JP2002141833A - 移動通信端末 - Google Patents

移動通信端末

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JP2002141833A JP2000333585A JP2000333585A JP2002141833A JP 2002141833 A JP2002141833 A JP 2002141833A JP 2000333585 A JP2000333585 A JP 2000333585A JP 2000333585 A JP2000333585 A JP 2000333585A JP 2002141833 A JP2002141833 A JP 2002141833A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 有効なパスが分布している範囲について的確
にパスサーチし、安定して高い受信品質を得ることが可
能な移動通信端末を提供する。 【解決手段】 サーチャ部20は、受信信号の量子化結
果に、サーチ対象のセルに対応づけられた拡散コードを
種々のタイミングで乗算して逆拡散する。ピークサーチ
部30は、上記逆拡散の結果から受信電力レベルの大き
いm個のパスを検出してパスタイミング格納部40に記
録し、このうち、最大の受信電力レベルのパスをサーチ
窓位置情報生成部50が求める。そして、サーチ窓位置
情報生成部50は、この最大パスとそのほかに検出され
た残るパスとの逆拡散タイミングの差を、それぞれの受
信電力レベルの最大パスの受信電力レベルとの比で重み
付けし、平均化することによって、m個のマルチパス分
布の重心を求め、これをパスサーチ窓の中心位置として
サーチャ部20に設定するようにしたものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、通信網に接続可
能な基地局とCDMA方式により無線接続する移動通信
端末に関する。
【0002】
【従来の技術】周知のように、CDMA(Code Divisio
n Multiple Access)方式により無線通信を行う移動通
信端末は、通信に有効と思われるパス(以下、候補パス
と称する)を予め複数検出しておき、必要に応じて通信
に用いるパスを上記候補パスから選んだものに切り換え
るようにしている。
【0003】また、候補パスの検出、いわゆるパスサー
チは、受信信号を種々のタイミングで逆拡散し、この逆
拡散の結果のうち、受信電力レベルの大きいものから候
補パスとする。そして、上記逆拡散のタイミングは、候
補パスのうち、上記受信電力レベルが最大となるパスを
中心とした所定の範囲で行うようにしている。
【0004】しかしながら、例えば図5に示すように、
パスP1が最大受信電力レベルを有して、このパスP1
を中心として有効なパスが分布している状態において
は、サーチ範囲がA1となることより、最適なパスサー
チが行われることになるが、その後、移動などによりパ
スP1の伝送路が一時的に遮蔽されて、その受信電力レ
ベルが劣化し、図5に示した本来のパス分布の端にあっ
たパスP2の受信電力レベルが、図6に示すように一時
的に大きくなると、サーチ範囲がA1からA2へ大きく
変化してしまう。
【0005】このような場合には、本来のパス分布に適
さない範囲A2に対してをパスサーチを実施することに
なり、一時的に遮蔽された最も有効なパスP1が検出で
きなくなるなど、有効なパスを見逃す可能性が非常に高
かった。
【0006】また、平均的に高い受信電力レベルを有
し、なおかつ伝搬遅延の少ないパスが存在する状況にあ
っても、移動による瞬間変動や瞬間的なシャドーイング
により、伝搬遅延が大きくなおかつ平均的には受信電力
レベルが低いパスが、たまたま上記パスよりも大きい受
信電力レベルを有すると、この通信には不向きなパスを
選択してしまうことになる。
【0007】このように、一時的に受信電力が大きくな
るようなパスについて、RAKE合成を行おうとして
も、実際にRAKE合成を行うときには、すでに受信電
力レベルが低下して、パスダイバーシティ効果が得られ
ず、かえって受信品質が劣化するという問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の移動通信端末で
は、最も大きな受信電力レベルが得られるパスを中心と
してパスサーチを行うため、有効なパスが分布していな
い範囲をサーチしてしまい、受信品質が劣化するという
問題があった。
【0009】この発明は上記の問題を解決すべくなされ
たもので、有効なパスが分布している範囲について的確
にパスサーチし、安定して高い受信品質を得ることが可
能な移動通信端末を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、請求項1に係わる本発明は、通信網に接続可能な
複数の基地局とCDMA方式により無線接続可能な移動
通信端末において、基地局より受信した信号に、種々の
タイミングで拡散コードを乗算して逆拡散処理を施し、
各タイミングの逆拡散処理の結果の電力レベルを検出
し、これに基づいて受信に適したパスを受信するための
逆拡散のタイミングを検出するパス検出手段と、このパ
ス検出手段にて検出した電力レベル、およびそれに対応
する逆拡散のタイミングに基づいて、このタイミングの
分布の重心を求める重心検出手段と、この重心検出手段
にて検出した重心に基づいて、逆拡散処理における逆拡
散のタイミングの範囲をパス検出手段に設定するサーチ
窓位置設定手段とを具備して構成するようにした。
【0011】上記構成の移動通信端末では、受信に適し
た複数のパスの分布の重心を求め、この重心に基づく範
囲で、パス検出手段が受信に適したパスの探索を行うよ
うにしている。
【0012】したがって、上記構成の移動通信端末によ
れば、受信に適したパスの分布に変化が生じて、一時的
に最大の受信電力レベルを示すパスが生じても、このよ
うなパスに左右されることなく、マルチパス分布の全体
的な変動を追従し、有効なパスが分布している範囲につ
いて的確にパスサーチを行い、安定した高い受信品質を
得ることができる。
【0013】また、請求項4に係わる本発明は、基地局
より受信した信号に、拡散コードを乗算して逆拡散処理
を施す複数のフィンガと、この複数のフィンガの逆拡散
結果をRAKE合成するRAKE合成手段と、パス検出
にて検出した逆拡散のタイミングのうち、重心検出手段
にて求めた重心に対応するタイミングからの遅延量が少
ないタイミングを、優先的に複数のフィンガに逆拡散処
理のタイミングとして割り当てるタイミング割当手段と
を備えて構成するようにした。
【0014】上記構成の移動通信端末では、パスの消滅
確率と平均受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延量の対
数に比例することに着目し、伝搬遅延量の大きな逆拡散
タイミングのパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆拡散タ
イミングのパスを優先的にフィンガに割り当てるように
している。
【0015】したがって、上記構成の移動通信端末によ
れば、フィンガに割り当てた後に受信に適したパスとし
て存続する確率が低いパスを割り当ててしまうことを防
止して、十分なパスダイバーシチ効果を得ることができ
る。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の一実施形態について説明する。図1は、この発明の一
実施形態に係わる移動通信端末の構成を示すものであ
る。ここでは、特に受信系のパス選択に関わる構成につ
いてのみ示す。
【0017】この図に示すように、本実施形態の移動通
信端末は、A/D変換器10、サーチャ部20、ピーク
サーチ部30、パスタイミング格納部40、サーチ窓位
置情報生成部50、パス評価基準値計算部60、パス情
報設定部70、受信パス情報記憶部80、フィンガ部9
0、RAKE合成部100を備えている。
【0018】基地局から受信した無線周波の信号は、図
示しない無線部にて、周波数変換された後、拡散された
状態のI信号とQ信号に変換され、受信信号を入力とし
て、A/D変換器10に出力される。A/D変換器10
は、上記受信信号をディジタルに量子化し、この量子化
結果をサーチャ部20とフィンガ部90へ出力する。
【0019】サーチャ部20は、受信信号の量子化結果
に対して、サーチ対象のセル(あるいは基地局)に対応
づけられた拡散コードを種々のタイミングで乗算して、
逆拡散する。なお、この逆拡散のタイミングの範囲は、
後述するサーチ窓位置情報生成部50より通知されるメ
インパスタイミングを中心とした所定の範囲(数十チッ
プ)である。
【0020】また、ここで得られる逆拡散結果の受信電
力レベルは、各逆拡散タイミングにおける相関の高さを
示しており、それぞれ逆拡散のタイミングを示す情報と
併せて、ピークサーチ部30に出力される。
【0021】ピークサーチ部30は、サーチャ部20よ
り与えられる受信電力レベルのうち、大きい方からm個
を検出し、検出したm個の受信電力レベルを、その逆拡
散のタイミングを示す情報と併せて、それぞれ候補パス
情報としてパスタイミング格納部40に出力する。
【0022】パスタイミング格納部40は、m個の候補
パス情報を記憶するもので、その記憶内容は、ピークサ
ーチ部30から新たな候補パス情報が入力される度に、
それを記憶して更新する。
【0023】サーチ窓位置情報生成部50は、パスタイ
ミング格納部40に記憶されているm個の候補パス情報
と、前回求めたメインパスタイミングT_oldとに基
づいて、サーチ対象のセルのマルチパス分布に対応する
ような新しいメインパスタイミングT_newを求め
る。
【0024】このメインパスタイミングT_newは、
サーチャ部20とパス評価基準値計算部60に通知され
る。なお、今回求められたメインパスタイミングT_n
ewは、サーチ窓位置情報生成部50内にT_oldと
して一時的に記憶され、次回のメインパスタイミングT
_newを求める際に用いられる。
【0025】パス評価基準値計算部60は、パスタイミ
ング格納部40に保存されているm個の候補パス情報に
対応するパスと、後述するフィンガ部90にて受信して
いるn個の受信パスの中から、各パスの受信電力レベ
ル、各パスの逆拡散タイミングおよび上記メインパスタ
イミングT_newに基づいて、受信に適した上位n個
の異なるパスを選択パスとして検出し、このn個の選択
パスに対応する逆拡散タイミングをパス情報設定部70
に通知する。
【0026】パス情報設定部70は、後述する受信パス
情報記憶部80に記憶されている逆拡散タイミングを参
照し、パス評価基準値計算部60より通知されるn個の
選択パスのうち、フィンガ部90に割り当てられていな
いパスをフィンガ部90が受信するように、フィンガ部
90に選択パスの逆拡散タイミングを通知して受信パス
の割当を行い、その後、パス評価基準値計算部60より
通知されたn個の選択パスに対応する逆拡散タイミング
を受信パス情報記憶部80に記録する。
【0027】受信パス情報記憶部80は、上述したよう
に、パス情報設定部70によって、フィンガ部90にて
受信しているn個の受信パスの逆拡散タイミングが記録
される。
【0028】フィンガ部90は、n個のフィンガからな
るもので、それぞれパス情報設定部70より割り当てら
れる逆拡散タイミングで、受信信号の量子化結果を逆拡
散する。RAKE合成部100は、フィンガ部90にて
逆拡散された受信信号をRAKE合成し、この合成結果
を復調してシンボル情報を得る。
【0029】次に、上記構成の移動通信端末のパス選択
動作について説明する。図2は、そのフローチャート
で、この処理は、所定の周期で繰り返し実行される。ま
ず、ステップ2aでは、サーチ窓位置情報生成部50
が、パスタイミング格納部40からm個の候補パス情報
を取り出し、そのうち受信電力が大きいものからP1,
P2,…,Pmとし、それぞれ対応するパスタイミング
をT1,T2,…,Tmとし、下式(1)に従って、マ
ルチパス分布の中心位置Tを求める。
【0030】
【数1】
【0031】そして、サーチ窓位置情報生成部50は、
前回、サーチャ部20に対してメインパスタイミングと
して設定したT_oldと上記中心位置Tを比較し、T
_old<Tならば、新たなメインパスタイミングT_
newとしてT_old+4を設定し、あるいはT_o
ld>Tならば、新たなメインパスタイミングT_ne
wとしてT_old−4を設定し、あるいはT_old
=Tならば、新たなメインパスタイミングT_newと
してそのままT_oldを設定する。
【0032】このように新たなメインパスタイミングを
設定することにより、最大で1チップに相当する範囲で
サーチ窓の中心位置を修正する。
【0033】次に、ステップ2bでは、サーチ窓位置情
報生成部50が、ステップ2aで求めたメインパスタイ
ミングT_newをサーチャ部20に設定するととも
に、T_oldとして記憶する。
【0034】これにより、サーチャ部20は、メインパ
スタイミングT_newを中心とした所定の範囲をサー
チ窓として、A/D変換器10の量子化結果に対して、
サーチ対象のセルに対応づけられた拡散コードで逆拡散
し、この結果を逆拡散のタイミングを示す情報と併せ
て、ピークサーチ部30に出力する。
【0035】そして、ステップ2cでは、ピークサーチ
部30が、サーチャ部20より与えられる受信電力レベ
ルのうち、大きい方からm個を検出し、検出したm個の
受信電力レベルを、その逆拡散のタイミングを示す情報
と併せて、それぞれ候補パス情報としてパスタイミング
格納部40に出力する。これにより、パスタイミング格
納部40は、ピークサーチ部30から入力されるm個の
候補パス情報を更新して記憶する。
【0036】次に、ステップ2dでは、パス評価基準値
計算部60が、パスタイミング格納部40に保存されて
いるm個の候補パス情報に対応するパスと、後述するフ
ィンガ部90にて受信しているn個の受信パスについ
て、下式(2)にしたがってパス評価基準値を求める。
なお、Aは任意の定数である。
【0037】
【数2】
【0038】そして、次にステップ2eでは、パス評価
基準値計算部60が、ステップ2dで求めた各パスのパ
ス評価基準値を比較して、大きい方から上位n個の異な
るパスを、受信に適した選択パスとして検出し、このn
個のパスの逆拡散のタイミングを示す情報を、パス情報
設定部70に通知する。
【0039】次にステップ2fでは、パス情報設定部7
0が、受信パス情報記憶部80に記憶されている逆拡散
タイミングを参照し、ステップ2eにてパス評価基準値
計算部60より通知されたn個の選択パスのうち、フィ
ンガ部90に割り当てられていないパスをフィンガ部9
0が受信するように、フィンガ部90に選択パスの逆拡
散タイミングを通知して受信パスの割当を行う。
【0040】そして、この後、パス情報設定部70は、
ステップ2eにてパス評価基準値計算部60より通知さ
れたn個の選択パスに対応する逆拡散タイミングを受信
パス情報記憶部80に記録し、当該処理を終了する。
【0041】以上のように、上記構成の移動通信端末で
は、ピークサーチ部30がサーチャ部20のサーチ結果
から受信電力レベルの大きいm個のパスを検出してパス
タイミング格納部40に記録し、このうち、最大の受信
電力レベルを有するパス(以下、最大パスと称する)を
サーチ窓位置情報生成部50が求める。
【0042】そして、サーチ窓位置情報生成部50は、
この最大パスとそのほかに検出された残るパスとの逆拡
散タイミングの差を、それぞれの受信電力レベルの最大
パスの受信電力レベルとの比で重み付けし、これらを平
均化することによって、m個のマルチパス分布の重心を
求め、この重心がパスサーチを行う窓幅の中心位置とす
るように、サーチャ部20に設定するようにしている。
【0043】このように、上記構成の移動通信端末で
は、受信電力レベルの高いm個のマルチパス分布の重心
をパスサーチを行う窓幅の中心位置とするようにしてい
るので、図3に示すようなマルチパス分布から図4に示
すようなマルチパス分布に変化しても、一時的な最大パ
スの変化に左右されることなく、マルチパス分布の全体
的な変動を追従し、有効なパスが分布している範囲につ
いて的確にパスサーチを行い、安定した高い受信品質を
得ることができる。
【0044】また、上記構成の移動通信端末では、パス
の消滅確率と平均受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延
量の対数に比例することに着目し、伝搬遅延量の大きな
逆拡散タイミングのパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆
拡散タイミングのパスを優先的にフィンガ部90に割り
当てるようにするとともに、遅延波であっても受信電力
レベルが大きな有効パスは選択の優先度を上げるように
している。
【0045】このように、上記構成の移動通信端末で
は、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングのパスを優先
的にフィンガ部90に割り当てるようにしているので、
フィンガに割り当てた後に受信に適したパスとして存続
する確率が低いパスを割り当ててしまうことを防止でき
る。
【0046】また、平均的な伝搬特性に基づいているの
で、伝搬遅延量が多くても、平均より明らかに受信電力
レベルが高いパスについては、受信パスとして採用する
ので、パスダイバーシチ効果を得ることができる。
【0047】尚、この発明は上記実施の形態に限定され
るものではない。その他、この発明の要旨を逸脱しない
範囲で種々の変形を施しても同様に実施可能であること
はいうまでもない。
【0048】
【発明の効果】以上述べたように、この発明では、受信
に適した複数のパスの分布の重心を求め、この重心に基
づく範囲で、パス検出手段が受信に適したパスの探索を
行うようにしている。
【0049】したがって、この発明によれば、受信に適
したパスの分布に変化が生じて、一時的に最大の受信電
力レベルを示すパスが生じても、このようなパスに左右
されることなく、マルチパス分布の全体的な変動を追従
し、有効なパスが分布している範囲について的確にパス
サーチを行い、安定した高い受信品質を得ることが可能
な移動通信端末を提供できる。
【0050】またこの発明では、パスの消滅確率と平均
受信電力レベルの劣化量とが伝搬遅延量の対数に比例す
ることに着目し、伝搬遅延量の大きな逆拡散タイミング
のパスよりも、伝搬遅延量の小さな逆拡散タイミングの
パスを優先的にフィンガに割り当てるようにしている。
【0051】したがって、この発明によれば、フィンガ
に割り当てた後に受信に適したパスとして存続する確率
が低いパスを割り当ててしまうことを防止して、十分な
パスダイバーシチ効果を得ることが可能な移動通信端末
を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係わる移動通信端末の構成を示す回
路ブロック図。
【図2】図1に示した移動通信端末のパス選択動作を説
明するためのフローチャート。
【図3】図1に示した移動通信端末のマルチパス分布の
変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するため
の図。
【図4】図1に示した移動通信端末のマルチパス分布の
変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するため
の図。
【図5】従来の移動通信端末におけるマルチパス分布の
変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するため
の図。
【図6】従来の移動通信端末におけるマルチパス分布の
変化に対するパスサーチ窓の位置の変化を説明するため
の図。
【符号の説明】
10…A/D変換器 20…サーチャ部 30…ピークサーチ部 40…パスタイミング格納部 50…サーチ窓位置情報生成部 60…パス評価基準値計算部 70…パス情報設定部 80…受信パス情報記憶部 90…フィンガ部 100…合成部

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信網に接続可能な複数の基地局とCD
    MA(Code Division Multiple Access)方式により無
    線接続可能な移動通信端末において、 前記基地局より受信した信号に、種々のタイミングで拡
    散コードを乗算して逆拡散処理を施し、各タイミングの
    逆拡散処理の結果の電力レベルを検出し、これに基づい
    て受信に適したパスを受信するための逆拡散のタイミン
    グを検出するパ ス検出手段と、このパス検出手段にて検出した電力レベ
    ル、およびそれに対応する逆拡散のタイミングに基づい
    て、このタイミングの分布の重心を求める重心検出手段
    と、 この重心検出手段にて検出した重心に基づいて、前記逆
    拡散処理における逆拡散のタイミングの範囲を前記パス
    検出手段に設定するサーチ窓位置設定手段とを具備する
    ことを特徴とする移動通信端末。
  2. 【請求項2】 前記重心検出手段は、 前記パス検出手段にて検出した電力レベルを、大きいも
    のからP1,P2,…,Pnとし、これに対応する各逆
    拡散のタイミングをそれぞれT1,T2,…,Tnとし
    て、各タイミングのT1との差Tm−T1(m:2,
    …,n)に、それぞれ対応する電力レベルPmとP1と
    の比を乗算したものを加算して2で割り、この結果にT
    1を加えた値に基づいて、前記重心を求めることを特徴
    とする請求項1に記載の移動通信端末。
  3. 【請求項3】 前記重心検出手段は、 所定の周期で前記重心を求めるもので、前記値Tが前回
    求めた重心より大きい値の場合には、新たな重心として
    前回求めた重心に所定のチップ数だけ遅らせたタイミン
    グを重心とし、前記値Tが前回求めた重心より小さい値
    の場合には、新たな重心として前回求めた重心に所定の
    チップ数だけ進ませたタイミングを重心とし、前記値T
    が前回求めた重心と同じ値の場合には、新たな重心とし
    て前回求めた重心とすることを特徴とする請求項2に記
    載の移動通信端末。
  4. 【請求項4】 前記基地局より受信した信号に、拡散コ
    ードを乗算して逆拡散処理を施す複数のフィンガと、 この複数のフィンガの逆拡散結果をRAKE合成するR
    AKE合成手段と、 前記パス検出にて検出した逆拡散のタイミングのうち、
    前記重心検出手段にて求めた重心に対応するタイミング
    からの遅延量が少ないタイミングを、優先的に前記複数
    のフィンガに逆拡散処理のタイミングとして割り当てる
    タイミング割当手段とを備えることを特徴とする請求項
    1乃至請求項3のいずれかに記載の移動通信端末。
  5. 【請求項5】 前記タイミング割当手段は、前記パス検
    出にて検出した逆拡散のタイミングのうち、前記パス検
    出手段にて検出した対応する電力レベルの対数値LPか
    ら前記重心検出手段にて求めた重心に対応するタイミン
    グからの遅延量の対数値LTを引いた値(LP−LT)
    が小さいタイミングを、優先的に前記複数のフィンガに
    逆拡散処理のタイミングとして割り当てることを特徴と
    する請求項4に記載の移動通信端末。
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