JP2002141854A - アンテナ切り替え方式 - Google Patents

アンテナ切り替え方式

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JP2002141854A
JP2002141854A JP2000330732A JP2000330732A JP2002141854A JP 2002141854 A JP2002141854 A JP 2002141854A JP 2000330732 A JP2000330732 A JP 2000330732A JP 2000330732 A JP2000330732 A JP 2000330732A JP 2002141854 A JP2002141854 A JP 2002141854A
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JP
Japan
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antenna
sir
signal
sectors
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JP2000330732A
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Yoshitaka Kawanabe
吉孝 川鍋
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NEC Saitama Ltd
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NEC Saitama Ltd
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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D30/00Reducing energy consumption in communication networks
    • Y02D30/70Reducing energy consumption in communication networks in wireless communication networks

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  • Variable-Direction Aerials And Aerial Arrays (AREA)
  • Monitoring And Testing Of Transmission In General (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 指向性を制御できるアンテナを持つシステム
において、故障により運用が困難なセクタが生じた際、
他セクタの運用状況を把握し、運用に余裕のあるセクタ
が故障したセクタの運用を兼ねるシステムを提供する。 【解決手段】 本発明のアンテナ切り替え方式は、セル
ラー通信システムにおけるセクタ対応のアンテナシステ
ムを有する無線基地局装置において、システム運用中
に、1セクタの機能が故障と判断した際に、他運用セク
タの運用状態を受信信号によるSIR値(Signal/Inter
ferance signal)を用いて確認し、その結果運用数が少
ないと判断されたセクタのアンテナを制御する手段と、
運用数が少ないと判断されたセクタと故障したセクタの
両方へアンテナの指向性を持たせてシステム運用を補う
手段とを有することを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】セルラー通信システムにおけ
るセクタ対応のアンテナシステムを有する無線基地局装
置に関し、特にセクタ故障時のアンテナ切り替え方式に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、移動通信システムにおける無線中
継システムは、予備系を備えた冗長構成を用い、故障を
効率よく検出して予備系に切り替えることでシステムの
運用を妨げないシステムが用いられてきた。しかし冗長
構成を用いることで、装置の大型化、消費電力の増加、
高コスト化を招いていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】これらを解決する先行
技術として、特開平07−240710号公報に開示さ
れている無線中継システムは、移動通信システムにおけ
る閉空間内への無線中継方式に関し、伝送線路や対移動
局アンテナの障害を生じた場合であっても、移動通信サ
ービスを継続することのできる信頼性の高い無線中継シ
ステムの実現を目的としている。その構成は、 基地局
との間で電波を授受する無線中継装置を設けると共に、
閉空間内に複数のアンテナを設け、該複数のアンテナを
複数の群に分割し、各群ごとにこれに対応する伝送路を
設け前記無線中継装置が該伝送路を通じて各群に属する
アンテナに給電する如く成し、アンテナが、各アンテナ
のサービス領域の少なくとも一部が異なる群に属し隣接
するアンテナのサービス領域と重合するように配置して
いる。地下等の閉空間のサービス提供を目的とする発明
であり、特に、アンテナ故障時でも隣接セルで補えるよ
うアンテナの配置に特徴を有するものである。本願の目
的とするものではない。
【0004】また、特開平10−023498号公報に
開示されたPHSを利用したWLLシステムにおいて、
万能セルステーションやマスター間の相互補完のよう
に、予備を設け、その予備に切り替える際も、故障を判
断した際に予備に切り替えるものである。したがって、
予備を設ける構成を用いることで、装置の大型化、消費
電力の増加等の課題を持っており、本願の目的とするも
のではない。
【0005】また、特許第3014767号公報に開示
されたセルラー通信システムで冗長な無線有効範囲を提
供するための方法と装置は、故障の際、隣接セクタのア
ンテナがビーム幅を広げることで故障セクタを補うこと
を特徴としている。すなわち、セクターの一つが不動作
になった時,アンテナ制御ネットワークは,関連する一
つの切換可能なアンテナ要素の配置を切換ることによ
り,選択された一つの可変幅のアンテナビームのビーム
幅を調整するよう動作する。しかし、その結果例えば、
3セクタ装置が2セクタ装置と同様の構成となることか
らシステム容量を減らしてしまうという欠点がある。
【0006】本発明のアンテナ切り替え方式は、予備を
持たず、また切り替える際には各セクタの運用状況を把
握した上で切り替えており、自由度の高いシステムを提
供している。また、本発明では、運用状況を把握してい
るため、故障していない他セクタの運用状況が例えば、
セクタ1:10%、セクタ2:70%となっているのであれば、
セクタ1の90%を故障したセクタへ、セクタ2の30%を故障
したセクタへと負荷分散することで単純にシステム容量
を減らしてしまうことを防いでいる。
【0007】本発明の目的は、指向性を制御できるアン
テナを持つシステムにおいて、故障により運用が困難な
セクタが生じた際、他セクタの運用状況を把握し、運用
に余裕のあるセクタが故障したセクタの運用を兼ねるシ
ステムを提供することである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明のアンテナ切り替
え方式は、セルラー通信システムにおけるセクタ対応の
アンテナシステムを有する無線基地局装置において、シ
ステム運用中に、1セクタの機能が故障と判断した際
に、他運用セクタの運用状態を受信信号によるSIR値
(Signal/Interferance signal)を用いて確認し、その
結果運用数が少ないと判断されたセクタのアンテナを制
御する手段と、運用数が少ないと判断されたセクタと故
障したセクタの両方へアンテナの指向性を持たせてシス
テム運用を補う手段とを有することを特徴とする。
【0009】また、アンテナを制御する手段は、セクタ
毎に測定したSIR値を比較し、SIR値として余裕が
あり、容量の少ないセクタを順位付けにてセクタの切り
替えが行われるよう判断し、アンテナの指向性を制御す
ることを特徴とする。
【0010】また、アンテナを制御する手段は、アンテ
ナから送受信機までの故障を検出する故障検出部と、セ
クタ毎のSIR値を測定するSIR測定部と、測定され
たSIR値をセクタ毎に比較し、SIR値として余裕の
ある、容量の少ないセクタを順位付けるSIR比較部
と、故障検出部により故障を検出した際に、SIR比較
部で行う順位付けによりセクタの切り替えを行うよう判
断する切替判断部と、切替判断部の出力により送受信信
号のベースバンド処理を行うベースバンド信号部と、受
信移相器と送信移相器を制御する移相器制御部とを有す
る。
【0011】また、システム運用を補う手段は、運用数
が少ないと判断されたセクタと故障したセクタの両方へ
アンテナの指向性を持たせて2セクタ分運用することで
システム運用を補うことを特徴とする。
【0012】さらに、システム運用を補う手段は、故障
により運用が困難なセクタが生じた際、他セクタの運用
状況を把握し、運用に余裕のあるセクタが故障したセク
タの運用を兼ねることを特徴とする。
【0013】またさらに、システム運用を補う手段は、
自セクタは故障しても他セクタにより運用を補なうこと
を特徴とする。
【0014】さらに、システム運用を補う手段は、冗長
構成を採ることなく、他セクタの運用を補なうことを特
徴とする。
【0015】本発明は、指向性を制御できるアンテナシ
ステムを有する無線基地局装置において、運用中1セク
タの機能が故障と判断した際に、他運用セクタの運用状
態を受信信号によるSIR値を用いて確認し、運用数が
少ないと判断されたセクタのアンテナを制御し、自セク
タ及び故障したセクタの両方へアンテナの指向性を持た
せ2セクタ分運用することで、冗長構成を有していなく
ても運用を補うことができ、また装置の小型化、低消費
電流化、低コスト化に寄与するアンテナ切り替え方式を
提供する。
【0016】図1は本発明の装置構成を示すブロック図
である。nセクタの構成の無線基地局装置1は、各セク
タ毎にアンテナ2−1〜2−n、送受共用器3−1〜3
−n、受信増幅器4−1〜4−n、送信増幅器5−1〜
5−n、送受信機6−1〜6−nを有し、全セクタ共通
で切替制御部7を有している。切替制御部7はベースバ
ンド処理機能により生成されるベースバンド信号で任意
の送受信機6−1〜6−nと送信信号、受信信号の受け
渡しを行う。
【0017】図2は本発明の送受信機の構成を示すブロ
ック図である。受信機10−nによりデジタル信号に変
換され、逆拡散部11−nにおいて逆拡散を行うことで
受信信号と干渉信号とに分離される。この受信信号は受
信移相器12−nに入力され、SIR測定部13−nに
て測定されるSIR値が最大になるよう位相及び振幅を
制御することが可能となる。同様に送信側は送信移相器
14−nにより移動局に受信されるSIR値が最大にな
るよう位相及び振幅を制御することが可能である。
【0018】図3は本発明の切替制御部の構成を示すブ
ロック図である。SIR比較部21において、セクタ毎
のSIR値を比較し順位付けする。故障検出部20によ
り故障を検出した際、順位付けにてセクタの切り替えが
行われるよう切替判断部22により判断し、ベースバン
ド信号部23にてセクタの切り替えを行うことが可能で
ある。
【0019】
【発明の実施の形態】次に本発明の実施例の構成につい
て、図面を参照して、説明する。図1は本発明の装置構
成を示すブロック図、図2は図1の送受信機の構成を示
すブロック図、図3は図1の切替制御部の構成を示すブ
ロック図、図4は図1の切替状態を示すブロック図、図
5は本発明の別な切替方法を示すブロック図である。
【0020】図1を参照すると、nセクタの構成を有す
る無線基地局装置1には、指向性の制御が可能なアンテ
ナ2−1〜2−nと、送信周波数と受信周波数を分離し
てフィルタを行う送受共用器3−1〜3−nと、低雑音
にて受信信号を増幅させる受信増幅器4−1〜4−n
と、送信信号の歪みを抑制して信号を増幅させる送信増
幅器5−1〜5−nと、送信信号のSIR値が最大とな
るよう位相及び振幅を制御し送信周波数へのアップコン
バートを行い、また受信信号のダウンコンバート後にS
IRを検出し、そのSIR値が最大となるよう位相及び
振幅の制御を行う機能を有する送受信機6−1〜6−n
と、受信信号のSIR検出値を基に運用中の容量の少な
いセクタを判断して、あるセクタが故障して運用が不可
能となった際、故障しているセクタへとアンテナの指向
性を制御する機能有し、さらにベースバンド信号を故障
したセクタの送受信機から、容量の少ないセクタの送受
信機へと切り替える切替制御部7とを有している。
【0021】図2を参照して、一例としてセクタnを受
け持つ送受信機6−nの構成を説明する。送受信機6−
nは、受信信号をダウンコンバートしデジタル信号に変
換する受信機10−nと、デジタル信号に逆拡散を施し
希望の受信信号を生成する逆拡散部11−nと、制御信
号により受信信号の位相及び振幅を変動させることでア
ンテナの指向性を制御させる受信移相器12−nと、受
信信号のSIR値を測定するSIR測定部13−nと、
送信信号を指示された位相及び振幅に制御させる送信移
相器14−nと、送信信号に拡散を施す拡散部15−n
と、拡散された送信信号をアナログ変換して送信周波数
にアップコンバートを行う送信機16−nとを有してい
る。
【0022】図3を参照して、切替制御部7の動作を説
明する。切替制御部7は、アンテナから送受信機までの
故障を検出する故障検出部20と、SIR測定部13−
1〜13−nにて測定したSIR値をセクタ毎に比較を
行いSIR値として余裕のある、容量の少ないと判断さ
れるセクタを順位付けするSIR比較部21と、故障検
出部20にて故障を検出した際に、SIR比較部21で
行う順位付けにてセクタの切り替えが行われるよう判断
する切替判断部22と、送受信信号のベースバンド処理
を行うベースバンド信号部23と、受信移相器12−1
〜12−nと、送信移相器14−1〜14−nを制御す
る移相器制御部24−1〜24−nとを有している。
【0023】次に、本実施例の動作について説明する。
【0024】指向性を制御できるアンテナシステムを有
する無線基地局装置として、複数の無指向性アンテナを
セクタ分有し、その出力を電気的に合成して指向性アン
テナを作るアダプティブアレイアンテナシステムとスペ
クトラム拡散通信システムとを組み合わせた無線基地局
装置を一例に説明する図1を参照すると、nセクタ構成
の無線基地局装置1は、各セクタ毎にアンテナ2−1〜
2−nと、送受共用器3−1〜3−nと、受信増幅器4
−1〜4−nと、送信増幅器5−1〜5−nと、送受信
機6−1〜6−nとを有している。運用時は、セクタn
のエリアにいる移動局の場合、移動局から送信される信
号を、アンテナ間λ/4(λは使用周波数の波長)以上
の間隔で設置しているアンテナ2−nで受信し、送受共
用器3−nにて受信信号のみを取り出し、低雑音特性を
持つ受信増幅器4−nで増幅され、送受信機6−1でベ
ースバンド処理するためのダウンコンバートと、デジタ
ル変換を行い、ベースバンド処理機能を有する切替制御
部7に入力される。また切替制御部7で生成される送信
信号が送受信機6−nにてアナログ変換され、送信周波
数へアップコンバートを行う。この信号を送信増幅器5
−nにてそのシステムでの送信出力に増幅され、送受共
用器3−nにて送信信号のみを取り出し、アンテナ2−
nから移動局へ送信される。切替制御部7は、ベースバ
ンド処理機能により生成されるベースバンド信号で任意
の送受信機6−1〜6−nと送信信号、受信信号の受け
渡しを行う。
【0025】図2を用いて、送受信機6−nの動作の説
明を行う。まず、受信側の説明を行う。受信増幅器5−
nから入力された受信信号は、受信機10−nにおいて
不要輻射の抑圧と、ダウンコンバートを行い、A/D変
換器にてデジタル信号に変換される。この信号を逆拡散
器11−nにおいて逆拡散を行うことで受信信号(Sign
al)と干渉信号(Interferance signal)とに分離され
る。この受信信号は受信移相器12−nに入力される。
受信移相器12−nの制御方法として幾多の提案がなさ
れているが、本発明においては一例としてMSN(Maxi
mum Signal toNoise Ratio)方式において説明を行う
と、後工程であるSIR測定部13−nにて測定される
SIR値が最大になるよう位相及び振幅が制御される。
このSIR値及び受信信号が切替制御部7へ渡される。
【0026】つづいて送信側の説明を行う。切替制御部
7のベースバンド処理にて生成される送信信号は、送信
移相器14−nにより移動局に受信されるSIR値が最
大になるよう位相及び振幅が制御され、拡散部15−n
にてスペクトラム拡散が行われる。そして送信機16−
nにてD/A変換器を用いアナログ信号に変換され、ア
ップコンバートを行い送信周波数へと変換される。ここ
で補足すると、移動局に受信されるSIR値の制御方法
は、移動局側でも同様に受信信号のSIR値を測定して
いるため、そのSIR値を情報として上り信号(移動局
から無線基地局装置へと送信される信号)に含ませるこ
とで移動局に受信されているSIR値を無線基地局装置
が認識することとなる。この報告値(移動局に受信され
ているSIR値)が最大となるよう送信移相器14−1
〜nを制御している。
【0027】次に図3を用いて、切替制御部7の動作を
説明する。SIR測定部13−1〜13−nにて各セク
タのSIR値が検出されるので、SIR比較部21にお
いて、セクタ毎のSIR値を比較し、どのセクタがSI
R値として余裕があるかを順位付けする。例えば3セク
タ構成の無線基地局装置の場合、 セクタ1:SIR値=3dB セクタ2:SIR値=9dB セクタ3:SIR値=6dB となるよう、そのセクタで受け持つ信号のSIR値を設
定して運用している場合、セクタ2、セクタ3、セクタ
1と順位付けを行う。通常運用時は、SIR測定部13
−1〜13−nからベースバンド信号部23へ受信信号
を渡し、ベースバンド処理を行う。また、ベースバンド
信号部23にて送信信号が生成され送信移相器14−1
〜14−nへと送信される。さらに受信信号に含まれて
いる、移動局で受信されるSIR値をもとに送信信号を
制御するため、及び設定されているSIR値となるよう
受信信号を制御するため、移相器制御部24−1〜24
−nに指示を出し、受信移相器12−1〜12−nと、
送信移相器14−1〜nを用いて位相及び振幅を制御す
る。
【0028】ここで本発明における故障した際の切替方
法を図1、図3を用いて説明する。一例としてセクタ1
の送信増幅器5−1が故障したものとする。故障検出方
法については、他発明にて幾多の提案がなされているた
め本発明では省略する。故障検出部20にて送信増幅器
5−1の故障を検出すると、その検出信号により切替判
断部22は、SIR比較部21で順位付けされている各
セクタのSIR値を確認する。この例ではセクタ2が1
番に順位付けされているため、セクタ2がセクタ1も受
け持つよう判断し、ベースバンド信号部23に命令す
る。この命令によりセクタ1の送受信機6−1で受け渡
しを行っていた送信信号と、受信信号は、セクタ2の送
受信機6−2で受け渡しを行うようにする。従って、図
4で示すように移動局30とセクタ1部31−1とで無
線接続を行っていた(a)の状態から、移動局30はセ
クタ2部31−2と無線接続を行うようになる(b)の
状態へと移行する。これにより送信増幅器5−1の故障
によりセクタ1から送信できず運用中止となるところ
が、セクタ2において、送信可能となり運用を続行する
ことが可能となる。
【0029】また先の例のように送信増幅器5−1のみ
の故障である場合、セクタ1の受信側は通常通り運用で
きる。従って図5を参照すると、移動局30とアンテナ
2−1で無線接続を行っていたが、送信増幅器5−1の
故障を検出した後ベースバンド信号が切り替わる。具体
的には移動局30からアンテナ2−1にて受信し、送受
共用器3−1で受信信号を分離し、受信増幅器4−1で
増幅され、送受信機6−1にてダウンコンバートが行わ
れ、切替制御部7にてベースバンド処理される。そして
送信信号は切替制御部7にて切り替えられるため、セク
タ2にある送受信機6−2においてアップコンバートを
行い、送信増幅器5−2で送信出力まで増幅され、アン
テナ2−2で移動局30に送信される。これにより無線
基地局装置1の送信側のみ切り替えを行ったことにな
る。
【0030】このように故障時でも他セクタが補うこと
で、例えば送信増幅器を1セクタに2台備えるような冗
長構成を用いる必要が無くなる。
【0031】
【発明の効果】第一の効果は、故障したセクタを他セク
タが補うことで、故障しても運用を妨げないことであ
る。
【0032】その理由は、全セクタの運用状態をSIR
値を用いて検出し、容量の少ないセクタが故障したセク
タへアンテナを制御することで運用を補うことが可能な
ためである。
【0033】第二の効果は、冗長構成を用いる必要がな
いため、装置の小型化、低消費電流化、低コスト化に寄
与することである。
【0034】その理由は、故障時でも他セクタが運用を
補うことで運用を妨げないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装置構成を示すブロック図である。
【図2】図1の送受信機の構成を示すブロック図であ
る。
【図3】図1の切替制御部の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の切替状態を示すブロック図である。
【図5】本発明の別な切替方法を示すブロック図であ
る。
【符号の説明】
1 無線基地局装置 2−1〜2−n アンテナ 3−1〜3−n 送受共用器 4−1〜4−n 受信増幅器 5−1〜5−n 送信増幅器 6−1〜6−n 送受信機 7 切替制御部 10−1〜10−n 受信機 11−1〜11−n 逆拡散部 12−1〜12−n 受信移相器 13−1〜13−n SIR測定部 14−1〜14−n 送信移相器 15−1〜15−n 拡散部 16−1〜16−n 送信機 20 故障検出部 21 SIR比較部 22 切替判断部 23 ベースバンド信号部 24−1〜24−n 移相器制御部 30 移動局 31−1 セクタ1部 31−2 セクタ2部
フロントページの続き Fターム(参考) 5J021 AA05 DB02 DB03 DB05 EA04 FA31 GA02 HA10 JA07 5K042 AA06 AA08 CA02 CA13 CA17 DA16 DA32 EA03 FA11 JA03 5K067 AA26 AA42 EE10 EE46 FF16 HH22 KK02

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 セルラー通信システムにおけるセクタ対
    応のアンテナシステムを有する無線基地局装置におい
    て、 システム運用中に、1セクタの機能が故障と判断した際
    に、他運用セクタの運用状態を受信信号によるSIR値
    を用いて確認し、その結果運用数が少ないと判断された
    セクタのアンテナを制御する手段と、 前記運用数が少ないと判断されたセクタと故障したセク
    タの両方へアンテナの指向性を持たせてシステム運用を
    補う手段とを有することを特徴とするアンテナ切り替え
    方式。
  2. 【請求項2】 前記アンテナを制御する手段が、 セクタ毎に測定したSIR値を比較し、SIR値として
    余裕があり、容量の少ないセクタを順位付けにてセクタ
    の切り替えが行われるよう判断し、アンテナの指向性を
    制御することを特徴とする請求項1記載のアンテナ切り
    替え方式。
  3. 【請求項3】 前記アンテナを制御する手段が、 アンテナから送受信機までの故障を検出する故障検出部
    と、 セクタ毎のSIR値を測定するSIR測定部と、前記測
    定されたSIR値をセクタ毎に比較し、SIR値として
    余裕のある、容量の少ないセクタを順位付けるSIR比
    較部と、 前記故障検出部により故障を検出した際に、前記SIR
    比較部で行う順位付けによりセクタの切り替えを行うよ
    う判断する切替判断部と、 前記切替判断部の出力により送受信信号のベースバンド
    処理を行うベースバンド信号部と、 受信移相器と送信移相器を制御する移相器制御部とを有
    する請求項1記載のアンテナ切り替え方式。。
  4. 【請求項4】 前記システム運用を補う手段が、 前記運用数が少ないと判断されたセクタと故障したセク
    タの両方へアンテナの指向性を持たせて2セクタ分運用
    することでシステム運用を補うことを特徴とする請求項
    1記載のアンテナ切り替え方式。
  5. 【請求項5】 前記システム運用を補う手段が、 故障により運用が困難なセクタが生じた際、他セクタの
    運用状況を把握し、運用に余裕のあるセクタが故障した
    セクタの運用を兼ねることを特徴とする請求項1記載の
    アンテナ切り替え方式。
  6. 【請求項6】 前記システム運用を補う手段が、 自セクタは故障しても他セクタにより運用を補なうこと
    を特徴とする請求項1記載のアンテナ切り替え方式。
  7. 【請求項7】 前記システム運用を補う手段が、 冗長構成を採ることなく、他セクタの運用を補なうこと
    を特徴とする請求項1記載のアンテナ切り替え方式。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB2446438A (en) * 2007-02-07 2008-08-13 Yamine Bado Radio base station sector reconfiguration
WO2009011640A2 (en) * 2007-07-19 2009-01-22 Telefonaktiebolaget L M Ericsson (Publ) Method and apparatus for reconfiguring a multi-sector base station
JP2014138239A (ja) * 2013-01-16 2014-07-28 Hitachi Kokusai Electric Inc Mimo送信装置

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