JP2002142906A - 折り畳み式椅子 - Google Patents
折り畳み式椅子Info
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- JP2002142906A JP2002142906A JP2000348205A JP2000348205A JP2002142906A JP 2002142906 A JP2002142906 A JP 2002142906A JP 2000348205 A JP2000348205 A JP 2000348205A JP 2000348205 A JP2000348205 A JP 2000348205A JP 2002142906 A JP2002142906 A JP 2002142906A
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- connecting member
- seat
- armrest
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Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A47—FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
- A47C—CHAIRS; SOFAS; BEDS
- A47C4/00—Foldable, collapsible or dismountable chairs
- A47C4/28—Folding chairs with flexible coverings for the seat or back elements
- A47C4/286—Folding chairs with flexible coverings for the seat or back elements foldable side to side and front to back, e.g. umbrella type
Landscapes
- Special Chairs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】軽量であると共に、支持脚の強度アップが図ら
れ、しかもコンパクトに折り畳みできる折り畳み式椅子
を提供する。 【解決手段】折り畳み式椅子において、四本の支持脚2
a,2b3a,3bは、細径の下部パイプ4とこの下部
パイプ4に軸方向にスライド自在に嵌合された太径の上
部パイプ5とからなり、下部パイプ4の下端部に補強部
材13の端部を連結する下部連結部材6を有し、上部パ
イプ5に補強部材13の端部と連結する上部連結部材8
を有し、補強部材13の回動に伴って組み立て時には上
部パイプ5の下端が下部連結部材6に当接するまで収縮
し、折り畳み時には上部パイプ5から下部パイプ4が突
出して伸長するように構成されたことを特徴とする。
れ、しかもコンパクトに折り畳みできる折り畳み式椅子
を提供する。 【解決手段】折り畳み式椅子において、四本の支持脚2
a,2b3a,3bは、細径の下部パイプ4とこの下部
パイプ4に軸方向にスライド自在に嵌合された太径の上
部パイプ5とからなり、下部パイプ4の下端部に補強部
材13の端部を連結する下部連結部材6を有し、上部パ
イプ5に補強部材13の端部と連結する上部連結部材8
を有し、補強部材13の回動に伴って組み立て時には上
部パイプ5の下端が下部連結部材6に当接するまで収縮
し、折り畳み時には上部パイプ5から下部パイプ4が突
出して伸長するように構成されたことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、組み立て、折り
畳みが簡単で、行楽地等に携帯し、屋外で使用するに便
利な折り畳み式椅子に関する。
畳みが簡単で、行楽地等に携帯し、屋外で使用するに便
利な折り畳み式椅子に関する。
【0002】
【従来の技術】折り畳み式椅子は、支持脚を含む骨格が
アルミニウムパイプによって構成され、座部及び背凭れ
部が布等のシートによって構成され、携帯に便利なよう
に軽量に構成されている。また、折り畳み時にできる限
りコンパクトになるように前後・左右の四本の支持脚が
X状に交叉する補強部材によって連結され、折り畳み時
に四本の支持脚が略平行に引き揃えられ、同時に座部及
び背凭れ部が折り畳まれるようになっている。
アルミニウムパイプによって構成され、座部及び背凭れ
部が布等のシートによって構成され、携帯に便利なよう
に軽量に構成されている。また、折り畳み時にできる限
りコンパクトになるように前後・左右の四本の支持脚が
X状に交叉する補強部材によって連結され、折り畳み時
に四本の支持脚が略平行に引き揃えられ、同時に座部及
び背凭れ部が折り畳まれるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、椅子に背凭
れ部と共に肘掛け部を設けると、座部に着座した状態で
肘を掛けることができるため腕が楽になり、長時間着座
しても疲れることがない。しかし、前後・左右の四本の
支持脚を有する従来の折り畳み式椅子において、肘掛け
部を設けようとした場合、前部の支持脚の上端部と後部
の支持脚とを同一高さで連結する構造となり、座部に対
して肘掛け部が極端に高い位置となり、人間が正常な姿
勢で肘掛け部に肘を掛けることができない。これは、不
使用時の収納を考慮して前部支持脚の上端部がある程度
椅子の座部の高さを決めてしまっているからである。
れ部と共に肘掛け部を設けると、座部に着座した状態で
肘を掛けることができるため腕が楽になり、長時間着座
しても疲れることがない。しかし、前後・左右の四本の
支持脚を有する従来の折り畳み式椅子において、肘掛け
部を設けようとした場合、前部の支持脚の上端部と後部
の支持脚とを同一高さで連結する構造となり、座部に対
して肘掛け部が極端に高い位置となり、人間が正常な姿
勢で肘掛け部に肘を掛けることができない。これは、不
使用時の収納を考慮して前部支持脚の上端部がある程度
椅子の座部の高さを決めてしまっているからである。
【0004】従って、前部支持脚と後部支持脚とを紐や
テープによって連結し、これを肘掛けとしている従来例
もあるが、いずれも柔軟性があるため、肘掛けとして十
分な機能を果たさない。
テープによって連結し、これを肘掛けとしている従来例
もあるが、いずれも柔軟性があるため、肘掛けとして十
分な機能を果たさない。
【0005】また、従来の折り畳み式椅子は、前後・左
右の四本の支持脚がそれぞれ1本のアルミニウムパイプ
によって構成されている。従って、強度的に不十分であ
り、大きな荷重が加わると変形する虞がある。強度をア
ップするためにパイプの肉厚を厚くしたり、太くする
と、重量がアップしたり、折り畳み時にコンパクト化が
図れないという問題がある。
右の四本の支持脚がそれぞれ1本のアルミニウムパイプ
によって構成されている。従って、強度的に不十分であ
り、大きな荷重が加わると変形する虞がある。強度をア
ップするためにパイプの肉厚を厚くしたり、太くする
と、重量がアップしたり、折り畳み時にコンパクト化が
図れないという問題がある。
【0006】この発明は、前記事情に着目してなされた
もので、その目的とするところは、座部に着座して正常
な姿勢で肘を肘掛け部に掛けることができると共に、肘
掛け部が前後の支持脚を補強する機能も果たし、強度ア
ップが図れ、しかも軽量であると共にコンパクトに折り
畳みできる折り畳み式椅子を提供することにある。
もので、その目的とするところは、座部に着座して正常
な姿勢で肘を肘掛け部に掛けることができると共に、肘
掛け部が前後の支持脚を補強する機能も果たし、強度ア
ップが図れ、しかも軽量であると共にコンパクトに折り
畳みできる折り畳み式椅子を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明は、前記目的を
達成するために、請求項1は、前後左右の四ヶ所に立設
した四本の支持脚と、前部・後部及び両側部に設けら
れ、中間部を回動自在に枢支してX状に交叉し、それぞ
れ一端部を互いに隣り合う前記支持脚の上端部と下端部
に回動自在に連結した補強部材と、前記四本の支持脚の
上端部間に張設されたシートからなる座部と、この座部
と連結され、前記後部の一対の支持脚間に張設されたシ
ートからなる背凭れ部とを具備した折り畳み式椅子にお
いて、前記四本の支持脚は、細径の下部パイプとこの下
部パイプに軸方向にスライド自在に嵌合された太径の上
部パイプとからなり、前部と後部の支持脚を構成する上
部パイプ間に肘掛け部材を架設すると共に、前記下部パ
イプの下端部に前記補強部材の端部を連結する下部連結
部材を有し、前記上部パイプに前記補強部材の端部と連
結する上部連結部材を有し、前記補強部材の回動に伴っ
て組み立て時には前記上部パイプの下端が下部連結部材
に当接するまで収縮し、折り畳み時には上部パイプから
下部パイプが突出して伸長するように構成されたことを
特徴とする。
達成するために、請求項1は、前後左右の四ヶ所に立設
した四本の支持脚と、前部・後部及び両側部に設けら
れ、中間部を回動自在に枢支してX状に交叉し、それぞ
れ一端部を互いに隣り合う前記支持脚の上端部と下端部
に回動自在に連結した補強部材と、前記四本の支持脚の
上端部間に張設されたシートからなる座部と、この座部
と連結され、前記後部の一対の支持脚間に張設されたシ
ートからなる背凭れ部とを具備した折り畳み式椅子にお
いて、前記四本の支持脚は、細径の下部パイプとこの下
部パイプに軸方向にスライド自在に嵌合された太径の上
部パイプとからなり、前部と後部の支持脚を構成する上
部パイプ間に肘掛け部材を架設すると共に、前記下部パ
イプの下端部に前記補強部材の端部を連結する下部連結
部材を有し、前記上部パイプに前記補強部材の端部と連
結する上部連結部材を有し、前記補強部材の回動に伴っ
て組み立て時には前記上部パイプの下端が下部連結部材
に当接するまで収縮し、折り畳み時には上部パイプから
下部パイプが突出して伸長するように構成されたことを
特徴とする。
【0008】請求項2は、請求項1の前記肘掛け部材
は、後端部が前記後部の支持脚に回動自在に連結され、
前端部が下方に向かって円弧状に湾曲した湾曲部を有す
る湾曲パイプからなり、この湾曲パイプの前端部が前部
の支持脚を構成する前記上部パイプに着脱可能に嵌合さ
れることを特徴とする。
は、後端部が前記後部の支持脚に回動自在に連結され、
前端部が下方に向かって円弧状に湾曲した湾曲部を有す
る湾曲パイプからなり、この湾曲パイプの前端部が前部
の支持脚を構成する前記上部パイプに着脱可能に嵌合さ
れることを特徴とする。
【0009】請求項3は、請求項1の前記上部連結部材
は、四本の支持脚の略同一高さ位置に設けられ、各上部
連結部材に前記座部のコーナ部が連結されていることを
特徴とする。
は、四本の支持脚の略同一高さ位置に設けられ、各上部
連結部材に前記座部のコーナ部が連結されていることを
特徴とする。
【0010】すなわち、前部の支持脚を短く設定し、細
径の下部パイプとこの下部パイプに軸方向にスライド自
在に嵌合された太径の上部パイプとから構成し、二重管
構造により、使用時と折り畳み時の長さの変化に対応で
きるようにしている。さらに、後部の支持脚に連結した
肘掛け部材を前部の支持脚の嵌合受け部に嵌合すること
により、適正な高さの肘掛けとして使用でき、また肘掛
け部材によって前部と後部の支持脚を補強することがで
きる。
径の下部パイプとこの下部パイプに軸方向にスライド自
在に嵌合された太径の上部パイプとから構成し、二重管
構造により、使用時と折り畳み時の長さの変化に対応で
きるようにしている。さらに、後部の支持脚に連結した
肘掛け部材を前部の支持脚の嵌合受け部に嵌合すること
により、適正な高さの肘掛けとして使用でき、また肘掛
け部材によって前部と後部の支持脚を補強することがで
きる。
【0011】また、肘掛け部材の前端部を前部の支持脚
の嵌合受け部から抜き取り、肘掛け部材の後端部の連結
ピンを支点として下方へ回動し、肘掛け部材を吊り下げ
た状態にする。次に、支持脚を互いに接近する方向に移
動すると、補強部材によって下部パイプが下方に押し出
され、下部パイプと上部パイプとが伸長すると共に、X
状の補強部材が閉じて折り畳まれる。このとき、座部及
び背凭れ部も同時に折り畳まれる。
の嵌合受け部から抜き取り、肘掛け部材の後端部の連結
ピンを支点として下方へ回動し、肘掛け部材を吊り下げ
た状態にする。次に、支持脚を互いに接近する方向に移
動すると、補強部材によって下部パイプが下方に押し出
され、下部パイプと上部パイプとが伸長すると共に、X
状の補強部材が閉じて折り畳まれる。このとき、座部及
び背凭れ部も同時に折り畳まれる。
【0012】また、支持脚を互いに離間する方向に開く
と、X状の補強部材が開くと共に、下部パイプと上部パ
イプとが収縮して上部パイプの下端部が下部連結部材に
当接する。従って、支持脚は下部パイプと上部パイプの
二重管構造となり、強度アップが図れると共に、上部パ
イプの下端部が下部連結部材に当接して座部の高さを保
持する。
と、X状の補強部材が開くと共に、下部パイプと上部パ
イプとが収縮して上部パイプの下端部が下部連結部材に
当接する。従って、支持脚は下部パイプと上部パイプの
二重管構造となり、強度アップが図れると共に、上部パ
イプの下端部が下部連結部材に当接して座部の高さを保
持する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面に基づいて説明する。
面に基づいて説明する。
【0014】図1〜図3は第1の実施形態を示し、図1
は折り畳み式椅子の組み立て状態の斜視図、図2は折り
畳み状態の斜視図である。折り畳み式椅子1は、前部に
設けられた左右一対の支持脚2a,2bと後部に設けら
れた左右一対の支持脚3a,3bの四本の支持脚を有し
ている。後部の支持脚3a,3bは後述する背凭れ部を
構成するために前部の支持脚2a,2bより長く形成さ
れている。
は折り畳み式椅子の組み立て状態の斜視図、図2は折り
畳み状態の斜視図である。折り畳み式椅子1は、前部に
設けられた左右一対の支持脚2a,2bと後部に設けら
れた左右一対の支持脚3a,3bの四本の支持脚を有し
ている。後部の支持脚3a,3bは後述する背凭れ部を
構成するために前部の支持脚2a,2bより長く形成さ
れている。
【0015】前記四本の支持脚2a,2b,3a,3b
は、基本的構成は同一であり、前部の支持脚2aを例と
して説明すると、図3(a)に示すように構成されてい
る。すなわち、支持脚2aは、アルミニウムパイプから
なる細径の下部パイプ4と、この下部パイプ4に軸方向
にスライド自在に嵌合されたアルミニウムパイプからな
る太径の上部パイプ5とから伸縮自在に構成されてい
る。
は、基本的構成は同一であり、前部の支持脚2aを例と
して説明すると、図3(a)に示すように構成されてい
る。すなわち、支持脚2aは、アルミニウムパイプから
なる細径の下部パイプ4と、この下部パイプ4に軸方向
にスライド自在に嵌合されたアルミニウムパイプからな
る太径の上部パイプ5とから伸縮自在に構成されてい
る。
【0016】下部パイプ4の下端部には合成樹脂材料か
らなる下部連結部材6が固定され、この下部連結部材6
には平面視で、90度の角度を持って一対の連結片7
(一方のみ図示)が突設されている。上部パイプ5の上
端部には合成樹脂材料からなる上部連結部材8が固定さ
れている。
らなる下部連結部材6が固定され、この下部連結部材6
には平面視で、90度の角度を持って一対の連結片7
(一方のみ図示)が突設されている。上部パイプ5の上
端部には合成樹脂材料からなる上部連結部材8が固定さ
れている。
【0017】上部連結部材8の下端部には下部連結部材
6と同様に、平面視で、90度の角度を持って一対の連
結片9(一方のみ図示)が突設されている。また、上部
連結部材8の中間部には図3(b)に示すように、連結
金具10が嵌合固定されている。さらに、上部パイプ5
の上端部には嵌合受け部11が設けられ、この嵌合受け
部11の側部には板ばねからなる突起12が設けられて
いる。
6と同様に、平面視で、90度の角度を持って一対の連
結片9(一方のみ図示)が突設されている。また、上部
連結部材8の中間部には図3(b)に示すように、連結
金具10が嵌合固定されている。さらに、上部パイプ5
の上端部には嵌合受け部11が設けられ、この嵌合受け
部11の側部には板ばねからなる突起12が設けられて
いる。
【0018】また、図1に示すように、前部の支持脚2
a,2bの間、後部の支持脚3a,3bの間及び左部の
支持脚2a,3aの間、右部の支持脚2b,3bの間に
は四本の支持脚2a,2b,3a,3bを補強するため
の4組の補強部材13が設けられている。
a,2bの間、後部の支持脚3a,3bの間及び左部の
支持脚2a,3aの間、右部の支持脚2b,3bの間に
は四本の支持脚2a,2b,3a,3bを補強するため
の4組の補強部材13が設けられている。
【0019】これら補強部材13は同一構造であるた
め、その1組について説明すると、2本1組の支持板1
4が中間部を枢支ピン15によって回動自在に枢支して
X状に交叉している。支持板14は、図3(e)で示す
ように、断面が偏平楕円形状で、軸方向に亘って中空部
14aが形成され、軽量化を図っている。
め、その1組について説明すると、2本1組の支持板1
4が中間部を枢支ピン15によって回動自在に枢支して
X状に交叉している。支持板14は、図3(e)で示す
ように、断面が偏平楕円形状で、軸方向に亘って中空部
14aが形成され、軽量化を図っている。
【0020】さらに、支持板14の長手方向の両端部に
は連結孔(図示しない)が設けられている。そして、前
部支持脚2a,2b間の補強部材13について説明する
と、2本1組の支持板14の一方の一端部は支持脚2a
の下部パイプ4の下部連結部材6に設けられた連結片7
に、他端部は支持脚2bの上部パイプ5の上部連結部材
8に設けられた連結片9にそれぞれ連結ピン16によっ
て連結されている。同様に、他方の一端部は支持脚2b
の下部パイプ4の下部連結部材6に設けられた連結片7
に、他端部は支持脚2aの上部パイプ5の上部連結部材
8に設けられた連結片9にそれぞれ連結ピン16によっ
て連結されている。
は連結孔(図示しない)が設けられている。そして、前
部支持脚2a,2b間の補強部材13について説明する
と、2本1組の支持板14の一方の一端部は支持脚2a
の下部パイプ4の下部連結部材6に設けられた連結片7
に、他端部は支持脚2bの上部パイプ5の上部連結部材
8に設けられた連結片9にそれぞれ連結ピン16によっ
て連結されている。同様に、他方の一端部は支持脚2b
の下部パイプ4の下部連結部材6に設けられた連結片7
に、他端部は支持脚2aの上部パイプ5の上部連結部材
8に設けられた連結片9にそれぞれ連結ピン16によっ
て連結されている。
【0021】従って、前部支持脚2a,2bを互いに離
間する方向に開くと、X状の補強部材13が開くと共
に、下部パイプ4と上部パイプ5とが収縮して上部パイ
プ5の下端部が下部連結部材6に当接し、前部支持脚2
a,2bを互いに接近する方向に閉じると、下部パイプ
4と上部パイプ5とが伸長してX状の補強部材13が閉
じるようになっている。
間する方向に開くと、X状の補強部材13が開くと共
に、下部パイプ4と上部パイプ5とが収縮して上部パイ
プ5の下端部が下部連結部材6に当接し、前部支持脚2
a,2bを互いに接近する方向に閉じると、下部パイプ
4と上部パイプ5とが伸長してX状の補強部材13が閉
じるようになっている。
【0022】さらに、後部の支持脚3a,3bの上部連
結部材8よりさらに上方には、図3(d)に示すよう
に、連結金具17が嵌合固定されている。この連結金具
17には肘掛け部材18の後端部が連結ピン19によっ
て上下方向に回動自在に連結されている。
結部材8よりさらに上方には、図3(d)に示すよう
に、連結金具17が嵌合固定されている。この連結金具
17には肘掛け部材18の後端部が連結ピン19によっ
て上下方向に回動自在に連結されている。
【0023】この肘掛け部材18は、図3(c)に示す
ように、前端部が下方に向かって円弧状に湾曲した湾曲
部20を有するアルミニウムの湾曲パイプによって形成
され、この湾曲パイプの前端部が前部の支持脚2aの上
部パイプ5に形成された嵌合受け部11に着脱可能に嵌
合されている。さらに、肘掛け部材18の中間の水平部
にはクッションパイプ21が嵌着されている。
ように、前端部が下方に向かって円弧状に湾曲した湾曲
部20を有するアルミニウムの湾曲パイプによって形成
され、この湾曲パイプの前端部が前部の支持脚2aの上
部パイプ5に形成された嵌合受け部11に着脱可能に嵌
合されている。さらに、肘掛け部材18の中間の水平部
にはクッションパイプ21が嵌着されている。
【0024】肘掛け部材18を前部支持脚2a,2bと
後部支持脚3a,3bとの間に架設することにより、肘
掛け部材18の剛性によって前部支持脚2a,2bと後
部支持脚3a,3bを垂直状態に支持する機能と共に補
強機能を果たす。
後部支持脚3a,3bとの間に架設することにより、肘
掛け部材18の剛性によって前部支持脚2a,2bと後
部支持脚3a,3bを垂直状態に支持する機能と共に補
強機能を果たす。
【0025】また、前述のように構成された椅子の骨格
とは別の座部22及び背凭れ部23は布シートによって
形成されている。座部22は略正方形であり、裏面には
X状に補強ベルト24が縫い合せられている。この補強
ベルト24の両端部は座部22の四ヶ所のコーナ部から
延長され、この延長部には上部連結部材8の連結金具1
0に連結ピン25によって連結されている。背凭れ部2
3は袋状に縫製され、後部の支持脚3a,3bの上端部
に装着されている。
とは別の座部22及び背凭れ部23は布シートによって
形成されている。座部22は略正方形であり、裏面には
X状に補強ベルト24が縫い合せられている。この補強
ベルト24の両端部は座部22の四ヶ所のコーナ部から
延長され、この延長部には上部連結部材8の連結金具1
0に連結ピン25によって連結されている。背凭れ部2
3は袋状に縫製され、後部の支持脚3a,3bの上端部
に装着されている。
【0026】次に、前述のように構成された折り畳み式
椅子1の作用について説明する。携帯時にはまず、肘掛
け部材18の前端部を前部の支持脚2a,2bの嵌合受
け部11から抜き取り、肘掛け部材18の後端部の連結
ピン19を支点として下方へ回動し、肘掛け部材18を
吊り下げた状態にする。
椅子1の作用について説明する。携帯時にはまず、肘掛
け部材18の前端部を前部の支持脚2a,2bの嵌合受
け部11から抜き取り、肘掛け部材18の後端部の連結
ピン19を支点として下方へ回動し、肘掛け部材18を
吊り下げた状態にする。
【0027】次に、支持脚2a,2b、3a,3bを互
いに接近する方向に移動すると、補強部材13によって
下部パイプ4が下方に押し出され、下部パイプ4と上部
パイプ5とが伸長すると共に、X状の補強部材13が閉
じて図2に示すように折り畳まれる。このとき、座部2
2及び背凭れ部23も同時に折り畳まれる。
いに接近する方向に移動すると、補強部材13によって
下部パイプ4が下方に押し出され、下部パイプ4と上部
パイプ5とが伸長すると共に、X状の補強部材13が閉
じて図2に示すように折り畳まれる。このとき、座部2
2及び背凭れ部23も同時に折り畳まれる。
【0028】また、支持脚2a,2b、3a,3bを互
いに離間する方向に開くと、X状の補強部材13が開く
と共に、下部パイプ4と上部パイプ5とが収縮して上部
パイプ5の下端部が下部連結部材6に当接する。従っ
て、支持脚2a,2b、3a,3bは下部パイプ4と上
部パイプ5の二重管構造となり、強度アップが図れると
共に、上部パイプ5の下端部が下部連結部材6に当接し
て座部22の高さを保持する。
いに離間する方向に開くと、X状の補強部材13が開く
と共に、下部パイプ4と上部パイプ5とが収縮して上部
パイプ5の下端部が下部連結部材6に当接する。従っ
て、支持脚2a,2b、3a,3bは下部パイプ4と上
部パイプ5の二重管構造となり、強度アップが図れると
共に、上部パイプ5の下端部が下部連結部材6に当接し
て座部22の高さを保持する。
【0029】支持脚2a,2b、3a,3bの拡開に伴
って座部22及び背凭れ部23が張設される。最後に、
肘掛け部材18の前端部を前部支持脚2a,2bの嵌合
受け部11に嵌合すると、前部と後部の支持脚2aと3
aとの間隔及び2b、3bとの間隔も保たれ、補強され
ることになり、強度アップが図れる。
って座部22及び背凭れ部23が張設される。最後に、
肘掛け部材18の前端部を前部支持脚2a,2bの嵌合
受け部11に嵌合すると、前部と後部の支持脚2aと3
aとの間隔及び2b、3bとの間隔も保たれ、補強され
ることになり、強度アップが図れる。
【0030】図4は第2の実施形態を示し、第1の実施
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。図4(a)(b)は折り畳み式椅子の組み立て状態
の斜視図、(c)は支持板の断面図である。
形態と同一構成部分は同一番号を付して説明を省略す
る。図4(a)(b)は折り畳み式椅子の組み立て状態
の斜視図、(c)は支持板の断面図である。
【0031】本実施形態の肘掛け部材18の水平部は上
部が凹部となるように円弧状に湾曲しており、この肘掛
け部材18に嵌着されたクッションパイプ21も同様に
円弧状に湾曲している。従って、座部22に着座して肘
を肘掛け部材18に掛けたとき、円弧状の湾曲によって
肘が安定するという効果がある。
部が凹部となるように円弧状に湾曲しており、この肘掛
け部材18に嵌着されたクッションパイプ21も同様に
円弧状に湾曲している。従って、座部22に着座して肘
を肘掛け部材18に掛けたとき、円弧状の湾曲によって
肘が安定するという効果がある。
【0032】また、(c)に示すように、補強部材13
を構成する各支持板14は断面が偏平楕円形状である。
さらに、支持板14の片面にその軸方向に亘って突出す
る凸状が設けられていると共に、軸方向に中空部14a
が設けられている。従って、支持板14は軽量であると
共に、曲げ剛性が高く、変形を防止している。
を構成する各支持板14は断面が偏平楕円形状である。
さらに、支持板14の片面にその軸方向に亘って突出す
る凸状が設けられていると共に、軸方向に中空部14a
が設けられている。従って、支持板14は軽量であると
共に、曲げ剛性が高く、変形を防止している。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、座部に着座して正常な姿勢で肘を肘掛け部に掛ける
ことができると共に、肘掛け部が前後の支持脚を補強す
る機能も果たし、強度アップが図れる。また、折り畳み
及び組み立てがワンタッチで行なえ、また、軽量である
と共に、コンパクトに折り畳みできるという効果があ
る。
ば、座部に着座して正常な姿勢で肘を肘掛け部に掛ける
ことができると共に、肘掛け部が前後の支持脚を補強す
る機能も果たし、強度アップが図れる。また、折り畳み
及び組み立てがワンタッチで行なえ、また、軽量である
と共に、コンパクトに折り畳みできるという効果があ
る。
【図1】この発明の第1の実施形態を示す折り畳み式椅
子の組み立て状態の斜視図。
子の組み立て状態の斜視図。
【図2】同実施形態の折り畳み状態の斜視図。
【図3】同実施形態を示し、(a)は支持脚の側面図、
(b)は連結金具の平面図、(c)は支持脚と肘掛け部
材の側面図、(d)は支持脚と肘掛け部材の結合構造を
示す平面図、(e)は支持板の断面図。
(b)は連結金具の平面図、(c)は支持脚と肘掛け部
材の側面図、(d)は支持脚と肘掛け部材の結合構造を
示す平面図、(e)は支持板の断面図。
【図4】この発明の第2の実施形態を示し、(a)
(b)は折り畳み式椅子の組み立て状態の斜視図、
(c)は支持板の断面図。
(b)は折り畳み式椅子の組み立て状態の斜視図、
(c)は支持板の断面図。
1…折り畳み式椅子 2a,2b…前部の支持脚 3a,3b…後部の支持脚 4…下部パイプ 5…上部パイプ 6…下部連結部材 8…上部連結部材 9…折り畳椅子脚 13…補強部材 18…肘掛け部材 22…座部 23…背凭れ部
Claims (3)
- 【請求項1】 前後左右の四ヶ所に立設した四本の支持
脚と、前部・後部及び両側部に設けられ、中間部を回動
自在に枢支してX状に交叉し、それぞれ一端部を互いに
隣り合う前記支持脚の上端部と下端部に回動自在に連結
した補強部材と、前記四本の支持脚の上端部間に張設さ
れたシートからなる座部と、この座部と連結され、前記
後部の一対の支持脚間に張設されたシートからなる背凭
れ部とを具備した折り畳み式椅子において、 前記四本の支持脚は、細径の下部パイプとこの下部パイ
プに軸方向にスライド自在に嵌合された太径の上部パイ
プとからなり、前部と後部の支持脚を構成する上部パイ
プ間に肘掛け部材を架設すると共に、前記下部パイプの
下端部に前記補強部材の端部を連結する下部連結部材を
有し、前記上部パイプに前記補強部材の端部と連結する
上部連結部材を有し、前記補強部材の回動に伴って組み
立て時には前記上部パイプの下端が下部連結部材に当接
するまで収縮し、折り畳み時には上部パイプから下部パ
イプが突出して伸長するように構成されたことを特徴と
する折り畳み式椅子。 - 【請求項2】 前記肘掛け部材は、後端部が前記後部の
支持脚に回動自在に連結され、前端部が下方に向かって
円弧状に湾曲した湾曲部を有する湾曲パイプからなり、
この湾曲パイプの前端部が前部の支持脚を構成する前記
上部パイプに着脱可能に嵌合されることを特徴とする請
求項1記載の折り畳み式椅子。 - 【請求項3】 前記上部連結部材は、四本の支持脚の略
同一高さ位置に設けられ、各上部連結部材に前記座部の
コーナ部が連結されていることを特徴とする請求項1記
載の折り畳み式椅子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000348205A JP2002142906A (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 折り畳み式椅子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2000348205A JP2002142906A (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 折り畳み式椅子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2002142906A true JP2002142906A (ja) | 2002-05-21 |
Family
ID=18821825
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2000348205A Pending JP2002142906A (ja) | 2000-11-15 | 2000-11-15 | 折り畳み式椅子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2002142906A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100801984B1 (ko) | 2007-08-08 | 2008-02-12 | 오성듀랄루민(주) | 절첩식 의자 |
US11241097B2 (en) | 2019-06-04 | 2022-02-08 | Yeti Coolers, Llc | Portable chair |
-
2000
- 2000-11-15 JP JP2000348205A patent/JP2002142906A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100801984B1 (ko) | 2007-08-08 | 2008-02-12 | 오성듀랄루민(주) | 절첩식 의자 |
US11241097B2 (en) | 2019-06-04 | 2022-02-08 | Yeti Coolers, Llc | Portable chair |
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