JP2002142604A - 観賞用ケース - Google Patents

観賞用ケース

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JP2002142604A JP2000343400A JP2000343400A JP2002142604A JP 2002142604 A JP2002142604 A JP 2002142604A JP 2000343400 A JP2000343400 A JP 2000343400A JP 2000343400 A JP2000343400 A JP 2000343400A JP 2002142604 A JP2002142604 A JP 2002142604A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】小形の水槽等のケースであっても、内部空間を
実際より広く見せることができると共に、ケース内の魚
や動植物を実際より数多く見せることができる観賞用ケ
ースを提供する。 【解決手段】この観賞用ケースは、周囲をミラー及び透
光性板材により包囲され、上部に照明器具が設置され、
アクアリュウム或はテラリュウムに使用する直方体型の
観賞用ケースである。ケース1の正面1aにハーフミラ
ー2が配設され、ケース1の背面1bにミラーが配設さ
れ、ケース1の左右側面1c,1dにハーフミラー4,
5が配設される。観賞者には、ケース1内の空間を非常
に広く見せ、その中の魚や植物も数多く映し出して見せ
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、魚等の水性動植物
を飼育するアクアリュウム或は植物等の陸性動植物を栽
培・飼育するテラリュウムに使用される観賞用ケースに
関する。
【0002】
【従来の技術】魚や水中植物等の水性動植物を水槽内で
飼育・栽培するアクアリュウムにおいては、一般に、正
面、背面、左右側面を板ガラスで包囲された直方体型の
水槽が使用され、水槽内に底砂利等を敷き、海水や淡水
を入れて、水槽内で水性植物や魚等を飼育・栽培する。
また、テラリュウムにおいては、ガラス容器内に培地を
入れ、そこに植物を植え込み、或は陸性の動物等を入れ
て陸性の動植物を飼育・栽培することが行なわれてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このようなアクアリュ
ウムやテラリュウムの水槽等のケースは、一般に、周囲
を板ガラスで包囲され、上部に照明器具が設置され、ケ
ース内を照明して外側から内部を美しく見せることがで
きるが、小形のケースの場合には、ケース内の内部空間
が狭いため、ケース内に入れて飼育する魚の数や植物の
数が少なく制限される。このため、小形のケースを使用
したアクアリュウムやテラリュウムを観賞する者には、
狭い空間とそこに入れた数少ない魚や水性植物等を見る
ことになるので、あまり見栄えがせず、観賞価値が低い
という問題があった。
【0004】本発明は、上記の点に鑑みてなされたもの
で、小形の水槽等のケースであっても、内部空間を実際
より広く見せることができると共に、ケース内の魚や動
植物を実際より数多く見せることができる観賞用ケース
を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の請求項1の観賞用ケースは、周囲をミラー
及び透光性板材により包囲され、上部に照明器具が設置
され、アクアリュウム或はテラリュウムに使用する直方
体型の観賞用ケースであって、ケースの正面にハーフミ
ラーが配設され、該ケースの背面にミラーが配設され、
該ケースの左右側面にハーフミラーが配設されたことを
特徴とする。
【0006】また、請求項2の観賞用ケースは、周囲を
ミラー及び透光性板材により包囲され、上部に照明器具
が設置され、アクアリュウム或はテラリュウムに使用す
る直方体型の観賞用ケースであって、ケースの正面にハ
ーフミラーが配設され、該ケースの背面にミラーが正面
を向けて配設され、該ケースの左右側面にミラーが内側
を向けて配設されたことを特徴とする。
【0007】さらに、請求項3の観賞用ケースは、周囲
をミラー及び透明板材により包囲され、上部に照明器具
が設置され、アクアリュウム或はテラリュウムに使用す
る直方体型の観賞用ケースであって、ケースの正面に透
明板ガラスが配設され、ケースの背面にミラーが正面を
向けて配設され、ケースの左右側面にミラーが内側を向
けて配設され、正面の透明板ガラスの前にハーフミラー
が着脱可能に配設されたことを特徴とする。
【0008】
【作用】請求項1の観賞用ケースでは、例えばアクアリ
ュウムの水槽として使用する場合、ケース内に海水或は
淡水を入れ、その中に魚等の水性動物を入れて飼育し観
賞する。部屋の照明を暗くしてケース内の照明器具を点
灯し、ケース内を内側から照明した状態で、ケース内を
正面から見ると、ケースの正面と左右側面がハーフミラ
ーで形成され、背面にミラーが配設されるから、ケース
内の魚や植物の像は、正面及び左右側面のハーフミラー
と背面のミラー間で相互に反射され、正面及び左右側面
のハーフミラーを通して見える。
【0009】このため、観賞者には、ケース内が背面や
左右側面に向かって奥深く広がっているように視認さ
れ、また、その中の魚や植物も、各ミラー、ハーフミラ
ーに映される毎にその像が増え、多くの魚や植物がケー
ス内にあるかのように、見ることができる。従って、ケ
ースが小形のケースであっても、観賞する者には、ケー
ス内の空間を非常に広く見せ、その中の魚や植物も数多
く映し出し、華やかにまたダイナミックに見せることが
できる。
【0010】また、請求項2の観賞用ケースでは、上記
観賞用ケースの左右側面に配置したハーフミラーに代え
てミラーが使用されるから、ケース内の魚や植物の像が
背面と左右側面のミラー間で相互に反射して映し出さ
れ、それを正面から見ることになる。このため、ケース
内の空間がより鮮明に背面の奥と左右側面の奥に続くよ
うに視認され、内部空間をより広く見せることができ、
ケース内の魚や植物も、多数の像をケース内に映し出し
て見栄えよく華やかに見せることができる。
【0011】さらに、請求項3の観賞用ケースでは、ケ
ースの周囲3面がミラーで形成され、正面が透明板ガラ
スで形成されるため、ケース内は、背面、左右側面のミ
ラーで反射され、照明器具の光も反射されることから、
広い空間に多数の魚や植物等を明るく映し出して見るこ
とができる。また、ハーフミラーをケースの正面の透明
板ガラスの前に装着すれば、ケース内の照明器具の光が
ケース内で反射を繰り返し、その一部が正面のハーフミ
ラーを通して出射し、それを見ることになるから、ハー
フミラーを正面に装着しない場合とはまた異なった多数
の魚や植物の像を見ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。図1はアクアリュウムに使用する
観賞用ケースの斜視図を示している。このケース1は、
底板6の上に板ガラスを立設した直方体型に形成され、
その正面1a、左右側面1c,1dはハーフミラー2、
4、5として形成され、その背面1bはミラー3により
形成される。底板6は架台7上に支持され、ケース1上
には蓋体8が装着され、蓋体8内には、ケース1内を照
明するための照明器具9が配設される。
【0013】ケース1の背面1bに配設されるミラー3
は、透明板ガラスの背面に反射膜を形成した鏡により形
成される。また、ケース1の正面1a,左側面1c,右
側面1dに配設されるハーフミラー2、4、5は、各々
透明板ガラスに半透過シートを貼着し、または半透過層
を形成した半透過板により構成される。半透過シートま
たは半透過層は、正面から入射する光の半分を正面側に
反射し、半分を背面側に透過させるものである。
【0014】ケース1の正面1a,背面1b,左側面1
c,右側面1dの各ハーフミラー2、4、5及びミラー
3の連結部、並びに底板6との連結部は、透明接着剤に
より接着され、直方体型のケースが形成される。ミラー
3はケース1の背面1bにその反射面を内側を向けて配
設される。
【0015】このように構成された観賞用ケース内に
は、底に砂利等が敷設されると共に、そこに海草や水性
植物等が植えられ、その中に海水または淡水が入れら
れ、さらに、その中に魚等の水性動物を入れ、必要に応
じて図示しないエアレーション装置等を装着し、魚等を
飼育する。
【0016】観賞する際には、部屋の照明を暗くした状
態で、ケース上の照明器具9を点灯し、ケース1内を内
部から照明し、観賞する。ケース1内を、正面1aから
或は左右側面よりの斜め前方から見ると、ケース1の正
面1a,左右側面1c,1dがハーフミラー2、4、5
で形成され、背面1bにミラー3が配設されているか
ら、ケース1内の魚や植物の像は、ハーフミラー2、
4、5と背面のミラー3間で相互に反射され、正面1a
及び左右側面1c,1dのハーフミラー2、4、5を通
して、見える。
【0017】このため、観賞者には、ケース1内が、背
面1b及び左右側面1c,1dに向かって奥深く広がっ
ているように視認され、また、その中の魚や植物も、ミ
ラー3とハーフミラー2、4、5に映される毎にその像
が増え、多くの魚や植物がケース1内にあるかのよう
に、見ることができる。従って、ケース1が小形のケー
スであっても、観賞する者には、ケース1内の空間を非
常に広く見せ、その中の魚や植物も数多く映し出し、華
やかにまたダイナミックに見せることができる。
【0018】なお、他の実施例として、上記の左右側面
1c,1dに配設したハーフミラー4、5は、ミラーに
代えることができる。左右側面1c,1dをミラーにす
ることにより、ケース1はその背面1cのミラー3と共
にその両側面がミラーとなるから、ケース1内の魚や植
物の像が背面と左右側面のミラー間で相互に反射して映
し出され、それを正面から見ることになる。このため、
ケース1内の空間がより鮮明に背面の奥と左右側面の奥
に続くように視認され、内部空間をより広く見せること
ができ、ケース内の魚や植物も、多数の像をケース内に
映し出して見栄えよく華やかに見せることができる。
【0019】さらに、図4に示すように、ケースの正面
11aは透明板ガラス12とし、背面11b及び左右側
面はミラー13とし、正面11aの前にはハーフミラー
22を着脱可能に装着することができる。即ち、図4の
ケース11の正面11aは透明板ガラスで構成され、背
面11bとその左右側面はミラー13で構成される。そ
して、1枚のハーフミラー22がケースの正面11aの
位置に着脱可能に装着される。
【0020】このように構成された観賞用ケースでは、
ハーフミラー22を装着しない場合、ケース11の周囲
3面がミラー13で形成され、正面11aが透明板ガラ
ス12で形成されるため、ケース11内の像は、背面1
1b、左右側面のミラー13で反射され、照明器具9の
光も反射されることから、広い空間に多数の魚や植物等
を明るく映し出して見ることができる。また、ハーフミ
ラー22をケース11の正面11aの透明板ガラス12
の前に装着すれば、ケース11内の照明器具9の光がケ
ース11内で反射を繰り返し、その一部が正面11aの
ハーフミラー22を通して出射し、それを観賞者は見る
ことになるから、ハーフミラー22を正面に装着しない
場合とはまた異なった雰囲気の多数の魚や植物の像を見
ることができる。
【0021】なお、上記実施例では、アクアリュウムに
使用する水槽の例について説明したが、ケース内に培地
を入れ、そこに植物を植え込み、或は陸性の動物等を入
れて陸性の動植物を飼育・栽培するテラリュウムのケー
スとして使用することもできる。また、上記構成の観賞
用ケースは、室内のテーブル等の上に載置して使用する
場合の他、室内の壁面に設けた凹部に嵌め込んで使用す
ることもでき、その場合には、壁面の内側に広い空間が
広がるように、ケース内を見せることができる。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の観賞用ケ
ースによれば、部屋の照明を暗くしてケース内の照明器
具を点灯し、ケース内を内側から照明した状態で、ケー
ス内を正面から見ると、ケース内の空間や魚、植物等の
像は、正面のハーフミラー、左右側面のハーフミラーま
たはミラー、及び背面のミラー間で相互に反射され、正
面や左右側面のハーフミラーを通して見える。このた
め、観賞者には、ケース内が背面や左右側面に向かって
奥深く広がっているように視認され、また、その中の魚
や植物も、ミラー、ハーフミラーに映される毎にその像
が増え、多くの魚や植物がケース内にあるかのように、
見ることができる。従って、ケースが小形のケースであ
っても、観賞する者には、ケース内の空間を非常に広く
見せ、その中の魚や植物も数多く映し出し、華やかにま
たダイナミックに見せることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す観賞用ケースの斜視
図である。
【図2】図1のII-II 断面図である。
【図3】図1のIII-III 断面図である。
【図4】他の実施例を示す観賞用ケースの断面図であ
る。
【符号の説明】
1−ケース 1a−正面 1b−背面 1c−左側面 1d−右側面 2−ハーフミラー 3−ミラー 4−ハーフミラー 5−ハーフミラー 9−照明器具

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 周囲をミラー及び透光性板材により包囲
    され、上部に照明器具が設置され、アクアリュウム或は
    テラリュウムに使用する直方体型の観賞用ケースであっ
    て、 ケースの正面にハーフミラーが配設され、該ケースの背
    面にミラーが配設され、該ケースの左右側面にハーフミ
    ラーが配設されたことを特徴とする観賞用ケース。
  2. 【請求項2】 周囲をミラー及び透光性板材により包囲
    され、上部に照明器具が設置され、アクアリュウム或は
    テラリュウムに使用する直方体型の観賞用ケースであっ
    て、 ケースの正面にハーフミラーが配設され、該ケースの背
    面にミラーが正面を向けて配設され、該ケースの左右側
    面にミラーが内側を向けて配設されたことを特徴とする
    観賞用ケース。
  3. 【請求項3】 周囲をミラー及び透明板材により包囲さ
    れ、上部に照明器具が設置され、アクアリュウム或はテ
    ラリュウムに使用する直方体型の観賞用ケースであっ
    て、 ケースの正面に透明板ガラスが配設され、該ケースの背
    面にミラーが正面を向けて配設され、該ケースの左右側
    面にミラーが内側を向けて配設され、該正面の透明板ガ
    ラスの前にハーフミラーが着脱可能に配設されたことを
    特徴とする観賞用ケース。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508031A (ja) * 2003-10-16 2007-04-05 ム ヨン リ 曲面からなる金魚鉢
CN103493775A (zh) * 2013-10-16 2014-01-08 胡健强 景观饰品通体发亮的鱼缸

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007508031A (ja) * 2003-10-16 2007-04-05 ム ヨン リ 曲面からなる金魚鉢
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