JP2002143182A - 歯科用マイクロモータハンドピース - Google Patents

歯科用マイクロモータハンドピース

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JP2002143182A
JP2002143182A JP2000339589A JP2000339589A JP2002143182A JP 2002143182 A JP2002143182 A JP 2002143182A JP 2000339589 A JP2000339589 A JP 2000339589A JP 2000339589 A JP2000339589 A JP 2000339589A JP 2002143182 A JP2002143182 A JP 2002143182A
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JP
Japan
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micromotor
dental
handpiece
case
chuck mechanism
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JP2000339589A
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English (en)
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Takaharu Okuda
啓晴 奥田
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Osada Research Institute Ltd
Original Assignee
Osada Research Institute Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明は、歯科用マイクロモータハンドピー
スにおいて、マイクロモータをアングル部に収納するよ
うにし、もって、マイクロモータをヘッドケース部に収
納した時の問題点、及び、握持ケース部に収納した時の
問題点を解決する。 【解決手段】 アングル部20内に、マイクロモータ2
1が収納されており、該マイクロモータ21の回転軸2
2の回転が、該回転軸22の先端部に設けられた傘歯車
23を介して、ヘッドケース10内の回転軸11に設け
られた傘歯車12に伝達され、該回転軸11に設けられ
たチャック機構13を回転する。チャック機構13は、
ヘッドケース10の上蓋14を押圧することにより、チ
ャック機能が解除されて、歯牙切削用バー40を該チャ
ック機構13に挿脱することができ、上蓋14の押圧を
解消することにより、該チャック機構13内に挿入され
た歯牙切削バー40を保持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、歯科用マイクロモ
ータハンドピース、より詳細には、歯科治療において歯
牙の切削等に用いるマイクロモータハンドピースの改良
に係り、特に、マイクロモータをアングル部に組み込ん
だ新規な構造のマイクロモータハンドピースに関する。
【0002】
【従来の技術】歯科治療においては、歯牙の切削等に、
エアタービンハンドピース、或いは、マイクロモータ
(エンジン)ハンドピースを用いる。周知のように、エ
アタービンハンドピースは、ヘッドケース内にタービン
羽根を有する回転軸を設け、該タービン羽根にエアを吹
きつけて前記回転軸を高速に回転し、該回転軸に着脱自
在に装着されている切削具により歯牙の切削を行うもの
である。
【0003】一方、マイクロモータハンドピースは、動
力部(握持部)ケース内にマイクロモータを有し、該モ
ータの回転をスピンドル等を介してヘッドケース内に配
設されている回転軸に伝達し、該回転軸に着脱自在に装
着されている切削具により歯牙の切削を行うようにした
もの、或いは、ヘッドケース内にマイクロモータを収納
し、該マイクロモータの回転軸に切削具を着脱自在に装
着し、該切削具により歯牙を切削するようにしたものな
どがある。
【0004】しかし、エアタービンハンドピースは、タ
ービン羽根の風切り音、エアが外部に漏れる時の音等が
発生して騒がしく、また、歯牙切削時、切削粉等が漏れ
たエアによって飛散し、更には、停止時、タービン羽根
が空回転してヘッドケース内が負圧になり、ヘッドケー
ス内に塵埃等が吸い込まれて不衛生であり、更には、こ
の吸い込まれた塵埃等を吹き出すためにエアブラッシン
グをしなければならない等、解決しなければならない種
々の問題があった。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】而して、マイクロモー
タハンドピースにおいて、握持ケース内にマイクロモー
タを収納するようにしたものは、握持ケース内のモータ
の回転をヘッドケース内の回転軸に伝達するために、ス
ピンドル等の動力伝達機構を必要とし、握持ケースとア
ングルの連結部である曲った部分に回転伝達のための歯
車を必要とし、更には、回転軸の回転数を高めるために
増速機構を必要とする等、多くの部材を必要とし、構造
が複雑となるばかりでなく、騒音,振動,コストアップ
の原因になるという問題があった。また、ヘッドケース
内にマイクロモータを収納するようにしたものは、実使
用に耐えるトルクを出すために、マイクロモータのマグ
ネット(ロータ)体積を大きくする必要があり、そのた
め、ヘッドケース全体の寸法が大きくなり、口腔内臼歯
部への挿入が困難な状況が生じる等の問題があった。
【0006】本発明は、上述のごとき実情に鑑みてなさ
れたもので、歯科用マイクロモータハンドピースにおい
て、マイクロモータをアングル部に収納するようにし、
もって、マイクロモータをヘッドケース部に収納した時
の前記問題点、及び、握持ケース部に収納した時の前記
問題点を解決するようにしたものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、歯科
切削具を着脱自在に保持するチャック機構を回転可能に
内蔵したヘッド部と、該ヘッド部に着脱自在に連結さ
れ、かつ、前記チャック機構を回転するためのマイクロ
モータを内蔵したアングル部と、該アングル部に着脱自
在に連結される握持ケース部よりなることを特徴とした
ものである。
【0008】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、前記握持ケース部に、前記マイクロモータ用の電源
電池を内蔵するようにしたことを特徴としたものであ
る。
【0009】請求項3の発明は、請求項2の発明におい
て、前記歯科用ハンドピースは、歯牙切削箇所に向けて
冷却水を放出する冷却水流路を具備し、かつ、該冷却水
流路に冷却水を供給するための携帯用加圧水タンクを着
脱自在に具備することを特徴としたものである。
【0010】請求項4の発明は、請求項3の発明におい
て、前記加圧水タンクは、術者の身体にセット可能であ
ることを特徴としたものである。
【0011】
【発明の実施の形態】図2は、本発明が適用される歯科
用マイクロモータハンドピースの一例を説明するための
要部外観図で、図中、10はヘッドケース、20はアン
グル部、30は握持ケース部で、前述のように、従来技
術においては、ヘッドケース10内、または、握持(動
力)ケース30内にマイクロモータを内蔵し、該マイク
ロモータにて、ヘッドケース10内に設けられているチ
ャック機構を回転し、該チャック機構に着脱自在に装着
される歯牙切削用バーを回転し、該切削バーの回転によ
って歯牙の切削を行うようにしていた。
【0012】しかし、マイクロモータを握持ケース30
内に収納した場合は、該握持ケース30内のマイクロモ
ータの回転をヘッドケース10内のチャック機構に伝達
するための動力伝達機構を必要とし、その機構が複雑
で、かつ、高価になる問題があり、マイクロモータをヘ
ッドケース10内に収納する場合は、歯牙切削に耐える
トルクを得るために、マイクロモータにある程度の大き
さが要求され、そのため、ヘッドケース10の寸法が大
きくなり、口腔内奥部の臼歯等の切削が困難になる等の
問題があった。
【0013】図1は、本発明による歯科用マイクロモー
タハンドピースの一実施例を説明するための要部断面構
成図で、図中、10はヘッドケース部、20はアングル
部、30は握持ケース部で、本発明においては、アング
ル部20内に、マイクロモータ21が収納されており、
該マイクロモータ21の回転軸22の回転が、該回転軸
22の先端部に設けられた傘歯車(ベベルギア)23を
介して、ヘッドケース10内の回転軸11に設けられた
傘歯車(ベベルギア)12に伝達され、該回転軸11に
設けられたチャック機構13を回転する。チャック機構
13は、周知のように、ヘッドケース10の上蓋14を
押圧することにより、チャック機能が解除されて、歯牙
切削用バー40を該チャック機構13に挿脱することが
でき、上蓋14の押圧を解除することにより、該チャッ
ク機構13内に挿入された歯牙切削バー40を保持(チ
ャック)する。
【0014】なお、図1において、51はマイクロモー
タ21用の電源コード、52はエア回路、53は水回
路、54は光ガイドで、周知のように、電源コード51
乃至水回路53は、図示しないホースを介して装置本体
側のコントロールボックス等に接続され、光ガイド54
の図示しない端部には、該端部に対向して光源が配設さ
れており、該光源からの光が該光ガイド54を通して伝
達され、その先端部54aより放射されて被治療箇所を
照明するようになっている。
【0015】上述のように、本発明によると、歯科用マ
イクロモータハンドピースにおいて、マイクロモータを
アングル部に収納するようにしたので、マイクロモータ
が握持ケース30内に収納した時に必要とされる歯車、
すなわち、握持ケース30とアングル部20の曲った
(角度を持った)接続部において、モータ21の回転軸
の先端に設けられた歯車と、アングル部20内に設けら
れたスピンドル軸の端部に設けられた前記モータ軸の歯
車を噛合する歯車とを必要としないので、コストの低減
となり、しかも、これら歯車の噛合による騒音,振動等
がなくなる。
【0016】また、アングル部20内にマイクロモータ
を収納することにより、握持ケース30内の空間に余裕
が生じ、そこへ、バッテリなどの電源電池を収納するこ
とができ、電源コードのない状態で、マイクロモータを
回転させることができ、操作性の良いコードレス化を図
ることができる。
【0017】歯科用マイクロモータハンドピースにおい
ては、通常、切削箇所に冷却水をかけながら歯牙の切削
を行うが、そのためには、すなわち、冷却用の水を噴射
するための水回路を必要とし、単に、電源コードのみを
なくしてもコードレス化を図ることはできない。しか
し、本発明においては、電源に関して、コードレス化を
図ることが可能であるので、この電源コードのコードレ
ス化のメリットを生かすために、小型の加圧水タンク
(タンク内に封入されている圧縮エア等で、該タンク内
の水が加圧されている)を準備し、この加圧水タンクを
術者の身体の一部、例えば、腰等に、バンド等によって
ぶら下げるようにすれば、水回路もコードレス化(装置
本体から切り離して携帯化)することができ、操作性の
良い歯科用マイクロモータハンドピースを構成すること
ができる。なお、ハンドピースの握持ケース部30に
は、通常、マイクロモータ駆動用のスイッチが設けられ
ているので、このスイッチの操作に同期して、すなわ
ち、マイクロモータ21の回転,停止と同期して、冷却
水を噴射,停止するようにすれば、更に、操作性の良い
歯科用マイクロモータハンドピースを提供することがで
きる。
【0018】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によると、歯科用マイクロモータハンドピースにおい
て、マイクロモータをアングル部内に設けるようにした
ので、ヘッドケース部内に設けた場合に比して、ヘッド
ケースを小型化して口腔内奥部の臼歯まで容易に切削治
療することができ、しかも、マイクロモータの回転トル
クを十分に大きくすることができ、操作性のよい、歯科
用マイクロモータハンドピースを提供できる。また、マ
イクロモータを握持ケース内に設ける場合に比して、回
転伝達のための歯車の数を減すことができ、騒音や振動
が少なく、しかも、安価な歯科用マイクロモータハンド
ピースを提供することができる。更には、マイクロモー
タをアングル部内に収納するようにしたので、握持ケー
ス内の空間に余裕ができ、該握持ケース内にマイクロモ
ータ用の電源電池を収納するようにすることによって、
コードレス化に適した歯科用マイクロモータハンドピー
スを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明による歯科用マイクロモータハンドピ
ースの一実施例を説明するための要部断面構成図であ
る。
【図2】 本発明が適用される歯科用マイクロモータハ
ンドピースの一例を説明するための要部外観図である。
【符号の説明】
10…ヘッドケース、11…ヘッドケース内回転軸、1
2…傘歯車、13…チャック機構、14…上蓋、20…
アングル部、21…マイクロモータ、22…回転軸、2
3…傘歯車、30…握持ケース部、40…歯牙切削用バ
ー、51…電源コード、52…エア回路、53…水回
路、54…光ガイド。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 歯科切削具を着脱自在に保持するチャッ
    ク機構を回転可能に内蔵したヘッド部と、該ヘッド部に
    着脱自在に連結され、かつ、前記チャック機構を回転す
    るためのマイクロモータを内蔵したアングル部と、該ア
    ングル部に着脱自在に連結される握持ケース部よりなる
    ことを特徴とする歯科用マイクロモータハンドピース。
  2. 【請求項2】 前記握持ケース部に、前記マイクロモー
    タ用の電源電池を内蔵するようにしたことを特徴とする
    請求項1に記載の歯科用マイクロモータハンドピース。
  3. 【請求項3】 前記歯科用ハンドピースは、歯牙切削箇
    所に向けて冷却水を放出する冷却水流路を具備し、か
    つ、該冷却水流路に冷却水を供給するための携帯用加圧
    水タンクを着脱自在に具備することを特徴とする請求項
    2記載の歯科用マイクロモータハンドピース。
  4. 【請求項4】 前記加圧水タンクは、術者の身体にセッ
    ト可能であることを特徴とする請求項3に記載の歯科用
    マイクロモータハンドピース。
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