JP2002142453A - 圧電トランス及びそれを用いた電源装置 - Google Patents

圧電トランス及びそれを用いた電源装置

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JP2002142453A
JP2002142453A JP2000334754A JP2000334754A JP2002142453A JP 2002142453 A JP2002142453 A JP 2002142453A JP 2000334754 A JP2000334754 A JP 2000334754A JP 2000334754 A JP2000334754 A JP 2000334754A JP 2002142453 A JP2002142453 A JP 2002142453A
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piezoelectric transformer
power supply
transformer
piezoelectric
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Takashi Katsuno
超史 勝野
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Tokin Corp
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Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電トランスにおいて、電磁式トランスと同
じように、トランス自体から制御電源を供給する方法を
提供すること。 【解決手段】 同一の圧電トランス内に、入力側、出力
側のそれぞれと電気的に絶縁した状態で、制御電源用の
第2の出力部を設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、昇圧用もしくは降
圧用の、圧電セラミックを用いた圧電トランス及びそれ
を用いた電源装置に関わるものである。
【0002】
【従来の技術】携帯テレビやノート型パーソナルコンピ
ュータを始めとする各種携帯電子機器の普及に伴い、電
磁式トランスに替わり、機械振動のエネルギーを変換す
る媒体である圧電トランスが検討され、実用化されてい
る。
【0003】圧電トランスは、振動部に入力電圧を印加
することにより機械的振動を発生させ、この機械的振動
を発電部において電圧に変換して出力するという構成を
有し、電磁誘導トランスに比較して、巻線が不要である
ため小型化、薄型化が可能であり、しかも高効率で電磁
ノイズを発生しないという特長を有する。
【0004】そして、圧電インバータは、その一つの例
であるが、入力が直流電源であるため、インバータ制御
電源の確保は容易である。一方、商用電源を用いるAC
−DCコンバータの場合、制御電源の確保に工夫が必要
となってくる。即ち、商用入力に用いる場合、一次−二
次間は高耐圧の絶縁を要求されることから、機器側に電
力を供給する二次側から電源をとることができない。
【0005】図7は、電磁式トランスを用いた、従来の
一般的な電源における回路のブロック図を示したもので
ある。ここで用いられている電磁式トランス703で
は、一次巻線に補助巻線を施し、二次側と絶縁された状
態で制御用電源を確保している。
【0006】また、出力電圧制御のためにはフォトカプ
ラ709などを用い、やはり一次側との絶縁を確保する
形でフィードバック系を形成している。同様の規制が圧
電トランスの場合にも当然要求されることから、圧電ト
ランスの場合にも同様な工夫が必要である。
【0007】図8は、圧電トランス803を用いた圧電
コンバータにおける、制御電源確保の一例を示したもの
である。圧電トランスは、トランス自体の機械共振を用
いたデバイスであり、一つの圧電トランスの中に複数の
固有共振モードを備えている。
【0008】このため、無数の高調波成分を持つ矩形波
を入力すると、主共振以外の共振モードまで駆動され、
大きな効率低下をきたす。この対策として、まず圧電ト
ランス自体の入力制動容量809と直列に、共振用イン
ダクタンス810を配置し、これよる電流、電圧共振に
よって印加される電圧及び電流を正弦波に近づける必要
がある。
【0009】また、この例においては、共振用インダク
タンス810に巻線を施し、一種のトランスとして用い
るものである。この二次側と機器、負荷側とは圧電トラ
ンス803を介して完全に絶縁されている。しかし、こ
の場合、共振用インダクタンス810の二次巻線での損
失、及びこれが存在することにより、制御系全体へ影響
が生じるという問題があった。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】従って、本発明の課題
は、圧電トランスにおいても、一般的な電磁式トランス
のように、トランス自体から制御電源を供給する方法を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題の解
決のため、主となる負荷への電力供給部と完全に絶縁さ
れた、第二の出力部を、同一の圧電トランス内に構成す
ることを検討した結果なされたものである。
【0012】即ち、本発明は、圧電セラミックの共振を
利用した圧電トランスにおいて、電源制御系への電力供
給用の発電部が、電力取出し用の出力部とは電気的に絶
縁されて形成されてなることを特徴とする圧電トランス
である。
【0013】また、本発明は、前記の圧電トランスを用
いたことを特徴とする電源装置である。
【0014】
【作用】本発明の圧電トランスにおける、電源制御系へ
の電力供給用の発電部は、主たる負荷への電力供給部と
絶縁されていれば、入力部の一部、出力部の一部のいず
れに構成するかについては、特に制限がない。本発明の
圧電トランスを電源に用いることにより、トランス自体
から制御電源への電力供給が可能となり、共振インダク
タンスなどから二次巻線を引き出して、全体の制御系へ
の影響を与えることなく動作させることが可能となる。
【0015】
【実施例】次に、本発明の具体的な実施例を、図を参照
して説明する。
【0016】図6は、本発明の圧電トランスを用いた圧
電コンバータ電源のブロック図であり、以下に、ここで
用いられる圧電トランスの個々の具体例を示す。
【0017】(実施例1)図1は、本発明の第1の実施
例の圧電トランスを示す図で、図1(a)は、斜視図、
図1(b)は、断面図である。また、図2は、この圧電
トランスの内部電極の構成を示す図である。これは、降
圧用圧電トランスとして実用化が期待されている、正方
形の輪郭拡がり共振モードを用いた圧電トランスであ
る。
【0018】この圧電トランスは、外形寸法が、20m
m×20mm×4mmであり、高Qm圧電セラミック材
料を用いて作製されている。内部には、図2に示したよ
うに、円形の内部電極が形成されており、入力部21に
は、21aと21bの2種類、出力部22には、22a
と22bの2種類、合計4種類の内部電極の引き出し部
が、四角柱の別の側面に、それぞれ露出し、21aが図
1における電極端子11aに、21bが対向面の電極端
子11b(図示せず)に接続され、22aが図1におけ
る電極端子12aに、22bが電極端子12b(図示せ
ず)に接続される。
【0019】そして、対向する内部電極間は、それぞれ
逆向きに分極されている。入出力間が非絶縁の場合は、
接地電極を共通にして、電極端子が3種類の構造もある
が、通常、圧電トランスの電極端子は、前記の4種類で
ある。
【0020】本発明の圧電トランスにおいては、前記4
種類の電極端子の他に、制御電源供給用に23aの内部
電極の引き出し部を持ち、入力電極引き出し部21aを
入力部21との共通接地電極としながら、制御用電源供
給部23を構成している。制御電源供給部23の電極の
取り出しは、図1におけるコーナー部において、外部電
極13に接続することでなされる。
【0021】図3は、本実施例の制御電源供給部回路の
概略を示す。この図に示されるように、内部電極引き出
し部23aと21aからの出力は、ブリッジダイオード
にまず接続され、その後、平滑回路、3端子レギュレー
タ32によって、制御IC31に必要な直流12Vに調
整される。
【0022】(実施例2)図4は、本発明の第2の実施
例の圧電トランス40を示す図で、図4(a)は斜視
図、図4(b)は断面図である。また、図4(c)は、
この圧電トランスの内部電極の構成を示す図である。こ
の圧電トランス40は、圧電横効果を用いた長さ振動モ
ードであり、長さ方向に一次ないしは二次共振するもの
である。
【0023】入力部41には、41aと41bの2種
類、出力部43には、43aと43bの2種類、合計4
種類の内部電極の取り出し部が圧電トランス40の側面
に露出し、それぞれ図4(a)における電極端子41
c、対向面の41d(図示せず)、43c、対向面の4
3d(図示せず)に接続される構造となっている。ま
た、対向する内部電極間は、それぞれ逆向きに分極され
ている。
【0024】そして、本実施例の圧電トランスにおいて
は、前記4種類の電極のいずれからも絶縁された状態
で、制御電源供給部42において、42aと42bの内
部電極を持つ。これらの端子への取り出しは、側面にお
ける電極端子42cと対向面の42d(図示せず)に接
続されてなされる構造となっている。
【0025】(実施例3)図5は、本発明の第3の実施
例の圧電トランス50を示す図で、図5(a)は斜視
図、図5(b)は断面図である。この圧電トランス50
は、圧電縦効果を用いたものであるが、入力部に制御電
源供給部を備えるものである。
【0026】入力部51には、51aと51bの2種
類、出力部53には、53aと53bの2種類、合計4
種類の電極が圧電トランス50の側面に露出し、それぞ
れ図5(a)における電極端子51c、対向面の51d
(図示せず)、53c、対向面の53d(図示せず)に
接続される構造となっている。また、対向する内部電極
間は、それぞれ逆向きに分極されている。
【0027】そして、本実施例の圧電トランスにおいて
は、前記4種類の電極のいずれからも絶縁された状態
で、制御電源供給部52において、52aと52bの内
部電極を持つ。これらの端子への取り出しは、側面にお
ける電極端子52cと対向面の52d(図示せず)に接
続されてなされる構造となっている。
【0028】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明による圧
電トランスを電源として用いることにより、トランス自
体からの制御電源への電力供給が可能となる。これによ
り、共振インダクタンスなどからの二次巻線の引き出し
によって、全体の制御系に影響を与えることなく、装置
を動作させることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の圧電トランスの第1の実施例を示す
図、図1(a)は斜視図、図1(b)は図1(a)のA
Aにおける断面図。
【図2】本発明の圧電トランスの第1の実施例における
積層状態を示す図。
【図3】本発明の圧電トランスの第1の実施例における
制御電源供給部の回路を示す図。
【図4】本発明の圧電トランスの第2の実施例を示す
図、図4(a)は斜視図、図4(b)は断面図、図4
(c)は積層状態を示す図。
【図5】本発明の圧電トランスの第2の実施例を示す
図、図5(a)は斜視図、図5(b)は断面図。
【図6】本発明の圧電コンバータ電源のブロック図。
【図7】従来の電源における回路ブロック図。
【図8】従来の圧電コンバータ電源のブロック図。
【符号の説明】
10,40,50 圧電トランス 11a,12a,13,41c,42c 外部電極 43c,51c,52c,53c 外部電極 21a,21b,22a,22b,23a,41a
内部電極の引き出し部 41b,42a,42b,43a,43b,51a
内部電極の引き出し部 51b,52a52b,53a,53b 内部電極の
引き出し部 21,41,51 入力部 22,43,53 出力部 23,42,52 制御電源供給部 31 制御IC 32 3端子レギュレータ 601,701,801 入力フィルタ 602,702,802 入力整流平滑回路 603,703,803 トランス 604,704,804 出力整流平滑回路 605,705,805 駆動IC 606,706,806 制御IC 607,707,807 整流平滑回路 608,708,808 出力電圧検出回路 709 フォトカプラ 809 入力制動容量 810 共振用インダクタンス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電セラミックの共振を利用した圧電ト
    ランスにおいて、電源制御系への電力供給用の発電部
    が、電力取出し用の出力部とは電気的に絶縁されて形成
    されてなることを特徴とする圧電トランス。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の圧電トランスを用いた
    ことを特徴とする電源装置。
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