JP2002142234A - 視聴率又は聴取率を集計を可能にした受信装置とその集計方法及びその方法を記録した記録媒体、半導体装置 - Google Patents

視聴率又は聴取率を集計を可能にした受信装置とその集計方法及びその方法を記録した記録媒体、半導体装置

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JP2002142234A
JP2002142234A JP2000336691A JP2000336691A JP2002142234A JP 2002142234 A JP2002142234 A JP 2002142234A JP 2000336691 A JP2000336691 A JP 2000336691A JP 2000336691 A JP2000336691 A JP 2000336691A JP 2002142234 A JP2002142234 A JP 2002142234A
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Masamitsu Nakajima
雅光 中嶋
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 精度良い視聴率又は聴取率を集計を可能にし
た新規な受信装置とその集計方法を提供する。 【解決手段】 放送されるコンテンツ13と同期して送
られてくるコンテンツから、少なくともコンテンツが何
であるかを特定するコンテンツ情報14を分離して抽出
するコンテンツ情報の分離手段42と、受信中のコンテ
ンツ13に対応して、前記抽出したコンテンツ情報14
と、前記コンテンツ13を放送している放送局を特定す
る局情報15と、前記コンテンツ13を受信している時
刻を特定する時間情報16とを視聴率又は聴取率集計用
のデータ5として生成するデータ生成手段43と、前記
データ生成手段43が生成したデータ5を蓄積するデー
タ蓄積手段61とを少なくとも含むことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、視聴率又は聴取率
を集計を可能にした受信装置とその集計方法及びその方
法を記録した記録媒体、半導体装置、映像再生装置に係
わり、特に、精度良い視聴率又は聴取率を集計を可能に
した受信装置とその集計方法及びその方法を記録した記
録媒体、半導体装置、映像再生装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の視聴率の収集は、視聴率調査会社
から依頼された家庭に専用の視聴記録装置を設置し、視
聴した番組の情報を、電話回線(ネットワーク)を経由
して視聴率調査会社が集計し、統計的手法により推測視
聴率を計算していた。
【0003】しかし、この従来技術には、次のような問
題点があった。
【0004】第一の問題点としては、実際に視聴率調査
会社が取得できる情報は、専用視聴記録装置で把握でき
るチャンネル情報と視聴時刻又は視聴時間であり、番組
や放送宣伝を特定する為には視聴率調査会社において、
実際に放送された番組乃至放送宣伝と対比しなければな
らないという点である。
【0005】第二の問題点は、専用視聴記録装置が接続
された受像機のみでの視聴状況しか把握できない為、録
画再生機での記録再生による視聴に関しては、まったく
視聴情報を入手できないという点である。
【0006】第三の問題点は、実際の放送内容の構成変
更により、視聴率調査会社での番組又は放送宣伝の特定
に間違いが発生する可能性があるという点である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上記
した従来技術の欠点を改良し、特に、簡単な構成で、精
度良い視聴率又は聴取率を集計を可能にした新規な受信
装置とその集計方法及びその方法を記録した記録媒体、
半導体装置を提供するものである。
【0008】更に、本発明の他の目的は、ビデオプレー
ヤ等を用いたレンタルコンテンツの視聴率をも計測可能
にした新規な映像再生装置を提供するものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は上記した目的を
達成するため、基本的には、以下に記載されたような技
術構成を採用するものである。
【0010】即ち、本発明に係わる視聴率又は聴取率を
集計可能にした受信装置の第1態様は、放送の視聴率又
は聴取率を集計可能にした受信装置であって、前記放送
されるコンテンツと同期して送られてくるコンテンツか
ら、少なくともコンテンツが何であるかを特定するコン
テンツ情報を分離して抽出するコンテンツ情報の分離手
段と、受信中のコンテンツに対応して、前記抽出したコ
ンテンツ情報と、前記コンテンツを放送している放送局
を特定する局情報と、前記コンテンツを受信している時
刻を特定する時間情報とを視聴率又は聴取率集計用のデ
ータとして生成するデータ生成手段と、前記データ生成
手段が生成したデータを蓄積するデータ蓄積手段と、を
少なくとも含むことを特徴とするものであり、叉、第2
態様は、前記データ蓄積手段に蓄積されたデータを、予
め決められたタイミングで、インターネットを介してデ
ータの集計装置に送信するデータの送信手段が更に設け
られていることを特徴とするものであり、叉、第3態様
は、前記コンテンツは、テレビ放送局又はラジオ放送局
の何れかより送出されるコンテンツであることを特徴と
するものであり、叉、第4態様は、前記データ蓄積手段
は、磁気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導
体メモリ装置の何れかであることを特徴とするものであ
る。
【0011】叉、本発明に係わる視聴率又は聴取率の集
計方法の第1態様は、放送の視聴率又は聴取率の集計方
法であって、受信装置には、前記放送を受信する第1の
工程と、前記放送されるコンテンツと同期して送られて
くるコンテンツから、少なくともコンテンツが何である
かを特定するコンテンツ情報を分離して抽出する第2の
工程と、受信中のコンテンツに対応して、前記抽出した
コンテンツ情報と、前記コンテンツを放送している放送
局を特定する局情報と、前記コンテンツを受信している
時刻を特定する時間情報とを視聴率又は聴取率集計用の
データとして生成する第3の工程と、前記第3の工程で
生成したデータを、データ蓄積手段に蓄積する第4の工
程と、を少なくとも含むことを特徴とするものであり、
叉、第2態様は、前記蓄積されたデータを、予め決めら
れたタイミングで、インターネットを介してデータの集
計装置に送信する第5の工程が更に設けられていること
を特徴とするものであり、叉、第3態様は、前記コンテ
ンツは、テレビ放送局又はラジオ放送局の何れかより送
出されるコンテンツであることを特徴とするものであ
る。
【0012】叉、本発明に係わる視聴率又は聴取率の集
計方法を記録した記録媒体の第1態様は、受信装置で受
信した放送の視聴率又は聴取率の集計方法のコンピュー
タプログラムを記録した記録媒体であって、前記放送を
受信する第1の工程と、前記放送されるコンテンツと同
期して送られてくるコンテンツから、少なくともコンテ
ンツが何であるかを特定するコンテンツ情報を分離して
抽出する第2の工程と、受信中のコンテンツに対応し
て、前記抽出したコンテンツ情報と、前記コンテンツを
放送している放送局を特定する局情報と、前記コンテン
ツを受信している時刻を特定する時間情報とを視聴率又
は聴取率集計用のデータとして生成する第3の工程と、
前記第3の工程で生成したデータを、データ蓄積手段に
蓄積する第4の工程と、を少なくとも含むことを特徴と
するものであり、叉、第2態様は、前記蓄積されたデー
タを、予め決められたタイミングで、インターネットを
介してデータの集計装置に送信する第5の工程が更に設
けられていることを特徴とするものである。
【0013】叉、本発明に係わる視聴率又は聴取率の集
計方法を記録した半導体装置の第1態様は、受信装置で
受信した放送の視聴率又は聴取率の集計方法のコンピュ
ータプログラムを記録した半導体装置であって、前記放
送を受信する第1の工程と、前記放送されるコンテンツ
と同期して送られてくるコンテンツから、少なくともコ
ンテンツが何であるかを特定するコンテンツ情報を分離
して抽出する第2の工程と、受信中のコンテンツに対応
して、前記抽出したコンテンツ情報と、前記コンテンツ
を放送している放送局を特定する局情報と、前記コンテ
ンツを受信している時刻を特定する時間情報とを視聴率
又は聴取率集計用のデータとして生成する第3の工程
と、前記第3の工程で生成したデータを、データ蓄積手
段に蓄積する第4の工程と、を少なくとも含むことを特
徴とするものであり、叉、第2態様は、前記蓄積された
データを、予め決められたタイミングで、インターネッ
トを介してデータの集計装置に送信する第5の工程が更
に設けられていることを特徴とするものである。
【0014】叉、本発明に係わる映像再生装置の第1態
様は、放送の視聴率又は聴取率を集計を可能にした映像
再生装置であって、記録媒体に記録されたコンテンツを
再生するための再生手段と、記録媒体に記録されたコン
テンツと、このコンテンツを放送した放送局を特定する
局情報と、前記コンテンツを受信した時刻を特定する時
間情報とを再生する為のデータ再生手段と、を少なくと
も含むことを特徴とするものであり、叉、第2態様は、
前記データ再生手段で再生されたデータを、インターネ
ットを介してデータの集計装置に送信するデータの送信
手段が更に設けられていることを特徴とするものであ
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明は、データ放送で放送され
るデータに番組の情報を付加し、視聴した番組の視聴状
況を受信側で集計し、集計した情報をインターネット経
由で統計処理することにより、スポンサーへ正確な視聴
情報を提供することを可能にしたサービス形態を提供す
るものである。番組以外の放送広告単位で情報を付加す
ることにより、個々の放送広告に対しても視聴率を集計
することも可能となる。
【0016】更に、データ放送から抽出した番組情報を
含む所定の内容を映像と共に録画することにより、録画
再生装置により実時間で視聴していない場合の視聴情報
をも集計することを可能にした。これにより、従来の集
計方法と比べて、飛躍的に正確且つ迅速な視聴情報を集
計することができるようになった。
【0017】本発明は、図1に示すように、送出局1よ
り番組に付随する情報を放送電波2として送出する。こ
の時の番組に付随した情報としては、番組を特定する番
組情報の他に、当該番組の放送時間等の視聴状況を集計
でき得る情報をデータ放送として付加しなければならな
い。放送電波2は受信機3で受信される。
【0018】放送電波2を受けた受信機3では、映像部
分について映像受信機4により映像を実体化し表示を行
う。データ放送から入手した番組を特定する番組情報と
当該番組の放送時間とを少なくとも含む情報5が視聴集
計機6へ送られ、視聴集計機6で実際に映像を表示した
視聴情報を集計し、ネットワークを経由して視聴率集計
センタ8へ送る。視聴率集計センタ8では、送られてき
た視聴情報7を集計し、番組スポンサ10に対して番組
単位もしくは放送広告単位で集計した視聴率情報9を送
る。
【0019】又、本発明では、図2に示すように、送出
局1より番組に付随する情報を放送電波2として送出す
る。この時の番組に付随した情報には、番組放送時間等
の視聴状況を集計でき得る情報を付加しなければならな
い。放送電波2は、受信機3で受信される。放送電波2
を受けた受信機3では、受信した映像およびデータ放送
から入手した番組付帯情報5を録画再生機12に記録す
る。録画再生機5で再生された映像信号11は、映像受
信機4により映像を実体化し表示される。録画再生機1
2で再生された番組付帯情報5は、視聴集計機6へ送ら
れ、実際に映像を表示した視聴情報を集計し、ネットワ
ークを経由して視聴率集計センタ8へ送られる。視聴率
集計センタ8では、送られてきた視聴情報7を集計し、
番組スポンサ10に対して番組単位もしくは放送広告単
位で集計した視聴率情報9を送る。
【0020】このようにして、実際にユーザーが視聴し
た番組もしくは放送広告に対する視聴情報を集計するこ
とで、現在の統計推測上での視聴率ではなく、実際の視
聴率を採取することにより的確な視聴率ないし宣伝効果
を計測することが可能になる。
【0021】さらに、録画再生機により録画した番組を
後で視聴した場合でも、視聴情報がネットワークを経由
して視聴率集計センタ8へ送られるから、レンタルコン
テンツを視聴した場合でも、視聴情報を集計する事がで
き、その結果、高精度なデータの収集が可能になる。
【0022】
【実施例】以下に、本発明に係わる視聴率又は聴取率の
集計を可能にした受信装置とその集計方法及びその方法
を記録した記録媒体、半導体装置、映像再生装置の具体
例を図面を参照しながら詳細に説明する。
【0023】図1は、本発明に係わる視聴率又は聴取率
の集計を可能にした受信装置の具体例を示す図、図3
は、データの形態を示す図であって、これらの図には、
放送の視聴率又は聴取率を集計可能にした受信装置であ
って、前記放送されるコンテンツ13と同期して送られ
てくるコンテンツから、少なくともコンテンツが何であ
るかを特定するコンテンツ情報14を分離して抽出する
コンテンツ情報の分離手段42と、受信中のコンテンツ
13に対応して、前記抽出したコンテンツ情報14と、
前記コンテンツ13を放送している放送局を特定する局
情報15と、前記コンテンツ13を受信している時刻を
特定する時間情報16とを視聴率又は聴取率集計用のデ
ータ5として生成するデータ生成手段43と、前記デー
タ生成手段43が生成したデータ5を蓄積するデータ蓄
積手段61とを少なくとも含むことを特徴とする受信装
置が示されている。
【0024】又、前記データ蓄積手段61に蓄積された
データ5を、予め決められたタイミングで、インターネ
ットを介してデータの集計装置8に送信するデータの送
信手段62が更に設けられていることを特徴とする受信
装置が示されている。
【0025】尚、前記データ蓄積手段61としては、磁
気ディスク、光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモ
リ装置の何れでも、本発明の目的を達成することが出来
る。
【0026】以下に、本発明の具体例を更に詳細に説明
する。
【0027】本発明では、番組付帯情報を送出局1で付
加し、その番組の視聴率を番組スポンサ10へ提示する
ことができるサービス形態である。
【0028】図1を参照すると、本発明のデータ放送を
利用した視聴率集計システムは、送出局1と、受信機3
と、映像受信機4と、視聴集計機6と、視聴率集計セン
ンタ8と、番組スポンサ10とから構成されている。
【0029】送出局1では、放送する映像に番組付帯情
報を含むデータを放送に畳重させて放送電波2として送
出する。これにより実際に放送されている番組の映像と
番組付帯情報を含むデータ放送とが一対一で対応させる
ことが可能となる。
【0030】受信機3は、映像受信機4および視聴集計
機6から構成されている。
【0031】上記放送電波2を受信した受信機3は、映
像信号13とデータ放送とを受信し、データ放送から番
組情報14と放送時間を示す時間情報16とを抽出す
る。抽出された映像13は、映像受信機4により表示デ
バイス上に表示される。抽出された番組情報14と時間
情報16に、放送局情報(チャンネル番号等)15が付
加されて、視聴率の集計用のデータ5が生成され、この
データ5は、視聴集計機6に送られる。
【0032】視聴集計機6では、番組情報14と局情報
15と時間情報16とを一定期間蓄積した後、インター
ネット等のネットワークを経由して視聴率集計センタ8
へ送る。
【0033】そして、視聴集計センタ8により集められ
た視聴情報は、番組スポンサ単位に集計され、一定期間
もしくは番組スポンサ10からの要求により視聴率情報
9として提供される。
【0034】次に、図2を参照して、録画再生機12を
上記システムの受信機3に追加し、レンタルコンテンツ
の視聴を含めた視聴率の集計を可能にした集計方法の具
体例を説明する。
【0035】放送電波2を受信した受信機3は、映像信
号とデータ放送とを受信し、両者を録画再生機12を用
いて番組録画を行う。この際、番組情報14と、放送局
情報(チャンネル番号等)15と、時間情報16とから
なる視聴率の集計用のデータ5を録画再生機12内のメ
モリ装置又は録画媒体に記録する。再生の際には、録画
再生機12から出力される映像信号11は、映像受信機
4により表示デバイス上に表示される。一方、録画再生
機12から出力された番組情報14と、放送局情報(チ
ャンネル番号等)15と、時間情報16とからなる視聴
率の集計用のデータ5は、視聴集計機6に送られる。視
聴集計機6では、視聴率の集計用のデータ5を一定期間
蓄積した後、インターネット等のネットワークを経由し
て視聴率集計センタ8へ送り込む。この場合も、視聴集
計センタ8により集められた視聴情報は、番組スポンサ
単位に集計され、一定期間もしくは番組スポンサ10か
らの要求により視聴率情報9として提供される。
【0036】このように、送出局1で畳重された番組の
付帯情報は、受信機3内の視聴集計機6を経由して視聴
率集計センタ8で集計され、番組スポンサ10へ視聴率
情報として送られることになる。
【0037】図3に、映像信号と番組付帯情報の一例を
示した。
【0038】送出局1では、映像13に番組情報14と
時間情報16とを畳重させる。受信機3では、送出局1
より送出された放送電波2を受信し、映像13を分離し
て表示する。又、番組情報14と時間情報16とを抽出
すると共に、この抽出した番組情報14と時間情報16
とに局情報15(チャンネル情報)を付加し、聴取率集
計用のデータ5を生成する。視聴集計機6は、前記した
聴取率集計用のデータ5を蓄積し、視聴率集計センタ8
へ視聴情報7として発信する。
【0039】次に、フローチャートを参照して本発明の
動作について詳細に説明する。
【0040】図4は、送出局の動作を示すフローチャー
ト、図5は、受信装置の動作を示すフローチャート、図
6は、視聴率集計センタの動作を示すフローチャートで
ある。
【0041】送出局1は、番組に付帯する情報を作成し
(ステップA1)、番組の付帯情報を映像信号に畳重し
て(ステップA2)、放送番組として送出する(ステッ
プA3)。
【0042】受信機3は、送出局1から送信された放送
電波2を受信し(ステップB1)、映像信号とデータ放
送とを分離する(ステップB2)。分離された映像信号
は、映像受信機4によってテレビ映像として表示デバイ
ス上に表示される(ステップB3)。一方、データ放送
から番組情報14と放送時間を示す時間情報16とを分
離し(ステップB4)、分離した番組情報14と時間情
報16とに放送局情報(チャンネル番号等)15を付加
して、集計用データ5を生成し(ステップB5)、集計
用データ5を視聴集計機6に蓄積する(ステップB
6)。蓄積された集計用データ5を視聴率集計センタ8
へ送る段階かどうか判断し(ステップB7)、送るべき
時期である場合は、蓄積した集計用データ5を、ネット
ワークを経由して、視聴集計機6から視聴率集計センタ
8へ向け送信する(ステップB8)。送るべき時期かど
うかの判断は、月末等の所定の時刻や、視聴回数等予め
決められたデータに基づき行われる。視聴率集計センタ
8へのネットワークは、インターネット、電話回線等の
回線網を使用する。
【0043】視聴集計機6からの集計用データ7を集計
する視聴率集計サンタ8は、複数の視聴集計機6よりネ
ットワークを経由して送られてきた集計用データ7を収
集する(ステップC1)。番組スポンサ10より視聴率
情報の提供要求があるかどうか判断し(ステップC
2)、提供要求が存在しない場合は番組スポンサ10へ
視聴率情報を提供する段階かどうか判断する(ステップ
C3)。送るべき時期かどうかの判断は、月末等の所定
の時刻や、視聴回数等予め決められたデータに基づき行
われる。提供要求がある場合もしくは提供段階の場合
は、視聴情報から番組スポンサ10に該当する視聴率を
集計し(ステップC4)、集計結果を視聴率情報9とし
て番組スポンサ10へ発信する。データ発信の方法は、
ネットワーク、電話、文書等の情報媒体を利用できる。
【0044】これにより番組スポンサ10は、放送番組
に対しての正確な視聴率情報を入手することができる。
【0045】なお、本発明で用いる「コンテンツ」と
は、一般的に用いられる放送番組単位の他に、商品毎に
行われるそれぞれのコマーシャル放送、或いは会社、企
業単位で行われるそれぞれのコマーシャル放送を一つコ
ンテンツと定義し、番組情報14に基づき、一つの放送
単位、放送広告単位、即ち、一つコンテンツが適宜定め
られる。
【0046】前記した具体例では、テレビ放送の視聴率
集計を例として説明したが、ラジオ放送,衛星放送,レ
ンタルコンテンツ等のオンデマンド以外のコンテンツ乃
至インフラにおいて、コンテンツに付随して番組情報、
時間情報を送出することで、上記と同様の効果を得るこ
ともできる。
【0047】
【発明の効果】本発明は、上述のように構成したので、
以下のような効果を奏する。
【0048】第一の効果は、番組を送出する際に畳重し
た付帯情報を基に、実際の視聴状況を番組スポンサが入
手することができる為、宣伝費用を効率的に投入するこ
とができることにある。
【0049】第二の効果は、実際に放送されている番組
のみならず、録画再生装置により録画された番組の視聴
状況を視聴率統計に加えることができ、更に精度良い集
計結果を得ることが出来る。
【0050】第三の効果は、集計された視聴情報と番組
スポンサが要求した放送とが一致するかどうかを検証す
ることにより、放送宣伝が正しく行われたか検証するこ
とができることにある。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は、本発明の全体の構成を示す図、
(b)は、受信機の構成を示すブロック図である。
【図2】(a)は、本発明を録画再生機に適用した場合
の構成を示す図、(b)は、録画再生機の構成を示すブ
ロック図である。
【図3】本発明のデータ形態を示す図である。
【図4】本発明の送出局の処理動作を示すフローチャー
トである。
【図5】本発明の受信機での処理動作を示すフローチャ
ートである。
【図6】本発明の視聴率集計センタでの処理動作を示す
フローチャートである。
【符号の説明】
1 送出局および送出装置 2 放送電波 3 受信機 4 映像受信機 5 番組付帯情報 6 視聴集計機 7 視聴情報 8 視聴率集計センタ 9 視聴率情報 10 番組スポンサ 11 映像信号 12 録画再生機 13 映像 14 番組情報 15 局情報(放送チャンネル) 16 時間情報(番組放送時間帯) A1 番組付帯情報作成 A2 番組付帯情報畳重 A3 番組送信 B1 放送受信 B2 形態分離 B3 映像表示 B4 番組付帯情報分離 B5 局情報追加 B6 視聴情報蓄積 B7 送信判断 B8 視聴情報送信 C1 視聴情報収集 C2 提供要求 C3 提供時期 C4 視聴情報集計 C5 視聴情報送信
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04N 7/081 H04N 7/08 Z 7/173 630

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 放送の視聴率又は聴取率を集計可能にし
    た受信装置であって、 前記放送されるコンテンツと同期して送られてくるコン
    テンツから、少なくともコンテンツが何であるかを特定
    するコンテンツ情報を分離して抽出するコンテンツ情報
    の分離手段と、 受信中のコンテンツに対応して、前記抽出したコンテン
    ツ情報と、前記コンテンツを放送している放送局を特定
    する局情報と、前記コンテンツを受信している時刻を特
    定する時間情報とを視聴率又は聴取率集計用のデータと
    して生成するデータ生成手段と、 前記データ生成手段が生成したデータを蓄積するデータ
    蓄積手段と、 を少なくとも含むことを特徴とする受信装置。
  2. 【請求項2】 前記データ蓄積手段に蓄積されたデータ
    を、予め決められたタイミングで、インターネットを介
    してデータの集計装置に送信するデータの送信手段が更
    に設けられていることを特徴とする請求項1記載の受信
    装置。
  3. 【請求項3】 前記コンテンツは、テレビ放送局又はラ
    ジオ放送局の何れかより送出されるコンテンツであるこ
    とを特徴とする請求項1又は2に記載の受信装置。
  4. 【請求項4】 前記データ蓄積手段は、磁気ディスク、
    光ディスク、光磁気ディスク、半導体メモリ装置の何れ
    かであることを特徴とする請求項1乃至3のいずれかに
    記載の受信装置。
  5. 【請求項5】 放送の視聴率又は聴取率の集計方法であ
    って、受信装置には、 前記放送を受信する第1の工程と、 前記放送されるコンテンツと同期して送られてくるコン
    テンツから、少なくともコンテンツが何であるかを特定
    するコンテンツ情報を分離して抽出する第2の工程と、 受信中のコンテンツに対応して、前記抽出したコンテン
    ツ情報と、前記コンテンツを放送している放送局を特定
    する局情報と、前記コンテンツを受信している時刻を特
    定する時間情報とを視聴率又は聴取率集計用のデータと
    して生成する第3の工程と、 前記第3の工程で生成したデータを、データ蓄積手段に
    蓄積する第4の工程と、 を少なくとも含むことを特徴とする視聴率又は聴取率の
    集計方法。
  6. 【請求項6】 前記蓄積されたデータを、予め決められ
    たタイミングで、インターネットを介してデータの集計
    装置に送信する第5の工程が更に設けられていることを
    特徴とする請求項5記載の視聴率又は聴取率を集計方
    法。
  7. 【請求項7】 前記コンテンツは、テレビ放送局又はラ
    ジオ放送局の何れかより送出されるコンテンツであるこ
    とを特徴とする請求項5又は6に記載の視聴率又は聴取
    率の集計方法。
  8. 【請求項8】 受信装置で受信した放送の視聴率又は聴
    取率の集計方法のコンピュータプログラムを記録した記
    録媒体であって、 前記放送を受信する第1の工程と、 前記放送されるコンテンツと同期して送られてくるコン
    テンツから、少なくともコンテンツが何であるかを特定
    するコンテンツ情報を分離して抽出する第2の工程と、 受信中のコンテンツに対応して、前記抽出したコンテン
    ツ情報と、前記コンテンツを放送している放送局を特定
    する局情報と、前記コンテンツを受信している時刻を特
    定する時間情報とを視聴率又は聴取率集計用のデータと
    して生成する第3の工程と、 前記第3の工程で生成したデータを、データ蓄積手段に
    蓄積する第4の工程と、 を少なくとも含むことを特徴とする視聴率又は聴取率の
    集計方法を記録した記録媒体。
  9. 【請求項9】 前記蓄積されたデータを、予め決められ
    たタイミングで、インターネットを介してデータの集計
    装置に送信する第5の工程が更に設けられていることを
    特徴とする請求項8記載の視聴率又は聴取率の集計方法
    を記録した記録媒体。
  10. 【請求項10】 受信装置で受信した放送の視聴率又は
    聴取率の集計方法のコンピュータプログラムを記録した
    半導体装置であって、 前記放送を受信する第1の工程と、 前記放送されるコンテンツと同期して送られてくるコン
    テンツから、少なくともコンテンツが何であるかを特定
    するコンテンツ情報を分離して抽出する第2の工程と、 受信中のコンテンツに対応して、前記抽出したコンテン
    ツ情報と、前記コンテンツを放送している放送局を特定
    する局情報と、前記コンテンツを受信している時刻を特
    定する時間情報とを視聴率又は聴取率集計用のデータと
    して生成する第3の工程と、 前記第3の工程で生成したデータを、データ蓄積手段に
    蓄積する第4の工程と、 を少なくとも含むことを特徴とする視聴率又は聴取率の
    集計方法を記録した半導体装置。
  11. 【請求項11】 前記蓄積されたデータを、予め決めら
    れたタイミングで、インターネットを介してデータの集
    計装置に送信する第5の工程が更に設けられていること
    を特徴とする請求項10記載の視聴率又は聴取率の集計
    方法を記録した半導体装置。
  12. 【請求項12】 放送の視聴率又は聴取率を集計を可能
    にした映像再生装置であって、 記録媒体に記録されたコンテンツを再生するための再生
    手段と、 記録媒体に記録されたコンテンツと、このコンテンツを
    放送した放送局を特定する局情報と、前記コンテンツを
    受信した時刻を特定する時間情報とを再生する為のデー
    タ再生手段と、 を少なくとも含むことを特徴とする映像再生装置。
  13. 【請求項13】 前記データ再生手段で再生されたデー
    タを、インターネットを介してデータの集計装置に送信
    するデータの送信手段が更に設けられていることを特徴
    とする請求項12記載の映像再生装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007150382A (ja) * 2005-11-24 2007-06-14 Mercuro:Kk コンテンツ配信方法及びコンテンツ配信システム
JP2007148610A (ja) * 2005-11-25 2007-06-14 Kenwood Corp 情報収集装置、情報収集方法、情報収集システム及び情報収集プログラム
JP2010171606A (ja) * 2009-01-21 2010-08-05 Video Research:Kk 視聴データ処理システム、視聴データ処理装置及び方法及びプログラム
US7920164B2 (en) 2003-07-28 2011-04-05 Nec Corporation Viewing surveillance system for carrying out surveillance independent of a broadcasting form

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