JP2002143154A - 超音波診断装置 - Google Patents

超音波診断装置

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JP2002143154A
JP2002143154A JP2000341579A JP2000341579A JP2002143154A JP 2002143154 A JP2002143154 A JP 2002143154A JP 2000341579 A JP2000341579 A JP 2000341579A JP 2000341579 A JP2000341579 A JP 2000341579A JP 2002143154 A JP2002143154 A JP 2002143154A
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JP2000341579A
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Izumi Tsubone
泉 坪根
Yukio Nakagawa
行雄 中川
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Fukuda Denshi Co Ltd
Original Assignee
Fukuda Denshi Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】ダイナミックフォーカスを行う超音波診断装置
において、遅延データを格納するためのメモリ量、アド
レスカウンタの回路規模を低減する。 【解決手段】複数本の走査線に対応する遅延データが記
憶された第1のメモリと、第1のメモリから転送され
た、第1のメモリに記憶されている遅延データのうちの
一部の遅延データが格納される複数の第2のメモリと、
複数の第2のメモリを交互もしくは循環的に用いて、第
1のメモリに記憶された遅延データのうちの順次異なる
各一部の遅延データを各第2のメモリに順次に転送する
遅延データ転送手段とを備え、ディジタルビームフォー
マは、複数の第2のメモリを交互もしくは循環的に参照
し参照した第2のメモリに格納された遅延データに基づ
いて複数系列のディジタルデータを遅延した上で相互に
加算する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、フェーズドアレイ
方式の探触子を有し、ディジタルビームフォームを用い
てダイナミックフォーカスと電子走査を行いながら受信
する超音波診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、超音波診断装置では、被検
体、特に生体内に超音波を送波し、その生体内で反射し
て戻ってきた反射エコーを、ダイナミックフォーカス・
電子走査という手法を用いて高精度に受信する方法が採
用されている。
【0003】図9(A)はダイナミックフォーカスにお
ける、超音波を送受信する振動子列と生体内における反
射点との関係を示す模式図、図9(B)はダイナミック
フオーカスにおける、振動子列と遅延時間との関係を表
わした図である。
【0004】また、図10(A)は電子走査における、
超音波を送受信する振動子列101と、その振動子列の
向きに対する体内における反射点の方向との関係を示す
模式図、図10(B)は電子走査における、振動子列と
遅延時間との関係を表わした図である。
【0005】図9(A),(B)を参照しながらダイナ
ミックフォーカスについて説明する。
【0006】一様な媒質を仮定すると、深さd1の点P1
で反射したエコーは、P1を中心とした円弧状の同相波
面A1を形成する。したがって点P1からのエコーを高
いS/Nで得るためには、振動子列を構成するn個の振
動子で受信したn個の信号に対し図9(B)に示すよう
な遅延時間DAlを与えることにより整相した上で相互
に加算する必要がある。同様に深さd2の点P2で反射し
たエコーは、点P2を中心とした円弧状の同相波面A2
を形成する。したがって点P2からのエコーを高いS/
Nで得るためには、振動子列を構成するn個の振動子列
で受信したn個の信号に対し図9(B)に示すような遅
延時間DA2を与えて(整相を行なって)、加算する必
要がある。DAl→DA2→…のように、超音波を1回
送受信する間に時間経過に従って遅延時間を順次切替え
ながら整相加算を行うことで、ダイナミックに焦点をあ
わせていくことができる。この技術は、ダイナミックフ
ォーカスと称されている。
【0007】次に図10(A),(B)を参照しなが
ら、電子走査について説明する。
【0008】方向θ1から反射されてきたエコーは、直
線状の同相波面Llを形成する。方向θ1からのエコー
を高いS/Nで得るためには、振動子列を構成するn個
の振動子で受信した信号に対し、図10(B)に示すよ
うな遅延時間DLlを与えて(整相を行なって)、加算
する必要がある。同様に方向θ2から反射されてきたエ
コーは、直線状の同相波面L2を形成する。方向θ2
らのエコーを高いS/Nで得るためには、振動子列を構
成するn個の振動子で受信した信号に対し、図10
(B)に示すような遅延時間DL2を与えて(整相を行
なって)、加算する必要がある。DLl→DL2→…の
ように、超音波を例えば1回送受信するごとに遅延時間
を切替えて整相加算を行うことで、反射エコーの受信方
向を振ることができる。
【0009】ダイナミックフォーカスと電子走査とを組
み合わせることで、任意の位置・方向のエコーに対し
て、焦点を合わせることができる。
【0010】従来から、ディジタルビームフォームを用
いて、上記ダイナミックフォーカスと電子走査を行いな
がら受信する超音波診断装置が提案されている[Tai
K. Song and Aong B.Park,
A New Digital Phased Arr
ay System for Dynamic For
cusing and Steering with
Reduced Sampling Rate, UL
TRASONIC IMAGING12, 1−16
(1990)]、[Ronald A.Mucci,
A Comparison of Efficient
Beamforming Algorithms,
IEEE Trans. on Acoustics,
Speech, and Signal Proce
ssing Vol.ASSP−32, No.3(1
984)]を参照)。
【0011】図11は、超音波診断装置の第1従来例の
ディジタルビームフォーム部のブロック図である。
【0012】この図11に示すディジタルビームフォー
ム部は、探触子1を構成するn個の振動子PA1〜PAn
で得られた各チャネルごとの受信エコーu1〜unを10
〜12ビットの離散ディジタルデータに変換する、各チ
ャネルに対応したn個のA/D変換器2と、ディジタル
データを格納し、各チャネルの同期を取って出力する、
各チャネルに対応したn個のFIFO(First I
n First Out)メモリ3と、FIFOメモリ
3から読み出されたディジタルデータv1〜vnを相互に
加算する加算回路4と、各A/D変換器2のサンプリン
グクロックSCLK1〜SCLKn(これはすなわち各F
IFOメモリ3の書込みクロックでもある。)および全
てのFIFOメモリ3のに共通の読み出しクロックRC
LKを発生するクロック発生回路10とから構成され
る。
【0013】クロック発生回路10の主要ブロック図を
図12に示す。このクロック発生回路10は、ROM1
1と、RAM12と、CPU13と、アドレスカウンタ
14と、ANDゲート15と、第1のスイッチ素子16
と、第2のスイッチ素子17からなる。ここで、CPU
13に与えられるシステムクロックCLKは、FIFO
メモリ3(図11参照)の読み出しクロックRCLKと
同じものであり(周波数は、例えば10MHz)、アド
レスカウンタ14及びANDゲート15に与えられるマ
スタクロックMCLKの周波数は、システムクロックC
LKの5〜10倍程度である(例えば50MHz)。
【0014】クロック発生回路10の動作について説明
する。
【0015】初期設定時、第1のスイッチ素子16はA
側に接続されるとともに第2のスイッチ素子17はB側
に接続され、CPU13により、ROM11の遅延デー
タがRAM12に全て転送される。RAM12内部に
は、走査する方向順・深さ順に、対応する遅延データが
格納される。図2に示すRAM12には、そのRAM1
2の内部に格納された遅延データが模式的に示されてい
る。転送が終了すると、第1のスイッチ16はB側、第
2のスイッチ17はA側に切り替わり、ビームフォーム
動作モードに移行する。アドレスカウンタ14にはマス
タクロックMCLKが与えられており、アドレスカウン
タ14は、そのマスタクロックMCLKの入力タイミン
グでアドレス信号を出力する。RAM12に一時格納さ
れていた遅延データは、前記アドレスカウンタ14のア
ドレス信号により、受信する方向順・深さ順に読み出さ
れる。読み出された遅延データは、ANDゲート15に
おいて、マスタクロックMCLKとの同期が取られた
後、各チャンネルごとのサンプリングクロックSCLK
1〜SCLKn(図11参照)として出力される。遅延デ
ータのサンプリング間隔はマスタクロックレートに等し
い。したがって、上記RAM12の必要容量C0は 容量C0=チャネル数×走査線数×深さ範囲÷音速×fm ここで、fmはマスタクロックMCLKの周波数を表わ
す。で与えられ、RAM12のアドレスを指定するアド
レスカウンタ14のビット数はlog20ビットとな
る。例えば、チャネル数=64、走査線数=128、受
信する深さの範囲を=300mm、音速=1500m/
s、fm=50MHzとすると、RAM12の必要容量
Lは約80Mビット、アドレスカウンタ14のビット数
は27となる。ビームフォーム動作時、遅延データをマ
スタクロックレートで読み出す必要があるため、RAM
12のアクセス時間はマスタクロックレート以下(例え
ば20ns以下)であることが必要となる。
【0016】図13は図11,図12を参照して説明し
た第1従来例のディジタルビームフォーム部の動作例を
示す図である。この図13において、白丸印はA/D変
換器におけるサンプリング点を表わす。
【0017】前述したサンプリングクロックSCLK1
〜SCLKnにより、各チャネルにおいて、同相波面上
の受信信号が離散化され(図13(A))、FIFOメ
モリ3のバッファ処理により同期をとられた(図13
(B))後、加算される(図13(C))。
【0018】図14は、超音波診断装置の第2従来例の
ディジタルビームフォーム部のブロック図である。
【0019】この図14に示すディジタルビームフォー
ム部は、探触子1を構成するn個の振動子PA1〜PAn
で得られた各チャンネルごとの受信エコーu1〜unを1
0〜12ビットの離散ディジタルデータに変換する、各
チャンネルに対応したn個のA/D変換器2と、読み出
しタイミングを遅延させることでディジタル遅延を実現
する、各チャンネルに対応したn個のFIFOメモリ3
と、FIFOメモリ出力v1〜vnのサンプリングレート
をk倍に増加(アップレート)させる、各チャンネルに
対応したn個のインタポレータ5と、インタポレータ出
力を相互に加算する加算回路4と、全てのA/D変換器
2に共通のサンプリングクロックSCLK(FIFOメ
モリの書込みクロックはこのサンプリングクロックSC
LKと同一である。)およびFIFOメモリ3からディ
ジタルデータを読み出すための、各チャンネルごとの読
み出しクロックRCLK1〜RCLKnを発生するクロッ
ク発生回路20とから構成される。
【0020】図14に示す第2従来例におけるクロック
発生回路20の主要ブロック図を図15に示す。このク
ロック発生回路20は、ROM21と、RAM22と、
CPU23と、アドレスカウンタ24と、ANDゲート
25と、第1のスイッチ素子26と、第2のスイッチ素
子27とからなる。ここで、CPU23に与えられるシ
ステムクロックCLK(図13参照)はサンプリングク
ロックSCLKと同じものであり(周波数は、例えば1
0MHz)、アドレスカウンタ24及びANDゲート2
5に与えられるマスタクロックMCLKの周波数はシス
テムクロックCLKの5〜10倍程度である(例えば5
0MHz)。
【0021】図15に示すクロック発生回路20の動作
について説明する。
【0022】初期設定時、第1のスイッチ素子26はA
側に接続されるとともに第2のスイッチ素子はB側に接
続され、CPU23により、ROM21の遅延データが
RAM22に全て転送される。RAM22の内部には、
走査する方向順・深さ順に、対応する遅延データが格納
される。RAM22に格納された遅延データ分布は、前
述した第1従来例のディジタルビームフォーム部を構成
するクロック発生回路10(図12参照)のRAM12
に格納されていた遅延データと比べ、(振動子面を対称
面として対称である(図15のRAM22の内部参
照)。転送が終了すると、第1のスイッチ素子26がB
側に切り替わるとともに第2のスイッチ素子27がA側
に切り替わり、ビームフォーム動作モードに移行する。
なお、アドレスカウンタ24にはマスタクロックMCL
Kが与えられており、アドレスカウンタ24は、そのマ
スタクロックMCLKの入力タイミングでアドレス信号
を出力する。RAM22に一時格納されていた遅延デー
タは、アドレスカウンタ24のアドレス信号により、受
信する方向順・深さ順に読み出される。読み出された遅
延データは、ANDゲート25において、マスタクロッ
クMCLKとの同期が取られた後、FIFOメモリ3
の、各チャンネルごとの読み出しクロックRCLK 1
RCLKnとして出力される。この場合も、前述した第
1従来例の場合と同様、RAM22の必要容量C0は 容量C0=チャネル数×走査線数×深さ範囲÷音速×fm ここで、fmはマスタクロックMCLKの周波数を表わ
す。であり、アドレスカウンタ24のビット数は、lo
20となる。例えば、チャネル数を64、走査線数を
128、受信する深さの範囲を300mm、音速を15
00m/s、fm=50MHzとすると、RAMの必要
容量Lは約80Mビット、アドレスカウンタのビット数
は27となる。ビームフォーム動作時、遅延データをマ
スタクロックレートで読み出す必要があるため、RAM
22のアクセス時間は、この点も前述した第1従来例と
同様、マスタクロックレート以下(例えば20ns以
下)であることが必要となる。
【0023】図16は、図14,図15を参照して説明
した第2従来例のディジタルビームフォーム部の動作を
示す図である。
【0024】この図16において、白丸印は、A/D変
換器により離散化されたサンプリング点およびインタポ
レータでの補間演算によりアップレートされたサンプリ
ング点を表わす。
【0025】単一クロックSCLKで離散化された信号
(図16(A))は、FIFOメモリ3により遅延時間
を与えられ整相が行なわれ(図16(B))、インタポ
レータ5によりサンプリングレートを増加されて(図1
6(C))、相互に加算される(図16(D))。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来のディジタルビー
ムフォームにおいて、高精度なダイナミックフォーカス
と電子走査を実現するためには、全ての焦点に対する遅
延データを格納し、かつマスタクロックレートで読み出
しを行える様な、大容量かつ高速アクセス可能なRAM
が必要になる。このRAMには、例えば振動子数=64
個、エコーを受信する深さの範囲=300mm、走査線
数=128、マスタクロックレート=50MHzとした
場合、約80Mビットのメモリ容量が必要となる。ここ
で、メモリ容量を節約する為、フォーカス点をいくつか
の領域に分け、その領域内では一定の遅延データを用い
るという方法もあるが、フォーカス点が粗くなり、画質
が劣化するという欠点がある。
【0027】また、大容量のRAMに高速にアクセスす
る必要があるため、高速でかつビット数の多いアドレス
カウンタも必要になる。
【0028】本発明は、上記事情に鑑み、画質を劣化さ
せることなく、メモリ量及びアドレスカウンタの回路規
模の低減が図られた超音波診断装置を提供することを目
的とする。
【0029】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明の超音波診断装置は、被検体内に超音波を送波し被検
体内で反射して戻ってきた反射超音波を配列された複数
の超音波振動子で受信して複数系列のアナログ信号を
得、これら複数系列のアナログ信号を複数系列のディジ
タルデータに変換し、これら複数系列のディジタルデー
タをディジタルビームフォーマに入力し所定の遅延デー
タに従って各系列のディジタルデータに各遅延を与えた
上で相互に加算することにより被検体内に延びる走査線
に沿う各点の超音波反射情報を表わす走査線データを得
る超音波送受信シーケンスを、被検体内に延びる複数本
の走査線について繰り返すことにより複数本の走査線に
対応した複数の走査線データを得、これら複数の走査線
データに基づく画像を生成する超音波診断装置におい
て、上記複数本の走査線に対応する遅延データが記憶さ
れた第1のメモリと、その第1のメモリから転送され
た、その第1のメモリに記憶されている遅延データのう
ちの一部の遅延データが格納される複数の第2のメモリ
と、それら複数の第2のメモリを交互もしくは循環的に
用いて、第1のメモリに記憶された遅延データのうちの
順次異なる各一部の遅延データを第2のメモリに順次に
転送する遅延データ転送手段とを備え、上記ディジタル
ビームフォーマは、複数の第2のメモリを交互もしくは
循環的に参照し参照した第2のメモリに格納された遅延
データに基づいて複数系列のディジタルデータを遅延し
た上で相互に加算するものであることを特徴とする。
【0030】ここで、上記本発明の超音波診断装置にお
いて、上記遅延データ転送手段は、複数の第2のメモリ
を交互もしくは循環的に用いて、第1のメモリに記憶さ
れた遅延データのうちの各一本の走査線に対応する遅延
データを第2のメモリに順次に転送するものであること
が好ましい。
【0031】また、上記本発明の超音波診断装置におい
て、上記複数の第2のメモリとして2つの第2のメモリ
を有し、遅延データ転送手段は、これら2つの第2のメ
モリを交互に用いて、第2のメモリに遅延データを順次
に転送するものであってもよく、あるいは、上記複数の
第2のメモリとして3つの第2のメモリを有し、遅延デ
ータ転送手段は、これら3つの第2のメモリを循環的に
用いて、第2のメモリに遅延データを順次に転送するも
のであってもよい。
【0032】さらに、上記本発明の超音波診断装置にお
いて、遅延データ転送手段は、第2のメモリに新たな新
遅延データを転送するにあたり、その第2のメモリに直
前に記憶されていた前遅延データを構成する‘0’と
‘1’の符号からなるビットパターンのうちの一方の符
号のみを他方の符号に書き換えるとともに、その第2の
メモリに、新遅延データを構成する‘0’と‘1’の符
号からなるビットパターンのうちの上記一方の符号と同
一の符号のみを新たに書き込むことにより、その第2の
メモリの記憶内容を前遅延データから新遅延データに変
換するものであることが好ましい。
【0033】さらに、上記本発明の超音波診断装置にお
いて、上記ディジタルビームフォーマは、複数系列のデ
ィジタルデータを各系列ごとの遅延に応じた各書込クロ
ックに従って各系列について格納し所定の読出クロック
に従って各系列について同時に読み出す、各系列に対応
する複数のFIFOメモリと、それら複数のFIFOメ
モリから読み出された複数系列のディジタルデータを相
互に加算する加算器と、第2のメモリを交互もしくは循
環的に参照し参照した第2のメモリに格納された遅延デ
ータに基づいて書込クロックを生成する書込クロック生
成手段とを備えたものであってもよく、あるいは、上記
ディジタルビームフォーマは、複数系列のディジタルデ
ータを所定の書込クロックに従って各系列について同時
に格納し、各系列ごとの遅延に応じた各読出クロックに
従って各系列ごとに読み出す、各系列に対応する複数の
FIFOメモリと、それら複数のFIFOメモリから読
み出された複数系列のディジタルデータのサンプリング
レートをアップレートさせる、各系列に対応する複数の
インタポレータと、それら複数のインタポレータにより
サンプリングレートがアップレートされた後の複数系列
のディジタルデータを相互に加算する加算器と、第2の
メモリを交互もしくは循環的に参照し参照した第2のメ
モリに格納された遅延データに基づいて各読出クロック
を生成する読出クロック生成手段とを備えたものであっ
てもよい。
【0034】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態について
説明する。
【0035】図1は、本発明の超音波診断装置の構成図
である。
【0036】この図1に示す超音波診断装置100に
は、探触子101が備えられており、この探触子101
の先端には圧電セラミック等の振動子が配列されてい
る。探触子101には送信部102とディジタルビーム
フォーム部104が接続される。パルス発生部103は
送信の繰り返し周期(例えば4KHz)を与えるタイミ
ング信号S11(レートパルス)を発生し、それを送信
部102に供給する。送信部102は例えば64チャン
ネルの、パルスドライバ及び遅延回路から構成される。
パルスドライバはレートパルスのタイミングで送信周波
数(例えば2.5MHz)に等しい周期の駆動パルスを
発生し、探触子101の振動子に印加する。遅延回路は
超音波ビームを収束し、かつ指向性を与えるために各チ
ャンネル毎のパルス発生タイミングに所定の遅延を与え
る。その結果超音波ビームが指向性に応じた方向にパル
ス放射される。このようにレートパルス周期で、被検体
(図示せず)の内部に向けて、同一方向(例えば図1の
a方向)への送受信が行なわれ、順次b、c、dと走査
方向を切り替えながら、例えば64本の走査線について
同様の処理を行い1フレーム分の走査を完了する。
【0037】一方、被検体内の音響インピーダンスの不
連続面で反射したエコーは、探触子101の振動子によ
りチャンネル毎に受信される。ディジタルビームフォー
ム部104に入力される。ディジタルビームフォーム部
104に入力された受信エコーは、このディジタルビー
ムフォームによりディジタルデータに変換され、各チャ
ンネル毎に前述したダイナミックフォーカスおよび電子
走査で実現した所定の遅延を与えられて相互に加算され
る。これにより指向性に応じた方向からのエコーが受信
されることになる。
【0038】ディジタルビームフォーム部104から出
力されたディジタルデータは画像処理部105に入力さ
れ、画像処理部105ではそのディジタルデータからそ
の走査方向および深さに応じて2次元状にマッピングさ
れ、このマッピングされたデータが画像データとして図
示しない画像メモリに格納される。その画像メモリに格
納された画像データは一定の周期で画像メモリから読み
出され、TVモニタ106上に断層像が表示される。
【0039】図2は、本発明の超音波診断装置のディジ
タルビームフォーム部のブロック図である。
【0040】このディジタルビームフォーム部は、探触
子1を構成するn個の振動子PA1〜PAnで得られた各
チャネルごとの受信エコーu1〜unを10〜12ビット
の離散ディジタルデータに変換する、各チャネルに対応
したn個のA/D変換器2と、ディジタルデータを格納
し、各チャネルの同期を取って出力する、各チャネルに
対応したn個のFIFOメモリ3と、FIFOメモリ3
から読み出されたディジタルデータv1〜vnを相互に加
算する加算回路4と、A/D変換器2のサンプリングク
ロックSCLK1〜SCLKn(このサンプリングクロッ
クSCLK1〜SCLKnは、各FIFOメモリの書込み
クロックでもある)と全てのFIFOメモリ3に共通の
読み出しクロックを発生するクロック発生回路30とか
ら構成される。各ブロックの機能は第1の従来例(図1
1参照)と同じなので、説明は省略する。
【0041】以下第1従来例との相違点であるクロック
発生回路30の詳細について説明する。
【0042】図2に示すディジタルビームフォーム部を
構成するクロック発生回路30の主要ブロック図を図3
に示す。このクロック発生回路30は、ROM31と、
RAM32a,32bと、CPU33と、アドレスカウ
ンタ34と、ANDゲート35と、第1のスイッチ素子
36と、第2のスイッチ素子37と、第3のスイッチ素
子38と、第4のスイッチ素子39からなる。第1の従
来例と同様、CPU33に与えられるシステムクロック
CLKはFIFOメモリ3の読み出しクロックRCLK
と同じものであり(周波数fsは、例えば10MH
z)、アドレスカウンタ34及びANDゲート35に与
えられるマスタクロックMCLKの周波数f mはサンプ
リングクロックの5〜10倍程度である(例えばfm
50MHz)。
【0043】クロック発生回路30の動作について説明
する。
【0044】初期設定時前、2つのRAM32a,32
bの内部のデータは、全て”0”であるとする。初期設
定時、まず第1のスイッチ素子36および第3のスイッ
チ素子38をA側に、第2のスイッチ素子37および第
4のスイッチ素子39をB側に接続し、CPU33によ
り、最初に走査する角度θ1(例えば図1に示す走査線
a)上の遅延データを一方のRAM32aに転送する
(ただし初期設定時、アドレスカウンタ34は停止して
いるか、もしくは出力がハイ・インピーダンスであると
する)。転送が終了すると、第1のスイッチ素子36お
よび第3のスイッチ素子38がB側に、第2のスイッチ
素子37および第4のスイッチ素子39がA側に切り替
えられてビームフォーム動作モードに移行する。
【0045】図4は、図3に示すクロック発生回路の、
第1のスイッチ素子36および第3のスイッチ素子38
をB側に、第2のスイッチ素子37および第4のスイッ
チ素子39がA側に切り替えられた状態における動作を
示した模式図である。
【0046】アドレスカウンタ34にはマスタクロック
MCLKが与えられており、アドレスカウンタ34は、
マスタクロックMCLKの入力タイミングでアドレス信
号を出力する。図4に示すように、RAM32aに一時
格納されていた遅延データは、アドレスカウンタ34の
アドレス信号により順次読み出され、ANDゲート35
において、マスタクロックMCLKとの同期が取られた
後、各チャネルのサンプリングクロックSCLK1〜S
CLKnとして出力される。アドレスカウンタ34がR
AM32aにアクセスしている間、CPU33はもう一
方のRAM32bにアクセスし、次に走査する角度(例
えばθ2;図1に示す走査線b)上の遅延データをRA
M32bに転送する。
【0047】走査角θ1からの受信が終わると、第1の
スイッチ素子36および第3のスイッチ素子38が再び
A側に、かつ第2のスイッチ素子37および第4のスイ
ッチ素子39がB側に切り替えられる。
【0048】図5は、図3に示すクロック発生回路の第
1のスイッチ素子36および第3のスイッチ素子38が
再びA側に、かつ第2のスイッチ素子37および第4の
スイッチ素子39がB側に切り替えられた状態における
動作を示した模式図である。
【0049】アドレスカウンタ34のアドレス信号はR
AM32bに入力され、RAM32bの遅延データが読
み出され、走査角θ2(図1に示す走査線b)からの受
信信号に対応したサンプルクロックが出力される。この
とき同時にRAM32aには次の走査角θ3(図1に示
す走査線c)からの受信信号に対応した遅延データがC
PU33によりROM31から転送される。走査角θ2
からの受信が終わると、再び、第1のスイッチ素子36
および第3のスイッチ素子38が再びB側に、第2のス
イッチ素子37および第4のスイッチ素子39がB側に
切り替えられる。
【0050】上記操作を繰り返して、θ1〜θk(k:走
査線数)の走査角範囲のサンプリングクロックを出力す
る。2つのRAM32a,32bには、走査角を変更す
る都度、その時の走査角上(もしくは次の走査角上)の
遅延データのみを格納しておけばよいので、容量C
1は、それぞれ 容量C1=チャネル数×深さ範囲÷音速×fm(=C0
走査線数) で十分である。またアドレスカウンタ34は、容量C1
のRAM32a(もしくはRAM32b)に対するアド
レス信号を出力すればよいので、log21ビットで十
分である。
【0051】CPU33による、遅延データの転送プロ
セスについて、詳しく考察する。ビームフォーム動作
時、次の遅延データすべてを転送するためには、アドレ
スカウンタ34と同等のアクセス時間で書込むことが必
要である。マスタクロック周波数fmとサンプリングク
ロック(もしくはシステムクロック)周波数fsとの比
をnとすると、CPU33は従来のn倍のシステムクロ
ックで動作することが要求される。しかし、遅延データ
のnビットのうち、データ“1”はおよそ1ビットであ
り、残りば”0”であるから、データ“1”のみ、書き
換えることを行えば(前の遅延データのデータ“1”の
部分のみを”0”に書き換えた後、次の遅延データ
“1”の部分のみを書き加える)、CPU33は従来の
2倍程度のシステムクロックで動作すれば良いことにな
る。
【0052】図6は、図3に示すクロック発生回路に代
えて採用することのできるもう1つのクロック発生回路
の主要ブロック図である。
【0053】図6に示すように、図3に示すクロック発
生回路と比べRAM・ROM・CPUをもう一組用意す
れば、従来と同等の周波数のシステムクロックでCPU
を動作させることができる。
【0054】すなわち、図6に示すクロック発生回路3
0のRAM32cには現在の遅延データが、RAM32
bには前回の遅延データが、RAM32aは全て0のデ
ータが格納されているものとする。いま、第1のスイッ
チ素子36および第3のスイッチ素子38はA側に、第
2のスイッチ素子37および第4のスイッチ素子39は
B側に、第5のスイッチ素子40および第6のスイッチ
素子41はC側に接続されているものとする。RAM3
2cの遅延データをもとにサンプリングクロックSCL
1〜SCLKnを出力している間、CPU33bは、R
OM31bの遅延データをもとに、RAM32bの遅延
データのデータ“1”のみ”0”に書き換え、CPU3
3aは、ROM31aの遅延データをもとにRAM32
aに次の遅延データの“1”のみを書込む。次の走査角
に移ると、第1のスイッチ素子36および第3のスイッ
チ素子38はC側に、第2のスイッチ素子37および第
4のスイッチ素子39はA側に、第5のスイッチ素子4
0および第6のスイッチ素子41はB側に切り替わり、
RAM32aの遅延データをもとにサンプリングクロッ
クSCLK1〜SCLKnを出力し、同時にCPU33b
は、ROM31bの遅延データをもとにしてRAM32
cの遅延データのデータ”1“のみ”0”に書き換え、
CPU33aは、ROM31aの遅延データをもとにし
てRAM32bに次の遅延データの”1“のみを書込
む。以下この操作を繰り返すことで、CPU33a及び
CPU33bのシステムクロックを従来の周波数にした
まま、ビームフォームを行うことができる。
【0055】図2に示すディジタルビームフォーム部
は、図11,図12に示す第1従来例と比べ、クロック
発生回路の内部構成が異なりその回路規模が低減されて
いるのみであり、クロック発生回路を1つのブラックボ
ックスとして考えた場合、その動作は図11,図12に
示す第1従来例のディジタルビームフォーム部と同一で
ある。したがって図2に示すディジタルビームフォーム
部を採用することにより、画質を劣化させることなく、
回路規模を低減させることができる。
【0056】図7は、図2に示すディジタルビームフォ
ーム部に代えて採用することのできるもう1つのディジ
タルビームフォーム部のブロック図である。
【0057】このディジタルビームフォーム部は探触子
1を構成するn個の振動子PA1〜PAnで得られた各チ
ャネルごとの受信エコーu1〜unを10〜12ビットの
離散ディジタルデータに変換する、各チャネルに対応し
たn個のA/D変換器2と、読み出しタイミングを遅延
させることでディジタル遅延手段として用いる、各チャ
ネルに対応したn個のFIFOメモリ3と、FIFOメ
モリ出力v1〜vnのサンプリングレートをk倍に増加
(アップレート)させる、各チャネルに対応したn個の
インタポレータ5と、インタポレータ出力を相互に加算
する加算回路4と、A/D変換器2のサンプリングクロ
ックSCLK(FIFOメモリの書込みクロックは、こ
のサンプリングクロックSCLKと同一である)とFI
FOメモリ3からのディジタルデータを読み出すため
の、各チャネルごとの読み出しクロックRCLK1〜R
CLKnを発生するクロック発生回路50とから構成さ
れる。各ブロックの機能は、前述した第2従来例(図1
4参照)と同じなので、説明は省略する。
【0058】以下第2従来例との相違点であるクロック
発生回路50の詳細について説明する。
【0059】図7に示すディジタルビームフォーム部を
構成するクロック発生回路50の主要ブロック図を図8
に示す。このクロック発生回路50は、ROM51と、
2つのRAM52a,52bと、CPU53と、アドレ
スカウンタ54と、ANDゲート55と、第1のスイッ
チ素子56と、第2のスイッチ素子57と、第3のスイ
ッチ素子58と、第4のスイッチ素子59とからなる。
ここで、従来例と同様、ROM51のアクセス時間は1
00ns程度(CPUのシステム周期)、RAM52
a,52bのアクセス時間は、20ns以下(マスタク
ロックレート以下)であるとする。
【0060】クロック発生回路50の動作について説明
する。
【0061】初期設定時前、2つのRAM52a,52
bの内部のデータは、全て“0”であるとする。初期設
定時、第1のスイッチ素子56および第3のスイッチ素
子58をA側に、第2のスイッチ素子57および第4の
スイッチ素子59をB側に接続し、CPU43により、
最初に走査する角度θ1(図1に示す走査線a)上の遅
延データを一方のRAM52aに転送する(ただし初期
設定時、アドレスカウンタ54は停止しているか、もし
くは出力がハイ・インピーダンスであるとする)。転送
が終了すると、第1のスイッチ素子56および第3のス
イッチ素子58がB側に、第2のスイッチ素子57およ
び第4のスイッチ素子59がA側に切り替えられてビー
ムフォーム動作モードに移行する。アドレスカウンタ5
4にはマスタクロックMCLKが与えられており、アド
レスカウンタ54は、そのマスタクロックMCLKの入
力タイミングでアドレス信号を出力する。図4に示すよ
うに、RAM52aに一時格納されていた遅延データ
は、アドレスカウンタ54のアドレス信号により順次読
み出され、ANDゲート55において、マスタクロック
MCLKとの同期が取られた後、各チャネルの読み出し
クロックRCLK1〜RCLKnとして出力される。アド
レスカウンタ54がRAM52aにアクセスしている
間、CPU53はRAM52bにアクセスし、次に走査
する角度(例えばθ2;図1に示す走査線b)上の遅延
データをRAM52bに転送する。
【0062】走査角θ1からの受信が終わると、第1の
スイッチ素子56および第3のスイッチ素子58が再び
A側に、かつ、第2のスイッチ素子57および第4のス
イッチ素子59が再びB側に切り替えられる。
【0063】アドレスカウンタ54のアドレス信号はR
AM52bに入力され、RAM52bの遅延データが読
み出され、走査角θ2(図1に示す走査線b)からの受
信信号に対応したサンプルクロックが出力される。この
とき同時にRAM52aには次の走査角θ3(図1に示
す走査線c)からの受信信号に対応した遅延データがC
PU53によりROM51から転送される。走査角θ2
からの受信が終わると、第1のスイッチ素子56および
第3のスイッチ素子58がB側に、第2のスイッチ素子
57および第4のスイッチ素子59がA側に切り替えら
れる。
【0064】上記操作を繰り返して、θ1〜θk(k:走
査線数)の走査角範囲のサンプリングクロックを出力す
る。2つのRAM52a,RAM52bには、走査角を
変更する都度、その時の走査角上(もしくは次の走査角
上)の遅延データのみを格納しておけばよいので、容量
1は、それぞれ 容量C1=チャネル数×深さ範囲÷音速×fm(=C0
走査線数) で十分である。またアドレスカウンタ54は、容量C1
のRAM52a(もしくは、RAM52b)に対するア
ドレス信号を出力すればよいので、log21ビットで
十分である。
【0065】図7に示すディジタルビームフォーム部
は、図14,図15に示す第2従来例と比べ、クロック
発生回路の内部構成が異なりその回路規模が低減されて
いるのみであり、クロック発生回路を1つのブラックボ
ックスとして考えた場合、その動作は例えば図16を参
照して説明した動作がそのままあてはまるなど、図1
4,図15に示す第2従来例と同一である。したがって
図7に示すディジタルビームフォーム部を採用すること
により、画質を劣化させることなく、回路規模を低減さ
せることができる。
【0066】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
画質と従来と同一に保ったまま回路規模が低減された超
音波診断装置が構成される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の超音波診断装置の構成図である。
【図2】本発明の超音波診断装置のディジタルビームフ
ォーム部のブロック図である。
【図3】図2に示すディジタルビームフォーム部を構成
するクロック発生回路の主要ブロック図である。
【図4】図3に示すクロック発生回路の、第1のスイッ
チ素子36および第3のスイッチ素子38をB側に、第
2のスイッチ素子37および第4のスイッチ素子39が
A側に切り替えられた状態における動作を示した模式図
である。
【図5】図3に示すクロック発生回路の第1のスイッチ
素子36および第3のスイッチ素子38がA側に、かつ
第2のスイッチ素子37および第4のスイッチ素子39
がB側に切り替えられた状態における動作を示した模式
図である。
【図6】図3に示すクロック発生回路に代えて採用する
ことのできるもう1つのクロック発生回路の主要ブロッ
ク図である。
【図7】図2に示すディジタルビームフォーム部に代え
て採用することのできるもう1つのディジタルビームフ
ォーム部のブロック図である。
【図8】図7に示すディジタルビームフォーム部を構成
するクロック発生回路の主要ブロック図である。
【図9】ダイナミックフォーカスの説明図である。
【図10】電子走査の説明図である。
【図11】超音波診断装置の第1従来例のディジタルビ
ームフォーム部のブロック図である。
【図12】図11に示す第1従来例のディジタルビーム
フォーム部を構成するクロック発生回路の主要ブロック
図である。
【図13】図11,図12を参照して説明した第1従来
例のディジタルビームフォーム部の動作を示す図であ
る。
【図14】超音波診断装置の第2従来例のディジタルビ
ームフォーム部のブロック図である。
【図15】図14に示す第2従来例のディジタルビーム
フォーム部を構成するクロック発生回路の主要ブロック
図である。
【図16】図14,図15を参照して説明した第2従来
例のディジタルビームフォーム部の動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 探触子 2 A/D変換器 3 FIFOメモリ 4 加算回路 5 ANDゲート 30,50 クロック発生回路 31,51 ROM 32a,32b,51a,51b RAM 33,53 CPU 34,54 アドレスカウンタ 35,55 ANDゲート 36,56 第1のスイッチ素子 37,57 第2のスイッチ素子 38,58 第3のスイッチ素子 39,59 第4のスイッチ素子 40 第5のスイッチ素子 41 第6のスイッチ素子 100 超音波診断装置 101 探触子 102 送信部 103 パルス発生部 104 ディジタルビームフォーム部 105 画像処理部 106 TVモニタ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4C301 AA02 EE07 EE15 EE17 GB03 HH25 HH27 HH36 HH39 JB03 JB29 LL05 5J083 AA02 AB07 AC32 AD04 AE10 AF01 BA01 BC02 BC19 CA12 CB02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 被検体内に超音波を送波し該被検体内で
    反射して戻ってきた反射超音波を配列された複数の超音
    波振動子で受信して複数系列のアナログ信号を得、これ
    ら複数系列のアナログ信号を複数系列のディジタルデー
    タに変換し、これら複数系列のディジタルデータをディ
    ジタルビームフォーマに入力し所定の遅延データに従っ
    て各系列のディジタルデータに各遅延を与えた上で相互
    に加算することにより被検体内に延びる走査線に沿う各
    点の超音波反射情報を表わす走査線データを得る超音波
    送受信シーケンスを、被検体内に延びる複数本の走査線
    について繰り返すことにより複数本の走査線に対応した
    複数の走査線データを得、これら複数の走査線データに
    基づく画像を生成する超音波診断装置において、 前記複数本の走査線に対応する遅延データが記憶された
    第1のメモリと、 前記第1のメモリから転送された、該第1のメモリに記
    憶されている遅延データのうちの一部の遅延データが格
    納される複数の第2のメモリと、 前記複数の第2のメモリを交互もしくは循環的に用い
    て、前記第1のメモリに記憶された遅延データのうちの
    順次異なる各一部の遅延データを第2のメモリに順次に
    転送する遅延データ転送手段とを備え、 前記ディジタルビームフォーマは、前記複数の第2のメ
    モリを交互もしくは循環的に参照し参照した第2のメモ
    リに格納された遅延データに基づいて前記複数系列のデ
    ィジタルデータを遅延した上で相互に加算するものであ
    ることを特徴とする超音波診断装置。
  2. 【請求項2】 前記遅延データ転送手段は、前記複数の
    第2のメモリを交互もしくは循環的に用いて、前記第1
    のメモリに記憶された遅延データのうちの各一本の走査
    線に対応する遅延データを第2のメモリに順次に転送す
    るものであることを特徴とする請求項1記載の超音波診
    断装置。
  3. 【請求項3】 前記複数の第2のメモリとして2つの第
    2のメモリを有し、前記遅延データ転送手段は、これら
    2つの第2のメモリを交互に用いて、第2のメモリに遅
    延データを順次に転送するものであることを特徴とする
    請求項1又は2記載の超音波診断装置。
  4. 【請求項4】 前記複数の第2のメモリとして3つの第
    2のメモリを有し、前記遅延データ転送手段は、これら
    3つの第2のメモリを循環的に用いて、第2のメモリに
    遅延データを順次に転送するものであることを特徴とす
    る請求項1又は2記載の超音波診断装置。
  5. 【請求項5】 前記遅延データ転送手段は、前記第2の
    メモリに新たな新遅延データを転送するにあたり、該第
    2のメモリに直前に記憶されていた前遅延データを構成
    する‘0’と‘1’の符号からなるビットパターンのう
    ちの一方の符号のみを他方の符号に書き換えるととも
    に、該第2のメモリに、前記新遅延データを構成する
    ‘0’と‘1’の符号からなるビットパターンのうちの
    前記一方の符号と同一の符号のみを新たに書き込むこと
    により、該第2のメモリの記憶内容を前記前遅延データ
    から前記新遅延データに変換するものであることを特徴
    とする請求項1又は2記載の超音波診断装置。
  6. 【請求項6】 前記ディジタルビームフォーマが、 前記複数系列のディジタルデータを各系列ごとの遅延に
    応じた各書込クロックに従って各系列について格納し所
    定の読出クロックに従って各系列について同時に読み出
    す、各系列に対応する複数のFIFOメモリと、 前記複数のFIFOメモリから読み出された複数系列の
    ディジタルデータを相互に加算する加算器と、 前記第2のメモリを交互もしくは循環的に参照し参照し
    た第2のメモリに格納された遅延データに基づいて前記
    書込クロックを生成する書込クロック生成手段とを備え
    たことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波診断装
    置。
  7. 【請求項7】 前記ディジタルビームフォーマが、 前記複数系列のディジタルデータを所定の書込クロック
    に従って各系列について同時に格納し、各系列ごとの遅
    延に応じた各読出クロックに従って各系列ごとに読み出
    す、各系列に対応する複数のFIFOメモリと、 前記複数のFIFOメモリから読み出された複数系列の
    ディジタルデータのサンプリングレートをアップレート
    させる、各系列に対応する複数のインタポレータと、 前記複数のインタポレータによりサンプリングレートが
    アップレートされた後の複数系列のディジタルデータを
    相互に加算する加算器と、 前記第2のメモリを交互もしくは循環的に参照し参照し
    た第2のメモリに格納された遅延データに基づいて前記
    各読出クロックを生成する読出クロック生成手段とを備
    えたことを特徴とする請求項1又は2記載の超音波診断
    装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007260394A (ja) * 2006-03-29 2007-10-11 Medison Co Ltd 超音波システムでシグマ−デルタアナログ−デジタル変換器を用いた受信集束装置
JP2019526349A (ja) * 2016-09-02 2019-09-19 コーニンクレッカ フィリップス エヌ ヴェKoninklijke Philips N.V. 低周波低電圧デジタルマイクロビーム形成器を含む超音波プローブ

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