或いはそれ
より多く設けられ、それは対称或いは非対称方式で設置
される。
【００１３】本発明のニードルシートの外周に凸設され
る係合構造には一体に環状設置された凸環とされるか、
或いは分離配置された複数の係止ブロック、或いはこれ
らと同じ効果を有する係合構造とされ、その断面は、楔
形、円凸形、或いはその他のこれらと同じ係合効果を有
する断面とされる。
る係合構造には一体に環状設置された凸環とされるか、
或いは分離配置された複数の係止ブロック、或いはこれ
らと同じ効果を有する係合構造とされ、その断面は、楔
形、円凸形、或いはその他のこれらと同じ係合効果を有
する断面とされる。
【００１４】
【実施例】以下に本発明の技術内容を、二つの好ましい
実施例を挙げて説明する。
実施例を挙げて説明する。
【００１５】図１、２に示される本発明の細部構造を参
照されたい。本実施例によると、外筒１の内部に内壁１
０に囲まれてなる中空収容室１０１があり、該内壁１０
の後段に大内径部１１が形成され、該大内径部１１が前
方に縮小されて一つのストッパ部１１１が形成されてい
る。内壁１０の前段に小内径部１２が形成され、該小内
径部１２より内向きに、四つの連結ブロック１２１、１
２２、１２３、１２４が対称に延伸されて平均して受力
可能とされ、並びに末端に共同で一つの環状の係止リン
グ１２５が連結されている。
照されたい。本実施例によると、外筒１の内部に内壁１
０に囲まれてなる中空収容室１０１があり、該内壁１０
の後段に大内径部１１が形成され、該大内径部１１が前
方に縮小されて一つのストッパ部１１１が形成されてい
る。内壁１０の前段に小内径部１２が形成され、該小内
径部１２より内向きに、四つの連結ブロック１２１、１
２２、１２３、１２４が対称に延伸されて平均して受力
可能とされ、並びに末端に共同で一つの環状の係止リン
グ１２５が連結されている。
【００１６】ニードルシート２の後段に大外径部２１が
形成され、該大外径部２１はちょうど外筒１の大内径部
１１内に収容され並びに薬液の外漏れを防止し、大外径
部２１が前方へと縮小されて一つのストッパリング２１
１が形成されている。ニードルシート２の中段に小外径
部２２が形成され、該小外径部２２が外筒１の小内径部
１２よりやや小さく並びに該小内径部１２内に収容可能
とされ、該小内径部１２が前方へと縮小されて肩部２２
１が形成されている。本実施例ではさらに肩部２２１の
前方に一つの載置部２４が増設されている。ニードルシ
ート２前段は、さらに小径の頸部２３とされ、該頸部２
３の外周に複数の、楔形断面を有する係止ブロック２３
１、２３２、２３３・・・が凸設され、頸部２３の前端
に一体成形或いは螺合方式により一つの針が組み合わさ
れている。
形成され、該大外径部２１はちょうど外筒１の大内径部
１１内に収容され並びに薬液の外漏れを防止し、大外径
部２１が前方へと縮小されて一つのストッパリング２１
１が形成されている。ニードルシート２の中段に小外径
部２２が形成され、該小外径部２２が外筒１の小内径部
１２よりやや小さく並びに該小内径部１２内に収容可能
とされ、該小内径部１２が前方へと縮小されて肩部２２
１が形成されている。本実施例ではさらに肩部２２１の
前方に一つの載置部２４が増設されている。ニードルシ
ート２前段は、さらに小径の頸部２３とされ、該頸部２
３の外周に複数の、楔形断面を有する係止ブロック２３
１、２３２、２３３・・・が凸設され、頸部２３の前端
に一体成形或いは螺合方式により一つの針が組み合わさ
れている。
【００１７】組付時には、工具を用いて先にニードルシ
ート２を外筒１の後方より前方に押し込み中空収容室１
０１の前方に至らせる。ニードルシート２の頸部２３に
凸設された係止ブロック２３１、２３２、２３３・・・
は前方が小さく後方が大きい楔形とされたことにより、
容易に係止リング１２５の環内を貫通して係止リング１
２５の上方に係止される。図２は係止リング１２５の厚
さがちょうどニードルシート２の係止ブロック２３１、
２３２、２３３と載置部２４の間に位置し、ニードルシ
ート２がこれにより係止リング１２５と連結ブロック１
２１、１２２、１２３、１２４の軸方向の制限力を受け
て前後の軸方向移動不能とされ位置決めされた状態を示
している。ニードルシート２は並びに楔形の係止ブロッ
ク２３１、２３２、２３３・・・の利用により、後方に
係止リング１２５より退出しない特性を有し、ゆえに注
射時に、前端の針による受力を克服でき、これにより本
発明のニードルシート２は比較的容易に外筒１の中空収
容室１０１前段に位置決めされる。
ート２を外筒１の後方より前方に押し込み中空収容室１
０１の前方に至らせる。ニードルシート２の頸部２３に
凸設された係止ブロック２３１、２３２、２３３・・・
は前方が小さく後方が大きい楔形とされたことにより、
容易に係止リング１２５の環内を貫通して係止リング１
２５の上方に係止される。図２は係止リング１２５の厚
さがちょうどニードルシート２の係止ブロック２３１、
２３２、２３３と載置部２４の間に位置し、ニードルシ
ート２がこれにより係止リング１２５と連結ブロック１
２１、１２２、１２３、１２４の軸方向の制限力を受け
て前後の軸方向移動不能とされ位置決めされた状態を示
している。ニードルシート２は並びに楔形の係止ブロッ
ク２３１、２３２、２３３・・・の利用により、後方に
係止リング１２５より退出しない特性を有し、ゆえに注
射時に、前端の針による受力を克服でき、これにより本
発明のニードルシート２は比較的容易に外筒１の中空収
容室１０１前段に位置決めされる。
【００１８】以上のように、本発明は周知の緊密な組合
せ方式でニードルシートを強力に外筒内に圧入すること
により発生する損傷の問題を有さず、また各一つの外筒
１の内径、或いはニードルシート２の外径の射出寸法が
同一寸法を保持しているか否かを検査する必要がなく、
ゆえに比較的射出成形条件の影響を受けず、確実に製造
の歩留りを向上でき、生産コストを下げることができ
る。
せ方式でニードルシートを強力に外筒内に圧入すること
により発生する損傷の問題を有さず、また各一つの外筒
１の内径、或いはニードルシート２の外径の射出寸法が
同一寸法を保持しているか否かを検査する必要がなく、
ゆえに比較的射出成形条件の影響を受けず、確実に製造
の歩留りを向上でき、生産コストを下げることができ
る。
【００１９】図３に示されるように、注射完了後に、使
用者がまずプランジャ３を前方に押すと、プランジャ３
がニードルシート２が前に押す力により、ニードルシー
ト２のストッパリング２１１が外筒１のストッパ部１１
１に当接し、並びにニードルシート２の小外径部２２の
肩部２２１が直接前向きに外筒１内壁１０に延設された
連結ブロック１２１、１２２、１２３、１２４を突破し
て断裂させる。このとき、係止リング１２５が外筒１と
分離し、それ以上ニードルシート２の前後の軸方向の移
動を制限しなくなる。続いて、プランジャ３を、そのフ
ック３１によりニードルシート２も連帯して後方に引き
戻す時には、僅かに極めて軽い力量を以てニードルシー
ト２を安定して外筒１の中空収容室１０１内に引き込ん
で収容することができ、安全注射器の機能を発揮する。
用者がまずプランジャ３を前方に押すと、プランジャ３
がニードルシート２が前に押す力により、ニードルシー
ト２のストッパリング２１１が外筒１のストッパ部１１
１に当接し、並びにニードルシート２の小外径部２２の
肩部２２１が直接前向きに外筒１内壁１０に延設された
連結ブロック１２１、１２２、１２３、１２４を突破し
て断裂させる。このとき、係止リング１２５が外筒１と
分離し、それ以上ニードルシート２の前後の軸方向の移
動を制限しなくなる。続いて、プランジャ３を、そのフ
ック３１によりニードルシート２も連帯して後方に引き
戻す時には、僅かに極めて軽い力量を以てニードルシー
ト２を安定して外筒１の中空収容室１０１内に引き込ん
で収容することができ、安全注射器の機能を発揮する。
【００２０】図４は本発明のもう一つの実施例であり、
その構造は先の実施例とほとんど同じであるが、この実
施例では、ニードルシート２の小外径部２２’がやや小
さい寸法に設けられ、さらにステンレス製の硬質リング
２２０が小外径部２２’の外周に套設されてそれちょう
ど外筒１の小外径部２２内に収容可能とされ、これによ
り肩部２２１’の強度が増加して連結ブロック１２１、
１２２、１２３、１２４を突破し断裂させるのに便利と
されている。該硬質リング２２０はその他の金属或いは
硬質プラスチックその他の等しい効果を有する材料で製
造可能であり、いずれの場合も上述の本発明の目的と機
能を達成することができる。
その構造は先の実施例とほとんど同じであるが、この実
施例では、ニードルシート２の小外径部２２’がやや小
さい寸法に設けられ、さらにステンレス製の硬質リング
２２０が小外径部２２’の外周に套設されてそれちょう
ど外筒１の小外径部２２内に収容可能とされ、これによ
り肩部２２１’の強度が増加して連結ブロック１２１、
１２２、１２３、１２４を突破し断裂させるのに便利と
されている。該硬質リング２２０はその他の金属或いは
硬質プラスチックその他の等しい効果を有する材料で製
造可能であり、いずれの場合も上述の本発明の目的と機
能を達成することができる。
【００２１】
【発明の効果】本発明のニードルシートの固定が容易な
安全注射器は、軸方向の制限力を利用してニードルシー
トを外筒内に固定しており、その構造は安全注射器の製
造の歩留りを向上し、生産コストを下げることができ、
さらに本発明のニードルシートの固定が容易な安全注射
器は、ニードルシートの外筒内への回収が容易である。
即ち、総合すると、本発明はその目的、手段及び機能の
いずれにおいても、周知の技術の特徴とは異なってお
り、特許の要件を具備している。なお、上述の実施例は
本発明の説明するために提示されたものであり、本発明
の請求範囲を限定するものではなく、本発明に基づきな
しうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求
範囲に属するものとする。
安全注射器は、軸方向の制限力を利用してニードルシー
トを外筒内に固定しており、その構造は安全注射器の製
造の歩留りを向上し、生産コストを下げることができ、
さらに本発明のニードルシートの固定が容易な安全注射
器は、ニードルシートの外筒内への回収が容易である。
即ち、総合すると、本発明はその目的、手段及び機能の
いずれにおいても、周知の技術の特徴とは異なってお
り、特許の要件を具備している。なお、上述の実施例は
本発明の説明するために提示されたものであり、本発明
の請求範囲を限定するものではなく、本発明に基づきな
しうる細部の修飾或いは改変は、いずれも本発明の請求
範囲に属するものとする。
【図１】本発明の望ましい実施例の分解斜視図である。
【図２】本発明の望ましい実施例の断面図である。
【図３】本発明の望ましい実施例の動作表示図である。
【図４】本発明の望ましいもう一つの実施例の動作表示
図である。
図である。
１ 外筒 １０ 内壁 １０１ 中空収容
室 １１ 大内径部 １１１ ストッパ部 １２ 小
内径部 １２１、１２２、１２３、１２４ 連結ブロック １２５ 係止リング ２ ニードルシート ２１ 大外径部 ２１
１ ストッパリング ２２、２２’ 小外径部 ２２０ 硬質リング ２２１、２２１’ 肩部 ２３ 頸部 ２３１、２３２、２３３ 係止ブロック ２４
載置部 ３ プランジャ ３１ フック
室 １１ 大内径部 １１１ ストッパ部 １２ 小
内径部 １２１、１２２、１２３、１２４ 連結ブロック １２５ 係止リング ２ ニードルシート ２１ 大外径部 ２１
１ ストッパリング ２２、２２’ 小外径部 ２２０ 硬質リング ２２１、２２１’ 肩部 ２３ 頸部 ２３１、２３２、２３３ 係止ブロック ２４
載置部 ３ プランジャ ３１ フック
Claims (4)
- 【請求項１】 外筒とされ、内部に内壁に囲まれてなる
中空収容室があり、該内壁の後段に大内径部が形成さ
れ、該大内径部が前方に縮小されて一つのストッパ部が
形成され、該内壁の前段に小内径部が形成され、該小内
径部より内向きに、少なくとも二つの連結ブロックが対
称に延伸され、これら連結ブロックの末端に係止部が連
設された、上記外筒と、 ニードルシートとされ、後段に大外径部が形成され、該
大外径部がちょうど外筒の大内径部内に収容され、該大
外径部が前方へと縮小されて一つのストッパリングが形
成され、該ニードルシートの中段に小外径部が形成さ
れ、該小外径部が該外筒の該小内径部よりやや小さく並
びに該小内径部内に収容可能とされ、該小内径部が前方
へと縮小されて肩部が形成され、該ニードルシートの前
段がさらに小径の頸部とされ、該頸部の外周に係合構造
が凸設され、該外筒の係止部がニードルシートの係合構
造と肩部の間に挟まれて軸方向の制限力を受けることに
より、ニードルシートが外筒内に固定され、注射完了後
に、ニードルシートが前向に押される力により、その小
外径部の肩部が前方に外筒内壁に延設された連結ブロッ
クを断裂させることにより、係止部と外筒が分離されて
それ以上ニードルシートの軸方向運動が制限されず、容
易にニードルシートを外筒内に引込み収容できる、上記
ニードルシートと、 を包括する、ニードルシートの固定が容易な安全注射
器。 - 【請求項２】 前記係止部が一つの係止リングとされた
ことを特徴とする、請求項１に記載のニードルシートの
固定が容易な安全注射器。 - 【請求項３】 前記ニードルシートの肩部前方に係止部
を載置するための載置部が設けられ、該係止部がニード
ルシートの係合構造と載置部間にあって軸方向の制限力
を受けて位置決めされることを特徴とする、請求項１に
記載のニードルシートの固定が容易な安全注射器。 - 【請求項４】 前記小外径部に硬質リングが設けられて
強度が増加されて連結ブロックを断裂させやすくされた
ことを特徴とする、請求項１に記載のニードルシートの
固定が容易な安全注射器。
Applications Claiming Priority (2)
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|---|---|---|---|
| TW089123640A TW483767B (en) | 2000-11-08 | 2000-11-08 | Safe injector with needle seat of easy fastening |
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| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
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Family Applications (1)
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| FR (1) | FR2816215A1 (ja) |
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| US7494479B2 (en) * | 2002-09-16 | 2009-02-24 | Medsolve Technologies, Inc. | Syringe with retractable needle assembly |
| US20040127859A1 (en) * | 2002-12-26 | 2004-07-01 | Ward Michael Terrance | Anti-reflux syringe |
| US20040210198A1 (en) * | 2003-04-18 | 2004-10-21 | Life-Shield Products, Inc. | Safety retractable type syringe |
| PL1706032T3 (pl) | 2004-01-23 | 2014-07-31 | Medigard Ltd | Udoskonalenia w urządzeniu do pobierania krwi |
| US20090240210A1 (en) * | 2005-03-14 | 2009-09-24 | Global Medisafe Holdings Limited | Auto retractable syringe |
| CN102085405B (zh) * | 2006-03-13 | 2012-10-31 | 医疗卫士有限公司 | 具有对针保持器的不同锁定的含针医疗器械 |
| US7740792B2 (en) | 2006-08-03 | 2010-06-22 | Medrad, Inc. | Methods of molding a syringe |
| US20080255524A1 (en) * | 2007-04-11 | 2008-10-16 | Vantex Biotechnology Co., Ltd. | Structure of the syringe cover including the barrel |
| AU2014342066A1 (en) | 2013-11-01 | 2016-06-09 | Bayer Healthcare Llc | Blow-molded syringe for use with an injector |
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4430080A (en) * | 1982-06-09 | 1984-02-07 | Becton, Dickinson And Company | Syringe assembly with snap-fit components |
| KR920000466B1 (ko) * | 1988-10-28 | 1992-01-14 | 간지 이노우에 | 벌룬 카테테르 |
| US4995874A (en) * | 1989-06-23 | 1991-02-26 | Strickland H Allen | Disposable syringe device |
| WO1991007198A1 (en) * | 1989-11-08 | 1991-05-30 | Napoleon Curie | Syringe with retractable needle mount |
| DK285990A (da) * | 1990-11-30 | 1992-05-31 | Nujenko Pty Ltd | Sproejteenhed |
| GB2266667B (en) * | 1992-05-06 | 1996-04-24 | Product Research Ltd | Disposable hypodermic syringe |
| US5370621A (en) * | 1992-12-14 | 1994-12-06 | Mallinckrodt Medical, Inc. | Insert device for facilitating limited aspiration of a delivery apparatus |
| CA2126478A1 (en) * | 1993-06-29 | 1994-12-30 | Yoshikuni Saito | Hub for syringe, connecting structure of hub, syringe, piston, needle assembly unit, connecting structure between needle assembly unit and syringe, syringe of assembling syringe assembly assembly and method |
| JP3095158B2 (ja) * | 1993-07-23 | 2000-10-03 | 株式会社ニッショー | 注射器組立体 |
| JP3199524B2 (ja) * | 1993-08-06 | 2001-08-20 | 日本メジフィジックス株式会社 | ルアーニードルユニット及び注射器 |
| US5395337A (en) * | 1993-08-31 | 1995-03-07 | Clemens; Anton H. | Needle retraction system |
| US5713873A (en) * | 1993-10-18 | 1998-02-03 | Marlene J. Mash | Hypodermic needle assembly |
| DE29601047U1 (de) * | 1995-02-09 | 1996-06-13 | Pfeiffer Erich Gmbh & Co Kg | Austragvorrichtung für fließfähige Medien, insbesondere für den Austrag in nur einem Hub |
| JP2787808B2 (ja) * | 1996-03-13 | 1998-08-20 | 嘉邦 斎藤 | 注射器 |
| CA2278390C (en) * | 1999-07-19 | 2003-10-07 | Yu-Hau Chang-Lai | Safety syringe |
-
2000
- 2000-11-08 TW TW089123640A patent/TW483767B/zh not_active IP Right Cessation
- 2000-11-29 JP JP2000362114A patent/JP2002143304A/ja active Pending
-
2001
- 2001-01-05 DE DE10100358A patent/DE10100358A1/de not_active Withdrawn
- 2001-01-05 US US09/754,329 patent/US6497679B2/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-01-08 GB GB0100363A patent/GB2368798B/en not_active Expired - Fee Related
- 2001-02-01 FR FR0101364A patent/FR2816215A1/fr not_active Withdrawn
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20040318 |
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| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20070410 |
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| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20070918 |